JPH06140683A - 積層型圧電アクチュエータおよびその製造方法 - Google Patents
積層型圧電アクチュエータおよびその製造方法Info
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Abstract
全部または一部が除去されて絶縁された積層型圧電アク
チュエータとその製造方法を特徴としている。 【構成】 圧電セラミックスと内部電極が交互に積層さ
れて、内部電極が外部電極と一層置きに接続されたこの
発明の積層型圧電アクチュエータは、 内部電極と一層
置きに接続される外部電極が形成されない素子側面にお
ける内部電極の露出を少なくとも一層置きに成るように
内部電極の側端部を、チタン酸鉛を主とする絶縁物で構
成して、異なる電位が印加される内部電極間の絶縁を保
つことを特徴としている。
Description
エータおよびその製造方法、特に外部電極が形成されな
い素子側面の、内部電極が素子外部に露出する内部電極
の側端部を、チタン酸鉛を主とする絶縁物で形成して成
る圧電アクチュエータおよびその製造方法に関するもの
である。
は、図8に示される様に内部電極層15と絶縁部分16
が設けられた圧電セラミックスのグリーンシート14を
図9および図10に示される如くセラミックス層13と
内部電極層15とを交互に積層して、内部電極層15と
外部電極17とを一層置きに接続する構造に成ってい
る。積層型圧電アクチュエータ10は、積層型圧電アク
チュエータ10の上下両端面を除く四側面を外装樹脂等
で被う構造に成っているのが一般的であるが、外部電極
17の形成されていない側面には、極性の異なる電圧が
印加される内部電極層15が露出した構造に成ってい
る。
ータ10のセラミックス層13部分がグリーンシート法
などの厚膜形成法等で形成された積層型圧電アクチュエ
ータ10は、セラミックス層13部分の厚みが100ミ
クロン以下と薄く、積層型圧電アクチュエータ10の素
子自体の小型化、低電圧駆動が可能なデバイスとして注
目されている。セラミックスは、図11に示す様にセラ
ミックスの厚みが薄くなると単位厚み当たりに印加可能
な電圧が高くなる特性がある。そのために、積層型圧電
アクチュエータにおいて、セラミックス層の厚みを薄く
することによって、より大きな電界をセラミックス層に
印加することが可能に成る。ところが、図10に示され
る様に、外部電極17の形成されていない側面に極性の
異なる電圧が印加される内部電極層15が露出した構造
に成っていると、外装樹脂等で側面がたとえ被覆されて
いても、異なる極性の電圧が印加される内部電極層15
間の沿面距離はセラミックス層13の厚みしかないため
に、電圧が印加されると、異なる極性の電圧が印加され
る内部電極層15間で放電が生じて積層型圧電アクチュ
エータ10素子自体が破壊するという現象を生じ、積層
型圧電アクチュエータ素子の製造段階で高電圧を印加す
る試験工程等での歩留まりが悪く、且つ信頼性が悪い等
の問題点がある。特に、製造工程において、ゴミなどが
付着すると、付着したゴミが微小なゴミでも、電極間間
隔が100ミクロン以下と小さいために、付着した処が
起点と成って内部電極層15間の放電が生じて、絶縁不
良の原因と成る。
および放電を防ぐためには、露出した内部電極層15を
無くしたり、或は露出している内部電極層15の沿面距
離を長くすることが有効である。露出する内部電極層1
5の側端部を、全部、若しくは、選択的に一部が、機械
的な方法で除去する等の方法が考えられているが、特
に、セラミックス層13部分がグリーンシート法などの
厚膜法で形成された積層型圧電アクチュエータ10素子
は、セラミックス層13の厚みが100ミクロン以下と
薄いために、内部電極層15の側面露出部分を機械的な
加工法等により、除去することは困難である。また、内
部電極層15の側端部を空孔にすることは、100ミク
ロン以下と薄いセラミックス層13を積層した構造を持
つ積層型圧電アクチュエータ10では、強度的な問題が
出てくる。
における問題点を解決するために、グリーンシートを積
