JPH06138549A - 反射型スクリーンの製造方法 - Google Patents

反射型スクリーンの製造方法

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JPH06138549A
JPH06138549A JP4311434A JP31143492A JPH06138549A JP H06138549 A JPH06138549 A JP H06138549A JP 4311434 A JP4311434 A JP 4311434A JP 31143492 A JP31143492 A JP 31143492A JP H06138549 A JPH06138549 A JP H06138549A
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JP
Japan
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screen
reflection
ink
reflecting
printing
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JP4311434A
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Inventor
Senhiko Yamada
千彦 山田
Teruo Suzuki
輝男 鈴木
Tsutomu Yoshida
勉 吉田
Akira Yoshikawa
晶 吉川
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フレネルレンズのカットパターンのごとくに複
数の反射部を配列して、そして反射部の傾斜している反
射面が全体としてアールを構成するようにしたスクリー
ンを、しかも凹凸を実現できる印刷方式で得ることがで
きるようにし、巻き取ることができて使用勝手のよい反
射型スクリーンを低コストで製造する。 【構成】反射型スクリーンの反射部2それぞれを、イン
キを重ね刷りして設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射型スクリーンの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、会議や映写会などにおいてO
HP(オーバーヘッドプロジェクタ)、16mmや8m
mフィルムを用いる映写機などの機器が用いられている
ととに、近年のビデオプロジェクタの普及により一般家
庭においてもホームシアターと称して映画などを映写に
て鑑賞する機会が多くなってきている。
【0003】これらの機器に対して被投影側のスクリー
ンとしては、従来からつぎのものが用意されており、用
途に応じて選択されて使用されていた。 ホワイトスクリーン:軟質PVC製であり、反射面と
して白色のPVCが使用されている。その表面にエンボ
ス加工が施されているものもある。 シルバースクリーン:のホワイトスクリーンより明
るい像が得られるのが特長であり、軟質の白色PVCシ
ート上にシルバーインキを塗布したものである。 高輝度スクリーン:軟質のPVCシート上にアルミ蒸
着フィルム層を設けたり、アルミ板そのものを反射面と
したものであって、、、の内で一番明るい像が得
られる。 ビーズスクリーン:軟質の白色PVCシート上に0.
1mmφ程度のガラスビーズが一面に均一にして接着さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1は上記のスクリー
ンそれぞれの反射特性を示していて、図中aはスクリー
ン、bは映写機などの投影装置である。そして観察者は
投影装置bの周りにいるものとする。(A)において
は、、、のスクリーンの反射特性を表していて、
図に示すように鏡面反射が主になるため、特にスクリー
ンaの周縁部では、観察者の方向に戻る光が少なく、観
察者側からスクリーンa全体を見たとき、スクリーンa
の中心部が明るく、周縁部では暗いものとなっている。
これは、投影装置の投影角度が大きいほど、そしてスク
リーンへの投影範囲が大きければ大きいほど顕著に現れ
てくるものである。特に家庭用として用いられるビデオ
プロジェクタなどの機器では投影角度が大きく、また投
影範囲も大きいことから、前述した点が現れ易い。
【0005】(B)においては、のスクリーンの反射
特性を表していて、図に示すように、再帰性反射による
ため上述した問題は生じない。観察者にとって投影装置
