JP3043694U - 自転車用盗難防止具 - Google Patents

自転車用盗難防止具

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JP3043694U JP1997004219U JP421997U JP3043694U JP 3043694 U JP3043694 U JP 3043694U JP 1997004219 U JP1997004219 U JP 1997004219U JP 421997 U JP421997 U JP 421997U JP 3043694 U JP3043694 U JP 3043694U
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隆文 西田
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ゴイチ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難防止機能に加えて、新たな機能が付加さ
れた盗難防止具を提供する。 【解決手段】 自転車の荷かご14に収容された荷物の
盗難を防止するために荷かご14に取り付けられる自転
車用盗難防止具2において、上記荷かご14の上部開口
を覆い得るパネル部材20と、このパネル部材20を荷
かごに取り付けるための取付け具3,4と、を備え、上
記パネル部材20が荷かご14の前面に付設される状態
と、上記パネル部材20が荷かご14の上部開口を覆設
する状態と、を上記パネル部材14の一部が上記取付け
具3を介して荷かご14に取り付けられた状態で選択で
きるようにした。好ましくは、上記パネル部材20の表
面に蛍光性または畜光性の顔料などを含む塗料またはイ
ンクなどによって図柄を描き、この図柄に光が照射され
た場合に発光する、あるいは発光領域自体が発光するよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、自転車の荷かごに収容された荷物の盗難を防止するために荷かご に取り付けられる自転車用盗難防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、犯罪件数は増加の一途をたどっており、特に、いわゆる『ひ ったくり』などの軽犯罪の件数の増加が顕著である。このような『ひったくり』 と呼ばれるものの形態としては、歩行者の背後からハンドバックなどの手荷物を 強奪する方法や、自転車の荷かごに収容された手荷物をオートバイに乗った犯罪 者が背後から、あるいはすれ違いざまに強奪する方法などがある。
【0003】 このため、自転車の荷かごの上部開口を覆うことにより、自転車の荷かごに収 容された手荷物を盗難から防止すべく様々な盗難防止具が考案されており、この ような盗難防止具の一例として図7に示したようなものがある。図7に示すよう に、上記盗難防止具1は、布やビニールなどの柔軟性を有するシート状の部材1 0を備えており、このシート状部材10の一端部がリング状の部材11,11を 介してハンドル12に吊設支持された恰好とされており、他端部がフック状の部 材13を介して荷かご14の網目に係止されることにより荷かご14の上部開口 が覆われるように構成されている。一方、荷かご14内に手荷物を収容する場合 には、上記フック部材13を網目から外すとともに、他端部からシート状部材1 0をめくり上げることにより上部開口を露呈させ、この状態において荷かご14 内に手荷物を収納するようになされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記盗難防止具1は、自転車の荷かご14の上部開口を良好に覆う ことができ、盗難防止という観点においては優れているものの、遊び心もなく、 無機的で見栄えがせず、ファッション性に欠けるものである。すなわち、おしゃ れな自転車がもてはやされる現在においては、荷かご14自体も見栄え良くなさ れており、このような自転車の荷かご14に上記のような盗難防止具1を取り付 けたのではおしゃれな荷かご14は台無しであり、自転車全体としての見栄えも 悪くなる。このため、特に若年層においては、上記したような盗難防止具1が普 及せず、有効に『ひったくり』などの犯罪の件数を低減させることができない。 また、上記盗難防止具1は、『ひったくり』を防止する機能しか有しておらず、 新たな機能が付加されたならば、若年層などにおいても盗難防止具が普及するこ とも考えられる。
【0005】 本願考案は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、盗難防止機能 に加えて、新たな機能が付加された盗難防止具を提供することをその課題とする 。
【0006】
【考案の開示】
