JPH06139382A - 二次元コードスキャナ - Google Patents
二次元コードスキャナInfo
- Publication number
- JPH06139382A JPH06139382A JP4293416A JP29341692A JPH06139382A JP H06139382 A JPH06139382 A JP H06139382A JP 4293416 A JP4293416 A JP 4293416A JP 29341692 A JP29341692 A JP 29341692A JP H06139382 A JPH06139382 A JP H06139382A
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- Japan
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- dimensional code
- area sensor
- inclination
- image
- code
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Abstract
(57)【要約】
【目的】面倒な作業無しに二次元コードを良好な解像度
で効率よく読取りできるようにする。 【構成】光電素子をマトリックス状に配置し二次元コー
ドを読取るエリアセンサ31と、このエリアセンサに二
次元コードを結像するレンズ33と、エリアセンサの素
子配列方向に対する結像した二次元コードの傾きを検出
する傾き検出手段34aと、この傾き検出手段が検出し
た傾きに基づいてエリアセンサの素子配列方向と結像し
た二次元コードの方向を一致させるモータ37、このモ
ータにより回転する駆動ギア38、エリアセンサ31の
回転ギア32を設けている。
で効率よく読取りできるようにする。 【構成】光電素子をマトリックス状に配置し二次元コー
ドを読取るエリアセンサ31と、このエリアセンサに二
次元コードを結像するレンズ33と、エリアセンサの素
子配列方向に対する結像した二次元コードの傾きを検出
する傾き検出手段34aと、この傾き検出手段が検出し
た傾きに基づいてエリアセンサの素子配列方向と結像し
た二次元コードの方向を一致させるモータ37、このモ
ータにより回転する駆動ギア38、エリアセンサ31の
回転ギア32を設けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電素子をマトリック
ス状に配置し、二次元コードを読取るエリアセンサを設
けた二次元コードスキャナに関する。
ス状に配置し、二次元コードを読取るエリアセンサを設
けた二次元コードスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばFA(ファクトリー・オートメー
ション)、流通、サービス業等の分野では物品の高密度
情報を二次元コードの形式で物品に直接印刷又は物品に
二次元コードを印刷したラベルを貼り、それを二次元コ
ードスキャナで読取って物品の高密度情報を管理するも
のが知られている。
ション)、流通、サービス業等の分野では物品の高密度
情報を二次元コードの形式で物品に直接印刷又は物品に
二次元コードを印刷したラベルを貼り、それを二次元コ
ードスキャナで読取って物品の高密度情報を管理するも
のが知られている。
【0003】このような情報管理に使用される二次元コ
ードスキャナとしてはガン式レーザスキャナ、ラスタス
キャン型ガン式レーザスキャナあるいはエリアセンサ式
スキャナが知られている。
ードスキャナとしてはガン式レーザスキャナ、ラスタス
キャン型ガン式レーザスキャナあるいはエリアセンサ式
スキャナが知られている。
【0004】ガン式レーザスキャナは、図7に示すよう
にスャナ本体1が出射するレーザビーム2を二次元コー
ド3に照射すると共にスキャナ本体1内に設けた揺動ミ
ラーやポリゴンミラー等でレーザビーム2を左右に振動
させ、その反射光をスキャナ本体1内に設けたセンサで
読取るようになっている。スキャナの操作者はスャナ本
体1をレーザビーム2の左右振動の方向が二次元コード
3の方向と一致するように目で確認しつつ図中矢印で示
すように上下に動かして二次元コード3の読取りを行
う。
にスャナ本体1が出射するレーザビーム2を二次元コー
ド3に照射すると共にスキャナ本体1内に設けた揺動ミ
ラーやポリゴンミラー等でレーザビーム2を左右に振動
させ、その反射光をスキャナ本体1内に設けたセンサで
読取るようになっている。スキャナの操作者はスャナ本
