JPH06142269A - スキーの製造方法 - Google Patents

スキーの製造方法

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JPH06142269A
JPH06142269A JP31652492A JP31652492A JPH06142269A JP H06142269 A JPH06142269 A JP H06142269A JP 31652492 A JP31652492 A JP 31652492A JP 31652492 A JP31652492 A JP 31652492A JP H06142269 A JPH06142269 A JP H06142269A
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ski
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flange
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shaped cross
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Kiyoshi Yokozawa
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NISHIZAWA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノコックタイプのスキーの製造方法におい
て、スキー上部とスキー下部との間でいわゆるオフセッ
トされたスキーを製造する場合の位置決めを容易とす
る。 【構成】 下型32に周辺部から上方に突設させる位置
決め部34を設ける。カバー11には、開口端部周囲に
フランジ部12を設け、フランジ部12には凹部13を
設ける。上型にも切欠部33を設ける。位置決め部34
と、各凹部13、33を一致させ、カバー11、芯材2
2、スキー下部21を固定させいわゆるモノコックタイ
プのスキーを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、スキーの製造方法
に係る。更に詳細には、いわゆるモノコックタイプのス
キーの製造方法に係る。
【0002】
【従来の技術】 いわゆるモノコックタイプのスキーお
よびそのスキーの製造方法としては、特開平1ー284
272「スキー板の製作方法およびこの方法によって作
られたスキー板」(従来例1)、特開平3ー21275
「スキーの製造方法及び該方法により製造されるスキ
ー」(従来例2)が知られている。
【0003】従来例1は、「特に上部表層を含むスキー
板の組立体を加熱下で成型処理し、前記表層は成型時に
加熱下で変形する熱変形可能な材料シートで構成され、
かつ、前記表層を形成する前記熱変形可能な材料のシー
トの軟化点はその変形温度より僅かに低いものであるス
キー板の製作方法において、前記上部表層を形成する熱
変形可能な材料シートは実質的に透明な第一のブラスチ
ック製材料からなる少なくとも1の外側層と、実質的に
不透明な第二のプラスチックコントラスト材料からなる
内側層とで構成され、前記内側層は前記外側層を通じて
外部から視認できる装飾模様を画定する着色剤を含み、
かつ、前記熱変形可能な材料のシートを形成する前記プ
ラスチック材料は、前記外側層を形成する前記第一の材
料の加熱下での融点と軟化点が前記内側層を形成する前
記第二の材料の融点と軟化点より低いものであるように
選択され、前記外側層を形成する前記第一の材料の融点
は成型温度よりも僅かに高いことを特徴とするスキー板
の製作方法。」についての開示がある。
【0004】従来例2には、「少なくとも、カバープラ
イを備えているスキーの上部を、前記カバープライにフ
ランジ状縁部が形成されるようにして金型内で成型する
工程と、スキーの下部の縁部が前記フランジ状縁部と整
合するようにして、スキーの下部をスキーの上部の上に
配置する工程と、前記スキーの上部と下部とを連結する
工程とを有していることを特徴とするスキーの製造方
法。」についての開示がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 従来例1は、モノコ
ックタイプのスキーの製造方法にかかるがいわゆるカバ
ープライを使用するスキーに係るものではない。
【0006】従来例2は、いわゆるカバープライを使用
するスキーの製造方法についての記載はある。しかしな
がら、従来例2では、スキーの製造工程において、「ス
キーの下部をスキーの上部の上に配置する工程と、前記
スキーの上部と下部とを連結する工程」を有するもので
ある。
【0007】そのため、スキーの上部と下部とを連結す
るのに、スキーの上部と下部との間に接着剤を付けて使
用する場合、接着剤がカバープライ側にまわって垂れ、
製品劣化を生ずる課題を有した。
【0008】更に、第11図にスキーの断面を図示する
ようにスキー上部aと、スキー底部bの側面が同一面か
らならずいわゆるオフセットを設けられているスキーに
カバープライを使用して製造すると、スキー上部とスキ
ー底部の位置決めが十分に行えない課題を有した。
【0009】
【課題を解決するための手段】 この発明は、
