JPS60513Y2 - ドラム形ブレ−キの冷却装置 - Google Patents
ドラム形ブレ−キの冷却装置Info
- Publication number
- JPS60513Y2 JPS60513Y2 JP1706479U JP1706479U JPS60513Y2 JP S60513 Y2 JPS60513 Y2 JP S60513Y2 JP 1706479 U JP1706479 U JP 1706479U JP 1706479 U JP1706479 U JP 1706479U JP S60513 Y2 JPS60513 Y2 JP S60513Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- brake
- air
- blower
- ventilation duct
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両等に使用するドラム形ブレーキの冷却装置
に関する。
に関する。
上記ドラム形ブレーキは周知のようにシューの拡開によ
りライニングをドラム周壁に圧接することによって該ド
ラムに連結する回転体の制動を行なうものであるが制動
操作頻度或いは制動時間の増大によってドラム、ライニ
ング等のブレーキ構成部品が過熱すると熱変質によるラ
イニングの早期摩耗、フェード現象等を生じ、又、液圧
プレーキンステムにあっては制動液にベーパロック等を
生じて著しく制動性能を低下させる危険性を有していた
。
りライニングをドラム周壁に圧接することによって該ド
ラムに連結する回転体の制動を行なうものであるが制動
操作頻度或いは制動時間の増大によってドラム、ライニ
ング等のブレーキ構成部品が過熱すると熱変質によるラ
イニングの早期摩耗、フェード現象等を生じ、又、液圧
プレーキンステムにあっては制動液にベーパロック等を
生じて著しく制動性能を低下させる危険性を有していた
。
これら過熱による悪影響を回避するためにはブレーキ本
体からの放熱を良好にする必要があるが車両ではブレー
キ本体の取付位置は通風性が悪く自然放熱による冷却性
改善には限界があった。
体からの放熱を良好にする必要があるが車両ではブレー
キ本体の取付位置は通風性が悪く自然放熱による冷却性
改善には限界があった。
このため、特公昭49−1343号公報や特開昭48−
31630号公報に示されるようにブレーキ操作時にブ
レーキ内部を強制的に通風させるようにしたものがある
が、このものでは、ライニングの摩耗粉等の微粒子が外
気中に放出され、大気汚染を招くという問題があった。
31630号公報に示されるようにブレーキ操作時にブ
レーキ内部を強制的に通風させるようにしたものがある
が、このものでは、ライニングの摩耗粉等の微粒子が外
気中に放出され、大気汚染を招くという問題があった。
本考案はかかる従来の欠点に鑑み、ブレーキ本体が所定
温度以上に加熱された時、該加熱温度の検出信号に基づ
いてブレーキ内部空間に冷却用空気を強制的に流通させ
ると共にブレーキ内部空間から排出される摩耗粉塵等の
微粒子をエアフィルタによって集塵して外気への放出を
防止できるようにした強制通風装置とからなるドラム形
ブレーキの冷却装置を提供するものである。
温度以上に加熱された時、該加熱温度の検出信号に基づ
いてブレーキ内部空間に冷却用空気を強制的に流通させ
ると共にブレーキ内部空間から排出される摩耗粉塵等の
微粒子をエアフィルタによって集塵して外気への放出を
防止できるようにした強制通風装置とからなるドラム形
ブレーキの冷却装置を提供するものである。
以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図A、 B、 Cはカム駆動シュー拡開方式のドラ
ム形ブレーキに本考案を適用した実施例を示す。
ム形ブレーキに本考案を適用した実施例を示す。
図において図示しないブレーキチャンバ等の出力機構に
駆動されてカムシャフト1が軸回りに回転すると、その
先端に軸結されたカム1aがブレーキB内において係合
するシュー2をその支軸となるアンカピン3回りに外方
向に拡開動作し、これに伴なってシュ−2外周壁に接合
されたライニング4がドラム5の内周壁に圧接すること
により該ドラム5と一体に回転する図示しない車輪の制
御を行なうこと周知の通りである。
駆動されてカムシャフト1が軸回りに回転すると、その
先端に軸結されたカム1aがブレーキB内において係合
するシュー2をその支軸となるアンカピン3回りに外方
向に拡開動作し、これに伴なってシュ−2外周壁に接合
されたライニング4がドラム5の内周壁に圧接すること
により該ドラム5と一体に回転する図示しない車輪の制
御を行なうこと周知の通りである。
かかる構成のドラム形ブレーキにおいてドラム5の開口
