JP3101060U - 自転車などに装着可能な盗難防止カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 自転車などに装着して使用する盗難防止カバーであって、暗い夜道においても、かごの外周に沿ってループ状の反射光を放射し、比較的遠くからでも自転車などの走行を視認し得る盗難防止カバーを提供すること。
【解決手段】 カバー本体2の少なくとも外周縁に、表皮5に反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けて構成した。具体的には、カバー本体9をゴム紐10で粗いネット状に編んで形成し、前記カバー本体9の外周部に、表皮5に反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けて構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 カバー本体2の少なくとも外周縁に、表皮5に反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けて構成した。具体的には、カバー本体9をゴム紐10で粗いネット状に編んで形成し、前記カバー本体9の外周部に、表皮5に反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けて構成した。
【選択図】 図1
Description
本考案は、自転車やファミリーバイク、スクータなどに装着された、例えばかごの開口部に被せると好適な盗難防止カバーに係り、さらに詳しくは暗い夜道で反射光を放射する反射発光型の盗難防止カバーに関する。
自転車やファミリーバイク、スクータなどに装着されたかごに、ひったくりなどを防ぐための盗難防止カバーを取り付けることが奨励されている。
ところで、従来から自転車やファミリーバイク、スクータには、暗い夜道での視認用に前照灯や後部反射器などが取り付けられている。
しかし、暗い夜道では前照灯や後部反射器などの従来の視認手段では、視認範囲が狭く、比較的遠方からは視認しにくいという課題があった。
一般に、前記自転車などに装着されているかごは、自転車の車幅に比較して広い幅に形成されている。したがって、このかごの開口部に被せて使用する盗難防止カバーは、その使用状態において、かごの外形に沿い、広い範囲にわたって外郭線が現れる。
本考案で解決しようとする課題は、前述のごとく自転車前部に取付けられたかごや自転車後部の荷台または荷台上に取付けられたかご等の外形に沿って、広い範囲にわたって現れる外郭線に着目し、この外郭線に反射発光機能を持たせることによって、暗い夜道において、比較的遠くからでも自転車などの走行をきわめて容易に視認し得る盗難防止カバーを提供しようとするものである。
本考案は、前記課題を解決するため、カバー本体2の少なくとも外周部に、反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けている。
また、本考案は前記課題を解決するため、カバー本体9をゴム紐10で粗いネット状に編んで形成し、前記カバー本体9の外周部に、表皮5に反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けている。
さらに、本考案は前記課題を解決するため、カバー本体12を表皮15に反射発光機能を付与したゴム紐13を編んで形成し、前記カバー本体12の外周部に、表皮5に反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けている。
本考案では、カバー本体2の少なくとも外周部に、反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けているので、自転車などに装着されたかごまたは荷台等に、本考案に係る盗難防止カバー1を被せると、暗い夜道においてかごや荷台等の外周に沿い、ゴム紐3からループ状の反射光が放射される。したがって、自転車などの走行を、暗い夜道において、対向方向および交差方向の比較的遠くからでも明確に視認することができる効果があり、接近する車の運転者は容易にその存在に気付き、避けてくれるので、事故を未然に防止し得、自転車などに乗っている人と、歩行者や他の乗り物による走行者間の通行の安全を図ることができるという効果がある。
また、本考案ではカバー本体9をゴム紐10で粗いネット状に編んで形成しているので、かごの形状いかんを問わず、かごの開口部や荷台等の外周にフィットさせ得る効果がある。さらに、この考案においてもカバー本体9の外周部に反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けているので、このゴム紐3からかごの外周に沿ってループ状の反射光が放射されるため、自転車などによる走行を、暗い夜道において、対向方向および交差方向の比較的遠くからでも明確に視認することができるという効果がある。
さらに、本考案ではカバー本体12を、表皮15に反射発光機能を付与したゴム紐13を編んで形成し、しかもカバー本体12の外周部に、表皮5に反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けているので、恰かも盗難防止カバーの全面から反射光が発散されているように見えるため、自転車などによる走行を、遠くからでもより一層明確に視認することができるという効果がある。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本考案盗難防止カバーの実施例1を示す平面図、図2はカバー本体の外周部に取り付けるゴム紐の拡大斜視図、図3はこの実施例1に係る盗難防止カバーを自転車の前側のかごに取り付けて使用した状態の説明図である。
この実施例1の盗難防止カバー1は、図1に示すように、カバー本体2の外周部にゴム紐3を取り付けて構成されている。
前記カバー本体2は、例えば樹脂製糸,天然繊維糸またはこれらの混紡によりネット状に形成されていて、伸縮性を有している。また、このカバー本体2は自転車などの車輪に装着されたかごの開口部を覆い得る大きさに形成されている。
前記ゴム紐3は、図2に示すように、紐状のゴム芯4を表皮5で被覆して形成されている。この表皮5の外周には、適宜の間隔をおいて例えば縞状に、反射材,発光材または蓄光材で反射発光層6が施されている。これにより、ゴム紐3に反射発光機能が付与されている。
前記ゴム紐3は、カバー本体2の外周部に回して、複数個の止め金7により止着されている。
前記カバー本体2の外周部の互いに対向する2辺に、それぞれ複数個ずつフック8が取り付けられている。これらのフック8は、自転車などに装着されたかごに盗難防止カバー1を取り付けるためのものである。
前述のごとく構成した盗難防止カバー1を使用する場合は、図3に示す例では自転車20の前側に装着されたかご21の開口部にカバー本体2を被せ、ゴム紐3で止めるとともに、フック8で掛け止めて使用する。なお、このカバーは、かごのみならず、自転車などの後部に設けられた荷台や荷台上に取付けられたかご等にも装着しても良いことは勿論である。
