JPH0613747Y2 - 医療用針 - Google Patents
医療用針Info
- Publication number
- JPH0613747Y2 JPH0613747Y2 JP1989114364U JP11436489U JPH0613747Y2 JP H0613747 Y2 JPH0613747 Y2 JP H0613747Y2 JP 1989114364 U JP1989114364 U JP 1989114364U JP 11436489 U JP11436489 U JP 11436489U JP H0613747 Y2 JPH0613747 Y2 JP H0613747Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- base
- tube
- medical
- needle tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、血液バッグ、プラズマフェレーシス用バッ
グ、自家輸血セット、高カロリー輸液バッグ、輸液バッ
グ、輸血、輸液セット等の医療用バッグに装着される医
療用針に関するもので、特に接着剤が血液流路内に入る
ことがないようにした医療用針である。
グ、自家輸血セット、高カロリー輸液バッグ、輸液バッ
グ、輸血、輸液セット等の医療用バッグに装着される医
療用針に関するもので、特に接着剤が血液流路内に入る
ことがないようにした医療用針である。
[従来の技術及び考案が解決しょうとする課題] 第4図は従来の医療用針21の針基24付近の拡大断面
図である。医療用針21は針キャップと針管23を植設
した針基24からなり、針基24の内部には、針管23
の挿通路26が形成され、該挿通路26に、接着剤を塗
布した針管23を植設していた。
図である。医療用針21は針キャップと針管23を植設
した針基24からなり、針基24の内部には、針管23
の挿通路26が形成され、該挿通路26に、接着剤を塗
布した針管23を植設していた。
しかしながら、前記挿通路26は、ストレートに形成さ
れているので、針管基端部31が針基24の血液流路内
に露出するとともに外表面に接着剤32がはみ出して、
血液と接触する可能性が大であった。血液が接着剤と接
触することは、衛生性、患者に対する安全性の点から好
ましくないので、できるだけ避ける必要があった。また
特開昭58−25171号公報、実公昭56−2974
号公報には、針基(カヌラ6)の針管挿通路(連通孔4
7)の下部に段部(係止溝48)を形成したシリンジが
記載されている。前記シリンジは針管基端部のエッジが
当接される段部は平面(ストレート)に形成されている
ので針管と針管挿通路、針管基端部と段部の平面との間
に隙間や歪等があると針管に塗布した接着剤が針基の液
体流路内にはみ出してしまうことが予想される。そこで
本考案者は、鋭意検討を重ねた結果、次の考案に到達し
た。
れているので、針管基端部31が針基24の血液流路内
に露出するとともに外表面に接着剤32がはみ出して、
血液と接触する可能性が大であった。血液が接着剤と接
触することは、衛生性、患者に対する安全性の点から好
ましくないので、できるだけ避ける必要があった。また
特開昭58−25171号公報、実公昭56−2974
号公報には、針基(カヌラ6)の針管挿通路(連通孔4
7)の下部に段部(係止溝48)を形成したシリンジが
記載されている。前記シリンジは針管基端部のエッジが
当接される段部は平面(ストレート)に形成されている
ので針管と針管挿通路、針管基端部と段部の平面との間
に隙間や歪等があると針管に塗布した接着剤が針基の液
体流路内にはみ出してしまうことが予想される。そこで
本考案者は、鋭意検討を重ねた結果、次の考案に到達し
た。
[課題を解決するための手段] 針キャップ2と針管3を植設した針基4からなる医療用
針1であって、前記針基4の針管挿通路6内に先細りテ
ーパーに形成された環状の段部8を設け、針管基端部1
1を前記段部8に当接してなる医療用針1を提供するも
のである。
針1であって、前記針基4の針管挿通路6内に先細りテ
ーパーに形成された環状の段部8を設け、針管基端部1
1を前記段部8に当接してなる医療用針1を提供するも
のである。
[作用] 針管基端部11のエッジは、針管挿通路6内に設けられ
た段部8のテーパー面にくいこんで止められるので、針
管3に塗布した接着剤は、段部8のテーパー面にさえぎ
られて、針基4の液体流路10内にはみ出すことはな
い。
た段部8のテーパー面にくいこんで止められるので、針
管3に塗布した接着剤は、段部8のテーパー面にさえぎ
られて、針基4の液体流路10内にはみ出すことはな
い。
[実施例] 第1図は医療用針1の概略図で、医療用針1は、針キャ
ップ2と針管3を植設した針基4から構成されている。
第2図及び第3図は針基4付近の断面図である。
ップ2と針管3を植設した針基4から構成されている。
第2図及び第3図は針基4付近の断面図である。
針基4は前方部に針キャップ2との嵌合部5、後方部に
は外筒部12が形成され、内部には針管2の挿通路6と
該挿通路6の延長線上に雄型7が形成され、挿通路6は
雄型7の内部まで延長して形成されている。さらに、前
記挿通路6の終端部に、先細りテーパーに形成された環
状の段部8が形成されている。また前記外筒部12の内
側には、液体移送チューブの装着部9と液体流路10が
形成されている。
は外筒部12が形成され、内部には針管2の挿通路6と
該挿通路6の延長線上に雄型7が形成され、挿通路6は
雄型7の内部まで延長して形成されている。さらに、前
記挿通路6の終端部に、先細りテーパーに形成された環
状の段部8が形成されている。また前記外筒部12の内
