JPH06142067A - 血圧計 - Google Patents
血圧計Info
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- JPH06142067A JPH06142067A JP4321447A JP32144792A JPH06142067A JP H06142067 A JPH06142067 A JP H06142067A JP 4321447 A JP4321447 A JP 4321447A JP 32144792 A JP32144792 A JP 32144792A JP H06142067 A JPH06142067 A JP H06142067A
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- Japan
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- cuff
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カフケースの円筒状内周に空気式の袋状カフ
本体を取付けて構成された円筒状カフに手の測定部分を
挿通させる血圧計において、測定部分とカフ内周面間の
隙間或はカフ本体の弾性に起因するオフセットを無く
す。 【構成】 カフ5の内周面上部に、測定部分への接触を
検知するタッチセンサ8を設けると共に、カフ圧を止血
させる程度に加圧させ、次いで減圧させるカフ圧制御手
段20と、減圧過程で検出した測定部分の血管の脈動変
化から最高及び最低血圧時点を検出する最高・最低血圧
時点検出手段21と、加圧又減圧過程でのタッチセンサ
8の検知信号の発生又は消滅時点におけるカフ圧検出用
圧力センサ13の検出値をオフセット値として保持する
オフセット値保持手段22と、最高及び最低血圧時点に
おける圧力センサ13の検出値からオフセット値をそれ
ぞれ減算して最高及び最低血圧値を検出する血圧値検出
手段23とを備えている。
本体を取付けて構成された円筒状カフに手の測定部分を
挿通させる血圧計において、測定部分とカフ内周面間の
隙間或はカフ本体の弾性に起因するオフセットを無く
す。 【構成】 カフ5の内周面上部に、測定部分への接触を
検知するタッチセンサ8を設けると共に、カフ圧を止血
させる程度に加圧させ、次いで減圧させるカフ圧制御手
段20と、減圧過程で検出した測定部分の血管の脈動変
化から最高及び最低血圧時点を検出する最高・最低血圧
時点検出手段21と、加圧又減圧過程でのタッチセンサ
8の検知信号の発生又は消滅時点におけるカフ圧検出用
圧力センサ13の検出値をオフセット値として保持する
オフセット値保持手段22と、最高及び最低血圧時点に
おける圧力センサ13の検出値からオフセット値をそれ
ぞれ減算して最高及び最低血圧値を検出する血圧値検出
手段23とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カフケースの円筒状内
周に空気式の袋状カフ本体を取付けて構成された円筒状
カフに指、手首又は腕等の手の測定部分を挿通させて、
カフ圧を止血状態に加圧した状態から減圧する過程で血
圧を自動測定するようになった血圧計に関するものであ
る。
周に空気式の袋状カフ本体を取付けて構成された円筒状
カフに指、手首又は腕等の手の測定部分を挿通させて、
カフ圧を止血状態に加圧した状態から減圧する過程で血
圧を自動測定するようになった血圧計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のカフでは、測定部分に直接巻付
けるカフと異り、内径が標準の測定部分の太さよりも大
きめに設定され、空気圧により相応に膨張させて測定部
分にカフを接触させた後に実質上の圧迫が開始される。
したがって、カフ圧を基に血圧値を検出する場合、この
ようなオフセットが測定精度を低下させる問題がある。
そこで、特開平2ー17032によれば、カフ帯をスパ
イラル状に構成し、その端部位置を手動調整してロック
するようになった指血圧計のカフ巻き付け装置が周知と
なっている。
けるカフと異り、内径が標準の測定部分の太さよりも大
きめに設定され、空気圧により相応に膨張させて測定部
分にカフを接触させた後に実質上の圧迫が開始される。
