JPH06142042A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JPH06142042A
JPH06142042A JP4316410A JP31641092A JPH06142042A JP H06142042 A JPH06142042 A JP H06142042A JP 4316410 A JP4316410 A JP 4316410A JP 31641092 A JP31641092 A JP 31641092A JP H06142042 A JPH06142042 A JP H06142042A
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Masanao Fujieda
正直 藤枝
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Nidek Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構造で、しかもアライメントがしやす
い眼科装置を提供する。 【構成】 被検眼を測定または観察を行う眼科装置にお
いて、被検眼の測定または観察に用いられる測定または
観察光学系と、該光学系を載置する支持台と、該支持台
の底部に設けられた滑り軸受けと、前記支持台が移動す
る範囲の表面に低摩擦部材が使用されているテ−ブルと
からなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検眼の観察や測定を
行う眼科装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼科装置は、被検眼と装置との正
確な位置合わせをするために、装置を載置する移動台と
固定台が相対的に前後方向及び左右方向に移動する摺動
機構が設けられている。この摺動機構は粗動、微動を実
現するために、ジョイスティック機構と呼ばれる複雑な
機構を具備している。この機構の重量は数Kg〜30K
gである。また、近年ではエレクトロニクスの発達によ
り、比較的小型軽量の眼科装置が開発され、手持ち式非
接触眼圧計も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
摺動機構は移動が正確にできるという利点があるもの
の、構造が複雑かつ容量も大きくなるので、装置が大型
で高価格なものになるという欠点があった。また、手持
ち式の装置は、ベッドに寝ているままで、被検眼を検査
することができるが、座っている患者の被検眼を検査す
る場合には従来の据置式の装置と比較して、位置合わせ
が難しいという問題点がある。本発明は、上記事情に鑑
み案出されたもので、簡易な構造で、しかもアライメン
トがしやすい眼科装置を提供することを技術課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の特徴を有する。 (1) 被検眼を測定または観察を行う眼科装置におい
て、被検眼の測定または観察に用いられる測定または観
察光学系と、該光学系を載置する支持台と、該支持台の
底部に設けられた滑り軸受けと、前記支持台が移動する
範囲の表面に低摩擦部材が使用されているテ−ブルとか
らなることを特徴とする。
【0005】(2) (1)のテ−ブル表面には、位置
合わせのための基準マ−クが設けられていることを特徴
とする。
【0006】(3) (1)のテ−ブル表面には、顎受
け台の中央を挟んで左右の位置に左右判別用マ−クを配
置すると共に、前記支持台にはマ−クを検出するための
検出手段とを設けたことを特徴とする。
【0007】(4) 被検眼の検眼または観察を行う眼
科装置において、被検眼の検眼または観察に用いられる
測定または観察光学系と、該光学系を支持する支持部
と、該支持部と着脱自在に構成された支持台と、光学系
を載置する支持台と、該支持台の底部に設けられた滑り
軸受けと、前記支持台が移動する範囲の表面に低摩擦部
材が使用されているテ−ブルとからなることを特徴とす
る。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は手持ち式としても使用できる角膜形状
測定装置(装置の光学系は周知のものを使用するので、
説明は省略する)の外観図である。1は角膜形状の測定
をする計測部であり、計測部1は測定光学系等を内蔵す
る計測ヘッド2と操作者が片手で握る取手部3とからな
る。計測ヘッド2の上部には操作スイッチ群4が配置さ
れ、操作者側には観察窓5および測定結果の液晶表示器
6が配置されている。7は計測部1を支持するための支
持台であり、支持台7には計測部1を所定の位置に位置
決めして支持できるよう構成された支持部26がある。
支持台7には測定結果等を記録するプリンタ8が設けら
れている。9は充電に用いられる充電/電源切換スイッ
チ、10は電源ケ−ブルである。11は低摩擦の材料か
らなる滑り軸受けであり、滑り軸受け11の材質として
はフッ素樹脂やポリアセタ−ルなどの低摩擦係数の材料
が用いられる。実施例では図2の底面図に示すように、
操作者側に2個、被検者側に1個の計3個が取り付けら
れている。また、支持台7の底部中央には、赤外光を投
受光する投受光素子12が取り付けられており、投受光
素子12の受光信号を処理して、支持台7が載置された
テ−ブルTのシ−ト板の反射率の違いを検出して、被検
眼の左右の判別を行う。
【0009】テ−ブルTの位置決めシ−ト板は図3に示
すように構成されている。Lは、被検眼との位置合わせ
が容易なように印刷された、位置決め用直線である。測
定または観察軸が被検眼に対して適正な位置関係に置か
れたときの、支持台の前後方向の線と、平行な直線が多
数印刷されている。また、直線が描かれたエリア内に
は、反射率の異なる色を印刷した領域a,bが描かれて
いる。
【0010】支持台7は計測部1を支持すると共に、計
測部への充電機構と両者間の通信機構を持っている。図
4は計測部1の取手部3を支持台7に置いたときの部分
断面図である。21は取手部3の外筒であり、その下方
の一部は導電体22によって構成されている。23は外
筒21内に保持された二次電池であり、例えば、ニッケ
ルカドミニウム電池を用いる。この二次電池23のマイ
ナス極は導電体22に繋がれ、プラス極は取手部3の下
面中央に露出しているプラス端子24に接続している。
25は支持台7の上板である。支持部26の側面には切
欠きが形成されており、充電回路と接続するマイナス端
子27が導電体22と当接するように構成されている。
また、充電回路と接続するプラス端子28は支持部26
