JPH06136384A - 油脂の精製方法 - Google Patents

油脂の精製方法

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JPH06136384A
JPH06136384A JP28796592A JP28796592A JPH06136384A JP H06136384 A JPH06136384 A JP H06136384A JP 28796592 A JP28796592 A JP 28796592A JP 28796592 A JP28796592 A JP 28796592A JP H06136384 A JPH06136384 A JP H06136384A
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Yoshiyuki Nagase
佳之 長瀬
Toshiya Tada
俊哉 多田
Noboru Igawa
昇 井川
Hideaki Kawana
秀明 川名
Shiyouta Mansei
昌太 満生
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SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESH
SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESHIYON SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESH
SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESHIYON SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油脂分を含む植物種子から、高度に精製され
た油脂を簡単な工程で効率良く得ることのできる方法を
開発することを目的とする。 【構成】 油脂分を含む植物種子原料を超臨界状態もし
くは高圧状態の流体と接触させることにより油脂を抽出
した後、抽出された該油脂を超臨界状態もしくは高圧状
態の流体と多段の抽出塔において接触させることによ
り、高度に精製された油脂を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油脂分を含む植物種子
もしくは天然油脂から高度に精製された精製油を効率良
く得る方法に関し、詳細には、例えばえごま種子等の植
物種子から固形分やタンパク質、更には脂肪酸、色素成
分、臭気成分、エステル類、リン脂質等の不純物を効率
良く抽出分離して精製された油脂を得る方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】えごま、大豆、菜種、アマニ、とうもろ
こし等の植物種子は、食用油をはじめとする植物油脂製
品の原料や医薬品の原料として利用されている。例えば
えごま種子はα−リノレン酸で構成されるトリグリセリ
ドを主成分とするものであり、これを加水分解すること
によって得られるα−リノレン酸は生体の細胞膜構造や
機能調節に有効であるとの報告(油化学,40(1
0),942−950,1991)もあり、薬理作用が
注目されている。またえごま精製油は食用油として使用
されている。
【0003】ところで油脂の精製方法としては、例えば
「食品の製造工程図全集」(1983.5.10,食品
技術士センター編,P74〜85)等に記載されてお
り、代表的な精製工程を例示すると図6に示す通りであ
る。即ち油脂分を含む植物種子からの採油工程には、圧
搾工程、溶媒抽出工程等を含めた繁雑な多段の処理が採
用されている。含油量が多い場合は、圧搾工程と溶媒抽
出工程が併用される。また、圧搾や溶媒抽出によって得
られる原油は、そのままで食用に供することはできず、
更に精製工程が必要となる。
【0004】この一連の精製工程を簡単に説明すると次
の通りである。まず圧搾工程では、原料中の異物を除去
するための精選を行い、破砕、圧延を行った後、加熱
(蒸煮)して油脂細胞のガム質やリン脂質を不活性化
し、タンパク質を凝固させる。次いでエキスペラー等に
より圧搾して液状物(原油)を回収すると共に、残りの
固形物は抽出工程でヘキサン等によって抽出した後抽出
溶媒を留去し、圧搾油と共に原油として使用される。
【0005】次いで精製工程では、原油中の水分や夾雑
物を除去すると共にガム質を除去するため、リン脂質の
水和または無機酸や加熱処理による凝集を行なってから
沈降分離もしくは遠心分離等を行う脱ガム工程を経た
後、遊離脂肪酸をアルカリで中和し、加熱、ブレークし
て分離する脱酸工程、更にはアルカリ精製油中の石鹸分
を除去するための湯洗、活性白土等を用いた脱色工程を
経由し、更に脱ろう、脱臭、仕上げ濾過を順次行なって