したがって、カフ圧を基に血圧値を検出する場合、この
ようなオフセットが測定精度を低下させる問題がある。
そこで、特開平2ー17032によれば、カフ帯をスパ
イラル状に構成し、その端部位置を手動調整してロック
するようになった指血圧計のカフ巻き付け装置が周知と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これにより、測定部分
にカフを接触させた状態でカフ加圧を開始させ得るよう
になるが、測定に際して予備調整が必要になる。また、
厳密には、測定部分に接触した状態でカフ加圧を開始さ
せたとしても、カフ本体の弾性に相応したオフセットを
伴って実際の測定部分の加圧が開始される。
にカフを接触させた状態でカフ加圧を開始させ得るよう
になるが、測定に際して予備調整が必要になる。また、
厳密には、測定部分に接触した状態でカフ加圧を開始さ
せたとしても、カフ本体の弾性に相応したオフセットを
伴って実際の測定部分の加圧が開始される。
【0004】よって、本発明は、セット状態の測定部分
のカフ内周面間の隙間或はカフ本体の弾性の有無に拘ら
ず、何らのプリセットを要することなく測定精度を向上
させ得る冒頭に述べた類の血圧計を提供することを目的
とする。
のカフ内周面間の隙間或はカフ本体の弾性の有無に拘ら
ず、何らのプリセットを要することなく測定精度を向上
させ得る冒頭に述べた類の血圧計を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、カフケースの円筒状内
周に、手の測定部分が挿通され、かつカフ圧が空気の空
気の給排気で制御される袋状カフ本体を取付けて構成さ
れた円筒状カフを用いた血圧計において、カフ本体の内
周面上部に、測定部分への接触を検知するタッチセンサ
を設けると共に、カフ圧を止血させる程度に加圧させ、
次いで減圧させるカフ圧制御手段と、減圧過程で検出し
た測定部分の血管の脈動変化から最高及び最低血圧時点
を検出する最高・最低血圧時点検出手段と、加圧又減圧
過程でのタッチセンサの検知信号の発生又は消滅時点に
おけるカフ圧検出用圧力センサの検出値をオフセット値
として保持するオフセット値保持手段と、最高及び最低
血圧時点における圧力センサの検出値からオフセット値
保持手段に保持されたオフセット値をそれぞれ減算して
最高及び最低血圧値を検出する血圧値検出手段と、を備
えたことを特徴とする。
成するために、請求項1により、カフケースの円筒状内
周に、手の測定部分が挿通され、かつカフ圧が空気の空
気の給排気で制御される袋状カフ本体を取付けて構成さ
れた円筒状カフを用いた血圧計において、カフ本体の内
周面上部に、測定部分への接触を検知するタッチセンサ
を設けると共に、カフ圧を止血させる程度に加圧させ、
次いで減圧させるカフ圧制御手段と、減圧過程で検出し
た測定部分の血管の脈動変化から最高及び最低血圧時点
を検出する最高・最低血圧時点検出手段と、加圧又減圧
過程でのタッチセンサの検知信号の発生又は消滅時点に
おけるカフ圧検出用圧力センサの検出値をオフセット値
として保持するオフセット値保持手段と、最高及び最低
血圧時点における圧力センサの検出値からオフセット値
保持手段に保持されたオフセット値をそれぞれ減算して
最高及び最低血圧値を検出する血圧値検出手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0006】請求項2により、カフ圧制御手段の作動前
又は後にタッチセンサの検知信号が発生するまでカフ圧
を加圧し、次いで減圧させるオフセット検出用カフ圧制
御手段を追加し、オフセット値保持手段に、オフセット
検出用カフ圧制御手段の作動時においてタッチセンサの
検知信号の発生又は消滅時点におけるカフ圧検出用圧力
センサの検出値をオフセット値として保持させることも
できる。
又は後にタッチセンサの検知信号が発生するまでカフ圧
を加圧し、次いで減圧させるオフセット検出用カフ圧制
御手段を追加し、オフセット値保持手段に、オフセット
検出用カフ圧制御手段の作動時においてタッチセンサの
検知信号の発生又は消滅時点におけるカフ圧検出用圧力
センサの検出値をオフセット値として保持させることも
できる。
【0007】
【作用】請求項1において、最高・最低血圧時点検出手
段は、カフ圧制御手段がカフ圧を止血させる程度に加圧
