JP2003014430A - 3次元測定方法および3次元測定装置 - Google Patents

3次元測定方法および3次元測定装置

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JP2003014430A
JP2003014430A JP2001202617A JP2001202617A JP2003014430A JP 2003014430 A JP2003014430 A JP 2003014430A JP 2001202617 A JP2001202617 A JP 2001202617A JP 2001202617 A JP2001202617 A JP 2001202617A JP 2003014430 A JP2003014430 A JP 2003014430A
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wavelength
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measurement
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Shizuhiro Okui
静弘 奥井
Katsutoshi Tsuruya
克敏 鶴谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人体に対する安全性を向上しつつ、精度の高い
3次元測定を行う。 【解決手段】互いに異なる複数の波長の光を3次元測定
の対象物に投射し(#104)、投射した各波長の光の
対象物による反射光を受光素子で受光し(#105)、
ステップ#105における各受光の強さおよびそれぞれ
に対応するステップ#104で投射した各波長の光の強
さに基づいて、投射した光の単位パワー当たりの受光の
強さが最も大きいものに対応する波長の光を選び(#1
13)、選んだ波長の光を対象物に投射し、その投射し
た光の対象物による反射光を受光し、受光により受光素
子から出力される信号に基づいて三角測量法を用いて対
象物の距離データを取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体にスリット光
などの光を投射して物体形状を非接触で測定する3次元
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、3次元測定の対象物にスリッ
ト光などの光を投射し、対象物による反射光に基づいて
対象物の形状を測定する3次元測定装置が提案されてい
る。この3次元測定装置によると、投射された光の対象
物による反射光を受光素子で受光し、受光素子から出力
される信号に基づいて対象物の形状を特定するための距
離データを生成する。正確な距離データを生成するため
に、受光素子から出力される信号のS/N比を良くする
必要がある。それには、できるだけ強い反射光を得られ
ることが必要である。
【0003】強い反射光を得るには、対象物における分
光反射率の高い波長の光を投射する方法が考えられる。
例えば、特開平4−115108号に開示されている発
明によると、複数の波長の光を同時に投射し、各波長の
光に対応する反射光を受光した受光素子から出力される
信号のうち最も大きい出力の信号に基づいて距離データ
を生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対象物に投
射する光がレーザ光である場合は、そのレーザ光が人体
に悪影響を及ぼす可能性がある。そこで、安全性を図る
ために、JIS(日本工業規格)またはIEC(国際電
気標準会議)などは、レーザ光を使用する製品(レーザ
製品)に関するクラス(基準)を定めている。これによ
ると、レーザ製品は、危険性の度合いに応じて幾つかの
クラスに分けられており、投射するレーザ光がそのクラ
スの許容レベルを超えてはならないとされている。しか
しながら、そのレーザ製品が分類されたクラスの許容レ
ベル内であっても、安全性を考慮すれば、投射するレー
ザ光は弱ければ弱いほどよい。
【0005】しかし、髪の毛のように、反射率が低い物
を測定の対象物とした場合は、強い光を投射しなければ
ならない。さもなければ、充分な強さの反射光が得られ
ず、3次元測定の精度が低くなるからである。例えば、
特開平4−115108号の発明によると、すべての波
長について強い光を投射しなければならない。しかし、
安全性の問題から、結局、光の強さや投射時間を制限せ
ざるを得ない。
【0006】このように、人体の安全性を向上させるた
めには対象物に投射する光は弱いほどよいが、精度の高
い3次元測定を行うためには強い光を投射する必要があ
る。本発明は、このような問題点に鑑み、人体に対する
安全性を向上しつつ、精度の高い3次元測定を行う方法
および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る3次元測定
方法は、互いに異なる複数の波長の光を3次元測定の対
象物に投射する第一の投射ステップと、前記第一の投射
ステップにおいて投射した前記各波長の光の前記対象物
による反射光を受光素子で受光する第一の受光ステップ
と、前記第一の受光ステップにおける各受光の強さおよ
びそれぞれに対応する前記第一の投射ステップにおいて
投射した前記各波長の光の強さに基づいて、投射した光
の単位パワー当たりの受光の強さが最も大きいものに対
応する波長の光を選ぶ波長選択ステップと、前記波長選
択ステップによって選ばれた波長の光を前記対象物に投
射する第二の投射ステップと、前記第二の投射ステップ
において投射した光の前記対象物による反射光を受光す
る第二の受光ステップと、前記第二の受光ステップにお
ける受光により前記受光素子から出力される信号に基づ
いて三角測量法を用いて前記対象物の距離データを取得
するデータ取得ステップと、を有する。
【0008】本発明に係る3次元測定装置は、投光光学
系から互いに異なる複数の波長の光を3次元測定の対象
物に投射し、投射された前記各波長の光の強さおよびそ
れぞれに対応する前記対象物による各反射光の強さに基
づいて、投射された光の単位パワー当たりの反射光の強
さが最も大きいものに対応する波長を選ぶ、予備測定手
段と、前記予備測定手段によって選ばれた波長の光を投
光光学系から前記対象物に投射し、投射された光に対応
する前記反射光を受光した受光素子から出力される信号
に基づいて三角測量法を用いて前記対象物の距離データ
を取得する本測定手段と、を有する。
【0009】より具体的な構成として、3次元測定の対
象物に光を投射する投光光学系と、投射された光の前記
対象物による反射光を受光素子で受光する受光光学系
と、を備えた3次元測定装置であって、互いに異なる複
