JPH06135461A - 金属容器などの梱包箱 - Google Patents
金属容器などの梱包箱Info
- Publication number
- JPH06135461A JPH06135461A JP4174894A JP17489492A JPH06135461A JP H06135461 A JPH06135461 A JP H06135461A JP 4174894 A JP4174894 A JP 4174894A JP 17489492 A JP17489492 A JP 17489492A JP H06135461 A JPH06135461 A JP H06135461A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing box
- pair
- box
- packed
- supporting recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Cartons (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被梱包物をダンボール箱へ収める際に使用さ
れる従来の合成樹脂の発泡材からなる保持部材を用いる
ことなく、且つこれと同等の緩衝機能を持つ、構造簡単
な梱包箱を得ることを目的とする。 【構成】 四角形の筒状に作られた胴部とその両端開口
部の対向する辺に２枚一対の内ラップと外ラップとを連
設し、前記一対の内ラップの端部をその折り曲げ方向と
同じ方向へ折り曲げて筒状部を形成すると共に、その筒
状部に被梱包箱を支持する支持凹部を形成し、被梱包物
をその筒状部によって外箱と隔離し、且つ支持凹部によ
って位置決めして支持するものである。
れる従来の合成樹脂の発泡材からなる保持部材を用いる
ことなく、且つこれと同等の緩衝機能を持つ、構造簡単
な梱包箱を得ることを目的とする。 【構成】 四角形の筒状に作られた胴部とその両端開口
部の対向する辺に２枚一対の内ラップと外ラップとを連
設し、前記一対の内ラップの端部をその折り曲げ方向と
同じ方向へ折り曲げて筒状部を形成すると共に、その筒
状部に被梱包箱を支持する支持凹部を形成し、被梱包物
をその筒状部によって外箱と隔離し、且つ支持凹部によ
って位置決めして支持するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は燃料タンクなど、金属
容器の梱包箱として好適なダンボール紙製の梱包箱に関
するものである。
容器の梱包箱として好適なダンボール紙製の梱包箱に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、金属製の容器は外圧を受けると
凹んだり損傷を受けたりするので、その輸送には細心の
注意を要する。そこで、そのような防振や緩衝を要する
被梱包物をダンボール箱に詰めて輸送するとき、製品が
箱の中で移動しないように、箱の中へ発泡スチロール製
の上下一対の保持枠を入れ、それらの間に製品を挟んで
支持することが行われている（例えば、特開昭６１−１
５２５８６号公報) 。
凹んだり損傷を受けたりするので、その輸送には細心の
注意を要する。そこで、そのような防振や緩衝を要する
被梱包物をダンボール箱に詰めて輸送するとき、製品が
箱の中で移動しないように、箱の中へ発泡スチロール製
の上下一対の保持枠を入れ、それらの間に製品を挟んで
支持することが行われている（例えば、特開昭６１−１
５２５８６号公報) 。
【０００３】合成樹脂の発泡材で作られた前記保持枠
は、外箱や被梱包物とうまく適合し、ガタつきをほとん
ど解消するので、製品の保護の点では申し分ないが、梱
包前の梱包資材の輸送や、使用後の材料廃棄の点で環境
上の問題がある。そのため、近年は前記受け枠や押さえ
枠についても合成樹脂材に代えてダンボール材が多用さ
れている（例えば、特開昭６３−３０７０７４号公報)
。
は、外箱や被梱包物とうまく適合し、ガタつきをほとん
ど解消するので、製品の保護の点では申し分ないが、梱
包前の梱包資材の輸送や、使用後の材料廃棄の点で環境
上の問題がある。そのため、近年は前記受け枠や押さえ
枠についても合成樹脂材に代えてダンボール材が多用さ
れている（例えば、特開昭６３−３０７０７４号公報)
。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一方、前記保持枠をダ
ンボール紙で作るときも、被梱包物の外形が複雑なとき
は、材料であるダンボール紙をそれに合わせて切断した
り、組み合わせたりする必要があり、手間が掛かるの
で、設計に十分な時間と検討とを要する。また、被梱包
物の重量が大きいときは強度上の配慮が必要となり、構
造が複雑となって多くの資材を必要とし、梱包費用が極
