JPH06137079A - 未整理供給管の閉塞処理工法 - Google Patents
未整理供給管の閉塞処理工法Info
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- JPH06137079A JPH06137079A JP4311394A JP31139492A JPH06137079A JP H06137079 A JPH06137079 A JP H06137079A JP 4311394 A JP4311394 A JP 4311394A JP 31139492 A JP31139492 A JP 31139492A JP H06137079 A JPH06137079 A JP H06137079A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L58/00—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 非掘削の状態で未整理供給管の根本側を確実
に閉塞処理してガス漏れを完全に防止し、未整理供給管
の閉塞処理工事を大幅に簡素化する。 【構成】 道路下に埋設される導管１からサービスチー
１０等を介して宅地に引込まれ、不使用状態で埋設され
ている未整理供給管６に対して、その開口端から先端に
樹脂噴射ノズル２５を備えて所定量の高粘度樹脂ｄが収
容される耐圧ホース２１を、未整理供給管６の根本側の
閉塞位置Ａに挿入し、その後耐圧ホース２１の後端に連
結される水ポンプ３０の水圧、水ｅと樹脂ｄを遮断する
と共に水ｅの噴出を防止する遮水ボール２４及び樹脂噴
射ノズル２５により、高粘度樹脂ｄのみを未整理供給管
６の閉塞位置ａに噴射充填して閉塞処理する。
に閉塞処理してガス漏れを完全に防止し、未整理供給管
の閉塞処理工事を大幅に簡素化する。 【構成】 道路下に埋設される導管１からサービスチー
１０等を介して宅地に引込まれ、不使用状態で埋設され
ている未整理供給管６に対して、その開口端から先端に
樹脂噴射ノズル２５を備えて所定量の高粘度樹脂ｄが収
容される耐圧ホース２１を、未整理供給管６の根本側の
閉塞位置Ａに挿入し、その後耐圧ホース２１の後端に連
結される水ポンプ３０の水圧、水ｅと樹脂ｄを遮断する
と共に水ｅの噴出を防止する遮水ボール２４及び樹脂噴
射ノズル２５により、高粘度樹脂ｄのみを未整理供給管
６の閉塞位置ａに噴射充填して閉塞処理する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス配管として道路下
の導管から宅地内に引き込まれた供給管が、不使用状態
で埋設されている，いわゆる未整備供給管を閉塞する閉
塞処理工法とその閉塞装置に関し、詳しくは、水圧を利
用して所望の位置で樹脂充填のみを行うようにした未整
理供給管の閉塞処理工法に関する。
の導管から宅地内に引き込まれた供給管が、不使用状態
で埋設されている，いわゆる未整備供給管を閉塞する閉
塞処理工法とその閉塞装置に関し、詳しくは、水圧を利
用して所望の位置で樹脂充填のみを行うようにした未整
理供給管の閉塞処理工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ガス配管は、道路下の導管から各宅地内
の所定の場所にそれぞれ供給管が引き込まれているが、
宅地内の建物が立替えられたり、宅地が他の用途に転用
されたりすると、その供給管が不使用状態に置かれるこ
とがある。この不使用状態になった供給管は、とりあえ
ず宅地内において一時切断し、その端末を閉塞処理して
ガス漏出が防止されるが、いわゆる未整理供給管として
残されている。この未整理供給管は、導管と接続されて
いて活管状態であるため、長年にわたり土中に埋設状態
に置かれると、ガス漏れを生じるおそれがある。
の所定の場所にそれぞれ供給管が引き込まれているが、
宅地内の建物が立替えられたり、宅地が他の用途に転用
されたりすると、その供給管が不使用状態に置かれるこ
とがある。この不使用状態になった供給管は、とりあえ
ず宅地内において一時切断し、その端末を閉塞処理して
ガス漏出が防止されるが、いわゆる未整理供給管として
