JP2002318994A - 光学的情報読取装置 - Google Patents

光学的情報読取装置

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JP2002318994A
JP2002318994A JP2001125443A JP2001125443A JP2002318994A JP 2002318994 A JP2002318994 A JP 2002318994A JP 2001125443 A JP2001125443 A JP 2001125443A JP 2001125443 A JP2001125443 A JP 2001125443A JP 2002318994 A JP2002318994 A JP 2002318994A
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聡 ▲吉▼原
Satoshi Yoshihara
Yasuhiko Makaji
康彦 眞梶
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠距離の光学的情報を読み取るとき、結像手
段のレンズの倍率が小さく、光学的情報の情報密度が高
いとき、1モジュールあたりのイメージセンサの画素数
は少なくなりデコードが困難になる。 【解決手段】 測距手段は、光学的情報との距離を測定
し、倍率調整手段は測距手段の距離情報と光学的情報の
情報密度について前もって記憶させることのできる情報
密度記憶手段の情報密度から結像手段の倍率を設定して
調整し、結像手段の視野についての情報を光ビームを用
いて表示する視野情報手段は結像手段の倍率の調整によ
る視野の変化と連動して光ビームの表示を変化させ、結
像手段は光学的情報からの反射光を受光してイメージセ
ンサ上に結像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードや2次
元コード等の光学的情報を読み取る光学的情報読取装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光学的情報読取装置は、バーコー
ドや2次元コード等の光学的情報に照明光を投光して光
学的情報からの反射光をレンズ等の結像手段によりイメ
ージセンサ上に結像させ、結像された光学的情報の画像
データはイメージセンサにより電気信号に変換して、イ
メージセンサが電気的に接続された回路基板により、電
気信号を信号処理してから光学的情報のデコード処理を
行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】遠距離のバーコードや
2次元コードなどの光学的情報を読み取るとき、結像手
段のレンズの倍率が小さく、コードのモジュールサイズ
が小さいすなわち光学的情報の情報密度が高いとき、1
モジュールあたりのイメージセンサの画素数は少なくな
りデコードが困難になる。また適切なレンズの倍率に調
整するとレンズの視野も変わるため操作しづらくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、本発明の請求項1記載の光学的情報読取装置は、光
学的情報からの反射光を受光して結像する結像手段と、
前記結像手段により結像された前記光学的情報の画像情
報を電気信号に変換するイメージセンサと、前記電気信
号を信号処理して前記光学的情報のデコード処理を行う
信号処理手段と、前記光学的情報との距離を測定する測
距手段と、前記結像手段の倍率を変化させる倍率調整手
段と、前記光学的情報の情報密度について前もって記憶
させることのできる情報密度記憶手段と、前記結像手段
の視野についての情報を光ビームを用いて表示する視野
情報表示手段とを具備し、前記倍率調整手段は前記測距
手段の距離情報と情報密度記憶手段の情報密度から前記
結像手段の倍率を設定して調整し、前記視野情報表示手
段は前記結像手段の倍率の調整による視野の変化にあわ
せて光ビームの表示を変化させる。
【0005】また、本発明の請求項2記載の光学的情報
読取装置は、請求項1において、視野情報表示手段は光