層して一体焼結することによって作成される積層型圧電
アクチュエータ、特に、内部電極間隔が100ミクロン
以下の超小型の積層型圧電アクチュエータおよびその製
造方法において、100ミクロン以下の内部電極間隔を
持つ積層焼結体においても露出する内部電極の側端部
を、全部、若しくは、選択的に一部が除去されて絶縁さ
れた積層型圧電アクチュエータおよびその製造方法を提
供することにある。
めに、この発明は、側面に露出する内部電極の側端部の
少なくとも1つを圧電アクチュエータが変位する時にそ
の変位の妨げにならない絶縁物で構成することにより、
側面に露出する内部電極層の側端部を除去して絶縁する
方法、乃至は極性の異なる電圧が印加される内部電極の
沿面距離を長くする方法を提案するものである。
ックスと内部電極が交互に積層されて内部電極が外部電
極と一層置きに接続された積層型圧電アクチュエータ
は、内部電極と一層置きに接続される外部電極が形成さ
れない素子側面における内部電極の露出を少なくとも一
層置きになるように内部電極の側端部を、チタン酸鉛を
主とする絶縁物で構成して、異なる電位が印加される内
部電極間の絶縁を保つことを特徴としている。
チュエータの製造方法は、圧電セラミックスグリーンシ
ート上に導体ペーストを印刷して内部電極を形成し、チ
タン酸鉛を主とする絶縁物から成る絶縁ペーストを、外
部電極が形成されない素子側面に露出する内部電極の少
なくとも1つの側端部を含むよう導体ペーストと隣接す
るように印刷した後に、内部電極と一層置きに接続され
る外部電極が形成されない素子側面における内部電極の
露出を少なくとも一層置きに成るように積層し、次い
で、圧着、脱脂、焼成して、内部電極と外部電極を一層
置きに接続することを特徴としている。
19号明細書において、外部電極と内部電極との絶縁を
保ち、且つ、内部応力を緩和する部分がチタン酸鉛で構
成される方法を提供しているが、この発明によれば、積
層型圧電アクチュエータは、圧電セラミックスと内部電
極が交互に積層され、内部電極が外部電極と一層置きに
接続される積層型圧電アクチュエータにおいて、外部電
極が形成されていない側面に露出する内部電極の端部
を、内部電極間の沿面距離を広げ且つ絶縁を保ち且つ変
位の妨げにならないように、チタン酸鉛で構成されるこ
とを特徴としている。
アクチュエータの製造方法は、圧電セラミックスグリー
ンシート上に導体ペーストを印刷して内部電極を形成
し、チタン酸鉛を主とする絶縁物から成る絶縁ペースト
を導体ペーストと隣接するように印刷した後に、積層、
圧着、脱脂、焼成して、積層型圧電アクチュエータを作
成することを特徴としている。
電アクチュエータに使用されるチタン酸ジルコン酸鉛
(PZT)等と同じペロブスカイト型化合物で、500
℃付近にキュリー温度を持っている。純粋なチタン酸鉛
は、高温で焼結しても500℃付近のキュリー温度を通
過した時に起きる相転移による軸比の変化が大きいため
に、大きな内部応力が発生し、微細に破壊して焼結しな
い。この発明は、この現象に着目し、チタン酸鉛を、内
部電極の側面に露出する側端部の絶縁部分として利用す
ることによって構成されている。
の絶縁部分として使用されるチタン酸鉛は変位を誘起す
るセラミックス層のチタン酸ジルコン酸鉛と同じペロブ
スカイト型結晶構造を持つ化合物であり、絶縁部分とし
てセラミックス層との馴みが良い。また、焼成時の昇温
過程では、セラミックス層のチタン酸ジルコン酸鉛(P
ZT)と同じ様に焼結して、焼成時の降温過程で500
℃付近のキュリー点で微細化する、特性を利用したもの
である。形成された絶縁部分は微細化したチタン酸鉛が
入っているので、十分に絶縁を示し、且つ積層型圧電ア
クチュエータに電圧を印加した時に変位を拘束すること
がない。
位を誘起するセラミックスは、先に述べた様に、ペロブ
スカイト型構造のチタン酸ジルコン酸鉛系の化合物が殆
どである。この化合物はAサイトに鉛(Pb)を含む化
合物であるが、焼成時に鉛雰囲気を調整してやらない
と、Aサイトの鉛が蒸発してセラミックスの特性に悪影
響を与えるという問題がある。従って、この発明におい
