JPH06136316A - ポリプロピレン用プライマー - Google Patents

ポリプロピレン用プライマー

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JPH06136316A
JPH06136316A JP28623592A JP28623592A JPH06136316A JP H06136316 A JPH06136316 A JP H06136316A JP 28623592 A JP28623592 A JP 28623592A JP 28623592 A JP28623592 A JP 28623592A JP H06136316 A JPH06136316 A JP H06136316A
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淳一 山下
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(A)ウレタン変性塩素化ポリプロピレン、
(B)水酸基価が50〜150、酸価が1〜40そして
数平均分子量が1300〜8000のポリエステル樹
脂、(C)エポキシ樹脂及び(D)ポリエーテル樹脂を
主成分とし、さらに必要に応じて(E)導電性物質を配
合してなることを特徴とするポリプロピレン用プライマ
ー。 【効果】当該プライマーは、ポリプロピレン及び上塗塗
膜との付着性が優れており、特に温水に長時間浸漬され
てもこれらの塗膜の付着性劣化やブリスター発生等は認
められない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被塗物としてのポリプ
ロピレン及び上塗塗膜との付着性等が良好なポリプロピ
レン用プライマーに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ポリプロピレンは自動車の
バンパーやドアサイドモール等に使用されており、そし
て、このポリプロピレンには美粧性及び耐久性向上のた
めに上塗塗料が塗装されている。
【0003】ポリプロピレン自体極性が低く上塗塗膜と
の付着性が十分でないため、プライマー(下塗塗料)が
あらかじめ塗装される。該プライマーとして、該ポリプ
ロピレンと近似した組成のものが使用され、例えば塩素
化ポリプロピレンを主成分とするプライマーが広く用い
られている。しかし、該プライマーは、ポリプロピレン
との付着性はほぼ実用的な水準に達しているが、上塗塗
膜との付着性及び耐水付着性が十分でなく、この欠陥の
改良が急務となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ポリプロピ
レン(被塗物)及び上塗塗膜との付着性、及び耐水付着
性等が良好である新規なポリプロピレン用プライマーを
開発するべく鋭意研究した。その結果、ウレタン変性塩
素化ポリプロピレン、特定のポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂及びポリエーテル樹脂を配合してなる組成物がそ
の目的を達成でき、ポリプロピレン用プライマーとして
有用であることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】即ち、本発明は、(A)ウレタン変性塩素
化ポリプロピレン、(B)水酸基価が50〜150、酸
価が1〜40そして数平均分子量が1300〜8000
のポリエステル樹脂、(C)エポキシ樹脂及び(D)ポ
リエーテル樹脂を主成分とし、さらに必要に応じて
(E)導電性物質を配合してなることを特徴とするポリ
プロピレン用プライマーに係る。
【0006】ポリプロピレンは、本発明のプライマーを
塗装せしめるための被塗物であり、プロピレンの単独重
合体もしくは他の重合性モノマーとの共重合体があげら
れ、これらは自動車のバンパーやサイドモール等に既に
多く用いられている。該ポリプロピレンは目的とする形
状に成型され、その表面は、既知の方法により化成処理
しておくことが好ましい。
【0007】本発明のポリプロピレン用プライマーは、
上記ポリウレタン(被塗物)に直接塗装される。
【0008】本発明のポリプロピレン用プライマーに関
して、さらに詳細に説明する。
【0009】(A)成分:ウレタン変性塩素化ポリプロ
ピレン。
【0010】該(A)成分は、塩素化ポリプロピレンと
