JPH06136617A - 多孔質繊維 - Google Patents

多孔質繊維

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JPH06136617A
JPH06136617A JP30923292A JP30923292A JPH06136617A JP H06136617 A JPH06136617 A JP H06136617A JP 30923292 A JP30923292 A JP 30923292A JP 30923292 A JP30923292 A JP 30923292A JP H06136617 A JPH06136617 A JP H06136617A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮、曲げ、或いは伸張などの力によっても
変形しにくく、各種物質の吸着性や保持性に優れた多孔
質繊維を提供すること。 【構成】 多孔質部分1と非多孔質部分2とからなり、
繊維断面において、非多孔質部分2が繊維軸から放射状
に伸び、多孔質部分1を2以上の部分に略分割した繊維
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願発明は非多孔質部分を有
する多孔質繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質繊維はその多孔性により、各種物
質の吸着性や保持性に優れているばかりでなく、軽量で
あるため、様々な用途に使用することができる。しかし
ながら、多孔質繊維は圧縮、曲げ、或いは伸張などの力
に対して弱いため、多孔質繊維から繊維シートを形成す
る際、或いは形成した後の強度がなく、取り扱い難いば
かりでなく、多孔質繊維の特性である各種物質の吸着性
や保持性を十分に発揮できないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧縮、曲げ、或いは伸
張などの力によっても変形しにくく、各種物質の吸着性
や保持性に優れた多孔質繊維を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願発明の多孔質繊
維3は多孔質部分1と非多孔質部分2とからなり、多孔
質部分1が非多孔質部分2により、2以上の部分に略分
割されている。なお、繊維断面において、非多孔質部分
2が繊維軸から放射状に伸びていると、繊維全体に亘っ
て均一な強度を有する多孔質繊維3である。また、多孔
質部分1を構成する樹脂と非多孔質部分2を構成する樹
脂とが、主として同一樹脂であるか、多孔質部分1と非
多孔質部分2のいずれか一方の部分を構成する樹脂が、
他方の部分を構成する樹脂を主成分とする変性樹脂であ
るか、或いは多孔質部分1を構成する樹脂が、非多孔質
部分2を構成する樹脂と反応して、接着性を有すると、
多孔質部分1と非多孔質部分2とが分離することもな
い。
【0005】
【作用】この出願発明の多孔質繊維3は多孔質部分1と
非多孔質部分2とからなる繊維であり、この多孔質部分
1が非多孔質部分2によって、2以上の部分に略分割さ
れているため、非多孔質部分2が骨のような働きをし
て、圧縮、曲げ、或いは伸張などの力によっても変形し
にくく、強度的に優れた繊維であり、多孔質部分1によ
り各種物質の吸着性や保持性にも優れている。
【0006】この出願発明の非多孔質部分2は多孔質繊
維3に強度を付与する部分で、多孔質繊維中15〜85
重量%の比率で存在するのが好ましい。15重量%未満
であると、非多孔質部分2が存在しているにもかかわら
ず、強度が付与されず、逆に、85重量%を越えると、
多孔質部分1による各種物質の吸着性や保持性が悪いた
めである。より好ましくは25〜75重量%である。
【0007】他方、この出願発明の多孔質部分1は各種
物質を吸着や保持する部分であり、多孔質繊維中15〜
85重量%の比率で存在するのが好ましい。15重量%
未満であると、各種物質の吸着性や保持性が悪く、85
重量%を越えると、非多孔質部分2が少なくなり過ぎ
て、強度が低下するためである。より好ましくは、25
〜75重量%である。