ビームを扇状にふらして行い、結像手段の一方向の略視
野範囲を直線状の光線軌跡で表示し、前記結像手段の倍
率の調整による視野の変化にあわせて前記光線軌跡の長
さを変化させる。
【0006】また、本発明の請求項3記載の光学的情報
読取装置は、測距手段は倍率調整手段を所定の倍率に固
定してイメージセンサに結像させた画像情報のなかの視
野情報表示手段の光ビームの光線軌跡の像を用いて測定
する。
【0007】また、本発明の請求項4記載の光学的情報
読取装置は、視野情報表示手段は光ビームを結像手段の
受光軸を中心軸に回転して行い、前記結像手段の視野を
囲む円形または楕円形の光線軌跡で表示し、前記結像手
段の倍率の調整による視野の変化にあわせて前記光ビー
ムと前記結像手段の受光軸を変化させる。
【0008】また、本発明の請求項5記載の光学的情報
読取装置は、測距手段はガイド光表示手段の光ビームを
結像手段の光軸と略平行にして、倍率調整手段を所定の
倍率に固定したときの画像情報の前記光ビームの光線軌
跡の像を用いて測定する。
【0009】また、本発明の請求項6記載の光学的情報
読取装置は、測距手段は、ガイド光表示手段の光ビーム
を点灯したときの画像情報と前記光ビームを消灯したと
きの画像情報の差分を用いて測定する。
【0010】また、本発明の請求項7記載の光学的情報
読取装置は、情報密度記憶手段は、読み込んだ光学的情
報の情報密度を測定して前記情報密度を以後読み取る光
学的情報の情報密度として記憶する設定機能を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明第1の光学的情報読取装置
によれば、測距手段は、光学的情報との距離を測定し、
倍率調整手段は測距手段の距離情報と光学的情報の情報
密度について前もって記憶させることのできる情報密度
記憶手段の情報密度から結像手段の倍率を設定して調整
し、結像手段の視野についての情報を光ビームを用いて
表示する視野情報表示手段は結像手段の倍率の調整によ
る視野の変化にあわせて光ビームの表示を変化させ、結
像手段は光学的情報からの反射光を受光してイメージセ
ンサ上に結像し、イメージセンサは結像された光学的情
報の画像情報を電気信号に変換し、信号処理手段は電気
信号を信号処理して光学的情報のデコード処理を行う。
【0012】本発明第2の光学的情報読取装置によれ
ば、結像手段の視野についての情報を表す視野情報表示
手段は、光ビームを扇状にふらして直線状の光線軌跡で
表示することで、結像手段の一方向の略視野範囲を表
す。光線軌跡の長さは結像手段の倍率の調整による視野
の変化にあわせて変化させる。
【0013】本発明第3の光学的情報読取装置によれ
ば、結像手段を所定の倍率に固定して、光ビームを扇状
にふらして直線状に表示した光線軌跡をイメージセンサ
に結像させ、画像情報のなかの光線軌跡の像を用いて、
光学的情報との距離を測定する。
【0014】本発明第4の光学的情報読取装置によれ
ば、結像手段の視野についての情報を表す視野情報表示
手段は、光ビームを結像手段の受光軸を中心軸に回転し
て結像手段の視野を囲む円形または楕円形の光線軌跡を
表示して結像手段の略視野範囲を表す。光ビームと結像
手段の受光軸の角度は結像手段の倍率の調整による視野
の変化にあわせて変化させ円形または楕円形の光線軌跡
の大きさも変化する。
【0015】本発明第5の光学的情報読取装置によれ
ば、結像手段を所定の倍率に固定して、光ビームを結像
手段の光軸と略平行にして円形または楕円形に表示した
光線軌跡をイメージセンサに結像させ、画像情報のなか
の光線軌跡の像を用いて、光学的情報との距離を測定す
る。
【0016】本発明第6の光学的情報読取装置によれ
ば、ガイド光表示手段の光ビームを点灯したときの画像
情報と前記光ビームを消灯したときの画像情報の差分を
用いることで光線軌跡の像を識別し易くして光学情報と
の距離を測定する。
【0017】本発明第7の光学的情報読取装置によれ
ば、読み込んだ光学的情報の情報密度を測定して前記情
報密度を以後読み取る光学的情報の情報密度として記憶
して、以後の読み取り時の結像手段の倍率設定に用い
る。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の一実施形
