JPH0614117A - 呼情報システム - Google Patents

呼情報システム

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JPH0614117A
JPH0614117A JP17132392A JP17132392A JPH0614117A JP H0614117 A JPH0614117 A JP H0614117A JP 17132392 A JP17132392 A JP 17132392A JP 17132392 A JP17132392 A JP 17132392A JP H0614117 A JPH0614117 A JP H0614117A
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Yoshimasa Tokui
慶昌 得井
Hironobu Yamamoto
博伸 山本
Masato Minamizawa
正人 南澤
Natsuo Tai
夏生 田居
Masahiko Tsujimoto
雅彦 辻本
Ryoji Takaichi
良治 高市
Masaki Takahashi
政樹 高橋
Makoto Iio
誠 飯尾
Masato Ihara
正人 井原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信網において発生する呼情報を収集し、多
様なサービスを効率的に実施する。 【構成】 通信網(1)内の交換機(A1〜AN)から呼
情報を取り出し、適用されるアプリケーションの種類に
応じて振分ける情報振分け装置(X)を設け、この情報
振分け装置によって振分けられた各呼情報をそれらを必
要とする各オペレーションシステムに供給するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気通信網において通
信に伴って発生する呼情報を処理する呼情報システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の電気通信網における呼情
報を利用したシステムの1つである課金システムの構成
を示すブロック図である。図12において、1は加入者
によって通信経路として使用される通信網であり、加入
者間の回線接続を行う市内交換機A1〜ANを有する。2
は、市内交換機A1〜ANから出力される明細ビル等の情
報を伝達する共通線網であり、情報伝達経路を切り換え
るための信号中継交換機2a、2a、…を有する。ここ
に、明細ビルは、加入者の利用に対応して発生する課金
のための一定情報をフォーマット化したものである。3
は網サービス制御局、4は網サービス制御局を統括する
網サービス統括局である。これらは通信網1内の各部を
監視し加入者の発呼に応答して通信網1に通信経路を形
成するための制御を行う他、一般呼以外の呼についての
明細ビルの作成およびその伝送を行う。6、6、…は明
細センタ、5はこれらの各明細センタを統括するマスタ
明細センタである。7は料金業務総合システムであり、
各明細センタから明細ビルを収集し、料金請求書の発行
等の料金業務を行う。
【0003】以下、上記システムの動作を説明する。市
内交換機A2の管轄下にある加入者bが発信者となって
市内交換機A1の管轄下にある加入者aを着信者とする
通話を行ったとすると、発信側交換機である市内交換機
2は、図13に示す課金のための処理を実行する。な
お、発・着信における接続処理等の通信に必要な各種処
理については、周知のためここでは省略する。まず、市
内交換機A2は、通話の終了を検知すると(ステップS
1)、発信者と着信者との距離に基づいて1度数(10
円)で通話可能な単位時間(MBI:Message
BillingIndex)を決定し、通話時間を単位
時間で割り算し、度数を求める(ステップS2)。次い
で市内交換機A2は、着信者番号、発信者の加入者番
号、日付、MBI、加入者クラス(優先、一般)、通話
開始時刻、度数、通話時間の各データを圧縮して明細ビ
ルを作成し共通線網2を介して明細センタ6へと送信す
る(ステップS3)。この明細ビルは、図14に示すよ
うに例えば4Byte(バイト)×4W(ワード)から
なる固定長データで構成されている。なお、図14では
矢印を始点に「加入番号」「着信番号」「MBI」「通
信開始時間」……の順に各データが構成される。市内交
換機A2から送信された明細ビルは、共通線網2内の信
号中継交換機2aを介し、明細センタ6、6、…のうち
市内交換機A2に対応した明細センタ6へ供給される。
そして、明細センタ6により、明細ビルが収集されると