側には、液体移送チューブの装着部9と液体流路10が
形成されている。
針管3と針基4に装着する際には、針管3の外周面に接
着剤を塗布して、針管挿通路6に挿入するものである
が、針管3の基端部11のエッジは、前記段部8のテー
パー面にくいこんで確実に当接されるので、基端部11
及びこの外周面に塗布された接着剤は段部8のテーパー
面にさえぎられて液体流路10内にはみ出すことがな
い。このため針管3を経て針基4の液体流路10、液体
移送チューブを経て、医療用バッグ内へ導入される血液
は接着剤と接触することがない。
着剤を塗布して、針管挿通路6に挿入するものである
が、針管3の基端部11のエッジは、前記段部8のテー
パー面にくいこんで確実に当接されるので、基端部11
及びこの外周面に塗布された接着剤は段部8のテーパー
面にさえぎられて液体流路10内にはみ出すことがな
い。このため針管3を経て針基4の液体流路10、液体
移送チューブを経て、医療用バッグ内へ導入される血液
は接着剤と接触することがない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、接着剤との接触を回避で
きるので、衛生性及び安全性を確実に維持できる優れた
考案である。
きるので、衛生性及び安全性を確実に維持できる優れた
考案である。
第1図は医療用針の概略図、第2図及び第3図は第1図
の拡大断面図、第4図は従来の医療用針の針基付近の断
面図を示す。 図中、1は医療用針、2は針キャップ、3は針管、4は
針基、5は嵌合部、6は針管挿通路、7は雄型、8は段
部、9は装着部、10は液体流路、11は基端部、12
は外筒部を示す。
の拡大断面図、第4図は従来の医療用針の針基付近の断
面図を示す。 図中、1は医療用針、2は針キャップ、3は針管、4は
針基、5は嵌合部、6は針管挿通路、7は雄型、8は段
部、9は装着部、10は液体流路、11は基端部、12
は外筒部を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】針キャップと針管を植設した針基からなる
医療用針であって、 - 【請求項2】前記針基の針管挿通路内に先細りテーパー
に形成された環状の段部を設け、 - 【請求項3】針管基端部を前記段部に当接したことを特
徴とする医療用針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989114364U JPH0613747Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 医療用針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989114364U JPH0613747Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 医療用針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0354655U JPH0354655U (ja) | 1991-05-27 |
JPH0613747Y2 true JPH0613747Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31662738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989114364U Expired - Lifetime JPH0613747Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 医療用針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613747Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07515A (ja) * | 1992-06-08 | 1995-01-06 | Saburo Miyazaki | 注射針 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS562974U (ja) * | 1979-06-19 | 1981-01-12 | ||
JPS5825171A (ja) * | 1981-08-06 | 1983-02-15 | テルモ株式会社 | シリンジ |
JPS61141375A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-28 | ベクトン・デイツキンソン・アンド・カンパニ− | 針組立体 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1989114364U patent/JPH0613747Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS562974U (ja) * | 1979-06-19 | 1981-01-12 | ||
JPS5825171A (ja) * | 1981-08-06 | 1983-02-15 | テルモ株式会社 | シリンジ |
JPS61141375A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-28 | ベクトン・デイツキンソン・アンド・カンパニ− | 針組立体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0354655U (ja) | 1991-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |