JP2583210B2 - 給液装置 - Google Patents

給液装置

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JP2583210B2
JP2583210B2 JP63195441A JP19544188A JP2583210B2 JP 2583210 B2 JP2583210 B2 JP 2583210B2 JP 63195441 A JP63195441 A JP 63195441A JP 19544188 A JP19544188 A JP 19544188A JP 2583210 B2 JP2583210 B2 JP 2583210B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリセット給液、自動満タン給液等の第1
モード給液と、フリー給液の第2モード給液を備えた給
液装置の計量誤差、より詳細には給液モードの相違及び
自動満タン給液終了時における丸め処理の有無に起因す
る計量誤差を総合的に防止する技術に関する。
(従来技術) 自動満タン給液においては第10図(イ)(ロ)に示し
たような弁座移動型の自動満タン給液に適した給液ノズ
ルが使用されている(特開昭63−125196号公報)。これ
は、筒先部Aの先端付近の閉口Bに連通する空気流入管
Cにより筒胴部Dのチェック弁Eの負圧発生部Fが接続
され、負圧発生部Fに負圧室Hが接続された自動閉弁機
構Gを備えている。筒胴部Dには、その側面に給液装置
本体のポンプに連通したホースSが結合していて、ここ
から筒先部Aに到達する流略には、弁杵Jを介してスプ
リングKにより常時流路を閉塞するように付勢された主
弁Lが配設されている。そして筒胴部Dの側面には、負
圧室Hの負圧で変形するダイヤフラムMにより、レバー
Nにより摺動されるプッシュロッドRの凹部と弁杵Jの
凹部Pとを係合しているピンQを外させ、もって主弁L
を閉弁させる自動閉弁機構Gが設けられている。また主
弁Lは、スプリングUにより弁座Tとともに摺動するよ
うに構成されている。なお図中符号SはレバーNの掛け
金を示す。
このような給液ノズルを使用した場合においては、閉
弁機構Gが働いた後にスプリングUにより弁座Tと弁杵
Jを前進させ、弁杵JとプッシュロッドRとをピンQに
より係止させて閉弁機構Gを復帰させる必要上、送液停
止後に液を逆流させることができる構造になっている。
このため、プリセット給液や、自動満タン給液のよう
に制御側で給液動作を終了させる第1モードの給液にあ
っては、規定量の給液が終了した時点で送液側で終了す
るため、給液ノズルの主弁Lが開いた状態で給液が終了
となる。
一方、第2モードの給液であるフリー給液の場合には
給液ノズルの主弁Lを閉じて給液終了した後、給液ノズ
ルが給液ノズル掛けに戻されて給液ノズルスイッチがオ
フとなった時点で送液側の送液動作が終了するため、第
1モードの給液とは異なってホースが膨張させた状態で
給液が終了することになる。
したがって、送液側で給液動作を停止する第1モード
の給液ではこのホースを膨張させた分の液量だけ第2モ
ードの給液よりも余分に燃料タンクに流れ込むことにな
り、両方の給液モード間で給液量にホースの膨張分だけ
誤差が生じることになる。
このような問題を解消するため、特開昭61−127491号
公報に見られるように、ポンプを作動させた状態で給液
ノズルのバルブの開閉により給液を開始、停止する通常
給液と、給液ノズルのバルブを開状態にしたままで、給
液ポンプの作動、停止、もしくは給液ポンプに接続する
元弁を開閉させて給液を制御する定量給液との2種類の
給液モードを備えた給液装置において、前回の給油モー
ドと異なるモードでの給液が行われた場合にホースの膨
張分の誤差量を現実の給液量に加減算して補正すること
が提案されている。
また、自動満タン給油が終了した後、最終の給液量を
切りの良い数値に揃える操作、いわゆる整数処理や、丸
め処理と言われる操作を行うためには、人手によるノズ
ルレバーの操作が必要となって操作が面倒であるという
問題があるため、例えば特開昭59−163197号公報に見ら
れるように、満タン以後にさらに給油を継続して、給液
量が切りの良い数値になった場合に自動的に給液を停止