加入者毎に蓄積される。そして、各明細センタ6では、
定期的に(例えば月に1回)、各加入者毎に、その時点
までに蓄積された明細ビルが集計されて使用度数が算出
される。これら各加入者に対応した集計度数および明細
ビルは、各明細センタ6、6、…から料金業務総合シス
テム7へ転送される。料金業務総合システム7では、各
加入者毎に、月額基本料金、上記集計度数に基づく通話
料金およびその他の付加サービスの利用料金の総和が算
出され、この算出結果に基づいて料金請求書の発行等の
料金業務が行われる。
【0004】一方、上記加入者aが料金着信人払いサー
ビス(フリーダイヤル)等のサービスを利用した場合に
は、網サービス制御局3が論理番号/着物理番号(着信
側加入者番号に相当)の変換を行うと共に発信者および
着信者間の距離に基づいて単位時間を決定し、度数計算
および明細ビルの生成を行う。この明細ビルは網サービ
ス制御局3から網サービス統括局4へと転送され、次い
でマスタ明細センタ5を介し、明細センタ6、6、…の
うち上記着物理番号に対応した明細センタ6に送られ
る。そして、他の明細ビルと共に課金処理の対象とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の呼情報に基づく課金システムは、各交換機と各明細
センタとが1対1に対応しており、その対応関係が固定
であり、発信側交換機が出力する明細ビルは常にこれと
対応した明細センタに送られていた。このため、着信側
に課金をするような場合には、上述したように網サービ
ス制御局、網サービス統合局等による複雑な処理が必要
となり、課金処理を迅速に行うことができなかった。
【0006】また、発信者でもなく着信者でもない第3
者に通話料金を請求する第3者課金等、多様な課金方式
に関する要求がある。しかし、このような要望に応える
ためには、課金方式によらず、課金を行うべき加入者に
対応した明細センタに常に明細ビルが送信されるように
伝送経路を制御する必要があり、このような制御を行う
ように従来よりのシステムを変更しようとすると、シス
テムが極めて複雑なものとなってしまうという問題があ
った。さらに、多様な課金処理を行うためには、それら
の課金処理に必要な多くの情報を共通線網2を介して明
細センタへ伝送する必要がある。しかしながら、共通線
網2の伝送能力の限界があるため、こういった要望に応
えることができなかった。
【0007】また、通信網1においては通話あるいは通
信サービスの利用に伴って課金処理以外の用途に使用可
能な多くの情報(呼情報)が発生するが、それらは充分
に利用されていなかった。例えば、通信網1により各加
入者間の接続が行われる場合、信号中継交換機2aによ
り、各加入者間を接続する交換機および通話路の監視が
行われ、通話路を表す情報が発信側市内交換機に送られ
る。また、通話路が使用中であったり、交換機が故障し
ていたり、あるいはまた通話相手である加入者が通話中
であったりした場合、その旨が発信側市内交換機に報告
される。これらの情報(呼情報)を有効に利用すれば、
各加入者間の接続不良の調査等を含むトラヒック管理を
行うことができる。しかしながら、従来、これらの情報
は有効に利用されておらず、ユーザからの依頼により接
続不良の調査等を行う場合に多大なる労力を要してい
た。
【0008】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、通信網において発生する情報(呼情報)を
有効に利用し、高度なあるいはまた多様な電気通信サー
ビスを実現することができる呼情報システムを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る呼情報シ
ステムは、電気通信網を利用して発生する呼情報をその
呼情報を用いて行う応用システムに対応させて振り分け
ることを特徴としている。また、請求項2に係る呼情報
システムは、電気通信網を利用した通信に伴って発生す
る呼情報を収集する収集手段と、前記呼情報を処理する
各応用システムについて、前記収集手段によって収集さ
れた呼情報のうち当該応用システムの処理対象となる呼
情報を選択し当該応用システムへ送信する振分け手段と
を具備することを特徴としている。また、請求項3に係
る呼情報システムは、電気通信網内に介在する各交換機
に設けられ、各交換機に収容される加入者の発呼に伴っ
て発生する呼情報を収集して送信する送信手段と、呼情
報を利用した処理を行う各応用システムへ前記送信手段
が送信する呼情報を振分ける装置であって、(a)前記
各送信手段から前記呼情報を受信する受信手段、(b)
