JPH06141508A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
- Publication number
- JPH06141508A JPH06141508A JP28479292A JP28479292A JPH06141508A JP H06141508 A JPH06141508 A JP H06141508A JP 28479292 A JP28479292 A JP 28479292A JP 28479292 A JP28479292 A JP 28479292A JP H06141508 A JPH06141508 A JP H06141508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air guide
- bolt
- lower air
- pipe
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】固定子枠の開口端面の内側位置に上部，下部エ
ァーガイドよりなる分割形のエァーガイドを有する回転
電機において、下部エァーガイドの取付けを容易にす
る。 【構成】下部エァーガイド９Ｂの取付け面９Ｄのボルト
挿入孔９Ｅの位置にパイプ１１を固定する。このパイプ
１１の軸方向長さＬをガイド面９Ｃと取付け面９Ｄとの
軸方向距離寸法Ｄより大きくする。
ァーガイドよりなる分割形のエァーガイドを有する回転
電機において、下部エァーガイドの取付けを容易にす
る。 【構成】下部エァーガイド９Ｂの取付け面９Ｄのボルト
挿入孔９Ｅの位置にパイプ１１を固定する。このパイプ
１１の軸方向長さＬをガイド面９Ｃと取付け面９Ｄとの
軸方向距離寸法Ｄより大きくする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は回転電機の固定子枠内
部に設けられるエァーガイドの取付構造に関する。
部に設けられるエァーガイドの取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の回転電機の側面断面図、図
４は図３のＰ矢視正面図である。この構造では、固定子
枠１に保持された固定子２の内周に回転子３を入れ、そ
の回転子軸４を軸受５にて軸支させ、固定子２と回転子
３との空隙６を形成する。そして固定子枠１の開口端面
の上部は上部軸受ブラケット７Ａにて、下部は軸受５に
取付けられた下部軸受ブラケット７Ｂにて閉塞される。
固定子枠１の内周に設けられた複数個の取付片８に上部
エァーガイド９Ａおよび下部エァーガイド９Ｂがボルト
１０にてねじ止め固定されている。
４は図３のＰ矢視正面図である。この構造では、固定子
枠１に保持された固定子２の内周に回転子３を入れ、そ
の回転子軸４を軸受５にて軸支させ、固定子２と回転子
３との空隙６を形成する。そして固定子枠１の開口端面
の上部は上部軸受ブラケット７Ａにて、下部は軸受５に
取付けられた下部軸受ブラケット７Ｂにて閉塞される。
固定子枠１の内周に設けられた複数個の取付片８に上部
エァーガイド９Ａおよび下部エァーガイド９Ｂがボルト
１０にてねじ止め固定されている。
【０００３】このような構造の回転電機の組立て順序を
説明すると、図５の要部側面断面図に示すように、先ず
固定子枠１の内側に固定子２及び取付片８を取り付け、
この固定子２の内周に回転子３を挿入し、回転子軸４を
下部軸受ブラケット７Ｂに取り付けられた軸受５にて軸
支させると、図６に示すように一点鎖線で示す下部エァ
ーガイド９Ｂを取付ける位置の前面が下部軸受ブラケッ
ト７Ｂにて閉塞され、一点鎖線で示す上部エァーガイド
９Ａを取付ける位置の前面は開口された状態となる。こ
の状態でエァーガイドを取付けるには、先ず下部エァー
ガイド９Ｂを固定子枠１の上部側開口より内部に挿入
し、回転子軸４をくぐらせて取付片８の位置まで持って
きて一点鎖線で示すボルト１０にて取付片８に締付け固
定する。次に上部エァーガイド９Ａをボルト１０にて取
付片８に締付け固定する。最後に固定子枠１の開口端面
に図示せぬ上部軸受ブラケット７Ａ（図３）を取付け
る。
説明すると、図５の要部側面断面図に示すように、先ず
固定子枠１の内側に固定子２及び取付片８を取り付け、
この固定子２の内周に回転子３を挿入し、回転子軸４を
下部軸受ブラケット７Ｂに取り付けられた軸受５にて軸
支させると、図６に示すように一点鎖線で示す下部エァ
ーガイド９Ｂを取付ける位置の前面が下部軸受ブラケッ
ト７Ｂにて閉塞され、一点鎖線で示す上部エァーガイド
９Ａを取付ける位置の前面は開口された状態となる。こ
の状態でエァーガイドを取付けるには、先ず下部エァー
ガイド９Ｂを固定子枠１の上部側開口より内部に挿入
し、回転子軸４をくぐらせて取付片８の位置まで持って
きて一点鎖線で示すボルト１０にて取付片８に締付け固
定する。次に上部エァーガイド９Ａをボルト１０にて取
付片８に締付け固定する。最後に固定子枠１の開口端面
に図示せぬ上部軸受ブラケット７Ａ（図３）を取付け
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した回転電機の組
立過程において、下部エァーガイド９Ｂを取付片８にボ
ルト１０にてねじ止め固定する作業は非常に困難であ
