JPH06138987A - サスペンド制御方法およびシステム - Google Patents

サスペンド制御方法およびシステム

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JPH06138987A
JPH06138987A JP4291526A JP29152692A JPH06138987A JP H06138987 A JPH06138987 A JP H06138987A JP 4291526 A JP4291526 A JP 4291526A JP 29152692 A JP29152692 A JP 29152692A JP H06138987 A JPH06138987 A JP H06138987A
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smi
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computer system
power switch
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Abstract

(57)【要約】 【目的】OSによって提供されるユーザデータセーブ機
能を有効利用したサスペンド処理を実現し、バッテリ容
量低下によるユーザデータの消失を防止する。 【構成】電源スイッチ311のオフが検出された時、特
殊OSのサスペンド処理が実行されてユーザデータがハ
ードディスク35にセーブされる。この特殊OSのサス
ペンド処理が終了した時、今度は、BIOSのサスペン
ド処理が実行され、これによってコンピュータシステム
のステータスがSM−RAM14にセーブされ、コンピ
ュータシステムがパワーオフされる。このように、この
サスペンド制御システムでは、電源スイッチ311のオ
フによって特殊OSによるサスペンド処理とBIOSに
よるサスペンド処理の双方が実行され、これによってユ
ーザデータをハードディスクにセーブする処理と、コン
ピュータシステムのステータスをSM−RAM14にセ
ーブする処理が共同して実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラップトップタイプ
またはノートブックタイプのポータブルコンピュータや
ペン入力型ポータブルコンピュータにおけるサスペンド
/レジューム方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能なラップトップタイプま
たはノートブックタイプのポータブルコンピュータや、
ペン入力型ポータブルコンピュータが種々開発されてい
る。
【0003】この種のポータブルコンピュータは、バッ
テリ駆動可能な時間を延ばすために、コンピュータシス
テムの電力を節約するための種々のパーワーセーブモー
ドが設けられている。サスペンドモードは、最も電力消
費の少ないパーワーセーブモードの1つである。すなわ
ち、コンピュータシステムがサスペンドモードの時は、
アプリケーションプログラムの再スタートに必要なデー
タが記憶されているメモリ以外は、システム内の全ての
ユニットはパワーダウンされる。
【0004】メモリにセーブされるデータは、コンピュ
ータシステムがサスペンドモードに設定される直前のC
PUのステータスおよび各種周辺LSIのステータスで
ある。また、このメモリには、アプリケーションプログ
ラムによって作成されたユーザデータも記憶されてい
る。
【0005】システムデータのセーブは、BIOS(基
本入出力プログラム)に組み込まれたサスペンドルーチ
ンによって実行される。BIOSはオペレーティングシ
ステムからの要求にしたがってシステム内のハードウェ
アを制御するためのものであり、システム内の各種ハー
ドウェアデバイスを制御するデバイスドライバ群を含ん
でいる。BIOSのサスペンドルーチンは、電源スイッ
チのオフを示す割り込み信号に応答して起動され、CP
Uのレジスタおよび各種周辺LSIのステータスをメモ
リにセーブした後、システムをパワーオフする。
【0006】メモリへの電源供給は、システムがパワー
オフの期間中ずっとバッテリによって維持される。この
ため、システムのステータスおよびユーザデータは消失
されることなく、サスペンド前の状態にシステムを戻す
ことができる。
【0007】ところが、もしシステムがサスペンドモー
ド状態の時にバッテリの容量が低下されると、メモリ内
のデータは消失される。この場合、サスペンド前の状態
にシステムを戻すことができ無くなるばかりか、メモリ
に展開されている文書データ等のユーザデータも消失さ
れてしまう。
【0008】このようなユーザデータの消失を防止する
ためには、システムがサスペンドモードに入る前に、メ
モリ上のユーザデータをディスクにセーブすることが必
要となる。
【0009】そこで、最近では、プロテクトモードで動
作するように構成され、メインメモリ上のユーザデータ
をディスクにセーブする機能を持つオペレーティングシ
ステムが開発されている。
【0010】このオペレーティングシステムを利用する
と、システムがサスペンドモードに設定される前に、プ
ロテクトモードで動作するアプリケーションプログラム
によって作成されたユーザデータをディスクにセーブす
ることができる。
【0011】ところが、システムのハードウェアステー
タスのセーブは、オペレーティングシステムではなく、
前述のBIOSによって実行する必要がある。なぜな
ら、コンピュータシステムのハードウェア構成はそのシ
ステムの持つ機能の違いから製品毎に異なっているの
で、もし、オペレーティングシステムにハードウェアの
ステータスをセーブする機能を持たせようとすると、オ
ペレーティングシステムをハードウェア構成に合わせて
製品毎に修正する作業が必要となるからである。このよ
うな修正作業は、プログラム開発者の負担の増加、コス
トアップを引き起こす。
【0012】したがって、システムがサスペンドモード
に移行する時は、BIOSのサスペンド機能によってシ
ステムのステータスをメモリにセーブし、オペレーティ
ングシステムのサスペンド機能によってメモリ内のユー
ザデータをディスクにセーブすることが好ましい。
【0013】しかしながら、従来でシステムでは、BI
OSのサスペンド機能とオペレーティングシステムのサ
スペンド機能とのインターフェースが設けられておら
ず、それら双方の機能を共同して動作させることはでき
なかった。
【0014】このため、たとえユーザデータをディスク
にセーブする機能を持つオヘレーティングシステムを利
用しても、その機能を有効に利用することができず、サ
スペンドモードの時におけるバッテリ容量の低下によっ