残されている。この未整理供給管は、導管と接続されて
いて活管状態であるため、長年にわたり土中に埋設状態
に置かれると、ガス漏れを生じるおそれがある。
【０００３】そこで、未整理供給管のガス漏れ対策とし
て、一般には道路を掘削して導管から未整理供給管が分
岐しているサービスチー部分を露出させ、サービスチー
から未整理供給管を切断してサービスチーを撤去し、導
管のサービスチーの取付け穴にはプラグを螺着して閉塞
する工事が行われていた。この工法によりガス漏れのお
それは完全になくなるが、以下のような不具合がある。
即ち、道路を掘削するので、道路使用許可の手続きが必
要になり、掘削中は交通遮断、騒音発生等の点で付近の
住民に迷惑をかけることが多い。また土木、舗装の工事
などに多くの時間と費用を要する。このことから未整理
供給管を非掘削の状態で、できるだけサービスチー側を
閉塞処理して、ガス漏れを防止する工法が望まれてい
る。
て、一般には道路を掘削して導管から未整理供給管が分
岐しているサービスチー部分を露出させ、サービスチー
から未整理供給管を切断してサービスチーを撤去し、導
管のサービスチーの取付け穴にはプラグを螺着して閉塞
する工事が行われていた。この工法によりガス漏れのお
それは完全になくなるが、以下のような不具合がある。
即ち、道路を掘削するので、道路使用許可の手続きが必
要になり、掘削中は交通遮断、騒音発生等の点で付近の
住民に迷惑をかけることが多い。また土木、舗装の工事
などに多くの時間と費用を要する。このことから未整理
供給管を非掘削の状態で、できるだけサービスチー側を
閉塞処理して、ガス漏れを防止する工法が望まれてい
る。
【０００４】従来、上記のような非掘削で未整理供給管
の閉塞処理を行う先行技術として、例えば実開平３−３
８４９３号公報で、弾性変形可能な中実の球状閉鎖具を
２つの支持体を介してリモコンワイヤー装置に連結し、
この球状閉鎖具を配管の内部に深くリモコン操作により
挿入し、且つ閉鎖具を扁平に変形して管を閉鎖すること
が示されている。
の閉塞処理を行う先行技術として、例えば実開平３−３
８４９３号公報で、弾性変形可能な中実の球状閉鎖具を
２つの支持体を介してリモコンワイヤー装置に連結し、
この球状閉鎖具を配管の内部に深くリモコン操作により
挿入し、且つ閉鎖具を扁平に変形して管を閉鎖すること
が示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術のものにあっては、球状閉鎖具により撤去する配管の
上流側を一時的に閉鎖するものであるから、未整理供給
管の根本を長年にわたり完全に閉塞して、ガス漏れを防
止することはできない。
術のものにあっては、球状閉鎖具により撤去する配管の
上流側を一時的に閉鎖するものであるから、未整理供給
管の根本を長年にわたり完全に閉塞して、ガス漏れを防
止することはできない。
【０００６】本発明は、この点に鑑みてなされたもの
で、非掘削の状態で未整理供給管の根本側を確実に閉塞
処理してガス漏れを完全に防止し、未整理供給管の閉塞
処理工事を大幅に簡素化することが可能な閉塞処理工法
を提供することを目的とする。
で、非掘削の状態で未整理供給管の根本側を確実に閉塞
処理してガス漏れを完全に防止し、未整理供給管の閉塞
処理工事を大幅に簡素化することが可能な閉塞処理工法
を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、道路下に埋設されている導管からサービ
スチー等を介して宅地内に引込まれ、不使用状態で埋設
されている未整理供給管に対して、先端に樹脂噴射ノズ
ルを備えて所定量の高粘度樹脂が収容される耐圧ホース
を、未整理供給管の根本側の閉塞位置に挿入し、その後
耐圧ホースの後端に連結される水ポンプからの水圧によ
り高粘度樹脂を押動すると共に、水と樹脂とを遮断し、
樹脂噴射ノズルからの水の噴出を防止するようにした遮
水ボールにより、高粘度樹脂のみを未整理供給管の閉塞
位置に噴射充填して閉塞処理することを特徴とするもの
である。
め、本発明は、道路下に埋設されている導管からサービ
スチー等を介して宅地内に引込まれ、不使用状態で埋設
されている未整理供給管に対して、先端に樹脂噴射ノズ