するようにした給液装置も提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、自動満タン給液を行った後、丸め処理
を自動的に実行した場合にも、通常給液との間で生じる
ホースの膨張分に起因する誤差が生じるという問題があ
る。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは給液モードの相違ばかり
でなく、自動満タン給液後に丸め処理を自動的に行った
場合にも、ホースの膨張に起因する誤差分を自動的に補
正することができる給液装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) このような問題を解消するために本発明においては、
ピンを介してレバーに係脱可能に係合するとともに、ス
プリングの付勢により弁座に当接し、また前記レバーの
操作により前記弁座から後退する方向に移動する主弁
と、タンク内の液面を検知して前記ピンによる前記主弁
と前記レバーとの係合を解いて前記主弁を前記弁座に当
接させる閉弁機構と、送液圧を受けて前記主弁から離脱
する方向に変位し、また送液圧が解かれて前記スプリン
グの付勢力により前記主弁の方向に押圧変位して前記主
弁を前記レバーに再係合させる前記弁座とを備えた給液
ノズル、該給液ノズルに接続する給液管路の途中に介装
されたポンプ、及び流量計、該流量計の計量値を表示す
る表示器と、前記閉弁機構の作動による前記給液ノズル
からの液の吐出停止を検知して送液を停止し、前記送液
の停止から一定時間経過後に送液を再開する送液制御手
段とを備えた給液装置において、送液の停止と再開とを
一定回数繰返した後に現在の給液量を丸めた量をプリセ
ット値としてセットし、前記プリセット値で送液を停止
させる機能を備えたプリセット手段と、該プリセット手
段により給液が停止されたことを記憶するとともに、給
液開始時に前回の給液が前記プリセット手段により終了
していたか、否かを判断し、前記プリセット手段により
前回の給液が終了していた場合には給液ホースの膨張に
伴う誤差分を予め引算し、また前記プリセット手段によ
り給液が終了する場合には前記誤差分を加算する補正手
段を備えるようにした。
(作用) 前回の給液がプリセット手段により終了しているか否
かに基づいて適宜の補正を行うともに、自動満タン給液
後に丸め処理が実行された場合にも、ホースの膨張によ
る誤差分を自動的に補正して、給液モードの相違、及び
丸め処理の有無に起因する誤差を総合的に補正する。
(実施例) そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づい
て説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すものであって、図
中符号1は、ポンプモータ2により駆動される送液ポン
プ3からの液が流入する流量計で、その吐出口には後述
する流量制御弁4を介して給液ホース5が接続され、ま
た流量に比例した流量パルスを出力する流量パルス発信
器6が設けられている。
10は、給液ノズルで、給液ノズル先端の液や抱を検知
して自動的に主弁を閉弁して給液を停止する自動閉弁機
構が組み込まれた自動満タン給液ノズルとして構成され
ている。
第2図は、前述の流量制御弁4の一実施例を示すもの
であって、図中符号20は、送液管路1aの一部に配設され
る流量制御弁としての主弁で、この主弁20は後述する弁
座21の弁座穴21aに対向する面に、先端側が段階的に細
くなる直径を有し、かつ一定の段差長を有する複数の段
差部20a、20bが形成されており、背面と蓋22との間に設
けられたスプリング23の押圧力と、後述する導液通礼24
を介して背面の液圧室25に作用する管路上流側の静圧を
受けて常時弁座21に着座するように構成されている。
一方、この主弁20を摺動自在に挿通した弁体26には、
給液管の下流側に連通する俳液通孔27が設けられ、各通
孔24、27にはソレノイド28a、29aへの通電により弁体28
b、29bを駆動してこれら通孔24、27を開閉する第1電磁
弁28、第2電磁弁29が設けられている。
符号30は、最低流量設定用、兼逆流用の側路で、主弁
20により流入側と、流出側を隔てる壁部31に通孔を穿設
し、これの流体抵抗を所望の最低流量となるように設定
されている。なお、図中符号33、34は、それぞれ導液通
孔24と俳液通孔27に設けた流量調整用のネジ弁を示して
いる。
再び第1図に戻って、図中符号11は、制御装置で、プ
リセット量設定釦、及びフリー給液設定釦等が設けられ
たキーボード14、流量パルス発信器6、及び給液ノズル
スイッチ12からの信号を受け、また表示部13、流量制御
弁4、及びポンプモータ2を後述するフローチャートに
基づいて制御するように構成されている。
つぎにこのように構成した装置の動作を第3、4、
5、6図に示したフローチャート、及び第7、8、9図
に示した波形図に基づいて説明する。
まず、第3図に基づいて給液モードの相違に起因する
送液量の補正について説明する。
給液を開始すべく給液装置本体から給液ノズル10が外
されて給液ノズルスイッチ12がオンとなると(ステップ
イ)、制御装置11は、前回終了した給液がプリセット
給液であったか、またはフリー給液であったかを判定し
(ステップ ロ)、プリセット給液で終了していた場合
には、給液量からホースの膨らみに起因する誤差分、例
えば50ccを減算する処理を実行する(スラップ ハ)。
これにより、フリー給液で終了した場合にホース5の膨
らみ分が計量されることなく自動車燃料タンクに流れ込
むことを予め見込んだ計量値の過計量分が事前に相殺さ
れる。
減算処理後、給液が実行されて、この給液が終了する
と、給液ノズル10が給液ノズル掛けにセットされる以
前、つまり給液ノズルスイッチ12がオフとなる前に(ス
テップ チ)、今回の給液がプリセット給液で終了した
場合には(ステップ ニ)、燃料タンクには流量計を通
過した分がそのまま流れ込んでいて、ホースを膨張させ
るために関与していないから、給液量に対して上述の誤
差分、つまり50ccを加算する処理が実行される(ステッ
プ ホ)。この処理により給液ホースが非収縮状態で終
わるプリセット給液の、フリー給液に比較して余分に給
液される量、つまりホースの膨らみとして吸収されず
に、現実に自動車燃料タンクに流れ込む過吐出分を加算
して給液量の補正が行なわれる。そして給液ノズルスイ
ッチ12がオフとなった時点で(ステップ ヘ)、次回の
補正動作のために今、終了した給液モード、この場合に
はプリセット給液で終了したことを記憶する(ステップ
ト)。
〔給液動作〕
(自動満タン給液)(第4図)(第7図) 給液ノズル10が給液ノズル掛けから外されて給液ノズ
ルスイッチ12がオンになると(ステップ ヌ)、制御装
置11は、ポンプモータ2をオンとし()、表示器13を
帰零する(ステップ ル)。給液ノズル10を自動車燃料
タンクに挿入してレバーNを引き、その位置で掛け金S
で係止すると、レバーNに押されたプッシュロッドRは
ピンQを介して一体となした弁杵Jを第10図中右方に引
き戻して主弁Lを開く()。
液は、流量制御弁4の側路30を介して小流量、例えば
毎分5リツトルで流れる。このとき前述の第3図におけ
るステップ(ロ)、(ハ)に示したように前回の給液モ
ードがプリセット給液であった場合には誤差分を減算し
ておく。
給液が行われて所定量、例えば100cc程度が給液され
ると(ステップ ヲ)、流量制御弁4の第2ソレノイド
29aを付勢して(ステップ ワ)、俳液通孔27を開いて
主弁20を全開にして最大流量、例えば毎分45リットルで
フリー給液を行う()。
この流量で所定量、例えば10リットルまで給液が進行
すると(ステップ カ)、第2ソレノイド29aを消勢し
て第2電磁弁29を閉弁させ、また第1ソレノイド28aを
付勢して第1電磁弁28を開弁させ()、微小時間、例
えば0.15秒程度後に閉弁させる(ステップ ヨ )。
これにより、液室25内の液体が少量増加して、主弁20が
弁座21側に移動し、給液ノズル10の吐出量が主弁20の段
差部20bと弁座穴21aとの径で決まる流量に絞られる。こ
の流量絞り動作により、給液ノズル10からの吐出量がフ
リー給液に比較して10リットル程度少ない中流量に設定
され、自動車燃料タンクからの吹き返しが防止される。
なお、この流量絞り動作以前に液が給液ノズル10の液
検出用の開口Bまで上昇し、給液ノズル10の主弁Lが閉
じて給液が停止した場合には(ステップ タ)、後述す
るステップ(ソ)に移る。