精製油を得ている。
【0006】この様に、従来法は工程が多段で非常に煩
雑であって油脂分のロスも多く、また、抽出工程で加え
たヘキサン等は原油中に残存しない様に完全に取り除く
必要があり極めて効率の悪い方法であった。
【0007】また特開昭62−59697号公報や特開
平1−95196号公報には超臨界流体を用いた植物種
子抽出法が提案されているが、前者では、不純物を除去
するために超臨界二酸化炭素で抽出した油状成分を吸着
剤に通す工程が必要であり、しかも精製油を得るには前
述の脱酸工程や湯洗工程が不可欠となる。他方、後者の
方法では植物種子を機械抽出した残物から油状成分を超
臨界流体により回収することを目的としたものであり、
油脂の精製についてはなんら考慮されていない。
【0008】更に特開平2−73039号公報には、植
物油を超臨界流体で向流抽出する方法が開示されている
が、この発明ではモノ−、ジ−及びトリグリセリド類を
含む混合物からモノー及びジーグリセリド類を回収する
ことを目的とするものであり、天然油脂の精製に適用で
きるものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の様な事
情に着目してなされたものであって、その目的は油脂分
を含む植物種子の精製法として採用されている従来の圧
搾・抽出および脱ガム、脱酸、脱臭、脱ろうからなる工
程を簡略化し、高品質の精製油を簡単な工程で効率良く
製造することのできる方法を確立しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明に係る精製方法とは、油脂分を含む植物
種子原料を超臨界状態もしくは高圧状態の流体とを接触
させることにより油脂を抽出した後、抽出された該油脂
を超臨界状態または高圧状態の流体と多段の抽出塔にお
いて接触させることにより、高度に精製するところに要
旨を有するものである。
【0011】
【作用】本発明で精製に用いられる超臨界状態もしくは
高圧状態の流体は、密度が液体に近く且つ拡散し易いた
め、抽出溶剤として優れた特性を発揮する。しかもこれ
らの流体は、温度や圧力条件を変化させることによって
溶質と簡単に分離することができ、溶質中へ残存するこ
とがなく、人体への影響も通常の有機溶媒などに比較し
て格段に少ない。本発明では、こうした超臨界状態もし
くは高圧状態の流体の特性を利用して油脂の精製を行な
うものであり、以下の説明では、代表例としてえごま種
子あるいは該種子を原料として使用し、流体として超臨
界状態の二酸化炭素を用いて精製する場合を主体にして
説明する。
【0012】えごま種子原料は超臨界または高圧状態の
流体と接触させることによって、油脂分が抽出される
が、この際超臨界流体の選択溶解性により、不溶性の夾
雑物および難溶性の重質物等は抽出されず原料中に残存
する。例えば、えごま種子を原料とし超臨界二酸化炭素
を溶剤として用いた場合、油脂細胞やタンパク等は原料
中に残存したままで油脂分が選択的に抽出される。
【0013】二酸化炭素に対するえごま油の溶解度は図
1に示す通りであり、この図からも明らかである様に、
二酸化炭素の圧力が高く且つ温度が低いほどえごま油の
溶解度は増大する。この図より、超臨界状態の二酸化炭
素を用いて油脂分を効率よく抽出するには、抽出温度を
40〜70℃、圧力を100〜800Kg/cm2の範囲に設
定するのが好ましい。また溶剤量は原料に対して重量で
10〜500倍、好ましくは40〜100倍が適当であ
る。
【0014】尚、通常の植物種子は外皮で被覆されてい
るので、超臨界状態または高圧状態の流体を用いた抽出
に当たっては予め破砕することにより外皮を破壊してか
ら抽出を行なえば、油脂分の抽出効率を高めることがで
きるので好ましい。ちなみに図2は、えごま種子を未粉
砕のまま、もしくは粗粉砕してから二酸化炭素抽出を行
なった場合の抽出率(但し、温度は40℃、圧力は40
0Kg/cm2)を対比して示したものであり、この図からも
明らかである様に原料種子を粉砕してから抽出を行なう
ことにより、抽出率は飛躍的に向上する。
【0015】上記抽出工程で得られた原油を、引き続き
多段の抽出塔で超臨界状態または高圧状態の流体と接触
させることにより精製油が得られる。ここで多段の抽出
塔とは、塔内にラシヒリング等の充填物を充填しおよび
/または分散板や多孔板等を備えたものであり、原油と
超臨界状態または高圧状態の流体が対向流で十分に接触
できるものである。
【0016】このときの抽出原理そのものは抽出工程と
変わらないが、両者を該多段抽出塔内において対向流で
接触させると、充填物および/または分散板や多孔板に
よって原油と溶剤との接触効率が高められると共に多段
の精留効果が発揮され、原油中に含まれる各成分の流体
に対する選択溶解性の差がより顕著に現れ、これによ
り、重質成分は塔底側へ濃縮されると共に、軽質成分は
塔頂側へ濃縮されて回収される。
