JPH0613865B2 - 内燃エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents

内燃エンジンの点火時期制御装置

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JPH0613865B2
JPH0613865B2 JP13866285A JP13866285A JPH0613865B2 JP H0613865 B2 JPH0613865 B2 JP H0613865B2 JP 13866285 A JP13866285 A JP 13866285A JP 13866285 A JP13866285 A JP 13866285A JP H0613865 B2 JPH0613865 B2 JP H0613865B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、内燃エンジンの点火時期制御装置に関する。
背景技術 内燃エンジンのシリンダヘッド等の燃焼室を構成する部
材に燃焼室に連通する貫通孔を穿ち、これに電圧素子等
を用いた圧力センサを挿入した構成としてシリンダ内圧
変化をいわゆる指圧信号として得ることが出来る。ま
た、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間の結合部
分に圧力ゲージを介装して指圧信号を得る方式も考えら
れる。内燃エンジンの運転状態のにおけるエンジンシリ
ンダ内圧変化は第1図に曲線Aに示す如くなっているこ
とが分る。点火角θIGにて点火系をトリガすると点火
遅れθdをもって混合気に点火され、シリンダ内圧はそ
の後急上昇して最大圧力ピークP(以下指圧ピークと称
する)を経て降下する過程をたどる。
ところで指圧ピークのクランク角度位置は、エンジンが
最大出力を発揮する状態と関係することが知られてお
り、この最大出力を与えることができる指圧ピークのク
ランク角度位置は、図示のように上死点後(以下ATD
Cという)12゜〜13゜にあることが実験的に確かめ
られた。よって、このATDC12゜〜13゜の理想の
クランク角度位置とする。したがって、指圧ピークがA
TDC12゜〜13゜の理想のクランク角度位置となる
ように、点火時期θIGを定めるようにするのが望まし
い。
ところが、点火時期θIGを一定にしても指圧ピーク
は、エンジン運転状態によって刻々変化するものであ
り、試合ピークを最適位置に保持する点火時期制御装置
が望まれる。
そこで、指圧ピークシリンダ内圧を表わす指圧信号を得
て、この指圧信号のクランク角上でのピーク位置を指圧
ピーク位置データとしてエンジンサイクル毎に検知して
今回のエンジンサイクルにおける指圧ピーク位置データ
に基づいて次回エンジンサイクルの点火角を設定するフ
ィードバック点火時期制御系を構成することが考えられ
る。
ところが、毎エンジンサイクルにおいて必ず点火爆発が
生ずる訳ではなく、失火が生ずることがある。かかる場
合の指圧ピーク位置データは正常な運転状態についての
情報ではなく、かかる事情を除外するための何らかの対
策が望まれる。
発明の概要 そこで、本発明エンジン失火による悪影響を排除しつつ
指圧ピーク位置データ信号により点火角を制御する点火
時期制御装置を提供することである。
本発明による点火時期制御装置においては、指圧ピーク
位置データによって示される指圧ピーク位置が上死点位
置の近傍にあるときは失火サイクルであると判断してこ
のサイクルにおける指圧ピーク位置データを無視する構
成を採用している。
実施例 第2図は、本発明による点火時期制御装置を示してお
り、この装置においては、内燃エンジン(図示せず)の
燃焼室を形成するシリンダヘッド等の部材に貫通孔を穿
ちこれに圧電素子等の圧力センサをその検出ヘッドが燃
焼室内に露出するが如く密着挿通せしめるなどして得ら
れる指圧信号発生回路1が含まれている。クロック発生
回路2は、所定周期の又はエンジン回転に同期したクロ
ックパルスを生ずる。エンジン回転に同期したクロック
パルスを得る手段としてはクランクシャフトの回転に応
動して回転する円盤であって、等間隔にて多数のスリッ
トを有するスリット円盤にフォトカプラを組み合せてフ
ォトカプラの出力信号によってクロックパルスを得る手
段が公知である。基準位置発生回路3は、クランク角度
位置すなわちエンジン回転角度位置が基準位置に達した