態の外観を示す斜視図である。光学的情報読取装置1
は、外装ケース2の前方部に、バーコードや2次元コー
ド等の光学的情報3を読み取るための読み取り部4を、
外装ケース2の後方部に、操作者が手で握るための把持
部5を、外装ケース2の上面に表示画面6とキー入力部
7を、外装ケース2の後部にバッテリー8を、側面に読
み取り開始キー9を配置している。
【0019】図2は読み取り部4を説明する略分解斜視
図である。光学的情報3からの反射光を受光して結像す
る結像レンズ10は、結像光学系駆動ユニット11によ
り、位置調整され倍率および焦点が合わされる。イメー
ジセンサ12は結像レンズ10により結像された画像情
報を電気信号に変換して電気的に接続した回路基板13
に信号を転送する。発光ダイオード14は遠距離に照明
光を投光する光源であり、発光ダイオード14をでた光
は遠距離投光レンズ15により光の拡がりを抑えて一定
の照明領域を形成し、比較的遠距離でも照明照度を維持
するように投光される。発光ダイオード16は近距離に
照明光を投光する光源であり、発光ダイオード17をで
た光は近距離投光レンズ17により拡散され、比較的近
距離で照明照度が均一になるように投光される。レーザ
ビーム走査ユニット18は、半導体レーザ19からのレ
ーザ光を集光レンズ20でビーム成形し、振動素子21
に固定され図中(ア)の方向に振幅運動する走査ミラー
22に反射させることでレーザビームを走査させ、反射
ミラー23で反射させる。振動素子の振幅量を制御する
ことによりレーザビームの走査範囲変化させる。図3は
上記光学的情報読取装置の電気的構成を概略的に示す構
成図である。結像レンズ10により結像した画像情報を
電気信号に変換するイメージセンサ12は読み取り用C
PU24からの信号により駆動される。A/D変換化回
路25は、イメージセンサ10により変換された電気信
号を増幅およびノイズカットした後にデジタル化する。
画像メモリ26はデジタル化した画像データを保管す
る。読み取り用CPU24は画像メモリ26に記憶され
たデジタル画像情報をプログラムに基づいて、白黒2値
化画像とし、光学的情報の位置、角度の抽出、そして、
光学的情報のデコード処理を行う。光学的情報にコード
化された情報を解読したデータ等は、メインCPU27
に転送されて用いられる。また読み取り用CPU24は
結像光学系駆動制御回路28を介して結像光学系駆動ユ
ニット11の駆動の制御を行い、投光制御回路29を介
して発光ダイオード14、16の点灯と消灯の制御を行
い、レーザビーム走査制御回路30を介してレーザビー
ム走査ユニット18のレーザダイオード19のONとO
FFと、振動素子21による走査ミラーの駆動の振幅量
の制御を行う。メインCPU27は、キー入力部7によ
る入力によって、またはホストコンピュータの通信によ
って、光学的情報3の情報密度、本実施例では光学的情
報である2次元コードを構成する基本単位である黒のパ
ターン(セル)のサイズを得て、メモリ31に記憶させ
る。
【0020】このような構成において、2次元コードな
どの光学的情報3を光学的情報読取装置1の読み取り部
4を対向させ、読み取り開始スイッチ9を押す。メイン
CPU27が読み取り開始スイッチ9が押されたことを
検出し、読み取り用CPU24による読み取り処理を開
始させる。読み取り用CPU24はプログラムに従い、
結像光学系駆動制御回路28を介して結像光学系駆動ユ
ニット11を駆動させ結像レンズ10の位置を調整して
倍率と合焦位置を初期値に固定し、レーザビーム走査制
御回路30を介してレーザビーム走査ユニット18によ
るレーザビームの走査を行う。光学的情報3が付けられ
た面上を走査するレーザビームからの反射光は結像レン
ズ10によりイメージセンサ12に結像される。結像さ
れた画像情報はイメージセンサ12により、2次元的に
配列した受光素子ごとに受光した光量毎に電気信号に変
換される。変換された電気信号は、A/D変換化回路2
5によりデジタル化されて画像メモリ26に記憶させ
る。次に読み取りCPU24はレーザビーム走査制御回
路30を介してレーザビームをOFFして、同様に光学