上記の課題を解決するため、本願考案では、次の技術的手段を講じている。
【0007】 すなわち、本願考案の第1の側面によれば、自転車の荷かごに収容された荷物 の盗難を防止するために荷かごに取り付けられる自転車用盗難防止具であって、 上記荷かごの上部開口を覆い得るとともに、光が照射された場合に発光する領域 あるいは照射された光を蓄えることができるとともに蓄えられた光を発する領域 が設けられているパネル部材と、このパネル部材を荷かごに取り付けるための取 付け具と、を備え、上記パネル部材が荷かごの前面に付設される状態と、上記パ ネル部材が荷かごの上部開口を覆設する状態と、を上記パネル部材の一部が上記 取付け具を介して荷かごに取り付けられた状態で選択できることを特徴とする、 自転車用盗難防止具が提供される。
【0008】 本願考案の第2の側面によれば、自転車の荷かごに収容された荷物の盗難を防 止するために荷かごに取り付けられる自転車用盗難防止具であって、上記荷かご の上部開口を覆い得るパネル部材と、このパネル部材を荷かごに取り付けるため の取付け具と、を備え、上記パネル部材が荷かごの前面に付設される状態と、上 記パネル部材が荷かごの上部開口を覆設する状態と、を上記パネル部材の一部が 上記取付け具を介して荷かごに取り付けられた状態で選択できるとともに、上記 パネル部材が荷かごの前面に付設された状態においては少なくとも上記パネル部 材の上縁部が上記取付け具を介して荷かごの前面の上部位置に取り付けられてお り、この取付け部位を中心として上記パネル部材を回動させることにより荷かご の前面に付設された状態から荷かごの上部開口を覆設する状態へと変化させるこ とができることを特徴とする、自転車用盗難防止具が提供される。
【0009】 本願考案の第3の側面によれば、自転車の荷かごに収容された荷物の盗難を防 止するために荷かごに取り付けられる自転車用盗難防止具であって、上記荷かご の上部開口を覆い得るとともに横長矩形状に形成されてその表面に自動車のナン バープレートを模した図柄が描かれたパネル部材と、このパネル部材を荷かごに 取り付けるための取付け具と、を備え、上記パネル部材が荷かごの前面に付設さ れる状態と、上記パネル部材が荷かごの上部開口を覆設する状態と、を上記パネ ル部材の一部が上記取付け具を介して荷かごに取り付けられた状態で選択できる ことを特徴とする、自転車用盗難防止具が提供される。
【0010】 本願考案の第4の側面によれば、自転車の荷かごに収容された荷物の盗難を防 止するために荷かごに取り付けられる自転車用盗難防止具であって、上記荷かご の上部開口を覆い得るパネル部材と、このパネル部材を荷かごに取り付けるため の取付け具と、を備え、上記パネル部材が荷かごの前面に付設される状態と、上 記パネル部材が荷かごの上部開口を覆設する状態と、を上記パネル部材の一部が 上記取付け具を介して荷かごに取り付けられた状態で選択できることを特徴とす る、自転車用盗難防止具が提供される。
【0011】 好ましくは、上記パネル部材が荷かごの前面に付設された状態においては、少 なくとも上記パネル部材の上縁部が上記取付け具を介して荷かごの前面の上部位 置に取り付けられており、この取り付け部位を中心として上記パネル部材を回動 させることにより、荷かごの前面に付設された状態から荷かごの上部開口を覆設 する状態へと変化させることができる。
【0012】 好ましくはさらに、上記パネル部材が荷かごの前面に付設された状態において は、上記パネル部材は、その下半部位置に設けられたフック状の部材を有する取 付け具を介して荷かごに対して取り付けられており、上記フック状の部材を取り 外して上記パネル部材を回動させ、上記フック状の部材を荷かごの後面または自 転車のハンドルに取り付けることによりパネル部材が荷かごの上部開口を覆設す る状態とされる。
【0013】 好ましくはさらに、上記パネル部材の少なくとも一面には、光が照射された場 合に発光する領域、あるいは照射された光を蓄えることができるとともに蓄えら れた光を発する領域が形成されている、また、少なくとも一面に自動車のナンバ ープレートを模した図柄を描いてもよい。
【0014】 本願考案に係る盗難防止具は、荷かごに荷物を収容していない状態においては 、上記パネル部材の上縁部が荷かごの前面の上部に、下半部の部位が荷かごの前 面の中央部または下部あるいは荷かごの底面にそれぞれ取り付けられて上記パネ ル部材が荷かごの前面に付設されて用いられる。一方、荷かご内に荷物が収容さ れた状態においては、上記パネル部材の上縁部が荷かごの前面の上部に、下半部 の部位が荷かごの後面の上部あるいは自転車のハンドルにそれぞれ取り付けられ て上記パネル部材によって荷かごの上部開口を覆うようにして用いられる。
