JP4667642B2 - 眼科データ転送記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自覚式検眼の検査データの転送、記憶に工夫を凝らした眼科データ転送記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、チャート板上に印刷等で表示した視力値に応じた配列のランドルト環等を指し棒により指示して被検者に視認させ、被検者の回答により視力値を決定する自覚式の検眼においては、被検者の回答によって視力値が決定する度に検者が紙等に検眼データを記載したり、又は、検眼情報処理手段のキーボード等による入力操作にて記憶部に記憶する作業を被検者毎に行い、その後被検者毎の検眼処理の進行、眼鏡の作製等に活用するのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、検眼データを紙等に記入したり、キーボード等による入力操作にて検眼データの登録作業を行うことは、入力ミスが生じたり、検眼データの登録作業が煩雑化し、被検者に対する検眼能率の低下を招くという問題がある。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、チャートを使用する自覚式検眼において、検眼データの入力作業を自動化、簡略化し、入力ミスを回避するとともに、情報記憶処理手段への検眼データの記憶作業を容易化した眼科データ転送記憶装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、先端に視標信号発信部、転送信号発信部を有するとともに、視標信号を発する視標信号送信スイッチ、転送信号を発する転送スイッチを備え、視力検査用のチャート上に視力値に応じた配列で表示されている複数の視標のうちのいずれかを被検者の検眼用に指示する指し棒と、前記チャートの側部に配置され、前記視標信号送信スイッチの操作に応じて視標信号発信部から発せられる視標信号を受信する受信部と、検眼に供している左眼、右眼又は両眼の区別を示す眼区別情報を設定する入力部と、前記視標を視認している被検者とチャートとの距離を検出する測距センサと、前記受信部が出力する視標からの受信距離に応じて異なる出力信号と、測距センサにより検出した距離データとを基に指示された視標に対応する被検者の視力値を求める演算部と、転送スイッチの操作に応じて眼区別情報と求めた被検者の視力値とを送信する検眼データ送信部と、を有するチャート側検眼データ転送手段と、前記検眼データ送信部から送られてくる眼区別情報及び被検者の視力値の情報を受信し記憶及び処理する検眼情報記憶処理手段とを有することを特徴とするものである。
【0006】
この発明によれば、入力部により被検者の検眼に供している左眼、右眼又は両眼の区別を示す眼区別情報を設定するとともに、指し棒によりチャート上の複数の視標のうちのいずれかを指示し、被検者の回答に応じて視標信号送信スイッチの操作で視標信号発信部から視標信号を受信部に送る。これにより、受信部から視標からの受信距離に応じて異なる出力信号が演算部に送られる。また、測距センサにより、視標を視認している被検者とチャートとの距離が検出され、距離データが演算部に送られる。
【0007】
演算部は、前記受信部が出力する視標からの受信距離に応じて異なる出力信号と、測距センサにより検出した距離データとを基に指示された視標に対応する被検者の視力値を求める。
【0008】
チャート側検眼データ転送手段は、前記転送スイッチの操作に応じて前記眼区別情報と求めた被検者の視力値とを検眼情報記憶処理手段に転送する。検眼情報記憶処理手段は、送られてくる眼区別情報及び被検者の視力値の情報を受信し自動的に記憶及び処理する。
【0009】
請求項2記載の発明は、被検者がチャート上に視力値に応じて配列されている視標を視認する視線の方向を検出し、視認している視標を特定するとともに、検眼に供している左眼、右眼又は両眼の区別を示す眼区別情報を送出する視線追従手段と、視認しているチャートまでの距離を検出する測距センサとを搭載した被検者装着型の眼鏡ユニットと、視線追従手段にて特定した視標の位置と、測距センサにより検出した距離データとを基に視認している視標に対応する視力値を求める演算部と、前記眼区別情報と、求めた被検者の視力値とを送信する送信部とを備えたチャート側検眼データ転送手段と、チャート側検眼データ転送手段から送られてくる眼区別情報及び被検者の視力値の情報を受信し記憶及び処理する検眼情報記憶処理手