体1をレーザビーム2の左右振動の方向が二次元コード
3の方向と一致するように目で確認しつつ図中矢印で示
すように上下に動かして二次元コード3の読取りを行
う。
【0005】ラスタスキャン型ガン式レーザスキャナ
は、図8に示すようにスャナ本体4が出射するレーザビ
ーム2を二次元コード3に照射すると共にスキャナ本体
4内に設けたX方向及びY方向の2枚の揺動ミラーやポ
リゴンミラー等でレーザビーム2を上下左右に振動さ
せ、その反射光をスキャナ本体4内に設けたセンサで読
取る取るようになっている。スキャナの操作者はスャナ
本体4をレーザビーム2の左右振動(X方向)の方向が
二次元コード3の方向と一致するようにし,かつ上下振
動(Y方向)の範囲内に二次元コード3が入るように目
で確認して二次元コード3の読取りを行う。
は、図8に示すようにスャナ本体4が出射するレーザビ
ーム2を二次元コード3に照射すると共にスキャナ本体
4内に設けたX方向及びY方向の2枚の揺動ミラーやポ
リゴンミラー等でレーザビーム2を上下左右に振動さ
せ、その反射光をスキャナ本体4内に設けたセンサで読
取る取るようになっている。スキャナの操作者はスャナ
本体4をレーザビーム2の左右振動(X方向)の方向が
二次元コード3の方向と一致するようにし,かつ上下振
動(Y方向)の範囲内に二次元コード3が入るように目
で確認して二次元コード3の読取りを行う。
【0006】エリアセンサ式スキャナは、図9に示すよ
うに二次元コード3にスャナ本体5内の光源から光を照
射し、二次元コード3の画像をレンズ6を通してスャナ
本体5内に設けたエリアセンサで読取るようになってい
る。
うに二次元コード3にスャナ本体5内の光源から光を照
射し、二次元コード3の画像をレンズ6を通してスャナ
本体5内に設けたエリアセンサで読取るようになってい
る。
【0007】すなわちエリアセンサ式スキャナは、図1
0に示すようにスキャナ本体内に設けた光源7,7から
の光を二次元コード3に照射し、その二次元コード3の
画像をレンズ6を通してエリアセンサ8に結像し、エリ
アセンサ8からの画像データをI/F(インターフェー
ス)9を介してマイクロプロセッサ10に供給してい
る。マイクロプロセッサ10は画像データの回転補正を
ソフトウエアにより行い、補正終了後の画像データをデ
コーダ11を介してシステムホスト機器へ送信するよう
になっている。
0に示すようにスキャナ本体内に設けた光源7,7から
の光を二次元コード3に照射し、その二次元コード3の
画像をレンズ6を通してエリアセンサ8に結像し、エリ
アセンサ8からの画像データをI/F(インターフェー
ス)9を介してマイクロプロセッサ10に供給してい
る。マイクロプロセッサ10は画像データの回転補正を
ソフトウエアにより行い、補正終了後の画像データをデ
コーダ11を介してシステムホスト機器へ送信するよう
になっている。
【0008】またエリアセンサ式スキャナは、図11に
示すようにレンズ6とエリアセンサ8との間にイメージ
ローテータ12を設け、二次元コード3の画像をレンズ
6及びイメージローテータ12を通してエリアセンサ8
に結像し、エリアセンサ8からの画像データをI/F9
を介してマイクロプロセッサ10に供給している。マイ
クロプロセッサ10は画像データの回転補正を行うこと
無しに画像データをデコーダ11に供給する。デコーダ
11は画像データのデコードを行って読取りの成功、不
成功をマイクロプロセッサ10に知らせる。マイクロプ
ロセッサ10はデコーダ11から読取りが不成功であっ
たことを知らされると、モータ13を駆動制御し、その
回転を駆動ギア14及びイメージローテータ12を固定
したローテータ回転ギア15を介してイメージローテー
タ12に伝達し、イメージローテータ12を一定の角度
だけ回転させる。そして再度エリアセンサ8からの画像
データをI/F9、マイクロプロセッサ10を介してデ
コーダ11に供給し、デコーダ11で画像データのデコ
ードを行って読取りの成功、不成功をマイクロプロセッ
サ10に知らせる。そしてまた読取りが不成功だったと
きにはマイクロコンピュータ10はモータ13を駆動制
御してイメージローテータ12を一定の角度だけ回転さ
せて同様の処理を行う。そしてこれをデコーダ11での
画像データのデコードが成功するまで繰り返す。
示すようにレンズ6とエリアセンサ8との間にイメージ
ローテータ12を設け、二次元コード3の画像をレンズ
6及びイメージローテータ12を通してエリアセンサ8
に結像し、エリアセンサ8からの画像データをI/F9
を介してマイクロプロセッサ10に供給している。マイ