【0015】 荷かごの前面にパネル部材が付設される状態においては、上記パネル部材の上 縁部が、たとえばパネル部材の上縁部に形成された貫通孔を介してゴムひもなど を用いて、あるいはリング状またはフック状の部材などを用いて荷かごの前面に 取り付けられ、上記パネル部材の下半部が、たとえばパネル部材の下半部の適部 に形成された貫通孔を介してフック状の部材を用いて、あるいはフック状の部材 とゴムひもなどを用いて荷かごの前面に取り付けられる。
【0016】 この状態から上記パネル部材によって荷かごの上部開口が覆設される状態に変 化させる場合には、荷かごに係止されたフック状の部材などを取り外すとともに 、荷かごにおけるパネル部材の取り付け部位を中心として上記パネル部材を回動 させ、上記パネル部材が荷かごの上部開口を覆うような状態において上記フック 状の部材を荷かごの後面または自転車のハンドルに係止させればよい。
【0017】 すなわち、上記盗難防止具は、従来の盗難防止具と同様に荷かごの上部開口を 覆うことにより、荷物を盗難からまもるようになされている。一方、上記パネル 部材が荷かごの前面に付設された状態においては、この状態において表面とされ ている面に、たとえば自動車のナンバープレートを模した図柄などを描いたパネ ル部材を使用することにより、上記盗難防止具がファッション性を備えるものと なり、この盗難防止具を荷かごに取り付けた状態の見栄えがよくなる。特に、上 記パネル部材を外国のナンバープレートを模したものすることにより、上記パネ ル部材を荷かごに取り付けた場合の違和感がない。また、上記パネル部材に所定 の図柄などを描くために蛍光性、または畜光性の顔料など有する塗料やインクな どを用いた場合には、夜間において自動車のヘッドライトの光などによって、あ るいは蓄えられた光によって発光領域が光るため、自動車の運転手に自己の存在 を認識させ得ることができ、夜間における自動車と自転車との衝突事故を未然に 防ぐことも期待できる。したがって、本願考案に係る盗難防止具は、手荷物を盗 難からまもるといった機能ばかりでなく、夜間における事故防止といった機能を 付与することも可能となる。
【0018】 なお、上記パネル部材は、その平面視形状が矩形、円形、楕円形あるいは長円 形など様々な形状を選択することができ、その形状を星やハートなどといった形 状をかたどることにより、上記パネル部材を荷かごの前面に取り付けた状態にお いて形状面からファッション性を備えさせることもできる。
【0019】 本願考案のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な 説明によって、より明らかとなろう。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0021】 図1は、本願考案に係る自転車用盗難防止具2を自転車の前部に配置された荷 かご14に取り付けた状態の斜視図、図2は、上記盗難防止具2の分解斜視図、 図3は、上記盗難防止具2を荷かご14に取り付けた状態における側面図、図4 は、上記盗難防止具2を荷かご14に取り付けた状態における背面図である。
【0022】 図1および図2に示すように、上記盗難防止具2は、平面視において矩形状を 呈するとともに樹脂などによって平板状に形成されたパネル部材20と、このパ ネル部材20が荷かご14の前面に付設された状態における上記パネル部材20 の上縁部を荷かご14に取り付ける第1取付け具3と、上記パネル部材20の下 縁部を荷かご14に取り付ける第2取付け具4と、を備えて構成されている。
【0023】 図1および図2に良く表れているように、上記パネル部材20は、上縁部およ び下縁部にそれぞれ一対の貫通孔21,21および22,22が形成されており 、上記パネル部材20が荷かご14の前面に付設された状態における表面には、 外国の自動車のナンバープレートを模した図柄が描かれている。この図柄は、た とえば蛍光性または畜光性の顔料などを有する塗料やインクなどを用いて描かれ ており、この図柄が光が照射された場合に発光する、あるいは照射された光を蓄 えて夜間でも光る得る発光領域を形成している。
【0024】 図2に良く表れているように、上記第1取付け具3は、伸縮性を有するととも に上記パネル部材20の上縁部に形成された貫通孔21,21の径よりも小径の ゴムひも30と、このゴムひも30の両端部がそれぞれ結び付けられる2個のボ タン21,21とを備えて構成されている。このボタンは、円板状の基部31a の中央部から略垂直に延出してループ部31bが形成されており、このループ部 31bに上記ゴムひも30の端部が結び付けられるようになされている。