【0010】周辺部から上方に突設させる位置決め部を
設けられた下型上の、位置決め部より内側に平板状から
なるスキー底部を設置させる工程、スキー底部上に芯材
を積層する工程、スキー上部を構成する断面コ字型から
なるとともに開口端部周囲に設けられたフランジ部及び
フランジ部に設けられた凹部を有するカバーを、開口部
を下に向け芯材上からかぶせフランジ部の凹部に位置決
め部を一致させる工程、カバー上から断面コ字型からな
る上型をかぶせ、上型に設けられた切欠部と下型に設け
られた位置決め部を一致させスキー底部とカバーの開口
端部とを固定させる工程とからなることを特徴とするス
キーの製造方法、
【0011】および、
【0012】周辺部に切欠部を設けられた断面コ字型か
らなる上型内に、スキー上部を構成する断面コ字型から
なるとともに開口端部周囲に設けられたフランジ部およ
びフランジ部に設けられた凹部を有するカバーを、開口
部を上に向け、フランジ部に設けられた凹部と上型に設
けられた切欠部を一致させて収納する工程、カバー内底
部に芯材を収納する工程、下型上に平板状からなるスキ
ー底部を積層する工程、上型をカバー及び芯材ごと上下
逆転させてカバーのフランジ部に設けられた凹部および
上型に設けられた切欠部を、下型周辺部から上方に突設
させて設けられた位置決め部に一致させて下型のスキー
底部上に載置させスキー底部とカバーの開口端部とを固
定させる工程とからなることを特徴とするスキーの製造
方法、
【0013】を提供する。
【0014】
【作用】 スキー上部を構成する断面コ字型からなる
とともに開口端部周囲に設けられたフランジおよびフラ
ンジに部分的に設けられた凹部を有するカバーを形成す
る。ついで、カバーに設けられた凹部に対応する位置に
突設させる位置決め部を設けられた下型上に、平板状か
らなるスキー底部を設置させる。ついで、スキー底部上
に芯材を積層し、開口部を下に向けたカバーを芯材状か
らかぶせフランジの凹部に位置決め部を一致させる。つ
いで、カバー上から断面コ字型からなる上型をかぶせ、
上型に設けられた切欠部と下型に設けられた位置決め部
を一致させスキー底部とカバーの開口端部とを固定させ
る。すると、いわゆるモノコックタイプのスキーが得ら
れる。
【0015】または、
【0016】スキー上部を構成する断面コ字型からなる
とともに開口端部周囲に設けられたフランジおよびフラ
ンジに部分的に設けられた凹部を有するカバーを形成す
る。ついで、断面コ字型からなる上型内に開口部を上に
向けたカバーをフランジに設けられた凹部と上型に設け
られた切欠部を一致させて収納する。ついで、カバー内
底部に芯材を収納する。ついで、下型上に平板状からな
るスキー底部を積層する。ついで、上型をカバーおよび
芯材ごと上下逆転させてカバーのフランジに設けられた
凹部および上型に設けられた切欠部を、カバーに設けら
れた凹部に対応する位置に下型から突設させて設けられ
た位置決め部に一致させて下型のスキー底部上に載置さ
せスキー底部とカバーの開口端部とを固定させる。する
と、いわゆるモノコックタイプのスキーが得られる。
【0017】
【実施例】 この発明の実施例をあらわす図面に従っ
て、以下説明する。図1に斜視図を、図2に正面断面図
を図示される11は、カバーである。カバー11は、ス
キーの全長の長さからなり、ABS樹脂その他の、熱可
塑性樹脂を真空成型あるいはその他の方法で、全長にわ
たって断面コ字型となるように得る。
【0018】カバー11の開口端部周囲には、フランジ
部12が形成される。フランジ部12には、部分的にこ
の実施例においては先端、中間部及び後部の両側にそれ
ぞれ3カ所の開口部側からみた凹部13を形成する。
【0019】21はスキー底部である。スキー底部21
は、スキー底面形状からなるスチールエッジで縁取りさ
れたポリエチレン製の板状体、あるいはその上にグラス
ファイバーを1層、あるいは2層積層された板状体で製
造する。
【0020】22は、芯材である。芯材22は、木材、
あるいは発泡ウレタン、あるいは木材と発泡ウレタンの
積層体をカバー11内面とぴったり一致した形状に切断
して得る。又はFRPのプリプレグの厚さの隙間をあけ
た芯材にプリプレグを巻きあるいはおおった芯材の積層
体をカバー11内面とぴったり一致した形状に切断して
得る。
【0021】図3、図4にそれぞれ開口側平面図を図示
する31は上型、32は下型である。上型31は、断面
コ字型からなり、カバー11を上型31内に収納させた
とき、カバー11のフランジ12に設けられた凹部13
に対応する位置に、平面視楔状の上型側の切欠部33を
設ける。下型32も断面コ字型からなり、カバー11を
上型31内に収納させたとき、カバー11のフランジ1
2に設けられた凹部13に対応する位置に、三角錘状の
位置決め部34を設ける。位置決め部34は、ピンから
なってもよい。
【0022】次に、第1実施例の製造方法について説明
する。第1実施例では、図5に図示されるように、まず
下型32上の位置決め部34間の凹部35内に、平板状
からエッジ滑走面をとりつけられたスキー底部21を設
置する。ついで、スキー底部21上に接着剤を含浸され
たガラスファイバー23をプリプレングあるいは生樹脂
状で巻き付けられた、図8に図示される芯材22を積層
し、接着剤で両者を固定する。芯材22、スキー底部2
1のカバー11との接合部に接着剤を塗布する。