ポリウレタン樹脂とを、混合するもしくは付加反応せし
めることによって得られる。このうち、塩素化ポリプロ
ピレンは、例えばプロピレン単独重合体もしくはこれと
他のオレフィン系モノマー等との共重合体を塩素化した
ものであり、塩素含有率は1〜60重量%、特に10〜
40重量%が好ましい。また、該塩素化ポリプロピレン
の数平均分子量は5000〜200000、特に100
00〜100000が適している。立体規則的にはアイ
ソタクチックやアタクチックのいずれでも差支えない。
【0011】(A)成分の調製に使用するポリウレタン
樹脂は、ポリイソシアネート化合物とポリオール成分と
のウレタン化反応生成物であって、その分子中に遊離の
水酸基及び/又はイソシアネート基を有していることが
好ましい。該ポリイソシアネート化合物は、1分子中に
2個以上のイソシアネート基を有している化合物で、そ
れ自体既知の脂肪族系、芳香族系及び脂環族系のポリイ
ソシアネートが使用できる。該ポリオール成分は1分子
中に2個以上の水酸基を有するもので、例えばポリエス
テルポリオール、ポリエーテルポリオール、低分子量多
価アルコール等が挙げられる。
【0012】本発明で用いる(A)成分は、上記塩素化
ポリプロピレンとポリウレタン樹脂とを常温で単に混合
せしめるか、または約50℃以上の温度に加熱してホッ
トブレンドするなどして得られる。ホットブレンドによ
って該両成分が反応し化学的に結合していることもあ
る。そして、該両成分の比率は目的に応じて任意に選択
できるが、該両成分の合計固形分重量に基いて、塩素化
ポリプロピレンは5〜95%、ポリウレタン樹脂は95
〜5%が適している。
【0013】(B)成分:水酸基価が50〜150、酸
価が1〜40、そして数平均分子量が1300〜800
0のポリエステル樹脂。
【0014】該(B)成分は、例えば多塩基酸成分と多
価アルコール成分とをエステル反応せしめることによっ
て得られる。該多塩基酸成分は1分子中にカルボキシル
基を2個以上有する化合物で、脂肪族系、脂環族系及び
芳香族系等の多塩基酸から選ばれた1種もしくは2種以
上が使用でき。このうち脂環族系の多塩基酸を含んでい
ることが特に好ましい。これらの多塩基酸成分は既知の
ものが使用できる。特に脂環族系多塩基酸として、例え
ば1,4−シクロヘキシレン構造を有するヘキサヒドロ
テレフタル酸、メチルヘキサヒドロテレフタル酸及びこ
れらの低級アルキルエステル等を使用すると仕上り外
観、耐溶剤性及び塗膜柔軟性等の優れた塗膜を得ること
ができるので好ましい。これらの無水物も適用できる。
【0015】(B)成分を調製するための多価アルコー
ル成分は、1分子中に水酸基を2個以上有する化合物
で、脂肪族系、脂環族系及び芳香族系等の多価アルコー
ルから選ばれた1種もしくは2種以上が使用でき、この
うち脂環族系多価アルコールを含んでいることが特に好
ましい。これらの多価アルコール成分は既知のものが使
用でき、このうち脂環族系多価アルコールとして、例え
ば1,4−シクロヘキシレン構造を有する1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA及び水
添ビスフェノールF等を使用すると仕上り外観、耐溶剤
性及び塗膜柔軟性等の優れた塗膜を容易に得ることがで
きるので好ましい。
【0016】(B)成分において、脂環族系の多塩基酸
及び/又は多価アルコール成分の含有率は目的に応じて
任意に選べるが、該ポリエステル樹脂固形分中10〜6
5重量%、特に20〜55重量%が好ましい。さらに
(B)成分は上記の多塩基酸成分と多価アルコール成分
とを、さらに必要に応じて一塩基酸やヒドロキシカルボ
ン酸等を併用して、既知のエステル化反応で得られる。
【0017】該(B)成分には、上記の多塩基酸成分と
多価アルコール成分(さらに一塩基酸やヒドロキシカル
ボン酸などを含むこともある)とのエステル化反応生成
物に、さらにポリイソシアネート化合物を反応させてな
るウレタン変性ポリエステル樹脂も包含される。ここで
使用されるポリイソシアネート化合物は、1分子中に2
個以上のイソシアネート基を有する脂肪族系、脂環族系
及び芳香族系等のポリイソシアネート化合物が挙げられ
る。さらに、これらのポリイソシアネート化合物と多価
アルコールとの付加反応物、ビュレットタイプ付加反応
物、イソシアヌル環タイプ付加反応物等も上記ポリイソ