【0025】 図1および図2に良く表れているように、上記第2取付け具4は、上記第1取 付け具3と同様にゴムひも40とボタン41,41とを備えており、加えてフッ ク部材42を備えている。このフック部材42は、金属線材などの折り曲げ成形 によって一端部がフック状とされており、他端部がループ状とされている。この ループ状とされた部位には、上記ゴムひも40が挿通され、この状態において、 パネル部材20の裏面から上記各貫通孔22,22に上記ゴムひも40の両端部 を挿通されるとともに、それぞれの端部が上記各ボタン41,41のループ部4 1b,41bに結び付けられる。なお、上記第2取付け具4を上記パネル部材2 0に取り付ける手順は一例であり、上述した手順に限らず様々な手順によって上 記パネル部材20に第2取付け具4を取り付けることができ、その手順は使用者 が適宜選択すればよい。
【0026】 このように構成された盗難防止具2においては、上記パネル部材20が以下の ようにして荷かご14の前面に付設させられる。まず、上記パネル部材20の裏 面から一方の上部貫通孔21に上記ゴムひも30の一端部を通して、この一端部 を上記ボタン31のループ部31bに結び付ける。そして、上記ゴムひも30の 他端部を荷かご14の外部から網目を通して荷かご14の内部に達しさせて延出 させる。さらに、この他端部を他の網目を通して荷かご14の外部に延出させ、 もう1つの上部貫通孔21に上記パネル部材20の裏面から挿通させ、上記ボタ ン31のループ部31bに結び付ける。図4に示すように、このようにして荷か ご14の前面に上記パネル部材20の上縁部を取り付けた場合には、上記ゴムひ も30が荷かご14の所定の網目を架け渡した恰好とされている。なお、上記第 1取付け具3を用いてのパネル部材20の上縁部の取付け手順もまた一例であり 、上述した手順に限らず様々な手順によって上記パネル部材20に第1取付け具 3によって上記パネル部材20の上縁部を荷かご14に取り付けることができ、 その手順は使用者が適宜選択すればよい。
【0027】 一方、上記パネル部材20の下縁部は、上述のようにして取り付けられた第2 取付け具4のフック部材42が荷かご14の前面の下部に形成されている網目に 係止されて取り付けられ、パネル部材20の上下縁部がそれぞれ荷かご14に取 り付けられて荷かご14の前面に付設される。なお、上記フック部材42を荷か ご14の底面に形成されている網目に係止させることにより上記パネル部材20 の下縁部を取り付けてもよい。
【0028】 図3に良く表れているように、このようにして荷かご14の前面に付設された パネル部材20は、荷かご14に手荷物などが収容される場合には、荷かご14 の上部開口を覆うような状態とされる。この状態には、上記第2取付け具4のフ ック部材42を荷かご14の網目から取り外して上記パネル部材20を回動させ 、上記フック部材42をハンドル12に係止させることによりなされる。このよ うに、上記盗難防止具2は、従来の盗難防止具1と同様に荷かご14の上部開口 を覆うような状態とされることで荷物を盗難からまもるように構成されている。 なお、上記フック部材42は、荷かご14の後面の上部位置に形成された網目ま どに係止させてもよく、この場合にも上記パネル部材20によって良好に荷かご 14の上部開口を覆うような状態とすることができる。
【0029】 上述のように、上記パネル部材20が荷かご14の前面に付設される状態から 荷かご14の上部開口を覆う状態とするのは、極めて簡易な操作であり、一方、 荷かご14の上部開口を覆う状態から荷かご14の前面に付設される状態へと変 化させる操作もまた容易である。すなわち、ハンドル12に係止された上記第2 取付け具4のフック部材42を外し、このフック部材42を荷かご14の前面の 下部に形成された網目または荷かご14の底面の網目に係止させるだけで荷かご 14の上部開口を覆う状態から荷かご14の前面に付設される状態へと変化させ ることができる。
【0030】 また、上記パネル部材20を荷かご14の前面に付設させた状態においては、 この状態におけるパネル部材20の表面には所定の図柄が描かれており、この図 柄によって上記盗難防止具2がファッション性を備えるものとなり、この盗難防 止具2を荷かご14に取り付けた状態の見栄えがよくなる。特に、本実施形態で は、上記パネル部材20が外国のナンバープレートを模したものとなされており 、荷かご14の前面にパネル部材20を付設させた状態での違和感がない。
【0031】 本実施形態においては、上記パネル部材20に描かれた図柄が蛍光性または畜 光性の顔料など有する塗料やインクなどによって描かれて発光領域を形成してい るので、夜間において自動車のヘッドライトの光などによって、あるいは蓄えら れた光によって図柄、すなわち発光領域が光るようになされている。このため、 発光領域が光ることによって自動車の運転手に自己の存在を認識させ得ることが でき、夜間における自動車と自転車との衝突事故などを未然に防ぐことも期待で きる。したがって、本願考案に係る盗難防止具2は、手荷物を盗難からまもると いった機能ばかりでなく、夜間における事故防止といった機能を付与することも 可能となる。
