JPH06139080A - イベント回覧処理方式 - Google Patents

イベント回覧処理方式

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Publication number
JPH06139080A
JPH06139080A JP28805792A JP28805792A JPH06139080A JP H06139080 A JPH06139080 A JP H06139080A JP 28805792 A JP28805792 A JP 28805792A JP 28805792 A JP28805792 A JP 28805792A JP H06139080 A JPH06139080 A JP H06139080A
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JP
Japan
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task
processing
processing request
child
event
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28805792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Takechi
和也 武智
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NEC Software Shikoku Ltd
Original Assignee
NEC Software Shikoku Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Software Shikoku Ltd filed Critical NEC Software Shikoku Ltd
Priority to JP28805792A priority Critical patent/JPH06139080A/ja
Publication of JPH06139080A publication Critical patent/JPH06139080A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】親タスクから子タスクに処理依頼をする際、子
タスク制御のための親タスクの負荷を軽減し親タスクネ
ックによるスループットの低下を防止する。 【構成】親タスクXから複数の子タスクA,B,Cに処
理依頼を行う際、親タスクXから処理依頼イベントブロ
ック1を用い子タスクAに処理依頼を行う。処理依頼イ
ベントブロック1には通知先リスト3が格納されてお
り、子タスクAは業務処理を行った後、通知先リスト3
を参照し次の子タスクBに処理依頼を行う。このように
して次々と子タスク間で処理依頼を回していき、最後に
子タスクCが親タスクXに処理依頼イベントブロック1
を通知する。以上により直列制御の処理依頼が親タスク
Xから1回のイベントで行える。並列制御の場合は、各
子タスクは業務処理の実行前にイベントを次に回し、親
タスクXから処理完了調査のイベントを回覧し、各子タ
スクは処理完了後このイベントを回覧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイベント回覧処理方式に
関し、特に親タスクから複数の子タスクに処理依頼を行
う際の親タスク負荷を軽減するイベント回覧処理方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】親タスクが複数の子タスクをどのように
動作させるかという制御方式を分類すると、子タスクを
1つづつ順番に動作させる直列制御と、複数の子タスク
を同時平行に動作させる並列制御の2つに分類すること
ができる。直列制御は、ある1つの子タスクの業務処理
結果が次の子タスクの業務処理に影響を及ぼすような場
合に用いられる。又、並列制御は、それぞれの子タスク
の業務処理が独立しており、互いに無関係に動作できる
場合に用いられる。
【0003】従来は、これら2通りの子タスク制御につ
いて、それぞれ以下のような処理依頼方式を用いてい
た。
【0004】第1に、子タスクを直列制御する場合につ
いて図3により説明する。まず親タスクXが子タスクA
に対して処理を依頼する。処理依頼された子タスクAは
業務処理を行った後、親タスクXに対して処理完了通知
を行う。親タスクXは、子タスクAの処理完了を待ち、
子タスクAから処理完了通知を受けると、子タスクBに
処理を依頼する。このようにして、子タスクに1つづつ
順番に処理依頼することで直列制御を行っていた。
【0005】第2に、子タスクを並列制御する場合につ
いて図4により説明する。親タスクXは子タスクA,子
タスクB,子タスクCのそれぞれに対して先にまとめて
処理依頼を行う。依頼された各子タスクは同時平行して
業務処理を行い、業務処理が終わるとそれぞれ親タスク
Xに対して処理完了通知を行う。親タスクXは処理依頼
した3つの子タスクの処理完了を待ち合わせ、3つの子
タスクから処理完了通知を受け取る。このようにして、
複数の子タスクにまとめて先に処理依頼することで並列
制御を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の処理依
頼方式では、子タスクに処理を依頼している間に親タス
クが別の業務処理を行いたい場合でも、子タスクからの