る。何となれば、前述したように、下部エァーガイド９
Ｂを取付ける位置の前面は下部ブラケット７Ｂで閉塞さ
れているので、下部エァーガイド９Ｂを上部ブラケット
でまだ閉塞されていない開口から挿入し、回転子軸４を
くぐらせねばならず、その作業に充分なスペースをとる
ことができないからである。さらにその際、下部エァー
ガイド９Ｂの取付け面の図示せぬボルト挿入孔にボルト
１０を挿入して保持しておかねばならないが、その際あ
まり深くボルト１０を挿入すると、そのねじ部先端が下
部エァーガイド９Ｂの取付け面より突出し、取付片８の
図示せぬ雌ねじ孔とボルト１０のねじ部先端との位置合
わせが難しく、またあまり浅くボルト１０を挿入したの
ではその保持が不安定になる。さらにまた、下部エァー
ガイド９Ｂの取付け面は通常ガイド面より引込んでいる
ので、特殊なスパナ工具を使わないとボルト１０の頭部
にスパナ工具を嵌めることも難しく、ボルト１０を締付
ける作業も厄介であり、また困難でもある。
立過程において、下部エァーガイド９Ｂを取付片８にボ
ルト１０にてねじ止め固定する作業は非常に困難であ
る。何となれば、前述したように、下部エァーガイド９
Ｂを取付ける位置の前面は下部ブラケット７Ｂで閉塞さ
れているので、下部エァーガイド９Ｂを上部ブラケット
でまだ閉塞されていない開口から挿入し、回転子軸４を
くぐらせねばならず、その作業に充分なスペースをとる
ことができないからである。さらにその際、下部エァー
ガイド９Ｂの取付け面の図示せぬボルト挿入孔にボルト
１０を挿入して保持しておかねばならないが、その際あ
まり深くボルト１０を挿入すると、そのねじ部先端が下
部エァーガイド９Ｂの取付け面より突出し、取付片８の
図示せぬ雌ねじ孔とボルト１０のねじ部先端との位置合
わせが難しく、またあまり浅くボルト１０を挿入したの
ではその保持が不安定になる。さらにまた、下部エァー
ガイド９Ｂの取付け面は通常ガイド面より引込んでいる
ので、特殊なスパナ工具を使わないとボルト１０の頭部
にスパナ工具を嵌めることも難しく、ボルト１０を締付
ける作業も厄介であり、また困難でもある。
【０００５】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
上記の構造の回転電機おいて下部エァーガイド９Ｂの取
付け作業並びにボルト締め付け作業の簡単なエァーガイ
ドの取付構造を提供することにある。
上記の構造の回転電機おいて下部エァーガイド９Ｂの取
付け作業並びにボルト締め付け作業の簡単なエァーガイ
ドの取付構造を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明では、固定子枠
開口端面の内側位置に上部エァーガイドと下部エァーガ
イドよりなる分割形のエァーガイドを固定子枠内周に設
けられた複数個の取付片に固定した回転電機において、
下部エァーガイドの取付片への取付け面にパイプを取付
け、このパイプを介してボルトにより下部エァーガイド
を取付片にねじ止めする。さらにこのような構造の回転
電機において、パイプの軸方向寸法は下部エァーガイド
のガイド面と取付け面との軸方向距離寸法より大きくす
る。
開口端面の内側位置に上部エァーガイドと下部エァーガ
イドよりなる分割形のエァーガイドを固定子枠内周に設
けられた複数個の取付片に固定した回転電機において、
下部エァーガイドの取付片への取付け面にパイプを取付
け、このパイプを介してボルトにより下部エァーガイド
を取付片にねじ止めする。さらにこのような構造の回転
電機において、パイプの軸方向寸法は下部エァーガイド
のガイド面と取付け面との軸方向距離寸法より大きくす
る。
【０００７】
【作用】この発明の構成によれば、下部エァーガイドの
取付片への取付け面にパイプを取付けたので、ボルトは
このパイプに差し込んで容易に保持させることができ
る。またパイプの軸方向寸法は下部エァーガイドのガイ
ド面と取付け面との軸方向距離寸法より大きくしたの
で、ボルト頭部がエァーガイドのガイド面より外側にあ
り、このボルト頭部にスパナ工具を引掛けることが容易
に可能となりボルトの締付け作業が容易となる。
取付片への取付け面にパイプを取付けたので、ボルトは
このパイプに差し込んで容易に保持させることができ
る。またパイプの軸方向寸法は下部エァーガイドのガイ
ド面と取付け面との軸方向距離寸法より大きくしたの
で、ボルト頭部がエァーガイドのガイド面より外側にあ
り、このボルト頭部にスパナ工具を引掛けることが容易
に可能となりボルトの締付け作業が容易となる。
【０００８】
【実施例】図１はこの発明の実施例を示す側面断面図、
図２は下部エァーガイドの側面断面図で図３と同一符号
で示すものは同一部品である。この実施例が従来例と異
なる点は下部エァーガイド９Ｂの取付け面９Ｄのボルト
挿入孔９Ｅの位置にパイプ１１を固定したことである。
このパイプ１１の長さＬは下部エァーガイド９Ｂのガイ
ド面９Ｃと取付け面９Ｄとの軸方向距離Ｄより大きい。
従って下部エァーガイド９Ｂの取付片８への固定の際の
ねじ締め作業は容易である。
図２は下部エァーガイドの側面断面図で図３と同一符号
で示すものは同一部品である。この実施例が従来例と異
なる点は下部エァーガイド９Ｂの取付け面９Ｄのボルト
