JPH06137740A - 低温庫 - Google Patents

低温庫

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JPH06137740A
JPH06137740A JP29020492A JP29020492A JPH06137740A JP H06137740 A JPH06137740 A JP H06137740A JP 29020492 A JP29020492 A JP 29020492A JP 29020492 A JP29020492 A JP 29020492A JP H06137740 A JPH06137740 A JP H06137740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
cooling
low temperature
cold storage
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP29020492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kawaguchi
剛 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH06137740A publication Critical patent/JPH06137740A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄冷剤の融解潜熱を利用して貯蔵室内を冷却
する低温庫において、外部からの電源供給を不要とし、
使用性を向上させる。 【構成】 低温庫1の断熱箱体4内に貯蔵室6を構成す
る。その融解潜熱により貯蔵室6内を冷却する蓄冷剤7
を設ける。貯蔵室6内及び蓄冷剤7を冷却する冷却パイ
プ8を設ける。断熱箱体4の外面に太陽電池12を取り
付ける。太陽電池12の出力より電動圧縮機10を駆動
する電源を生成するインバータ回路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄冷剤の融解潜熱を利
用して貯蔵室内を冷却する低温庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種低温庫は生鮮食品等の低
温物品の流通システムにおいて使用され、トラック等の
配送車の荷台に積載されて低温庫ごと輸送されるもので
あり、従って輸送中は外部からの電源供給が断たれるた
め、例えば実開平3−83784号公報(F25D11
/00)に蓄冷式冷却コンテナとして示される如くバッ
テリーを搭載し、低温庫の断熱箱体内には低温物品を収
納する貯蔵室を構成すると共に、蓄冷剤を配設してこの
蓄冷剤の融解潜熱により冷却された冷気をバッテリーか
ら給電される直流(DC)送風機により前記貯蔵室に循
環して冷却する構成が採られている。
【0003】従って、蓄冷剤は凍結させた状態で使用し
なければならないため、前記公報では低温庫に電動圧縮
機及び蒸発器等から構成される冷却装置を搭載し、配送
ベース等の商用交流電源のある場所にて前記電動圧縮機
を駆動させて蒸発器により蓄冷剤を凍結させ、その後、
低温庫を交流電源から離して配送車に載せる方法を採っ
ていた。この場合、低温庫には接続された交流電源を整
流するバッテリーチャージャーを設け、バッテリーは蓄
冷剤を凍結させている最中に、このバッテリーチャージ
ャーによって充電されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では低温庫の輸送中における冷却源が蓄冷剤のみであ
るため、どうしても輸送中の冷却時間に限界がある。ま
た、配送ベースにおいて一定時間以上商用電源を接続
し、蓄冷剤の凍結運転を行わなければならないため、人
手や準備時間を要し、トラック等の配送車の運行調整も
煩雑となる問題があった。
【0005】本発明は係る従来技術の課題を解決するた
めに成されたものであり、蓄冷剤の融解潜熱を利用して
貯蔵室内を冷却する低温庫において、外部からの電源供
給を不要とし、使用性を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の低温庫1は、断
熱箱体4内に構成された貯蔵室6と、その融解潜熱によ
り貯蔵室6内を冷却する蓄冷剤7と、貯蔵室6内及び蓄
冷剤7を冷却する冷却装置(冷却パイプ8)と、断熱箱
体4の外面に取り付けられた太陽電池12と、この太陽
電池12の出力より冷却装置の電動圧縮機10を駆動す
る電源を生成する電源生成装置(インバータ回路)14
とを具備していることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、日中の太陽光が当たる時間帯