の底部から上方に伸び、プラス端子24に当接する。2
9はプラス端子27を上方に付勢するコイルバネであ
る。また、取手部3の底部には発光素子30と受光素子
32が取り付けられ、支持部8にもこれらの素子と対に
なる受光素子31と発光素子33が設けられている。こ
の発光素子と受光素子との間で信号の授受を行い、双方
向の通信を行う。
【0011】次に、実施例のデ−タ通信回路について、
図5のブロック図に基づいて説明する。測定系からの信
号は測定回路34によって処理された後、マイクロコン
ピュ−タ回路35に送られる。マイクロコンピュ−タ回
路35は所定の演算処理を施し、角膜曲率半径等のデ−
タを得る。測定結果は表示回路36を介して表示器6に
表示される。さらに、測定デ−タの支持台7への送信に
ついて、マイクロコンピュ−タ回路35からの測定デ−
タは送信回路37、発光素子30を介して光通信信号に
変換され、支持台7の受光素子31に送られる。受光素
子31が受けとった光信号は受信回路38により処理さ
れ、マイクロコンピュ−タ回路39に送られる。マイク
ロコンピュ−タ回路39は測定デ−タをプリンタ駆動回
路40を介してプリンタに送り、印字することができ
る。また、マイクロコンピュ−タ回路39のデ−タは通
信回路41および通信コネクタ42を介してホストコン
ピュ−タに送られる。43は取手部3が支持部に差し込
まれたことを検出する検出スイッチである。44は投受
光素子12を駆動して信号を処理する処理回路である。
処理回路44で処理された信号はマイクロコンピュ−タ
回路39に入力され、左右方向のいずれ側に偏位してい
るかを検出する。
【0012】次に、上記のような構成の角膜形状測定装
置の動作について説明する。計測部1は、支持台7の支
持部26から上方に引き抜けば、操作者の片手で保持で
きる。寝たきりの患者、あるいは乳幼児等に対しては手
持ち式の装置として使用する。計測部1を支持台7に固
定して測定する場合の操作について説明する。計測部1
が取り付けられた支持台7は、上下動可能なテ−ブルT
上に載置される。被検者の頭部を顎台に固定する。被検
眼との左右および粗い前後の位置合わせを行う。滑り軸
受け11の作用により、支持台7はテ−ブルT上を任意
の方向に移動可能である。支持台7の前後方向の線を位
置決め用直線Lと平行になるように置く。操作者は取手
部3を握って片手でも位置合わせができる。その後、操
作者は位置決め用直線Lを見ながら、これと平行に前ま
たは後に支持台7を微動する。観察窓からの観察像が所
定の状態になると、位置合わせが完了する。なお、角膜
形状測定装置の位置合わせは他の装置と比較すると、比
較的ラフでよいので、計測部1内の固視視標を被検眼に
注視させることにより、容易に位置合わせを行うことが
できる。投受光素子12はシ−トa,bの反射光を受光
し、その受光信号は処理回路44で処理され、マイクロ
コンピュ−タ回路39で測定眼が右眼であるか左眼であ
るか判断する。左右の判別信号は通信機構を介してマイ
クロコンピュ−タ35に入力され、表示器6に表示され
る。位置合わせが終了すると、測定スイッチを押し、角
膜曲率半径等を測定する。測定スイッチがおされたとき
の左右の判別信号は測定デ−タと共に、通信機構を介し
てマイクロコンピュ−タ39に入力され、プリンタ等へ
の出力デ−タとなる。
【0013】以上の実施例は、種々の変容が可能であ
り、本発明が手持ち式の装置のみではなく、据置き式の
装置としても応用できることはいうまでもなく、この場
合は装置の構造を大幅に省略することができる。また、
通信手段はワイヤレスのものに限られず、さらに、位置
決め用直線Lは左右方向に設け左右方向に移動する基準
線とすることもできる。本発明は、このような変容も技
術思想を同一にする範囲内で本発明に含む。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、簡易な構造で、しかも
アライメントがしやすい眼科装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の角膜形状測定装置の外観図である。
【図2】装置の底面図である。
【図3】位置決めシ−ト板を示す図である。
【図4】取手部を支持台に置いたときの部分断面図であ
る。
【図5】本装置のデ−タ通信回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
T テ−ブル L 位置決め用直線 a,b 印刷領域 1 計測部 2 計測ヘッド 3 取手部 7 支持台 11 滑り軸受け 12 投受光素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼を測定または観察を行う眼科装置
    において、被検眼の測定または観察に用いられる測定ま
    たは観察光学系と、該光学系を載置する支持台と、該支
    持台の底部に設けられた滑り軸受けと、前記支持台が移
    動する範囲の表面に低摩擦部材が使用されているテ−ブ
    ルとからなることを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のテ−ブル表面には、位置合わ
    せのための基準マ−クが設けられていることを特徴とす
    る眼科装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のテ−ブル表面には、顎受け台
    の中央を挟んで左右の位置に左右判別用マ−クを配置す
    ると共に、前記支持台にはマ−クを検出するための検出
    手段とを設けたことを特徴とする眼科装置。
  4. 【請求項4】 被検眼の検眼または観察を行う眼科装置
    において、被検眼の検眼または観察に用いられる測定ま
    たは観察光学系と、該光学系を支持する支持部と、該支
    持部と着脱自在に構成された支持台と、光学系を載置す
    る支持台と、該支持台の底部に設けられた滑り軸受け
    と、前記支持台が移動する範囲の表面に低摩擦部材が使
    用されているテ−ブルとからなることを特徴とする眼科
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014108136A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Topcon Corp 眼科装置
CN113331781A (zh) * 2021-07-01 2021-09-03 广东东软学院 一种眼科智能检测设备

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