クロプロセッサ10は画像データの回転補正を行うこと
無しに画像データをデコーダ11に供給する。デコーダ
11は画像データのデコードを行って読取りの成功、不
成功をマイクロプロセッサ10に知らせる。マイクロプ
ロセッサ10はデコーダ11から読取りが不成功であっ
たことを知らされると、モータ13を駆動制御し、その
回転を駆動ギア14及びイメージローテータ12を固定
したローテータ回転ギア15を介してイメージローテー
タ12に伝達し、イメージローテータ12を一定の角度
だけ回転させる。そして再度エリアセンサ8からの画像
データをI/F9、マイクロプロセッサ10を介してデ
コーダ11に供給し、デコーダ11で画像データのデコ
ードを行って読取りの成功、不成功をマイクロプロセッ
サ10に知らせる。そしてまた読取りが不成功だったと
きにはマイクロコンピュータ10はモータ13を駆動制
御してイメージローテータ12を一定の角度だけ回転さ
せて同様の処理を行う。そしてこれをデコーダ11での
画像データのデコードが成功するまで繰り返す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ガン式レーザスキャナ
やラスタスキャン型ガン式レーザスキャナは、レーザビ
ームの方向や範囲が二次元コードの方向や範囲と一致す
るように操作者が目で確認しつつ読取り操作を行わなけ
ればならず操作者の読取り作業が面倒となり、また読取
り効率も低下するという問題があった。
やラスタスキャン型ガン式レーザスキャナは、レーザビ
ームの方向や範囲が二次元コードの方向や範囲と一致す
るように操作者が目で確認しつつ読取り操作を行わなけ
ればならず操作者の読取り作業が面倒となり、また読取
り効率も低下するという問題があった。
【0010】またエリアセンサ式スキャナの図10の構
成のものは、自動読取りが可能なため操作者の読取り作
業の面倒さが無くなるという利点はあるが、エリアセン
サの素子配列方向に対して二次元コードの像が傾斜して
結像する場合が多く発生し、このような場合実質的な解
像度が低下し高密度に記録されたコードの読取りが困難
となる問題があった。すなわち図12の(a) に示すよう
に、エリアセンサ8に対して最低4画素で読取り可能な
画像Aが結像した場合、画像Aが縦横にずれた場合はエ
リアセンサ8は最大で9画素分の素子で読取りが可能で
あるが、画像Aが約45度に傾くと図12の(b) に示す
ように、画像Aを読取るためには12画素分の素子が必
要となる。そしてこのようにエリアセンサ8の多数の素
子に読取り画素が跨がり、しかも傾きを持つため画像A
のイメージを完全に復元することが困難となり実質的な
解像度が低下することになる。
成のものは、自動読取りが可能なため操作者の読取り作
業の面倒さが無くなるという利点はあるが、エリアセン
サの素子配列方向に対して二次元コードの像が傾斜して
結像する場合が多く発生し、このような場合実質的な解
像度が低下し高密度に記録されたコードの読取りが困難
となる問題があった。すなわち図12の(a) に示すよう
に、エリアセンサ8に対して最低4画素で読取り可能な
画像Aが結像した場合、画像Aが縦横にずれた場合はエ
リアセンサ8は最大で9画素分の素子で読取りが可能で
あるが、画像Aが約45度に傾くと図12の(b) に示す
ように、画像Aを読取るためには12画素分の素子が必
要となる。そしてこのようにエリアセンサ8の多数の素
子に読取り画素が跨がり、しかも傾きを持つため画像A
のイメージを完全に復元することが困難となり実質的な
解像度が低下することになる。
【0011】さらにエリアセンサ式スキャナの図11の
構成のものは、エリアセンサ8に結像する二次元コード
の画像をイメージローテータ12により回転できるため
エリアセンサ8の素子配列方向に対して二次元コードの
方向を揃えることができ、解像度の低下という問題は解
決できるが、コードの読取りが完了するまで試行錯誤的
にイメージローテータ12を一定の角度ずつ回転して読
取り動作を繰り返さなければならず、読取りが完了する
までに多くの時間を費やし、読取り効率が悪いという問
題があった。
構成のものは、エリアセンサ8に結像する二次元コード
の画像をイメージローテータ12により回転できるため
エリアセンサ8の素子配列方向に対して二次元コードの
方向を揃えることができ、解像度の低下という問題は解
決できるが、コードの読取りが完了するまで試行錯誤的
にイメージローテータ12を一定の角度ずつ回転して読
取り動作を繰り返さなければならず、読取りが完了する
までに多くの時間を費やし、読取り効率が悪いという問