て、絶縁部分に使用されるチタン酸鉛は、その点でも同
じペロブスカイト化合物であってAサイトに鉛が入って
いるので、セラミックス層の鉛蒸発を抑えることができ
る。また、チタン酸鉛は、鉛化合物の中では、特に変位
を誘起するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)と比べて、
安定な化合物であり、セラミックス層と反応して変位を
誘起する特性に影響を与えることも少ない。
鉛は、焼成時に変位を誘起する圧電セラミックスと反応
しないことが必要であり、また、焼結後に、冷却過程で
相転移による破砕が起きるように、軸比の変化が十分起
きる程度の純度が望ましい。このためには、チタン酸鉛
が、高純度であること、十分結晶化していること等が重
要である。
電アクチュエータおよびその製造方法を、図を追って更
に詳細に説明する。
エータ用材料として好適であるPb(Zr,Ti)O3
に第3成分として複合ペロブスカイト化合物を加え、ス
トロンチウムで変性したセラミックス粉体を、サンドミ
ルで粉砕し1ミクロン以下の粒径にする。この粉末にバ
インダー、分散剤、活性剤、消泡剤を加え真空脱泡した
のちドクタブレード法を用いグリーンシート4を作製す
る。得られたグリーンシート4の厚みは95ミクロンで
あった。このグリーンシート4上に、スクリーン印刷法
を用いて内部電極層5(白金)を印刷した(図1)。次
に、同じグリーンシート4上に内部電極層5に隣接する
ように、チタン酸鉛から構成される絶縁ペーストを印刷
して絶縁部分6を形成する(図2)。この絶縁部分6を
形成する絶縁ペーストは、99.9%のチタン酸鉛粉末
を固形分(70wt%)とし、エチルセルロースをバイ
ンダーとし、ブチルカルビトール、α−テルピネオール
を溶剤として構成される。絶縁ペーストの印刷厚みは内
部電極層5の印刷厚みを考慮した上で決定する必要があ
る。つまり、積層焼結体2の焼結時に同じ厚みに成る必
要がある。積層圧着時や焼結時に厚みの差があると、デ
ラミネーションやクラックの原因となる。実施例では、
内部電極層5のペースト印刷厚みを18ミクロン、絶縁
部分6の層の絶縁ペースト印刷厚みを8ミクロンとし
た。
ーンシート4を30枚、内部電極層5とチタン酸鉛から
構成される絶縁ペーストから成る絶縁部分6の印刷して
あるグリーンシート4を図3に示す様に交互に120
枚、更に、内部電極層5の印刷していないグリーンシー
ト4を30枚、積層して加熱圧着し、脱脂して、120
0℃で焼成して図4のような積層焼結体2を得た。積層
焼結体2のセラミックス層3の厚みは50ミクロン、内
部電極層5とチタン酸鉛から構成される絶縁ペーストか
ら成る絶縁部分6の厚みは共に5ミクロンであった。
し、内部電極層5とチタン酸鉛から構成される絶縁部分
6の露出する相対する端面に銀ペーストを焼き付けた外
部電極7を形成する。この外部電極7にリード線を半田
付けし、外装を施してW5×D7×H9mmの積層型圧電
アクチュエータ1を得た。
ーンで印刷して、図9および図10に示す様な従来型の
構造の積層型圧電アクチュエータ10も作製した。
々100個に400Vの電圧を5秒間印加し耐圧試験を
行ったところ、この発明の第1の実施例に依る図4の様
な構造を持つ積層型圧電アクチュエータ1素子が98%
の合格率であったのに対し、比較例の図9の様な従来構
造の積層型圧電アクチュエータ10素子は合格率が63
%しかなく、不良の原因は、その殆どが、異なる極性の
電圧が印加される内部電極層15間で放電が生じたゝめ
であった。
チュエータ素子の絶縁抵抗を調べたところ100MΩ以
上有って十分に絶縁されていること、また、変位を測定
したところ150Vで10ミクロン以上変位して積層型
圧電アクチュエータ素子として十分機能することが解か
った。
電アクチュエータ素子に150V,1kHzサイン波電
圧を印加して積層型圧電アクチュエータ素子を駆動さ
せ、寿命試験を行ったところ、108回変位させても破
壊は起こらず十分耐久性も有ることも解かった。
ように外部電極7の形成されていない積層型圧電アクチ
ュエータ素子側面に露出する内部電極層5全ての側端部