て引き起こされるユーザデータの消失の問題を解決する
ことができなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、
BIOSのサスペンド機能とオペレーティングシステム
のサスペンド機能とを共同して動作させることができ
ず、オペレーティングシステムが提供するユーザデータ
をディスクにセーブするサスペンド機能を有効利用する
ことができなかった。このため、もしサスペンドモード
の時にはユーザデータが消失される危険があった。
【0016】この発明はこのような点に鑑みてなにされ
たもので、オペレーティングシステムによって提供され
るユーザデータセーブ機能を有効利用したサスペンド処
理を実現できるようにし、バッテリ容量の低下によるユ
ーザデータの消失を防止することができるサスペンド制
御方法およびシステムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
コンピュータシステムのサスペンド制御システムにおい
て、前記コンピュータシステムの処理データを格納する
記憶手段と、前記システムのハードウェアとアプリケー
ションプログラムの中間に位置し前記システムを管理す
るシステム管理手段であって、前記記憶手段に格納され
ているユーザデータを2次記憶装置にセーブする第1サ
スペンド処理を実行する第1サスペンド手段を有するシ
ステム管理手段と、前記コンピュータシステムのステー
タスを前記記憶手段にセーブし、前記システムをパワー
オフする第2サスペンド処理を実行する第2サスペンド
手段と、前記コンピュータシステムの電源のオン/オフ
を制御する電源スイッチ手段と、この電源スイッチ手段
のオフに応答して、前記システム管理手段の第1のサス
ペンド手段に前記第1サスペンド処理を実行させる手段
と、前記第1のサスペンド手段の前記第1サスペンド処
理の実行終了に応答して、前記第2のサスペンド手段に
前記第2サスペンド処理を実行させる手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0018】このサスペンド制御システムにおいては、
電源スイッチ手段がオフされた時、システム管理手段の
第1のサスペンド手段によって第1サスペンド処理が実
行される。この第1サスペンド処理は、記憶手段に格納
されているユーザデータを2次記憶装置にセーブする。
この第1サスペンド処理が終了した時、その終了に応答
して、前記第2のサスペンド手段によって第2サスペン
ド処理が実行される。第2サスペンド処理は、コンピュ
ータシステムのステータスを前記記憶手段にセーブし、
コンピュータシステムをパワーオフする。このように、
このサスペンド制御システムでは、電源スイッチ手段が
オフされた時、第1および第2のサスペンド処理の双方
が実行され、これによってユーザデータを2次記憶装置
にセーブする処理と、コンピュータシステムのステータ
スを記憶手段にセーブする処理が共同して実行される。
したがって、たとえシステムがパワーオフされている期
間中にバッテリ低下等によって記憶手段のデータが消失
されても、アプリケーションプログラムによって作成さ
れた文書データ等のユーザデータは2次記憶に残ってい
る。このため、バッテリ容量の低下によるユーザデータ
の消失を防止することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係わるポータ
ブルコンピュータのシステム構成が示されている。
【0020】このポータブルコンピュータは液晶表示パ
ネルとこれに一体設けられた透明タブレットとを有する
ペン入力型のパーソナルコンピュータであり、このシス
テムは、CPU11、入出力ゲートアレイ(I/O G
A)12、メインメモリ13、システム管理RAM(S
M−RAM)14を備えている。メインメモリ13およ
びシステム管理RAM(SM−RAM)14は、ローカ
ルバス1に接続されている。
【0021】また、このシステムには、BIOS−RO
M15、リアルタイムクロック(RTC)16、スーパ
ーインテグレーション回路(SI)26、液晶コントロ
ーラ(液晶CNT)27、第1,第2のICカードコン
トローラ(IC−CNT)28,29、キーボードコン
トローラ(キーボードCNT)30が設けられており、
これらはISA(International Standard Associa
tion)仕様のシステムバス2に接続されている。
【0022】CPU11としては、米インテル社により
製造販売されているマイクロプロセッサ80386SL
またはその互換プロセッサが使用される。このCPU1
1は、異なる3つの動作モード、つまりリアルモード、
プロテクトモード、仮想86モードで動作できる。リア
ルモードは、最大で1Mバイトのメモリ空間をアクセス
できるモードであり、セグメントレジスタで表されるベ
ースアドレスからのオフセット値で物理アドレスが決定
される。プロテクトモードは1タスク当たり最大16M
バイトのメモリ空間をアクセスできるモードであり、デ
ィスクプリタテーブルと称されるアドレスマッピングテ
ーブルを用いて物理アドレスが決定される。仮想86モ
ードは、リアルモードで動作するように構成されたプロ
グラムをプロテクトモードで動作させるためのモードで
あり、リアルモードのプログラムはプロテクトモードに
おける1つのタスクとして扱われる。
【0023】また、このCPU11は、各種I/Oをア
イドル時にパワーダウンするといった低消費電力のため
のパワーセーブモードを有している。このパワーセーブ
モードには、サスペンドモードがある。サスペンドモー
ドは、最も電力消費の少ないパーワーセーブモードであ
る。サスペンドモードでは、アプリケーションプログラ
ムの再スタートに必要なデータが記憶されているメモリ
以外は、システム内の全てのユニットはパワーダウンさ
れる。このサスペンドの機能は、前述のマイクロプロセ
ッサ80386SLまたはその互換プロセッサによって
サポートされているシステム管理割り込み(SMI;S
ystem Management Interrupt)を利用して起動する
ことができる。
【0024】CPU11の持つ割り込みには、SMIの
他、マスク不能割り込み(NMI;Non−Maskable I
nterrupt)、およびマスク可能割り込み(INTR;M
askable Interrupt)がある。SMIは、マスク不能割
り込みの一種であるが、前述のNMIやINTRよりも
優先度の高い、最優先度の割り込みであり、CPU11
の割り込み要求入力SMIをアクティブにすることによ
ってパワーセーブに関する種々のSMIサービスルーチ
ンを起動することができる。
【0025】SMIサービスルーチンは、サスペンド処
理ルーチンとレジューム処理ルーチンに大別される。サ
