JP2562857Y2 - 車両用ホイール - Google Patents

車両用ホイール

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JP2562857Y2
JP2562857Y2 JP1990402943U JP40294390U JP2562857Y2 JP 2562857 Y2 JP2562857 Y2 JP 2562857Y2 JP 1990402943 U JP1990402943 U JP 1990402943U JP 40294390 U JP40294390 U JP 40294390U JP 2562857 Y2 JP2562857 Y2 JP 2562857Y2
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JP
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fin
opening
vehicle wheel
vehicle
cylinder device
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JPH0487501U (ja
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健 樽井
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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  • Braking Arrangements (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、制動装置空冷用の可能
なフインを装備する車両用ホイールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用ホイールとして
は、ホイールのデイスク部に複数個の開口部を形成し、
この開口部の周縁にそれぞれフインを備えるものが知ら
れている。このフインは、前進走行時の上部位置となる
開口部の前側部分が常時開口するようにデイス部に移動
不可能に固着されている。しかして、ホイールの回転に
伴つて常に内部への送風が図られ、ホイール内の制動装
置の空冷が促されるようになつている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の車両
用ホイールにあつては、制動装置を空冷する必要のない
通常走行時つまり制動頻度の低い走行時、例えば長い下
り坂路の走行時以外の走行時であつても、前進走行時の
上部位置となるフインの前側部分が常時開口しているた
め、高速走行時に不快な風切り音を発生するのみなら
ず、車両の空気抵抗係数が増大して燃費を悪化させる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は、
デイスク部の外周にリム部を有する車両用ホイールにお
いて、デイスク部に開口部を形成し、この開口部にヒン
ジ機能を有する取付け部を介して開閉可能なフインを配
設すると共に、一端部がフインの内側面に臨む作業棒
と、車両用ホイールと一体に上下動する部材に取付けら
れるシリンダ装置とを有する開閉駆動機構を該フインに
付属させ、該シリンダ装置によつて作動棒を作動させて
前記フインを開放させることを特徴とする車両用ホイー
ルである。
【0005】
【作用】このような車両用ホイールを車両に装備させれ
ば、前進走行状態にて一方向に回転する。制動頻度の高
くない通常走行時には、フインによつて開口部を可及的
に閉塞させておく。すなわち、フインをデイスク部の回
転方向に合致させて延在させる。これにより、高速走行
時のフインに起因する不快な風切り音の発生が抑制され
ると共に、車両の空気抵抗係数の増大を防止することが
できる。
【0006】一方、長い下り坂路を走行するとき等の制
動頻度の高い走行時には、フインの先端を車輻方向の外
側に移動させて開口部を開放させる。すなわち、開閉駆
動機構を作動させ、作動棒を車輻方向の外側に移動さ
せ、作動棒によつてフインの内側面を押圧させ、フイン
をデイスク部に対して傾斜させて開放位置を採らせる。
これにより、車両用ホイールの内部に向けて開口部から
外気が導入されるようになり、車両用ホイール内の制動
装置、つまりデイスクブレーキ又はドラムブレーキの空
冷を促すことができる。その結果、制動装置の昇温に伴
う制動力の減少、ベーパーロツクの発生、摩擦材の摩耗
等の不具合を良好に防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。図
1,図2は本考案の1実施例を示す。車両用ホイール1
は、図示を省略したタイヤを装着するための環状のリム
部2に、円盤状のデイスク部3の外周を一体化させて構
成され、ボルト穴4及びハブ穴5を有する。このデイス
ク部3には、同一円周上に等間隔をなすように複数個の
開口部6が形成されている。そして、各開口部6には、
ヒンジ機能を有する取付け部27を介して開閉可能なフ
イン8を配設する。フイン8は、開口部6よりも少し小
さい形状をなし、ばね部材からなる取付け部27を介し
てデイスク部3の開口部6に設けられ、閉塞位置に向け
て常時付勢されている。すなわちフイン8は、ヒンジ機
能を有する取付け部27を前進走行時の回転方向後部に
介在させてデイスク部3に設けられている。
【0008】そして、フイン8には、開閉駆動機構16
を付属させる。開閉駆動機構16は、車両用ホイール1