させ、次いで減圧させる過程で検出した測定部分の血管
の脈動状態の変化から最高及び最低血圧時点を検出す
る。オフセット値保持手段は、加圧又減圧過程でのタッ
チセンサの検知信号の発生又は消滅時点におけるカフ圧
検出用圧力センサの検出値をオフセット値として保持す
る。血圧値検出手段は、最高及び最低血圧時点における
圧力センサの検出値からオフセット値をそれぞれ減算し
て最高及び最低血圧値を検出する。
段は、カフ圧制御手段がカフ圧を止血させる程度に加圧
させ、次いで減圧させる過程で検出した測定部分の血管
の脈動状態の変化から最高及び最低血圧時点を検出す
る。オフセット値保持手段は、加圧又減圧過程でのタッ
チセンサの検知信号の発生又は消滅時点におけるカフ圧
検出用圧力センサの検出値をオフセット値として保持す
る。血圧値検出手段は、最高及び最低血圧時点における
圧力センサの検出値からオフセット値をそれぞれ減算し
て最高及び最低血圧値を検出する。
【0008】請求項2において、オフセット検出用カフ
圧制御手段が、測定用カフ圧制御手段の作動前又は後に
タッチセンサの検知信号が発生するまでカフ圧を加圧
し、次いで減圧させる。オフセット値保持手段はこの加
圧又は減圧過程でのタッチセンサの検知信号の発生又は
消滅時点におけるカフ圧検出用圧力センサの検出値をオ
フセット値として保持して、最高及び最低血圧時点にお
ける圧力センサの検出値からオフセット値をそれぞれ減
算して最高及び最低血圧値を検出させる。
圧制御手段が、測定用カフ圧制御手段の作動前又は後に
タッチセンサの検知信号が発生するまでカフ圧を加圧
し、次いで減圧させる。オフセット値保持手段はこの加
圧又は減圧過程でのタッチセンサの検知信号の発生又は
消滅時点におけるカフ圧検出用圧力センサの検出値をオ
フセット値として保持して、最高及び最低血圧時点にお
ける圧力センサの検出値からオフセット値をそれぞれ減
算して最高及び最低血圧値を検出させる。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例による指血
圧計を示す。これらの図において、1は指セット基台で
あり、机等の平面に載置され、かつ内部空間を備えた据
置式の本体ケースになっている。その表面は、自然な状
態で人差指をセットさせるように後端部から徐々に上昇
して人差指3の第2及び第3関節間をセットさせる頂部
2aを形成し、この頂部から徐々に下降して指尖腹セッ
ト面2bとなる隆起面2として形成されている。隆起面
2の両側には、段部2cが形成され、その一方側には中
指が載置される。頂部2aには、円筒状カフケース5b
の円筒状内周面に袋状カフ本体5aを取付けて構成され
た円筒状カフ5を取付けると共に、カフケース5bの後
端縁に、人差指3及び中指間の付根の接触を検知するタ
ッチセンサ7が設けられている。
圧計を示す。これらの図において、1は指セット基台で
あり、机等の平面に載置され、かつ内部空間を備えた据
置式の本体ケースになっている。その表面は、自然な状
態で人差指をセットさせるように後端部から徐々に上昇
して人差指3の第2及び第3関節間をセットさせる頂部
2aを形成し、この頂部から徐々に下降して指尖腹セッ
ト面2bとなる隆起面2として形成されている。隆起面
2の両側には、段部2cが形成され、その一方側には中
指が載置される。頂部2aには、円筒状カフケース5b
の円筒状内周面に袋状カフ本体5aを取付けて構成され
た円筒状カフ5を取付けると共に、カフケース5bの後
端縁に、人差指3及び中指間の付根の接触を検知するタ
ッチセンサ7が設けられている。
【0010】カフ5の内周面には、指血管の容積脈波を
検知する発光素子及び受光素子(図示せず)が取付けら
れると共に、円筒状カフ本体5aの内周面上部には、図
1に示すように、カフ5内にセットされた指への接触を
検知するタッチセンサ8が取付けられている。このタッ
チセンサは、例えばストレインゲージ、静電容量検知電
極、導電ゴム等で構成できる。場合によっては、リミッ
トスイッチを用いることもできる。
検知する発光素子及び受光素子(図示せず)が取付けら
れると共に、円筒状カフ本体5aの内周面上部には、図
1に示すように、カフ5内にセットされた指への接触を
検知するタッチセンサ8が取付けられている。このタッ
チセンサは、例えばストレインゲージ、静電容量検知電