数の波長の光を前記対象物に投射するように前記投光光
学系を制御し、投射された前記各波長の光の強さおよび
それぞれに対応する前記各反射光の前記受光素子による
受光の強さに基づいて、投射された光の単位パワー当た
りの受光の強さが最も大きいものに対応する波長を選ぶ
予備測定制御手段と、前記予備測定制御手段に選ばれた
波長の光を前記対象物に投射するように前記投光光学系
を制御し、当該制御をされた前記投光光学系から投射さ
れた光に対応する前記反射光を受光した前記受光素子か
ら出力される信号に基づいて三角測量法を用いて前記対
象物の距離データを取得する本測定制御手段と、を有す
る。
【0010】好ましくは、前記投光光学系には、互いに
異なる波長の光を投射する複数の光源と、前記各光源の
位置を制御する駆動手段と、が設けられ、前記予備測定
制御手段は、前記対象物への光の投射が可能な投射位置
に前記各光源を順次移動させるように前記駆動手段を制
御し、前記光源が前記投射位置に移動したときに前記対
象物に光を投射するように当該光源を制御する。
【0011】または、前記投光光学系には、互いに異な
る波長の光を投射する複数の光源と、前記各光源から投
射された光が前記対象物に向かう同じ1つの光路を通る
ようにする光路変更手段と、が設けられ、前記予備測定
制御手段は、互いに異なるタイミングで前記対象物に光
を投射するように前記各光源を制御する。
【0012】または、前記受光光学系には、前記波長ご
とに対応して、入射した光から当該波長のみの光を抽出
して前記受光素子で受光するようにする抽出手段が設け
られ、前記予備測定制御手段は、前記すべての波長が含
まれる光を前記対象物に投射するように前記投光光学系
を制御し、投射された光の前記反射光から前記各波長の
光を順次抽出するように前記各抽出手段を制御する。
【0013】または、前記受光光学系には、入射した光
を前記各波長の光に分光する分光手段が設けられ、か
つ、分光された前記各波長の光をそれぞれ受光するため
の前記受光素子が1つずつ設けられ、前記予備測定制御
手段は、前記すべての波長が含まれる光を前記対象物に
投射するように前記投光光学系を制御し、投射された光
の前記反射光が前記分光手段によって分光されて得られ
る各波長の光を受光した前記各受光素子から出力される
信号に基づいて波長を選ぶ。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第一の実施形態〕図1は本発明
に係る測定システム1の構成図である。
【0015】図1に示すように、測定システム1は、ス
リット光投影法によって3次元測定を行う3次元カメラ
2と、3次元カメラ2の出力データを処理するホスト8
とから構成されている。
【0016】3次元カメラ2は、物体Q上の複数のサン
プリング点の3次元位置を特定する測定データ(スリッ
ト画像データ)、物体Qのカラー情報を示す2次元画像
(2次元画像データ)、およびキャリブレーションに必
要なデータを出力する。以下、物体Q上の3次元位置を
特定するための測定を「本測定」と呼称することがあ
る。三角測量法を用いてサンプリング点の座標を求める
演算処理はホスト8が担う。
【0017】ホスト8は、CPU8a、ディスプレイ8
b、キーボード8c、およびマウス8dなどから構成さ
れたコンピュータシステムである。CPU8aには本測
定で得られる測定データの処理のためのソフトウェアが
組み込まれている。ホスト8と3次元カメラ2との間で
は、オンラインおよび可搬型の記録メディア8Mによる
オフラインの両方の形態のデータ受渡しが可能である。
記録メディア8Mとしては、光磁気ディスク(MO)、
ミニディスク(MD)、メモリカードなどがある。
【0018】図2は3次元カメラ2の外観を示す図であ
る。図2(a)は斜視図、図2(b)は背面に設けられ
たオペレーションパネルの平面図である。図2に示すよ
うに、3次元カメラ2のハウジング25の前面には、投
光窓25aおよび受光窓25bが設けられている。
【0019】3次元カメラ2の内部の光学ユニット26
は、投光光学系20、受光光学系40、およびこれらを
統括的に制御するシステムコントローラ52などからな
り(図10参照)、投光窓25aを通して所定幅Wの帯
状のレーザビーム(測定スリット光)Uを測定の対象物
(被写体)である物体Qに向けて投射し、物体Qの表面
で反射した測定スリット光Uを受光窓25bを通して受
光する。以下、物体Qに向けて投射される測定スリット
光Uを「投射光U1」と、物体Qの表面で反射した測定
スリット光Uを「反射光U2」と区別して呼称すること
がある。
【0020】ハウジング25の上面には、ズーミングボ
タン27a、27b、フォーカシング切替えボタン27
c、27d、手動フォーカシングボタン27e、27
f、およびレリーズボタン27gが設けられている。図
2(b)に示すように、ハウジング25の背面には、液
晶ディスプレイ28、カーソルボタン29a、セレクト
ボタン29b、レコードボタン29c、アナログ出力端
子29d、29e、デジタル出力端子29f、および記
録メディア4の着脱口29gが設けられている。レコー
ドボタン29cはフォーカシングロックボタンを兼ね
る。
【0021】液晶ディスプレイ28は、操作画面の表示
手段および電子ファインダとして用いられる。測定者で
あるユーザは、背面の各ボタン29a、29bによって
測定のための設定を行うことができる。アナログ出力端
子29dからは測定データが出力され、アナログ出力端
子29eからは2次元画像信号が例えばNTSC形式で
出力される。デジタル出力端子29fは例えばSCSI
端子である。
【0022】図3は投光光学系20の構成を模式的に示
す図である。図3(a)は正面図であり、図3(b)は
側面図である。図3に示すように、投光光学系20は、
半導体レーザ群21、半導体レーザ群21の駆動系21
K、投光レンズ系22、投光レンズ系22の駆動系22
K、走査系23、および走査系23の駆動系23Kなど
によって構成される。
【0023】駆動系21K、22K、および23Kは、
システムコントローラ52によって制御され、それぞ
れ、半導体レーザ群21、投光レンズ系22、および走
査系23の位置姿勢を調整する。
【0024】半導体レーザ群21は、複数の半導体レー
ザ(LD)によって構成される。本実施形態では、互い
に異なる波長の光を発する2つの半導体レーザ21a、
21bによって構成される。半導体レーザ21a、21
bは、それぞれ、波長が680nm、780nmの光を
発する。半導体レーザ21a、21bの位置は、駆動系
21KによってX軸方向に変更される。そして、位置A
から光を発することによって、その光を物体Qに向けて
投射することができる。すなわち、位置Aにセットされ
る半導体レーザを選択することによって、物体Qに投射