的情報3が付けられた画のデジタル化した画像情報を取
得し、前回記憶されたレーザビームが走査されている時
のデジタル画像データと差分をおこない走査されたレー
ザビームからの反射光による像を強調する。図4は、こ
のようにして得られた画像データである。図5は初期値
に固定された結像レンズ10の視野(イ)と、レーザビ
ーム走査ユニット18からのレーザビームの走査平面位
置(ウ)を説明する側面図である。図5で示すように光
学的情報3が近距離位置(エ)では、走査されたレーザ
ビームの像が画像データ領域の下に位置し、光学的情報
3が遠距離位置(オ)では近距離位置(エ)より画像デ
ータ領域の上に位置する。このように像の画像データ領
域に対する位置と、光学的情報3と光学的情報読取装置
1との距離は1対1で対応し、これを測距手段として利
用する。読み取りCPU24は図5に示すように横方向
に分割された領域a、b、c、d、e、f、gの光の強
度を比較することで、画像データ領域の中の走査された
レーザビームの像(カ)の位置を特定し、光学的情報3
と光学的情報読取装置1の距離を算出する。次に、読み
取りCPU24はプログラムに従い、メインCPU27
を介してメモリ31から光学的情報3の情報密度を引き
出し、光学的情報3の情報密度すなわち2次元コードの
セルのサイズと、光学的情報3と光学的情報読取装置1
の距離から、光学的情報3の1セルが結像するイメージ
センサ12の受光素子の画素数が、光学的情報3のデコ
ードに十分な1セルあたりのサンプリング数と同じにな
るように結像レンズ10倍率を設定し、結像光学系駆動
制御回路28を介して、結像光学系駆動ユニット11を
駆動させ倍率を調整し、同時に合焦位置も調整するよう
に結像レンズ10の位置を調整する。次にレーザビーム
走査制御回路30を介してレーザビーム走査ユニット1
8の振動素子21による走査ミラーの振幅量の制御し
て、レーザビームの走査領域が、光学的情報3の位置に
おいて結像レンズ10の視野と略同じになるようにあわ
せる。図6は結像レンズの位置調整前の視野(キ)とレ
ーザビームの走査領域(ク)を説明する正面図である。
図7は結像レンズの位置調整後の視野(ケ)とレーザビ
ームの走査領域(コ)を説明する正面図である。結像レ
ンズ10の倍率調整によりデコードに必要なサンプル数
の不足による読み取り不良を防ぎ、また光学的情報3の
位置における結像レンズ10の視野を示すレーザビーム
走査光により、操作者は光学的情報3が視野にはいって
いるかどうかを知ることができる。次に、読み取りCP
U24は、レーザビーム走査制御回路30を介してレー
ザビーム走査ユニット18のレーザビームをOFFし、
投光制御回路29を介して光学的情報3の距離にあわせ
て発光ダイオード14または発光ダイオード16を点灯
させて光学的情報3に照明光を投光させる。光学的情報
3からの反射光は、結像レンズ10によりイメージセン
サ12に結像され、結像された画像情報はイメージセン
サ12により電気信号に変換され、A/D変換化回路2
5によりデジタル化されて画像メモリ26に記憶させ
る。読み取り用CPU24は画像メモリ26に記憶され
たデジタル画像情報をプログラムに基づいて、白黒2値
化画像とし、光学的情報の位置、角度の抽出、そして、
光学的情報のデコード処理を行う。照明の光源である発
光ダイオード14あるいは発光ダイオード16は所定時
間点灯したあと消灯させる。レーザビーム走査ユニット
18によるレーザビームは所定時間OFFしたあとON
される。イメージセンサ12の受光素子の光電変換によ
る電荷蓄積される時間が、発光ダイオード14あるいは
発光ダイオード16が点灯し、レーザビームがOFFし
ている時間であるようにタイミングは制御されている。
図8はイメージセンサ12の受光素子の電荷蓄積時間
と、発光ダイオード14あるいは発光ダイオード16の
点灯/消灯、レーザビームのON/OFFのタイミング
を説明する図である。光学情報のデコードが成功した場
合、デコード結果をメインCPU24を転送し、読み取
り処理を終了する。デコードが失敗した場合、再度、光
学的情報3からの反射光を結像して画像データを取得し
てデコードし、所定回数デコードに失敗した場合は、結
