JPH06135499A - 自動満たん給油装置 - Google Patents
自動満たん給油装置Info
- Publication number
- JPH06135499A JPH06135499A JP28626392A JP28626392A JPH06135499A JP H06135499 A JPH06135499 A JP H06135499A JP 28626392 A JP28626392 A JP 28626392A JP 28626392 A JP28626392 A JP 28626392A JP H06135499 A JPH06135499 A JP H06135499A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- nozzle
- closing
- operation lever
- refueling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動満たん給油装置50において、給油終了
後の油の流出や次回給油の再開によってポンプが駆動さ
れたときに、前回給油終了後における操作レバーの戻し
忘れにより給油ノズルから燃料油が吐出されることを防
止する。 【構成】 給油時に上昇してきた燃料油の液面または泡
によって液検出孔7が塞がれて流路が自動閉塞されたと
きに、満たんでないことを条件に操作レバー35の支点
位置を変位させて、自動閉塞状態を解除し、給油を継続
させる。
後の油の流出や次回給油の再開によってポンプが駆動さ
れたときに、前回給油終了後における操作レバーの戻し
忘れにより給油ノズルから燃料油が吐出されることを防
止する。 【構成】 給油時に上昇してきた燃料油の液面または泡
によって液検出孔7が塞がれて流路が自動閉塞されたと
きに、満たんでないことを条件に操作レバー35の支点
位置を変位させて、自動閉塞状態を解除し、給油を継続
させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの燃料タン
ク内へ吐出された燃料油が満たん状態になったとき、自
動的に給油を停止する自動満たん給油装置に関する。
ク内へ吐出された燃料油が満たん状態になったとき、自
動的に給油を停止する自動満たん給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、たとえば本件出願
人によって提案された特開平1−308797(特願昭
63−131185)に開示されている。この先行技術
では、給油ノズルをノズルケースから外すことによって
ポンプが駆動されて燃料油が給油ノズルに圧送され、給
油ノズルに設けられる操作レバーを引くことによって、
給油ノズル内に形成される燃料油の流路を開放/閉鎖す
る流路開閉手段を開き、給油ノズルの先端部付近に形成
される液検出孔が上昇してきた燃料油の液面あるいは泡
によって閉塞されたときに負圧が上昇し、この負圧の上
昇によるダイアフラムの変位を検出して、一定時間ポン
プを停止させ、その後再始動させる動作を繰り返し、満
たん状態になると自動的に給油を停止するように構成さ
れている。
人によって提案された特開平1−308797(特願昭
63−131185)に開示されている。この先行技術
では、給油ノズルをノズルケースから外すことによって
ポンプが駆動されて燃料油が給油ノズルに圧送され、給
油ノズルに設けられる操作レバーを引くことによって、
給油ノズル内に形成される燃料油の流路を開放/閉鎖す
る流路開閉手段を開き、給油ノズルの先端部付近に形成
される液検出孔が上昇してきた燃料油の液面あるいは泡
によって閉塞されたときに負圧が上昇し、この負圧の上
昇によるダイアフラムの変位を検出して、一定時間ポン
プを停止させ、その後再始動させる動作を繰り返し、満
たん状態になると自動的に給油を停止するように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、上述したように満たん状態に達すると自動的にポン
プを停止させることができるけれども、懸垂式のように
高所から長いホースを介してノズルを吊下げた場合に
は、ポンプが停止していてもノズルの流路開閉手段が開
いていると油の吐出が停止せず、また作業者が誤って操
作レバーを引いた状態で給油ノズルをノズルケースに戻
すと、操作レバーに連動して開放/閉鎖動作する前記流
路開閉手段は開かれたままであるため、次の給油を行う
ために給油ノズルをノズルケースから外すと、前記ポン
プが駆動を開始して、給油ノズルの吐出管を燃料タンク
の給油口に挿入していないにもかかわらず燃料油が吐出
されてしまい、自動車やその周囲を汚損してしまうとと
もに、吐出された燃料油が無駄になってしまい、経済性
が悪く、しかもガソリンなどは引火性が高いので、安全
性が低下してしまうという問題がある。
は、上述したように満たん状態に達すると自動的にポン
プを停止させることができるけれども、懸垂式のように
高所から長いホースを介してノズルを吊下げた場合に
は、ポンプが停止していてもノズルの流路開閉手段が開
いていると油の吐出が停止せず、また作業者が誤って操
作レバーを引いた状態で給油ノズルをノズルケースに戻
すと、操作レバーに連動して開放/閉鎖動作する前記流
路開閉手段は開かれたままであるため、次の給油を行う
ために給油ノズルをノズルケースから外すと、前記ポン
