JPH0613990U

JPH0613990U - 鍵付きサドル盗難防止用具

Info

Publication number: JPH0613990U
Application number: JP6326892U
Authority: JP
Inventors: 崎一播磨
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-07-28
Filing date: 1992-07-28
Publication date: 1994-02-22

Abstract

(57)【要約】【目的】サドルを悪戯や盗難より守り、被服の汚れを
防ぐ。【構成】サドル（１）にサドルカバー（２）を設け、
そのカバー（２）の裾部（７）に強固な紐（４）を巡ら
し、その紐（４）の一端をリム（５）の内側に通して紐
（４）と紐（４）の端を、鍵（３）で連結することを特
徴とする、つまり、サドル（１）を被覆した強靭で耐久
性に富んだ水不浸透材のカバー（２）を設け、カバー
（２）の底辺部（６）の裾部（７）の部分に安易に切断
できない紐（４）の通る部分を作りその中にの紐（４）
を巡らせその紐（４）をカバー（２）の後方下部部
（８）より取りだしその紐（４）の一端をサドル（１）
の後方下部（８）にて交差させてサドルカバー（２）が
サドル（１）より簡単に脱落しないように掛けその紐
（４）の一端を車輪のリム（５）の内側に通し、カバー
の底辺（６）の裾部（２）のもう一端の紐（４）に鍵
（３）で連結する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、サドルカバーに鍵をつけた脱着自在のサドル盗難防止に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、サドルには鍵の付いていないものである、これは使用する者の背丈に合わせてサドルを上下に動かすことを可能にしてあるためである、しかし、そのサドルは手軽に本体より引き抜くことができる、そしてまた、サドル本体に鍵がなく簡単に脱着できる構造のため悪戯や盗難にあうことが多かった、そして車輪の前輪とか後輪に使用されている盗難防止用の鍵も、車輪そのものを固定するのみであってサドルカバーと鍵とを−体にした本請求項１のようなものはない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。（イ）サドルを止める鍵は、今日までいずれの構造のものにも装着されたものはない、その為サドルは本体より簡単に脱着できる。（ロ）サドルは簡単に脱着できる構造のため、悪戯や盗難にあうことが多かった。（ハ）サドルだけでは雨や雪に濡れたりして、また、塵埃をかぶったりして被服などが汚れ易かった。（ニ）車輪止め用の鍵は、車輪そのものを固定するのみであって、サドル本体に役だたなかった。（ホ）これまでのサドルカバーは、ひも又はゴムで常時装着させておく構造であり、風などに飛ばされ易く、また、簡単に盗まれ易かった、これは自転車に取り付けておいても盗られない方法がなされていなかった。（ニ）これまでのサドルカバーは堅牢なサドルに使用されているような硬質部材であるためその収納時の取扱い方が大変であり、収納場所も必要となる、また、特別な取り付け構造も必要となるので極めて不便性を感じた。本考案とするところは、従来の技術を背景に手軽な操作で、脱着をはかることができること、及び収納等を任意に選択できる、さらに、盗難、悪戯、汚れ等の防止を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

サドル（１）の表面を被覆した強靭で耐久性に富んだ水不浸透材の繊維、または、合成樹脂等柔軟性のある部材のカバー（２）、これは取り外したときの自転車のカゴ（９）等に収納したとき余り邪魔とならない、いわゆるスペースを取らない扱いやすい部材であればよい（２）を設け、そのカバー（２）の底辺（６）の裾部（７）の部分に安易に切断できない金属、または、硬質合成樹脂等でつくられた鎖、または、チェーン、ワイヤー等の、紐（４）の通る部分を作り、その中に紐（４）を巡らせ、その紐（４）をサドルカバー（２）の後方下部（８）より取り出し、その紐（４）の一端をサドル（１）の後方下部（８）にて交差させて、サドルカバー（２）がサドル（１）より簡単に脱落しないように掛け、サドル（１）の下部の裾の部分（７）を巾着の口元のように収縮自在とし、施錠のときはサドル（１）より外れないようにして下部を締め、その紐（４）の一端を車輪のリム（５）の内側に巡らせ、カバー（２）のもう一端の紐（４）の端につけた鍵（３）と連結する、こうすることによりサドル（１）の盗難や悪戯を防止できる、また、塵埃をかぶったり雨水に濡れたりしない、そのため被服が汚れるのを防げる、サドル（１）及び自転車の施錠が一目でわかる等のサドル（１）盗難防止の役に立つ、なお、サドルカバー（２）の色、柄等を組み合わせると、駐輪場等の数ある同じ様な種類の自転車のなかから、個々の見分けが一層容易になるばかりか、従来のサドル（１）は堅く乗りごこちが悪く雨曝し用になっていたものが多かったが、鍵付きサドルカバーを使用することによりサドル本体の高級化や、材質の多用化がはかれる事となる、また、鍵付きサドルカバーは自転車の駐輪時に用いるが、走行時には全面の荷物カゴ等に簡単に収納する事ができる、本考案は、以上のような構成よりなる鍵付きサドル盗難防止用具である。