めて高くなる不具合があった。また、機能上も、被梱包
物に対して十分な緩衝効果を得ることが難しかった。
ンボール紙で作るときも、被梱包物の外形が複雑なとき
は、材料であるダンボール紙をそれに合わせて切断した
り、組み合わせたりする必要があり、手間が掛かるの
で、設計に十分な時間と検討とを要する。また、被梱包
物の重量が大きいときは強度上の配慮が必要となり、構
造が複雑となって多くの資材を必要とし、梱包費用が極
めて高くなる不具合があった。また、機能上も、被梱包
物に対して十分な緩衝効果を得ることが難しかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した課題
を解消し、前記保持枠を従来の合成樹脂の発泡材に代え
てダンボール製とし、構造が簡単で且つ、緩衝効果が十
分な梱包箱を得ることを目的とするものであり、四角形
の筒状に作られた胴部とその両端開口部の対向する辺に
２枚一対の内フラップと外フラップとを連設し、前記一
対の内フラップの端部をその折り曲げ方向と同じ方向へ
折り曲げて筒状部を形成すると共に、その筒状部に被梱
包箱を支持する支持凹部を形成した点に特徴がある。
を解消し、前記保持枠を従来の合成樹脂の発泡材に代え
てダンボール製とし、構造が簡単で且つ、緩衝効果が十
分な梱包箱を得ることを目的とするものであり、四角形
の筒状に作られた胴部とその両端開口部の対向する辺に
２枚一対の内フラップと外フラップとを連設し、前記一
対の内フラップの端部をその折り曲げ方向と同じ方向へ
折り曲げて筒状部を形成すると共に、その筒状部に被梱
包箱を支持する支持凹部を形成した点に特徴がある。
【０００６】
【作用】被梱包物は内フラップに形成した筒状部に支持
される。すなわち、被梱包物の外面が筒状部に形成した
支持凹部に係合して左右いずれの方向へも移動しないよ
うに保持される。支持凹部は梱包箱の外壁をなす部分と
は距離的に内側にあるので、梱包箱の運搬中に落下した
り、不測の衝突による衝撃が筒状部によって吸収され
る。すなわち、被梱包物は緩衝的に支持される。
される。すなわち、被梱包物の外面が筒状部に形成した
支持凹部に係合して左右いずれの方向へも移動しないよ
うに保持される。支持凹部は梱包箱の外壁をなす部分と
は距離的に内側にあるので、梱包箱の運搬中に落下した
り、不測の衝突による衝撃が筒状部によって吸収され
る。すなわち、被梱包物は緩衝的に支持される。
【０００７】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図中、１は外箱をなす梱包箱である。梱包箱１は
みかん箱その他で周知のように、ダンボール紙を内側へ
折り曲げ、ホッチキス（登録商標）で止めて組み立てら
れている。すなわち、梱包箱１は図５で示すように、ダ
ンボール紙を折り曲げて四角形の胴部１ａを作り、その
両側の開口部に内フラップ１ｂと外フラップ１ｃを設け
てある。それを閉じるには、まず、短い辺に設けた内フ
ラップ１ｂを折り曲げ線 L1 内側へ折りまげ、次いで、
長い辺に設けた外フラップ１ｃを折り曲げ線 L2 内側へ
折り曲げて図６で示すように、それらの間にガムテープ
その他の粘着テープ１ｄを貼着して開かないように固定
する。
する。図中、１は外箱をなす梱包箱である。梱包箱１は
みかん箱その他で周知のように、ダンボール紙を内側へ
折り曲げ、ホッチキス（登録商標）で止めて組み立てら
れている。すなわち、梱包箱１は図５で示すように、ダ
ンボール紙を折り曲げて四角形の胴部１ａを作り、その
両側の開口部に内フラップ１ｂと外フラップ１ｃを設け
てある。それを閉じるには、まず、短い辺に設けた内フ
ラップ１ｂを折り曲げ線 L1 内側へ折りまげ、次いで、
長い辺に設けた外フラップ１ｃを折り曲げ線 L2 内側へ
折り曲げて図６で示すように、それらの間にガムテープ
その他の粘着テープ１ｄを貼着して開かないように固定
する。
【０００８】２は梱包箱に収められる被梱包物である鋼
板製の船外機用可搬燃料タンクである。可搬燃料タンク
２は上半部２ａと下半部２ｂとからなる。上半部２ａは
鋼板を材料として下側が開口する容器状にプレス成形さ
れている。上半部２ａと下半部２ｂとは缶詰の蓋と同様
な手法により巻締めによって水密に連結されている。可
搬燃料タンク２の上面には注油口とそれを閉じる給油キ
ャップ２ｃ、移動の際に手で握って持ち上げるためのハ
ンドル２ｄ、および対設された２個一対の係止片２ｅと
が設けられている。なお、可搬燃料タンク２自体は既に
市販され公知の物品であるため、機能についての説明は
省略する。
板製の船外機用可搬燃料タンクである。可搬燃料タンク
２は上半部２ａと下半部２ｂとからなる。上半部２ａは
鋼板を材料として下側が開口する容器状にプレス成形さ
れている。上半部２ａと下半部２ｂとは缶詰の蓋と同様
な手法により巻締めによって水密に連結されている。可