【0032】 なお、本実施形態においては、上記パネル部材20は、平面視矩形状に形成さ れていたが、これに限らず、平面視形状が円形、楕円形、長円形などであっても よく、また、その形状を星やハートなどといった形状をかたどることにより、上 記パネル部材20を荷かご14の前面に取り付けた状態において形状面からファ ッション性を備えさせることもできる。
【0033】 図5(a)および(b)は、本願考案の第2の実施形態に係る盗難防止具2が 荷かご14の前面に付設された状態の背面図および側面図である。
【0034】 図5(a)および(b)に示すように、本実施形態に係る盗難防止具2は、パ ネル部材20として上述した第1の実施形態と同様の構成のものが採用されてい るが、このパネル部材20を荷かご14に取り付ける取付け具5の構成は第1の 実施形態とは異なっている。すなわち、上記取付け具5は、一本のゴムひも50 と、4個のボタン31,31,41,41と、フック部材42とを備えて構成さ れている。なお、上記各ボタン31,41およびフック部材42の構成は、上述 した第1の実施形態と同様である。
【0035】 上記パネル部材20に形成された貫通孔21,21,22,22には、上記各 ボタン31,41のループ部31a,41aがそれぞれ挿入されているとともに 、この状態において上記各うループ部31a,41aにゴムひも50が挿通され ており、ゴムひも50の両端部が互いに結び付けられてゴムひも50がループ状 とされている。このゴムひも50のうち上記各上記ボタン31,31のループ部 31a,31aを架け渡すようにされた部位51は、荷かご14の内面に係止さ れた恰好とされており、この状態において上記パネル部材20の上縁部が荷かご 14に取り付けられている。また、上記ゴムひも50のうち上記各上記ボタン4 1,41のループ部41a,41aを架け渡すようにされた部位52には、上記 フック部材42が設けられている。本実施形態においても、このフック部材42 を荷かご14の前面の下部に形成された網目または荷かご14の底面の網目に係 止させることにより上記パネル部材20が荷かご14の前面に付設された状態と され、上記フック部材42をハンドル12または荷かご14の後面の網目に係止 させることにより荷かご14の上部開口を覆う状態とされるように構成されてい る。
【0036】 したがって、本実施形態においても、容易な操作によって上記パネル部材20 を回動させてパネル部材20が荷かご14の前面に付設される状態と荷かご14 の上部開口を覆う状態とを選択することができる。また、上記パネル部材20と して、上述した第1の実施形態と同様に図柄が描かれているものを採用し、図柄 が描かれている領域を発光領域とすることができるので、上述した第1の実施形 態の効果を享受することができる。
【0037】 なお、上記各ボタン51は、選択的事項であり、必ずしも上記各ボタン51を 用いて上記パネル部材20を荷かご14に取り付ける必要はない。たとえば、上 記パネル部材20の上縁部に形成された各貫通孔21,21を利用して直接荷か ご14に対してゴムひもなどによって取り付けてもよく、また、図6に示したよ うに、各貫通孔21,21を利用してリング状の部材9,9を用いて荷かご14 に取り付けてもよい。また、図6に良く表れているように、上記パネル部材20 の下縁部に貫通孔90を1つ形成し、この貫通孔90を利用してゴムひもなどを 介してフック部材91を設け、このフック部材91によって荷かご14に取り付 けるように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の第1の実施形態に係る自転車用盗難
防止具を自転車の前部に配置された荷かごに取り付けた
状態の斜視図である。
【図2】上記盗難防止具の分解斜視図である。
【図3】上記盗難防止具を荷かごに取り付けた状態にお
ける側面図である。
【図4】上記盗難防止具を荷かごに取り付けた状態にお
ける背面図である。
【図5】(a)は、本願考案の第2の実施形態に係る盗
難防止具の取り付け状態の背面図であり、(b)は、上
記盗難防止具の取り付け状態の側面図である。
【図6】変形例に係る盗難防止具の取り付け状態の斜視
図である。
【図7】従来例に係る盗難防止具の取り付け状態の斜視
図である。
【符号の説明】
2 盗難防止具 3 第1取付け具(第1の実施形態の) 4 第2取付け具(第1の実施形態の) 12 ハンドル(自転車の) 14 荷かご(自転車の) 20 パネル部材 42 フック状部材(取付け具の)

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の荷かごに収容された荷物の盗難