プが駆動を開始して、給油ノズルの吐出管を燃料タンク
の給油口に挿入していないにもかかわらず燃料油が吐出
されてしまい、自動車やその周囲を汚損してしまうとと
もに、吐出された燃料油が無駄になってしまい、経済性
が悪く、しかもガソリンなどは引火性が高いので、安全
性が低下してしまうという問題がある。
【0004】したがって本発明の目的は、操作レバーが
引かれた状態で給油を終了した場合における前記問題点
を防止することができるようにした自動満たん給油装置
を提供することである。
引かれた状態で給油を終了した場合における前記問題点
を防止することができるようにした自動満たん給油装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、給油ノズルの
操作レバーに連動して、燃料油の流路を開放/閉鎖する
流路開閉手段を備え、給油ノズルの先端部付近に形成さ
れる液検出孔に負圧を導き、この液検出孔の閉塞によっ
て負圧が上昇したとき、前記流路開閉手段を自動閉塞さ
せるとともに一旦操作レバーを閉塞方向へ戻すことで自
動閉塞状態を解除できる給油ノズルを備えた給油装置に
おいて、前記給油ノズルに設けられ、操作レバーを角変
位自在に枢支する支点の位置を、操作レバーの角変位位
置に拘わらず流路開閉手段が開放/閉鎖する方向に変位
させる変位駆動手段と、前記流路開閉手段が自動閉塞さ
れる毎に、前記支点の位置を前記流路開閉手段が自動閉
鎖する方向に変位させ、その後復位させることで自動閉
塞状態を解除させる開閉制御手段とを含むことを特徴と
する自動満たん給油装置である。
操作レバーに連動して、燃料油の流路を開放/閉鎖する
流路開閉手段を備え、給油ノズルの先端部付近に形成さ
れる液検出孔に負圧を導き、この液検出孔の閉塞によっ
て負圧が上昇したとき、前記流路開閉手段を自動閉塞さ
せるとともに一旦操作レバーを閉塞方向へ戻すことで自
動閉塞状態を解除できる給油ノズルを備えた給油装置に
おいて、前記給油ノズルに設けられ、操作レバーを角変
位自在に枢支する支点の位置を、操作レバーの角変位位
置に拘わらず流路開閉手段が開放/閉鎖する方向に変位
させる変位駆動手段と、前記流路開閉手段が自動閉塞さ
れる毎に、前記支点の位置を前記流路開閉手段が自動閉
鎖する方向に変位させ、その後復位させることで自動閉
塞状態を解除させる開閉制御手段とを含むことを特徴と
する自動満たん給油装置である。
【0006】
【作用】本発明に従えば、給油ノズルには燃料油の流路
が形成され、この流路には流路開閉手段が設けられる。
流路開閉手段は操作レバーに連動して開放/閉鎖動作
し、給油する際には前記操作レバーを引くことによって
流路開閉手段は開放される。この状態で、給油ノズルの
先端部付近に形成される液検出孔が燃料油の液面あるい
は泡によって閉塞されると、負圧が上昇して、給油ノズ
ルへの燃料油の供給が自動停止される。このような自動
停止によって、開閉制御手段は、変位駆動手段を流路開
閉手段が閉鎖する方向に駆動して操作レバーの支点を移
動させ自動停止状態を解除させる。このように流路開閉
手段が操作レバーに連動して開かれた状態であっても、
負圧が上昇すると操作レバーの角変位位置に拘わらず前
記流路開閉手段が閉鎖されるので、給油停止後に落差等
の作用で油が流出したり、前回給油終了時に操作レバー
を戻し忘れてしまった場合でも、次の給油動作が開始さ
れて給油ノズルに燃料油が圧送されても不所望に吐出さ
れてしまうことが防止される。
が形成され、この流路には流路開閉手段が設けられる。
流路開閉手段は操作レバーに連動して開放/閉鎖動作
し、給油する際には前記操作レバーを引くことによって
流路開閉手段は開放される。この状態で、給油ノズルの
先端部付近に形成される液検出孔が燃料油の液面あるい
は泡によって閉塞されると、負圧が上昇して、給油ノズ
ルへの燃料油の供給が自動停止される。このような自動
停止によって、開閉制御手段は、変位駆動手段を流路開
閉手段が閉鎖する方向に駆動して操作レバーの支点を移
動させ自動停止状態を解除させる。このように流路開閉
手段が操作レバーに連動して開かれた状態であっても、
負圧が上昇すると操作レバーの角変位位置に拘わらず前
記流路開閉手段が閉鎖されるので、給油停止後に落差等
の作用で油が流出したり、前回給油終了時に操作レバー
を戻し忘れてしまった場合でも、次の給油動作が開始さ
れて給油ノズルに燃料油が圧送されても不所望に吐出さ
れてしまうことが防止される。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の給油ノズル1お
よびそれに関連する構成を示す断面図であり、図2は図
1の切断線面II−IIから見た拡大断面図である。給
油ノズル1は、基本的に、給油ノズル本体3と、本体3
から延びる吐出管4とを有する。本体3内には、圧送さ
れてきた燃料油が通過する流路5a〜5fが形成され、
最も下流側の流路5fには前記吐出管4が接続されて連
通している。この吐出管4の先端部6付近には、液検出
孔7が形成され、この液検出孔7は管路8および通路9
を介してダイアフラム室10に連通する。ダイアフラム
室10は、ダイアフラム11によって大気圧室13と負
圧室14とに仕切られ、負圧室14にはダイアフラム1
1を大気圧室13に向けてばね付勢する第1ばね15が
内蔵される。
よびそれに関連する構成を示す断面図であり、図2は図