スペンド処理ルーチンは前述したようにシステムをサス
ペンドモードに設定するためのものであり、ここでは、
SM−RAM14へのシステムステータスのセーブおよ
びディスクへのユーザデ−タのセーブが実行される。レ
ジューム処理ルーチンは、システムをサスペンドモード
から復帰させてサスペンドモード前の状態からアプリケ
ーションプログラムを再スタートさせるためのものであ
り、ここでは、セーブされているシステムステータスお
よびユーザデータのリストアが実行される。
【0026】I/Oゲートアレイ12は、CPU11お
よびメモリのサポート機能を実現するための専用ロジッ
クであり、ローカルバス1に接続されたメインメモリ1
3、SM−RAM14、増設メモリカード25とCPU
11との間の入出力制御を始め、システムバス2に接続
された各種ユニットとCPU11との間の入出力制御を
行なう。また、このI/Oゲートアレイ12には、シス
テム制御に必要な機能を実現するためのユニット、つま
り、直接メモリアクセス制御のためのDMAコントロー
ラ、割り込みコントローラ(PIC;Programmable
Interrupt Controller )、タイマ(PIT;Progr
ammable Interval Timer )、シリアルI/Oコント
ローラ(SIO;Serial Input/Output Controlle
r )が内蔵されている。
【0027】CPU11およびI/Oゲートアレイ12
間の通信は、専用のインターフェース線を介して実行さ
れる。CPU11とI/Oゲートアレイ12間のインタ
ーフェース信号には、例えば、CPU11のSMI機能
を制御するための信号等が含まれている。
【0028】すなわち、CPU11の割り込み要求入力
SMIには、I/Oゲートアレイ12から出力されるア
クティブローのSMI信号が供給される。このSMI信
号は、例えば、I/Oゲートアレイ12の内部タイマか
らの要求や、リアルタイムクロック(RTC)16、電
源コントローラ(PSC)31等の外部ユニットからの
要求に応じて発生される。例えば、電源コントローラ
(PSC)31からの要求は、システムの電源をオン/
オフ制御する電源スイッチ311がオフされた時や、バ
ッテリ312の容量低下(ローバッテリ状態)が検出さ
れた時等に発生される。
【0029】I/Oゲートアレイ12には、SMI要因
レジスタ121が設けられている。このSMI要因レジ
スタ121は、どのデバイスからの要因によってSMI
信号が発生されたかを示すためのものであり、図2のよ
うに8ビットレジスタから構成されている。例えば、電
源コントローラ(PSC)31からの要求によってSM
I信号が発生された時、SMI要因レジスタ121のビ
ット7(B7)は“1”にセットされる。
【0030】メインメモリ13は、例えば、標準で4M
バイトの記憶容量を有しており、ここには、オペレーテ
ィングシステム、処理対象のアプリケーションプログラ
ム、およびアプリケーションプログラムによって作成さ
れたユーザデータ等が格納される。オペレーティングシ
ステムは、ペン入力をサポートするI/Oシステムを含
むものであり、CPU11のプロテクトモードで動作す
るように構成されている。また、このオペレーティング
システムには、システムがサスペンドモードに移行する
時にメインメモリ13のユーザデータをハードディスク
35にセーブするサスペンド処理プログラムが組み込ま
れている。このオペレーティングシステムとしては、例
えば、米GO社によって開発、販売されているペンポイ
ントを使用することができる。以下、このオペレーティ
ングシステムを特殊OSと称し、オペレーティングシス
テムによって実行されるサスペンド処理を特殊OSサス
ペンド処理と称する。
【0031】SM−RAM14はこのシステムのパワー
管理機能を実現するために設けられたものであり、32
Kバイトの記憶容量を持つ。このSM−RAM14は、
メインメモリ13のアドレス60000Hから67FF
FHまでのアドレス空間にマッピングされるオ−バレイ
であり、SMI信号がCPU11に入力された時だけア
クセス可能となる。システムがサスペンドモードに移行
する時には、アプリケーションプログラムの再スタート
に必要なシステムのステータス、つまりSMIが発生さ
れた時のCPU11のレジスタおよび各種周辺ハードウ
ェアのステータスが、SM−RAM14にスタック形式
でセーブされる。
【0032】増設メモリカード25は、コンピュータ本
体に設けられた88ピンの専用カードスロットにオプシ
ョン接続される。この増設メモリカード25は、専用の
DRAMカードであり、2Mバイト、4Mバイト、8M
バイト、16Mバイト等の種類がある。
【0033】BIOS−ROM15は、BIOS(Bas
ic I/O System )を記憶するためのものであり、
プログラム書き替えが可能なようにフラッシュメモリに
よって構成されている。BIOSは、リアルモードで動
作するように構成されている。このBIOSには、電源
投入時にメモリや各種ハードウェアデバイスのテストお
よび初期設定するためのIRTルーチンとオペレーティ
ングシステムからの要求にしたがって各種ハードウェア
デバイスを制御するための各種デバイスドライバと、サ
スペンドSMIルーチンおよびレジュームSMIルーチ
ン等を含むSMIサービスプログラムと、実行するSM
Iサービスルーチンを決定するためのSMIハンドラ等
が含まれている。
【0034】SMIハンドラは、SMIが発生した時に
最初に起動されるBIOS内のプログラムであり、これ
によって、SMIの発生要因のチェックや、その発生要
因に対応したSMIサービスルーチンの呼び出しが実行
される。
【0035】リアルタイムクロック(RTC)16は、
独自の動作用電池を持つ時計モジュールであり、その電
池から常時電源が供給されるCMOS構成のスタティク
RAM(以下、CMOSメモリと称する)を有してい
る。このCMOSメモリは、システム構成を示すセット
アップ情報の格納等に利用される。また、CMOSメモ
リには、SMI要因フラグレジスタ161が設けられて
いる。このSMI要因フラグレジスタ161には、SM
IハンドラによるSMI要因チェックの結果を示すフラ
グ等がセットされる。SMI要因フラグレジスタ161
の内容の一例を図3に示す。
【0036】図示のように、SMI要因フラグレジスタ
161は8ビットレジスタから構成され、ビット7(B
7)には特殊OSが動作中か否かを示す特殊OS動作フ
ラグ(SPOS)がセットされる。“1”の特殊OS動
作フラグ(SPOS)は特殊OSが動作していることを
示し、“0”の特殊OS動作フラグ(SPOS)は特殊
OSが動作してないことを示す。この特殊OS動作フラ
グ(SPOS)は、特殊OSがメインメモリ13にブー