のレンズのワイド化(投影角度の拡大)や投影面の拡大
に関係無く、投影面全体が明るい状態の画像を得ること
ができる。しかし、製造の困難さなどからこのビーズス
クリーンは高価であり、大量生産することができないと
いう問題がある。
【0006】上記した点から(C)に示すスクリーンa
が案出できる。すなわち、(C)は、のスクリーンに
おいて裏面側に補強板を配して裏面側に凸とし、反射面
にアールを設けたものを表している。このように凹面鏡
のごとくにすることによって、鏡面反射ではあるが再帰
性反射と同じ特性を持たせることができるようになる。
この場合、反射面に付けるアールは一方向(投影装置か
ら左右に広がる光に対して再帰性を持たせるようにする
場合)でもよく、また二方向(投影装置から上下左右に
広がる光に対して再帰性を持たせるようにする場合)で
もよい。
【0007】このように比較的安価に提供されている
のスクリーンでもビーズスクリーンに近しい特性を持た
せるようにすることができる。しかしながら、従来から
使用されている、、、のスクリーンが何れも巻
き取ることができるのに対して、このアールを付けた
のスクリーンではその形状が固定されて巻き取ることが
できず、作り付けとする場合以外には使用できず、ま
た、製造コストを引き上げるという問題も発生する。
【0008】そこで本発明者らは板状でありながら光束
制御できるフレネルレンズに着目したものであり、本発
明は上記した事情に鑑み、フレネルレンズのカットパタ
ーンのごとくに複数の反射部を配列して、そして反射部
の傾斜している反射面が全体として断面アールを呈する
反射面を構成するようにしたスクリーンを、しかも凹凸
を実現できる印刷方式で得ることができるようにするこ
とを課題とし、巻き取ることができて使用勝手のよいス
クリーンを低コストで製造することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、スクリーンの基体に、傾斜し
た反射面を有して断面略三角状の複数の反射部がフレネ
ルカット状パターンにして、前記スクリーン中央から辺
部に向けて順に配設された反射型スクリーンであって、
該反射型スクリーンの前記反射部それぞれを、インキを
重ね刷りして設けることを特徴とする反射型スクリーン
の製造方法を提供して、上記課題を解消するものであ
る。
【0010】
【作用】シート状物の片面に形成される反射面を凹凸状
とする方法としては、エンボス加工が採用できる。しか
し、上述したスクリーンが得られるような大型の、しか
もフレネルレンズのカットパターンの如くに反射面をパ
ターン化するエンボス型は、現状の技術では作成するこ
とができない(なお、40〜50インチサイズ位まで
は、そのエンボス型が切削加工にて得ることができる
が、それ以上のサイズのものは不可能である)。そして
さらにスクリーンを効率良く生産する上で反射面を凹凸
状にしようとすると、押し出し成形などで採用されるエ
ンボスロールが必要となってくるが、そのエンボスロー
ル表面にフレネルレンズのカットパターンのような切削
を行うことは非常に困難、或いは不可能である。
【0011】これを、凹面鏡、およびその反射面をフレ
ネルカット状に分割する点から説明すると、図2におい
ては凹面鏡および反射鏡の断面を表していて、(A)は
反射面dが連続している凹面鏡cであり、(B)、
(C)は(A)の反射面dと同機能を有するようにフレ
ネルカット状に同心として分割された反射面eを有する
板状の反射鏡fである。(B)、(C)の違いは、
(B)では厚さが一定となる反射鏡であり、(C)では
カットによる谷部分の高さを一定にした反射鏡である。
図に示されているように、傾斜した反射面eを有する各
反射部の断面は三角形となっているが、反射鏡fの中心
から周囲にかけてその形状は均一ではなく変化してお
り、中心部分は反射面eの傾斜が0度となり、その中心
部分から離れるにしたがって傾斜がきつくなっていく
(理論的には90度まであり得ることになる)。このよ
うなフレネルカット状に分割されている反射面を得るこ
とは機械的に困難で、大体40インチサイズまでの反射
鏡が得られるに留まっており、スクリーンとして要求さ
れるような80インチサイズから12インチサイズ、ま
たはそれ以上のサイズの反射鏡は実際上、不可能であ
る。
【0012】そこで本発明では、反射面の作成に際して
上記エンボスロールを用いることなく、反射面が全体と
してアールを形成するようなパターンで反射部を設けよ
うとするものであり、光反射性塗料の重ね刷りにて反射