【0023】ついで、図6に図示されるように開口部を
下に向けたカバー11を、カバー11のフランジ部12
に設けられた凹部13を、下型32から上方に突設させ
て設けられた位置決め部34に嵌め込み一致させなが
ら、芯材22上からかぶせスキー底部21とカバーの開
口端部とを固定させる。カバー11にフランジ12が設
けられているので、フランジ12とスキー底部21とを
接着させる。更に、図7に図示されるように、カバー1
1外面と同一内面を有する上型31で、上型31に設け
られた切欠部33を下型32に上方に突設させて設けら
れた位置決め部34を嵌め込み一致させながら、カバー
11外側から押える。
【0024】固定後、上型31、下型32からスキーを
はずし、フランジ部12の余分な部分をトリミングして
除く。すると、いわゆるモノコックタイプのスキーが得
られる。
【0025】第2実施例では、カバー11外面と同一内
面を有する上型31内に、図9に図示されるように、開
口部を上に向けてカバー11を収納させる。このとき、
カバー11に設けられた凹部13と、上型31に設けら
れた切欠部33を一致させて収納させる。ついで、カバ
ー11の内面に接着剤を塗布する。ついで、カバー11
底面上に接着剤を含浸されたガラスファイバー23を周
囲に巻き付けられた図8に図示される芯材22を、図1
0に図示されるように積層し、上面に接着剤を塗布す
る。他方、平板状からなるスキー底部21を、下型34
の凹部内に設置する。
【0026】ついで、スキー底部21のカバー11と、
スキー上部の接合部に接着剤を塗布する。このとき、カ
バー11にフランジ部12が設けられているので、フラ
ンジ部12とスキー底部21に接着剤を塗布させる。つ
いで、上型31を上下逆にひっくり返し、開口部を下に
向け、上型31でカバー11外側から押える。このと
き、カバー11に設けられた凹部13と、上型31に設
けられた切欠部33を、下型32に設けられた位置決め
部34に嵌合させ一致させて収納させる。
【0027】固定後、上型31、下型32からスキーを
はずし、フランジ部12の余分な部分をトリミングして
除く。すると、スキー底部21と、芯材22とは接着さ
れ、いわゆるモノコックタイプのスキーが得られる。
【0028】
【発明の効果】 したがって、この発明では接着剤がカ
バー側に回ることはないので、製品劣化を生ずることは
ないとともに、スキー底部とスキー上部との間にいわゆ
るオフセットを有するスキーの位置決めを容易に製造す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例に使用されるカバーの斜視
【図2】 この発明の実施例に使用されるカバーの断面
【図3】 この発明の実施例に使用される上型の開口部
側の平面図
【図4】 この発明の実施例に使用される下型の開口部
側の平面図
【図5】 この発明の実施例の製造工程の下型側の断面
【図6】 この発明の実施例の製造工程の下型側の断面
【図7】 この発明の実施例の製造工程の上型下型の接
合状態の断面図
【図8】 この発明の実施例の製造工程に於ける芯材の
断面図
【図9】 この発明の他の実施例の製造工程の上型側の
断面図
【図10】 この発明の他の実施例の製造工程の上型側
の断面図
【図11】 スキーの中央断面図
【符号の説明】
11 カバー 12 フランジ 13 凹部(フランジの開口部側からみた) 21 スキー底部 22 芯材 31 上型 32 下型 33 切欠部 34 位置決め部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺部から上方に突設させる位置決め部
    を設けられた下型上の、位置決め部より内側に平板状か
    らなるスキー底部を設置させる工程、スキー底部上に芯
    材を積層する工程、スキー上部を構成する断面コ字型か
    らなるとともに開口端部周囲に設けられたフランジ部お
    よびフランジ部に設けられた凹部を有するカバーを、開
    口部を下に向け芯材上からかぶせフランジ部の凹部に位
    置決め部を一致させる工程、カバー上から断面コ字型か
    らなる上型をかぶせ、上型に設けられた切欠部と下型に
    設けられた位置決め部を一致させスキー底部とカバーの
    開口端部とを固定させる工程とからなることを特徴とす
    るスキーの製造方法。
  2. 【請求項2】 周辺部に切欠部を設けられた断面コ字型
    からなる上型内に、スキー上部を構成する断面コ字型か
    らなるとともに開口端部周囲に設けられたフランジ部お
    よびフランジ部に設けられた凹部を有するカバーを、開
    口部を上に向け、フランジ部に設けられた凹部と上型に
    設けられた切欠部を一致させて収納する工程、カバー内
    底部に芯材を収納する工程、下型上に平板状からなるス
    キー底部を積層する工程、上型をカバーおよび芯材ごと
    上下逆転させてカバーのフランジ部に設けられた凹部お
    よび上型に設けられた切欠部を、下型周辺部から上方に
    突設させて設けられた位置決め部に一致させて下型のス
    キー底部上に載置させスキー底部とカバーの開口端部と
    を固定させる工程とからなることを特徴とするスキーの
    製造方法。
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