1の切断線面II−IIから見た拡大断面図である。給
油ノズル1は、基本的に、給油ノズル本体3と、本体3
から延びる吐出管4とを有する。本体3内には、圧送さ
れてきた燃料油が通過する流路5a〜5fが形成され、
最も下流側の流路5fには前記吐出管4が接続されて連
通している。この吐出管4の先端部6付近には、液検出
孔7が形成され、この液検出孔7は管路8および通路9
を介してダイアフラム室10に連通する。ダイアフラム
室10は、ダイアフラム11によって大気圧室13と負
圧室14とに仕切られ、負圧室14にはダイアフラム1
1を大気圧室13に向けてばね付勢する第1ばね15が
内蔵される。
【0008】また、ダイヤフラム11の大気圧室13側
の表面には、図3に示されるように、逆U字状の取付部
材16がビスまたはリベットなどを用いて固定される。
取付部材16は、連結部17と、連結部17の長手方向
両端部にほぼ直角に屈曲して連なる一対の脚部18a,
18bとを有し、各脚部18a,18bには長孔19
a,19bがそれぞれ形成される。これらの長孔19
a,19bには、複数(本実施例では2)の係合ピン2
0,21の軸線方向両端部がそれぞれ嵌り込んで支持さ
れる。これらの係合ピン20,21は、ダイアフラム1
1の変位に対応して弁棒23に係合し、またはその係合
状態を解除する。
の表面には、図3に示されるように、逆U字状の取付部
材16がビスまたはリベットなどを用いて固定される。
取付部材16は、連結部17と、連結部17の長手方向
両端部にほぼ直角に屈曲して連なる一対の脚部18a,
18bとを有し、各脚部18a,18bには長孔19
a,19bがそれぞれ形成される。これらの長孔19
a,19bには、複数(本実施例では2)の係合ピン2
0,21の軸線方向両端部がそれぞれ嵌り込んで支持さ
れる。これらの係合ピン20,21は、ダイアフラム1
1の変位に対応して弁棒23に係合し、またはその係合
状態を解除する。
【0009】前記弁棒23は、その軸線方向に段差をな
して次第に小径となる第1〜第4軸24,25,26,
27を有する。第1軸24には、直円柱状の案内孔28
と、案内孔28に臨んで開口する切欠き29とが形成さ
れる。案内孔28内には、前記係合ピン20,21が嵌
り込むことができる嵌合溝30が周方向全周にわたって
形成される押圧棒31と、この押圧棒31を案内孔28
から突出する方向、すなわち図1および図2の左方にば
ね付勢する第2ばね33とが挿入される。押圧棒31の
先端部34は、半球状に形成され、前記第2ばね33の
ばね力によって操作レバー35の基端部付近に弾発的に
当接している。
して次第に小径となる第1〜第4軸24,25,26,
27を有する。第1軸24には、直円柱状の案内孔28
と、案内孔28に臨んで開口する切欠き29とが形成さ
れる。案内孔28内には、前記係合ピン20,21が嵌
り込むことができる嵌合溝30が周方向全周にわたって
形成される押圧棒31と、この押圧棒31を案内孔28
から突出する方向、すなわち図1および図2の左方にば
ね付勢する第2ばね33とが挿入される。押圧棒31の
先端部34は、半球状に形成され、前記第2ばね33の
ばね力によって操作レバー35の基端部付近に弾発的に
当接している。
【0010】前記第2軸25には、逆止弁36と第3ば
ね37とが装着され、逆止弁36は第3ばね37のばね
力によって前記流路5dの一部を構成する円錐台状の内
周面38に弾発的に当接して、弁孔である流路5cを閉
鎖する。この内周面38と前記逆止弁36の外周面39
との間には狭搾部40が形成され、この狭搾部40に臨
んで前記負圧室14に連通する通路41が開口してい
る。したがって、狭搾部40に燃料油の流れが生じるこ
とによって、ベンチュリー効果によって負圧が発生して
負圧室14に導かれ、さらに通路9および管路8を経
て、液検出孔7に導かれる。液検出孔7が燃料油または
その泡によって閉塞されないかぎり、液検出孔7から流
れ込む空気によって負圧室14内は補圧され、したがっ
てダイアフラム11は第1ばね15のばね力に抗して図
2の上方へ変位しない。しかしながら、前記液検出孔7
が上昇してきた燃料油またはその泡によって閉塞される
と、負圧室14内の負圧は上昇し、ダイアフラム11は
第1ばね15のばね力に抗して図2の上方へ変位し、こ
れによって係合ピン20,21が嵌合溝30から離脱し
て、弁棒23と押圧棒31との係合状態が解除されて前
記弁棒23が矢符B1方向へ角変位し、操作レバー35
は矢符A1方向に引かれたままで主弁43および副弁4
4が閉鎖される。
ね37とが装着され、逆止弁36は第3ばね37のばね
力によって前記流路5dの一部を構成する円錐台状の内
周面38に弾発的に当接して、弁孔である流路5cを閉
鎖する。この内周面38と前記逆止弁36の外周面39
との間には狭搾部40が形成され、この狭搾部40に臨
んで前記負圧室14に連通する通路41が開口してい
る。したがって、狭搾部40に燃料油の流れが生じるこ
とによって、ベンチュリー効果によって負圧が発生して
負圧室14に導かれ、さらに通路9および管路8を経
て、液検出孔7に導かれる。液検出孔7が燃料油または
その泡によって閉塞されないかぎり、液検出孔7から流
れ込む空気によって負圧室14内は補圧され、したがっ
てダイアフラム11は第1ばね15のばね力に抗して図
2の上方へ変位しない。しかしながら、前記液検出孔7