する光の波長を680nm、780nmのいずれかに変
更することができる。以下、λ1=680nm、λ2=
780nmとする。
【0025】半導体レーザ21a、21bが発する光の
強さすなわち光度の調整および点灯/消灯の切替えなど
は、LDドライバ21Dによって制御される。投光レン
ズ系22は、コリメータレンズ群221、レーザビーム
のスリット幅Wの方向にのみパワーを有するシリンドリ
カルレンズで構成されるバリエータレンズ群222、お
よび、スリットの長さ方向Mにのみパワーを有するシリ
ンドリカルレンズで構成されたエキスパンダレンズ群2
23の3つのレンズ群から構成されている。
【0026】半導体レーザ21aまたは21bから投射
されたレーザビームに対して、次の順序で適切な測定ス
リット光Uを得るための光学的処理が行われる。まず、
コリメータレンズ群221によってレーザビームを概ね
平行にする。次に、バリエータレンズ群222によっ
て、レーザビームのスリット幅Wが調整される。最後
に、エキスパンダレンズ群223によって、レーザビー
ムがスリット長さ方向Mに拡げられる。
【0027】駆動系22Kは、システムコントローラ5
2の指示に従って、受光素子43(図4参照)上での測
定スリット光Uの幅Wを一定に保つようにバリエータレ
ンズ群222を移動させる。
【0028】走査系23として、ガルバノミラー231
が用いられる。走査系23による偏向の以前にスリット
の長さを拡げることにより、偏向の後で行う場合と比較
して測定スリット光Uの歪みを低減することができる。
エキスパンダレンズ群223を投光レンズ系22の最終
段に配置することにより、すなわちガルバノミラー23
に近づけることにより、ガルバノミラー23を小型化す
ることができる。
【0029】このような構成によって、半導体レーザ2
1aまたは21bから投射されるレーザビームを、投光
レンズ系22を通過させて測定スリット光Uに変換し、
走査手段として用いられるガルバノミラー231によっ
てスリット長さ方向と直交する方向に偏向させ、物体Q
に投射することが可能となる。
【0030】図4は受光光学系40の構成を模式的に示
す図、図5はレンズ検出器44を模式的に示す図、図6
は赤外カットフィルタ412の光の波長と透過率との関
係を示す図である。
【0031】図4に示すように、受光光学系40は、受
光レンズ系41、レンズ検出器44、および受光素子4
3などによって構成される。受光レンズ系41は、7枚
のレンズにより構成される単焦点の受光レンズ411と
赤外カットフィルタ412とによって構成される。受光
レンズ系41のオートフォーカシング動作は、受光レン
ズ411を受光軸AXの方向に沿って移動させることに
より行われる。係る動作は、AF駆動系41Kによって
制御される。なお、受光レンズ411としてズームレン
ズが使用される場合は、ズーム駆動系41Lによって電
動ズーミングが行われる。AF駆動系41Kおよびズー
ム駆動系41Lは、ともにレンズコントローラ51の指
示に従う。
【0032】受光レンズ系41によって集光された光
は、赤外カットフィルタ412を透過して受光素子43
に入射する。赤外カットフィルタ412は、図6に示す
ように、およそ810nm以上の波長の光(赤外線)を
透過させない性質を有する。受光素子43はCCDエリ
アセンサ(イメージセンサ)である。
【0033】図5に示すように、レンズ検出器44は、
受光レンズマウント441、接点442、および判別器
443から構成される。接点442は電気的接点または
機械的接点である。レンズマウント441には、受光レ
ンズ系41が着脱可能に取り付けられ、取り付けられた
受光レンズ系41のパラメータ、例えば、Fナンバー、
焦点距離、ズーム範囲およびズームの現在位置などが、
接点442を介して判別器443に入力される。判別器
443は、受光レンズ系41が取り付けられているか否
かの判断を行い、取り付けられている場合に、そのパラ
メータをシステムコントローラ52に出力する。
【0034】このように、受光レンズ系41は交換可能
である。したがって、物体Qの大きさ、形状、距離、ま
たは明るさなどにより、それらに応じた適切な画角(焦
点距離)の受光レンズ系41を用いることができる。
【0035】次に、スリット光投影法による3次元測定
すなわち本実施形態における本測定の概要について説明
する。図7はスリット光投影法の概要を示す図、図8は
スリット光投影法による測定の原理を説明するための図
である。
【0036】図7(a)に示すように、投光光学系20
から測定スリット光U(投射光U1)を物体Qに投射
し、その反射光U2を受光光学系40の受光素子43の
撮像面Sに入射させる。物体Qの投射部分が平坦であれ
ば、図7(b)に示すように撮影像(スリット画像)は
直線になる。投射部分に凹凸があれば、図7(c)に示
すように直線が曲がったり階段状になったりする。つま
り、図7(d)に示すように、3次元カメラ2と物体Q
との距離の大小が撮像面Sにおける反射光U2の入射位
置に反映する。投射光U1をその幅方向に偏向すること
により、受光側から見える範囲の物体表面を走査して3
次元位置をサンプリングすることができる。サンプリン
グ点数は受光素子43の画素数に依存する。
【0037】図8において、投射の起点Aと撮像面Sと
を結ぶ基線ASが受光軸と垂直になるように、投光光学
系20と受光光学系40とが配置されている。受光軸は
撮像面Sに対して垂直であり、受光軸と撮像面Sとの交
点S0を3次元直交座標系の原点とする。受光軸がZ
軸、基線ASがY軸、投射光U1の長さ方向がX軸であ
る。
【0038】受光レンズの前側主点Hと後側主点H' と
の主点間距離をHH' 、点S0から受光レンズの後側主
点H' までの距離をbとする。前側主点と後側主点との
距離HH' 、および距離bは、受光光学系40を構成す
るレンズ群(7枚の受光レンズ411)の相対位置関係
により決まる。
【0039】一般に、受光系と対象物との距離関係が可
変な3次元測定装置では、受光系を構成するレンズ群の
一部または全部を受光軸に沿って移動しピント合わせを
おこなう必要がある。また受光系の画角を可変に設定可
能な3次元測定装置では、レンズ群の一部または全部を
受光軸に沿って移動することでレンズの焦点距離を変え
るズーム機構を有する。
【0040】これらの場合、レンズ群の位置を知るため
のポテンショメータ(位置センサ)を設け、またはモー
タを使用した自動レンズ駆動ではモータと関連づけられ
たエンコーダを設ることにより、レンズ群の相対位置を
知り、予め記憶しているテーブルから前側主点と後側主
点との距離HH' 、および距離bを得ることができる。
本実施形態の場合は、図4に示すAF駆動系41Kおよ
びレンズコントローラ51などが後者の自動レンズ駆動
に相当する。
【0041】距離bは、いわゆる像距離のことであり、
