JPH06135369A - 電動スクータ - Google Patents

電動スクータ

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JPH06135369A
JPH06135369A JP4309798A JP30979892A JPH06135369A JP H06135369 A JPH06135369 A JP H06135369A JP 4309798 A JP4309798 A JP 4309798A JP 30979892 A JP30979892 A JP 30979892A JP H06135369 A JPH06135369 A JP H06135369A
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battery
box
side stand
seat
main pipe
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Hiroyuki Takahashi
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62K2202/00Motorised scooters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
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  • Transportation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドスタンドを使用して安定した状態で駐
車できるようにすると共に、バッテリ搭載空間を確保す
る。。 【構成】 足乗せ部4の下方に、メインパイプ13に支
持された枠体製バッテリ受け27を設ける。ボックス受
け27にバッテリ25を支承させると共に、サイドスタ
ンド28を設けた。バッテリ25が車体前後方向略中央
の比較的低い部分に位置づけられ、バッテリ25の近傍
にサイドスタンド28が位置づけられる。サイドスタン
ド28で確実に車体を支えることができ、安定した状態
で駐車できる。ボックス受け27の側方,上方をバッテ
リ搭載空間として利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機を駆動源として走
行する電動スクータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スクータとしては電動機によって
後輪を駆動する構造のものが注目されるようになってき
た。この種の電動スクータは、エンジンの代わりに電動
機が取付けられ、その電動機に給電するバッテリが車体
に複数個搭載されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この種の電
動スクータではバッテリが多く搭載される関係から重量
が重くなってしまい、駐車時にメインスタンドをかけ難
くなるという問題があった。
【0004】このような不具合はサイドスタンドを使用
することによって解消する。ところが、この種の電動ス
クータにサイドスタンドを設けるに当たっては、その取
付け位置が問題であった。
【0005】すなわち、電動スクータの重心位置はバッ
テリ位置によって変わるため、バッテリとサイドスタン
ドの両方を最適な位置に位置づけなければ不安定になっ
てしまうし、サイドスタンドの配置如何によってはバッ
テリ搭載スペースが狭められてしまう。
【0006】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、サイドスタンドを取付けるに当たり
バッテリ搭載スペースが狭められることがなく、しか
も、サイドスタンドを使用しても安定する電動スクータ
を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動スクー
タは、ヘッドパイプから足乗せ板の下方に延びるメイン
パイプの下方に、このメインパイプに支持された枠体か
らなるバッテリ支持ブラケットを設け、このバッテリ支
持ブラケットの上部にバッテリを支承させると共に、こ
のバッテリ支持ブラケットの下部にサイドスタンドを設
けたものである。
【0008】
【作用】バッテリが車体前後方向略中央の比較的低い部
分に位置づけられ、このバッテリを支承するバッテリ支
持ブラケットがサイドスタンド支持部材を兼ねるように
なってバッテリの近傍にサイドスタンドが位置づけられ
る。また、バッテリ支持ブラケットの上方および側方は
バッテリ搭載空間として利用できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図13
によって詳細に説明する。図1は本発明に係る電動スク
ータの側面図、図2は本発明に係る電動スクータの車体
フレームを示す平面図、図3は同じく車体フレームおよ
びバッテリボックスの斜視図、図4は図1におけるバッ
テリボックス支持部のIV−IV線断面図である。
【0010】図5はポテンショメータ取付け部分を拡大
して示す側面図、図6はポテンショメータ取付け部分の
平面図、図7は同じく正面図である。図8は本発明に係
る電動スクータのヘッドパイプ部分を拡大して示す側断
面図、図9は泥除け板部分を拡大して示す側断面図、図
10は泥除け板部分の平面図で、図10は図9における
A矢視図である。なお、前記図9での破断部は図10に
おけるIX−IX線断面を示す。
【0011】図11は本発明に係る電動スクータの電気
系の構成を示すブロック図、図12は収納ボックスのシ
ート枢支部分を拡大して示す平面図、図13は図12に
おけるA−A線断面図である。
【0012】これらの図において、1は本発明に係る電
動スクータで、この電動スクータ1は操向ハンドル2と
シート3との間に低床な足乗せ部4が形成されている。
また、シート3の下方には車体カバー5が設けられ、そ
の車体カバー5内に上方に向けて開口する収納ボックス
6が搭載されている。前記シート3はその前端部が収納
ボックス6に枢支されており、枢支部分を中心にして後