トロードされる時に“1”にセットされる。ビット3〜
ビット0(B3〜B0)の4ビットの値は、SMI要因
を示すものであり、例えば、“0000”はSMIは発
生してないことを示し、“0001”は電源スイッチ3
11のオフによるサスペンドSMIが発生したことを示
し、“1001”は電源スイッチ311のオンによるレ
ジュームSMIが発生したことを示す。
【0037】スーパ−インテグレーション(SI)26
は、電源コントローラ(PSC)31、RS232Cコ
ネクタ34と接続され、これらとの間でシリアルデータ
による通信制御を行なう一方、フロッピーディスクコネ
クタ(FDDコネクタ)32、プリンタ/フロッピーデ
ィスクコネクタ(PRT/FDDコネクタ)33、ハー
ドディスクドライブ(HDD)35及びタブレットコン
トローラ26と接続され、それぞれとの間でパラレルデ
ータによる通信制御を行なう。
【0038】また、スーパ−インテグレーション(S
I)26には、ステータスレジスタ261が設けられて
いる。このステータスレジスタ261は、電源コントロ
ーラ(PSC)31の状態を示すためのものであり、図
4に示されているように、8ビットレジスタから構成さ
れている。
【0039】このステータスレジスタ261のビット7
(B7)は、ローバッテリ状態の有無を示すものであ
り、ローバッテリ状態の時は“1”、ローバッテリ状態
でない時は“0”にセットされる。ビット6(B6)
は、ACアダプタ313の接続の有無を示すものであ
り、ACアダプタが接続されている時は“1”、接続さ
れてない時は“0”にセットされる。ビット5(B5)
は、電源スイッチ311のオン/オフを示すものであ
り、オフされた時は“1”、オンされた時は“0”にセ
ットされる。
【0040】電源コントローラ(PSC)31は、CP
U21からの指示に応じて各ユニットへの電源供給を制
御するためのものであり、CPU21との通信は、スー
パ−インテグレーション(SI)26内のコマンドレジ
スタを介して実行される。この電源コントローラ(PS
C)31は、電源スイッチ311のオフ操作を検出した
時、SMI発生要求信号をI/Oゲートアレイ12に供
給すると共に、ステータスレジスタ261のビット5を
“0”にセットする。また、電源コントローラ(PS
C)31は、ローバッテリを検出した際には、SMI発
生要求信号をI/Oゲートアレイ12に供給すると共
に、ステータスレジスタ261のビット7を“1”にセ
ットする。
【0041】さらに、電源コントローラ(PSC)31
は、システムがパワーオフの状態においてもバックアッ
プ電源BKを発生し、それをメインメモリ13、SM−
RAM14、画像メモリ(VRAM)38に供給する。
【0042】フロッピーディスクコネクタ32はフロッ
ピーディスクドライブ(第1FDD)42をオプション
接続するときに用いるコネクタであり、プリンタ/フロ
ッピーディスクコネクタ33はプリンタあるいはフロッ
ピーディスク装置(第2FDD)43をオプション接続
するときに用いるコネクタである。
【0043】タブレットコントローラ36は、透明タブ
レット37を介してスタイラスペンによって入力される
座標点を検出し、それをスーパーインテグレーション2
6、システムバス2Bを介してI/Oゲートアレイ12
へ送出する。
【0044】液晶コントローラ27は、液晶表示パネル
39の表示制御を行なうものであり、システムバス2を
介してCPU11から送られてくる表示データを画像メ
モリ(VRAM)38に展開し、それを液晶表示パネル
39に表示する。液晶表示パネル39は、例えば縦64
0ドット×横480ドットのドットマトリックスで構成
される透過型のものであり、例えば蛍光表示管(以下
「FL」と略称する)を用いたバックライト40がその
背面側に配置されている。
【0045】ICカードコントローラ28,29は、6
8ピンのPCMCIA(PersonalComputer Memory
Card International Associatuon)カード44,4
5のリード/ライト制御を行なう。キーボードコントロ
ーラ30は、オプション接続されるキーボード46のキ
ー入力制御を行なう。次に、図5を参照して、電源スイ
ッチ311がオフされてからBIOSのサスペンドSM
Iルーチンがコールされるまでの動作の流れを説明す
る。
【0046】電源スイッチ311がオペレータによって
オフされた時、電源コントローラ31は、それをCPU
11に通知するために、スーパーインテグレーション
(SI)26のステータスレジスタ261のビット5を
“1”にセットすると共に、I/Oゲートアレイ12に
SMI要求信号を供給する。I/Oゲートアレイ12
は、電源コントローラ31からのSMI要求信号に応答
して、SMI要因レジスタ121のビット7を“1”に
セットすると共に、CPU11のSMIピンにローレベ
ルのSMI信号を供給する。
【0047】CPU11のSMIピンにローレベルのS
MI信号が入力されると、CPU11は、まず、SM−
RAM14をメインメモリ13のアドレス60000H
から67FFFHまでの32Kバイトにマッピングする
(ステップS11)。これにより、メインメモリ13の
アドレス60000Hから67FFFHはアクセス不能
となり、代わりにSM−RAM14がアクセス可能とな
る。
【0048】SM−RAM14のメモリマップは、図6
に示されている通りである。すなわち、SM−RAM1
4には、CPUステート格納エリア、ハードウェアステ
ート格納エリア、SMIハンドラ作業エリアが設けられ
ており、またBIOSーROM15のSMIハンドラを
割り込み先として指定するジャンプコードがセットされ
ている。
【0049】次いで、CPU11は、SMI信号が入力
された時のCPU11の各種レジスタの内容(CPUス
テート)をSM−RAM14のCPUステート格納エリ
アにスタック形式でセーブする(ステップS12)。も
し、特殊OSが動作中にSMI信号が入力されたなら
ば、プロテクトモードのCPUステートがSM−RAM
14にセーブされることになる。そして、CPU11
は、そのCPUの動作モードをリアルモードに変更し
て、SM−RAM14の予めきめられたアドレスにセッ
トされているジャンプコードをフェッチする(ステップ
S13)。ここまでのステップS11〜S13の処理
は、CPU11のマイクロプログラムによって実行され
るものである。
【0050】次いで、CPU11は、ジャンプコードで
指定されるBIOS−ROM15のSMIハンドラを実
行する(ステップS14)。SMIハンドラは、どのよ
うな要因でSMIが発生されたかを決定するために、ま
ず、SMI発生要因をチェックする(ステップS1
5)。
【0051】この処理では、SMI要因レジスタ121