有限遠の対象物の像が撮像面Sに結像したときのレンズ
の後側主点H' から撮像面Sまでの距離である。像距離
bは、受光レンズの焦点距離とピント調整のためのレン
ズ繰出し量との関係により決まる。
【0042】なお、ズーム機構がなくて距離HH' およ
び距離bが固定の3次元カメラの場合には、テーブルを
用いる必要はなく、予め設定された一定の値を用いれば
よい。
【0043】投射光U1が物体Q上の点P(X,Y,
Z)を投射したときの投光軸と投光基準面(受光軸と平
行な投光面)との角度を投光角θaとし、点Pと前側主
点Hとを結ぶ直線と受光軸を含む平面(受光軸平面)と
のなす角度を受光角θpとすると、点Pの座標Zは次の
式で表される。
【0044】 L=L1+L2 =Ztanθa+(Z−HH' −b)tanθp ∴Z={L+(HH' +b)tanθp}/{tanθ
a+tanθp} 点Pの受光位置をP' (xp,yp,0)とし(図8
(a))、受光レンズの撮像倍率をβとすれば、点Pの
座標X,Yは、 X=xp/β Y=yp/β となる。上式において、基線長Lは投光光学系20と受
光光学系40との配置により決まるものであり、予め既
知の値である。受光角θpは、tanθp=b/ypの
関係から算出できる。受光レンズの撮像倍率βは、β=
−b/(Z−HH' −b)で算出できる。
【0045】投光角θaは測定スリット光Uの偏向角に
よって決まる。偏向手段としてガルバノミラーを用いた
3次元測定装置では、受光素子の撮像タイミング、ガル
バノミラーの回転開始角度、および回転角速度を同期制
御することにより、撮像時の測定スリット光Uの偏向角
を認識し、投光角θaを算出する方法が知られている。
【0046】以上の原理に基づいて撮像面S上での位置
P' (xp,yp)を測定することにより、点Pの3次
元位置を求めることができる。次に、予備測定の概要に
ついて説明する。図9は撮影像Gを示す図である。
【0047】まず、1本の測定スリット光Uを物体Qに
投射する。その際に、物体Qの表面が平面であると仮定
した場合に、撮影像(スリット画像)が受光素子43の
撮像面Sの上下方向のほぼ中央で得られるように、投射
角度を決めて測定スリット光Uを投射する。測定スリッ
ト光Uの波長を変えて、複数回投射を行う。本実施形態
では、λ1(680nm)、λ2(780nm)のそれ
ぞれの波長について投射を行う。
【0048】実際には、物体Qの表面は平面ではなく凹
凸があるので、撮影像(スリット画像)Gは図9に示す
ように曲線となる。つまり、各波長λ1、λ2につい
て、図9のような撮影像Gが得られる。以下、予備測定
において投射されるλ1、λ2の測定スリット光Uの強
さをそれぞれ、ρ1、ρ2とする。λ1、λ2の各波長
に対応する撮影像Gを、それぞれ、撮影像G1、G2と
する。投射する光の強さは、次に説明する撮影像G1、
G2の比較ができる最小の画素出力が得られる程度にす
る。
【0049】撮影像G1、G2を次のように比較して、
λ1、λ2のうち、いずれの波長の光が本測定に適して
いるのかを求める。まず、撮影像G1、G2をサンプリ
ングするために、垂直方向のラインを複数抽出する。
【0050】例えば、図9に示すように、水平方向64
0画素、垂直方向480画素の場合に、水平方向の中央
付近(約120画素分)において、15画素程度おきに
9本の垂直方向のラインを抽出する。1つのラインは4
80画素である。抽出されたラインについて、それぞれ
の出力値を、左から順に、Ea、Eb、…、Eiとす
る。Ea〜Eiの各値は、各部分の画素が受光した光の
強さに応じて大きくなる。
【0051】そのままの状態では、Ea〜Eiには背景
光の強さが含まれている。そこで、測定スリット光Uを
投射しない状態で同様の測定を行ってEa' 〜Ei' を
取得し、Ea〜EiからEa' 〜Ei' をそれぞれ減算
する。これによって測定スリット光Uによる受光の強さ
を取得する。
【0052】撮影像G1、G2について、それぞれ、減
算されたEa〜Eiのうち最も値の大きいものを判別
し、Emax1、Emax2を得る。ρ1=ρ2の場合
は、Emax1とEmax2とを比較し、大きいほうに
対応する波長を本測定に適した波長とする。ρ1≠ρ2
の場合は、投射した光の単位パワー(強さ)当たりの出
力値EM1(=Emax1/ρ1)とEM2(=Ema
x2/ρ2)とを比較し、大きいほうに対応する波長を
本測定に適した波長とする。つまり、選択された波長
は、λ1、λ2のうち、物体Qにおける分光反射率の高
いほうの波長に相当する。以下、説明を簡単にするた
め、ρ1=ρ2として予備測定を行うこととする。
【0053】次に、測定システム1における電気信号の
制御および測定の処理手順などについて、ブロック図お
よびフローチャートを参照して説明する。図10は3次
元カメラ2の機能構成を示すブロック図、図11は3次
元測定の処理の流れを説明するフローチャート、図12
は第一の実施形態における予備測定の処理の流れを説明
するフローチャート、図13は本測定の処理の流れを説
明するフローチャートである。図10の実線矢印は電気
信号の流れを示し、破線矢印は光の流れを示す。
【0054】図10に示すように、システムコントロー
ラ52は、駆動系21K〜23K、撮影コントローラ5
0、レンズコントローラ51、出力処理回路53、およ
び予備測定処理回路57などを制御し、これにより3次
元カメラ2の全体の処理を制御する。
【0055】本実施形態における3次元測定は、図11
に示す手順で行われる。すなわち、予備測定を行って本
測定に適した波長を求め(#1)、求められた波長に基
づいて本測定を行って物体Qの測定データを取得する
(#2)。
【0056】ステップ#1の予備測定は、図12に示す
手順で行われる。予備測定の準備として、AF駆動系4
1Kは、レンズコントローラ51の指示に従ってオート
フォーカシング動作を行い、受光レンズ系41のフォー
カスを調整する(#101)。このとき、レンズ検出器
44は、必要に応じて、受光レンズ系41のFナンバ
ー、焦点距離、ズーム範囲およびズームの現在位置など
のパラメータおよびレンズ種別を示す種別情報Lkをシ
ステムコントローラ52に出力する。駆動系23Kは、
測定スリット光Uが物体Qの中心付近に当たるようにス
キャナミラー(走査系)23の角度を設定する(#10
2)。カウンタNには、「1」がセットされる(#10
3)。
【0057】N番目のレーザダイオード(半導体レー
ザ)から光が発せられ、その光は投光レンズ系22およ
び走査系23を介して測定スリット光Uに変換され物体
Qに投射される(#104)。1回目は、LDドライバ
21Dおよび駆動系21Kによって半導体レーザ21a
を発光させ、λ1(680nm)の波長の測定スリット
光Uを投射させる。
【0058】物体Qで反射した測定スリット光Uは、受
光レンズ系41を通り、受光素子43で受光される(#
105)。受光素子43は、受光により得られた各画素
の出力値Ea〜Eiを、CCDドライバ45の指示に従
って予備測定処理回路57に出力する。なお、CCDド
ライバ45は、撮影コントローラ50によって制御され
る。
【0059】レーザダイオードを消灯し(#106)、
物体Qに測定スリット光Uを投射しない状態で測定を行
い、各画素の出力値Ea' 〜Ei' を得る(#10
7)。出力値Ea〜EiおよびEa' 〜Ei' は、予備
測定処理回路57に一時記憶される。
【0060】ステップ#105では、受光素子43は、
物体Qで反射した測定スリット光Uだけでなく背景光を
も受光している。そこで、出力値Ea〜Eiから背景光
に相当する出力値Ea' 〜Ei' を減算して、測定スリ
ット光Uのみに対応する出力値を得る。この減算された
出力値に基づいて受光素子43の所定部分の最大出力を
求め、Emax1を取得する(#108)。Emax1
は、予備測定処理回路57内のメモリに一時記憶される
(#109)。
【0061】カウンタNに「1」を加算し(#11
0)、すべてのレーザダイオードについて最大出力を求
めたか否かを判別する(#111)。すなわち、本実施
形態ではレーザダイオードは2つなので、カウンタNが
「3」になったか否かを判別する。「3」になっていな
ければつまり「2」であれば(#111でNo)、半導
体レーザ21bから測定スリット光Uを投射し、再度ス
テップ#104〜#109の処理を行い、Emax2を
取得する。
【0062】そして、予備測定処理回路57によってE
max1とEmax2とを比較し(#112)、大きい
ほうに対応する波長を本測定の波長として選択する(#
113)。図12に示された処理が、本発明における予
備測定手段の処理に相当する。
【0063】ステップ#2の本測定においては、図13
に示す手順で処理が行われる。予備測定で選択された波
長の測定スリット光Uを物体Qに投射し、物体Qを走査
する(#201)。
【0064】物体Qに投射する測定スリット光Uの強さ
は、例えば、予備測定のときの測定スリット光Uの強さ
ρ1またはρ2、および各画素の出力値Ea〜Eiなど
に基づいて決めればよい。予備測定によって、測定スリ
ット光Uの波長として物体Qでよく反射する(分光反射
率の高い)波長が、本測定の波長として選ばれる。した
がって、投射する測定スリット光Uを従来よりも弱くす
ることができる。これにより、安全性を高めつつ精度の
高い3次元測定を行うことができる。
【0065】物体Qで反射した測定スリット光Uは、受
光レンズ系41を通り、受光素子43で受光される。こ
のとき、受光素子43は、測定スリット光Uに基づいて
撮影情報を出力する(#202)。係る撮影情報は出力
処理回路53へ送られ、出力処理回路53によって受光
素子43の各画素毎に対応する測定データDsが生成さ
れ、出力処理回路53内のメモリに一時記憶される。
【0066】出力処理回路53は、測定データDsに基
づいて測定結果を示す距離画像データDdを生成する
(#203)。係る距離画像データDdは、D/A変換
器63を経てアナログのモニタ表示信号としてキャラク
タジェネレータ64に転送される。
【0067】キャラクタジェネレータ64は、モニタ表
示信号が示す画像とシステムコントローラ52が指定し
た文字や記号とを合成し、合成画像を液晶ディスプレイ
28に出力する(#204)。
【0068】ユーザが図2に示すレコードボタン29c
を操作してデータ出力(測定)を指示すると、出力処理
回路53内の測定データDsが、SCSIコントローラ
59又はNTSC変換回路65によって所定形式でオン
ライン出力され、または記録メディア8Mに格納される
(#205)。測定データDsのオンライン出力には、
アナログ出力端子29dまたはデジタル出力端子29f
が用いられる。
【0069】そして、ホスト8において、オンラインま
たは記録メディア8Mから得た測定データDsに基づい
て三角測量法を用いてサンプリング点の座標を求める演
算処理が行われ、物体Qの距離データKDが生成される
(#206)。図13に示されたステップ#201〜2
06の処理が、本発明における本測定手段の処理に相当
する。
【0070】本実施形態によると、予備測定を行って3
次元測定に適した波長を求め、その波長の測定スリット
光を用いて3次元測定を行うので、測定スリット光の強
さを従来よりも弱くしつつその反射光を受光した受光素
子からの出力信号のレベルを高めることができる。した
がって、人体に対する安全性を向上しつつ、精度の高い
3次元測定を行うことができる。なお、予備測定におい
ては、本測定(3次元測定)ほどの精度が要求されない
ので、投射する測定スリット光を本測定の場合よりも弱
くすることができる。したがって、予備測定の安全性は
一層高い。 〔第二の実施形態〕図14は第二の実施形態における投
光光学系20Bを説明する図、図15は色分離機構22
4における光の透過および反射を説明する図、図16は
色分離機構224に用いられる特殊フィルタの入射角4
5度の場合の光の波長と透過率との関係を示す図であ
る。
【0071】第一の実施形態では、2つのレーザダイオ
ード(半導体レーザ21a、21b)を順次点灯させて
予備測定を行った。駆動系21Kによってレーザダイオ
ードの位置を変更し、これにより、投射するスリット光
の波長を変更した。第二の実施形態に係る測定システム
1Bは、2つのレーザダイオードを順次点灯させて予備
測定を行う点は第一の実施形態と同じであるが、レーザ
ダイオードの位置を変更することなく光の波長が変更で
きるように構成される。
【0072】本実施形態に係る測定システム1Bは、基
本的に図1には示す測定システム1と同様の構成であ
る。ただし、3次元カメラの投光光学系の構成などが相
違する。本実施形態における投光光学系20Bは、図1
4に示すように構成される。
【0073】図14において、半導体レーザ21aは、
バリエータレンズ群222の中心とエキスパンダレンズ
群223の中心とを結ぶ直線(光路La)に一致するよ
うに光を投射できるような位置Aに設置されている。
【0074】一方、半導体レーザ21bは、光路Laと
直交する直線(光路Lb)に一致するように光を投射可
能な位置A' に設置されている。そこで、半導体レーザ
21bから発せられた光が光路Laに沿ってバリエータ
レンズ群222およびエキスパンダレンズ群223を通
過できるように、色分離機構224が設けられている。
【0075】例えば、色分離機構224として、図16
に示す性質を有する特殊フィルタ(ダイクロイック膜)
が用いられる。この特殊フィルタは、図16(a)
(b)に示すように、680nmの波長の光を透過し、
780nmの波長の光を反射する。
【0076】したがって、半導体レーザ21aから発せ
られた光は、図15(a)に示すように、色分離機構2
24を透過し直進する。半導体レーザ21bから発せら
れた光は、図15(b)に示すように、色分離機構22
4に45度の角度で入射して反射し、光路Laを直進す
る。
【0077】半導体レーザ21a、21bのそれぞれに
対応してコリメータレンズ群221a、221bが設け
られている。対象物に投射する波長を変えるための手段
として、第一の実施形態では駆動系を用いて機械的に行
った。これに対して、第二の実施形態では、駆動系の代
わりに色分離機構を用いて光学的に行うので、測定シス
テム1Bの機械の制御系の仕組みを簡単にすることがで
きる。
【0078】なお、色分離機構224として、色分離用
ビームスプリッタ(プリズム)またはハーフミラーなど
を用いてもよい。 〔第三の実施形態〕図17は第三の実施形態における受
光光学系40Cの構成を模式的に示す図、図18は色分
解膜701の光の波長と透過率および反射率との関係を
示す図、図19は第三の実施形態における予備測定の処
理の流れを説明するフローチャートである。
【0079】第一および第二の実施形態では、2つのレ
ーザダイオード(半導体レーザ21a、21b)を順次
点灯させて予備測定を行った。第三の実施形態では、2
つのレーザダイオードを同時に点灯させて予備測定を行
う。
【0080】本実施形態に係る測定システム1Cは、基
本的に図1に示す測定システム1と同様の構成である。
ただし、3次元カメラの受光光学系として図17に示す
受光光学系40Cが用いられる。また、投光光学系とし
て、第二の実施形態と同様の投光光学系20B(図1
4)が用いられる。
【0081】図14において、投光光学系20Bの半導
体レーザ21a、21bは、本実施形態の予備測定の際
に同時に発光するように制御される。半導体レーザ21
a、21bから発せられた光は、ともに光路Laを進
む。したがって、測定スリット光Uは、λ1(680n
m)およびλ2(780nm)の両方の波長の光(成
分)を含む。
【0082】図17に示すように、受光光学系40C
は、受光レンズ系41、この受光レンズ系41によって
集光された光をλ1の成分とλ2の成分とに分光するビ
ームスプリッタ47、および2つの受光素子43α、4
3βによって構成される。
【0083】ビームスプリッタ47は、色分解膜(ダイ
クロイック膜)701および色分解膜701を挟む2つ
のプリズム702、703などからなる。この色分解膜
701は、図18に示すように、λ1の光を透過し、λ
2の光を反射する性質を有する。
【0084】したがって、予備測定において、プリズム
702を通って色分解膜701に入射した測定スリット
光Uのうち、λ1の成分は色分解膜701を透過して受
光素子43αによって受光される。λ2の成分は、色分
解膜701で反射して受光素子43βによって受光され
る。
【0085】次に、測定の処理手順について、図19に
示すフローチャートを参照して説明する。予備測定を行
った後に本測定を行う点は、図11に示す第一の実施形
態の場合と同じである。
【0086】本実施形態の予備測定において、まず、受
光レンズ系41のフォーカスを調整し(#121)、測
定スリット光Uが物体Qの中心付近に当たるようにスキ
ャナミラー(走査系)23の角度を設定し(#12
2)、2つのレーザダイオード(半導体レーザ21a、
21b)を同時に点灯する(#123)。
【0087】物体Qで反射した測定スリット光Uは、色
分解膜701によってλ1、λ2の成分に分けられ、そ
れぞれ、受光素子43α、43βによって受光される。
このとき、受光素子43α、43βごとに、各画素の出
力値Ea〜Eiが得られる(#124)。
【0088】両方のレーザダイオードを消灯し(#12
5)、物体Qに測定スリット光Uを投射しない状態で測
定を行い、λ1、λ2のそれぞれについて出力値Ea'
〜Ei' を得る(#126)。λ1、λ2の各出力値E
a〜Eiから出力値Ea' 〜Ei' の分を減算し、これ
に基づいて受光素子43α、43βの所定部分の最大出
力を求め、Emax1、Emax2を取得する(#12
7、#128)。
【0089】Emax1とEmax2とを比較し(#1
29)、大きいほうに対応する波長を本測定の波長とし
て選択する(#130)。本測定は、第一の実施形態と
同様に、図13に示す手順で行われる。
【0090】第三の実施形態によると、投光光学系から
すべての波長の光を同時に投射し、それらの反射光を複
数の受光素子で同時に受光するので、予備測定に要する
時間を短縮することができる。 〔第四の実施形態〕図20は第四の実施形態における受
光光学系40Dの構成を模式的に示す図、図21はフィ
ルタ42a、42bの光の波長と透過率を示す図、図2
2は第四の実施形態における予備測定の処理の流れを説
明するフローチャートである。
【0091】第三の実施形態では、予備測定において、
測定スリット光Uに含まれるλ1、λ2の成分をそれぞ
れ2つの受光素子によって同時に受光した。第四の実施
形態では、測定スリット光Uに含まれるλ1、λ2の成
分を1つの受光素子によって順次受光する。
【0092】本実施形態に係る測定システム1Dは、基
本的に図1に示す測定システム1と同様の構成である。
ただし、3次元カメラの受光光学系として図20に示す
受光光学系40Dが用いられる。また、投光光学系とし
て、第二および第三の実施形態と同様の投光光学系20
B(図14)が用いられる。
【0093】第三の実施形態と同様に、予備測定におい
て、投光光学系20Bから投射される測定スリット光U
は、λ1、λ2の両方の波長を含んでいる。図20に示
すように、受光光学系40Dは、受光レンズ系41、フ
ィルタ交換器42、受光素子43、およびレンズ検出器
44などによって構成される。フィルタ交換器42は、
フィルタ板421、駆動系422、および4枚のフィル
タ42a〜42dによって構成される。
【0094】フィルタ板421は、その中心を通る軸を
回転軸として回転可能に取り付けられている。また、フ
ィルタ板421には、フィルタ板421の回転軸を中心
として互いに異なる回転角度位置毎に、ここでは90度
毎に、4つの貫通した穴が設けられている。その穴に上
述の4つのフィルタ42a〜42dがそれぞれ装着され
ている。これら4つのフィルタが取り付けられたフィル
タ板421は、回転部材420を構成する。本実施形態
では、4つのフィルタのうち、特にフィルタ42a、4
2bが用いられる。
【0095】駆動系422は、システムコントローラ5
2からの指令に従って回転部材420を回転させる。こ
れにより、受光レンズ系41の光路中に4つのフィルタ
42a〜42dのいずれかを挿入した状態に位置決めさ
れる。
【0096】なお、フィルタ板421に設けられた穴の
内径および各フィルタの有効径は、受光レンズ系41か