前記受信手段によって受信された呼情報を蓄積する蓄積
手段、(c)前記各応用システムに対応した記憶手段、
(d)前記蓄積手段に蓄積された呼情報を処理対象とす
る応用システムを判断し、該応用システムに対応した記
憶手段に該呼情報を書き込む振分け手段、および(e)
前記各応用システムからの要請により、当該応用システ
ムに対応した記憶手段に記憶された呼情報を当該応用シ
ステムに送信する配信手段からなる情報振分け装置とを
具備することを特徴としている。また、請求項4に係る
呼情報システムは、上記請求項2に係るシステムにおい
て、前記振分け手段が、前記各応用システムの処理対象
となる呼情報を規定した振分け判定用テーブルを有し、
この振分け判定テーブルに従って前記呼情報の書き込み
先である記憶手段を決定することを特徴している。ま
た、請求項5に係る呼情報システムは、上記請求項1乃
至3記載のいずれかのシステムであって、前記呼情報が
可変長データであることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記請求項1乃至3に係る呼情報システムによ
れば、電気通信網によって発生する呼情報がそれを必要
とする応用システムに適確に伝送され、応用システムに
よるサービスが効率的かつ多様に実現可能となる。上記
請求項4に係る呼情報システムによれば、振分け判定テ
ーブルの内容を書き換えるのみの操作により取り扱う応
用システムの変更に適確かつ容易に対処することができ
る。上記請求項5に係る呼情報システムによれば、応用
システムが必要とする呼情報に合わせてデータの増減が
可能となり、効率的に呼情報を伝送することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照し本発明の一実施例につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例による呼情報シ
ステムの構成を示すブロック図である。情報振分け装置
X(X1、X2、…)は、通信網1内の市内交換機A1
Nのうち各々の管轄下にある市内交換機と情報伝達網
20を介して接続される。例えば、X1はA1〜ANを、
2はAn+1〜Amを、…というように管轄する。各情報
振分け装置Xiは、管轄下の市内交換機が発信側交換機
となった場合に発生する呼情報を情報伝達網20を介し
て受信する。この呼情報は、発信者および着信者の識別
番号、通話時間、利用したサービス等、当該市内交換機
を介して行われた通信毎の内容を表す一連の可変長デー
タである。オペレーションシステムOP1〜OPmは、各
種課金処理、トラヒック管理等、呼情報を利用した各種
情報処理を行うものであり、情報伝達網30を介して情
報振分け装置Xに接続される。各情報振分け装置X
iは、情報伝達網20を介して受信した呼情報を蓄積
し、また情報伝達網30を介して各々に対応するオペレ
ーションシステムに振分ける。
【0012】次に図2を参照し、情報振分け装置Xの具
体的な内部構成について説明する。101は情報振分け
装置X内の各部の動作を制御するシステム制御部、10
2はシステム制御部101によって使用される制御情報
を記憶するシステム記憶部である。103はポーリング
送信部であり、呼情報の転送を要求するポーリング信号
を管轄下にある所定の市内交換機Ai(例えば、i
1n)へ逐次送信する。104はポーリング制御部であ
り、システム制御部101からの指令に従ってポーリン
グ送信部103を制御する。105は一括受信部であ
り、上記ポーリング信号に応答して各交換機A1〜AN
ら送られてくる信号を受信し、蓄積部106へ順次書き
込む。電文取出部107は蓄積部106に蓄積された各
呼情報(前述した通信毎の一連の可変長データ)をシス
テム制御部101からの指令に従って順次取り出す。
【0013】情報振分け部108は、比較部108a、
判定条件テーブル108b、分配蓄積部108cおよび
ファイルd1〜dmからなる。ファイルd1〜dmは、各オ
ペレーションシステムOP1〜OPmの処理対象となる呼
情報を記憶するために各オペレーションシステムに対応
して設けられた記憶手段である。判定条件テーブル10
8bは、各オペレーションシステムOP1〜OPmの処理
対象となり得る呼情報の選定条件を記憶している。図5
に判定用条件テーブル108bの内容を例示する。図5
において、項番号1の条件は、ファイルd1に書き込ま
れるべき呼情報を規定するものであり、呼情報における
切断理由の項目(データ)の内容が「なし」となってい
るべき旨を規定している。この条件に合致する呼情報は
完了呼に対応した課金処理あるいはトラヒック解析など