像レンズ10を初期位置に戻し、レーザビームの像を利
用して光学的情報3と光学的情報読取装置1の距離を算
出する処理から再度はじめる。図9は、以上の読み取り
処理の流れをまとめた説明図である。
【0021】尚、本実施例では、測距手段として走査し
たレーザビームの像を利用したが、PSD受光素子を利
用した測距センサを用いてもよい。
【0022】また、本実施例では、キー入力部7による
入力によって、またはホストコンピュータの通信によっ
て、光学的情報3の情報密度、本実施例では光学的情報
である2次元コードを構成する基本単位である黒のパタ
ーン(セル)のサイズを得て、メモリ31に記憶させた
が、前回読み取った光学的情報の画像データからの情報
密度算出して、次回読み取りの結像レンズ10の倍率設
定に使用するためにメモリ31に記憶させてもよい。キ
ー入力部7による入力またはホストコンピュータの通信
を使わずにメモリ31に記憶する光学的情報の情報密度
を変更することができる。
【0023】(実施の形態2)図10は、本発明の実施
の形態2の読み取り部の結像手段と倍率調整手段と視野
情報表示手段について概略構成を説明する図であり、図
10aは略分解斜視図、図10bは略正面図である。光
学的情報3からの反射光を反射ミラー32を介して受光
して結像する結像レンズ33は、結像光学系駆動ユニッ
ト34により、位置調整され倍率および焦点が合わされ
る。イメージセンサ35は結像レンズ33により結像さ
れた画像情報を電気信号に変換して電気的に接続した回
路基板36に信号を転送する。レーザ走査ユニット37
は半導体レーザ38からのレーザ光を集光レンズ39で
ビーム成形し、駆動素子40、41に固定され、各々垂
直の位置関係にある軸(サ)、(シ)のまわりに揺動運
動する走査ミラー42、43に反射させ、光学的情報3
から反射ミラー32までの受光軸(ス)を中心とする楕
円軌跡(セ)となる走査ビーム(ソ)を形成し、さらに
受光軸(ス)を中心に配置され回転体であるプリズム4
4を通過させる。駆動素子40、41を制御して、走査
ミラー42、43の揺動の振幅を調整することで受光軸
(ス)を中心とする楕円軌道を大きくしたり、小さくし
たりする。走査ミラー42、43の揺動の振幅が所定値
より大きくして、図11に示すようにプリズム44の光
路変更面(タ)を通過させると走査ビーム(チ)は受光
軸(ス)と平行になる。
【0024】このような構成において、光学的情報3と
光学的情報読取装置1の距離を求めるには、結像レンズ
33の倍率を所定値にしたあとに、図11に示すよう
に、結像レンズ33の倍率を所定値にして、走査ビーム
(チ)と受光軸(ス)を平行にして、走査ビームの楕円
軌跡の像を結像させ、全画像中の楕円軌跡の大きさは光
学的情報3と光学的情報読取装置1の距離に反比例する
ことから、光学的情報3と光学的情報読取装置1の距離
を算出する。光学的情報3の情報密度すなわち2次元コ
ードのセルのサイズと、光学的情報3と光学的情報読取
装置1の距離から、光学的情報3の1セルが結像するイ
メージセンサ35の受光素子の画素数が、光学的情報3
のデコードに十分な1セルあたりのサンプリング数と同
じになるように結像レンズ33倍率を設定し、結像光学
系駆動ユニット34を駆動させ倍率を調整し、同時に合
焦位置も調整するように結像レンズ33の位置を調整す
る。次にレーザビーム走査ユニット37の駆動素子4
0、41を制御して、走査ミラー42、43の揺動の振
幅を調整することで受光軸(ス)を中心とする走査ビー
ムの楕円軌道が、光学的情報3の位置において結像レン
ズ44の視野図10の(テ)を近傍で囲むように走査さ
せる。このことにより、結像レンズ33の倍率調整によ
りデコードに必要なサンプル数の不足による読み取り不
良を防ぎ、また光学的情報3の位置における結像レンズ
33の視野を示すレーザ走査ビームの楕円軌跡により、
操作者は光学的情報3が視野の中心に光学的情報3が位
置するように操作できる。
【0025】
【発明の効果】本発明第1の光学的情報読取装置によれ
ば、測距手段は、光学的情報との距離を測定し、倍率調
整手段は測距手段の距離情報と光学的情報の情報密度に
ついて前もって記憶させることのできる情報密度記憶手