挿入孔９Ｅの位置にパイプ１１を固定したことである。
このパイプ１１の長さＬは下部エァーガイド９Ｂのガイ
ド面９Ｃと取付け面９Ｄとの軸方向距離Ｄより大きい。
従って下部エァーガイド９Ｂの取付片８への固定の際の
ねじ締め作業は容易である。
【０００９】すなわち、回転電機の組立過程で図６に示
す状態で下部エァーガイド９Ｂを取付けようとすると
き、図２に示すように下部エァーガイド９Ｂのパイプ１
１に予め一点鎖線で示すボルト１０を挿入しておき（ボ
ルト１０の先端が突出しないように）、この状態の下部
エァーガイド９Ｂを回転子軸４をくぐらせて所定の取付
け位置にきたとき柄の長いスパナ工具（たとえばボック
ススパナ）をボルト１０の頭部に嵌め込んでねじ締めを
行えばボルト１０は容易に締め付けられ、下部エァーガ
イド９Ｂは固定子枠１側の取付片８に固定される。
す状態で下部エァーガイド９Ｂを取付けようとすると
き、図２に示すように下部エァーガイド９Ｂのパイプ１
１に予め一点鎖線で示すボルト１０を挿入しておき（ボ
ルト１０の先端が突出しないように）、この状態の下部
エァーガイド９Ｂを回転子軸４をくぐらせて所定の取付
け位置にきたとき柄の長いスパナ工具（たとえばボック
ススパナ）をボルト１０の頭部に嵌め込んでねじ締めを
行えばボルト１０は容易に締め付けられ、下部エァーガ
イド９Ｂは固定子枠１側の取付片８に固定される。
【００１０】
【発明の効果】この発明によれば、下部エァーガイドの
取付け面にガイド面と取付け面との距離寸法より大きい
パイプを固定したので、このパイプにボルトを差し込ん
でおけば下部エァーガイド取付け時のボルトの保持が極
めて容易となり、またボルトの頭部へのスパナ工具の嵌
着も容易となり、狭い空間でもねじ締め作業が行える。
取付け面にガイド面と取付け面との距離寸法より大きい
パイプを固定したので、このパイプにボルトを差し込ん
でおけば下部エァーガイド取付け時のボルトの保持が極
めて容易となり、またボルトの頭部へのスパナ工具の嵌
着も容易となり、狭い空間でもねじ締め作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例を示す側面断面図
【図２】図１における下部エァーガイドの側面断面図
【図３】従来の回転電機の側面断面図
【図４】図３のＰ矢視正面図
【図５】図３の固定子枠，固定子の側面断面図
【図６】図５の状態にて回転子を組み込み回転子軸を軸
受で軸支した状態の側面断面図
受で軸支した状態の側面断面図
１ 固定子枠 ８ 取付片 ９Ａ 上部エァーガイド ９Ｂ 下部エァーガイド ９Ｃ ガイド面 ９Ｄ 取付け面 １０ ボルト １１ パイプ
Claims (2)
- 【請求項１】固定子枠開口端面の内側位置に上部エァー
ガイドと下部エァーガイドよりなる分割形のエァーガイ
ドを固定子枠内周に設けられた複数個の取付片に固定し
た回転電機において、下部エァーガイドの取付片への取
付け面にパイプを取付け、このパイプを介してボルトに
より下部エァーガイドを取付片にねじ止めしたことを特
徴とする回転電機。 - 【請求項２】請求項１記載のものにおいて、パイプの軸
方向寸法を下部エァーガイドのガイド面と取付け面との
軸方向距離寸法より大きくしたことを特徴とする回転電
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28479292A JPH06141508A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28479292A JPH06141508A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 回転電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06141508A true JPH06141508A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17683084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28479292A Pending JPH06141508A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06141508A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018074727A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 全閉型回転電機およびその組立方法 |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP28479292A patent/JPH06141508A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018074727A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 全閉型回転電機およびその組立方法 |
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