この中流量での給液が進行して、自動車燃料タンク内
の泡が液検出用の開口Bまで上昇すると、液の流れによ
り負圧発生部Fに生じている負圧が負圧室Hに作用する
から、ダイヤフラムMが吸引されてピンQがプッシュロ
ッドRの凹部Pから外れ、弁杵JがスプリングKに押さ
れ、主弁Lを弁座Tに当接させて主弁Lが閉じる
()。
制御装置11は、この閉弁を検出して(ステップ
レ)、ポンプモータ2を停止させ、同時に流量制御弁4
の第1、第2ソレノイド28a、29aを付勢して通孔24、27
を開く(ステップ ソ )。これにより、流量制御弁
4の主弁20は、スプリング23に付勢されて弁座21に当接
して流路を閉じる。
ホース5内の液圧が無くなり、弁座T、及び弁杵Jが
スプリングUに押圧されて第10図において右側に前進
し、弁杵Jの凹部とプッシュロッドRの凹部とが一致す
ると、ピンQにより両者を一体にして主弁Lがこの位置
に係止される。
泡が消える程度の時間T、例えば4秒が経過すると
(ステップ ツ)、制御装置11は、第1、第2ソレノイ
ド28a、29aを消勢し、再びポンプモータ2を作動させる
(ステップ ネ )。ポンプ3から送られた液体は、
流量制御弁4の側路30を介して小流量で給液ノズル10に
流れ込み、給液ノズル10の弁座Tに液圧を作用させてス
プリングUに抗して弁座Tを筒先部Aに移動させて流路
を開く。
所定量、例えば100cc程度の液が流れると(ステップ
ナ)、制御装置11は、第2ソレノイド29aを微小時間
ΔT、例えば0.35秒程度付勢する(ステップ ラ
)。これにより主弁20の段差部20aと弁座穴21aとの径
の差で決まる流量、つまり負圧発生部Fで生じる負圧が
自動閉弁機構Gを作動させるのに十分で、かつ燃料タン
クからの吹き返しが生じない流量、毎分20リットル程度
の流量が設定される。
この給液動作により液が液検出用の開口Bまで上昇
し、自動閉弁機構Gが作動して給液が停止すると(ステ
ップ ム )、前述したステップ(ソ)に戻り、再び
ステップ(ソ)乃至ステップ(ム)の工程を繰返す。こ
の中流量による給液を繰返すことにより、燃料タンクの
規定位置まで給油を確実に行わせることができる。
この中流量の給液動作が複数回、例えば2回繰返され
た段階で(ステップ ウ)、ポンプモータ2を停止さ
せ、第1、第2ソレノイド28a,29aを付勢し(ステップ
ヰ )、泡の消失に要する時間の経過後(ステップ
ノ)に、再びポンプモータ2を作動させ、第1、第2
ソレノイド28a,29aを消勢して()、給液清算手段の
下位桁、例えば10ccの桁までの有効数字がゼロとなる
量、いわゆる丸め量をプリセットし、これを最終給油動
作として流量制御弁4の側路30からの給油を実行する
(ステップ オ)。
この丸め処理中に前述した第3図のステップ(ニ)、
(ホ)の処理を行って、当該給液の終了時点でホースの
膨張を伴うことなく計量された分が全て自動車燃料タン
クに流れ込むものであるから、フリー給液の際にはホー
スの膨張として吸収される分を加算する。
このようにしてプリセットされた丸め量までの給液が
終了した段階で(ステップ ク)、ポンプモータ2を停
止させて送液を終了する(ステップ ヤ )。これに
より、ホースの膨張に起因する誤差分を加味した丸め処
理が行なわれる。
そしてレバーNから掛け金Sを外して給液ノズル10を
給液ノズル掛けにセットすると、給液ノズルスイッチ12
がオフとなり(ステップ マ )、前述したように次
回の補正動作のためのプリセット給液で終了したことを
記憶する。
(プリセット給液)(第5図)(第8図) キーボード14のプリセット量設定釦を操作して所望の
給液量、例えば20リットルを設定し、給液ノズル10を外
すと、給液ノズルスイッチ12がオンとなる(ステップ
ヌ )。これにより、制御装置11はポンプモータ2を
作動させ、また表示器13を帰零させる(ステップ
ル)。
給液ノズル10を自動車燃料タンクに挿入してレバーN
を引き、掛け金Sを係止させると、主弁Lが開いて
()、液が少量吐出する。このとき前述したように前
回の給液がプリセット給液として終了していたならば、
ホースの膨張による誤差分を減算する(第3図における
ステップ(ロ)、(ハ))。つまり、前回の給液がプリ
セット給液である場合には、ホースが非膨張状態で給液