【０００５】

【作用】

サドルカバー（２）をサドル（１）に装着し、紐（４）で車輪を固定し、施錠すると、サドル（１）の盗難やいたずらを防止できる、また、塵埃をかぶったり雨水また、雪及び夜露、朝露に濡れたりしない、そのため被服が汚れるのを防げる、なお、サドルカバー（２）の色、柄等を組み合わせると、駐輪場等の数ある同じ様な種類の自転車のなかから、個々の自転車の見分けが一層容易になる、サドル及び自転車の施錠が一目でわかる等のサドル盗難防止の役に立つ、要するに、本請求項１の記載の考案は自転車の駐輪時にリムとサドルをサドルカバーと紐と鍵が一体となっているもので覆うことで、自転車とサドルを盗難、悪戯より守り、かつまた、雨や雪、みぞれが降るなど、悪環境の中で駐輪していてもサドルの表面が濡れたり汚れたりすることが防止できる、また、自転車を使用するときは鍵を外して、サドルカバーを本体より取り外して自転車の前側の荷物カゴ等に、簡単に収納して使用することができる、この時、あまり堅牢なサドルに使用されているような硬質部材であると、その収納の取扱い方が大変であり収納場所も必要となる、また、特別な取り付け構造も必要となるので極めて不便性を感じる、本考案はこれを解決することを特徴としたものである。

【０００６】

【実施例】

以下本案の実施例について説明する。サドル（１）を被覆した強靭で耐久性に富んだ水不浸透材のカバー繊維または合成樹脂等柔軟性のある部材のカバー（２）これは取り外したときの自転車のカゴ（９）等に収納したとき余り邪魔とならない、いわゆるスペースを取らない扱いやすい部材であればよい（２）を設け、その柔軟性のある部材で出来たカバー（２）の底辺（６）の裾部（７）の部分に安易に切断できない金属等でつくられた鎖または、チェーン、ワイヤー等の紐（４）の通る部分を作りその中に紐（４を巡らせその紐（４）をカバー（２）の後方下部（８）より取り出し、その紐（４）の一端をサドル（１）の後方下部（８）にて交差させてサドルカバー（２がサドル（１）より簡単に脱落しないように掛けその紐（４）の一端を車輪のリム（５）の内側に通し、カバー（２）のもう一端の紐（４）に鍵（３）を設け紐（４）と紐（４）をその鍵（３）で連結する、つまりサドルカバー（２）サドル（１）に着装し、容易に切断できない紐（４）で車輪を固定し、その紐（４）と紐（４）を鍵（３）で繋ぐと、サドルは塵埃で汚れない、また、雨水に濡れない、そしてまた、サドル（１）及び自転車の施錠が一目ではっきりと分かり盗難防止の役に立つ、なお、このサドルカバー（２）の素材については耐久性に富んだ取扱いが手軽な強靭で水不浸透材の繊維または合成樹脂等柔軟性のある部材が変形可能であり収納性に優れてこれは取り外したときの自転車のカゴ（９）等に収納したとき余り邪魔とならない、いわゆるスペースを取らない、取り扱いが便利である。

【０００７】

【考案の効果】

サドルに施錠ができるため、今までのようにサドルを本体より引き抜くことが出来ないのでサドルの盗難や悪戯を防ぐことが出来るばかりか、サドルカバーのため、塵埃の防除ができ、また、サドルを水滴などの汚れから守れるため、快適で楽しい自転車の運転が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【図３】本考案の収納状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

（１）サドル（２）サドルカバー（３）鍵（４）紐（５）リム（６）底辺部（７）裾部（８）後方下部（９）カゴ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】サドル（１）の表面を被覆することので
きる、耐久性のある水不浸透材のカバー（２）に、安易
に切断できない紐（４）を設け、その紐（４）の先を自
転車の後輪のリム（５）に巡らせその紐（４）の端と端
を鍵（３）で連結した脱着自在の鍵付きサドル盗難防止
用具。