の内容とステータスレジスタ261の内容がチッェクさ
れる。電源スイッチ311のオフによるSMIであれ
ば、前述したようにSMI要因レジスタ121のビット
7、ステータスレジスタ261のビット5が共に“1”
にセットされる。この場合、SMIハンドラは、電源ス
イッチ311のオフによるSMIであると決定し、その
SMIに対応するBIOSの所定のSMIサービスルー
チン、つまりサスペンドSMIルーチンの実行ををリク
エストする(ステップS16)。これらステップS14
〜S16の処理は、SMIハンドラによって実行される
ものである。次に、図7を参照して、BIOSのサスペ
ンドSMIルーチンによって実行される動作を説明す
る。
【0052】サスペンドSMIルーチンは、まず、リア
ルタイムクロック(RTC)16のSMI要因フラグレ
ジスタ161に、電源スイッチ311のオフによるサス
ペンドSMIが発生したことを示すサスペンドSMIフ
ラグをセットする(ステップS21)。この時、SMI
要因フラグレジスタ161の下位4ビットB3,B2,
B1,B0は0,0,0,1にセットされる。
【0053】次いで、サスペンドSMIルーチンは、S
MI要因フラグレジスタ161のビット7の特殊OS動
作フラグ(SPOS)を参照し、特殊OSが起動されて
いたか否かを判断する(ステップS22)。特殊OS動
作フラグ(SPOS)は、特殊OSがブートロードされ
た時に“1”にセットされる。このため、特殊OSが起
動されている場合には特殊OS動作フラグ(SPOS)
=“1”、特殊OSが起動されてない場合には特殊OS
動作フラグ(SPOS)=“0”である。
【0054】特殊OS動作フラグ(SPOS)=“1”
ならば、サスペンドSMIルーチンは、特殊OSによっ
て特殊OSサスペンド処理が先に実行されるように、所
定のリターン命令を実行して特殊OSに制御を戻す(ス
テップS23)。リターン命令の実行は、SM−RAM
14にセーブされているCPUステートをCPU11の
レジスタにリストアし、これによってSMI信号が入力
された時のステートから特殊OSの処理が再スタートさ
れる。
【0055】一方、特殊OS動作フラグ(SPOS)=
“0”ならば、サスペンドSMIルーチンは、サスペン
ド処理を実行する(ステップS24)。このサスペンド
処理では、CPUステートおよびハードウェアステート
がSM−RAM14にセーブされる。この時、セーブさ
れるCPUステートは、リアルモードにおけるCPUの
レジスタの値である。次いで、サスペンドSMIルーチ
ンは、I/Oゲートアレイ12、システムバス2、およ
びスーパーインテグレーション(SI)26を介して、
電源コントローラ(PSC)31にパワーオフコマンド
を供給する(ステップS25)。これにより、システム
はサスペンドモードに設定され、バックアップ電源BK
が供給されるメインメモリ13、SM−RAM14、お
よび画像メモリ(VRAM)38以外は、システム内の
ほとんど全てのデバイスがパワーオフされた状態にな
る。次に、図8および図9を参照して、電源スイッチ3
11がオンされてからBIOSのレジュームSMIルー
チンがコールされるまでの動作の流れを説明する。
【0056】電源スイッチ311がオペレータによって
オンされた時、電源コントローラ31は、まず、システ
ムをパワーオンした後、電源スイッチ311がオンされ
たことをCPU11に通知するために、スーパーインテ
グレーション(SI)26のステータスレジスタ261
のビット5を“0”にセットすると共に、I/Oゲート
アレイ12にリセット要求信号を供給する。I/Oゲー
トアレイ12は、電源コントローラ31からのリセット
要求信号に応答して、CPU11にリセット信号を供給
する。
【0057】CPU11にリセット信号が入力される
と、CPU11は自動的にリアルモードに設定される。
そして、システムをスタートアップされるためのBIO
SのIRT(Initial Reliability Test )ルーチ
ンが実行される。
【0058】BIOSのIRTルーチンは、まず、リア
ルタイムクロック(RTC)16のCMOSメモリに設
定されているシステムセットアップ情報を参照して、ユ
ーザによってレジュームモードとブートモードのどちら
のモードが指定されているかを判断する(ステップS3
1)。
【0059】ブートモードならば、IRTルーチンは、
メモリテストおよびハードウエアテストを行なった後、
CMOSメモリに設定されているシステムセットアップ
情報にしたがってハードウエアを初期設定し、次いで特
殊OSをメインメモリ13にブートロードし、CPU1
1をプロテクトモードに変更する(ステップS32)。
【0060】一方、レジュームモードであれば、IRT
ルーチンは、ソフトウェアSMIを発行する(ステップ
S33)。これにより、CPU11の所定のレジスタの
値が“1”にセットされて、図9の処理が起動される。
【0061】すなわち、ソフトウェアSMIが発行され
ると、CPU11は、まず、SM−RAM14をメイン
メモリ13のアドレス60000Hから67FFFHま
での32Kバイトにマッピングし(ステップS41)、
SM−RAM14の予めきめられたアドレスにセットさ
れているジャンプコードをフェッチする(ステップS4
1)。
【0062】次いで、CPU11は、ジャンプコードで
指定されるBIOS−ROM15のSMIハンドラを実
行する(ステップS42)。SMIハンドラは、どのよ
うな要因でSMIが発生されたかを決定するために、ま
ず、SMI発生要因をチェックする(ステップS4
3)。
【0063】この処理では、SMI要因レジスタ121
の内容とステータスレジスタ261の内容がチッェクさ
れる。電源スイッチ311のオフによるSMIであれ
ば、前述したようにSMI要因レジスタ121のビット
7が“1”、ステータスレジスタ261のビット5が
“0”にセットされる。この場合、SMIハンドラは、
電源スイッチ311のオンによるSMIであると決定
し、そのSMIに対応するBIOSの所定のSMIサー
ビスルーチン、つまりレジュームSMIルーチンの実行
をリクエストする(ステップS44)。次に、図10を
参照して、BIOSのレジュームSMIルーチンによっ
て実行される動作を説明する。
【0064】レジュームSMIルーチンは、まず、リア
ルタイムクロック(RTC)16のSMI要因フラグレ
ジスタ161に、特殊OSに電源スイッチ311のオン
を通知するために、電源スイッチ311のオンによるサ
スペンドSMIが発生したことを示すサスペンドSMI
フラグをセットする(ステップS51)。この時、SM
I要因フラグレジスタ161の下位4ビットB3,B
2,B1,B0は1,0,0,1にセットされる。
【0065】次いで、レジュームSMIルーチンは、サ