【0008】なお、この出願発明の多孔質部分1とは内
壁同士がつながったレンコン状構造や、内壁同士及び内
壁と繊維表面とがつながったレンコン状構造や、立体網
目状空間をもつ構造や、長さ方向で部分的に融着し、枝
分れした極細繊維の立体網目状構造などを意味する。
【0009】この出願発明では上記のような多孔質部分
1が非多孔質部分2によって、2以上の部分に略分割さ
れている。この分割状態は、例えば、図1(a)及び図
2〜図10に示すような状態であり、以下これらの図を
もとに説明する。
【0010】図1(a)は非多孔質部分2が繊維軸から
放射状に伸びた状態を表す断面図であり、多孔質部分1
が8つに分割されている。このように、繊維軸から放射
状に伸びた非多孔質部分2を有していると、繊維全体に
亘って均一な強度を有する多孔質繊維3である。なお、
この場合は非多孔質部分2が多孔質部分1を8つに分割
しているが、2以上に略分割していれば良く、好ましく
は3以上に略分割する。
【0011】図2は図1(a)において、非多孔質部分
2が繊維表面近傍と繊維軸近傍で太くなった状態の多孔
質繊維3である。このように、繊維断面において、非多
孔質部分2は均一な太さである必要はない。
【0012】図3は図1(a)において、非多孔質部分
2が繊維表面まで達しない状態で、非多孔質部分2によ
って多孔質部分1が完全には分割されていない状態であ
る。このように、非多孔質部分2は多孔質部分1を完全
に分割する必要はなく、ほぼ分割していれば良い。な
お、非多孔質部分2は繊維に強度を付与する部分である
ため、繊維断面において、繊維軸から表面までの距離の
2分の1よりも表面寄りの部分まで、より好ましくは3
分の2よりも表面寄りの部分まで、最も好ましくは、表
面まで伸びていることである。
【0013】図4は断面形状が略三角形状の場合であ
り、このように、繊維断面形状は円形である必要はな
く、多角形、楕円形、長円形、ひょうたん形などでも良
く、特に限定するものではない。このような断面形状を
有する多孔質繊維3は、繊維を紡糸する際に、内部オリ
フィス6から押し出し、複合した後の紡糸オリフィスの
形状を変化させることにより得ることができる。
【0014】図5は断面形状が図1(a)と同じ状態で
あるが、多孔質部分1と非多孔質部分2との境界がほと
んどない場合である。これは、後述のように、非多孔質
部分2を構成する樹脂と、多孔質部分1を構成する樹脂
とが、主として同一樹脂であるか、多孔質部分1と非多
孔質部分2のどちらか一方の部分を構成する樹脂が、他
方の部分を形成する樹脂を主成分とする変性樹脂からな
る場合に、多孔質部分1と非多孔質部分2との境界がほ
とんどない多孔質繊維3となる。このような多孔質繊維
3は多孔質部分1と非多孔質部分2との親和性が高く、
多孔質繊維3から繊維シートを形成する際、或いは形成
した後に、分離するなどの問題が生じにくいため、好適
に使用することができる。
【0015】図6は繊維断面において、湾曲した非多孔
質部分2を有する場合で、多孔質部分1を4分割してい
る例である。このように、非多孔質部分2は繊維断面に
おいて、略直線状になっている必要はない。
【0016】図7は繊維断面において、非多孔質部分2
が繊維軸から放射状に伸びていない場合を示す図であ
る。このように、この出願発明においては非多孔質部分
2が繊維軸から放射状に伸びている必要はなく、図9の
E字状、図10のK字状、或いは、F字状、L字状、M
字状、N字状、T字状、V字状、W字状などでも良い。
なお、A字状、三角形などの多角形、シャープ(#)形
でも良いが、繊維表面とつながっていない多孔質部分1
をも形成するため、多孔質部分1による各種物質の吸着
性、保持性が低下するということに注意を払う必要があ
る。
【0017】図8は図7における非多孔質部分2が不連
続の場合を示したものである。このように、非多孔質部
分2は連続している必要はない。また、非多孔質部分2
が繊維軸から伸びていない場合であっても、非多孔質部
分2の一部分は繊維軸から表面までの距離の2分の1よ
りも表面寄りの部分に、より好ましくは3分の2よりも
表面寄りの部分にあることである。
【0018】以上のような繊維断面形状を有する多孔質