ことを示す基準位置信号例えばTDC(TopDead
Center)のパルスを発生する。このTDCパル
スはクロック発生回路2に用いたスリット円盤にTDC
パルス用スリットを別に設けかつTDCパルス生成用フ
ォトカプラを設けることにより得ることが出来る。ピー
クホールド回路4は基準位置信号によってクリアされた
後指圧信号に最大値を保持し比較回路5は該最大値を指
圧信号自信が下回ったとき指圧信号を発する。クランク
角度位置測定用のカウンタ6はクロックパルスをカウン
トしかつ基準位置信号によりクリアされており、カウン
タ6のカウント値は例えば8ビットデータでありクラン
ク角の現在値を示している。ラッチ回路10は比較回路
5からのピーク検出信号がそのゲート端子gに供給され
る毎にカウンタ6のカウント値をラッチするようになっ
てる一方、デコーダ11は、カウンタ6のカウント値が
例えば63になったとき読取指令信号を点火角設定回路
8に供給する。カウント値63は、指圧ピーク値が生ず
ると予測されるクランク角より大きいクランク角に対応
しており、排気弁のバルブシーティングノイズが指圧信
号に混入しても影響を受けないような読み取りタイミン
グを得ている。点火角設定回路8は、これに応じてラッ
チ回路10の内容を読み取ってこのラッチ内容をクラン
ク角度上のピーク位置情報θpxと判断する。なお、デコ
ーダ11からの読取指令信号によってゲートを開くゲー
ト回路を経てラッチ内容を点火角設定回路8に供給する
構成も考えられる。点火角設定回路8は、マイクロプロ
セッサ等によって構成され、供給されるピーク位置情報
(データ)θpxを元にして後述するプログラムに従っ
て、所望の点火角θIGデータを点火指令回路9に供給
する。点火指令回路9は、基準位置信号を基準としてク
ロックパルスをカウントしてクランク過度現在値θig
を知り、この現在地θigと入力θIGとが一致したと
き点火スイッチSWの開放をなし、これにより点火トラ
ンスTの1次コイルに点火電流が流れて点火プラグ(図
示せず)にて点火がなされる。なお、点火角設定回路8
と点火指令回路9とによって点火指令手段が形成され
る。また、点火角設定回路8はエンジンパラメータセン
サ12からの諸エンジンパラメータすなわちエンジン回
路Ne、吸入負圧Pスロットル開度θth等を基にし
て動作するモードも備え得る。
第3図(A)〜(F)は上記実施例回路の動作を説明す
る信号波形図である。すなわち、基準位置信号及びクロ
ックパルスは各々第3図(A)、(B)において示され
るが如くである。指圧信号は第3図(C)の実線で示さ
れるが如く変化し、従って、ピークホールド回路4の出
力は第4図(C)の点線で示されるが如くである。比較
回路5は、指圧信号の極大点毎に第3図(D)の如きピ
ーク検出パルス信号を発する。第3図(E)はカウンタ
のカウント値の変化の様子を数字にて示している。
第3(F)はラッチ回路10のラッチ内容の変化の様子
を数字にて示している。第4図(G)はデコーダ11の
出力変化を示し、この場合、高レベルが読取指令信号で
ある。
第4図は第1図に示した装置の点火角設定回路8の点火
制御に関するプログラム例を示している。すなわち、点
火角設定回路8は、点火制御動作をなすに当って、ま
ず、点火角θIGを初期値θIGOに設定しておいてデ
コーダ11からのの読取指令信号を待ち、読取指令信号
を受けるとラッチ回路10のラッチ内容をピーク位置情
報θPXとして取り込むのである(ステップS
)。
次いでこのピーク位置情報θpxが上死点角度θTDC
例えば12゜の角度αとの和により大なるか小なるかを
判断し(ステップS)、大なれば点火角θIGをΔθ
だけ進角せしめ(ステップS)また、小なれば点火角
θIGを△θだけ遅角せしめる(ステップS)。以上
のスタートからエンドまでのステップSないしS
1サイクルの動作が、クロックパルスに応じて順次実行
されかつ該サイクル動作が繰り返されるのである。この
点については以下のプログラムも同様である。
第5図は点火指令回路9をマイクロプロセッサによって
形成した場合の動作プログラム例を示している。すなわ
ち、点火指令回路9は基準装置信号を検知すると(ステ
ップS11)、内蔵レジスタのクランク角現在値θigを
θTDC(若しくは所定値)にセットする(ステップS
12)。次いで、点火角設定回路8からの点火角データθ
IGを取り込んで(ステップ12)これをクランク角現在
値θigと比較しθig=θIGの条件が成立したとき