のアプリケーションに利用可能である。項番号2の条件
は、ファイルd2に書き込まれるべき呼情報を規定する
ものであり、呼情報における切断理由の項目(データ)
の内容が「あり」となっているべき旨を規定している。
この条件に合致する呼情報は不完了呼の原因の解析等の
トラヒック解析に利用可能である。また、項番号3の条
件は、ファイルd3に書き込まれるべき呼情報を規定す
るものであり、呼情報における切断理由の項目(デー
タ)の内容が「なし」となっており、かつ、発顧客デー
タの内容が甲又は丙となっているべき旨を規定してい
る。この条件に合致する呼情報は特定条件に合致した顧
客についての課金処理等に利用可能である。比較部10
8aは、電文取出部107によって取り出される呼情報
の内容を判定条件テーブル108bに記憶された上記各
条件と照合し、その呼情報を処理対象とするオペレーシ
ョンシステムを判定する。判定後の呼情報には、その呼
情報を処理対象とするオペレーションシステムに対応し
た識別子が付加され、分配蓄積部108cに与えられ
る。分配蓄積部108cは呼情報に付加された識別子を
判断し、ファイルd1〜dmのうち識別子によって指定さ
れたファイルに呼情報を書き込む。
【0014】さらに、109は送信部、110はポーリ
ング受信部である。ポーリング受信部110は、オペレ
ーションシステムOP1〜OPmからのポーリング信号を
受信し、それに応答して送信部109にデータ転送指示
を与える。送信部109は、データ転送指示に応答し、
ポーリング信号を送信してきたオペレーションシステム
が必要とする呼情報をファイルd1〜dmのうち該当す
る1つから読み出し、それらの呼情報を利用状況データ
として当該オペレーションシステムへ送信する。
【0015】次に図3を参照し、各交換機Ai(i=1
〜n)の構成について説明する。同図において、200
は通常の交換機としての処理を行う交換処理部である。
また、300は市内交換機と情報振分け装置Xとの間の
通信を制御するために設けられた通信制御部である。通
信制御部300において、301は交換処理部200か
ら通信に伴って発生する呼情報を受信する呼情報受信部
である。ここで、呼情報について例を列挙し説明する。
【0016】まず、通信が正常に終了した場合には図6
に例示するような一般呼の呼情報が交換処理部200か
ら出力される。この呼情報は以下列挙する一連の情報
(データ)により構成される。 (1)発交換機ID:加入者からの発呼を受け付けた市
内交換機の識別番号である。 (2)発ID:発呼を行った加入者の識別番号である。 (3)着ID:着信者の識別番号である。 (4)発顧客データ:特定のサービスが適用される顧客
であることを表すデータである。 (5)利用データ:発信者が利用するサービスを表すデ
ータである。 (6)通信開始時刻 (7)通信終了時刻 (8)課金方式:通常の発信者課金、着信者課金、第3
者課金等、利用する課金方式を指定するデータである。 (9)ネットワークデータ:通話が如何なる経路で行わ
れたかを表すデータである。 また、回線接続が正常に行われなかった場合には、図7
に例示するような不完全呼の呼情報が出力される。この
呼情報は、上記一般呼の呼情報の内容に加え、下記の情
報(データ)を付加して構成される。 (10)切断理由 (11)切断場所 また、加入者が利用したサービス等により様々な内容の
情報(データ)を含んだ各種呼情報が発生される。
【0017】このように、呼情報の内容は、例えば上述
した通信が正常終了したか異常終了したかによって情報
(データ)量が異なったものとなり、それによって可変
長のデータ構造となる。また、加入者が特殊なサービス
を利用した場合にはそれに対応した情報を含んだ呼情報
が出力される。
【0018】302は呼情報受信部301によって受信
された呼情報を順次記憶する蓄積部である。また、30
3はポーリング受信部であり、情報振分け装置Xのポー
リング送信部103からポーリング信号を受信し、ポー
リングによる呼情報の転送の指示を発生する。304は
取出制御部であり、ポーリング送信部が出力する指示に
従って蓄積部302から呼情報を順次取り出す。図8に
例示するように、ポーリングに伴って蓄積部302から
取り出された一連の呼情報の前後にはスタート符号ST
およびエンド符号ENが付加されると共に各呼情報間に
区切り符号Pが挿入される。そして、このように編成さ
れた呼情報がプロトコル変換部305によって所定のプ
ロトコルに対応した信号形式に変換され、送信部306
からポーリングの要求を行った情報振分け装置Xへ送信
される。
【0019】次に図4を参照しオペレーションシステム