例えばかごへの使用状態において、自転車20で暗い夜道を走行すると、カバー本体2の外周部に取り付けられたゴム紐3からかご21の外周に沿ってループ状に反射光が放射される。したがって、暗い夜道であっても、自転車20での走行を対向方向および交差方向の比較的遠くからでも明確に視認することができる。これにより、暗い夜道での自転車20での走行者と、歩行者や他の乗り物による走行者間の通行の安全を確保することができる。
なお、この実施例1において、カバー本体2は単なるシート状の生地で形成してもよく、多数の孔を配列した生地で形成してもよい。
また、ゴム紐3への反射発光機能の付与手段は表皮5の外周全面に反射発光層6を施してもよく、反射発光性を付与した繊維の織布で表皮5を作り、紐状ゴム芯4を被覆してもよい。さらには、紐状のゴムに直接、前記反射発光機能を施してもよい。
さらに、カバー本体2にゴム紐3を取り付ける手段も、図示の止め金7を用いるものに限らず、糸で括り付けてもよい。あるいは接着剤を用いても良い。
また、ゴム紐3は丸いものに限らず、バンド状のものであってもよい。
さらにまた、カバー本体2の外周部に取り付けられたゴム紐3と平行に、または波形などに複数列取り付けてもよい。
図4は本考案盗難防止カバーの実施例2を示す平面図、図5はカバー本体に対するゴム紐の結合手段が異なる実施形態の平面図である。
これら図4および図5に示す実施例2の盗難防止カバー1は、カバー本体9がゴム紐10で粗いネット状に編んで形成されている。
前記カバー本体9の外周部には、実施例1と同様、反射発光機能を付与したゴム紐3が取り付けられている。前記カバー本体9に対してゴム紐3は、図4に示す実施形態では止め金7で止着して取り付けられ、図5に示す実施形態ではカバー本体10を形成しているゴム紐10の結び目11で一緒に結んで取り付けられている。
この実施例2においても、カバー本体9の外周部に、反射発光機能を付与したゴム紐3を取り付けているので、この盗難防止カバー1を例えば図3に示す自転車20のかご21に取り付けて使用したときは、暗い夜道において、ゴム紐3からかご21の外周に沿ってループ状に反射光が放射される。したがって、暗い夜道であっても、比較的遠くからでも自転車20での走行を視認することができる。
また、カバー本体9をゴム紐10を編んで形成しているので、伸縮性に富み、したがってかごの形状いかんを問わず、かごの開口部の外周にフィットさせて取り付けることができる。
この実施例2の他の構成,作用については、前記実施例1と同様である。
続いて、図6は本考案盗難防止カバーの実施例3を示す平面図、図7はカバー本体を形成するゴム紐の拡大斜視図である。
これら図6および図7に示す実施例3の盗難防止カバー1では、カバー本体12がゴム紐13を編んで形成されている。
前記カバー本体12を形成しているゴム紐13は、前記ゴム紐3と同じく、紐状ゴム芯14に、反射発光層16を施した表皮15で被覆して形成されている。
前記カバー本体12の外周縁には、反射発光機能を付与したゴム紐3が取り付けられている。このゴム紐3は、図6に示す実施形態ではカバー本体12に止め金7により取り付けられている。
この実施例3の盗難防止カバー1では、カバー本体12をも反射発光機能を付与したゴム紐13を編んで形成しているので、恰かも盗難防止カバー1の全面から反射光が放射されているように見える。したがって、暗い夜道においても、自転車などによる走行を遠くからでもより一層明確に視認することができる。
この実施例3の他の構成,作用については、前記実施例1および実施例2と同様である。
なお、本考案の前記実施例1,2および3共、自転車に装着されたかごに取り付けて使用する場合に限らず、ファミリーバイクやスクータなどの車輪に装着されたかごやその荷台等にも取り付けて使用できること、勿論である。
1 盗難防止カバー
2 カバー本体
3 反射発光機能を付与したゴム紐
4 紐状ゴム芯
5 ゴム紐の表皮
6 反射発光層
9 カバー本体
10 カバー本体を形成しているゴム紐
12 カバー本体
13 反射発光機能を付与しかつカバー本体を形成するゴム紐
14 紐状ゴム芯
15 ゴム紐の表皮
16 反射発光層
2 カバー本体
3 反射発光機能を付与したゴム紐
4 紐状ゴム芯
5 ゴム紐の表皮
6 反射発光層
9 カバー本体
10 カバー本体を形成しているゴム紐
12 カバー本体
13 反射発光機能を付与しかつカバー本体を形成するゴム紐
14 紐状ゴム芯
15 ゴム紐の表皮
16 反射発光層
Claims (3)
- カバー本体(2)の少なくとも外周部に、反射発光機能を付与したゴム紐(3)を取り付けたことを特徴とする自転車などに装着可能な盗難防止カバー。
- カバー本体(9)をゴム紐(10)で粗いネット状に編んで形成し、前記カバー本体(9)の外周部に、表皮(5)に反射発光機能を付与したゴム紐(3)を取り付けたことを特徴とする自転車などに装着可能な盗難防止カバー。
- カバー本体(12)を表皮(15)に反射発光機能を付与したゴム紐(13)を編んで形成し、前記カバー本体(12)の外周部に、表皮(5)に反射発光機能を付与したゴム紐(3)を取り付けたことを特徴とする自転車などに装着可能な盗難防止カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271854U JP3101060U (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 自転車などに装着可能な盗難防止カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271854U JP3101060U (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 自転車などに装着可能な盗難防止カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3101060U true JP3101060U (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=43254651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003271854U Expired - Lifetime JP3101060U (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 自転車などに装着可能な盗難防止カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101060U (ja) |
-
2003
- 2003-10-17 JP JP2003271854U patent/JP3101060U/ja not_active Expired - Lifetime
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