直ちに点火指令を発して(ステップS14,S15)、点火
スイッチSWを閉成せしめる。一方、θig≠θIG
場合θigに単位クランク角δθを加えて次のウログラ
ムサイクルに備える(ステップS16)。ステップS14
おいては、θig=θIGか否かの判断ではなく、θi
gとθIGとの差がδθより小なるか否かの判断とする
ことも考えられる。
上記例においては、ピーク位置データθPXがエンジン
サイクル毎に得られ、角サイクルにおけるθPXによっ
て次のサイクルのための点火角が決定される訳である。
第6図は、本発明による点火時期制御装置における点火
角設定回路8の動作プログラム例を示している。このプ
ログラムにおいては、デコーダ11からの読取指令信号
の存在時に指圧ピークデータθPXを読み取って(ステ
ップS,Sa)、θPXと(θTDC+α)との大
小を知って進角若しくは遅角せしめる(ステップS
a,Sa,Sa)基本的な流れは第4図のフロー
チャートにて示したプログラムと変らない。
しかし乍ら、本例においては、θPXを時系列的に生起
するデータ群として把え、N回目のエンジンサイクルに
おいて得られる指圧ピーク位置データをθPX(N)と
表わすことにしている(ステップS2a)。
ところで、エンジン失火の場合は、シリンダ内の燃焼が
発生せず、指圧ピーク位置はθTDCの近傍に生ずる。
また、エンジン失火の生じたサイクルにおける指圧ピク
位置データは正常燃焼によるものではないので次のサイ
クルの指圧ピーク位置制御の基礎とすることは適当では
ない。よって、まず、θPX(N)とθTDFを比較し
てその差がΔθを越えた場合のみθPX(N)の演算に
移る(ステップS2021)。この演算ステップS21にお
いては なる数式によって過去のエンジンサクル(N−1),
(N−2),……(N−n)回目のエンジンサイクルに
おける指圧ピーク位置データ値によって今回データ値を
補正してフィードバック系の安定性を増しているのであ
る。
上記数式のωnの具体例として、ω=ω=ω=ω
=1/5,ω=ω=ω=…=ωn=0として、過
去4回のデータと今回データとの平均値を今回データと
することも考えられる。平均の方式はこれに限定され
ず、適当な数回のデータの平均を取るのである。また、
ωn=(1/L)(L>1、n>0)とすることも考
えられる。
こうして得られたθPX(N)と(θTDC+α)との
大小によって進角及び遅角制御をなすのであるが(ステ
ップSa,Sa)、進角量△θと遅角量Δθ
を必ずしも等しい値とせず、フィードバック系の特性に
応じてΔθ>ΔθあるいはΔθ<Δθとするこ
とが出来る。また、Δθ,ΔθはθPX(N)と
(θTDC+α)との差の関数とすることも出来る。
一方、θPX(N)とθTDCとの差がΔθ以下のとき
はθPX(N)をθTDC+αに強制的に等しくしてお
いて(ステップS20a)、KK<Kmである限りK
をK+1として(ステップS22a,S23)遅角制御
(ステップSa)をなし、失火が連続してK≧K
mとなれば点火時期を再設定すべく初期化する(ステッ
プS24)。なお、|θPX−θTDC|>Δθのときは
を0として次のステップに入る(ステップS25)。
なお、破線lにて示す如く、エンジ失化の際遅角制御
をせずにそのまま次のプログラムサイクルに入るように
しても良い。これは、4サイクルエンジンにこの点火時
期制御装置を用いた場合に排気行程データを無視するよ
うにするのにもよい。こうすれば排気工程判別センサー
が不要となる。
第7図は、点火角設定回路8の更に別の動作プログラム
例を示している。すなわち、このプログラムにおいては
θPX(N)の制御目標値θPXiを(θTDC+α)
の単一の角度にせずΔθPXi±β(x)として制御目
標領域としている(ステップS30)。こうすることによ
り、フィードバック系全体の安定性を向上せしめてい
る。なお、β(x)のxはエンジ回転数Ne、スロット
ル開度θTH、エンジン吸入負圧Pのいずれか1とす
ることが出来る。また、これらのエンジンパラメータの
組み合せを変数としてβの値を変えることも考えられ
る。その他の点は第6図のプログラムと同様である。な
お、β(x)を定数βとすることも出来る。
第8図は、点火角設定回路8の別の動作プログラム例を
示している。すなわち、このプログラムにおいてはθ
PX(N)の制御目標値θPXiを固定せずθ
PX(N)の平均値θPX(N)(= とθPXiとの差を元のθPXiに加味して(2θPX