極、導電ゴム等で構成できる。場合によっては、リミッ
トスイッチを用いることもできる。
【0011】隆起面2の側面には、電源スイッチ4及び
最高及び最低血圧値を表示する表示器9が取付けられて
いる。指セット基台1の内部空間には、モータ駆動でカ
フ5を加圧するポンプ11、カフ圧を徐々に減圧させる
排気弁10、急速排気を行う電磁弁12、カフ圧を検知
する圧力センサ13及びこれらと協働する回路部分が収
納されている。
最高及び最低血圧値を表示する表示器9が取付けられて
いる。指セット基台1の内部空間には、モータ駆動でカ
フ5を加圧するポンプ11、カフ圧を徐々に減圧させる
排気弁10、急速排気を行う電磁弁12、カフ圧を検知
する圧力センサ13及びこれらと協働する回路部分が収
納されている。
【0012】これらの回路部分は、ポンプ11及び弁1
0、12と協働することにより、ポンプ11を作動させ
てカフ圧を止血させる程度に加圧させ、この加圧停止後
排気弁10により減圧させる過程におけるタッチセンサ
8の検知信号の消滅時点で電磁弁12を作動させて急速
排気を行うカフ圧制御手段20と、減圧過程でカフ5の
受光素子の検出した指血管の容積脈波を一旦記憶し、周
知の方法でその変化状態から最高及び最低血圧時点を検
出する最高・最低血圧時点検出手段21と、減圧過程で
のタッチセンサ8の検知信号の消滅時点における圧力セ
ンサ13の検出したカフ圧値をオフセット値として保持
するオフセット値保持手段22と、減圧過程で圧力セン
サ13の検出信号を一旦記憶し、最高及び最低血圧時点
における圧力センサ13の検出したカフ圧値からオフセ
ット値をそれぞれ減算して最高及び最低血圧値を検出す
る血圧値検出手段23とを備えている。
0、12と協働することにより、ポンプ11を作動させ
てカフ圧を止血させる程度に加圧させ、この加圧停止後
排気弁10により減圧させる過程におけるタッチセンサ
8の検知信号の消滅時点で電磁弁12を作動させて急速
排気を行うカフ圧制御手段20と、減圧過程でカフ5の
受光素子の検出した指血管の容積脈波を一旦記憶し、周
知の方法でその変化状態から最高及び最低血圧時点を検
出する最高・最低血圧時点検出手段21と、減圧過程で
のタッチセンサ8の検知信号の消滅時点における圧力セ
ンサ13の検出したカフ圧値をオフセット値として保持
するオフセット値保持手段22と、減圧過程で圧力セン
サ13の検出信号を一旦記憶し、最高及び最低血圧時点
における圧力センサ13の検出したカフ圧値からオフセ
ット値をそれぞれ減算して最高及び最低血圧値を検出す
る血圧値検出手段23とを備えている。
【0013】このように構成される指血圧計の動作は、
次の通りである。血圧測定に際しては、机等に据置きさ
れた指セット基台1のカフ5に、その隆起面2に沿って
人差指3を挿通させる。例えば親指で電源スイッチ4を
オンにし、さらに人差指3及び中指間の付根がタッチセ
ンサ7に接触すると、その検知信号で測定が開始され
る。カフ圧制御手段20がポンプ11で給気してカフ圧
を止血させる程度に加圧させ、次いで排気弁10で減圧
させる過程で最高・最低血圧時点検出手段21は、周知
の方法により容積脈波信号を一旦記憶してその変化状態
から最高及び最低血圧時点を検出する。さらに減圧する
過程でタッチセンサ8の検知信号が消滅すると、オフセ
ット値保持手段22は圧力センサ13の検出したカフ圧
値をオフセット値として保持すると共に、カフ圧制御手
段20に電磁弁12を作動させて急速排気を行わせる。
血圧値検出手段23は、圧力センサ13の検出したカフ
圧値を一旦保持すると共に、最高及び最低血圧時点のカ
フ圧値からオフセット値をそれぞれ減算して最高及び最
低血圧値を検出して表示器9に表示させる。
次の通りである。血圧測定に際しては、机等に据置きさ
れた指セット基台1のカフ5に、その隆起面2に沿って
人差指3を挿通させる。例えば親指で電源スイッチ4を
オンにし、さらに人差指3及び中指間の付根がタッチセ
ンサ7に接触すると、その検知信号で測定が開始され
る。カフ圧制御手段20がポンプ11で給気してカフ圧
を止血させる程度に加圧させ、次いで排気弁10で減圧
させる過程で最高・最低血圧時点検出手段21は、周知
の方法により容積脈波信号を一旦記憶してその変化状態
から最高及び最低血圧時点を検出する。さらに減圧する
過程でタッチセンサ8の検知信号が消滅すると、オフセ