題があった。
【0012】そこで本発明は、面倒な作業無しに二次元
コードを良好な解像度で効率よく読取りができる二次元
コードスキャナを提供しようとするものである。
コードを良好な解像度で効率よく読取りができる二次元
コードスキャナを提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
光電素子をマトリックス状に配置し、多段式コードやマ
トリックスコード等の二次元コードを読取るエリアセン
サと、このエリアセンサに二次元コードを結像する結像
手段と、エリアセンサの素子配列方向に対する結像した
二次元コードの傾きを検出する傾き検出手段と、この傾
き検出手段が検出した傾きに基づいてエリアセンサの素
子配列方向と結像した二次元コードの方向を一致させる
方向修正手段を設けたものである。
光電素子をマトリックス状に配置し、多段式コードやマ
トリックスコード等の二次元コードを読取るエリアセン
サと、このエリアセンサに二次元コードを結像する結像
手段と、エリアセンサの素子配列方向に対する結像した
二次元コードの傾きを検出する傾き検出手段と、この傾
き検出手段が検出した傾きに基づいてエリアセンサの素
子配列方向と結像した二次元コードの方向を一致させる
方向修正手段を設けたものである。
【0014】請求項2対応の発明は、傾き検出手段とし
て、二次元コードの幾何学的特徴情報により傾きを検出
するものを使用したものである。
て、二次元コードの幾何学的特徴情報により傾きを検出
するものを使用したものである。
【0015】
【作用】このような構成の本発明においては、エリアセ
ンサに二次元コードが結像して読取りが行われると、先
ず傾き検出手段がエリアセンサの素子配列方向に対する
結像した二次元コードの傾きを検出する。そして検出し
た傾きに基づいて方向修正手段はエリアセンサの素子配
列方向と結像した二次元コードの方向を一致させる。こ
うしてエリアセンサは素子配列方向と二次元コードの方
向が一致した状態で読取りができる。
ンサに二次元コードが結像して読取りが行われると、先
ず傾き検出手段がエリアセンサの素子配列方向に対する
結像した二次元コードの傾きを検出する。そして検出し
た傾きに基づいて方向修正手段はエリアセンサの素子配
列方向と結像した二次元コードの方向を一致させる。こ
うしてエリアセンサは素子配列方向と二次元コードの方
向が一致した状態で読取りができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0017】図1はハンド型タッチ式二次元コードスキ
ャナの外観を示し、また図2はその内部構成を示すもの
で、L字形状の筐体21の先端部に四角形状の読取り窓
22を設け、前記筐体21の背面部に読取り開始操作を
行うと点灯する読取りランプ23を設け、前記筐体21
の側面部に読取り開始操作スイッチ24を設けている。
前記筐体21の後端部側は把手部を構成している。
ャナの外観を示し、また図2はその内部構成を示すもの
で、L字形状の筐体21の先端部に四角形状の読取り窓
22を設け、前記筐体21の背面部に読取り開始操作を
行うと点灯する読取りランプ23を設け、前記筐体21
の側面部に読取り開始操作スイッチ24を設けている。
前記筐体21の後端部側は把手部を構成している。
【0018】前記筐体21内の読取り窓22の近くに例
えば多段式コードやマトリックスコード等の二次元コー
ド25を印刷したラベル26に対して光を照射する光源
27,27を配置している。
えば多段式コードやマトリックスコード等の二次元コー
ド25を印刷したラベル26に対して光を照射する光源
27,27を配置している。
【0019】前記筐体21内の曲折部に角度変更鏡28
を配置すると共に筐体21の後端部側内部に読取り完了
を知らせるブザー29及び制御回路ユニット30を収納
している。
を配置すると共に筐体21の後端部側内部に読取り完了
を知らせるブザー29及び制御回路ユニット30を収納
している。
【0020】前記筐体21の後端からは後述するシステ
ムホスト機器とを結ぶ信号ケーブル(図示せず)が延出
している。
ムホスト機器とを結ぶ信号ケーブル(図示せず)が延出
している。
【0021】前記制御回路ユニット30は、図3に示す
ように光電素子をマトリックス状に配置してなるエリア
センサ31、このエリアセンサ31を固定したエリアセ
ンサ回転ギア32、前記読取り窓22から角度変更鏡2
8を介して入射するラベル26からの反射光を集光して
二次元コード25の画像を前記エリアセンサ31に結像