が上昇してきた燃料油またはその泡によって閉塞される
と、負圧室14内の負圧は上昇し、ダイアフラム11は
第1ばね15のばね力に抗して図2の上方へ変位し、こ
れによって係合ピン20,21が嵌合溝30から離脱し
て、弁棒23と押圧棒31との係合状態が解除されて前
記弁棒23が矢符B1方向へ角変位し、操作レバー35
は矢符A1方向に引かれたままで主弁43および副弁4
4が閉鎖される。
【0011】前記副弁44は第4軸27の先端部に嵌合
され、円錐台状の第4ばね45によって主弁43に近接
する方向に弾発的に付勢されている。操作レバー35を
矢符A1方向に引くと、副弁44が開いた後に主弁43
が開き、流路5a,5bに供給された燃料油は流路5c
へ流れ込み、後述するポンプから吐出される燃料油の吐
出圧力によって前記逆止弁36を第3ばね37のばね力
に抗して開き、狭搾部40を比較的大きな流速で流れ
る。これによって生じた負圧は、前述したように通路4
1、負圧室14、通路9および管路8を経て液検出孔7
に導かれる。
され、円錐台状の第4ばね45によって主弁43に近接
する方向に弾発的に付勢されている。操作レバー35を
矢符A1方向に引くと、副弁44が開いた後に主弁43
が開き、流路5a,5bに供給された燃料油は流路5c
へ流れ込み、後述するポンプから吐出される燃料油の吐
出圧力によって前記逆止弁36を第3ばね37のばね力
に抗して開き、狭搾部40を比較的大きな流速で流れ
る。これによって生じた負圧は、前述したように通路4
1、負圧室14、通路9および管路8を経て液検出孔7
に導かれる。
【0012】図4は、給油装置50を簡略化して示す断
面図である。給油所などの地下に埋設される貯留タンク
内の燃料油は、ポンプ51によって管路53から汲上げ
られ、管路54から流量計55を経て管路56に吐出さ
れる。管路56には、ゴムなどの可撓性および弾発性を
有する材料から成る給油ホース57の一端部が接続さ
れ、他端部は前記給油ノズル1に接続される。前記流量
計55に関連して、たとえば1/100リットル毎に1
パルスの給油信号s1を出力する流量パルス発信器58
が設けられ、制御回路59は給油信号s1に基づいて表
示信号s2を表示器60に出力し、給油量を表示させ
る。給油装置50のハウジング61には、給油ノズル1
が着脱自在に掛け止められるノズルケース63が設けら
れ、このノズルケース63にはノズル検知スイッチ64
が設けられる。ノズル検知スイッチ64は、給油ノズル
1がノズルケース63に掛け止められた状態ではローレ
ベルとなり、給油ノズル1がノズルケース63から外さ
れた状態ではハイレベルとなるノズル検知信号s3を前
記制御回路59に出力する。このようなノズル検知信号
s3がローレベルからハイレベルに変化すると、制御回
路59はモータ制御信号s4を出力してモータ65を駆
動させ、ポンプ51によって燃料油の汲上げ動作が開始
される。
面図である。給油所などの地下に埋設される貯留タンク
内の燃料油は、ポンプ51によって管路53から汲上げ
られ、管路54から流量計55を経て管路56に吐出さ
れる。管路56には、ゴムなどの可撓性および弾発性を
有する材料から成る給油ホース57の一端部が接続さ
れ、他端部は前記給油ノズル1に接続される。前記流量
計55に関連して、たとえば1/100リットル毎に1
パルスの給油信号s1を出力する流量パルス発信器58
が設けられ、制御回路59は給油信号s1に基づいて表
示信号s2を表示器60に出力し、給油量を表示させ
る。給油装置50のハウジング61には、給油ノズル1
が着脱自在に掛け止められるノズルケース63が設けら
れ、このノズルケース63にはノズル検知スイッチ64
が設けられる。ノズル検知スイッチ64は、給油ノズル
1がノズルケース63に掛け止められた状態ではローレ
ベルとなり、給油ノズル1がノズルケース63から外さ
れた状態ではハイレベルとなるノズル検知信号s3を前
記制御回路59に出力する。このようなノズル検知信号
s3がローレベルからハイレベルに変化すると、制御回
路59はモータ制御信号s4を出力してモータ65を駆
動させ、ポンプ51によって燃料油の汲上げ動作が開始
される。
【0013】再び図1を参照して、前記給油ノズル本体
3には、変位駆動手段としての複動空気圧シリンダ66
が設けられる。この複動空気圧シリンダ66は、ピスト
ン室67に収納されるピストン68と、ピストン68に
よって仕切られたピストン室67の一方の空間69内に
収納される第5ばね70と、ピストン68に固定され、
支点であるピン71によって前記操作レバー35に角変
位自在にピン結合されるピストン棒73とを有する。前
記ピストン室67には、ピストン68に関して前記空間
69とは反対側の空間74が形成される。これらの空間
69,74には、圧縮空気圧源75からの圧縮空気が2
位置切換電磁弁76を介して管路77,78およびポー
ト79,80を経て選択的に供給される。圧縮空気圧源
75は、前記制御回路59からの送気制御信号s5によ
って制御され、また2位置切換電磁弁76は制御回路5
9からの送気切換信号s6によって制御される。これら
の複動空気圧シリンダ66、圧縮空気圧源75、2位置
切換電磁弁76および制御回路59を含んで、開閉制御
手段81を構成する。また弁棒23、押圧棒31、主弁
43および副弁44を含んで流路開閉手段83を構成す
る。
3には、変位駆動手段としての複動空気圧シリンダ66