ット値保持手段22は圧力センサ13の検出したカフ圧
値をオフセット値として保持すると共に、カフ圧制御手
段20に電磁弁12を作動させて急速排気を行わせる。
血圧値検出手段23は、圧力センサ13の検出したカフ
圧値を一旦保持すると共に、最高及び最低血圧時点のカ
フ圧値からオフセット値をそれぞれ減算して最高及び最
低血圧値を検出して表示器9に表示させる。
【0014】尚、これらの回路部分20〜23をCPU
で構成する場合、CPUにインタフェース部を通して前
述のタッチセンサ7、8及び圧力センサ13から信号を
取込ませ、作業領域を有するRAMと協働させ、ROM
に格納された動作プログラムに従い動作させる。つま
り、タッチセンサ7の検知信号に応答してインタフェー
ス部を通してポンプ11を作動させ、容積脈波信号をR
AMに取込んで、最高及び最低血圧時点を解析する。タ
ッチセンサ8の検知信号が消滅した時点の圧力センサ1
3の検出したカフ圧値をRAMに保持させると共に、イ
ンタフェース部を通して電磁弁12を作動させて急速排
気を行わせる。さらに、カフ圧値を一旦RAMに保持す
ると共に、最高及び最低血圧時点のカフ圧値を読出し
て、記憶しているオフセット値をそれぞれ減算して最高
及び最低血圧値を検出してインタフェース部を通して表
示器9に表示させる。
で構成する場合、CPUにインタフェース部を通して前
述のタッチセンサ7、8及び圧力センサ13から信号を
取込ませ、作業領域を有するRAMと協働させ、ROM
に格納された動作プログラムに従い動作させる。つま
り、タッチセンサ7の検知信号に応答してインタフェー
ス部を通してポンプ11を作動させ、容積脈波信号をR
AMに取込んで、最高及び最低血圧時点を解析する。タ
ッチセンサ8の検知信号が消滅した時点の圧力センサ1
3の検出したカフ圧値をRAMに保持させると共に、イ
ンタフェース部を通して電磁弁12を作動させて急速排
気を行わせる。さらに、カフ圧値を一旦RAMに保持す
ると共に、最高及び最低血圧時点のカフ圧値を読出し
て、記憶しているオフセット値をそれぞれ減算して最高
及び最低血圧値を検出してインタフェース部を通して表
示器9に表示させる。
【0015】これらの回路部分20〜23及び表示器9
は、別体として装置本体を備える場合、この装置本体に
収納することも考えられる。オフセット値の保持は、カ
フ圧の加圧過程でのタッチセンサ8の検知信号の発生時
点で行っても良く、この際袋状カフ本体5aの応答特性
によっては加圧速度を若干遅らすように設定することも
考えられる。
は、別体として装置本体を備える場合、この装置本体に
収納することも考えられる。オフセット値の保持は、カ
フ圧の加圧過程でのタッチセンサ8の検知信号の発生時
点で行っても良く、この際袋状カフ本体5aの応答特性
によっては加圧速度を若干遅らすように設定することも
考えられる。
【0016】図3は本発明の別の実施例による指血圧計
を示すもので、前述の実施例と同一もしくは同等部分は
同一符号で示す。CPU30は、カフ圧制御手段、オフ
セット検出用カフ圧制御手段、最高・最低血圧時点検出
手段、オフセット値保持手段及び血圧値検出手段を構成
するように、インタフェース部33、動作プログラムを
格納されたROM31、RAM32等と協働する。つま
り、CPU30はROM31のプログラムに従い動作
し、スタート信号がタッチセンサ7より入力すると加圧
信号をインタフェース部33へ送出してポンプ11を駆
動させてカフ本体5aに空気を供給して膨張させ、タッ
チセンサ8が人差指3の検知信号を発生すると電磁弁1
2を作動させて急速に排気させる。
を示すもので、前述の実施例と同一もしくは同等部分は
同一符号で示す。CPU30は、カフ圧制御手段、オフ
セット検出用カフ圧制御手段、最高・最低血圧時点検出
手段、オフセット値保持手段及び血圧値検出手段を構成
するように、インタフェース部33、動作プログラムを
格納されたROM31、RAM32等と協働する。つま
り、CPU30はROM31のプログラムに従い動作
し、スタート信号がタッチセンサ7より入力すると加圧
信号をインタフェース部33へ送出してポンプ11を駆
動させてカフ本体5aに空気を供給して膨張させ、タッ
チセンサ8が人差指3の検知信号を発生すると電磁弁1
2を作動させて急速に排気させる。
【0017】この際、CPU30は、タッチセンサ8の