ルを備えて所定量の高粘度樹脂が収容される耐圧ホース
を、未整理供給管の根本側の閉塞位置に挿入し、その後
耐圧ホースの後端に連結される水ポンプからの水圧によ
り高粘度樹脂を押動すると共に、水と樹脂とを遮断し、
樹脂噴射ノズルからの水の噴出を防止するようにした遮
水ボールにより、高粘度樹脂のみを未整理供給管の閉塞
位置に噴射充填して閉塞処理することを特徴とするもの
である。
【０００８】
【作用】上記閉塞処理工法によると、未整理供給管の根
本側の所定の閉塞位置に高粘度樹脂が、樹脂噴射ノズル
を備えた耐圧ホースと水ポンプにより噴射される。そし
てこの場合には、水ポンプの水圧を用いるものの、遮水
ボールで水と樹脂が遮断されて水が樹脂に混入すること
が防止され、更に遮水ボールで水の噴出が防止されて充
填された樹脂の破壊等も防止され、このため高粘度樹脂
のみが水の影響を受けることなく閉塞位置に充填されて
確実に閉塞処理されることになる。また、未整理供給管
の一部を高粘度樹脂により閉塞することで、高粘度樹脂
の使用量も少なくて済み、且つ作業も容易になり、未整
理供給管の閉塞位置以降の大部分が完全に閉塞した状態
になって、未整理供給管が埋設されたままでもガス漏れ
のおそれが殆ど無くなる。更に遠隔操作で閉塞されて非
掘削処理されるので、道路等を掘削することが不要にな
る。
本側の所定の閉塞位置に高粘度樹脂が、樹脂噴射ノズル
を備えた耐圧ホースと水ポンプにより噴射される。そし
てこの場合には、水ポンプの水圧を用いるものの、遮水
ボールで水と樹脂が遮断されて水が樹脂に混入すること
が防止され、更に遮水ボールで水の噴出が防止されて充
填された樹脂の破壊等も防止され、このため高粘度樹脂
のみが水の影響を受けることなく閉塞位置に充填されて
確実に閉塞処理されることになる。また、未整理供給管
の一部を高粘度樹脂により閉塞することで、高粘度樹脂
の使用量も少なくて済み、且つ作業も容易になり、未整
理供給管の閉塞位置以降の大部分が完全に閉塞した状態
になって、未整理供給管が埋設されたままでもガス漏れ
のおそれが殆ど無くなる。更に遠隔操作で閉塞されて非
掘削処理されるので、道路等を掘削することが不要にな
る。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１において、本発明の未整理供給管の閉塞処理
工法に適した閉塞処理装置の全体の構成について説明す
る。符号１は道路ａ下に所定の深度で埋設されるガスの
導管であり、この導管１の分岐部にサービスチー１０が
取付けらていれる。そして、サービスチー１０から引込
み管２、エルボ３、延長管４を連結して需要先の宅地ｂ
にガスの供給管６が、土ｃ下に埋設されて引込まれてい
る。この供給管６が使用されなくなったとき未整理供給
管６となるのであり、この未整理供給管６に対して閉塞
処理装置２０が装着される。
する。図１において、本発明の未整理供給管の閉塞処理
工法に適した閉塞処理装置の全体の構成について説明す
る。符号１は道路ａ下に所定の深度で埋設されるガスの
導管であり、この導管１の分岐部にサービスチー１０が
取付けらていれる。そして、サービスチー１０から引込
み管２、エルボ３、延長管４を連結して需要先の宅地ｂ
にガスの供給管６が、土ｃ下に埋設されて引込まれてい
る。この供給管６が使用されなくなったとき未整理供給
管６となるのであり、この未整理供給管６に対して閉塞
処理装置２０が装着される。
【００１０】閉塞処理装置２０は、高粘度樹脂を水圧に
より充填する方式であり、小口径で屈曲する未整理供給
管６の内部に挿入される屈曲可能な耐圧ホース２１を有
する。そして耐圧ホース２１の先端には樹脂噴射ノズル
２５が取付けられ、後端には例えば手動式の簡易型の水
ポンプ３０が連結される。また、未整理供給管６の管路
長を測定して樹脂噴射ノズル２５の前進位置を閉塞位置
に合致させるため、測長手段としての音響式測定器３５
が設けられる。
より充填する方式であり、小口径で屈曲する未整理供給
管６の内部に挿入される屈曲可能な耐圧ホース２１を有
する。そして耐圧ホース２１の先端には樹脂噴射ノズル
２５が取付けられ、後端には例えば手動式の簡易型の水
ポンプ３０が連結される。また、未整理供給管６の管路