処理完了通知を随時受け取って別の子タスクへ処理依頼
を行ったり、すべての子タスクの業務処理が完了したか
をチェックしたりする必要があり、特に子タスクの数が
多くなると親タスクの負荷が高くなり、親タスクネック
によりシステムのスループットが低下するという問題が
あった。
【0007】特に、子タスクを直列制御する場合には、
1つのタスクの業務処理が終わった後、すぐに次の子タ
スクの業務処理を行いたい場合でも、いったん親タスク
に完了通知を出した後、改めて親タスクから次の子タス
クに処理依頼を行うため、イベントが2回発生すること
になり、スループットの低下を招いている。
【0008】又、子タスクを並列制御する場合は、同時
に複数の子タスクに処理依頼を行うため、処理依頼を行
う子タスク数分の処理依頼イベントブロックを確保する
必要があり、局所的なメモリ資源の圧迫が発生する。
【0009】本発明の目的は、親タスクから複数の子タ
スクに処理依頼を行う際の親タスクの負荷をを分散して
親タスクネックを解消できるイベント回覧処理方式を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のイベント回覧
処理方式は、処理依頼イベントブロックを用いて親タス
クから複数の子タスクに対して処理依頼を行う場合に、
前記処理依頼イベントブロック中に回覧順を示す通知先
リストを設け、親タスクは前記通知先リスト中の先頭の
子タスクに処理依頼を行い、処理依頼を受けた子タスク
は前記通知先リスト中の次の子タスクに処理依頼を行
い、次々と処理依頼イベントブロックを子タスク間で回
送し、最後の子タスクが前記処理依頼イベントブロック
を親タスクに転送することにより、前記通知リストに記
載したすべての子タスクに対して処理依頼を行うことを
特徴としている。
【0011】請求項2のイベント回覧処理方式は、請求
項1の方式において、前記処理依頼イベントブロックを
受け取った子タスクが依頼され業務処理を行った後、前
記通知先リスト中の次の子タスクに処理依頼を行うこと
により、直列制御の処理依頼を行うことを特徴としてい
る。
【0012】請求項3のイベント回覧処理方式は、請求
項1の方式において、業務処理の実行を依頼する前記処
理依頼イベントブロックを受け取った子タスクが業務処
理を行う前に前記通知先リスト中の次の子タスクに処理
依頼を行い、処理完了調査依頼の前記処理依頼イベント
ブロックを受け取った子タスクが業務処理の完了を待ち
前記通知先リスト中の次の子タスクに処理依頼を行うこ
とにより、並列制御の処理依頼を行うことを特徴として
いる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は、子タスクを直列制御する場合の本
発明の一実施例の処理を示す説明図である。
【0015】図1に示すように、親タスクXは処理依頼
イベントブロック1を用いて子タスクAに処理依頼を行
う。この時、処理依頼イベントブロック1の中には、従
来の処理依頼情報2のほかに、通知先リスト3を持って
いる。通知先リスト3には、どのタスクにどの順番で処
理依頼イベントブロック1を通知するかを親タスクXが
設定しておく。処理依頼を受けた子タスクAは業務処理
を行った後、処理依頼イベントブロック1の通知先リス
ト3を参照し、次に通知すべきタスク情報を取得する。
この場合、次に通知すべきタスクは子タスクBであるか
ら、処理依頼イベントブロック1を用いて子タスクBに
処理依頼を行う。処理依頼を受けた子タスクBは業務処
理を行った後、処理依頼イベントブロック1の通知先リ
スト3を参照し、子タスクCに処理依頼を行う。処理依
頼を受けた子タスクCは業務処理を行った後、処理依頼
イベントブロック1の通知先リスト3を参照して親タス
クXに処理依頼を行う。
【0016】以上のようにして、親タスクXは自分が最
初に子タスクAに出した処理依頼を受け取ることによ
り、すべての子タスクの処理が完了したことを知ること
ができる。このように、親タスクXは子タスクの数に関
係なく、1つの子タスクに処理依頼を行い、その処理依
頼自身を受け取るだけで複数子タスクに対する直列制御
の処理依頼を行うことができる。なお、従来の直列制御
方式におけるイベント発生回数は「(子タスク数)×
2」であるが、本発明におけるイベント発生回数は
「(子タスク数)+1」で済むことになり、全体のイベ
ント数もほぼ半減されることになる。
【0017】図2は、子タスクを並列制御する場合の本
発明の一実施例の処理を示す説明図である。
【0018】図2に示すように、親タスクXは業務処理
依頼を子タスクAに対して行う。子タスクAでは、処理
依頼を受け取ると、直ちに子タスクBに処理依頼を行っ
た後に、業務処理を行う。業務処理を終了した子タスク
Aは、再び処理依頼待ちに入る。子タスクBでは、子タ
スクAと同様に処理依頼を受け取ると、すぐ子タスクC
に処理依頼を行い、業務処理を行った後、再び処理依頼
待ちに入る。子タスクCも同様であり、親タスクXに処
理依頼を行い、業務処理を行った後、再び処理依頼待ち
に入る。親タスクXは処理依頼を受けることですべての
子タスクに業務処理依頼が伝わったことを認識できる。
【0019】次に親タスクXは、子タスクAに対し処理
完了調査依頼のイベントを出す。この完了調査依頼のイ
ベントは、業務処理依頼の場合と同様に子タスク間で回
された後、最後に親タスクXに通知される。この際、各
子タスクは依頼された業務処理が完了していれば直ちに
次の子タスクにイベントを回すが、完了していなければ
完了を待って次に回す。このイベントを親タスクXが受
け取ることで、すべての子タスクの業務処理が完了した