検知信号が消滅した時点で圧力センサ13の検出信号を
インタフェース部33を通してディジタルの圧力値とし
てRAM32に保持させる。次いで、測定用にポンプ1
1を作動させ止血される程度に加圧し、この加圧後に排
気弁10で徐々に減圧させ、この間CPU30は人差指
3の血管の脈動に起因する空気圧の変動を圧力センサ1
3に検知させ、その脈動信号をRAM32に取込むと共
に、その解析により最高及び最低血圧時点を検出し、対
応するカフ圧値からオフセット値を減算した最高及び最
低血圧値信号として表示器9へ送出する。
検知信号が消滅した時点で圧力センサ13の検出信号を
インタフェース部33を通してディジタルの圧力値とし
てRAM32に保持させる。次いで、測定用にポンプ1
1を作動させ止血される程度に加圧し、この加圧後に排
気弁10で徐々に減圧させ、この間CPU30は人差指
3の血管の脈動に起因する空気圧の変動を圧力センサ1
3に検知させ、その脈動信号をRAM32に取込むと共
に、その解析により最高及び最低血圧時点を検出し、対
応するカフ圧値からオフセット値を減算した最高及び最
低血圧値信号として表示器9へ送出する。
【0018】尚、オフセット検出用のカフ圧制御は測定
用のカフ圧制御の後に測定することもできる。また、カ
フ加圧の速度を考慮してタッチセンサ8の検知信号が発
生した時点でオフセット値を保持し、電磁弁12で急激
に排気させてもよい。本発明は指血圧計だけでなく、腕
又は手首を大きめの円筒状カフに挿通させて測定する血
圧計にも適用可能である。
用のカフ圧制御の後に測定することもできる。また、カ
フ加圧の速度を考慮してタッチセンサ8の検知信号が発
生した時点でオフセット値を保持し、電磁弁12で急激
に排気させてもよい。本発明は指血圧計だけでなく、腕
又は手首を大きめの円筒状カフに挿通させて測定する血
圧計にも適用可能である。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、測定時のカフ
圧の加圧時に円筒状カフ本体が測定部分に接触し、かつ
その弾性に抗して実際に圧迫を開始するのに必要なカフ
圧をオフセットとして検出し、周知の方法で検出した血
圧値から自動的にオフセット値を補償することにより、
測定部分の太さのばらつき及びカフ本体の膨張力に対す
る弾性に無関係に高精度の血圧測定が自動的に行われる
ようになる。
圧の加圧時に円筒状カフ本体が測定部分に接触し、かつ
その弾性に抗して実際に圧迫を開始するのに必要なカフ
圧をオフセットとして検出し、周知の方法で検出した血
圧値から自動的にオフセット値を補償することにより、
測定部分の太さのばらつき及びカフ本体の膨張力に対す
る弾性に無関係に高精度の血圧測定が自動的に行われる
ようになる。
【0020】請求項2の発明により、このようなオフセ
ットは、測定時のカフ圧の加減圧過程の前後にオフセッ
ト専用の加減圧過程を追加して検出することもできる。
ットは、測定時のカフ圧の加減圧過程の前後にオフセッ
ト専用の加減圧過程を追加して検出することもできる。
【図1】本発明の一実施例による指血圧計の回路構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】同指血圧計の斜視図である。
【図3】別の実施例による指血圧計の回路構成を示す図
である。
である。
5 カフ 5a 袋状カフ本体 5b カフケース 8 タッチセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (2)
- 【請求項1】 カフケースの円筒状内周に、手の測定部
分が挿通され、かつカフ圧が空気の給排気で制御される
袋状カフ本体を取付けて構成された円筒状カフを用いた
血圧計において、 前記カフ本体の内周面上部に、前記測定部分への接触を
検知するタッチセンサを設けると共に、 前記カフ圧を止血させる程度に加圧させ、次いで減圧さ
せるカフ圧制御手段と、前記減圧過程で検出した前記測
定部分の血管の脈動変化から最高及び最低血圧時点を検
出する最高・最低血圧時点検出手段と、前記加圧又減圧
過程での前記タッチセンサの検知信号の発生又は消滅時
点におけるカフ圧検出用圧力センサの検出値をオフセッ
ト値として保持するオフセット値保持手段と、前記最高
及び最低血圧時点における前記圧力センサの検出値から