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、被検者装着型の眼鏡ユニットに視線追従手段を搭載した構成で、請求項1記載の発明の場合と同様にしてチャート側検眼データ転送手段が前記眼区別情報と求めた被検者の視力値とを検眼情報記憶処理手段に転送し、検眼情報記憶処理手段により、眼区別情報及び被検者の視力値の情報を受信し自動的に記憶及び処理することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、視力検査用のチャート上に視力値に応じた配列で表示されている複数の視標の各々の近傍に配置した視力値に対応付けられている複数の視標決定スイッチと、検眼に供している被検者の左眼、右眼又は両眼の区別を示す眼区別情報を設定する入力部と、前記視標を視認している被検者とチャートとの距離を検出する測距センサと、被検者の回答に応じた視標決定スイッチの操作信号と、測距センサにより検出した距離データとを基に指し棒にて指示された視標に対応する被検者の視力値を求める演算部と、入力部にて設定した眼区別情報と求めた被検者の視力値とを検眼データとして送信する検眼データ送信部と、を有するチャート側検眼データ転送手段と、チャート側検眼データ転送手段から送られてくる眼区別情報及び被検者の視力値の情報からなる検眼データを受信し記憶及び処理する検眼情報記憶処理手段とを有することを特徴とするものである。
【0012】
この発明によれば、チャート上に複数の視標の視力値に各々対応付けられている複数の視標決定スイッチを配置した構成で、請求項1記載の発明の場合と略同様にして前記眼区別情報と求めた被検者の視力値とを検眼情報記憶処理手段に転送し、検眼情報記憶処理手段により、眼区別情報及び被検者の視力値の情報を受信し自動的に記憶及び処理することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図1乃至図5を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
【0015】
本実施の形態1の眼科データ転送記憶装置は、図1に示すように、立設配置の板状の支持体2に貼り付けた視力検査用のチャート1の紙面上に、0.1、0.2、0.3等のように視力値に応じた配列(複数行、複数列)で多数の視標であるランドルト環等の視標を表示し、これらランドルト環等をチャート1から所定の距離、例えば5m、4m等の距離を隔てて対峙する被検者の左眼EL、右眼ER又は両眼の検眼に供するように構成している。被検者は、例えば右眼ERの検眼を行う場合には、左眼ELの前を遮眼子3により遮り、右眼ERのみでチャート1を視認する。
【0016】
一方、検者は、被検者に対して、図1に示すように、チャート1上の特定のランドルト環(例えば視力値0.1のランドルト環)を指し棒4により指示することで、被検者に対する検眼を進行して行く。
【0017】
前記指し棒4は、先端部に視標信号発信部である赤外線距離信号発信部5及び転送信号発信部である赤外線発信部6を有するとともに、検者が手で握る根本部に、赤外線距離信号を実際に発する際に操作する視標信号送信スイッチである距離信号スイッチ5aと、被検者の回答(例えばランドルト環の開いている方向を意味する「上」、「右」等の音声)に応じて転送信号を実際に発する際に操作する転送スイッチである赤外線スイッチ6aとを備えている。
【0018】
前記チャート1を貼り付けている支持体2における前記チャート1の一方の側辺部には、図2に示すように、チャート側検眼データ転送手段10を設けている。また、前記チャート1の上部には測距センサ13を配置している。
【0019】
前記チャート側検眼データ転送手段10は、図4にブロック図で示すように前記距離信号スイッチ5aの操作に応じて指し棒4の先端の赤外線距離信号発信部5から発せられる赤外線距離信号を受信する機能を備えた受信部11と、検眼に供している左眼EL、右眼ER又は両眼の区別を示す眼区別情報を設定する図3に示すような入力部12と、前記ランドルト環を視認している被検者とチャート1との距離を検出する測距センサ13と、各ランドルト環と受信部11との距離と、視力値(0.1、0.2、0.3等)との対応データを予め登録しているデータテーブル14と、前記受信部11が出力する各ランドルト環からの受信距離に応じて異なる(指し棒4にて指示される各ランドルト環のチャート1上の位置と受信部11との距離の大小に対応した)出力信号を基に、データテーブル14を参照して当該ランドルト環を特定し、かつ、測距センサ13により検出した距離データを使用して、このときの被検者の例えば右眼ERの視力値を求める演算部15と、入力部12にて設定した眼区別情報と、演算部15にて求めた被検者の視力値とを検眼データとして記憶するメモリ16と、前記赤外線スイッチ6aの操作に応じて指し棒4の先端から発せられる赤外線信号を受信し、前記検眼データを図1に示す操作盤20a及び表示部25を備えた検眼情報記憶処理手段20に向けて赤外線にて送信する赤外線の送受信機能を備えた検眼データ送信部17と、これら各要素を制御する制御部18とを有している。