部分1及び非多孔質部分2を構成する樹脂としては、例
えば、ポリエチレンテレフタレートなどのようなポリエ
ステル系樹脂、ジエチレングリコールとテレフタル酸の
共重合体、エチレングリコールとイソフタル酸の共重合
体などのような変性ポリエステル系樹脂、6−ナイロ
ン、66−ナイロンなどのようなポリアミド系樹脂、6
−ナイロン共重合体、66−ナイロン共重合体などのよ
うなポリアミド系共重合体樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、エチレンとプロピレンの共重合体、プロピレンとジ
エンの共重合体などのような変性ポリプロピレン樹脂、
高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンなどのような
ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリロニトリル系、ポリ
エーテル系、ポリウレタン、ポリウレタン共重合体系、
ビニル系、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートな
どを使用することができる。
【0019】これらの中でも、多孔質部分1と非多孔質
部分2のいずれもポリアミド系樹脂である場合のよう
に、多孔質部分1を構成する樹脂と非多孔質部分2を構
成する樹脂とが、主として同一樹脂である場合や、多孔
質部分1が変性ポリエステル樹脂であり、非多孔質部分
2がポリエステル系樹脂である場合のように、多孔質部
分1と非多孔質部分2のどちらか一方の部分を構成する
樹脂が、他方の部分を形成する樹脂を主成分とする変性
樹脂である場合には、樹脂の相溶性が高いため、多孔質
部分1と非多孔質部分2の境界がほとんどなく、多孔質
繊維3から繊維シートを形成したり、形成した後に、多
孔質部分1が非多孔質部分2から分離するという心配が
ないので、これらの組み合わせが好適に採用される。
【0020】また、多孔質部分1がポリウレタン系樹脂
であり、非多孔質部分2がポリアミド系樹脂である場合
のように、多孔質部分1と非多孔質部分2の樹脂同士が
反応して接着性を有する場合も、前記と同様の効果が得
られるため、好適な樹脂の組み合わせである。
【0021】なお、多孔質部分1がポリエステル系樹脂
であり、非多孔質部分2がポリアミド系樹脂である場合
のように、多孔質部分1と非多孔質部分2の樹脂同士の
相溶性が悪い場合であっても、図3や図8に示すよう
に、多孔質部分1が非多孔質部分2によって完全に分割
していない場合には、これら相溶性の悪い樹脂の組み合
わせであっても構わない。
【0022】この出願発明の多孔質繊維3は常法の複合
紡糸法によって得ることができる。例えば、繊維断面形
状が図1(a)の多孔質繊維3を複合紡糸する場合、図
11に示すような横断面をもつ内部オリフィス6を用い
て、溝5の部分から非多孔質部分2を構成する樹脂を押
し出すと共に、小孔4から多孔質部分1を構成する樹脂
と、抽出することにより多孔質を形成する樹脂(以下、
「抽出用樹脂」という)の混合樹脂を押し出して、これ
ら押し出した樹脂を複合した後に、断面形状が円形の紡
糸オリフィスを通して紡出し、この抽出用樹脂を抽出す
ることにより得ることができる。
【0023】このように多孔質部分1を構成する樹脂と
混合する抽出用樹脂としては、例えば、ポリスチレン、
カチオン活性ポリエステルなどがあり、これら抽出用樹
脂を抽出する場合には、非多孔質部分2を構成する樹脂
及び多孔質部分1を構成する樹脂を抽出しない溶媒によ
って抽出除去する。例えば、多孔質部分1及び非多孔質
部分2がポリエチレンテレフタレート樹脂で、抽出用樹
脂がポリスチレン樹脂の場合、抽出する溶媒はトルエン
またはジメチルホルムアミドといった具合である。
【0024】以上のようにして得られた多孔質繊維3は
非多孔質部分2によって強度が付与されているため、圧
縮、曲げ、或いは伸張などの力によっても変形しにく
く、多孔質部分1による各種物質の吸着性、保持性にも
優れているため、織物、編物、不織布などに加工して、
中入綿、電池用セパレータ、各種フィルタ、各種マス