が終了しているため、ホースにはこれの膨張に起因する
余分な液が残留していない。
所定量まで給液が進むと(ステップ ヲ)、流量制御
弁4の第2ソレノイド29aを付勢して(ステップ ワ
)、俳液通孔27を開いて主弁20を全開する。これによ
り最大吐出量でのフリー給液が行なわれる。そして、一
定量、例えば10リットルの給液が行なわれた段階で(ス
テップ カ)、第2電磁弁29を消勢するとともに、第1
電磁弁28を付勢する()。微小時間ΔT、例えば0.15
秒が経過した時点で第1電磁弁28を消勢する()。こ
れにより主弁20が若干絞られ、自動車燃料タンクからの
吹き返しを招くことのない比較的大流量での給液を続行
することができる。なお、プリセットされた量が例えば
10リットル程度の比較的少量の場合には、設定量の0.5
リットル手前まで給液された段階で(ステップ タ)、
流量を絞ることなく後述するステップ(ソ)に移行す
る。
この中流量での給液が進行して、プリセット量から一
定量、例えば0.5リットル手前に到達すると(ステップ
レ)、制御装置11は、最終給液とするために流量制御
弁4の第1電磁弁28のソレノイド28aを付勢して、流量
制御弁4の主弁20を閉弁させる(スプップ ソ )。
これにより、側路30による小流量の液が給液ノズル10か
ら吐出し、この過程で第3図のステップ(ホ)で説明し
たように給液量に誤差量が加算される。
この小流量での給液によって給液量がプリセット量に
到達した時点で(ステップ ツ)、ポンプモータ2を停
止させ、第1ソレノイド28aを消勢して(ステップ ネ
)、給液装置本体の送液停止により給液を直ちに終
了させる。給液ノズル10が給液装置にセットされて給液
ノズルスイッチ12がオフになり(ステップ ナ )、
第3図において説明したステップ(ト)により次回の補
正のためにプリセット給液で終了したことを記憶する。
(フリー給液)(第6図)(第9図) キイボード14によりフリー給液を選択してノズル掛け
から給液ノズル10を外すと、給液ノズルスイッチ12がオ
ンとなる(ステップ ヌ )。制御装置11はポンプモ
ータ2を作動させ、また表示器13を帰零させる(ステッ
プ ル)。
この状態でレバーNを引いて主弁Lを開くと()、
流量制御弁4の側路30により決まる小流量で給液が行な
われる。この時前述の第3図におけるステップ(ロ)
(ハ)において説明したように前回の給液モードを判定
し、プリセット給液で終了していたならば誤差分となる
一定量を減算する。
給液が所定量まで進むと(ステップ ヲ)、流量制御
弁4の第2ソレノイド29aを付勢して(ステップ ワ)
俳液通孔27を開いて主弁20を全開にして最大流量でもつ
てフリー給液を実行する()。
給液が進んで自動車燃料タンクの液が上昇して自動的
に閉弁するか、レバーNにより主弁Lを閉弁させて給液
が終了するか()、また必要に応じてレバーNにより
主弁Lを開いて給液を再開して()、所定量の給液を
行った後、給液を終了させる()。
、さらに必要がある場合には給液ノズル側のレバー操作
で吐出流量を絞りながら給液を行う(、)。このよ
うにして最終的に主弁Lの閉弁、つまり給液ノズル10側
で給液を終了した場合には、依然としてポンプモータ2
が作動しているため、ホースSが液の圧力を受けて膨張
し、給液終了後もホースに或程度の液が流れ込む。
そして給液ノズル10が給液ノズル掛けに戻されて給液
ノズルスイッチ12がオフになると(ステップ カ
)、ポンプモータ2が停止し、また第2ソレノイド29
aが消勢されて()給油装置本体からの送液が停止す
る。
なお、この実施例においては、送液の開始、停止をポ
ンプモータの駆動、停止により行なっているが、給液流
路に止弁を設けて止弁により送液を停止するようにして
も同様の作用を奏することは明らかである。
(発明の効果) 以上、説明したように本発明においては、ピンを介し
てレバーに係脱可能に係合するとともに、スプリングの
付勢により弁座に当接し、またレバーの操作により弁座
から後退する方向に移動する主弁と、タンク内の液面を
検知してピンによる主弁とレバーとの係合を解いて主弁
を弁座に当接させる閉弁機構と、送液圧を受けて主弁か
ら離脱する方向に変位し、また送液圧が解かれてスプリ
ングの付勢力により主弁の方向に押圧変位して主弁をレ