シアネート化合物として適用できる。特にポリイソシア
ネート化合物として、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、1,3−(又は1,4−)
(イソシアネートメチル)シクロヘキサンおよひこれら
を含む付加反応物が好ましい。ウレタン変性ポリエステ
ル樹脂を調製するためのポリエステル樹脂とポリイソシ
アネート化合物との比率は、ポリエステル樹脂100重
量部あたり、0.5〜20重量部が適しており、ポリエ
ステル樹脂中の水酸基がポリイソシアネート化合物中の
イソシアネート基より過剰であることが好ましい。
【0018】(B)成分は、水酸基価が50〜150、
酸価が1〜40、特に3〜40、そして数平均分子量が
1300〜8000、特に1500〜5000であるこ
とが好ましい。(B)成分の水酸基価が50より小さく
なると上塗塗膜との付着性が低下し、一方、150より
大きくなると耐水付着性が低下するのでいずれも好まし
くない。また、酸価が1より小さくなると上塗塗膜との
付着性が低下し、一方、40より大きくなると上塗塗膜
の平滑性が低下するのでいずれも好ましくない。そし
て、数平均分子量が1300より小さくなると塗膜表面
が粘着性となり、一方、8000より大きくなると他の
成分との相溶性が低下するのでいずれも好ましくない。
【0019】(C)成分:1分子中にエポキシ基を2個
以上有するエポキシ樹脂であって、例えば、ビスフェノ
ール型のグリシジルエーテル、グリシジル基含有アクリ
ル樹脂等があげられ、これらは数平均分子量が1500
〜5000、エポキシ当量が150〜300であるの
が、それぞれ好ましい。
【0020】(D)成分:ポリエーテル樹脂。
【0021】例えばエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド及びテトラメチレンオキ
サイド等から選ばれた1種以上のアルキレンオキサイド
によるポリエーテルポリオールが好適である。これらの
数平均分子量は約1000〜200000の範囲が好ま
しく、その分子中に1個以上の水酸基を有してもよい。
【0022】本発明のプライマーは上記(A)、
(B)、(C)及び(D)成分を必須成分とするが、さ
らに必要に応じて、(E)導電性物質及び(F)セルロ
ースアセテートブチレート(CAB)等を配合したもの
も包含される。
【0023】(E)成分:該プライマー塗膜に導電性を
付与するための導電性物質であり、該プライマー塗面へ
の上塗塗料の静電塗装性を向上させるのに有利である。
具体的には、導電性カーボンブラック、銀、ニッケル、
銅及びグラファイト等から選ばれた1種もしくは2種以
上が挙げられ、これらは粉末もしくは粒子状であること
が好ましく、その粒径は0.1〜500μmが適してい
る。
【0024】(F)セルロースアセテートブチレート
(CAB)は、セルロースの部分アセチル化物をさらに
ブチルエーテル化して得られるセルロース誘導体であ
り、好適にはアセチル化度が一般に1〜34重量%、好
ましくは1〜7重量%;ブチル基含有率が一般に16〜
60重量%、好ましくは40〜60重量%;ASTM−
D−1343154に記載された測定法による粘度が一
般に0.005〜5秒、好ましくは0.005〜1秒;
の範囲内に包含されるものが好ましい。具体的には、ア
メリカイーストマンコダック社製品、商品名〔前者の数
字の2桁目まではブチル基含有率(重量%)、同じく3
桁目は水酸基含量、後者の数字は粘度(秒)を示す〕
で、CAB−171−2、CAB−381−2、CAB
−531−1、CAB−551−0.2及びCAB−5
5−0.01等がある。中でも、溶解性、相溶性及び粘
度等の観点からブチル基含有率が多く、かつ低粘度のC
AB−551−0.2及びCAB−55−0.01が好
ましい。
【0025】本発明のプライマーは上記(A)、
(B)、(C)及び(D)成分を必須成分とし、さらに
必要に応じて、(E)及び(F)成分等を配合して構成
される。これらの各成分の配合比率は目的に応じて任意
に選択できるが、例えば、固形分重量に基いて、(A)
成分100重量あたり、(B)成分は3〜50重量部、
特に5〜35重量部、(C)成分は3〜20重量部、特
に5〜15重量部、(D)成分は3〜20重量部、特に
5〜15重量部がそれぞれ好ましい。さらに、(E)成