させる結像手段としてのレンズ33、マイクロプロセッ
サ34、前記エリアセンサ31からの画像データを前記
マイクロプロセッサ34に供給するI/F(インターフ
ェース)35、前記マイクロプロセッサ34から画像デ
ータを受取りデコード処理してシステムホスト機器へ送
信するデコーダ36、前記マイクロプロセッサ34によ
り制御されて回転動作するモータ37及びこのモータ3
7の回転を前記エリアセンサ回転ギア32に伝達する駆
動ギア38を設けている。
ように光電素子をマトリックス状に配置してなるエリア
センサ31、このエリアセンサ31を固定したエリアセ
ンサ回転ギア32、前記読取り窓22から角度変更鏡2
8を介して入射するラベル26からの反射光を集光して
二次元コード25の画像を前記エリアセンサ31に結像
させる結像手段としてのレンズ33、マイクロプロセッ
サ34、前記エリアセンサ31からの画像データを前記
マイクロプロセッサ34に供給するI/F(インターフ
ェース)35、前記マイクロプロセッサ34から画像デ
ータを受取りデコード処理してシステムホスト機器へ送
信するデコーダ36、前記マイクロプロセッサ34によ
り制御されて回転動作するモータ37及びこのモータ3
7の回転を前記エリアセンサ回転ギア32に伝達する駆
動ギア38を設けている。
【0022】前記モータ37、駆動ギア38及びエリア
センサ回転ギア32は方向修正手段を構成している。
センサ回転ギア32は方向修正手段を構成している。
【0023】前記マイクロプロセッサ34は傾き検出手
段34aを設け、この傾き検出手段34aで前記エリア
センサ31の素子配列方向に対する結像した二次元コー
ドの傾きを検出するようになっている。
段34aを設け、この傾き検出手段34aで前記エリア
センサ31の素子配列方向に対する結像した二次元コー
ドの傾きを検出するようになっている。
【0024】前記傾き検出手段34aは、例えば図4に
示す構成、あるいは図5に示す構成になっている。すな
わち既存の二次元コードは独特のコード位置検出に使用
できるある決まったパターンを持っている。例えば図4
の(a) に示すパターン39を持っていればそのパターン
を予め設定する。そして取り込まれた画像に対してラン
ダムにスキャンして設定したパターンと一致するパター
ンを検出し、その後スキャン方向を図4の(b) に示すよ
うに変化させてランレングスデータが最小となる角度
(バーの数が最大で最小距離の角度)を検出し、その方
向を二次元コードのエリアセンサ31の素子配列方向に
対する傾きとして検出する。
示す構成、あるいは図5に示す構成になっている。すな
わち既存の二次元コードは独特のコード位置検出に使用
できるある決まったパターンを持っている。例えば図4
の(a) に示すパターン39を持っていればそのパターン
を予め設定する。そして取り込まれた画像に対してラン
ダムにスキャンして設定したパターンと一致するパター
ンを検出し、その後スキャン方向を図4の(b) に示すよ
うに変化させてランレングスデータが最小となる角度
(バーの数が最大で最小距離の角度)を検出し、その方
向を二次元コードのエリアセンサ31の素子配列方向に
対する傾きとして検出する。
【0025】また図5の(a) に示すように各種角度のマ
スクパターンをテンプレート40として予め設定し、ど
のプレートが二次元コードの傾きとより近く一致するか
を図5の(b) に矢印で示すようにテンプレート40をス
キャンして最もマッチングのよいテンプレートの角度を
二次元コードのエリアセンサ31の素子配列方向に対す
る傾きとして検出する。
スクパターンをテンプレート40として予め設定し、ど
のプレートが二次元コードの傾きとより近く一致するか
を図5の(b) に矢印で示すようにテンプレート40をス
キャンして最もマッチングのよいテンプレートの角度を
二次元コードのエリアセンサ31の素子配列方向に対す
る傾きとして検出する。
【0026】前記マイクロプロセッサ34はI/F35
から画像データを取り込むとその画像データを前記デコ
ーダ36に供給する。前記デコーダ36では画像データ
のデコードを行い、その結果、すなわちデコードの成
功、不成功を前記マイクロプロセッサ34に知らせる。
前記マイクロプロセッサ34は前記デコーダ36からデ
コードの不成功を知らされると、前記傾き検出手段34
aで検出した二次元コードのエリアセンサ31の素子配
列方向に対する傾き分前記モータ37を回転制御するよ
うになっている。
から画像データを取り込むとその画像データを前記デコ
ーダ36に供給する。前記デコーダ36では画像データ
のデコードを行い、その結果、すなわちデコードの成