長を測定して樹脂噴射ノズル２５の前進位置を閉塞位置
に合致させるため、測長手段としての音響式測定器３５
が設けられる。
【００１１】図２において、耐圧ホース２１、樹脂噴射
ノズル２５等について詳細に説明する。樹脂噴射ノズル
２５は弁座２６の先に小口径のノズル孔２７を有し、耐
圧ホース２１の先端に締付け金具２８により取付けられ
ている。耐圧ホース２１は内部のノズル２５側に、例え
ばホース内径と同一径の樹脂収容部２２が形成されてい
て、この樹脂収容部２２に例えば管の所定長さを充填す
る量の高粘度樹脂ｄが収容される。また、耐圧ホース２
１の内部において樹脂収容部２２の直後には、ナイロン
球からなる遮水ボール２４および遮水ボール２４の後部
に一体的に固着された遮水ゴム２４ａが移動可能に挿入
されている。遮水ボール２４および遮水ゴム２４ａは樹
脂収容部２２の内径とほぼ同じ外径を有して樹脂収容部
２２の内部で水ｅと樹脂ｄを遮断し、更に樹脂噴射終了
時に遮水ボール２４がノズル２５の弁座２６に当接して
ノズル孔２７を自動的に閉じることにより、水ｅの噴出
を防止するようになっている。
ノズル２５等について詳細に説明する。樹脂噴射ノズル
２５は弁座２６の先に小口径のノズル孔２７を有し、耐
圧ホース２１の先端に締付け金具２８により取付けられ
ている。耐圧ホース２１は内部のノズル２５側に、例え
ばホース内径と同一径の樹脂収容部２２が形成されてい
て、この樹脂収容部２２に例えば管の所定長さを充填す
る量の高粘度樹脂ｄが収容される。また、耐圧ホース２
１の内部において樹脂収容部２２の直後には、ナイロン
球からなる遮水ボール２４および遮水ボール２４の後部
に一体的に固着された遮水ゴム２４ａが移動可能に挿入
されている。遮水ボール２４および遮水ゴム２４ａは樹
脂収容部２２の内径とほぼ同じ外径を有して樹脂収容部
２２の内部で水ｅと樹脂ｄを遮断し、更に樹脂噴射終了
時に遮水ボール２４がノズル２５の弁座２６に当接して
ノズル孔２７を自動的に閉じることにより、水ｅの噴出
を防止するようになっている。
【００１２】水ポンプ３０は、耐圧ホース２１の後端に
管路３１を介して連結され、水タンク３２を有し、この
水タンク３２に、手動ハンドル３３ａにより作動するポ
ンプ３３を設けている。そして、水ポンプ３０から管路
３１を介して耐圧ホース２１の内部に水ｅを充填し、手
動ハンドル３３ａを操作することで、高い水圧を遮水ゴ
ム２４ａ，遮水ボール２４を介して高粘度樹脂ｄに作用
させてその樹脂ｄをノズル２５から噴射するように構成
されている。
管路３１を介して連結され、水タンク３２を有し、この
水タンク３２に、手動ハンドル３３ａにより作動するポ
ンプ３３を設けている。そして、水ポンプ３０から管路
３１を介して耐圧ホース２１の内部に水ｅを充填し、手
動ハンドル３３ａを操作することで、高い水圧を遮水ゴ
ム２４ａ，遮水ボール２４を介して高粘度樹脂ｄに作用
させてその樹脂ｄをノズル２５から噴射するように構成
されている。
【００１３】次に、この実施例の閉塞処理工法の作業
を、図３により説明する。まず、準備作業として、未整
理供給管６の管端部分を掘り出し、その管端を切断して
開口し、ここから音響式測定器３５などにより管長が測
定されて、樹脂充填による閉塞位置Ａが決定される。こ
こで未整理供給管６の閉塞位置Ａはサービスチー１０の
直近の根本に近い方が望ましいが、サービスチー１０の
直近にすると、樹脂ｄがサービスチー１０から導管１に
入ることがあって好ましくない。このため、例えば引込
み管２のサービスチー１０に近い箇所が閉塞位置Ａに選
ばれ、その管径等から充填すべき高粘度樹脂ｄの量が決
められる。この音響式測定器３５による管長測定時に
は、未整理供給管６の管端からガスが漏出しないように
対処する。
を、図３により説明する。まず、準備作業として、未整
理供給管６の管端部分を掘り出し、その管端を切断して
開口し、ここから音響式測定器３５などにより管長が測
定されて、樹脂充填による閉塞位置Ａが決定される。こ
こで未整理供給管６の閉塞位置Ａはサービスチー１０の
直近の根本に近い方が望ましいが、サービスチー１０の
直近にすると、樹脂ｄがサービスチー１０から導管１に
入ることがあって好ましくない。このため、例えば引込