OPk(k=1〜m)の構成について説明する。図4に
示すようにオペレーションシステムOPkは、情報振分
け装置Xとの間の通信を制御する通信制御部400と、
通信制御部400を介して受信した情報を処理するシス
テム処理部500とからなる。通信制御部400は、制
御部401、ポーリング送信部402および呼情報受信
部403とからなる。制御部401は、システム処理部
500からの指令に従い、ポーリング送信部402およ
び呼情報受信部403によるポーリング受信動作を制御
する。ポーリング送信部402は、制御部401の制御
の下、呼情報の転送を要求するポーリング信号を情報振
分け装置X1、X2、…に順次送信する。呼情報受信部4
03は、このポーリング信号に応答して情報振分け装置
Xから転送されてくる呼情報を順次受信し、システム処
理部500に送る。なお、呼情報受信部403が受信し
た呼情報を蓄積部404に一旦蓄積してからシステム処
理部500に送るようにしてもよい。また、情報振分け
装置Xから送信されてくる呼情報についても、図8と同
様な編集が行われる。
【0020】以下、本実施例の動作を説明する。通信網
1内の加入者が他の加入者との通信を行うと、発信側で
ある加入者を管轄する市内交換機Aiの交換処理部20
0により、呼情報が出力される。この呼情報は、当該市
内交換機Aiの呼情報受信部301によって受信されて
蓄積部302に蓄積される。
【0021】市内交換機A1〜Anを管轄する情報振分け
装置X1においては、定期的に図9にフローを示す呼情
報収集ルーチンが実行される。まず、制御変数iが1に
初期設定される(ステップS101)。次に、ポーリン
グ送信部103から交換機A1へポーリング信号が送信
される(ステップS102)。このポーリング信号が交
換機A1のポーリング受信部303によって受信され、
ポーリング受信部303から取出制御部304へ呼情報
の取り出しの指示が与えられる。この結果、蓄積部30
2に蓄積された一連の呼情報が取出制御部304によっ
て取り出され、プロトコル変換部305および送信部3
06を介し情報振分け装置X1へ転送される。これらの
呼情報は、情報振分け装置X1の一括受信部105によ
って受信され(ステップS103)、蓄積部106に蓄
積される(ステップS104)。そして、制御変数iが
nに到達したか、すなわち、この情報振分け装置X1の
管轄下にあるn個の市内交換機A1〜Anのすべてから呼
情報を収集したか否かが判断される。この判断結果が
「No」の場合は制御変数iがインクリメントされ(ス
テップS106)、次の交換機についてステップS10
2〜S104が実行される。そして、ステップS105
の判断結果が「Yes」となることを以てこのルーチン
が終了する。他の情報振分け装置X2、X3…において
も、それぞれ管轄する市内交換機に対して同様な動作を
行う。
【0022】また、情報振分け装置Xにおいては、定期
的に図10にフローを示す呼情報振分けルーチンが実行
され、上述のようにして収集蓄積した呼情報の振分けが
行われる。まず、電文取出部107により蓄積部106
から1個の呼情報が取り出される(ステップS20
1)。次に比較部108aにより、オペレーションシス
テムOP1の処理対象となり得る呼情報の条件が判定用
条件テーブル108bから読み出され、ステップS20
1において取り出された呼情報がこの条件に合致してい
るか否かが判断される(ステップS211a)。そし
て、この判断結果が「Yes」である場合には書込先と
してファイルd1を指定する識別子が呼情報に付加され
る。以下、同様の処理がオペレーションシステムOP2
〜OPmに関して行われ、呼情報を処理対象とするオペ
レーションシステムがある場合にはそれらに対応した識
別子が呼情報に付加される(ステップS212a,S2
12b〜S21ma,S21mb)。例えば、図6の呼
情報では、「切断理由」の項目(データ)がないので図
5の判定テーブルの項番1に該当し、振分け先はd1
なる。さらに、「発顧客データ」が甲または丙であれ
ば、判定テーブルの項番3にも該当するので、振分け先
としてd3も指定される。一方、図7の呼情報では、
「切断理由」の項目(データ)が存在するので、図5の
判定テーブルの項番2に該当し、振分け先としてd2
指定される。次に分配蓄積部108cにより呼情報に付
加された識別子が判断され、ファイルd1〜dmのうち識
別子によって指定されたファイルにその呼情報が書き込
まれる(ステップS220)。ここで、呼情報に対し、
複数の識別子が付加されている場合には、それらのすべ
てに対応したファイルに同一内容の呼情報が書き込まれ