面を覆ってブレーキブラケット6に固定されたダストカ
バー7の内壁に所定検出温度以上でONとなる検温スイ
ッチ8を固定取付する。
面を覆ってブレーキブラケット6に固定されたダストカ
バー7の内壁に所定検出温度以上でONとなる検温スイ
ッチ8を固定取付する。
一方、エアフィルタ9、送風機10を順次介装した通風
ダクト11をその一端を大気に解放し、他端を前記ダス
トカバー7を貫通させて取り付ける。
ダクト11をその一端を大気に解放し、他端を前記ダス
トカバー7を貫通させて取り付ける。
そして、送風機10を前記検温スイッチ8を介してバッ
テリ12に接続し駆動回路を形成する。
テリ12に接続し駆動回路を形成する。
ここで、送風機10は、その通電駆動時にドラム5とダ
ストカバー7で囲まれたブレーキ内部空間Cから空気を
吸収して外部に吐出する方向に取り付けられ、エアフィ
ルタ9は、通風ダクト11の送風機10より上流側に取
付けられている。
ストカバー7で囲まれたブレーキ内部空間Cから空気を
吸収して外部に吐出する方向に取り付けられ、エアフィ
ルタ9は、通風ダクト11の送風機10より上流側に取
付けられている。
又、図示しない車両運転室のインストルメントパネルに
組み込んだ腎報ランプ13を前記送風機10と並列又は
直列(図では直列のものを示す)に接続して警報回路を
形成する。
組み込んだ腎報ランプ13を前記送風機10と並列又は
直列(図では直列のものを示す)に接続して警報回路を
形成する。
かかる強制通風装置を備えた冷却装置において制動によ
りドラム5とライニング4との接触面から発熱し、ブレ
ーキ内部空間Cの雰囲気温度が所定温度に達するとこれ
を検出して前記検温スイッチ8がONとなる。
りドラム5とライニング4との接触面から発熱し、ブレ
ーキ内部空間Cの雰囲気温度が所定温度に達するとこれ
を検出して前記検温スイッチ8がONとなる。
テ゛爾報ランプ13が点灯して運転者にブレーキBが過
熱状態に近いことをテ′テ報すると同時に、送風機10
が駆動し通風ダクト11を介してドラム5とタストカバ
ー7とて囲まれるブレーキ内部空間Cから空気を吸引す
ることによりドラム5とダストカバー7との隙間からブ
レーキ内部空間Cに取り入れた外気を通風ダクト11を
経て吐出する空気流を生じさせ、この空気流によって該
内部空間Cに配設された各構成部品を冷却し、前記した
ライニング4の早期摩耗、フェート現象及びベーパロッ
ク等過熱による悪影響を未然に防止するのである。
熱状態に近いことをテ′テ報すると同時に、送風機10
が駆動し通風ダクト11を介してドラム5とタストカバ
ー7とて囲まれるブレーキ内部空間Cから空気を吸引す
ることによりドラム5とダストカバー7との隙間からブ
レーキ内部空間Cに取り入れた外気を通風ダクト11を
経て吐出する空気流を生じさせ、この空気流によって該
内部空間Cに配設された各構成部品を冷却し、前記した
ライニング4の早期摩耗、フェート現象及びベーパロッ
ク等過熱による悪影響を未然に防止するのである。
又、通風ダクト11にエアフィルタ9を設けたことによ
り、制御時ライニングの摩耗によって生ずる摩耗粉等ブ
レーキ内部空間C内の微粒子を空気と共に吸引してエア
フィルタ9にて集塵できるため、該微粒子放出による大
気汚染を防止できる。
り、制御時ライニングの摩耗によって生ずる摩耗粉等ブ
レーキ内部空間C内の微粒子を空気と共に吸引してエア
フィルタ9にて集塵できるため、該微粒子放出による大
気汚染を防止できる。
尚、この場合、本実施例のようにエアフィルタ9を送風
機10の上流側に設けて、送風機10を微粒子から保護
するのが好ましい。
機10の上流側に設けて、送風機10を微粒子から保護
するのが好ましい。
又、検温スイッチ8もダストカバー7内壁に限らずシュ
ー又はライニングの表面又は内部に取り付けてもよく、
要は、ライニングの摩擦熱によって加熱される部品又は
内部空間Cの雰囲気温度を感知し、該温度がブレーキの
機能に悪影響を与える温度に達する前にONとなるよう
に構成すればよい。
ー又はライニングの表面又は内部に取り付けてもよく、
要は、ライニングの摩擦熱によって加熱される部品又は
内部空間Cの雰囲気温度を感知し、該温度がブレーキの
機能に悪影響を与える温度に達する前にONとなるよう
に構成すればよい。
尚、以上示した実施例では警報回路を設けたが、該警報
回路は本考案の必須要件ではなくこれを省略しても冷却
作用は行なえる。
回路は本考案の必須要件ではなくこれを省略しても冷却
作用は行なえる。
又、警報回路を設けた手段において警報によって運転者
の意志で通風による冷却を行なえるよう(バッテリの消
費電力節約のため)に構成してもよい。
の意志で通風による冷却を行なえるよう(バッテリの消
費電力節約のため)に構成してもよい。