搬燃料タンク２の上面には注油口とそれを閉じる給油キ
ャップ２ｃ、移動の際に手で握って持ち上げるためのハ
ンドル２ｄ、および対設された２個一対の係止片２ｅと
が設けられている。なお、可搬燃料タンク２自体は既に
市販され公知の物品であるため、機能についての説明は
省略する。
【０００９】この発明においては、前記梱包箱１をなす
内フラップ１ｂには、前記折り曲げ線 L1 の外方に３個
の折り曲げ線 L3 、 L4 および L5 を設け、それぞれ内
側へ折り曲げることにより四角形の筒状部３が形成され
るようになっている。筒状部３には更に、その中央部に
可搬燃料タンク２を支持する支持凹部４が形成してあ
る。支持凹部４は前記折り曲げ線 L4 の中央部に設けら
れる。すなわち、折り曲げ線 L4 を挟んで設けられた２
個の切り込み４ａ、４ａの間を筒状部３とは逆に外側へ
折り曲げて形成してある。なお、このようにすることは
必須ではなく、この部分の合成が若干低下するが、単
に、この部分を切除して孔を開けてしまうことでも足り
る。
内フラップ１ｂには、前記折り曲げ線 L1 の外方に３個
の折り曲げ線 L3 、 L4 および L5 を設け、それぞれ内
側へ折り曲げることにより四角形の筒状部３が形成され
るようになっている。筒状部３には更に、その中央部に
可搬燃料タンク２を支持する支持凹部４が形成してあ
る。支持凹部４は前記折り曲げ線 L4 の中央部に設けら
れる。すなわち、折り曲げ線 L4 を挟んで設けられた２
個の切り込み４ａ、４ａの間を筒状部３とは逆に外側へ
折り曲げて形成してある。なお、このようにすることは
必須ではなく、この部分の合成が若干低下するが、単
に、この部分を切除して孔を開けてしまうことでも足り
る。
【００１０】この発明に係る梱包箱１は以上のように構
成されているので、梱包箱１を所定の形状に組立て、そ
こへ被梱包物である可搬燃料タンク２を入れると、支持
凹部４をなす内フラップ１ｂの面で支持され上下及び長
手方向が位置決めされ。更に、前記支持凹部４の端部４
ｂによって幅方向も位置決めされる。そして、被梱包物
と外箱の外面との間には図３、図４の中に符号Ｓで示さ
れる空間が残される。その結果、梱包箱１の輸送中に梱
包箱１がぶつかったり落下したりして衝撃が加わったと
きにも、その衝撃が筒状部３の弾性変形によって吸収さ
れるので、その衝撃が被梱包物に及ぶのが防止される。
成されているので、梱包箱１を所定の形状に組立て、そ
こへ被梱包物である可搬燃料タンク２を入れると、支持
凹部４をなす内フラップ１ｂの面で支持され上下及び長
手方向が位置決めされ。更に、前記支持凹部４の端部４
ｂによって幅方向も位置決めされる。そして、被梱包物
と外箱の外面との間には図３、図４の中に符号Ｓで示さ
れる空間が残される。その結果、梱包箱１の輸送中に梱
包箱１がぶつかったり落下したりして衝撃が加わったと
きにも、その衝撃が筒状部３の弾性変形によって吸収さ
れるので、その衝撃が被梱包物に及ぶのが防止される。
【００１１】輸送が終わると梱包箱１は分解され、輸送
されて再度の利用に供されるか廃却される。このとき、
梱包箱１は従来と同様に粘着テープ１ｄを剥がせばその
まゝ押し潰して平らにできるので、輸送の際に嵩張らず
効率よく輸送できる。また、廃却に際してこれを焼却し
ても有害ガスを発生することがないのは言うまでもな
い。
されて再度の利用に供されるか廃却される。このとき、
梱包箱１は従来と同様に粘着テープ１ｄを剥がせばその
まゝ押し潰して平らにできるので、輸送の際に嵩張らず
効率よく輸送できる。また、廃却に際してこれを焼却し
ても有害ガスを発生することがないのは言うまでもな
い。
【００１２】上記梱包箱が使用された後は、梱包箱は従
来と同様にして廃却処理される。すなわち、内フラップ
１ｂと外フラップ１ｃとの間に貼着した粘着テープ１ｄ
を剥がして分解し押しつぶして平らにし束ねて廃却処理
場へ輸送する。
来と同様にして廃却処理される。すなわち、内フラップ
１ｂと外フラップ１ｃとの間に貼着した粘着テープ１ｄ
を剥がして分解し押しつぶして平らにし束ねて廃却処理
場へ輸送する。
【００１３】なお、この発明の構成上、筒状部をなす内
フラップ１ｂの巻かれた部分の端部は接着してもよい
が、この実施例のように接着せずに解放したまゝの方
が、変形能力が大きく緩衝機能がよいので好ましい。
フラップ１ｂの巻かれた部分の端部は接着してもよい
が、この実施例のように接着せずに解放したまゝの方
が、変形能力が大きく緩衝機能がよいので好ましい。
【００１４】更に、被梱包箱を支持する筒状部は内フラ
ップ１ｂに形成されるが、内フラップ１ｂは長方形をな
す開口部の長短いずれの辺を内フラップに構成してもよ
いことは勿論である。
ップ１ｂに形成されるが、内フラップ１ｂは長方形をな
す開口部の長短いずれの辺を内フラップに構成してもよ