バーに再係合させる弁座とを備えた給液ノズル、給液ノ
ズルに接続する給液管路の途中に介装されたポンプ、及
び流量計、流量計の計量値を表示する表示器と閉弁機構
の作動による給液ノズルからの液の吐出停止を検知して
送液を停止し、送液の停止から一定時間経過後に送液を
再開する送液制御手段とを備えた給液装置において、送
液の停止と再開とを一定回数繰返した後に現在の給液量
を丸めた量をプリセット値としてセットし、プリセット
値で送液を停止させる機能を備えたプリセット手段と、
プリセット手段により給液が停止されたことを記憶する
とともに、給液開始時に前回の給液がプリセット手段に
より終了していたか、否かを判断し、プリセット手段に
より前回の給液が終了してした場合には給液ホースの膨
張に伴う誤差分を予め引算し、またプリセット手段によ
り給液が終了する場合には誤差分を加算する補正手段を
備えたので、前回の給液がプリセット手段により終了し
ているか否かに基づいて適宜の補正を行うとともに、自
動満タン給液後に丸め処理が実行された場合にも、ホー
スの膨張による誤差分を自動的に補正できて、給液モー
ドの相違、及び丸め処理の有無に起因する誤差を総合的
に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す装置の構成図、第2
図は同上装置に使用する流量制御弁の一実施例を示す断
面図、第3図、第4図、第5図、第6図は、それぞれ同
上装置の動作を示すフローチャート、第7図、第8図、
第9図は、それぞれ同上装置における各給液モードの流
量や弁の開閉等を示す波形図、及び第10図(イ)、
(ロ)は、自動満タン給液ノズルの一例を示す断面図で
ある。 1……送液ポンプ、2……ポンプモータ、3……流量
計、6……流量パルス発信器、10……給液ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 明 東京都港区芝浦2丁目12番13号 株式会 社東京タツノ内 (72)発明者 山田 晴久 東京都港区芝浦2丁目12番13号 株式会 社東京タツノ内 (56)参考文献 特開 昭63−125196(JP,A) 特開 昭59−163197(JP,A) 特開 昭61−127491(JP,A) 特開 昭56−84296(JP,A) 特開 昭60−110696(JP,A) 特開 昭62−146196(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピンを介してレバーに係脱可能に係合する
    とともに、スプリングの付勢により弁座に当接し、また
    前記レバーの操作により前記弁座から後退する方向に移
    動する主弁と、タンク内の液面を検知して前記ピンによ
    る前記主弁と前記レバーとの係合を解して前記主弁を前
    記弁座に当接させる閉弁機構と、送液圧を受けて前記主
    弁から離脱する方向に変位し、また送液圧が解かれて前
    記スプリングの付勢力により前記主弁の方向に押圧変位
    して前記主弁を前記レバーに再係合させる前記弁座とを
    備えた給液ノズル、該給液ノズルに接続する給液管路の
    途中に介装されたポンプ、及び流量計、該流量計の計量
    値を表示する表示器と、前記閉弁機構の作動による前記
    給液ノズルからの液の吐出停止を検知して送液を停止
    し、前記送液の停止から一定時間経過後に送液を再開す
    る送液制御手段とを備えた給液装置において、 送液の停止と再開とを一定回数繰返した後に現在の給液
    量を丸めた量をプリセット値としてセットし、前記プリ
    セット値で送液を停止させる機能を備えたプリセット手
    段と、該プリセット手段により給液が停止されたことを
    記憶するとともに、給液開始時に前回の給液が前記プリ
    セット手段により終了していたか、否かを判断し、前記
    プリセット手段により前回の送液が終了していた場合に
    は給液ホースの膨張に伴う誤差分を予め引算し、また前
    記プリセット手段により給液が終了する場合には前記誤
    差分を加算する補正手段を備えたことを特徴とする給液
    装置。
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