前記オフセット値保持手段に保持された前記オフセット
値をそれぞれ減算して最高及び最低血圧値を検出する血
圧値検出手段と、を備えたことを特徴とする指血圧計。 - 【請求項2】 カフケースの円筒状内周に、手の測定部
分が挿通され、かつカフ圧が空気で制御される袋状カフ
本体を取付けて構成された円筒状カフを用いた血圧計に
おいて、 前記カフ本体の内周面上部に、前記測定部分への接触を
検知するタッチセンサを設けると共に、 前記カフ圧を止血させる程度に加圧させ、次いで減圧さ
せるカフ圧制御手段と、このカフ圧制御手段の作動前又
は後に前記タッチセンサの検知信号が発生するまで前記
カフ圧を加圧し、次いで減圧させるオフセット検出用カ
フ圧制御手段と、前記減圧過程で検出した前記測定部分
の血管の脈動変化から最高及び最低血圧時点を検出する
最高・最低血圧時点検出手段と、前記オフセット検出用
カフ圧制御手段の作動時において前記タッチセンサの検
知信号の発生又は消滅時点における前記カフ圧検出用圧
力センサの検出値をオフセット値として保持するオフセ
ット値保持手段と、前記最高及び最低血圧時点における
前記圧力センサの検出値から前記オフセット値保持手段
に保持された前記オフセット値をそれぞれ減算して最高
及び最低血圧値を検出する血圧値検出手段と、を備えた
ことを特徴とする指血圧計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4321447A JPH06142067A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 血圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4321447A JPH06142067A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 血圧計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06142067A true JPH06142067A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18132665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4321447A Pending JPH06142067A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 血圧計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06142067A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002224062A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 血圧計 |
KR100383459B1 (ko) * | 2000-01-19 | 2003-05-12 | 시원테크 주식회사 | 가속도 맥파 측정장치 |
JP2006280790A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 血圧計及び血圧測定方法 |
JP2006280770A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 血圧計及び血圧測定方法 |
JP2007075586A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-29 | Samsung Electronics Co Ltd | 生体信号測定器およびこれを用いた健康管理方法 |
JP2015077229A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | 株式会社デンソー | 血圧計 |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP4321447A patent/JPH06142067A/ja active Pending
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