この場合には第1図りに示すように、警報ランプ13と
送風機10とを並列に接続すると共に、送風機駆動回路
中に図示の如く手動スイッチ14を介装すればよ<、警
報ランプ13の点灯によって手動スイッチ14をON操
作し送風機10を駆動できる。
送風機10とを並列に接続すると共に、送風機駆動回路
中に図示の如く手動スイッチ14を介装すればよ<、警
報ランプ13の点灯によって手動スイッチ14をON操
作し送風機10を駆動できる。
本考案は以上説明したようにブレーキが制動摩擦による
加熱て制動機能に悪影響を与える異常高温に達する以前
に温度検出信号に基づいて駆動される強制通風装置によ
ってブレーキ内部空間に強制的に冷却空気を流通させて
ブレーキを効果的に冷却し、ライニングの早期摩耗、フ
ェード現象、ベーパロック現象の発生を抑制し、ブレー
キの耐久性を向上できる共に、ブレーキ内部空間から吸
収される摩耗粉等の微粒子をエアフィルタに集塵するよ
うにしたため、大気汚染を防止できるものである。
加熱て制動機能に悪影響を与える異常高温に達する以前
に温度検出信号に基づいて駆動される強制通風装置によ
ってブレーキ内部空間に強制的に冷却空気を流通させて
ブレーキを効果的に冷却し、ライニングの早期摩耗、フ
ェード現象、ベーパロック現象の発生を抑制し、ブレー
キの耐久性を向上できる共に、ブレーキ内部空間から吸
収される摩耗粉等の微粒子をエアフィルタに集塵するよ
うにしたため、大気汚染を防止できるものである。
第1図Aは本考案の1実施例を示す構成図、第1図Bは
同図AのX−X断面図(半断面図)、第1図Cは同実施
例の回路図、第1図りは他の実施例の回路図である。 2・・・・・・シュー、4・・・・・・ライニング、5
・・・・・・ドラム、8・・・・・・温度検出スイッチ
、10・・・・・・送風機、11・・・・・・通風ダク
ト。
同図AのX−X断面図(半断面図)、第1図Cは同実施
例の回路図、第1図りは他の実施例の回路図である。 2・・・・・・シュー、4・・・・・・ライニング、5
・・・・・・ドラム、8・・・・・・温度検出スイッチ
、10・・・・・・送風機、11・・・・・・通風ダク
ト。
Claims (1)
- シューの拡開によりライニングをドラムに圧接した制動
するドラム形ブレーキにおいて、ドラム開口面を覆うダ
ストカバーを貫通して取り付けた通風ダクトと、該通風
ダクトに介装され駆動時に内部空間から空気を吸引する
方向に送風する送風機と、同じく通風ダクトに介装され
たエアフィルタと、ライニング制動摩擦により加熱され
るブレーキ構成部材の温度又は該構成部材周辺の雰囲気
温度を検出し、該検出温度の所定値以上でONとなる検
温スイッチと、該検温スイッチのON信号に基づいて前
記送風機を通電駆動させる駆動回路とからなる強制通風
装置を設けたことを特徴とするドラム形ブレーキの冷却
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1706479U JPS60513Y2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | ドラム形ブレ−キの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1706479U JPS60513Y2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | ドラム形ブレ−キの冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55117638U JPS55117638U (ja) | 1980-08-20 |
JPS60513Y2 true JPS60513Y2 (ja) | 1985-01-09 |
Family
ID=28841743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1706479U Expired JPS60513Y2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | ドラム形ブレ−キの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60513Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-15 JP JP1706479U patent/JPS60513Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55117638U (ja) | 1980-08-20 |
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