ら入射する光Uのフィルタ面での最大光路径Daよりも
充分に大きく設定されている。したがって、駆動系42
2によるフィルタ板421の位置決め精度が悪い場合で
も、入射した測定スリット光Uはフィルタ板421で遮
られることなく、全てがフィルタを通過して受光素子4
3上に結像する。
【0097】フィルタ42aは、図21(a)に示すよ
うに、λ1の光を透過するがλ2の光を透過しない。こ
れとは対照的に、フィルタ42bは、図21(b)に示
すように、λ2の光を透過するがλ1の光を透過しな
い。
【0098】次に、測定の処理手順について、図22に
示すフローチャートを参照して説明する。予備測定を行
った後に本測定を行う点は、図11に示す第一の実施形
態の場合と同じである。
【0099】本実施形態の予備測定において、まず、図
19に示す第三の実施形態のステップ#121〜#12
3と同様に、受光レンズ系41のフォーカスの調整など
を行い、2つのレーザダイオードを同時に点灯する(#
141〜143)。このとき、カウンタNには、「1」
がセットされる(#144)。
【0100】フィルタ42aが受光レンズ系41の光路
中に挿入された状態に回転部材420を位置決めし(#
145)、物体Qで反射した測定スリット光Uを受光素
子43によって受光し、λ1の成分について各画素の出
力値Ea〜Eiを取得し(#146)、メモリに記憶す
る(#147)。
【0101】カウンタNに「1」を加算し(#14
8)、フィルタ42bについてステップ#145〜#1
48の処理を繰り返す。なお、両方のフィルタについて
ステップ#145〜#148の処理が終わっていれば
(#149でYes)、ステップ#150以降の処理を
行う。
【0102】両方のレーザダイオードを消灯し(#15
0)、カウンタNに「1」をセットしなおし(#15
1)、物体Qに測定スリット光Uを投射しない状態でス
テップ#145〜#149と同様の処理を行う(#15
2〜#156)。
【0103】そして、これらの処理によって得られたデ
ータに基づいて、第一および第三の実施形態と同様の方
法で本測定のための波長を選択する(#157〜#16
0)。
【0104】第三の実施形態では、予備測定において複
数の受光素子を用いて各波長の光を同時受光した。これ
に対して、第四の実施形態では、受光素子を1つしか用
いないので、3次元カメラのコストを抑えることができ
る。
【0105】図23は投光光学系の変形例を示す図、図
24は受光光学系の変形例を示す図、図25は色分解膜
728の光の波長と透過率および反射率との関係を示す
図、図26は色分解膜729の光の波長と透過率および
反射率との関係を示す図である。
【0106】上記各実施形態では、波長が680nm、
780nmである測定スリット光を用いた3次元測定を
例に説明したが、他の波長であってもよい。また、波長
の種類は2つに限られない。例えば、図23に示すよう
に、それぞれ異なる波長の光を発する3つの半導体レー
ザ(LD)21a〜21c設けてもよい。この場合は、
三板式のプリズム720および半導体レーザ21a〜2
1cからの光が光路L9を進むようにするために、適当
な反射率または透過率を有するダイクロイック膜72
1、722を組み合わせて用いればよい。
【0107】第三の実施形態において、物体Qのカラー
情報を示す2次元画像を取得するための受光素子を設け
てもよい。すなわち、図24に示すように、3つの受光
素子43α、43β、43γ、3つのプリズム731〜
733、2枚の色分解膜(ダイクロイック膜)728、
729、および受光レンズ系41などによって受光光学
系40Xを構成する。色分解膜728はプリズム73
1、732に挟まれ、色分解膜729はプリズム73
2、733に挟まれている。色分解膜728、729
は、それぞれ、図25、図26に示すような性質を有す
る。このような構成により、測定スリット光のうちλ1
の成分は受光素子43αで受光され、λ2の成分は受光
素子43βで受光される。そして、受光素子43γによ
って2次元画像が取得される。
【0108】上記各実施形態では、予備測定において、
波長λ1、λ2のいずれが本測定に適しているかを3次
元カメラ2によって演算して求めたが、ホスト8で演算
を行ってもよい。
【0109】その他、本発明の測定システム1、1C、
1D、3次元カメラ2、またはホスト8の全体または各
部の構成、処理内容、処理順序などは、本発明の趣旨に
沿って適宜変更することができる。
【0110】
【発明の効果】本発明によると、対象物に投射する光の
強さを従来よりも弱くしても受光素子から高いレベルの
出力信号を得ることができるので、人体に対する安全性
を向上しつつ高い精度の3次元測定を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定システムの構成図である。
【図2】3次元カメラの外観を示す図である。
【図3】投光光学系の構成を模式的に示す図である。
【図4】受光光学系の構成を模式的に示す図である。
【図5】レンズ検出器を模式的に示す図である。
【図6】赤外カットフィルタの光の波長と透過率との関
係を示す図である。
【図7】スリット光投影法の概要を示す図である。
【図8】スリット光投影法による測定の原理を説明する
ための図である。
【図9】撮影像を示す図である。
【図10】3次元カメラの機能構成を示すブロック図で
ある。
【図11】3次元測定の処理の流れを説明するフローチ
ャートである。
【図12】第一の実施形態における予備測定の処理の流
れを説明するフローチャートである。
【図13】本測定の処理の流れを説明するフローチャー
トである。
【図14】第二の実施形態における投光光学系を説明す
る図である。
【図15】色分離機構における光の透過および反射を説
明する図である。
【図16】色分離機構に用いられる特殊フィルタの入射
角45度の場合の光の波長と透過率との関係を示す図で
ある。
【図17】第三の実施形態における受光光学系の構成を
模式的に示す図である。
【図18】色分解膜の光の波長と透過率および反射率と
の関係を示す図である。
【図19】第三の実施形態における予備測定の処理の流
れを説明するフローチャートである。
【図20】第四の実施形態における受光光学系の構成を
模式的に示す図である。
【図21】フィルタの光の波長と透過率との関係を示す
図である。
【図22】第四の実施形態における予備測定の処理の流
れを説明するフローチャートである。
【図23】投光光学系の変形例を示す図である。
【図24】受光光学系の変形例を示す図である。
【図25】色分解膜の光の波長と透過率および反射率と
の関係を示す図である。