スペンドSMIルーチンでSM−RAM14にセーブし
たCPUステートおよびハードウェアステートをリスト
アする(ステップS52)。この後、レジュームSMI
ルーチンは、所定のリターン命令を実行して特殊OSに
制御を戻す(ステップS53)。リターン命令の実行に
よって、システムがサスペンドモードに設定される直前
のステートから特殊OSの処理が再スタートされる。次
に、図11を参照して、特殊OSによって実行される特
殊OSサスペンド処理および特殊OSレジューム処理を
説明する。
【0066】特殊OSサスペンドおよびレジュー処理
は、特殊OSのタイマ割り込み処理ルーチンに組み込ま
れている。このタイマ割り込み処理ルーチンは、特殊O
Sが動作している期間中にI/Oゲートアレイ12から
CPU11に定期的に供給されるタイマ割り込み信号に
応答して実行される。
【0067】特殊OSのタイマ割り込み処理ルーチン
は、まず、リアルタイムクロック(RTC)16のSM
I要因フラグレジスタ161の下位4ビットを参照し
て、電源スイッチ311のオフによるサスペンドSMI
が発生したか否かを判断する(ステップS61)。電源
スイッチ311のオフによるサスペンドSMIが発生し
た場合には、BIOSのサスペンドSMIルーチンによ
ってSMI要因フラグレジスタ161の下位4ビットが
“0001”にセットされている。また、ロッバテリー
によるサスペンドSMIが発生した場合には、BIOS
のサスペンドSMIルーチンによってSMI要因フラグ
レジスタ161の下位4ビットが“0010”にセット
されている。
【0068】したがって、特殊OSのタイマ割り込み処
理ルーチンは、その下位4ビットが“0001”、また
は“0010”の時はサスペンドSMIが発生したこと
を決定し、ステップS62以降の処理に進む。一方、下
位4ビットが“0001”、または“0010”でない
場合には、その割り込みルーチンからリータンされる。
【0069】電源スイッチ311のオフまたはロッバッ
テリによるサスペンドSMIが発生した時、タイマ割り
込み処理ルーチンは、まず、特殊OSサスペンド処理を
実行する(ステップS62)。この特殊OSサスペンド
処理では、アプリケーションプログラムによって作成さ
れメインメモリ13に展開されている例えば文書データ
や表データ等のユーザデータがハードディスク35にセ
ーブされる。
【0070】次いで、タイマ割り込み処理ルーチンは、
SMI要因フラグレジスタ161の特殊OS動作フラグ
(SPOS)を“0”にリセットし(ステップS6
3)、その後、電源コントローラ(PSC)31にパワ
ーオフSMIコマンドを発行する(ステップS64)。
このパワーオフSMIコマンドは、ステータスレジスタ
261に設定するステータスの内容が電源スイッチ31
1のオフを示すステータスではなくコマンドによってパ
ワーオフが指定されたことを示すステータスである以外
は、電源スイッチ311のオフを検出した時と同一の処
理を電源コントローラ(PSC)31に実行させる。こ
の結果、CPU11のSMIピンには再びローレベルの
SMI信号が供給され、BIOSのサスペンドSMI処
理ルーチンが再度実行される。
【0071】タイマ割り込み処理ルーチンは、パワーオ
フSMIコマンドを発行した後、SMI要因フラグレジ
スタ161の下位4ビットが、電源スイッチ311のオ
ンによるレジュームSMIが発生したことを示す“10
01”に設定されるまで、待機する(ステップS6
5)。
【0072】SMI要因フラグレジスタ161の下位4
ビットが“1001”に設定されると、タイマ割り込み
処理ルーチンは、SMI要因フラグレジスタ161の特
殊OS動作フラグ(SPOS)を“1”にセットし(ス
テップS66)、その後、ステップS62でハードディ
スク35にセーブしたユーザデータを、メインメモリ1
3にリストアする(ステップS67)。そして、タイマ
割り込み処理ルーチンからタイマ割り込み発生前の状態
にリターンされる。次に、図12を参照して、システム
がサスペンドモードに設定され、その後そのサスペンド
モードから復帰されるまでの一連の動作を説明する。
【0073】特殊OSが動作している状態で電源スイッ
チ311がオペレータによってオフされた時、CPU1
1のSMIピンにローレベルのSMI信号が供給され
る。CPU11は、この電源スイッチ311のオフによ
るSMI信号に応答して、プロテクトモードのCPUス
テートをSM−RAM14にセーブし後、動作モードを
プロテクトモードからリアルモードに変更してBIOS
のサスペンドSMIルーチンを実行する。
【0074】BIOSのサスペンドSMIルーチンは、
まず、リアルタイムクロック(RTC)16のSMI要
因フラグレジスタ161に、電源スイッチ311のオフ
によるサスペンドSMIが発生したことを示すサスペン
ドSMIフラグをセットする(ステップS21)。この
時、SMI要因フラグレジスタ161の下位4ビットB
3,B2,B1,B0は0,0,0,1にセットされ
る。
【0075】次いで、サスペンドSMIルーチンは、S
MI要因フラグレジスタ161のビット7の特殊OS動
作フラグ(SPOS)を参照し、特殊OSが起動されて
いたか否かを判断する(ステップS22)。特殊OS動
作フラグ(SPOS)は、特殊OSがブートロードされ
た時に“1”にセットされる。このため、特殊OSが起
動されている場合には特殊OS動作フラグ(SPOS)
=“1”、特殊OSが起動されてない場合には特殊OS
動作フラグ(SPOS)=“0”である。
【0076】特殊OS動作フラグ(SPOS)=“1”
ならば、サスペンドSMIルーチンは、特殊OSによっ
て特殊OSサスペンド処理が先に実行されるように、所
定のリターン命令を実行して特殊OSに制御を戻す(ス
テップS23)。リターン命令の実行は、SM−RAM
14にセーブされているCPUステートをCPU11の
レジスタにリストアし、これによってSMI信号が入力
された時のステートから特殊OSの処理が再スタートさ
れる。
【0077】特殊OSは、タイマ割り込みが発生された
時、タイマ割り込み処理ルーチンに移行する。タイマ割
り込み処理ルーチンは、まず、リアルタイムクロック
(RTC)16のSMI要因フラグレジスタ161の下
位4ビットを参照して、電源スイッチ311のオフによ
るサスペンドSMIが発生したか否かを判断する(ステ
ップS61)。ここでは、既にBIOSのサスペンドS
MIルーチンによってSMI要因フラグレジスタ161
の下位4ビットが“0001”にセットされている。し
たがって、特殊OSのタイマ割り込み処理ルーチンは、
特殊OSサスペンド処理を実行する(ステップS6
2)。
【0078】この特殊OSサスペンド処理では、アプリ
ケーションプログラムによって作成されメインメモリ1
3に展開されている例えば文書データや表データ等のユ
ーザデータがハードディスク35にセーブされる。
【0079】次いで、タイマ割り込み処理ルーチンは、
SMI要因フラグレジスタ161の特殊OS動作フラグ
(SPOS)を“0”にリセットし(ステップS6
3)、その後、電源コントローラ(PSC)31にパワ
ーオフSMIコマンドを発行する(ステップS64)。
このパワーオフSMIコマンドは、電源スイッチ311
のオフを検出した時と同一の処理を電源コントローラ
(PSC)31に実行させる。この結果、CPU11の
SMIピンには再びローレベルのSMI信号が供給され
る。そして、タイマ割り込み処理ルーチンは、ステップ
S65に進み、そこでレジュームSMIの発生待ちとな
る。
【0080】CPU11は、この再発生されたSMI信
号に応答して、プロテクトモードのCPUステートをS
M−RAM14にセーブした後、動作モードをプロテク
トモードからリアルモードに変更してBIOSのサスペ
ンドSMIルーチンを実行する。この時、SM−RAM
14にセーブされるCPUステータスは、特殊OSのタ
イマ割り込み処理ルーチンにおけるステップS65のス
テータスである。
【0081】BIOSのサスペンドSMIルーチンは、
まず、リアルタイムクロック(RTC)16のSMI要
因フラグレジスタ161に、電源スイッチ311のオフ
によるサスペンドSMIが発生したことを示すサスペン
ドSMIフラグをセットする(ステップS21)。この
時、SMI要因フラグレジスタ161の下位4ビットB
3,B2,B1,B0は0,0,0,1にセットされ
る。
【0082】次いで、サスペンドSMIルーチンは、S
MI要因フラグレジスタ161のビット7の特殊OS動
作フラグ(SPOS)を参照し、特殊OSが起動されて
いたか否かを判断する(ステップS22)。特殊OS動
作フラグ(SPOS)は特殊OSによって既に“0”に
リセットされているので、今度は、サスペンドSMIル
ーチンは、サスペンド処理を実行する(ステップS2
4)。
【0083】このサスペンド処理では、CPUステート
およびハードウェアステートがSM−RAM14にセー
ブされる。この時、セーブされるCPUステートは、リ
アルモードにおけるCPUのレジスタの値である。次い
で、サスペンドSMIルーチンは、I/Oゲートアレイ
12、システムバス2、およびスーパーインテグレーシ
ョン(SI)26を介して、電源コントローラ(PS
C)31にパワーオフコマンドを供給する(ステップS
25)。これにより、システムはサスペンドモードに設
定され、バックアップ電源BKが供給されるメインメモ
リ13、SM−RAM14、および画像メモリ(VRA
M)38以外は、システム内のほとんど全てのデバイス
がパワーオフされた状態になる。
【0084】システムがサスペンドモードに設定されて
いる状態で電源スイッチ311がオペレータによってオ
ンされた時、電源コントローラ31によってシステムが
パワーオンされる。この後、CPU11は電源コントロ
ーラ31からのリセット信号に応答してBIOSのIR
Tルーチンを実行し、そこでソフトウェアSMIが発行
される。この電源スイッチ311のオンによるソフトウ
ェアSMIが発行されると、BIOSのレジュームSM
Iルーチンが実行される。
【0085】レジュームSMIルーチンは、まず、リア
ルタイムクロック(RTC)16のSMI要因フラグレ
ジスタ161に、特殊OSに電源スイッチ311のオン
を通知するために、電源スイッチ311のオンによるサ
スペンドSMIが発生したことを示すサスペンドSMI
フラグをセットする(ステップS51)。この時、SM
I要因フラグレジスタ161の下位4ビットB3,B
2,B1,B0は1,0,0,1にセットされる。
【0086】次いで、レジュームSMIルーチンは、サ
スペンドSMIルーチンでSM−RAM14にセーブし
たCPUステートおよびハードウェアステートをリスト
アする(ステップS52)。この後、レジュームSMI
ルーチンは、所定のリターン命令を実行して特殊OSに
制御を戻す(ステップS53)。リターン命令の実行に
よって、システムがサスペンドモードに設定される直前
のステート、つまりステップS65から特殊OSのタイ
マ割り込み処理が再スタートされる。
【0087】タイマ割り込み処理ルーチンは、電源スイ
ッチ311のオンによるサスペンドSMIが発生したこ
とを示すサスペンドSMIフラグがセットされているこ
とを確認すると、SMI要因フラグレジスタ161の特
殊OS動作フラグ(SPOS)を“1”にセットし(ス
テップS66)、その後、ステップS62でハードディ
スク35にセーブしたユーザデータを、メインメモリ1
3にリストアする(ステップS67)。そして、タイマ
割り込み処理ルーチンからタイマ割り込み発生前の状態
にリターンされる。
【0088】以上のように、この実施例のシステムで
は、電源スイッチ311のオフが検出された時、特殊O
Sのサスペンド処理が実行されてユーザデータがハード
ディスク35にセーブされる。この特殊OSのサスペン
ド処理が終了した時、今度は、BIOSのサスペンド処
理が実行され、これによってコンピュータシステムのス
テータスがSM−RAM14にセーブされ、コンピュー
タシステムがパワーオフされる。このように、このサス
ペンド制御システムでは、電源スイッチ311のオフに
よって特殊OSによるサスペンド処理とBIOSによる
サスペンド処理の双方が実行され、これによってユーザ
データをハードディスクにセーブする処理と、コンピュ
ータシステムのステータスをSM−RAM14にセーブ
する処理が共同して実行される。したがって、たとえシ
ステムがパワーオフされている期間中にバッテリ312
の容量低下等が発生してメインメモリ13のユーザデー
タが消失されても、ユーザデータはハードディスク35
に残っている。このため、バッテリ容量の低下によるユ
ーザデータの消失を防止することができる。
【0089】尚、図12では、電源スイッチ311のオ
フによってシステムがサスペンドモードに設定される場
合について説明したが、電源スイッチ311のオフのみ
ならず、ローバッテリ状態が電源コントローラ31によ
って検出された時にも、それによってシステムはサスペ
ンドモードに設定される。この場合のサスペンド処理も
電源スイッチ311のオフによって実行されるものと同
一であり、ユーザデータをハードディスク35にセーブ
する特殊OSのサスペンド処理と、システムステータス
をSM−RAM14にセーブするBIOSのサスペンド
処理が共同して実行される。
【0090】
【発明の効果】以上詳記したようにこの発明によれば、
オペレーティングシステムによって提供されるユーザデ
ータセーブ機能を有効利用したサスペンド処理を実現で
きるようになり、バッテリ容量の低下によるユーザデー
タの消失を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るポータブルコンピュ
ータシステムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のコンピュータシステムに設けられた
SMI要因レジスタの一例を示す図。
【図3】同実施例のコンピュータシステムに設けられた
SMI要因フラグレジスタの一例を示す図。
【図4】同実施例のコンピュータシステムに設けられた
ステータスレジスタの一例を示す図。
【図5】同実施例のコンピュータシステムにおいてSM
I割り込みが発生してからBIOSのサスペンドSMI
ルーチンがコールされるまでの動作を説明するための
図。
【図6】同実施例のコンピュータシステムに設けられた
SM−RAMのメモリッマップの一例を示す図。
【図7】同実施例のコンピュータシステムにおけるBI
OSのサスペンドSMIルーチンを説明するフローチャ
ート。
【図8】同実施例のコンピュータシステムにおけるBI
OSのIRTルーチンを説明するフローチャート。
【図9】同実施例のコンピュータシステムにおいてSM
I割り込みが発生してからBIOSのレジュームSMI
ルーチンがコールされるまでの動作を説明するための
図。
【図10】同実施例のコンピュータシステムにおけるB
IOSのレジュームSMIルーチンを説明するフローチ
ャート。
【図11】同実施例のコンピュータシステムにおけるオ
ペレーティングシステムのタイマ割り込みルーチンを説
明するフローチャート。
【図12】同実施例のコンピュータシステムにおいてシ
ステムがサスペンドモードに設定され、その後そのサス
ペンドモードから復帰されるまでの一連の動作を説明す
るフローチヤート。
【符号の説明】
11…CPU、12…I/Oゲートアレイ、13…メイ
ンメモリ、14…SM−RAM、15…BIOS−RO
M、16…リアルタイムクロック、31…電源コントロ
ーラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムのサスペンド制御
    システムにおいて、 前記コンピュータシステムの処理データを格納する記憶
    手段と、 前記システムのハードウェアとアプリケーションプログ
    ラムの中間に位置し前記システムの動作を管理するシス
    テム管理手段であって、前記記憶手段に格納されている
    ユーザデータを2次記憶装置にセーブする第1サスペン
    ド処理を実行する第1サスペンド手段を有するシステム
    管理手段と、 前記コンピュータシステムのステータスを前記記憶手段
    にセーブし、前記システムをパワーオフする第2サスペ
    ンド処理を実行する第2サスペンド手段と、 前記コンピュータシステムの電源のオン/オフを制御す
    る電源スイッチ手段と、 この電源スイッチ手段のオフ動作を検出し、この検出に
    応答して前記システム管理手段の第1サスペンド手段に
    前記第1サスペンド処理を実行させる手段と、 前記第1サスペンド手段の前記第1サスペンド処理の実
    行終了に応答して、前記第2のサスペンド手段に前記第
    2サスペンド処理を実行させる手段とを具備することを
    特徴とするサスペンド制御システム。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータシステムは、所定のメ
    モリ空間をアクセスする第1動作モードと、この第1動
    作モードとは異なるメモリアドレッシングによって前記
    第1動作モードよりも大きなメモリ空間をアクセスする
    第2動作モードとを有するCPUを具備し、 前記システム管理手段は前記第2動作モードで動作する
    ように構成されたオペレーティングシステムを含むこと
    を特徴とする請求項1記載のサスペンド制御システム。
  3. 【請求項3】 前記第2サスペンド手段は前記コンピュ
    ータシステムのハードウェアを制御する基本入出力プロ
    グラムを含み、この基本入出力プログラムは前記第1動
    作モードで動作するように構成されていることを特徴と
    する請求項2記載のサスペンド制御システム。
  4. 【請求項4】 前記第1サスペンド処理を実行させる手
    段は、前記電源スイッチ手段のオフ動作を示す割り込み
    信号に応答して、前記電源スイッチ手段のオフによる割
    り込み処理要求の発生を示す割り込み要因情報を所定レ
    ジスタにセットする手段とを具備し、 前記第1サスペンド手段は、前記割り込み要因情報のセ
    ットに応答して前記第1サスペンド処理を実行すること
    を特徴とする請求項1記載のサスペンド制御システム。
  5. 【請求項5】 コンピュータシステムのサスペンド制御
    方法において、 電源スイッチのオフ動作を検出するステップと、 電源スイッチのオフ動作の検出に応答して、記憶手段に
    格納されているユーザデータを2次記憶装置にセーブす
    るステップと、 このユーザデータのセーブ処理の終了に応答して、前記
    コンピュータシステムのステータスを前記記憶手段にセ
    ーブするステップと、 前記コンピュータシステムのステータスのセーブ処理の
    終了に応答して、前記システムをパワーオフするステッ
    プとを具備することを特徴とするサスペンド制御方法。
  6. 【請求項6】 バッテリによって動作可能なコンピュー
    タシステムのサスペンド制御システムにおいて、 前記コンピュータシステムの処理データを格納する記憶
    手段と、 前記システムのハードウェアとアプリケーションプログ
    ラムの中間に位置し前記システムの動作を管理するシス
    テム管理手段であって、前記記憶手段に格納されている
    ユーザデータを2次記憶装置にセーブする第1サスペン
    ド処理を実行する第1サスペンド手段を有するシステム
    管理手段と、 前記コンピュータシステムのステータスを前記記憶手段
    にセーブし、前記システムをパワーオフする第2サスペ
    ンド処理を実行する第2サスペンド手段と、 前記バッテリの容量低下を検出し、この検出に応答して
    前記システム管理手段の第1サスペンド手段に前記第1
    サスペンド処理を実行させる手段と、 前記第1サスペンド手段の前記第1サスペンド処理の実
    行終了に応答して、前記第2のサスペンド手段に前記第
    2サスペンド処理を実行させる手段とを具備することを
    特徴とするサスペンド制御システム。
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