i−θPX(N))を新たなθPXiとしている(ステ
ップS31)。その他の部分は、第7図のフローチャート
にて示したプログラム例と同様である。
第9図は点火角設定回路8の別の動作プログラムを示し
ている。すなわち、このプログラム例においては、θ
PX(N)の制御目標値θPXiを単一の角度にせずθ
PXi±β(x)の目標領域にθPX(N)を収めるよ
うにフィードバック制御する点等については第7図のプ
ログラムと同様である。しかし乍ら、本プログラムにお
いてはθIGの補正量をθPX(N)のθPXiからの
偏位量{θPX(N)−θPXi}を変数とする奇数次
関数値F{θPX(N)−θPXi}としている。この
奇数次関数F(Z)は例えば、Z,Z,Z等の一般
式(Z−γ)にて表わされる単一変曲点を有する奇数
次関数である。特に、n≧3とするとθPX(N)の目
標値θPXiからの偏位量の増加に従ってフィードバッ
ク量が増すことになり、素早いフィードバック制御が期
待出来る。一方、フィードバック量が大きくなり過ぎる
とフィードバック系がハンチング状態になる恐れもある
故、最大フィードバツク量を制限している。以上の動作
を第8図のフローチャートのステップS32,S33,S34
によって遂行するのである。
また、この場合、失火が生じたら所定角度Δθだけ遅角
せしめるステップSa残し、かつこれを省略するもと
もあることを破線lにて示している。
第10図は、点火角設定回路8の更に別の動作プログラ
ム例を示している。すなわち、本プログラムにおいて
は、まず、諸エンジンパラメータのうちエンジン回転数
のNe、スロットル開度θth、吸入負圧Pを所定基
準値Nr,θr,Prと各々比較して、これら基準値を
超えない範囲においては、点火角θIGを固定点火角θ
IGrに固定する(ステップS40,S41,S42
43)。基準点火角θIGrはエンジ回転数等のエンジ
ンパラメータによって変動せしめるか該エンジンパラメ
ータによるマップ値から選択することも考えられる。ま
た、Ne,θth,PBのいずれかが基準値Nr,θ
r,Prを各々超えた場合フィードバック制御動作に入
るようになっている。このように、エンジンパラメータ
に応じてフィードバック制御によるθIG決定と固定θ
IGとの切換えをなす理由について説明すれば、まず、
エンジン回転数が低いときはシリンダ内での爆発による
指圧ピークよりも空気圧縮による上死点近傍での指圧ピ
ークの方が大きく表われているためである。この場合の
指圧変化を第11図の一点鎖線で示している。また、ス
ロットル開度が小又は吸入負圧が大であるということは
低負荷あるいは極低スロットル開度状態であることを示
しており、かかる場合の指圧変化を第11図の実線カー
ブにて示す。この場合も最大指圧ピーク位置がTDC近
傍にあり、点火角をフィードバツク制御するには適当で
ないのである。なお、第11図の点線カーブは通常運転
下における指圧変化の様子を示している。なお、ステッ
プS41とS42はいずれかを省略することも出来る。
エンジン運転状態が低エンジン回転状態、極低スロット
ル開度、軽負荷状態のいずれでもなく通常の運転状態で
あることを判定すると、指圧ピーク位置θPX(N)の
読み取りに入っても良い。しかし、このプログラムにお
いては、前回サイクルでの設定点火角θIG(N−1)
と前々回サイクルでの設定点火角θIG(N−2)との
差ΔθIG(N−1)を演算しておく(ステップ
44)。次に読取指令信号の存在を検知すると指圧ピー
クデータθPX(N)を取り込むのである(ステップS
,Sa)。この後で、ステップS44の内容を実行す
るようにしても良い。
次いで、今回θPX(N)と前回θIX(N−1)との
差ΔθPX(N)を演算し(ステップS45)、既に得て
いるΔθIG(N−1)に対するΔθPX(N)の比K
(N)を得る(ステップS46)。次いで、ステップ
20,S21,S22,S23,S24,S25,Sa)につい
て第6図と同様に実行する。
そうして、θPX(N)の目標値との比較結果に応じて
前回θIG(N−1)を進角若しくは遅角させるに当っ
て、K(H)・Δθ若しくはK(N)・Δθだけ前
回θIG(N−1)を減少若しくは増加させるのである
(ステップS47,S48)。
これは、今回ピーク位置θPX(N)は前回の設定点火
角θIG(N−1)によるものであり、前回ピーク位置
θPX(N−1)は前々回設定点火角θIG(N−2)
に対応することから、θIG(N−2)からθIG(N