段の情報密度から結像手段の倍率を設定して調整し、結
像手段の視野についての情報を光ビームを用いて表示す
る視野情報表示手段は結像手段の倍率の調整による視野
の変化にあわせて光ビームの表示を変化させ、結像手段
は光学的情報からの反射光を受光してイメージセンサ上
に結像し、イメージセンサは結像された光学的情報の画
像情報を電気信号に変換し、信号処理手段は電気信号を
信号処理して光学的情報のデコード処理を行うことで、
倍率調整によりデコードに必要なサンプル数の不足によ
る読み取り不良を防ぎ、視野情報表示により操作者は光
学的情報が結像手段の視野からずれないように操作でき
る。
【0026】本発明第2の光学的情報読取装置によれ
ば、結像手段の視野についての情報を表す視野情報表示
手段は、光ビームを扇状にふらして直線状の光軸軌跡で
表示することで、結像手段の一方向の略視野範囲を表
す。光軸軌跡の長さは結像手段の倍率の調整による視野
の変化にあわせて変化して視野情報表示することにより
操作者は光学的情報が結像手段の視野からずれないよう
に操作できる。
【0027】本発明第3の光学的情報読取装置によれ
ば、結像手段を所定の倍率に固定して、光ビームを扇状
にふらして直線状に表示した光軸軌跡をイメージセンサ
に結像させ、画像情報のなかの光軸軌跡の像を用いて、
光学的情報との距離を測定することで、測距センサを必
要とせず省スペースとなる。
【0028】本発明第4の光学的情報読取装置によれ
ば、結像手段の視野についての情報を表す視野情報表示
手段は、光ビームを結像手段の受光軸を中心軸に回転し
て結像手段の視野を囲む円形または楕円形の光線軌跡を
表示して結像手段の略視線範囲を表す。光ビームと結像
手段の受光軸の角度は結像手段の倍率の調整による視野
の変化にあわせて変化させ円形または楕円形の光線軌跡
の大きさも変化して視野情報表示することにより操作者
は光学的情報が結像手段の視野からずれないように操作
できる。
【0029】本発明の第5の光学的情報読取装置によれ
ば、結像手段を所定の倍率に固定して、光ビームを結像
手段の光軸と略平行にして円形または楕円形に表示した
光線軌跡をイメージセンサに結像させ、画像情報のなか
の光線軌跡の像を用いて、光学的情報との距離を測定す
ることで、測距センサを必要とせず省スペースとなる。
【0030】本発明第6の光学的情報読取装置によれ
ば、ガイド光表示手段の光ビームを点灯したときの画像
情報と前記光ビームを消灯したときの画像情報の差分を
用いることで光線軌跡の像を識別し易くして光学情報と
の距離を測定する。
【0031】本発明第7の光学的情報読取装置によれ
ば、読み込んだ光学的情報の情報密度を測定して前記情
報密度を以後読み取る光学的情報の情報密度として記憶
して、以後の読み取り時の結像手段の倍率設定に用いる
ことで、キー入力等の情報密度入力操作を不要とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光学的情報読取装置の外
観を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態の光学的情報読取装置の読
み取り部4を説明する略分解斜視図
【図3】本発明の実施の形態の光学的情報読取装置の電
気的構成を概略的に示す構成図
【図4】本発明の実施の形態の画像データを説明する説
明図
【図5】本発明の実施の形態の結像レンズの視野と、レ
ーザビームの走査平面位置を説明する側面図
【図6】本発明の実施の形態の結像レンズの位置調整前
の視野とレーザビームの走査領域を説明する正面図
【図7】本発明の実施の形態の結像レンズの位置調整後
の視野とレーザビームの走査領域を説明する正面図
【図8】本発明の実施の形態のイメージセンサの受光素
子の電荷蓄積時間と、発光ダイオードの点灯/消灯、レ
ーザビームのON/OFFのタイミングを説明する説明
【図9】本発明の実施の形態の読み取り処理の流れをま
とめた説明図
【図10】本発明の実施の形態2の読み取り部について
概略構成を説明する略斜視図と正面図
【図11】本発明の実施の形態2の測距時の結像レンズ
の視野とレーザビームの走査領域を説明する正面図
【符号の説明】