【0017】例えば、えごま種子から超臨界二酸化炭素
により抽出した原油を原料として多段抽出塔に通し、超
臨界状態の二酸化炭素と対向流で接触させた場合、遊離
の脂肪酸や臭気成分等は塔頂側へ分離され、α−リノレ
ン酸で構成されるトリグリセリドをはじめとする油脂分
は塔底より精製された状態で回収される。即ち、上記多
段抽出塔を用いた超臨界もしくは高圧流体による向流抽
出処理により、原油の脱酸、脱臭、脱ろうが行われ高純
度の精製油を回収することができる。この場合、精製対
象となる油脂の種類あるいは抽出流体の種類によって
は、目的物を抽出塔の頂部あるいは底部から抜き出すこ
とができ、あるいは抽出塔の任意の高さ位置から目的物
純度の最も高いものを選択的に抜き出すことも可能であ
る。
【0018】多段抽出塔の操作条件は、原油の種類や抽
出流体の種類によっても変わるので一律に決めることは
できないが、二酸化炭素を抽出流体として使用する場合
の好ましい条件は、抽出温度:40〜60℃、圧力:1
00〜800Kg/cm2、抽出流体の使用量は原料に対して
重量比で30〜100倍程度が適当である。
【0019】図3は、本発明を実施する際に使用される
装置の好ましい例を示すものであり、植物種子からの油
脂の抽出と、該抽出物の多段抽出塔による精製を連続的
に実施できる様にしている。
【0020】図中、左側の部分は植物種子からの粗油抽
出工程、右側の部分は油脂の精製工程を夫々示してい
る。粗油抽出工程では、まず抽出槽1に原料種子(好ま
しくはその破砕物)を装入しておき、CO2 ボンベ2a
から高圧ポンプ3aを通して抽出槽1内へ高圧のCO2
を供給することによって油脂分の抽出を行なう。抽出液
は、抽出槽1内の圧力調節を兼ねた背圧弁4aで順次放
圧されながら気液分離塔5へ送られ、低部からは抽出さ
れた粗油を抜き出して後述する精製工程へ送ると共に、
頂部からは気化したCO2 を抜き出し、このCO2 は高
圧ポンプ3aから抽出槽1へ抽出流体として循環され
る。
【0021】図中、8,8は熱交換器を示す。また抽出
圧力は背圧弁4aによって制御する。本例では3基の抽
出槽1を並設し、原料種子の装入、抽出、抽出かすの取
出しをバルブ操作によって交番に行なえる様にして連続
操業できる様にしている。
【0022】気液分離塔5の底部から抜き出される粗油
は、熱交換器8で適当な温度に調整した後、高圧ポンプ
3bにより操作圧力にまで昇圧して多段抽出塔6の上部
へ送給し、CO2 ボンベ2bから熱交換器8および高圧
ポンプ3cを通して該抽出塔6へ送給される超臨界状態
のCO2 と対向流で接触させることにより多段抽出を行
ない、その底部からは順次精製油脂を抜き出す。
【0023】一方、抽出塔6の頂部からは、CO2 と共
に抽出された不純物を抜き出し、熱交換器8を経て凝縮
器7aへ送って液状物は抽出塔6の頂部へ返還すると共
に、気相は、上記抽出塔6の圧力調整を兼ねた背圧弁4
bを通して放圧してから抽出流体回収塔12へ送り、そ
の底部からは抽出された不純物を液状物として抜き出し
て熱交換器8を経て凝縮器7bへ送り、液状物は系外へ
抜き出すと共に、ガス成分は回収塔12の底部へ返還す
る。
【0024】また回収塔12の頂部へ分離されるCO2
は、熱交換器8を通して凝縮器7cへ送り、混入した液
状物を凝縮させて回収塔12の頂部へ返還すると共に、
ガス成分(CO2 )は熱交換器8および高圧ポンプ3c
を通して前記抽出塔6の底部へ循環する。
【0025】この様な装置を使用すれば、植物種子から
の粗油の抽出からその精製に至る一連の工程を連続的に
効率良く実施することができるので好ましい。但し図3
は本発明を実施するための好ましい装置の一例として示
しただけのものであり、適当に変更を加えたり必要によ
り任意の付属設備を設けて実施することも勿論可能であ
る。
【0026】尚上記では、えごま種子を原料とし二酸化
炭素を用いて精製する場合について説明したが、大豆、
菜種、アマニ、とうもろこし等の他の植物種子を原料と
して使用する場合にも、上記とほぼ同様に実施すること
ができる。また抽出流体としては、精製後の油脂分から
の分離容易性、取扱い性、無害性、コスト等を総合して
二酸化炭素が最も一般的であるが、この他プロパン、エ
タン、エチレンおよびそれらの混合物等の超臨界もしく
は高圧流体を使用することもできる。
【0027】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限
を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範
囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であ
り、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
【0028】実施例 図4に略示する装置を使用し、えごま種子からえごま油