分は上記(A)〜(D)成分の合計100重量部あた
り、100重量部以下、特に3〜50重量部が好まし
い。さらに(F)成分は上記(A)〜(D)成分の合計
100重量部あたり、100重量部以下、特に10〜5
0重量部が好ましい。
【0026】本発明のプライマーは、上記各成分を通常
の塗料用有機溶剤に混合・分散せしめ、固形分含有率1
0〜60重量%に調整することによって得られる。
【0027】本発明のポリプロピレン用プライマーの塗
装は主としてエアスプレー又はエアレススプレー等で行
うことが好ましい。塗装膜厚はその硬化塗膜に基いて5
〜30μm程度の範囲が好ましく、該塗膜は80〜15
0℃程度に加熱することによって硬化できる。
【0028】加熱硬化せしめた該プライマー塗面に、上
塗塗料を塗装できる。上塗塗料としては、耐候性、平滑
性及び耐薬品性が優れた塗膜を形成する塗料であればよ
く、具体的には、アクリル樹脂/アミノ樹脂又はポリイ
ソシアネート系、アルキド樹脂又はポリエステル樹脂/
アミノ樹脂又はポリイソシアネート系等のそれ自体既知
の上塗塗料が挙げられる。これらの上塗塗料は、着色顔
料やメタリック顔料等の着色剤を全くもしくは殆んど含
まないクリヤー塗料、着色顔料を含むソリッドカラー塗
料及びメタリック顔料を含むメタリック塗料として使用
できる。これらの上塗塗料は有機溶剤を溶媒もしくは分
散媒とする有機溶剤系が好ましいが、水を溶媒もしくは
分散媒とする水性塗料であってもよい。
【0029】上塗塗膜の膜厚はその硬化塗膜に基いて1
0〜60μm程度の範囲が好ましい。その場合、プライ
マーの塗膜を未硬化のままで、上塗塗料を塗装し、その
後、加熱して、該プライマー塗膜と上塗塗料塗膜とを同
時に硬化せしめることも差支えない。上塗塗料の塗装は
静電塗装方式によって行うことが好ましい。上塗塗料の
塗装方式として、ソリッドカラー塗料による1コート方
式、ソリッドカラー塗料又はメタリック塗料とクリヤー
塗料とによる2コート方式などがある。
【0030】
【発明の効果】本発明のプライマーの塗膜はポリプロピ
レン及び上塗塗膜との付着性が優れており、特に温水に
長時間浸漬されてもこれらの塗膜の付着性劣化やブリス
ター発生等は認められない。
【0031】本発明に関する実施例及び比較例について
説明する。部及び%はいずれも原則として重量に基く。
【0032】I 試料 1)(A)成分:ウレタン変性塩素化ポリプロピレン
【0033】
【表1】
【0034】表1において、 (※1)組成比率:固形分重量比率。
【0035】(※2)ポリウレタン:ジイソシアネート
とグリコールとの付加物で、末端にイソシアネート基を
有する。
【0036】2)(B)成分:ポリエステル樹脂 表2に示した原料を使用して常法にて反応させ、次いで
同表記載のジイソシアネートを付加反応した。
【0037】
【表2】
【0038】実施例1〜3 表3に示した成分を混合分散して本発明のプライマーを
調製した。
【0039】
【表3】
【0040】表3において、 (*1)エポン1001:シェル化学製、商品名。
【0041】(*2)エクセノールS−8500:旭硝
子(株)製、商品名。
【0042】(*3)ケッチェンブラックEC:ライオ
ン(株)製、商品名。
【0043】II 性能試験結果 自動車バンパー用ポリプロピレンの表面をトリクロルエ
タンで処理してから、上記プライマー(固形分含有率2
0%に調整)をエアスプレーで硬化塗膜にもとずく膜厚
が10〜20μmになるように塗装し、下記表4に記載
した条件で加熱し硬化せしめて、形成したプライマー塗
膜の性能を試験した。
【0044】ついで、このように形成したブライマー塗
膜に、有機溶剤系ソリッドカラー上塗塗料(ポリエステ
ル樹脂・メラミン樹脂系、白色)をエアースプレイで噴
霧塗装し(硬化塗膜に基づく膜厚が25〜35μm)、
120℃で20分加熱して硬化せしめた。このようにし
て形成した複層塗膜の性能も評価し、その結果を表4に
示した。
【0045】
【表4】
【0046】表4における比較例1〜7は、次の通りで
ある。
【0047】比較例1は、プライマーとして、実施例1
のプライマーの組成からポリエステル樹脂(B−1)を
除去したものを使用した。
【0048】比較例2は、プライマーとして、実施例1
のプライマーの組成からウレタン変性ポリプロピレン
(A−1)を除去したものを使用した。
【0049】比較例3は、プライマーとして、実施例1