10 結像レンズ 11 結像光学系駆動ユニット 12 イメージセンサ 14、16 発光ダイオード 15 遠距離投光レンズ 17 近距離投光レンズ 18 レーザビーム走査ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的情報からの反射光を受光して結像
    する結像手段と、前記結像手段により結像された前記光
    学的情報の画像情報を電気信号に変換するイメージセン
    サと、前記電気信号を信号処理して前記光学的情報のデ
    コード処理を行う信号処理手段と、前記光学的情報との
    距離を測定する測距手段と、前記結像手段の倍率を変化
    させる倍率調整手段と、前記光学的情報の情報密度につ
    いて前もって記憶させることのできる情報密度記憶手段
    と、前記結像手段の視野についての情報を光ビームを用
    いて表示する視野情報表示手段とを具備し、前記倍率調
    整手段は前記測距手段の距離情報と情報密度記憶手段の
    情報密度から前記結像手段の倍率を設定して調整し、前
    記視野情報表示手段は前記結像手段の倍率の調整による
    視野の変化にあわせて光ビームの表示を変化させる光学
    的情報読取装置。
  2. 【請求項2】 視野情報表示手段は光ビームを扇状のふ
    らして行い、結像手段の一方向の略視野範囲を直線状の
    光線軌跡で表示し、前記結像手段の倍率の調整による視
    野の変化にあわせて前記光線軌跡の長さを変化させる請
    求項1記載の光学的情報読取装置。
  3. 【請求項3】 測距手段は倍率調整手段を所定の倍率に
    固定してイメージセンサに結像させた画像情報のなかの
    視野情報表示手段の光ビームの光線軌跡の像を用いて測
    定する請求項2記載の光学的情報読取装置。
  4. 【請求項4】 視野情報表示手段は光ビームを結像手段
    の受光軸を中心軸に回転して行い、前記結像手段の視野
    を囲む円形または楕円形の光線軌跡で表示し、前記結像
    手段の倍率の調整による視野の変化にあわせて前記光ビ
    ームと前記結像手段の受光軸の角度を変化させる請求項
    1記載の光学的情報読取装置。
  5. 【請求項5】 測距手段はガイド光表示手段の光ビーム
    を結像手段の光軸と略平行にして、倍率調整手段を所定
    の倍率に固定したときの画像情報の前記光ビームの光軸
    軌跡の像を用いて測定する請求項4記載の光学的情報読
    取装置。
  6. 【請求項6】 測距手段は、ガイド光表示手段の光ビー
    ムを点灯したときの画像情報と前記光ビームを消灯した
    ときの画像情報の差分を用いて測定する請求項4記載の
    光学的情報読取装置。
  7. 【請求項7】 情報密度記憶手段は、読み込んだ光学的
    情報の情報密度を測定して前記情報密度を以後読み取る
    光学的情報の情報密度として記憶する設定機能を有する
    請求項1記載の光学的情報読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008152569A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Sharp Corp 符号読み取り装置、符号読み取り装置の制御プログラム、符号読み取り装置の制御プログラムを記録した記録媒体
US7545722B2 (en) 2003-12-18 2009-06-09 Denso Wave Incorporated Method and apparatus for optically reading information attached to a target
US11776093B2 (en) * 2019-07-16 2023-10-03 University Of Florida Research Foundation, Incorporated Automatic sharpness adjustment for imaging modalities

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