部を形成することにより、前記反射面が得られるように
なる。
【0013】
【実施例】つぎに本発明を図3から図7に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。本発明は光反射性塗料の重ね
刷りにて反射部を設けようとするものであり、スクリー
ンの基体に、傾斜した反射面を有して断面略三角状の複
数の反射部を帯状にして、スクリーン中央から周縁に向
けて順に配設し、前記反射面をフレネルカット状のパタ
ーンにして反射面全体として所望の凹面反射面が形成さ
れるようにする。採用できる印刷方式は活版(凸版)印
刷、オフセット印刷など色々あるが、インキの盛りを多
くできる印刷方式がよく、その印刷方式の一つであるシ
ルク印刷はスクリーン版の厚さのインキを被印刷体上へ
転移させることができることから、一回の印刷で10μ
m程度の厚さでインキを盛ることが容易である。
【0014】フレネルカット状のパターンにおけるピッ
チは観察者がスクリーン上の画像を観て目立たないよう
にすればよく、そのピッチはスクリーンから観察者まで
の距離の1/1700〜1/3400、そしてそれより
小さければよいことが生理光学的に分かっている。例え
ば、観察距離が約3mである場合、前記ピッチは約1m
m以下であればよいことになる。しかしながら、スクリ
ーン周辺部ではその表面の角度が投影光に対して45度
位になることがある。もし、ピッチを1mmと設定する
と反射部の高さも1mmとなり、上述した一回のシルク
印刷により10μmでインキを盛っても、高さ1mmを
満足させるには(高さ1mmの反射部を得るには)その
印刷を100回することになり、煩雑なものとなる。よ
って後述するように製版上(フィルム作成上)、許され
る可能な範囲でピッチを小さくする方が印刷回数を減ら
せることが分かる。
【0015】図3はフレネルカット状のパターンで反射
面が配列する複数の反射部を得る方法を示す。図3にお
いて(A)は光学的設計値から設定できる反射面1を有
する反射部2の断面を概略的に示している。(B)は前
記反射部2を印刷で形成する上での盛り量を、等高線3
を書き込むことにより模式図的に示している。(C)は
前記(B)にて示された同一高さごとの各反射部2の盛
り幅4を得るための印刷用フィルム5(印刷版形成用の
もの)を示しており、各フィルム5において6はフィル
ムベースであり、7は画線部を表現している。このフィ
ルム5から版が形成され、画線部7に対応した部分にイ
ンキが盛られることになる。
【0016】図3の(D)は上記フィルム5から得られ
た版を用いてシルク印刷により作成されたスクリーン8
を示している。すなわち、各反射部2の等高位置が上が
るに従がい盛り幅が順に小さくなるようにしてインキ9
をスクリーンの基体10に盛り重ねて、所定の配列とさ
れた複数の断面三角形の反射部2を得るようにしたもの
である。盛られるインキ9のエッヂ形状の実際は角が垂
れているため図のような階段状とはならず、上記(A)
にて示した断面が再現できる。そして各反射部2では重
ね盛りされたインキのエッヂが垂れて連続し、そしてイ
ンキとして光反射性塗料が用いられているため斜面が反
射面となる。上記シルク印刷の被印刷体、すなわちスク
リーンの基体10は軟質PVCで代表される軟質フィル
ムとし、シルク印刷のインキは硬化後も軟らかい材質の
ものを選択する。これによって、凹面鏡と同機能を有す
る反射面を備え、巻き取ることのできるスクリーンとな
る。
【0017】分割された複数の反射面の配列パターンを
一方向性円筒状とする場合(反射面全体で凹面鏡と同じ
光反射特性を形成するようにして、その想定される凹面
鏡が円柱面としたもの。例えば、投影装置からスクリー
ンに対して左右に広がる光が投影装置側に戻るようにす
る場合)、図4の(A)に示すように印刷用フィルム5
はその画線部7が直線である万線パターンとなる。ま
た、分割された複数の反射面の配列パターンを多方向性
(上下左右の二方向)球面状(反射面全体で凹面鏡と同
じ光反射特性を形成するようにして、その想定される凹
面鏡を球面とする)とする場合、図4の(B)に示すよ
うに、前記画線部7が同心円状のパターンとなる。
【0018】つぎに現状の機械切削による型を用いた場
合では実現できない大型のスクリーンの製造について具
体的に述べる。得ようとするスクリーンのサイズが10
0インチサイズである場合(縦横比3:4の場合、縦1
524mm、横2032mm)、印刷機においては2m
幅のものもあり、スクリーン基体への印刷は可能であ
る。ここで問題となるのは印刷用フィルムをどのように