【図26】色分解膜の光の波長と透過率および反射率と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 測定システム(3次元測定装置) 20 投光光学系 21a、21b 半導体レーザ(光源) 21K 駆動系(駆動手段) 224 色分離機構(光路変更手段) 40 受光光学系 42a、42b フィルタ(抽出手段) 43 受光素子 47 ビームスプリッタ(分光手段) 52 システムコントローラ(予備測定手段、予備測定
制御手段、本測定手段、本測定制御手段) 8 ホスト(本測定手段、本測定制御手段) KD 距離データ La 光路 Q 対象物 U 測定スリット光 U1 投射光 U2 反射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 BB05 FF09 FF42 GG06 GG23 HH05 HH12 JJ03 JJ26 LL20 LL29 MM26 NN06 QQ04 QQ25 QQ28 SS03 SS13 2F112 AA09 CA08 DA13 DA21 DA25 FA08 FA35 FA39 FA45 5B057 BA02 BA15 CA12 CA16 CB13 CB16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる複数の波長の光を3次元測定
    の対象物に投射する第一の投射ステップと、 前記第一の投射ステップにおいて投射した前記各波長の
    光の前記対象物による反射光を受光素子で受光する第一
    の受光ステップと、 前記第一の受光ステップにおける各受光の強さおよびそ
    れぞれに対応する前記第一の投射ステップにおいて投射
    した前記各波長の光の強さに基づいて、投射した光の単
    位パワー当たりの受光の強さが最も大きいものに対応す
    る波長の光を選ぶ波長選択ステップと、 前記波長選択ステップによって選ばれた波長の光を前記
    対象物に投射する第二の投射ステップと、 前記第二の投射ステップにおいて投射した光の前記対象
    物による反射光を受光する第二の受光ステップと、 前記第二の受光ステップにおける受光により前記受光素
    子から出力される信号に基づいて三角測量法を用いて前
    記対象物の距離データを取得するデータ取得ステップ
    と、 を有することを特徴とする3次元測定方法。
  2. 【請求項2】投光光学系から互いに異なる複数の波長の
    光を3次元測定の対象物に投射し、投射された前記各波
    長の光の強さおよびそれぞれに対応する前記対象物によ
    る各反射光の強さに基づいて、投射された光の単位パワ
    ー当たりの反射光の強さが最も大きいものに対応する波
    長を選ぶ、予備測定手段と、 前記予備測定手段によって選ばれた波長の光を投光光学
    系から前記対象物に投射し、投射された光に対応する前
    記反射光を受光した受光素子から出力される信号に基づ
    いて三角測量法を用いて前記対象物の距離データを取得
    する本測定手段と、 を有することを特徴とする3次元測定装置。
  3. 【請求項3】3次元測定の対象物に光を投射する投光光
    学系と、投射された光の前記対象物による反射光を受光
    素子で受光する受光光学系と、を備えた3次元測定装置
    であって、 互いに異なる複数の波長の光を前記対象物に投射するよ
    うに前記投光光学系を制御し、投射された前記各波長の
    光の強さおよびそれぞれに対応する前記各反射光の前記
    受光素子による受光の強さに基づいて、投射された光の
    単位パワー当たりの受光の強さが最も大きいものに対応
    する波長を選ぶ予備測定制御手段と、 前記予備測定制御手段によって選ばれた波長の光を前記
    対象物に投射するように前記投光光学系を制御し、投射
    された光に対応する前記反射光を受光した前記受光素子
    から出力される信号に基づいて三角測量法を用いて前記
    対象物の距離データを取得する本測定制御手段と、 を有することを特徴とする3次元測定装置。
  4. 【請求項4】前記予備測定制御手段は、前記各波長の光
    をそれぞれ異なるタイミングで前記対象物に投射するよ
    うに前記投光光学系を制御する、 請求項3記載の3次元測定装置。
  5. 【請求項5】前記投光光学系には、互いに異なる波長の
    光を投射する複数の光源と、前記各光源の位置を制御す
    る駆動手段と、が設けられ、 前記予備測定制御手段は、前記対象物への光の投射が可
    能な投射位置に前記各光源を順次移動させるように前記
    駆動手段を制御し、前記光源が前記投射位置に移動した
    ときに前記対象物に光を投射するように当該光源を制御
    する、 請求項3記載の3次元測定装置。
  6. 【請求項6】前記投光光学系には、互いに異なる波長の
    光を投射する複数の光源と、前記各光源から投射された
    光が前記対象物に向かう同じ1つの光路を通るようにす
    る光路変更手段と、が設けられ、 前記予備測定制御手段は、互いに異なるタイミングで前
    記対象物に光を投射するように前記各光源を制御する、 請求項3記載の3次元測定装置。
  7. 【請求項7】前記受光光学系には、前記波長ごとに対応
    して、入射した光から当該波長のみの光を抽出して前記
    受光素子で受光するようにする抽出手段が設けられ、 前記予備測定制御手段は、前記すべての波長が含まれる
    光を前記対象物に投射するように前記投光光学系を制御
    し、投射された光の前記反射光から前記各波長の光を順
    次抽出するように前記各抽出手段を制御する、 請求項3記載の3次元測定装置。
  8. 【請求項8】前記受光光学系には、入射した光を前記各
    波長の光に分光する分光手段が設けられ、かつ、分光さ
    れた前記各波長の光をそれぞれ受光するための前記受光
    素子が1つずつ設けられ、 前記予備測定制御手段は、前記すべての波長が含まれる
    光を前記対象物に投射するように前記投光光学系を制御
    し、投射された光の前記反射光が前記分光手段によって
    分光されて得られる各波長の光を受光した前記各受光素
    子から出力される信号に基づいて波長を選ぶ、 請求項3記載の3次元測定装置。
  9. 【請求項9】前記投光光学系には、互いに異なる波長の
    光を投射する複数の光源と、前記各光源から投射された
    光が前記対象物に向かう同じ1つの光路を通るようにす
    る光路変更手段と、が設けられ、 前記予備測定制御手段は、前記すべての光源から同時に
    光を投射することによって前記すべての波長の光を前記
    対象物に投射するように前記投光光学系を制御する、 請求項7または請求項8記載の3次元測定装置。
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