み管２のサービスチー１０に近い箇所が閉塞位置Ａに選
ばれ、その管径等から充填すべき高粘度樹脂ｄの量が決
められる。この音響式測定器３５による管長測定時に
は、未整理供給管６の管端からガスが漏出しないように
対処する。
【００１４】そして、耐圧ホース２１の後端から管に充
填する量の高粘度樹脂ｄを注入してその後方から遮水ボ
ール２４，遮水ゴム２４ａを嵌挿し、管路３１を介して
水ポンプ３０を連結する。その状態で、あるいは水ポン
プ３０からの水圧により図３（ａ）のように、高粘度樹
脂ｄを耐圧ホース２１の樹脂収容部２２に移動させた状
態で管閉塞の準備をする。
填する量の高粘度樹脂ｄを注入してその後方から遮水ボ
ール２４，遮水ゴム２４ａを嵌挿し、管路３１を介して
水ポンプ３０を連結する。その状態で、あるいは水ポン
プ３０からの水圧により図３（ａ）のように、高粘度樹
脂ｄを耐圧ホース２１の樹脂収容部２２に移動させた状
態で管閉塞の準備をする。
【００１５】こうして準備の整ったところで、図３
（ｂ）のように、未整理供給管６の管端の開口部６ａ
に、例えばガスが空気中に飛散するのを防止する密閉作
業ボックス３６等を装着し、耐圧ホース２１のノズル２
５側を埋設状態の未整理供給管６の内部に挿入する。す
ると耐圧ホース２１は屈曲し易いため、未整理供給管６
の内部に容易に屈曲しながら前進し、先端の樹脂噴射ノ
ズル２５が閉塞位置Ａの手前に達したときに耐圧ホース
２１の移動を停止する。この耐圧ホース２１の閉塞位置
Ａ手前への移動距離（長さ）は、音響式測定器３５によ
る未整理供給管６の測長により予め定められる。
（ｂ）のように、未整理供給管６の管端の開口部６ａ
に、例えばガスが空気中に飛散するのを防止する密閉作
業ボックス３６等を装着し、耐圧ホース２１のノズル２
５側を埋設状態の未整理供給管６の内部に挿入する。す
ると耐圧ホース２１は屈曲し易いため、未整理供給管６
の内部に容易に屈曲しながら前進し、先端の樹脂噴射ノ
ズル２５が閉塞位置Ａの手前に達したときに耐圧ホース
２１の移動を停止する。この耐圧ホース２１の閉塞位置
Ａ手前への移動距離（長さ）は、音響式測定器３５によ
る未整理供給管６の測長により予め定められる。
【００１６】その後、図３（ｃ）のように耐圧ホース２
１の後端に水ポンプ３０を連結した状態で、手動ハンド
ル３３ａによりポンプ３３を作動させて水ｅを圧入し、
遮水ゴム２４ａ，遮水ボール２４に水圧をかける。する
とこの水圧によって遮水ボール２４により高粘度樹脂ｄ
が、水ｅの混入を防止した状態で移動して樹脂収容部２
２からノズル２５のノズル孔２７を通って押し出され
る。こうして遮水ボール２４，遮水ゴム２４ａが樹脂ｄ
と水ｅを遮断しながら移動して、高粘度樹脂ｄのみが引
込み管２のサービスチー１０側の閉塞位置Ａに充填され
る。
１の後端に水ポンプ３０を連結した状態で、手動ハンド
ル３３ａによりポンプ３３を作動させて水ｅを圧入し、
遮水ゴム２４ａ，遮水ボール２４に水圧をかける。する
とこの水圧によって遮水ボール２４により高粘度樹脂ｄ
が、水ｅの混入を防止した状態で移動して樹脂収容部２
２からノズル２５のノズル孔２７を通って押し出され
る。こうして遮水ボール２４，遮水ゴム２４ａが樹脂ｄ
と水ｅを遮断しながら移動して、高粘度樹脂ｄのみが引
込み管２のサービスチー１０側の閉塞位置Ａに充填され
る。
【００１７】高粘度樹脂ｄは、その高い粘性によって、
引込み管２に押し出されると団子状になって引込み管２
の内部に詰まり徐々に管を閉塞するようになる。そして
図３（ｄ）のように所定量の高粘度樹脂ｄが押し出しを
終了し、その高粘度樹脂ｄが引込み管２の所定の長さに
渡って一杯に詰まった状態になると、遮水ボール２４は
ノズル２５側に移動して自動的にノズル孔２７が閉じら
れ、高圧の水ｅがノズル２５から噴出して樹脂ｄの充填
を破壊することが防止される。こうして水ポンプ３０の
水ｅを用いるものの、水ｅの混入や水ｅによる破壊等を
生じることなく、高粘度樹脂ｄのみが未整理供給管６の
一部の閉塞位置Ａに充填されて確実に閉塞され、導管１
のガスｆは進入しなくなる。
引込み管２に押し出されると団子状になって引込み管２
の内部に詰まり徐々に管を閉塞するようになる。そして
