JPH06140183A - 蛍光灯の直流点灯回路を応用した，調光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】蛍光灯の直流点灯時のランプ電流の値を，負荷
時タップ切り換え方式を用いて，ランプの消灯なしに，
段階的に調節する。 【構成】蛍光灯の直流点灯時のランプ４の放電の負特性
に対処するために設けたインピーダンスを持つ，素子，
または，回路のインピーダンスの値を負荷時タップ切り
換え方式を用いて，段階的に調光する。このときランプ
電流を制御している場合においても，ランプ４の転極が
スムーズに遂行されるように，主に，『ラピッド・スタ
ート型』を用いる。 【効果】ランプの放電の負特性に対処するために設け
た，インピーダンスを持つ素子，または，回路『もちろ
ん，安定抵抗を単独で用いることを除く』のインピーダ
ンスを段階的に変化させて調光しているため，電力損失
を小さく，簡便に調光できた。

Description

【発明の詳細な説明】 （０００１）（産業上の利用分野）照明分野 （０００２）（従来の技術）従来の常用周波数での蛍光
灯の交流点灯における調光装置は，複雑になった。 （０００３）（発明が解決しょうとする課題）図１，２
のような，直流点灯回路において，ランプ電流を制限す
るための，インピーダンスを持つ，素子，または，回路
のインピーダンスの値を，段階的に変化させて，直流点
灯で，かつ，簡便に調光する。 （０００４）（課題を解決するための手段）図１，２の
ようにして，蛍光灯の直流点灯の際のランプの放電の負
特性に対処するための，インピーダンスを持つ，素子，
または，回路のインピーダンスを負荷時タップ切り換え
装置を用いて，可変とする。 （０００５）（作用）蛍光ランプの直流点灯時の放電電
流を制限する要素として用いられているインピーダンス
を持つ，素子，または，回路のインピーダンスを段階的
に変化させることにより，ランプ電流を制御する。この
時，インピーダンスを持つ，素子，または，回路に，電
力損失の小さい，コンデンサーやコイルを用いることが
できるため，調光した時においても，電力損失が大きく
なることが無い。また，主に，ラピッド・スタート型を
用いるため，ランプ電流をしぼっているときでも，ラン
プの転極は，ランプの起動装置を用いることなく，瞬時
に遂行される。 （０００６）（実施例）ランプの放電の負特性に対処す
るための，インピーダンスを持つ，素子または，回路を
負荷時タップ切り換え装置を用いたため，段階的調光で
もランプの消灯無しに，調光できた。また，安定抵抗で
はなく，インピーダンスを持つ，要素として，電力損失
の小さい，コンデンサーやコイルを用いることができた
ため，電力損失が小さく，調光できた。また，主に，
『ラピッド・スタート型』を用いるため，ランプ電流を
制御している際においてもランプの転極はランプの起動
装置を用いることなく，瞬時に完了した。 （０００７）（発明の効果）回路に流れる電流値を，ラ
ンプの放電の負特性に対処するための，インピーダンス
を持つ，素子，または，回路『安定抵抗を単独で用いる
ことを除く』のインピーダンスを可変とすることで制御
するため電力損失が小さく制御できた。

【図面の簡単な説明】 （図１）この発明で用いた回路図の一つを表す。 １−コンデンサー ２−負荷時タップ切り換えスイッチ
３−ブリッジ ４−ランプ ５−ランプ電流平滑用コ
ンデンサー ６−ランプ電流平滑用コイル ７−電源
８−電極加熱用トランス （図２）請求項３を具現した回路図の一つを表す。 １−コンデンサー ２−コンデンサー ３−平滑用コイ
ル ４−ランプ ５−電極加熱用トランス ６−負荷時
タップ切り換え装置 ７−電源

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （請求項１）図１のような，常用周波数の交流電源を用
   いた，直流点灯回路のランプの放電の負特性に対処する
   ための，『安定抵抗を単独で用いた回路，および，チョ
   ークコイル，また，コンデンサーとチョークコイルと同
   時に，倍電圧整流回路を用いた回路』を除く，インピー
   ダンスを持つ，素子，または，回路のインピーダンスの
   値をスイッチを用いて切り換えることにより，ランプ電
   流の値を制御する。 （請求項２）請求項１において，ランプが調光の際，消
   灯しないようにするために，これらの，インピーダンス
   を持つ，素子，または，回路のインピーダンスの値を，
   負荷時タップ切り換え装置を用いて切り換える。 （請求項３）図２のように『ブリッジ』以外の整流器を
   用いた，ランプの調光装置を実施する。例えば『倍電圧
   整流器』を用いた場合にはランプのラピッド・スタート
   が，昇圧を用いることなく，実現する場合がある。 （請求項４）請求項１，３において，蛍光ランプの直流
   点灯時の暗端効果を転極で解決する場合，ランプ電流を
   制御している際においても，この転極がスムーズに遂行
   されるように，ランプの電極を加熱することがある。こ
   の場合，主に，点灯装置として『ラピッド・スタート
   型』を用いる。これらの場合，ランプの放電の負特性に
   対処するための要素として『チョークコイル，または，
   コンデンサーとチョークコイル，と同時に「倍電圧整流
   回路」』を用いる方式を除く。 （請求項５）請求項１，３において，転極装置を設ける
   ときには，ランプの放電の負特性に対処するための，イ
   ンピーダンスを持つ，素子，または，回路を経た後にブ
   リッジを用いて，直流電圧を得るが，その後に，ランプ
   電流平滑用コンデンサーを経，その後に，ランプ電流平
   滑用コンデンサーを経た後に，これを設ける。これによ
   りランプ電流平滑用コイルには，ランプの転極の前後に
   おいて，直流のランプ電流が，常に一方向に流れるた
   め，転極のスピード・アップにつながる。 （請求項６）請求項１，３において，ランプの転極がス
   ムーズに遂行されるように，ランプに沿った，始動補助
   導体，または，蛍光灯の器具と電源との間を小さい容量
   のコンデンサーを用いて接続する。