をチタン酸鉛で構成された積層型圧電アクチュエータ素
子を示しているが、この発明の主旨からすると、図6お
よび図7に示す様に、極性の同じ電圧が印加される内部
電極層5’のみの側端部をチタン酸鉛の絶縁部分6’で
構成されるものでも同様の効果が期待される。
100ミクロン以下の内部電極間隔をもつ積層焼結体に
おいても、露出する内部電極の側端部を、全部、もしく
は、選択的に一部を除去して絶縁することができ、製造
工程での歩留まりが良く、充分耐電圧があり、信頼性の
高い積層型圧電アクチュエータ素子を製造することが出
来る等の効果が得られる。
程の第1段階を示す説明図である。
程の第2段階を示す説明図である。
程の第3段階を示す説明図である。
程の第4段階を示す説明図である。
程の最終段階を示す説明図である。
実施例を示す図2に相当する説明図である。
図である。
タのセラミックス層の1つを示す説明図である。
図である。
す説明図である。
電圧とセラミックス厚さの関係を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 圧電セラミックスと内部電極が交互に積
層され、内部電極が外部電極と一層置きに接続される積
層型圧電アクチュエータにおいて、 内部電極と一層置きに接続される外部電極が形成されな
い素子側面における内部電極の露出を少なくとも一層置
きに成るように内部電極の側端部を、チタン酸鉛を主と
する絶縁物で構成して、異なる電位が印加される内部電
極間の絶縁を保つことを特徴とする積層型圧電アクチュ
エータ。 - 【請求項2】 外部電極が形成されない素子両側面に露
出する内部電極の両側端部を、チタン酸鉛を主とする絶
縁物で構成して、異なる電位が印加される内部電極間の
絶縁を保つことを特徴とする請求項1記載の積層型圧電
アクチュエータ。 - 【請求項3】 圧電セラミックスグリーンシート上に導
体ペーストを印刷して内部電極を形成し、チタン酸鉛を
主とする絶縁物から成る絶縁ペーストを、外部電極が形
成されない素子側面に露出する内部電極の少なくとも1
つの側端部を含むよう導体ペーストと隣接するように印
刷した後に、内部電極と一層置きに接続される外部電極
が形成されない素子側面における内部電極の露出を少な
くとも一層置きに成るように積層し、次いで、圧着、脱
脂、焼成して、内部電極と外部電極を一層置きに接続す
ることを特徴とする積層型圧電アクチュエータの製造方
法。 - 【請求項4】 チタン酸鉛を主とする絶縁物から成る絶
縁ペーストを、外部電極が形成されない素子両側面に露
出する内部電極の側端部を含むよう導体ペーストと隣接
して圧電セラミックスグリーンシート上に印刷したこと
を特徴とする請求項3記載の積層型圧電アクチュエータ
の製造方法。
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JP29033492A JP2951129B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 積層型圧電アクチュエータおよびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06140683A true JPH06140683A (ja) | 1994-05-20 |
JP2951129B2 JP2951129B2 (ja) | 1999-09-20 |
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JP29033492A Expired - Fee Related JP2951129B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 積層型圧電アクチュエータおよびその製造方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2951129B2 (ja) |
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