のプライマーの組成において、ポリエステル樹脂(B−
1)の水酸基価を45に変更したものを使用した。
【0050】比較例4は、プライマーとして、実施例1
のプライマーの組成において、ポリエステル樹脂(B−
1)の水酸基価を160に変更したものを使用した。
【0051】比較例5は、プライマーとして、実施例1
のプライマーの組成において、ポリエステル樹脂(B−
1)の酸価を50に変更したものを使用した。
【0052】比較例6は、プライマーとして、実施例1
のプライマーの組成において、ポリエステル樹脂(B−
1)の数平均分子量を1000に変更したものを使用し
た。
【0053】比較例7は、プライマーとして、実施例1
のプライマーの組成において、ポリエステル樹脂(B−
1)の数平均分子量を10000に変更したものを使用
した。
【0054】試験方法 プライマー単独の初期付着性:表面をトリクロルエタン
で処理した自動車バンパー用ポリプロピレンに、上記プ
ライマーをエアスプレーで硬化塗膜にもとづく膜厚が2
0μmになるように塗装し、表4に記載の条件で加熱し
て乾燥させ、室温に冷却した後、塗膜に、大きさ2×2
mmのマス目が100個できるように素地に達するよう刃
物でカットする。その表面に粘着セロハンテープを貼付
し、それを急激に剥がした後に残存するマス目を調べ
た。○は剥離が全く認められない、×はハガレが多く発
生、を示す。
【0055】上塗塗装後の初期付着性:表面をトリクロ
ルエタンで処理した自動車バンパー用ポリプロピレン
に、上記プライマーをエアスプレーで硬化塗膜にもとづ
く膜厚が20μmになるように塗装し、表4に記載の条
件で加熱して乾燥させ、室温に冷却した後、このプライ
マー塗膜に、有機溶剤系ソリッドカラー上塗塗料(ポリ
エステル樹脂・メラミン樹脂系)をエアースプレーで噴
霧塗装し(硬化塗膜に基づく膜厚が25〜35μm)、
120℃で20分加熱して硬化せしめた。この塗面に、
大きさ2×2mmのマス目が100個できるように素地に
達するよう刃物でカットする。その表面に粘着セロハン
テープを貼付し、それを急激に剥がした後に残存するマ
ス目を調べた。○は剥離が全く認められない、×はハガ
レが多く発生、を示す。
【0056】耐水付着性:40℃の温水に10日浸漬し
た後、室温で乾燥してから、塗膜に大きさ2×2mmのマ
ス目が100個できるように素地に達するよう刃物でカ
ットする。その表面に粘着セロハンテープを貼付し、そ
れを急激に剥がした後に残存するマス目を調べた。○は
剥離が全く認められない、×はハガレが多く発生、を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 175/04 PHX 8620−4J (72)発明者 山下 淳一 愛知県西加茂郡三好町大字莇生字平地1番 地 関西ペイント株式会社内 (72)発明者 柘植 章広 愛知県西加茂郡三好町大字莇生字平地1番 地 関西ペイント株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ウレタン変性塩素化ポリプロピレ
    ン、(B)水酸基価が50〜150、酸価が1〜40そ
    して数平均分子量が1300〜8000のポリエステル
    樹脂、(C)エポキシ樹脂及び(D)ポリエーテル樹脂
    を主成分とし、さらに必要に応じて(E)導電性物質を
    配合してなることを特徴とするポリプロピレン用プライ
    マー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009501270A (ja) * 2005-07-13 2009-01-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー プラスチックコーティングのための低vocプライマー
CN102002314A (zh) * 2010-09-29 2011-04-06 中国科学院长春应用化学研究所 用于汽车保险杠纳米分散水性导电底漆及其制法
JPWO2021132132A1 (ja) * 2019-12-27 2021-12-23 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 複層塗膜形成方法

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