が設けられる。この複動空気圧シリンダ66は、ピスト
ン室67に収納されるピストン68と、ピストン68に
よって仕切られたピストン室67の一方の空間69内に
収納される第5ばね70と、ピストン68に固定され、
支点であるピン71によって前記操作レバー35に角変
位自在にピン結合されるピストン棒73とを有する。前
記ピストン室67には、ピストン68に関して前記空間
69とは反対側の空間74が形成される。これらの空間
69,74には、圧縮空気圧源75からの圧縮空気が2
位置切換電磁弁76を介して管路77,78およびポー
ト79,80を経て選択的に供給される。圧縮空気圧源
75は、前記制御回路59からの送気制御信号s5によ
って制御され、また2位置切換電磁弁76は制御回路5
9からの送気切換信号s6によって制御される。これら
の複動空気圧シリンダ66、圧縮空気圧源75、2位置
切換電磁弁76および制御回路59を含んで、開閉制御
手段81を構成する。また弁棒23、押圧棒31、主弁
43および副弁44を含んで流路開閉手段83を構成す
る。
【0014】2位置切換電磁弁76が第1位置84に配
置された状態では、圧縮空気圧源75からの圧縮空気は
管路85および管路77を経てポート80から空間74
へ供給され、これによって、ピストン68は第5ばね7
0のばね力に抗して空間69を縮小する方向に変位さ
れ、これによってピストン棒73は矢符B1方向に伸長
する。このとき空間69は管路78を介して大気に開放
されている。また2位置切換電磁弁76が第2位置86
に配置された状態では、圧縮空気圧源75からの圧縮空
気は管路85,78を経てポート79から空間69に供
給され、これによってピストン68は空間74を縮小す
る方向に押圧され、これによってピストン棒73は矢符
B2方向に縮退する。このとき空間74は管路77を介
して大気に開放されている。このようにして支点である
ピン71が矢符B1,B2方向に変位可能であり、この
ようなピン71を角変位中心として、前記操作レバー3
5は矢符A1,A2方向に角変位操作することができ
る。
置された状態では、圧縮空気圧源75からの圧縮空気は
管路85および管路77を経てポート80から空間74
へ供給され、これによって、ピストン68は第5ばね7
0のばね力に抗して空間69を縮小する方向に変位さ
れ、これによってピストン棒73は矢符B1方向に伸長
する。このとき空間69は管路78を介して大気に開放
されている。また2位置切換電磁弁76が第2位置86
に配置された状態では、圧縮空気圧源75からの圧縮空
気は管路85,78を経てポート79から空間69に供
給され、これによってピストン68は空間74を縮小す
る方向に押圧され、これによってピストン棒73は矢符
B2方向に縮退する。このとき空間74は管路77を介
して大気に開放されている。このようにして支点である
ピン71が矢符B1,B2方向に変位可能であり、この
ようなピン71を角変位中心として、前記操作レバー3
5は矢符A1,A2方向に角変位操作することができ
る。
【0015】図5は、給油装置50の動作を説明するた
めのフローチャートである。給油所に自動車が給油を受
けに来て、給油装置50の直前に停車すると、まずステ
ップn1で給油動作が開始される。このとき、図1およ
び図2に示されるように、ノズルケース63に給油ノズ
ル1が掛止められており、この状態で給油装置1の操作
レバー35は矢符A2方向に戻された状態で、主弁43
および副弁44は閉じている。また弁棒23と押圧棒3
1とは係合ピン20,21によって係合状態にあり、ま
たピストン68は空間74寄りにあって、2位置切換電
磁弁76は第2位置86が配置された状態にある。
めのフローチャートである。給油所に自動車が給油を受
けに来て、給油装置50の直前に停車すると、まずステ
ップn1で給油動作が開始される。このとき、図1およ
び図2に示されるように、ノズルケース63に給油ノズ
ル1が掛止められており、この状態で給油装置1の操作
レバー35は矢符A2方向に戻された状態で、主弁43
および副弁44は閉じている。また弁棒23と押圧棒3
1とは係合ピン20,21によって係合状態にあり、ま
たピストン68は空間74寄りにあって、2位置切換電
磁弁76は第2位置86が配置された状態にある。
【0016】この状態で、作業者が給油ノズル1をノズ
ルケース63から外すと、ノズル検知スイッチ64のノ
ズル検知信号s3はローレベルからハイレベルへ変化
し、この変化によって制御回路59は表示信号s2を出
力して表示器60に前回の給油によって表示されている
表示値を帰零させ、モータ制御信号s4を出力してモー
タ65を駆動させる。これによってポンプ51は汲上げ
動作を開始して、管路54,56および給油ホース57
内は吐出圧力によって加圧状態となる。
ルケース63から外すと、ノズル検知スイッチ64のノ
ズル検知信号s3はローレベルからハイレベルへ変化
し、この変化によって制御回路59は表示信号s2を出
力して表示器60に前回の給油によって表示されている
表示値を帰零させ、モータ制御信号s4を出力してモー
タ65を駆動させる。これによってポンプ51は汲上げ
動作を開始して、管路54,56および給油ホース57
内は吐出圧力によって加圧状態となる。
【0017】制御回路59はまた、送気制御信号s5を
出力して、圧縮空気圧源75に送気動作を開始させる
が、この時2位置切換電磁弁76は第2位置86にあ