して作成するかである。現状では、ICのフォトマスク
においてその精細化が急速に進んでおり、マスクパター
ンを検版するための2m幅のフィルムが存在する。そし
て、5インチサイズのフォトマスクを得るための技術手
法を使用すると、約100mmサイズで前記スクリーン
を得るための画線パターンが形成できる。縮小率1/2
0である。反射面の配列ピッチを0.5mmとすると、
フォトマスク上のピッチは25μmとなるが、フォトマ
スクの加工精度上に何の問題もなく作画することができ
る(現状のフォトマスク技術では0.1μm以下で加工
できる)。
【0019】上記図3においての(A)から(B)の過
程で何枚の印刷用フィルムを作成すればよいかを求める
ことができる。そして、印刷部における等高位置ごとに
対応した画線パターンをフォトマスクに作成し、これを
カメラにて大版フィルムに拡大し、位置合わせ用のマー
ク(トンボなど)を入れて、画線パターンを有する印刷
用原版を形成する。上記印刷用原版から得られた印刷用
フィルムを作成し、この印刷用フィルムを用いて印刷版
を作成する。そして各印刷版を用いてインキを重ね盛り
して所定の反射部が形成される。反射面1を設ける上で
二種類の方法が可能である。一つは反射率のよいシルバ
ーインキを用いて、そのインキのエッヂ部分の連続をそ
のまま反射面とするものである。前記シルバーインキに
代えて白色インキを用いることも可能であるが、白色イ
ンキの場合では再帰性が弱くなる。もう一つは色彩に関
係なく印刷を行って断面三角形状の反射部を設け、その
全面にアルミ蒸着を施す方法であり、もし、ギラギラす
るような場合には必要に応じてマット材(拡散材)を表
面にコートすることも可能である。
【0020】図5のAに標準的なスクリーンの反射特性
の一例を示した。そして図5の(B)に示すように、投
影装置bから照射された光(画像)はスクリーンa上で
反射して上下左右に広がる。通常、反射特性上、左右に
広がる度合い(角度)hと上下に広がる度合い(角度)
iは同じであり、スクリーンの製造上、このように方向
性が無いと安価に製造できる。しかしながら、実際、観
察者の顔の位置は複数人の場合、左右に並ぶことが多
く、上下に並ぶことは極めて少ない。すなわち、投影装
置から照射された光を有効に反射させ、観察者側にとっ
て少しでも明るい画像を得られるスクリーンとするに
は、反射特性として左右に広く上下に狭く反射する特性
が実際的なものとなる。そして、標準的と言われている
値は、 左右の反射角=2×上下の反射角 である。また、反射特性を表すには二つの数値が使われ
ている。反射光の強さを表すスクリーンゲイン(SG)
であり、角度0度における反射光で表される。もう一つ
は半値角と言われ、SG値/2となる角度で表される。
図5の(A)で表されたスクリーンの場合、SG値=
6、半値角は左右の反射の広がりで±30度、上下の反
射の広がりで±15度を示している。なお、グラフにお
いて実線は左右の特性を表し、破線は上下の特性を表し
ている。
【0021】そこで他の実施例として図5の(A)に示
された反射特性を得ることができるようにする点を示
す。このような反射特性を得るために二つの手段があ
る。一つは、図4の(C)に示すように、それぞれ画線
部7が横長の楕円状となっているパターンの印刷用フィ
ルム5を用いて上述した方法によりスクリーンを得る。
なお、この図4における画線部7は一部のみが示されて
いる。またもう一つは、反射面全体で想定されている凹
面鏡を非球面とする方法である。図6は反射面全体で想
定される凹面鏡11を表していて、(A)においては上
述してきた実施例の場合であり、球面形状の反射面12
を有する凹面鏡11を示している。そして、(B)が非
球面形状とした反射面12を有する凹面鏡11を示して
いる。すなわちこの(B)において示されているよう
に、スクリーンの中央部側およびその周辺側では反射面
1(反射部2における反射面)の傾斜が緩やかであり、
スクリーンの辺部側において反射面1の傾斜を大きくし
ている。そして、非球面となっている前記凹面鏡11の
断面の設定としては、図7の(A)に示すように楕円1
3における短軸側線分13aの形状としたり、図7の
(B)に示すように楕円13における長軸側線分13b
の形状とすればよい。
【0022】そして反射面全体が非球面の凹面鏡を想定
する上記のスクリーンを作成する上で、反射面1の設計
としては、上記図4の(C)に示されたパターンとする
か、また、図6の(B)に基づいて説明したように配列
パターンは同心円状として辺部側の反射面の傾斜を大き