には太陽電池12が発電を行い、電源生成装置(インバ
ータ回路)14はこの太陽電池12の出力より冷却装置
の電動圧縮機10を駆動する電源を生成するので、冷却
装置(冷却パイプ8)は冷却作用を発揮し、貯蔵室6内
の低温物品及び蓄冷剤7はこの冷却装置(冷却パイプ
8)により冷却される。これによって貯蔵室6内の低温
物品は保冷されると共に、蓄冷剤7は凍結される。従っ
て、配送ベースにおいて商用交流電源により蓄冷剤7の
凍結運転を行う必要がなくなる。
【0008】また、夜間や低温庫1が屋内にある場合に
は太陽電池12の発電は停止するが、その場合は蓄冷剤
7の融解潜熱により貯蔵室6内の低温物品を冷却するこ
とができる。
【0009】
【実施例】次に、図面において本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の低温庫1の縦断側面図、図2は低温
庫1の前方斜視図、図3は低温庫1の後方斜視図、図4
は低温庫1の電気回路のブロック図である。尚、実施例
において低温庫1としては、トラック等の配送車に積載
されて目的地まで運ばれ、しかも輸送中に収納された物
品の冷却を行えるように構成された所謂コールドロール
ボックスと称される低温庫を例にとり説明する。
【0010】図1乃至図3において、低温庫1は、その
底部に移動用の車輪2を具備し、前面に開口を有した断
熱箱体4と、前記開口を開閉自在に閉塞する断熱扉5と
から構成されている。前記断熱箱体4内には食品等の低
温物品を収納するための貯蔵室6が構成されており、該
貯蔵室6の天面には蓄冷剤7が着脱交換可能に取り付け
られている。断熱箱体4の天壁4A下面の断熱材側には
冷却装置を構成する冷却パイプ8が埋設されており、前
記蓄冷剤7はこの冷却パイプ8と熱交換関係に取り付け
られると共に、冷却パイプ8の冷却作用は直接貯蔵室6
内をも冷却可能とされている。
【0011】断熱箱体4の後下隅部には機械室9が構成
されており、この機械室9内には前記冷却パイプ8と共
に冷却装置の周知の冷凍サイクルを構成する電動圧縮機
10が設置されると共に、バッテリー11が収納されて
いる。更に、断熱箱体4の外面である天壁4A上面には
太陽電池アレイから構成された太陽電池12が、略その
前面に渡って取り付けられている。この太陽電池12は
太陽光が照射されている状態で発電し、所定の直流電圧
を発生するものである。
【0012】次に図4において、上記太陽電池12の出
力はインターフェース回路13に入力され、このインタ
ーフェース回路13の出力は電源生成装置としてのイン
バータ回路14に入力されている。このインバータ回路
14には前記冷却装置の電動圧縮機10が接続されると
共に、前記インターフェース回路13には前記バッテリ
ー11が接続されている。
【0013】以上の構成で低温庫1の動作を説明する。
日中低温庫1が配送ベースにおいて屋外に放置され、或
いは、配送車の荷台に積載されている状態で断熱箱体4
の天面の太陽電池12に直射日光が照射されると、太陽
電池12は発電を開始し、それによって発生した直流電
圧はインターフェース回路13に入力される。インター
フェース回路13では太陽電池12の出力電圧がインバ
ータ回路14を駆動する電圧に変換されると共に、イン
ターフェース回路13は太陽電池12の発電する電力が
電動圧縮機10を駆動することができる電力に足りてい
るか否か判定し、足りない場合は回路を遮断して電動圧
縮機10の運転を禁止する。即ち、天候が優れず、或い
は屋内に低温庫1が置かれている状態等にインバータ回
路14に供給される電力が少ない場合には電動圧縮機1
0の運転を禁止する。
【0014】一方、太陽電池12の発電する電力が電動
圧縮機10を駆動する電力に足りる場合には、インター
フェース回路13はインバータ回路14に直流電圧を印
加し、インバータ回路14は印加された直流電圧を交流
電圧に変換して電動圧縮機10を駆動する。このとき、
インバータ回路14は出力する交流電圧の周波数を制御
することにより電動圧縮機10を緩やかに起動すると共
に、以後貯蔵室6内の負荷に応じて周波数を多段階で調
整する。これによって、電動圧縮機10に流れる電流を
抑制し、太陽電池12に加わる負荷を低減して電動圧縮
機10の運転を円滑に行う。
【0015】係る電動圧縮機10の運転により冷却パイ
プ8は冷却作用を発揮し、それによって蓄冷剤7の凍結
と貯蔵室6の冷却が行われる。従って、日中太陽光が太
陽電池12に照射されている状況では、貯蔵室6内の低
温物品は冷却パイプ8により冷却されると同時に、蓄冷
剤7の凍結も行われる。そして、夜間や屋内に低温庫1
が持ち込まれて太陽電池12の発電が停止すると、前述
の如くインターフェース回路13が電動圧縮機10の運
転を禁止するので、以後は、蓄冷剤7の融解潜熱により
貯蔵室7内は冷却されることになる。
【0016】ここで、軽負荷時等にインバータ回路14