功、不成功を前記マイクロプロセッサ34に知らせる。
前記マイクロプロセッサ34は前記デコーダ36からデ
コードの不成功を知らされると、前記傾き検出手段34
aで検出した二次元コードのエリアセンサ31の素子配
列方向に対する傾き分前記モータ37を回転制御するよ
うになっている。
【0027】このような構成の実施例においては、スキ
ャナの読取り窓22をラベル26に印刷した二次元コー
ド25の上に載せて読取り開始操作スイッチ24を操作
すると読取りランプ23が点灯する。この状態では光源
27,27からの光が二次元コード25面に照射し、そ
の反射光が角度変更鏡28で反射してレンズ33に入射
する。
ャナの読取り窓22をラベル26に印刷した二次元コー
ド25の上に載せて読取り開始操作スイッチ24を操作
すると読取りランプ23が点灯する。この状態では光源
27,27からの光が二次元コード25面に照射し、そ
の反射光が角度変更鏡28で反射してレンズ33に入射
する。
【0028】こうしてエリアセンサ31の面に二次元コ
ード25の画像が結像し、エリアセンサ31から画像デ
ータがI/F35を介してマイクロプロセッサ34に入
力する。マイクロプロセッサ34は入力した画像データ
をデコーダ36に出力すると共に傾き検出手段34aに
より二次元コード25の傾きを検出する。
ード25の画像が結像し、エリアセンサ31から画像デ
ータがI/F35を介してマイクロプロセッサ34に入
力する。マイクロプロセッサ34は入力した画像データ
をデコーダ36に出力すると共に傾き検出手段34aに
より二次元コード25の傾きを検出する。
【0029】デコーダ36は入力した画像データのデコ
ードを行い、もしデコードが成功すればそのデコード内
容を外部のシステムホスト機器へ送信するとともにマイ
クロプロセッサ34にデコードの成功を知らせる。これ
により読取りが完了したことになるのでマイクロプロセ
ッサ34は読取りランプ23を消灯させるとともにブザ
ー29を鳴らす。
ードを行い、もしデコードが成功すればそのデコード内
容を外部のシステムホスト機器へ送信するとともにマイ
クロプロセッサ34にデコードの成功を知らせる。これ
により読取りが完了したことになるのでマイクロプロセ
ッサ34は読取りランプ23を消灯させるとともにブザ
ー29を鳴らす。
【0030】またデコーダ36はデコードが不成功であ
ればマイクロプロセッサ34にデコードの不成功を知ら
せる。これによりマイクロプロセッサ34は傾き検出手
段34aが検出した二次元コード25の傾きに基づいて
モータ37を回転駆動する。これによりエリアセンサ3
1が回動し、エリアセンサ31の光電素子の配列方向と
二次元コード25の方向が略一致するようになる。
ればマイクロプロセッサ34にデコードの不成功を知ら
せる。これによりマイクロプロセッサ34は傾き検出手
段34aが検出した二次元コード25の傾きに基づいて
モータ37を回転駆動する。これによりエリアセンサ3
1が回動し、エリアセンサ31の光電素子の配列方向と
二次元コード25の方向が略一致するようになる。
【0031】この状態でマイクロプロセッサ34はI/
F35から画像データを再度受取り、デコーダ36に送
信する。今度はエリアセンサ31の光電素子の配列方向
と二次元コード25の方向が略一致しているので、読取
りが精度よく行われることになり、デコーダ36は画像
データを正しくデコードできることになる。こうしてデ
コーダ36はデコード内容を外部のシステムホスト機器
へ送信するとともにマイクロプロセッサ34にデコード
の成功を知らせる。これにより読取りが完了したことに
なるのでマイクロプロセッサ34は読取りランプ23を
消灯させるとともにブザー29を鳴らす。
F35から画像データを再度受取り、デコーダ36に送
信する。今度はエリアセンサ31の光電素子の配列方向
と二次元コード25の方向が略一致しているので、読取
りが精度よく行われることになり、デコーダ36は画像
データを正しくデコードできることになる。こうしてデ
コーダ36はデコード内容を外部のシステムホスト機器
へ送信するとともにマイクロプロセッサ34にデコード
の成功を知らせる。これにより読取りが完了したことに
なるのでマイクロプロセッサ34は読取りランプ23を
消灯させるとともにブザー29を鳴らす。
【0032】このようにエリアセンサ31の光電素子の
配列方向に対して結像した二次元コード25の方向が傾
いていてデコーダ36によるデコードが正しくできない
ときには、傾き検出手段34aが検出した光電素子の配
列方向に対する二次元コード25の傾きの分、エリアセ