くするか、或いは、この両方を組み合わせるようにすれ
ばよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スクリーンの基体に、傾斜した反射面を有して断面略三
角状の複数の反射部がフレネルカット状パターンにし
て、前記スクリーン中央から辺部に向けて順に配設され
た反射型スクリーンにおいて、該反射型スクリーンの前
記反射部それぞれを、インキを重ね刷りして設けること
を特徴とするものである。これによって、再帰性のある
反射面を有したスクリーン、しかも巻き取ることのでき
るスクリーンを、印刷手法によって製造することができ
るようになり、大型の反射型スクリーンを安価にて提供
できるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】反射型スクリーンの反射特性を示す説明図で
(A)は主に鏡面反射を行うスクリーンの反射特性を示
し、(B)は主に再帰性反射を行うスクリーンの反射特
性を示し、(C)は凹面とすることにより再帰性反射を
行うスクリーンの反射特性を示す。
【図2】フレネルカット状のパターンで分割される反射
面の説明図で(A)は凹面鏡の断面を示し、(B)は反
射部先端の高さを揃えた反射鏡の反射面の配列パターン
を示し、(C)は反射部間の谷部分の高さを揃えた反射
鏡の反射面の配列パターンを示す。
【図3】本発明にかかる反射型スクリーンの製造方法に
おいて想定される反射部の断面形状からスクリーンを作
成するまでの過程を示す説明図で(A)は光学的に想定
される配列された反射部の断面を示し、(B)は想定さ
れた反射部の等高位置を示し、(C)は反射部の等高位
置における反射部配列パターンを画線部として備える印
刷用フィルムを示し、(D)は作成されたスクリーンの
断面を概略的に示す。
【図4】印刷用フィルムにおける画線部のパターンを示
す説明図で(A)は複数の反射面の配列パターンを一方
向性円筒状とする場合における画線部のパターンを示
し、(B)は複数の反射面の配列パターンを多方向性球
面状とする場合における画線部のパターンを示し、
(C)は複数の反射面の配列パターンを多方向性非球面
状とする場合における画線部のパターンを示す。
【図5】標準的な反射型スクリーンの反射光の強さを示
す説明図で(A)はその反射光の強さをグラブにて示
し、(B)は計測方法を示す。
【図6】本発明において複数に分割される反射面を設定
する上で想定される凹面鏡の断面を示す説明図で(A)
は球面状の凹面鏡を示し、(B)は非球面状の凹面鏡を
示す。
【図7】想定される非球面の凹面鏡における反射面形状
の設定方法を示す説明図で(A)は設定基の基になる楕
円における短軸側線分を示し、(B)は長軸側線分を示
す。
【符号の説明】
1…反射面 2…反射部 5…印刷用フィルム 8…スクリーン 10…基体 11…凹面鏡 12…凹面鏡の反射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 晶 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンの基体に、傾斜した反射面を有
    して断面略三角状の複数の反射部がフレネルカット状パ
    ターンにして、前記スクリーン中央から辺部に向けて順
    に配設された反射型スクリーンであって、 該反射型スクリーンの前記反射部それぞれを、インキを
    重ね刷りして設けることを特徴とする反射型スクリーン
    の製造方法。
  2. 【請求項2】上記反射部にはアルミ蒸着が施される請求
    項1に記載の反射型スクリーンの製造方法。
  3. 【請求項3】フレネルカット状パターンにして配設され
    る複数の反射部の反射面は、凹面鏡と同じ光反射特性を
    形成するように設けられている請求項1または2に記載
    の反射型スクリーンの製造方法。
  4. 【請求項4】前記凹面鏡は円柱面形状のものである請求
    項3に記載の反射型スクリーンの製造方法。
  5. 【請求項5】前記凹面鏡は球面形状のものである請求項
    3に記載の反射型スクリーンの製造方法。
JP4311434A 1992-10-27 1992-10-27 反射型スクリーンの製造方法 Pending JPH06138549A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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