ク、内装材など、各種用途に使用できるものである。
【0025】以下に、この出願発明の多孔質繊維の実験
例及び実施例を記載するが、以下の実施例に限定される
ものではない。なお、樹脂の溶融粘度はフローテスタ
(島津フローテスタ CFT−500C)で、直径1.0
mm、長さ10.0mmのノズルを用いて測定した。
【0026】
【実施例】
(実験例)多孔質部分1を構成する樹脂として220
℃、シェアレート103-1における溶融粘度が940
ポイズの6−ナイロン樹脂50重量%と、抽出用樹脂と
して220℃、シェアレート103-1における溶融粘
度が960ポイズのポリスチレン樹脂50重量%との混
合物と、非多孔質部分2を構成する樹脂として、多孔質
部分1を構成する樹脂と同じ6−ナイロンとを、10:
4の重量比率で別々に溶融させた後、図11に示すよう
な、8つの小孔4を溝5で8分割した横断面をもつ、2
60℃に加熱された内部オリフィス6の小孔4から混合
物の融液を、他方、溝5から6−ナイロンの融液を押し
出した後、これら融液を複合し、延伸することなく、単
に放流した。その後、放流して得られた複合繊維を、8
0℃のトルエン溶液中に30分間浸すことにより、ポリ
スチレン樹脂を抽出除去し、図5に示すような、繊維軸
から放射状に伸びた非多孔質部分2により多孔質部分1
を8分割した、円形状の断面形状をもつ繊維径0.25m
mの多孔質繊維3を得た。なお、この多孔質繊維3の多
孔質部分1と非多孔質部分2との重量比率は56:44
であった。
【0027】(比較実験例)繊維を構成する樹脂として
220℃、シェアレート103-1における溶融粘度が
940ポイズの6−ナイロン樹脂50重量%と、抽出用
樹脂として220℃、シェアレート103-1における
溶融粘度が960ポイズのポリスチレン樹脂50重量%
との混合物とを、横断面形状が円形のオリフィスから紡
糸し、延伸することなく、単に放流した。その後、実験
例と同様にしてポリスチレン樹脂を抽出除去し、図12
に示すような多孔質部分のみからなる、円形状の断面形
状をもつ繊維径0.25mmの多孔質繊維を得た。
【0028】(圧縮変形率の測定)実験例及び比較実験
例によって得られた多孔質繊維を、各々一対のシャープ
(#)形状に組み、圧縮弾性試験機(NAKAYAMA ELECTRI
C IND CO,LTD NO.5E-154)を用いて荷重20g重時の厚
さ(L)を測定する。その後、荷重を50、100、2
00、400、600、800、1,000g重と変化さ
せた際の厚さ(L’)を測定し、次の式により圧縮変形
率を求める。この結果は図13に示すように、実験例の
多孔質繊維3は比較実験例の多孔質繊維と比較して、潰
れにくいことがわかる。
【0029】(実施例1)実験例と同様にして得られた
融液を複合し、紡糸オリフィスから紡出した後、速度9
00m/分で巻き取った。その後、巻き取った複合繊維
を温度120℃で3倍延伸し、延伸糸を得た。この延伸
糸を実験例と同様にしてポリスチレン樹脂を抽出除去
し、図5に示すような、繊維軸から放射状に伸びた非多
孔質部分2により多孔質部分1を8つに分割した、円形
状の断面形状をもつ繊維径15μmの多孔質繊維3を得
た。なお、この多孔質繊維3の多孔質部分1と非多孔質
部分2との重量比率は56:44であった。
【0030】(実施例2)多孔質部分1を構成する樹脂
として、290℃、シェアレート103-1における溶
融粘度が190ポイズのジエチレングリコールとテレフ
タル酸の共重合体樹脂50重量%と、抽出用樹脂として
290℃シェアレート103-1における溶融粘度が2
60ポイズのポリスチレン樹脂50重量%との混合物
と、非多孔質部分2を構成する樹脂として、290℃、
シェアレート103-1における溶融粘度が770ポイ
ズのポリエチレンテレフタレート樹脂とを、10:4の
重量比率で別々に溶融させた融液を複合した以外は、実
施例1と同様にして延伸糸を得た。この延伸糸を80℃
のトルエン溶液中に30分間浸すことにより、ポリスチ
レン樹脂を抽出除去し、図5に示すような、繊維軸から
放射状に伸びた非多孔質部分2により多孔質部分1を8
つに分割した、円形状の断面形状をもつ繊維径15μm
の多孔質繊維3を得た。なお、この多孔質繊維3の多孔