ことを認識できる。
【0020】以上のようにして、親タスクXは子タスク
の数に関係なく、1つの子タスクに処理依頼を行い、そ
の処理依頼自身を受け取った後、今度は処理完了調査の
処理依頼を行い、その処理依頼自身を受け取るだけで複
数子タスクに対する並列制御の処理依頼を行うことがで
きる。又、従来の並列制御方式で同時に必要な処理依頼
イベントブロック数は子タスクの数と同じであるが、本
発明の方式では1個だけで済むことになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイベント
回覧処理方式は、親タスクの負荷が軽減され、子タスク
の数が増えても、親タスクネックによりスループットが
低下することがなくなる効果がある。又、マルチプロセ
ッサシステムにおいては、各タスク間で適切な負荷分散
が図れるという効果が得られる。更に、子タスクの直列
制御においては、従来の方式よりもイベント発生数が半
減してスループットが向上し、並列制御においては、同
時に必要なイベントブロック数が1個で済み、局所的に
メモリ資源を圧迫することがなくなるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直列制御の場合の本発明の一実施例の処理の流
れを示す説明図である。
【図2】並列制御の場合の本発明の一実施例の処理の流
れを示す説明図である。
【図3】直列制御の場合の従来の処理依頼方式の説明図
である。
【図4】並列制御の場合の従来の処理依頼方式の説明図
である。
【符号の説明】
X 親タスク A,B,C 子タスク 1 処理依頼イベントブロック 2 処理依頼情報 3 通知先リスト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理依頼イベントブロックを用いて親タ
    スクから複数の子タスクに対して処理依頼を行う場合
    に、前記処理依頼イベントブロック中に回覧順を示す通
    知先リストを設け、親タスクは前記通知先リスト中の先
    頭の子タスクに処理依頼を行い、処理依頼を受けた子タ
    スクは前記通知先リスト中の次の子タスクに処理依頼を
    行い、次々と処理依頼イベントブロックを子タスク間で
    回送し、最後の子タスクが前記処理依頼イベントブロッ
    クを親タスクに転送することにより、前記通知リストに
    記載したすべての子タスクに対して処理依頼を行うこと
    を特徴とするイベント回覧処理方式。
  2. 【請求項2】 前記処理依頼イベントブロックを受け取
    った子タスクが依頼され業務処理を行った後、前記通知
    先リスト中の次の子タスクに処理依頼を行うことによ
    り、直列制御の処理依頼を行うことを特徴とする請求項
    1記載のイベント回覧処理方式。
  3. 【請求項3】 業務処理の実行を依頼する前記処理依頼
    イベントブロックを受け取った子タスクが業務処理を行
    う前に前記通知先リスト中の次の子タスクに処理依頼を
    行い、処理完了調査依頼の前記処理依頼イベントブロッ
    クを受け取った子タスクが業務処理の完了を待ち前記通
    知先リスト中の次の子タスクに処理依頼を行うことによ
    り、並列制御の処理依頼を行うことを特徴とする請求項
    1記載のイベント回覧処理方式。
JP28805792A 1992-10-27 1992-10-27 イベント回覧処理方式 Withdrawn JPH06139080A (ja)

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JP28805792A JPH06139080A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 イベント回覧処理方式

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JPH06139080A true JPH06139080A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17725283

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28805792A Withdrawn JPH06139080A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 イベント回覧処理方式

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4811050A (en) * 1986-10-15 1989-03-07 Mita Industrial Co., Ltd. Apparatus for the forming of images with a cleaning device for a corona wire

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4811050A (en) * 1986-10-15 1989-03-07 Mita Industrial Co., Ltd. Apparatus for the forming of images with a cleaning device for a corona wire

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Effective date: 20000104