図３（ｄ）のように所定量の高粘度樹脂ｄが押し出しを
終了し、その高粘度樹脂ｄが引込み管２の所定の長さに
渡って一杯に詰まった状態になると、遮水ボール２４は
ノズル２５側に移動して自動的にノズル孔２７が閉じら
れ、高圧の水ｅがノズル２５から噴出して樹脂ｄの充填
を破壊することが防止される。こうして水ポンプ３０の
水ｅを用いるものの、水ｅの混入や水ｅによる破壊等を
生じることなく、高粘度樹脂ｄのみが未整理供給管６の
一部の閉塞位置Ａに充填されて確実に閉塞され、導管１
のガスｆは進入しなくなる。
【００１８】一方、上述のように樹脂ｄの押し出しが終
了すると、遮水ボール２４，遮水ゴム２４ａにより耐圧
ホース２１内部に水ｅが封入された状態となって、水ポ
ンプ３０の負荷が急増することでポンプのメータが上が
り、作業者にこのことを確認させる。そこで手動ハンド
ル３３ａの操作を停止して、耐圧ホース２１を未整理供
給管６から引き抜くことにより作業を終了する。
了すると、遮水ボール２４，遮水ゴム２４ａにより耐圧
ホース２１内部に水ｅが封入された状態となって、水ポ
ンプ３０の負荷が急増することでポンプのメータが上が
り、作業者にこのことを確認させる。そこで手動ハンド
ル３３ａの操作を停止して、耐圧ホース２１を未整理供
給管６から引き抜くことにより作業を終了する。
【００１９】高粘度樹脂ｄは常温硬化型のものであるか
ら、所定時間経過すると固化して未整理供給管６の基端
部を永久的に完全に閉塞した状態に保持する。また未整
理供給管６は、宅地内で邪魔にならない適当な長さの箇
所で切断してそのまま埋設状態に置かれる。この場合に
未整理供給管６は、根本に近い閉塞位置Ａで高粘度樹脂
ｄにより閉塞処理されているため、閉塞位置Ａ以降の部
分が仮に腐食しても、ガス漏れのおそれは全くなくな
る。
ら、所定時間経過すると固化して未整理供給管６の基端
部を永久的に完全に閉塞した状態に保持する。また未整
理供給管６は、宅地内で邪魔にならない適当な長さの箇
所で切断してそのまま埋設状態に置かれる。この場合に
未整理供給管６は、根本に近い閉塞位置Ａで高粘度樹脂
ｄにより閉塞処理されているため、閉塞位置Ａ以降の部
分が仮に腐食しても、ガス漏れのおそれは全くなくな
る。
【００２０】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の未整理供給管の閉塞処理工法はこれのみに
限定されない。
が、本発明の未整理供給管の閉塞処理工法はこれのみに
限定されない。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
未整理供給管を非掘削でその根本側の箇所を閉塞処理す
る工法であるから、道路を掘削する必要がなくなる。こ
のため土木、舗装の工事の期間や費用が大幅に低減し、
工事施行の省力化、交通、騒音等の環境保全、施行時間
の短縮化等が図られる。未整理供給管は根本側で処理さ
れてその大部分が閉塞されるので、土中に埋設された状
態でもガス漏れのおそれが殆どなくなる。未整理供給管
の一部を高粘度樹脂により閉塞処理するので、樹脂の使
用量は必要最小限で済み、作業も簡素化する。
未整理供給管を非掘削でその根本側の箇所を閉塞処理す
る工法であるから、道路を掘削する必要がなくなる。こ
のため土木、舗装の工事の期間や費用が大幅に低減し、
工事施行の省力化、交通、騒音等の環境保全、施行時間
の短縮化等が図られる。未整理供給管は根本側で処理さ
れてその大部分が閉塞されるので、土中に埋設された状
態でもガス漏れのおそれが殆どなくなる。未整理供給管
の一部を高粘度樹脂により閉塞処理するので、樹脂の使
用量は必要最小限で済み、作業も簡素化する。
【００２２】未整理供給管閉塞処理装置は、簡易型水ポ
ンプにより所定量の高粘度樹脂を充填する構成であるか
ら、装置が簡単になる。耐圧ホースには遮水ボールが挿
入されて、樹脂と水を遮断し且つ水の噴出を防止するよ
うに構成されているので、水ポンプを用いるものの、水
の影響を受けることなく高粘度樹脂のみを充填すること
ができ、実用性が高い。高粘度樹脂の噴射終了時にはノ
ズルと遮水ボールにより水ポンプの負荷が急増するの
で、作業側で的確に確認することができる。耐圧ホース