る。次に蓄積部106からすべての呼情報が取り出され
たか否かが判断される(ステップS221)。そして、
この判断結果が「Yes」となるまでステップS201
〜S220が繰り返される。
【0023】各オペレーションシステムOP1〜OPm
おいては、定期的に若しくは利用者からの要請に応答
し、システム処理部500から制御部401に対し呼情
報の収集の指令が与えられる。この結果、ポーリング送
信部402から各情報振分け装置X1、X2、…へ向けて
ポーリング信号が送信される。
【0024】一方、各情報振分けシステムX1、X2、…
では、図11にフローを示すルーチンが実行される。ポ
ーリング受信部110はポーリング信号が到来するか否
かを常時判断しており(ステップS301)、ポーリン
グ信号を受信した場合にはステップS301の判断結果
が「Yes」となってステップS302へ進む。そし
て、受信したポーリング信号がどのオペレーションシス
テムから送信されたものであるかが判断される(ステッ
プS302)。そして、この判断結果に基づいて、オペ
レーションシステムOP1からのポーリング信号を受信
した場合にはファイルd1、オペレーションシステムO
2からのポーリング信号を受信した場合にはファイル
2、…という具合にポーリング信号の送り主であるオ
ペレーションシステムに対応したファイル内の呼情報が
読み出され、送信部109により、当該オペレーション
システムに向けて送信される。ポーリング信号を送った
オペレーションシステムでは、このようにして各情報振
分け装置X1、X2、…から送信されてくる呼情報が呼情
報受信部403によって受信され、システム処理部50
0により、それらの呼情報を利用した各種アプリケーシ
ョンが実行される。
【0025】本実施例によれば、呼情報を有効に利用す
ることにより以下列挙するような多様なサービスが可能
となる。 (1)多彩な課金処理 各市内交換機から可変長データによる呼情報を取り出し
てオペレーションシステムに振分ける方式であるため、
共通線網2の伝送能力の限界に制約されることなく、課
金処理に必要な情報を課金処理を行うオペレーションシ
ステムに送ることができる。従って、多量なパラメータ
を考慮した複雑な課金処理が可能となる。例えば使用料
金が一定額以上に達すると割引を行ったり、異なる論理
番号△△△△−XXXXXXに対応した各使用料金を合
計し、合計額が一定額以上になったら割引を行う割引系
新サービスのための課金処理が可能となる。また、本実
施例は、従来の発信側交換機と対応した固定の明細セン
タではなく、例えば全国を統合したオペレーションシス
テムで課金処理を行うことが可能であるから、発信側交
換機と課金先である加入者との関係に拘わらず、着信課
金、第三者課金といった特殊な課金処理を容易に行うこ
とができる。
【0026】(2)トラヒック管理 話中のため不完了呼となる頻度の高い加入者端末や回線
区間を求め、効率的な回線の増設計画等のための資料に
する。さらに、回線区間等の障害管理、故障対応の向上
が図れる。
【0027】(3)サービスの効率的運用 本実施例によれば、各情報振分け装置Xの判定条件用テ
ーブル108bの内容を書き換えるのみの操作により、
利用者からの要望等による新たなオペレーションシステ
ムの増設、あるいは不要となったオペレーションシステ
ムの削除を容易に実施することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電気通信網において発生する呼情報がそれらを必要
とする応用システムに効率的に、しかも適正に振分けら
れるので、呼情報を有効に利用した多彩なサービスを効
率的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による呼情報システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例における情報振分け装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】 同実施例における市内交換機の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 同実施例におけるオペレーションシステムの
構成を示すブロック図である。
【図5】 同実施例における判定用条件テーブルの内容
を例示する図である。
【図6】 同実施例における呼情報を例示する図であ
る。
【図7】 同実施例における呼情報を例示する図であ
る。
【図8】 同実施例における呼情報の伝送フォーマット
を例示する図である。