る。これによって圧縮空気圧源75からの圧縮空気は管
路85から管路78へ導かれ、ポート79を介して空間
69に供給され、ピストン68とピストン棒73は縮退
した位置すなわち図1の状態にある。
出力して、圧縮空気圧源75に送気動作を開始させる
が、この時2位置切換電磁弁76は第2位置86にあ
る。これによって圧縮空気圧源75からの圧縮空気は管
路85から管路78へ導かれ、ポート79を介して空間
69に供給され、ピストン68とピストン棒73は縮退
した位置すなわち図1の状態にある。
【0018】次に、作業者が給油ノズル1の吐出管4を
給油を受けに来た自動車の燃料タンクの給油口内へ挿入
し、操作レバー35を矢符A1方向に引くと、押圧棒3
1および弁棒23が矢符B2方向へ変位して、副弁44
および主弁43がこの順序で図6(1)および図6
(2)に示されるように開放される。これによっていま
まで加圧状態にあった燃料油は流路5a,5b,5cを
介して流路5dに流れ込み、このとき逆止弁36が燃料
油の圧力によって開かれ、狭搾部40が形成される。こ
の狭搾部を流れる燃料油によって通路41には負圧が発
生し、この負圧は負圧室14、通路9および管路8を介
して液検出孔7に導かれる。
給油を受けに来た自動車の燃料タンクの給油口内へ挿入
し、操作レバー35を矢符A1方向に引くと、押圧棒3
1および弁棒23が矢符B2方向へ変位して、副弁44
および主弁43がこの順序で図6(1)および図6
(2)に示されるように開放される。これによっていま
まで加圧状態にあった燃料油は流路5a,5b,5cを
介して流路5dに流れ込み、このとき逆止弁36が燃料
油の圧力によって開かれ、狭搾部40が形成される。こ
の狭搾部を流れる燃料油によって通路41には負圧が発
生し、この負圧は負圧室14、通路9および管路8を介
して液検出孔7に導かれる。
【0019】この状態で給油が続けられ、ステップn3
で自動車の燃料タンクに連なる給油管内を上昇してきた
燃料油の液面またはその泡によって前記液検出孔7が塞
がれると、ステップn4で主弁43および副弁44は図
6(1)および図6(2)に示されるように開かれた状
態から、図7(1)および図7(2)に示されるよう
に、閉鎖される。その後ステップn5で制御回路59は
モータ制御信号s4を出力してモータ65を停止させ、
ポンプ51を停止させる。
で自動車の燃料タンクに連なる給油管内を上昇してきた
燃料油の液面またはその泡によって前記液検出孔7が塞
がれると、ステップn4で主弁43および副弁44は図
6(1)および図6(2)に示されるように開かれた状
態から、図7(1)および図7(2)に示されるよう
に、閉鎖される。その後ステップn5で制御回路59は
モータ制御信号s4を出力してモータ65を停止させ、
ポンプ51を停止させる。
【0020】すなわち、液検出孔7が上昇してきた燃料
油の油面または泡によって塞がれると、負圧室14内の
負圧が上昇し、ダイアフラム11は第1ばね15のばね
力に抗して負圧室14側へ変位し、このようなダイアフ
ラム11の変位によって係合ピン20,21が押圧棒3
1の嵌合溝30から離脱され、弁棒23が矢符C1方向
に変位して、主弁43および副弁44が閉じられる。こ
のようなダイアフラム11の変位、弁棒23の変位ある
いはウォーターハンマー現象による流路5a,5bの圧
力の上昇のさらに流量パルス信号の発信停止などのよう
ないわゆるオートストップが働いたことを検出するため
の図示しない検出手段によって、前記オートストップの
作動が検出されると、一旦ポンプ51が停止され、その
後制御回路59はステップn6で、送気切換信号s6を
出力して2位置切換電磁弁76を第2位置86から第1
位置84へ変位させ、これによってポート79は大気に
開放され、ポート80へ送気する。これによってピスト
ンおよびピストン棒73は矢符B1方向へ伸長され、図
8(1)および図8(2)に示されるように、押圧棒3
5は第2ばね33のばね力によって同一方向へ突出す
る。この状態では、狭搾部40には燃料油が流れていな
いので、負圧は発生せず、したがって負圧室14は大気
圧となって、ダイアフラム11は第1ばね15のばね力
によって大気圧室13側へ弾発的に付勢された状態にあ
り、前述した押圧棒31の矢符B1方向への変位によっ
て切欠き29から押圧棒31の嵌合溝30が外部に臨む
と、係合ピン20,21が嵌り込み、このようにして押
圧棒31と弁棒33とが係合する。このとき、操作レバ
ー35は矢符A1方向に引かれたままであり、最も本体
30寄りの係合片87に係止された状態となっているけ
れども、主弁43および副弁44は閉じた状態である。
その後ステップn7で、制御回路59が送気切換信号s
6を出力して、2位置切換電磁弁26を第1位置84か
ら第2位置86へ変位させる。これによって、ポート8
0は大気に開放され、ポート79へは圧縮空気が供給さ
れてピストン68は矢符B2方向へ変位して図6の状態
へと復位し、ステップn8でポンプ51が再び駆動され
るとすでに主弁43および副弁44は開かれて上記動作
が何度か繰返されてほぼ満たんとなり、給油が再開され
る。上記動作が何度か繰返されてほぼ満たんとなり、ス
テップn9で、上述のステップn8におけるポンプ51
が再始動されてから、たとえば1秒以内に液面が検出さ
れると、制御回路59はモータ制御信号s4を出力して