    を防止するために荷かごに取り付けられる自転車用盗難
    防止具であって、 上記荷かごの上部開口を覆い得るとともに、光が照射さ
    れた場合に発光する領域あるいは照射された光を蓄える
    ことができるとともに蓄えられた光を発する領域が設け
    られているパネル部材と、このパネル部材を荷かごに取
    り付けるための取付け具と、を備え、 上記パネル部材が荷かごの前面に付設される状態と、上
    記パネル部材が荷かごの上部開口を覆設する状態と、を
    上記パネル部材の一部が上記取付け具を介して荷かごに
    取り付けられた状態で選択できることを特徴とする、自
    転車用盗難防止具。
  2. 【請求項2】 自転車の荷かごに収容された荷物の盗難
    を防止するために荷かごに取り付けられる自転車用盗難
    防止具であって、 上記荷かごの上部開口を覆い得るパネル部材と、このパ
    ネル部材を荷かごに取り付けるための取付け具と、を備
    え、 上記パネル部材が荷かごの前面に付設される状態と、上
    記パネル部材が荷かごの上部開口を覆設する状態と、を
    上記パネル部材の一部が上記取付け具を介して荷かごに
    取り付けられた状態で選択できるとともに、上記パネル
    部材が荷かごの前面に付設された状態においては少なく
    とも上記パネル部材の上縁部が上記取付け具を介して荷
    かごの前面の上部位置に取り付けられており、この取付
    け部位を中心として上記パネル部材を回動させることに
    より荷かごの前面に付設された状態から荷かごの上部開
    口を覆設する状態へと変化させることができることを特
    徴とする、自転車用盗難防止具。
  3. 【請求項3】 自転車の荷かごに収容された荷物の盗難
    を防止するために荷かごに取り付けられる自転車用盗難
    防止具であって、 上記荷かごの上部開口を覆い得るとともに横長矩形状に
    形成されてその表面に自動車のナンバープレートを模し
    た図柄が描かれたパネル部材と、このパネル部材を荷か
    ごに取り付けるための取付け具と、を備え、 上記パネル部材が荷かごの前面に付設される状態と、上
    記パネル部材が荷かごの上部開口を覆設する状態と、を
    上記パネル部材の一部が上記取付け具を介して荷かごに
    取り付けられた状態で選択できることを特徴とする、自
    転車用盗難防止具。
  4. 【請求項4】 自転車の荷かごに収容された荷物の盗難
    を防止するために荷かごに取り付けられる自転車用盗難
    防止具であって、 上記荷かごの上部開口を覆い得るパネル部材と、このパ
    ネル部材を荷かごに取り付けるための取付け具と、を備
    え、 上記パネル部材が荷かごの前面に付設される状態と、上
    記パネル部材が荷かごの上部開口を覆設する状態と、を
    上記パネル部材の一部が上記取付け具を介して荷かごに
    取り付けられた状態で選択できることを特徴とする、自
    転車用盗難防止具。
  5. 【請求項5】 上記パネル部材が荷かごの前面に付設さ
    れた状態においては、少なくとも上記パネル部材の上縁
    部が上記取付け具を介して荷かごの前面の上部位置に取
    り付けられており、この取り付け部位を中心として上記
    パネル部材を回動させることにより、荷かごの前面に付
    設された状態から荷かごの上部開口を覆設する状態へと
    変化させることができる、請求項4に記載の自転車用盗
    難防止具。
  6. 【請求項6】 上記パネル部材が荷かごの前面に付設さ
    れた状態においては、上記パネル部材は、その下半部位
    置に設けられたフック状の部材を有する取付け具を介し
    て荷かごに対して取り付けられており、上記フック状の
    部材を取り外して上記パネル部材を回動させ、上記フッ
    ク状の部材を荷かごの後面または自転車のハンドルに取
    り付けることによりパネル部材が荷かごの上部開口を覆
    設する状態とされる、請求項5に記載の自転車用盗難防
    止具。
  7. 【請求項7】 上記パネル部材の少なくとも一面には、
    光が照射された場合に発光する領域、あるいは照射され
    た光を蓄えることができるとともに蓄えられた光を発す
    る領域が形成されている、請求項4ないし6のいずれか
    に記載の自転車用盗難防止具。
  8. 【請求項8】 上記パネル部材の少なくとも一面には、
    自動車のナンバープレートを模した図柄が描かれてい
    る、請求項4ないし7のいずれかに記載の自転車用盗難
    防止具。
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