【図9】 同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】 同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】 同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】 従来の課金システムを示すブロック図であ
る。
【図13】 同システムの動作を示すフローチャートで
ある。
【図14】 同システムにおいて伝送される明細ビルを
示す図である。
【符号の説明】
1……通信網、A1〜AN……市内交換機、X……情報振
分け装置、OP1〜OPm……オペレーションシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田居 夏生 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 辻本 雅彦 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高市 良治 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高橋 政樹 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 飯尾 誠 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 井原 正人 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信網の利用に伴って発生する各個
    別呼の利用状況データを呼情報とし、 該呼情報を利用する応用システムに応じた所定の前記利
    用状況データにより前記呼情報を分配し、該分配した呼
    情報を対応する前記応用システムに送信することを特徴
    とする呼情報システム。
  2. 【請求項2】 電気通信網を利用した通信に伴って発生
    する呼情報を収集する収集手段と、 前記呼情報を処理する各応用システムについて、前記収
    集手段によって収集された呼情報のうち当該応用システ
    ムの処理対象となる呼情報を選択し当該応用システムへ
    送信する振分け手段とを具備することを特徴とする呼情
    報システム。
  3. 【請求項3】 電気通信網内に介在する各交換機に設け
    られ、各交換機に収容される加入者の発呼に伴って発生
    する呼情報を収集して送信する送信手段と、 呼情報を利用した処理を行う各応用システムへ前記送信
    手段が送信する呼情報を振分ける装置であって、 (a)前記各送信手段から前記呼情報を受信する受信手
    段、 (b)前記受信手段によって受信された呼情報を蓄積す
    る蓄積手段、 (c)前記各応用システムに対応した記憶手段、 (d)前記蓄積手段に蓄積された呼情報を処理対象とす
    る応用システムを判断し、該応用システムに対応した記
    憶手段に該呼情報を書き込む振分け手段、および (e)前記各応用システムからの要請により、当該応用
    システムに対応した記憶手段に記憶された呼情報を当該
    応用システムに送信する配信手段からなる情報振分け装
    置とを具備することを特徴とする呼情報システム。
  4. 【請求項4】 前記振分け手段が、前記各応用システム
    の処理対象となる呼情報を規定した振分け判定用テーブ
    ルを有し、この振分け判定テーブルに従って前記呼情報
    の書き込み先である記憶手段を決定することを特徴とす
    る請求項3記載の呼情報システム。
  5. 【請求項5】 前記呼情報が可変長データであることを
    特徴とする請求項2乃至4記載の呼情報システム。
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JP2007209019A (ja) * 1994-03-02 2007-08-16 British Telecommun Plc <Bt> 通信ネットワークの利用に対する課金装置
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US7630484B2 (en) 1997-04-22 2009-12-08 At&T Corp. Service and information management system for a telecommunications network

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