ンサ31をモータ37で回転してエリアセンサ31の光
電素子の配列方向と二次元コード25の方向を略一致さ
せるようにしているので、デコーダ36による二次元コ
ード25のデコードが迅速かつ確実にできることにな
る。こうして二次元コードを良好な解像度で効率よく読
取りができる。
配列方向に対して結像した二次元コード25の方向が傾
いていてデコーダ36によるデコードが正しくできない
ときには、傾き検出手段34aが検出した光電素子の配
列方向に対する二次元コード25の傾きの分、エリアセ
ンサ31をモータ37で回転してエリアセンサ31の光
電素子の配列方向と二次元コード25の方向を略一致さ
せるようにしているので、デコーダ36による二次元コ
ード25のデコードが迅速かつ確実にできることにな
る。こうして二次元コードを良好な解像度で効率よく読
取りができる。
【0033】しかも操作者は読取り窓22を二次元コー
ド面の上に載置させる作業のみでよく、読取り作業は簡
単である。
ド面の上に載置させる作業のみでよく、読取り作業は簡
単である。
【0034】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0035】これは図6に示すように、エリアセンサ3
1とレンズ33との間にイメージローテータ41を設
け、このイメージローテータ41をイメージローテータ
回転ギア42に固定して角度が変更できるようになって
いる。なお、イメージローテータ41としては反射鏡を
複数枚組合わせて構成したものやプリズムにより構成し
たものがある。
1とレンズ33との間にイメージローテータ41を設
け、このイメージローテータ41をイメージローテータ
回転ギア42に固定して角度が変更できるようになって
いる。なお、イメージローテータ41としては反射鏡を
複数枚組合わせて構成したものやプリズムにより構成し
たものがある。
【0036】前記エリアセンサ31は角度変更できない
ように固定されている。
ように固定されている。
【0037】そしてマイクロプロセッサ34により制御
されて回転動作するモータ43及びこのモータ43の回
転を前記イメージローテータ回転ギア42に伝達する駆
動ギア44を設けている。
されて回転動作するモータ43及びこのモータ43の回
転を前記イメージローテータ回転ギア42に伝達する駆
動ギア44を設けている。
【0038】前記イメージローテータ41、イメージロ
ーテータ回転ギア42、モータ43及び駆動ギア44は
方向修正手段を構成している。
ーテータ回転ギア42、モータ43及び駆動ギア44は
方向修正手段を構成している。
【0039】この実施例ではエリアセンサ31の光電素
子の配列方向に対して結像した二次元コード25の方向
が傾いていてデコーダ36によるデコードが正しくでき
ないときには、傾き検出手段34aが検出した光電素子
の配列方向に対する二次元コード25の傾きの分、イメ
ージローテータ41をモータ43で回転する。これによ
りエリアセンサ31に結像している二次元コード25の
画像が回転しエリアセンサ31の光電素子の配列方向と
二次元コード25の方向が略一致するようになる。こう
してデコーダ36による二次元コード25のデコードが
迅速かつ確実にできることになる。
子の配列方向に対して結像した二次元コード25の方向
が傾いていてデコーダ36によるデコードが正しくでき
ないときには、傾き検出手段34aが検出した光電素子
の配列方向に対する二次元コード25の傾きの分、イメ
ージローテータ41をモータ43で回転する。これによ
りエリアセンサ31に結像している二次元コード25の
画像が回転しエリアセンサ31の光電素子の配列方向と
二次元コード25の方向が略一致するようになる。こう
してデコーダ36による二次元コード25のデコードが
迅速かつ確実にできることになる。
【0040】従って本実施例においても前記実施例と同
様、二次元コードを良好な解像度で効率よく読取りがで
きることになる。
様、二次元コードを良好な解像度で効率よく読取りがで
きることになる。
【0041】なお、前記実施例ではイメージローテータ
41をエリアセンサ31とレンズ33との間に介挿した
ものについて述べたが必ずしもこれに限定されるもので
はなく、レンズ33よりも読取り窓22側に設けたもの
であってもよい。
41をエリアセンサ31とレンズ33との間に介挿した
ものについて述べたが必ずしもこれに限定されるもので
はなく、レンズ33よりも読取り窓22側に設けたもの
であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上、本発明によれば、エリアセンサの