質部分1と非多孔質部分2との重量比率は56:44で
あった。
【0031】
【発明の効果】この出願発明の多孔質繊維は多孔質部分
と非多孔質部分とからなる繊維であり、この多孔質部分
が非多孔質部分によって、2以上の部分に略分割されて
いるため、非多孔質部分が骨のような働きをして、圧
縮、曲げ、或いは伸張などの力によっても変形しにく
く、強度的にも優れ、各種物質の吸着性や保持性に優れ
た繊維である。
【0032】なお、繊維断面において、非多孔質部分2
が繊維軸から放射状に伸びていると、繊維全体に亘って
均一な強度を有する多孔質繊維3である。
【0033】また、多孔質部分1を構成する樹脂と非多
孔質部分2を構成する樹脂とが、主として同一樹脂であ
るか、多孔質部分1と非多孔質部分2のいずれか一方の
部分を構成する樹脂が、他方の部分を構成する樹脂を主
成分とする変性樹脂であるか、或いは多孔質部分1を構
成する樹脂が、非多孔質部分2を構成する樹脂と反応し
て、接着性を有すると、多孔質部分1と非多孔質部分2
とが分離するということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) この出願発明の多孔質繊維の一例の断
面図 (b) この出願発明の多孔質繊維の斜視図
【図2】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面図
【図3】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面図
【図4】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面図
【図5】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面図
【図6】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面図
【図7】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面図
【図8】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面図
【図9】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面図
【図10】 この出願発明の多孔質繊維の他の例の断面
【図11】 この出願発明の多孔質繊維を紡糸する内部
オリフィス横断面図の例
【図12】 非多孔質部分を有しない多孔質繊維の断面
【図13】 荷重変化による圧縮変形率を表すグラフ
【符号の説明】
1 多孔質部分 2 非多孔質部分 3 多孔質繊維 4 小孔 5 溝 6 内部オリフィス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質部分1と非多孔質部分2とからな
    り、該多孔質部分1が該非多孔質部分2により、2以上
    の部分に略分割されていることを特徴とする多孔質繊
    維。
  2. 【請求項2】 繊維断面において、非多孔質部分2が繊
    維軸から放射状に伸びていることを特徴とする請求項1
    記載の多孔質繊維。
  3. 【請求項3】 多孔質部分1を構成する樹脂と非多孔質
    部分2を構成する樹脂とが、主として同一樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項2記載の多孔質繊維。
  4. 【請求項4】 多孔質部分1と非多孔質部分2のいずれ
    か一方の部分を構成する樹脂が、他方の部分を構成する
    樹脂を主成分とする変性樹脂からなることを特徴とする
    請求項1〜請求項2記載の多孔質繊維。
  5. 【請求項5】 多孔質部分1を構成する樹脂が、非多孔
    質部分2を構成する樹脂と反応して、接着性を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項2記載の多孔質繊維。
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