【0020】
前記検眼情報記憶処理手段20は、図4にブロック図で示すように、CPU21と、検眼データ送信部17からの検眼データを赤外線にて受信する受信処理部22と、動作プログラムを格納しているROM23と、検眼データを記憶する記憶部24と、検眼データを表示する液晶ディスプレイ等の表示部25とを有している。
【0021】
前記測距センサ13は、ランドルト環を視認している被検者とチャート1との間の距離を、測距センサ13から例えば赤外線を前記遮眼子3の裏面(チャート1に対面する面)に貼り付けている赤外線反射部材3aに照射し、赤外線反射部材からの反射光を受光することで測定するようになっている。
【0022】
また、前記演算部15による視力値の算出は以下のように行う。検者とチャート1との距離が例えば5メートルの場合の視力値を基準とし、検者が例えば0.1(5メートル基準)のランドルト環を見ている実際の距離が4メートルの場合、このときの視力値は、0.1*4/5=0.08となる。
【0023】
さらに、前記チャート1上のランドルト環の位置と視力値(5m検眼の基準視力値)との関係の設定は以下のように行う。
【0024】
すなわち、図3に示す入力部12の設定ボタン12aを押し、テンキー部12bから0.1のように視力値データを入力する。このとき、0.1の値が表示パネル12cに表示される。
【0025】
次に、図6に示すように、チャート1上の0.1のランドルト環の上部と下部を順に((1)、(2)の順に)指し棒4の先端で指し、距離信号スイッチ5aを各々押して、指し棒4の先端から赤外線距離信号を発し受信部11に送る。そして、入力部12のエンターボタン12dを押す。
【0026】
以下同様にして、0.2、0.3等の各ランドルト環の位置情報を受信部11に送信して5m検眼の基準視力値を設定する。すべてのランドルト環に対して上述した操作が終わった段階で設定ボタン12aを押す。そして、制御部18において各ランドルト環の位置情報を上下方向に大きい順にソートし、解析してデータテーブル14に格納する。
【0027】
このようにして、指し棒4にて指示される各ランドルト環のチャート1上の位置と受信部11との距離の大小に対応した出力信号が受信部11から出力され、これを基に制御部18にてこの場合の視力値が求められることになる。
【0028】
なお、被検者の回答(正答又は誤答)と検査した同視力の視標数とによる視力値の判定の態様を図7に表形式にて示す。図7において、標準域値とはランドルト環に関するものであり、准標準域値とはランドルト環以外のひらがな、カタカナからなる視標に関するものである。そして、例えば検査した同視力の視標数が5であり、正答数が3であれば、このときの視力値を当該検眼時の視力値として決定する。
【0029】
上述した本実施の形態1によれば、検者が指し棒4にていずれかのランドルト環を指示し、被検者の回答に応じて距離信号スイッチ5aを操作し、さらに、赤外線スイッチ6aを操作するだけで、前記チャート側検眼データ転送手段10、検眼情報記憶処理手段20の動作し、被検者の自覚式の検眼データを自動的に算出して自動的に記憶保持し、更には、図5に示すように、表示部25に検眼データを表示することが可能となり、検眼データの入力作業が少なく、また、入力ミスを避けることもでき、さらには検眼情報記憶処理手段20への記憶作業が迅速となり、検眼処理の簡略化、検査時間の短縮による検眼能率の向上を図ることができる。
【0030】
(実施の形態2)
図8、図9を参照して本発明の実施の形態2について説明する。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して説明する。
【0031】
本発明の実施の形態2の眼科データ転送処理装置は、図8に示すように、被検者がチャート1上に視力値に応じて配列されている視標であるランドルト環を視認する視線の方向を検出し、視認しているランドルト環の位置を特定して当該ランドルト環の情報及び検眼に供している左眼EL、右眼ER又は両眼の区別を示す眼区別情報を送出する公知の視線追従手段31と、視認しているチャート1までの距離を検出する測距センサ32とを、被検者が装用する眼鏡ユニットであるトライアルフレーム40に搭載した構成としている。