素子配列方向に対する結像した二次元コードの傾きを傾
き検出手段により検出し、この検出した傾きに基づいて
エリアセンサの素子配列方向と二次元コードの方向を一
致させるように制御して二次元コードの読取りを行うの
で、面倒な作業無しに二次元コードを良好な解像度で効
率よく読取りができる。
素子配列方向に対する結像した二次元コードの傾きを傾
き検出手段により検出し、この検出した傾きに基づいて
エリアセンサの素子配列方向と二次元コードの方向を一
致させるように制御して二次元コードの読取りを行うの
で、面倒な作業無しに二次元コードを良好な解像度で効
率よく読取りができる。
【図1】本発明の一実施例の外観を示す斜視図。
【図2】同実施例の内部の概略構成を示す図。
【図3】同実施例の制御部の構成を示す図。
【図4】同実施例の傾き検出手段の一例を示す図。
【図5】同実施例の傾き検出手段の他の例を示す図。
【図6】本発明の他の実施例を示す図。
【図7】従来例を示す斜視図。
【図8】従来例を示す斜視図。
【図9】従来例を示す斜視図。
【図10】図9の従来例の制御部の一例を示す図。
【図11】図9の従来例の制御部の他の例を示す図。
【図12】図11における二次元コード読取り時の問題
点を説明するための図。
点を説明するための図。
25…二次元コード 31…エリアセンサ 32…エリアセンサ回転ギア 33…レンズ 34…マイクロプロセッサ 34a…傾き検出手段 36…デコーダ 37…モータ
Claims (2)
- 【請求項1】 光電素子をマトリックス状に配置し、多
段式コードやマトリックスコード等の二次元コードを読
取るエリアセンサと、このエリアセンサに二次元コード
を結像する結像手段と、前記エリアセンサの素子配列方
向に対する結像した二次元コードの傾きを検出する傾き
検出手段と、この傾き検出手段が検出した傾きに基づい
て前記エリアセンサの素子配列方向と結像した二次元コ
ードの方向を一致させる方向修正手段を設けたことを特
徴とする二次元コードスキャナ。 - 【請求項2】 傾き検出手段は、二次元コードの幾何学
的特徴情報により傾きを検出することを特徴とする請求
項1記載の二次元コードスキャナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4293416A JPH06139382A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 二次元コードスキャナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4293416A JPH06139382A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 二次元コードスキャナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06139382A true JPH06139382A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17794492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4293416A Pending JPH06139382A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 二次元コードスキャナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06139382A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009039163A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Sega Corp | ゲーム装置 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP4293416A patent/JPH06139382A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009039163A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Sega Corp | ゲーム装置 |
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