モータ65を停止させ、ポンプ51を停止させる。また
制御回路59は送気制御信号s5を出力して圧縮空気圧
源75の送気動作を停止させる。その後作業者は操作レ
バー35を矢符A2方向すなわち図1の位置へ戻すと係
合ピン20,21は図1の位置へ収まる。ステップn1
1で給油ノズル1がノズルケース63に戻されると、ノ
ズル検知スイッチ64のノズル検知信号s3はハイレベ
ルからローレベルに変化し、給油動作が終了する。
油の油面または泡によって塞がれると、負圧室14内の
負圧が上昇し、ダイアフラム11は第1ばね15のばね
力に抗して負圧室14側へ変位し、このようなダイアフ
ラム11の変位によって係合ピン20,21が押圧棒3
1の嵌合溝30から離脱され、弁棒23が矢符C1方向
に変位して、主弁43および副弁44が閉じられる。こ
のようなダイアフラム11の変位、弁棒23の変位ある
いはウォーターハンマー現象による流路5a,5bの圧
力の上昇のさらに流量パルス信号の発信停止などのよう
ないわゆるオートストップが働いたことを検出するため
の図示しない検出手段によって、前記オートストップの
作動が検出されると、一旦ポンプ51が停止され、その
後制御回路59はステップn6で、送気切換信号s6を
出力して2位置切換電磁弁76を第2位置86から第1
位置84へ変位させ、これによってポート79は大気に
開放され、ポート80へ送気する。これによってピスト
ンおよびピストン棒73は矢符B1方向へ伸長され、図
8(1)および図8(2)に示されるように、押圧棒3
5は第2ばね33のばね力によって同一方向へ突出す
る。この状態では、狭搾部40には燃料油が流れていな
いので、負圧は発生せず、したがって負圧室14は大気
圧となって、ダイアフラム11は第1ばね15のばね力
によって大気圧室13側へ弾発的に付勢された状態にあ
り、前述した押圧棒31の矢符B1方向への変位によっ
て切欠き29から押圧棒31の嵌合溝30が外部に臨む
と、係合ピン20,21が嵌り込み、このようにして押
圧棒31と弁棒33とが係合する。このとき、操作レバ
ー35は矢符A1方向に引かれたままであり、最も本体
30寄りの係合片87に係止された状態となっているけ
れども、主弁43および副弁44は閉じた状態である。
その後ステップn7で、制御回路59が送気切換信号s
6を出力して、2位置切換電磁弁26を第1位置84か
ら第2位置86へ変位させる。これによって、ポート8
0は大気に開放され、ポート79へは圧縮空気が供給さ
れてピストン68は矢符B2方向へ変位して図6の状態
へと復位し、ステップn8でポンプ51が再び駆動され
るとすでに主弁43および副弁44は開かれて上記動作
が何度か繰返されてほぼ満たんとなり、給油が再開され
る。上記動作が何度か繰返されてほぼ満たんとなり、ス
テップn9で、上述のステップn8におけるポンプ51
が再始動されてから、たとえば1秒以内に液面が検出さ
れると、制御回路59はモータ制御信号s4を出力して
モータ65を停止させ、ポンプ51を停止させる。また
制御回路59は送気制御信号s5を出力して圧縮空気圧
源75の送気動作を停止させる。その後作業者は操作レ
バー35を矢符A2方向すなわち図1の位置へ戻すと係
合ピン20,21は図1の位置へ収まる。ステップn1
1で給油ノズル1がノズルケース63に戻されると、ノ
ズル検知スイッチ64のノズル検知信号s3はハイレベ
ルからローレベルに変化し、給油動作が終了する。
【0021】以上のような構成によって、泡あるいは油
を検出する毎にいわゆるオートストップ機構が作動し
て、主弁43および副弁44が閉鎖するので、給油が自
動終了した後に落差等の影響で油が流出する恐れが無
く、また次回給油開始時に操作レバー35が弁閉止位置
に戻っていなかった場合でも弁は閉じているので、給油
の再開によってポンプ51から燃料油が圧送されても、
吐出管4からその燃料油が吐出されるおそれはなく、給
油を受けに来た自動車や給油所の路面などを燃料油によ
って汚損してしまうことを防止することができる。
を検出する毎にいわゆるオートストップ機構が作動し
て、主弁43および副弁44が閉鎖するので、給油が自
動終了した後に落差等の影響で油が流出する恐れが無
く、また次回給油開始時に操作レバー35が弁閉止位置
に戻っていなかった場合でも弁は閉じているので、給油
の再開によってポンプ51から燃料油が圧送されても、
吐出管4からその燃料油が吐出されるおそれはなく、給
油を受けに来た自動車や給油所の路面などを燃料油によ
って汚損してしまうことを防止することができる。
【0022】前述の実施例では、複動空気圧シリンダ6
6を設けるようにしたけれども、本発明の他の実施例と
して、単動空気圧シリンダを用いるようにしてもよい。
この場合には、往動または複動のうちいずれか一方だけ
を空気圧によって作動させればよいので、前述の実施例
のように、2位置切換電磁弁76を設けて送気方向を切
換える必要がなくなり、構成を簡略化することができ
る。
6を設けるようにしたけれども、本発明の他の実施例と
して、単動空気圧シリンダを用いるようにしてもよい。
この場合には、往動または複動のうちいずれか一方だけ
を空気圧によって作動させればよいので、前述の実施例
のように、2位置切換電磁弁76を設けて送気方向を切
換える必要がなくなり、構成を簡略化することができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、油面の上