【0032】
視線追従手段31は、図8に示すように、トライアルフレーム40の中央部に支持示アーム31aを介して検出面をこのトライアルフレーム40の両眼フレーム部に向けて取り付けている。測距センサ32は、図8に示すように、トライアルフレーム40の中央部の上側にチャート1に向けて取り付けられ、ランドルト環を視認している被検者とチャート1との間の距離を、測距センサ32から例えば赤外線をチャート1に設けた赤外線反射部材1aに照射し、赤外線反射部材3aからの反射光を受光することで測定するようになっている。
【0033】
また、本実施の形態2の眼科データ転送処理装置は、図9に示すように、前記視線追従手段31及び測距センサ32の出力情報を接続ケーブル33を介して取り込む詳細は後述するチャート側検眼データ転送手段34と、既述した実施の形態1と同一の構成からなり、検眼データ転送手段34から送られてくる眼区別情報及び被検者の視力値の情報を赤外線にて受信し記憶及び処理する検眼情報記憶処理手段20とを有している。
【0034】
チャート側検眼データ転送手段34は、図9に示すように、前記視線追従手段31にて特定したチャート1上のランドルト環の位置と、測距センサ32により検出した距離データとを基に被検者が視認しているランドルト環に対応する視力値を求める演算部34と、前記眼区別情報と、求めた被検者の視力値とを検眼データとして記憶するメモリ35と、前記眼区別情報と、求めた被検者の視力値とを検眼データとして赤外線にて検眼情報記憶処理手段20に送信する検眼データ送信部36と、これら各要素を制御する制御部37と、検眼データ転送用の転送スイッチ39とを有している。
【0035】
この転送スイッチ39は、実施の形態1の場合と同様に、検者がチャート1上のランドルト環を指示する指し棒に設けることもできる。この場合には、指し棒に赤外線送信部及び赤外線スイッチを設け、検者の指し棒での操作にて検眼データ送信部36から検眼情報記憶処理手段20に検眼データを送信するものである。
【0036】
また、前記転送スイッチ39は、前記トライアルフレーム40のフレーム部に設ける構成とし、被検者の操作にて検眼データ送信部36から検眼情報記憶処理手段20に検眼データを送信するようにすることも可能である。
【0037】
上述した本実施の形態2によれば、被検者自らが装用するトライアルフレーム40に視線追従手段31と、測距センサ32とを搭載した構成で、被検者側が見ているチャート1上のランドルト環の位置情報と、測距センサ32により検出した距離データとを取得し、転送スイッチ39の操作にてチャート側検眼データ転送手段34から検眼情報記憶処理手段20に被検者の眼区別情報と、求めた被検者の視力値とを検眼データとして送信することができ、これにより、自動的に被検者の眼区別情報、視力値を記憶保持し、更には、表示部25に検眼データを表示することが可能となる。この結果、本実施の形態2おいても、検眼データの入力作業が少なく、また、入力ミスを避けることもでき、さらには検眼情報記憶処理手段20への記憶作業が迅速となり、検眼処理の簡略化、検査時間の短縮による検眼能率の向上を図ることができる。
【0038】
(実施の形態3)
図10、図11を参照して本発明の実施の形態3について説明する。なお、本実施の形態3において、実施の形態1、2と同一の構成要素には同一の符号を付して説明する。
【0039】
本発明の実施の形態3の眼科データ転送処理装置は、図10に示すように、視力検査用のチャート1上に視力値に応じた配列で表示され、検者が指し棒60により指示する複数の、本実施の形態3では9個の視標である各ランドルト環の各々の近傍に配置した視力値(5m検眼基準)0.1、0.2、0.3に対応付けられて一行3個ずつ合計9個の視標決定スイッチ51a乃至51c、51d乃至51f、51g乃至51iと、実施の形態1の場合と略同様な構成のチャート側検眼データ転送手段50と、チャート側検眼データ転送手段50から検眼データを受信し記憶及び処理する実施の形態1の場合と同様な検眼情報記憶処理手段20とを有している。
【0040】
前記チャート1を貼り付けている支持体2における前記チャート1の一方の側辺部には、図10に示すように、チャート側検眼データ転送手段50を設けている。また、前記チャート1の上部には測距センサ13を配置している。