が樹脂収容部を兼ねることで、構造が簡素化する。
ンプにより所定量の高粘度樹脂を充填する構成であるか
ら、装置が簡単になる。耐圧ホースには遮水ボールが挿
入されて、樹脂と水を遮断し且つ水の噴出を防止するよ
うに構成されているので、水ポンプを用いるものの、水
の影響を受けることなく高粘度樹脂のみを充填すること
ができ、実用性が高い。高粘度樹脂の噴射終了時にはノ
ズルと遮水ボールにより水ポンプの負荷が急増するの
で、作業側で的確に確認することができる。耐圧ホース
が樹脂収容部を兼ねることで、構造が簡素化する。
【図１】本発明に係る未整理供給管の閉塞処理工法の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図２】耐圧ホース、樹脂噴射ノズル、水ポンプ等を詳
細に示す図である。
細に示す図である。
【図３】未整理供給管の閉塞処理工法の作業の状態を示
す断面図である。
す断面図である。
１ 導管 ６ 未整理供給管 １０ サービスチー ２０ 閉塞処理装置 ２１ 耐圧ホース ２４ 遮水ボール ２４ａ 遮水ゴム ２５ 樹脂噴射ノズル ３０ 水ポンプ ｄ 高粘度樹脂 ｅ 水 Ａ 閉塞位置
Claims (2)
- 【請求項１】 道路下に埋設されている導管からサービ
スチー等を介して宅地内に引込まれ、不使用状態で埋設
されている未整理供給管に対して、先端に樹脂噴射ノズ
ルを備えて所定量の高粘度樹脂が収容される耐圧ホース
を、未整理供給管の根本側の閉塞位置に挿入し、その後
耐圧ホースの後端に連結される水ポンプからの水圧によ
り高粘度樹脂を押動すると共に、水と樹脂とを遮断し、
樹脂噴射ノズルからの水の噴出を防止するようにした遮
水ボールにより、高粘度樹脂のみを未整理供給管の閉塞
位置に噴射充填して閉塞処理することを特徴とする未整
理供給管の閉塞処理工法。 - 【請求項２】 耐圧ホースは、先端に樹脂噴射ノズルを
備えて所定量の高粘度樹脂が収容される樹脂収容部を設
け、この樹脂収容部の後部に遮水ボールが、水と樹脂を
遮断した状態で移動して高粘度樹脂を噴射ノズルから噴
射し、且つ高粘度樹脂が噴射し終った時点でノズル孔を
閉じて水の噴射を防止するようにしたことを特徴とする
請求項１記載の未整理供給管の閉塞処理工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4311394A JPH06137079A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 未整理供給管の閉塞処理工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4311394A JPH06137079A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 未整理供給管の閉塞処理工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06137079A true JPH06137079A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=18016664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4311394A Pending JPH06137079A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 未整理供給管の閉塞処理工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06137079A (ja) |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP4311394A patent/JPH06137079A/ja active Pending
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Legal Events
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