へ供給する電力に余剰が生じた場合、或いは電動圧縮機
10が停止している場合には、太陽電池12の発電電力
をバッテリー11に充電する。そして、前述の如く太陽
電池12の発電電力が不足する場合等には、このバッテ
リー11から電力を引き出し、太陽電池12の発電する
電力に加えてインバータ回路14に供給する。従って、
天候が優れない場合や、屋内においてもできるだけ電動
圧縮機10を運転して貯蔵室6及び蓄冷剤7の冷却がで
きるようにしている。但し、インターフェース回路13
はバッテリー11保護のため、その電圧が一定値より低
下した場合は放電を遮断する機能を有する。
【0017】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の低温庫によれ
ば、太陽光が当たる時間帯に太陽電池が発電を行い、電
源生成装置はこの太陽電池の出力より冷却装置の電動圧
縮機を駆動する電源を生成するので、外部からの電源供
給を行うことなく、貯蔵室内の低温物品及び蓄冷剤を冷
却することが可能となり、低温庫の使用性が著しく向上
すると共に、省エネルギーとなる。また、夜間や低温庫
が屋内にある場合等には蓄冷剤の融解潜熱により貯蔵室
内の低温物品を冷却することができるので、一日を通じ
て低温物品を円滑に冷却保存することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温庫の縦断側面図である。
【図2】低温庫の前方斜視図である。
【図3】低温庫の後方斜視図である。
【図4】低温庫の電気回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 低温庫 4 断熱箱体 6 貯蔵室 7 蓄冷剤 10 電動圧縮機 12 太陽電池 13 インターフェース回路 14 インバータ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内に構成された貯蔵室と、その
    融解潜熱により前記貯蔵室内を冷却する蓄冷剤と、前記
    貯蔵室内及び蓄冷剤を冷却する冷却装置と、前記断熱箱
    体の外面に取り付けられた太陽電池と、該太陽電池の出
    力より前記冷却装置の電動圧縮機を駆動する電源を生成
    する電源生成装置とを具備したことを特徴とする低温
    庫。
JP29020492A 1992-10-28 1992-10-28 低温庫 Pending JPH06137740A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29020492A JPH06137740A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 低温庫

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JP29020492A JPH06137740A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 低温庫

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JPH06137740A true JPH06137740A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17753105

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JP29020492A Pending JPH06137740A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 低温庫

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JP (1) JPH06137740A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030041351A (ko) * 2001-11-19 2003-05-27 위니아만도 주식회사 김치저장고 저장실의 온도편차 감소를 위한 금속 전열판구조
JPWO2014208222A1 (ja) * 2013-06-28 2017-02-23 シャープ株式会社 蓄熱部材およびそれを用いた保管容器、およびそれを用いた冷蔵庫

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KR20030041351A (ko) * 2001-11-19 2003-05-27 위니아만도 주식회사 김치저장고 저장실의 온도편차 감소를 위한 금속 전열판구조
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