【0041】
チャート側検眼データ転送手段50は、図11にブロック図で示すように検眼に供している左眼EL、右眼ER又は両眼の区別を示す眼区別情報を設定する入力部12と、前記ランドルト環を視認している被検者とチャート1との距離を実施の形態1の場合と同様にして検出する測距センサ13と、測距センサ13により検出した距離データと前記視標決定スイッチ51a乃至51iのいずれかからの視力値に対応付けられている操作信号を使用して、このときの被検者の例えば右眼ERの視力値を求める演算部15と、入力部12にて設定した眼区別情報と、演算部15にて求めた被検者の視力値とを検眼データとして記憶するメモリ16と、検眼データを検眼情報記憶処理手段20に向けて赤外線にて送信する赤外線の送受信機能を備えた検眼データ送信部17と、これら各要素を制御する制御部18と、検眼データ転送用の転送スイッチ39とを有している。
【0042】
この転送スイッチ39は、実施の形態2の場合と同様に、検者がチャート1上のランドルト環を指示する指し棒60に設けることもできる。この場合には、指し棒60に赤外線送信部及び赤外線スイッチを設け、検者の指し棒60での操作にて検眼データ送信部17から検眼情報記憶処理手段20に検眼データを送信するものである。
【0043】
前記視標決定スイッチ51a乃至51cの操作信号は、いずれも視力値(5m検眼基準)0.1に対応付けられ、前記視標決定スイッチ51d乃至51fの操作信号は、いずれも視力値(5m検眼基準)0.2に対応付けられ、前記視標決定スイッチ51g乃至51iの操作信号は、いずれも視力値(5m検眼基準)0.3に対応付けられている。
【0044】
本実施の形態3によれば、入力部12にて例えば右眼ERを意味する眼区別情報を入力するとともに、指し棒60によりチャート1上のいずれかのランドルト環(例えば最上行、右隅の0.1のランドルト環)を指示し、被検者の回答に応じて対応する視標決定スイッチ51aを押すことにより、測距センサ13により被検者とチャート1との間の距離データが検出されその距離データが制御部18に送られ、また、視標決定スイッチ51aからの視力値(5m検眼基準)0.1に対応付けられている操作信号が制御部18に送られる。これにより、演算部15はこのときの被検者の右眼ERの視力値を求める。そして、メモリ16に前記眼区別情報と、演算部15にて求めた被検者の視力値とが検眼データとして記憶される。
【0045】
さらに、転送スイッチ39を操作することで、検眼データ送信部17から検眼情報記憶処理手段20に前記検眼データが送信される。
【0046】
これにより、自動的に被検者の眼区別情報、視力値を検眼情報記憶処理手段20に記憶保持し、更には、表示部25に検眼データを表示することが可能となる。この結果、本実施の形態3おいても、検眼データの入力作業が少なく、また、入力ミスを避けることもでき、さらには検眼情報記憶処理手段20への記憶作業が迅速となり、検眼処理の簡略化、検査時間の短縮による検眼能率の向上を図ることができる。
【0047】
尚、既述した実施の形態1では、指し棒4の先端部に視標信号発信部である赤外線距離信号発信部5を設ける構成を説明したが、赤外線距離信号発信部5の替わりに超音波を発生する距離信号発信部を採用することもできる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、極めて簡略な操作のみで被検者の自覚式の検眼データを自動的に求めて自動的に記憶保持することが可能となり、検眼データの入力作業が少なくなり、また入力ミスを避けることができ、さらには記憶処理手段への記憶作業が迅速となり、検眼処理の簡略化、検査時間の短縮による検眼能率の向上を図ることができる眼科データ転送記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の眼科データ転送記憶装置の概略構成図である。
【図2】本実施の形態1の眼科データ転送記憶装置における指し棒でランドルト環を指示した状態を示す説明図である。
【図3】本実施の形態1の眼科データ転送記憶装置における入力部を示す平面図である。
【図4】本実施の形態1の眼科データ転送記憶装置の制御系を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態1の眼科データ転送記憶装置の検眼データの表示例を示す説明図である。
【図6】本実施の形態1におけるチャート上のランドルト環の位置情報と視力値との設定手順を示す説明図である。
【図7】本実施の形態1における視力値の判定法を示す表である。
