JPH06137348A - 車両のドラム式制動装置 - Google Patents

車両のドラム式制動装置

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Publication number
JPH06137348A
JPH06137348A JP4311287A JP31128792A JPH06137348A JP H06137348 A JPH06137348 A JP H06137348A JP 4311287 A JP4311287 A JP 4311287A JP 31128792 A JP31128792 A JP 31128792A JP H06137348 A JPH06137348 A JP H06137348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
lining
air
temperature
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4311287A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kinoshita
佳裕 木下
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NIPPON TOREELE MOBIL KK
Original Assignee
NIPPON TOREELE MOBIL KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の制動時のライニングとドラム内側面との
摩擦熱による温度の上昇防止装置を備えることによって
制動力の低下を防ぐことである 【構成】上記の目的を達成するため、車軸の両端に回動
自在にドラムを枢着し、該ドラムの内側からライニング
を介してブレーキシューを押圧することによって制動
し、該ドラムの内側に空気を送風することによって、制
動時のライニングの摩擦による温度の上昇防止装置を備
えたことを特徴とする車両のドラム式制動装置を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のドラム式制動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の制動装置にはディスク式とドラム
式があるが、特にドラム式制動装置がトレーラ、トラッ
クに広く使用されている。
【0003】通常のドラム式制動装置は広く知られてい
るように、車軸の両端に回動自在にドラムを枢着し、該
ドラムの内側からライニングを介してブレーキシューを
押圧することによって制動するよう構成したものであっ
て、特に急激な制動時に該ドラムの内側面と該ライニン
グの外表面との接触面に相当大きな摩擦力が生じ、その
際に発生する摩擦熱により制動力が著しく低下して事故
等が起こりやすく危険であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の摩擦熱による制
動力の低下は古くからの課題であって、主として該ライ
ニングの材質に重点が置かれて種々の研究がなされ、石
綿(アスベスト)が耐熱性に富み、熱伝導性も極めて小
さく、また繊維構造を持ち、比較的強度を保持している
ため、この石綿(アスベスト)が広く用いられてきた。
【0005】しかしながら、石綿(アスベスト)を使用
し過ぎると地球環境に問題が生じることが判明したの
で、他の材料の研究もなされているが費用がかかる等の
問題があり、ライニングの材質の研究だけでは限界があ
るのである。
【0006】本発明の目的は、車両の制動時のライニン
グの摩擦による温度の上昇防止装置を備えることによっ
て上記の課題を解決することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、車軸の両端に回動自在にドラムを枢着し、該ドラム
の内側からライニングを介してブレーキシューを押圧す
ることによって制動し、該ドラムの内側に空気を送風す
ることによって、制動時のライニングの摩擦による温度
の上昇防止装置を備えたことを特徴とする車両のドラム
式制動装置を提供する。
【0008】
【実施例】以下図面により本発明の実施例を説明する
と、図1は本発明による制動時のライニングの摩擦によ
る温度の上昇防止装置を備えたトレーラの車軸組立の全
体斜視図を示し、図2は図1のA−A矢視図を示す。
【0009】図1、2に示されるように、通常のドラム
式制動装置は車軸10の両端に回動自在にドラム12、
12を枢着し、該ドラム12の内側からライニング1
4、14を介してブレーキシュー16、16をカム18
によって上方に押し上げられ、該カム18は空気チャン
バー20からの空気圧によってシャフト22を介して回
転され、これによって該ドラム12の内側が押圧されて
制動される。
【0010】そして、該ドラム12の内側は塵芥遮蔽板
24で覆われていて、内側のライニング14、14の摩
耗具合を見るための覗き孔26、26が透設されてい
る。
【0011】従って制動時、該ドラム12の内側面と該
ライニング14の表面との間の摩擦により温度が上昇
し、この摩擦熱により制動力が著しく低下して事故等が
起こりやすく危険であった。
【0012】本発明は図1に示されるように、前記の覗
き孔26、26に吸入用ダクト28と排気用ダクト30
を連通させて取付け、該吸入用ダクト28からモーター
32によってフアン34を回転させ、フイルター36を介
して空気を送風し、これによって制動時の該ライニング
14と該ドラム12の内側の摩擦による温度の上昇を防
止するよう構成したものである。
【0013】さらに、該ドラム12の内側にサーモスタ
ット38を装着し、所定の温度以上になるとリレースイ
ッチ40によって自動的にフアン34を回転させること
も可能である。
【0014】本発明は以上の実施例に限定されることな
く、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能であって、他の実施例として、該モーター32によ
って該フアン34を回転させる代わりに、空気タンクに
空気保持バルブを装着して該空気タンク内の圧力を一定
にしながら、該空気タンク内から該ドラム12の内側に
空気を送風することも可能である。
【0015】
【効果】本発明は以上の構成に示すように、制動時のラ
イニング14とドラム12の内側の摩擦による温度の上
昇を防止するようにしたので、制動力が低下することな
く、又ライニングの消耗も少なくなって、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制動時のライニングの摩擦による
温度の上昇防止装置を備えたトレーラの車軸組立の全体
斜視図を示す。
【図2】図1のA−A矢視図を示す。
【符号の説明】
10 車軸 12 ドラム 14 ライニング 16 ブレーキシュー 18 カム 20 空気チャンバー 22 シャフト 24 塵芥遮蔽板 26 覗き孔 28 吸入用ダクト 30 排気用ダクト 32 モーター 34 フアン 36 フイルター 38 サーモスタット 40 リレースイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸の両端に回動自在にドラムを枢着
    し、該ドラムの内側からライニングを介してブレーキシ
    ューを押圧することによって制動し、該ドラムの内側に
    空気を送風することによって、制動時のライニングの摩
    擦による温度の上昇防止装置を備えたことを特徴とする
    車両のドラム式制動装置。
JP4311287A 1992-10-27 1992-10-27 車両のドラム式制動装置 Pending JPH06137348A (ja)

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JP4311287A JPH06137348A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 車両のドラム式制動装置

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JP4311287A JPH06137348A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 車両のドラム式制動装置

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JPH06137348A true JPH06137348A (ja) 1994-05-17

Family

ID=18015323

Family Applications (1)

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JP4311287A Pending JPH06137348A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 車両のドラム式制動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100466123B1 (ko) * 2002-10-16 2005-01-13 현대자동차주식회사 차량의 브레이크패드의 분진 여과 장치

Cited By (1)

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KR100466123B1 (ko) * 2002-10-16 2005-01-13 현대자동차주식회사 차량의 브레이크패드의 분진 여과 장치

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