−1)への変化分ΔθIG(N−1)によるθPX(N
−1)からθPX(N)への変化分ΔθPX(N)への
影響の度合をK(N)によって表わしてこれを次回エン
ジンサイクルの点火のための今回設定点火角θ
IG(N)の進角若しくは遅角制御に反映させる訳であ
る。
第12図は、クロック発生回路2として水晶発振器等を
発振器を用いてエンジン回転数に無関係な一定周波数の
クロックパルス信号を発生するようにした場合に点火角
設定回路8に用いて有用なサブルーチンプログラムであ
る。
このサブルーチンプログラムを含む点火角設定回路8は
TDCパルス等の基準位置信号が存在するや否やを反別
して(ステップS50)、存在しない場合は基準位置信号
の不存在期間が(Kmxクロック周期)を超えたかど
うかを判定し(ステップ51)、越えていなければ定数K
に1を加算して終了する(ステップ52)。基準信号不
存在期間が(Kmxクロック周期)と越えると設定点
火角θIGを初期値θIGOに戻し、Kをゼロとし、
このときのθPXデータを無視するキャンセンルフラー
グをこのθPXデータに付加する(ステップS53)。な
お、基準位置信号の存在を検知するとKをゼロとする
(ステップS54)。
これは、所定時間以上基準位置信号が得られないとエン
ジン停止と判断して次のエンジン始動に備えるためであ
る。
発明の効果 以上のことから明らかな如く、本発明による点火時期制
御装置ににおいては、指圧ピーク位置データによって示
される指圧ピーク位置が上死点近傍にあることを検知す
ると失火と判断してその際の指圧ピーク位置データを無
視することにしているのでエンジ失化が生じても好適な
点火時期制御がなされるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エンジンシリンダの内圧変化を例示するグラ
フ、第2図は、本発明の実施例を示す回路図、第3図は
第2図装置の動作を示す信号波形図、第4図及び第5図
は第2図の装置マイクロプロセッサによって構成される
部分の動作プログラムを示すフローチャート、第6図な
いし第10図及び第12図は第2図の点火角設定回路の
動作モードプログラムを示すフローチャート、第11図
は指圧変化カーブが運転状態に依存することを示すグラ
フである。 主要部分の符号の説明 8……点火各設定回路 9……点火指令回路 10……ラッチ回路 11……デコーダ SW……点火スイッチ T……点火トランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃エンジンのエンジン回転角度位置が基
    準角度位置に達する毎に基準位置信号を発する基準位置
    信号発生手段と、エンジンシリンダ内圧を表わす指圧信
    号を発生する指圧信号発生手段と、1の基準位置パルス
    発生から次の基準位置パルスまでの指圧信号の最大ピー
    ク位置を表わす指圧ピーク位置データ信号を順次発生す
    るピーク位置検出手段と、前記指圧ピーク位置データ信
    号に基づいて点火角を順次設定する点火角設定手段と、
    前記点火角設定手段による設定点火角にてエンジン点火
    を指令する点火指令手段とからなる内燃エンジンの点火
    時期制御装置であって、前記点火角設定手段は前記指圧
    ピーク位置データ信号のデータ値を順次記憶する記憶手
    段と、前記記憶手段に記憶された複数のデータ値を合成
    して得られる合成データ値を得る合成手段と、前記合成
    データ値に新たな指圧ピーク位置データ信号としてこれ
    に基づいて点火角を進角若しくは遅角せしめる点火角調
    整手段とを含み、前記点火角度設定手段は、前記指圧ピ
    ーク位置データ信号のデータ値と上死点位置データ値と
    の差が所定値より小なるとき失火検知をなして前記合成
    手段の動作を禁止する失火検知手段とからなることを特
    徴とすることを特徴とする内燃エンジンの点火時期制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記失火検知手段は、失火検知の際の点火
    時期を維持若しくは遅角せしめることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の点火時期制御装置。
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