【図8】本発明の実施の形態2の眼科データ転送記憶装置の概略構成図である。
【図9】本実施の形態2の眼科データ転送記憶装置の制御系を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態3の眼科データ転送記憶装置の概略構成図である。
【図11】本実施の形態3の眼科データ転送記憶装置の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 チャート
2 支持体
3 遮眼子
3a 赤外線反射部材
4 指し棒
5 赤外線距離信号発信部
5a 距離信号スイッチ
6 赤外線発信部
6a 赤外線スイッチ
10 チャート側検眼データ転送手段
11 受信部
12 入力部
12a 設定ボタン
12b テンキー部
12c 表示パネル
12d エンターボタン
13 測距センサ
14 データテーブル
15 演算部
16 メモリ
17 検眼データ送信部
18 制御部
20 検眼情報記憶処理手段
21 CPU
20a 操作盤
22 受信処理部
23 ROM
24 記憶部
25 表示部
31 視線追従手段
32 測距センサ
33 接続ケーブル
34 演算部
34 チャート側検眼データ転送手段
35 メモリ
36 検眼データ送信部
37 制御部
39 転送スイッチ
40 トライアルフレーム
50 チャート側検眼データ転送手段
51g〜51i 視標決定スイッチ
60 指し棒

Claims (3)

  1. 先端に視標信号発信部、転送信号発信部を有するとともに、視標信号を発する視標信号送信スイッチ、転送信号を発する転送スイッチを備え、視力検査用のチャート上に視力値に応じた配列で表示されている複数の視標のうちのいずれかを被検者の検眼用に指示する指し棒と、
    前記チャートの側部に配置され、前記視標信号送信スイッチの操作に応じて視標信号発信部から発せられる視標信号を受信する受信部と、検眼に供している左眼、右眼又は両眼の区別を示す眼区別情報を設定する入力部と、前記視標を視認している被検者とチャートとの距離を検出する測距センサと、前記受信部が出力する視標からの受信距離に応じて異なる出力信号と、測距センサにより検出した距離データとを基に指示された視標に対応する被検者の視力値を求める演算部と、転送スイッチの操作に応じて眼区別情報と求めた被検者の視力値とを送信する検眼データ送信部と、を有するチャート側検眼データ転送手段と、
    前記検眼データ送信部から送られてくる眼区別情報及び被検者の視力値の情報を受信し記憶及び処理する検眼情報記憶処理手段と、
    を有することを特徴とする眼科データ転送記憶装置。
  2. 被検者がチャート上に視力値に応じて配列されている視標を視認する視線の方向を検出し、視認している視標を特定するとともに、検眼に供している左眼、右眼又は両眼の区別を示す眼区別情報を送出する視線追従手段と視認しているチャートまでの距離を検出する測距センサとを搭載した被検者装着型の眼鏡ユニットと、
    視線追従手段にて特定した視標の位置と、測距センサにより検出した距離データとを基に視認している視標に対応する視力値を求める演算部と、前記眼区別情報と、求めた被検者の視力値とを送信する送信部とを備えたチャート側検眼データ転送手段と、
    チャート側検眼データ転送手段から送られてくる眼区別情報及び被検者の視力値の情報を受信し記憶及び処理する検眼情報記憶処理手段と、
    を有することを特徴とする眼科データ転送記憶装置。
  3. 視力検査用のチャート上に視力値に応じた配列で表示されている複数の視標の各々の近傍に配置した視力値に対応付けられている複数の視標決定スイッチと、
    検眼に供している被検者の左眼、右眼又は両眼の区別を示す眼区別情報を設定する入力部と、前記視標を視認している被検者とチャートとの距離を検出する測距センサと、被検者の回答に応じた視標決定スイッチの操作信号と、測距センサにより検出した距離データとを基に指し棒にて指示された視標に対応する被検者の視力値を求める演算部と、入力部にて設定した眼区別情報と求めた被検者の視力値とを検眼データとして送信する検眼データ送信部と、を有するチャート側検眼データ転送手段と、
    チャート側検眼データ転送手段から送られてくる眼区別情報及び被検者の視力値の情報からなる検眼データを受信し記憶及び処理する検眼情報記憶処理手段とを有すること、
    を特徴とする眼科データ転送記憶装置。
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