昇を検知して開閉制御手段によって燃料油の流路が自動
閉鎖したときに満たんに板っていないことを条件に操作
レバーの支点を移動させて流路の閉鎖状態を解除するよ
うにしたので、給油終了時には必ず流路が閉鎖状態にあ
り、給油終了後の油の流出や次回に給油が再開されたと
きに、圧送されてきた燃料油が給油ノズルから不所望に
吐出されることを確実に防止することができる。これに
よって、給油を受けに来た自動車や路面上へ給油の開始
によって燃料油が飛散して汚損してしまうことがなくな
り、また燃料油の無駄も防がれる。
昇を検知して開閉制御手段によって燃料油の流路が自動
閉鎖したときに満たんに板っていないことを条件に操作
レバーの支点を移動させて流路の閉鎖状態を解除するよ
うにしたので、給油終了時には必ず流路が閉鎖状態にあ
り、給油終了後の油の流出や次回に給油が再開されたと
きに、圧送されてきた燃料油が給油ノズルから不所望に
吐出されることを確実に防止することができる。これに
よって、給油を受けに来た自動車や路面上へ給油の開始
によって燃料油が飛散して汚損してしまうことがなくな
り、また燃料油の無駄も防がれる。
【図1】本発明の一実施例の給油ノズル1を示す断面図
である。
である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た拡大断面図
である。
である。
【図3】取付部材16、弁棒23および押圧棒31の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図4】給油装置50を簡略化して示す断面図である。
【図5】給油装置50の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】給油時における給油ノズル1の一部の断面図で
ある。
ある。
【図7】負圧上昇時における給油ノズル1の断面図であ
る。
る。
【図8】複動空気圧シリンダ66のピストン棒73が伸
長された状態を示す給油ノズル1の一部の断面図であ
る。
長された状態を示す給油ノズル1の一部の断面図であ
る。
1 給油ノズル 3 給油ノズル本体 4 吐出管 5a〜5f 流路 6 先端部 7 液検出孔 11 ダイアフラム 23 弁棒 31 押圧棒 35 操作レバー 40 狭搾部 43 主弁 44 副弁 50 給油装置 51 ポンプ 55 流量計 58 流量パルス発信器 59 制御回路 63 ノズルケース 64 ノズル検知スイッチ 65 モータ 66 複動空気圧シリンダ 75 圧縮空気圧源 76 2位置切換電磁弁 81 開閉制御手段 83 流路開閉手段 s1 給油信号 s2 表示信号 s3 ノズル検知信号 s4 モータ制御信号 s5 送気制御信号 s6 送気切換信号
Claims (1)
- 【請求項1】 給油ノズルの操作レバーに連動して、燃
料油の流路を開放/閉鎖する流路開閉手段を備え、給油
ノズルの先端部付近に形成される液検出孔に負圧を導
き、この液検出孔の閉塞によって負圧が上昇したとき、
前記流路開閉手段を自動閉塞させるとともに一旦操作レ
バーを閉塞方向へ戻すことで自動閉塞状態を解除できる
給油ノズルを備えた給油装置において、 前記給油ノズルに設けられ、操作レバーを角変位自在に
枢支する支点の位置を、操作レバーの角変位位置に拘わ
らず流路開閉手段が開放/閉鎖する方向に変位させる変
位駆動手段と、 前記流路開閉手段が自動閉塞される毎に、前記支点の位
置を前記流路開閉手段が自動閉鎖する方向に変位させ、
その後復位させることで自動閉塞状態を解除させる開閉
制御手段とを含むことを特徴とする自動満たん給油装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28626392A JPH06135499A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 自動満たん給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28626392A JPH06135499A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 自動満たん給油装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06135499A true JPH06135499A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17702102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28626392A Pending JPH06135499A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 自動満たん給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06135499A (ja) |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP28626392A patent/JPH06135499A/ja active Pending
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