と一体に車体に対して上下動する部材11(例えばスト
ラツト式サスペンシヨンの車輪支持部材)の車輻方向に
延在する軸部11aにスライド自在に外嵌した環状部材
16aと、L字状をなし、ハブ12と一体のブレーキド
ラム12aに支持部材13を介して相対回動不能かつ車
輻方向のスライド自在に支持され、一端部が各フイン8
の内側面に接し、他端部が環状部材16aの外側面にス
ライド自在に接する複数個の作動棒16bと、軸部材1
1aにブラケツト14を介して取付けられ、ピストンロ
ツド16cが環状部材16aの内側面に接するシリンダ
装置16dとからなる。
【0009】このような車両用ホイール1を車両に装備
させれば、前進走行状態にて矢印A方向に回転する。制
動頻度の高くない通常走行時には、ばね部材からなる取
付け部27にて付勢されたフイン8が開口部6を可及的
に閉塞している。これにより、高速走行時のフイン8に
起因する不快な風切り音の発生が抑制されると共に、車
両の空気抵抗係数の増大を防止することができる。一
方、長い下り坂路の走行時等の制動頻度の高い走行時で
あつて制動作動に伴つて著しく昇温する可能性のある場
合には、シリンダ装置16dに圧油を導入する。圧油の
導入により、ピストンロツド16cが往き作動し、環状
部材16a及び複数個の作動棒16bを車輻方向の外側
に押し出すので、作動棒16bによつて押されたフイン
8が、ばね部材からなる取付け部27を弾性変形させつ
つ揺動して、開口部6を開放する。これにより図2に示
すように車両用ホイール1内に向けて矢印B方向に外気
が導入されるようになるため、必要時にのみ車両用ホイ
ール1内の制動装置、つまりデイスクブレーキ又はドラ
ムブレーキの空冷を促すことができる。シリンダ装置1
6dの圧油を排出すれば、フイン8は、取付け部27の
弾発力によつて閉塞位置に復帰する。その結果、フイン
8の開閉を遠隔操作によつて行える他、制動装置の昇温
に伴う制動力の減少、ベーパーロツクの発生、摩擦材の
摩設等の不具合を良好に防止することができる。
【0010】ところで、上記実施例において、制動作動
時に常にフイン8に開放位置を採らせるように構成する
こともできる。その場合には、車室内のブレーキペダル
の踏み込み作動を検出する検出スイツチを設け、この検
出スイツチによる検出信号が発生するブレーキペダルの
踏込み時にのみ、電磁バルブを切り換えてシリンダ装置
16dに圧油を導入するように構成すればよい。また、
シリンダ装置16dにサーモスタツトに使用される例え
ばベローズを接続させ、昇温に伴うベローズの変形作動
を利用してシリンダ装置16dに圧油を導入するように
すれば、温度反応式になる。
【0011】
【考案の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本考案によれば、開閉駆動機構を作動させてフインを揺
動させ、開口部を開放することにより、制動装置の空冷
を促す必要のある場合のみに車両用ホイール内に送風を
促すことができるので、フインに起因する高速走行時の
不快な風切り音の発生の抑制と、車両の空気抵抗係数の
増大の抑制とを図りつつ、制動装置の著しい昇温に伴う
制動力の減少、ベーパーロツクの発生、摩擦材の摩耗等
の不具合を良好に防止することができる。その結果、車
両の静粛性が向上し、燃費が減少すると共に、制動装置
の信頼性及び耐久性が向上する。加えて、フインに開放
位置を採らせた際の車両の空気抵抗係数の増大が、制動
力として作用するので、昇温状態の制動装置の負荷低減
にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両用ホイールの1実施例を一部省略して示
す図。
【図2】 同じく要部を示す断面図。
【符号の説明】
1:車両用ホイール、2:リム部、3:デイスク部、
6:開口部、8:フイン、16:開閉駆動機構、16
a:環状部材、16b:作動棒、16c:ピストンロツ
ド、16d:シリンダ装置、27:取付け部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デイスク部の外周にリム部を有する車両
    用ホイールにおいて、デイスク部に開口部を形成し、こ
    の開口部にヒンジ機能を有する取付け部を介して開閉可
    能なフインを配設すると共に、一端部がフインの内側面
    に臨む作動棒と、車両用ホイールと一体に上下動する部
    材に取付けられるシリンダ装置とを有する開閉駆動機構
    を該フインに付属させ、該シリンダ装置によつて作動棒
    を作動させて前記フインを開放させることを特徴とする
    車両用ホイール。
JP1990402943U 1990-12-12 1990-12-12 車両用ホイール Expired - Lifetime JP2562857Y2 (ja)

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JPH0487501U JPH0487501U (ja) 1992-07-29
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Family Cites Families (5)

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Also Published As

Publication number Publication date
JPH0487501U (ja) 1992-07-29

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