の抽出を行なった。即ち、えごま種子の破砕物を予め抽
出槽1内へ装入しておき、該抽出槽1へCO2ボンベ2
から高圧ポンプ3dを通して高圧のCO2 を供給し、え
ごま油の抽出を行なう。抽出温度は、ヒーターHによっ
て40℃に調整し、抽出圧力は背圧弁4c(および後述
する4d,4e,4f)によって400Kg/cm2に制御す
る。
【0029】そして抽出物は背圧弁4d,4eを通して
逐次放圧しながら分離槽9a,9b方向へ抜き出し、抽
出油脂を回収すると共に、分離槽9bで分離されたガス
成分は背圧弁4fを経てコールドトラップ10aへ送
り、この部分で液状物を完全分離してから流量計11a
を通して系外へ放出する。またニードルバルブ13a,
13b,13cの下流側にも背圧弁4gおよびコールド
トラップ10bを設けておき、ガス成分中に含まれる液
状物を捕集した後、流量計11bを通して系外へ放出す
る。尚、図4における高圧ポンプ3e等を備えたライン
Lは、抽出効率向上のためにエントレーナーを使用する
場合に利用されるものであるが、本実施例では使用して
いない。この方法によって抽出した粗製油の分析値を、
従来法で得た圧搾抽出油の分析結果と共に表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1からも明らかである様に、本発明法で
得た粗製油と従来法で得た圧搾抽出油の分析値はほぼ類
似しているが、本発明法で抽出したものは、酸価、りん
含有率、色度、臭気度においていずれも低い値を示して
おり、この抽出工程だけでも、従来の圧搾抽出法に比べ
て優れた脱酸、脱りん、脱色、脱臭効果を有しているこ
とが分かる。
【0032】上記図4の分離槽9a,9bに回収された
粗製油脂を、前記図3の右側に示した様な多段抽出塔6
の上部へ送給すると共に、塔底部から供給される高圧C
2と対向流で接触させ、多段抽出による精製を行なっ
た。但し、操作条件は温度:40℃、圧力:200Kg/c
m2とした。そして該多段抽出時の溶剤比S/F比(二酸
化炭素の質量流量を原料供給質量流量で除した値)を種
々変えたときの精製油の品質を、油脂の品質指標の1つ
である酸価によって評価した。
【0033】結果は図5に示す通りであり、本発明法に
よれば粗製油の多段抽出時のS/F比を調節(好ましく
は50以上とする)ことにより、粗製油に含まれる酸価
を大幅に低減させることができ、遊離酸を効率良く除去
できることが分かる。またこの方法によって得た精製油
は殆んど酸成分を含まず且つほぼ無臭であり、高度の精
製状態で回収し得ることが確認された。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、植
物種子から、工業的規模で効率良く且つ簡略な工程で高
度に精製された油脂を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】超臨界状態のCO2 に対するえごま油の溶解度
を示すグラフである。
【図2】CO2 /原料種子比とえごま油の抽出率の関係
を示すグラフである。
【図3】本発明に用いる精製装置を例示する説明図であ
る。
【図4】実施例で用いた抽出装置を示す説明図である。
【図5】多段抽出法を採用した場合の溶剤比と精製油の
酸価の関係を示すグラフである。
【図6】従来の圧搾抽出法を利用した精製工程を示すフ
ロー図である。
【符号の説明】
1 抽出槽 2a,2b CO2 ボンベ 3a,3b,3c 高圧ポンプ 4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g 背圧弁 5 気液分離塔 6 多段抽出精製塔
フロントページの続き (72)発明者 井川 昇 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 川名 秀明 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社食品総合研究所内 (72)発明者 満生 昌太 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社食品総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油脂分を含む植物種子原料を超臨界状態
    もしくは高圧状態の流体とを接触させることにより油脂
    を抽出した後、抽出された該油脂を超臨界状態または高
    圧状態の流体と多段の抽出塔において接触させることに
    より、高度に精製することを特徴とする油脂の精製方
    法。
JP28796592A 1992-10-26 1992-10-26 油脂の精製方法 Pending JPH06136384A (ja)

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