いことは勿論である。
【００１５】
【発明の効果】この発明は以上のように、いわゆるダン
ボール箱の内フラップ１ｂを利用して、そこに筒状部３
と支持凹部４とを設けるだけの簡単な構造によって従来
の合成樹脂の発泡材からなる保持部材と略同様な緩衝機
能が充足され、且つ、それに代えることができるから、
資材の節約、および環境汚染の二面から極めて大きな効
果を招じる。
ボール箱の内フラップ１ｂを利用して、そこに筒状部３
と支持凹部４とを設けるだけの簡単な構造によって従来
の合成樹脂の発泡材からなる保持部材と略同様な緩衝機
能が充足され、且つ、それに代えることができるから、
資材の節約、および環境汚染の二面から極めて大きな効
果を招じる。
【図１】この発明の梱包箱の使用状態を示す分解図であ
る。
る。
【図２】その横断面である。
【図３】その要部の拡大断面図である。
【図４】同じく図３の要部の拡大断面図である。
【図５】梱包箱の外観図である。
【図６】梱包終了状態を示す梱包箱の外観図である。
１・・・梱包箱（外箱） １ａ・・・胴部 １ｂ・・・内フラップ １ｃ・・・外フラップ ３・・・筒状部 ４・・・支持凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 四角形の筒状に作られた胴部とその両端
開口部の対向する辺に２枚一対の内フラップと外フラッ
プとを連設し、前記一対の内フラップの端部をその折り
曲げ方向と同じ方向へ折り曲げて筒状部を形成すると共
に、その筒状部に被梱包箱を支持する支持凹部を形成し
てなる金属容器などの梱包箱。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174894A JPH06135461A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 金属容器などの梱包箱 |
| US08/069,986 US5372259A (en) | 1992-06-09 | 1993-05-28 | Packing box for shipping protection |
| US08/283,605 US5501339A (en) | 1992-06-09 | 1994-08-01 | Packing box with cradle shaped portion |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174894A JPH06135461A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 金属容器などの梱包箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06135461A true JPH06135461A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=15986548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4174894A Pending JPH06135461A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 金属容器などの梱包箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06135461A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1574440A2 (en) | 2004-03-12 | 2005-09-14 | Funai Electric Co., Ltd. | Packing container for electronic instrument |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP4174894A patent/JPH06135461A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1574440A2 (en) | 2004-03-12 | 2005-09-14 | Funai Electric Co., Ltd. | Packing container for electronic instrument |
| US7303071B2 (en) | 2004-03-12 | 2007-12-04 | Funai Electric Co., Ltd. | Packing container for electronic instrument |
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