部を図1に示した状態から上方へ持ち上げることによっ
て、収納ボックス6の上部開口が露出するように構成さ
れている。なお、7は前記収納ボックス6内に収納され
たヘルメットを示す。
【0013】8はシート3のロック装置で、このロック
装置8は後述する車体フレームの後部シート受けに支持
固定されており、キー差込み口が車体カバー5を貫通し
て車体左側に露出している。
【0014】9は電動スクータ1の車体フレームで、こ
の車体フレーム9は、前記操向ハンドル2および前輪1
0を有するフロントフォーク11を操舵自在に支持する
ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後下が
りに延設され足乗せ部4の下方を通ってシート3の下方
へ延びる1本のメインパイプ13と、このメインパイプ
13の後端部に連結された左右2本の後部パイプ14,
14等とから構成されている。
【0015】前記メインパイプ13は足乗せ部4の下方
となる部分が略水平とされ、シート3の前端部の丁度真
下となる部分から後側が後上がり傾斜するように曲げら
れている。そして、後上がりに傾斜する後端部に連結部
材15,15を介して後部パイプ14,14が連結され
ている。
【0016】後部パイプ14は一直線状に形成された管
体からなり、後上がりに傾斜するように連結部材15に
溶接されている。また、左右の後部パイプ14の後端部
どうしは図3に示すようにクロスメンバ16によって互
いに連結されている。さらに、これらの後部パイプ14
どうしの間には、正面視略門形状に形成された前部シー
ト受け17,後部シート受け18およびキャリア用ブラ
ケット19が溶接されている。前記収納ボックス6およ
びシート3は前部シート受け17,後部シート受け18
に支持されている。
【0017】そして、前記後部パイプ14にこの電動ス
クータ1の動力源となる動力ユニット20が上下揺動自
在に連結されている。動力ユニット20は、前側上部が
水平な支軸21を介して前記後部パイプ14に枢支され
ると共に、後端部に後輪22を回転自在に片持ち支持す
るユニットスイング構造とされている。なお、前記支軸
21は左右の後部パイプ14のブラケット23に架け渡
されて支持されている。
【0018】また、この動力ユニット20の後部と左側
の後部パイプ14との間には、リヤクッションユニット
24が介装されている。なお、このリヤクッションユニ
ット24の上端部は、前記クロスメンバ16に設けられ
た取付けブラケット16aに枢支されている。
【0019】前記動力ユニット20は、従来の自動二輪
車に用いられたユニットスイング式エンジンに対してエ
ンジンと電動機との構成の違いを除いては殆ど同等の構
造とされ、後輪22を回転自在に支持する伝動ケース2
0aと、この伝動ケース20a内に装着された電動機2
0bおよびVベルト式自動変速機20c等とから構成さ
れている。また、伝動ケース20aの前側下部にはメイ
ンスタンド20dが取付けられている。
【0020】なお、電動機20bは、図11に示すよう
に車幅方向略中央部に位置づけられており、その回転子
を支持する回転軸は車幅方向を指向しているいわゆる横
置き式である。また、この電動機20bの固定子である
コイルは、後述するバッテリからコントローラを介して
給電される。なお、この電動機20bの車体右側の軸端
部には、電動機20bの回転数を検出するためのエンコ
ーダ20eが装着されている。
【0021】前記動力ユニット20の電源となるバッテ
リは足乗せ部4の下方に搭載されている。25はバッテ
リで、このバッテリ25はメインパイプ13に支持され
たバッテリボックス26内に挿入されている。
【0022】バッテリボックス26は合成樹脂によって
一体成形され、図3に示すように上方に開口する箱状に
形成された左右一対のバッテリ収納部26aどうしを板
状連結部26bを介して連結した構造とされている。ま
た、左右のバッテリ収納部26aは、バッテリ25を前
後に並べて収容する寸法に形成されており、バッテリケ
ーブル(図示せず)や電装ケーブル類を通すための切欠
き26cが前後の壁部分に形成されている。
【0023】そして、このバッテリボックス26は、左
右のバッテリ収納部26aの間にメインパイプ13を下
方から臨ませ、メインパイプ13に設けられたバッテリ
支持ブラケットとしてのボックス受け27上に載置させ
てこのボックス受け27にボルト止めされている。
【0024】すなわち、このバッテリボックス26を使
用すると、バッテリ25がメインパイプ13に沿ってメ
インパイプ13の左右に搭載されることになり、メイン
パイプ13の片側に前後に2個,左右合わせて4個搭載
できる。
【0025】前記ボックス受け27は図2ないし図4に
示すように、車幅方向に延びてバッテリボックス26が
ボルト止めされる前後一対の支持板27aと、これら前
後の支持板27aどうしを連結する左右一対のクロスメ
ンバ27bとから枠状に形成されている。そして、各支
持板27aが、メインパイプ13から下方へ延びる左右
のステー27cを介してメインパイプ13にそれぞれ固
定されている。
【0026】前記クロスメンバ27bにはサイドスタン
ド28が取付けられている。このサイドスタンド28は
図3に示すように、クロスメンバ27bに溶接された連
結板28aと、この連結板28aに枢支ピン28bを介
して回動自在に連結されたスタンド本体28cと、この
スタンド本体28cと前記連結板28aとの間に弾装さ
れる復帰ばね28dとから構成されている。また、この
サイドスタンド28の配設位置はバンク角を確保できる
ように設定されている。すなわち、クロスメンバ27b
をバッテリボックス26の外側縁より車体中央寄りに位
置づけ、このクロスメンバ27bに連結板28aを固定
している。この電動スクータ1が例えば左側にバンク角
が最大となるように傾斜したときの路面を図4中に二点
鎖線Gで示す。図4に示したようにバッテリボックス2
6やバッテリ25はバンク角を狭めることのない上方に
位置づけられている。
【0027】なお、図4においてメインパイプ13の上
方に位置する符号29で示す部材は足乗せ部4の床を形
成する足乗せ板である。この足乗せ板29は、メインパ
イプ13に門形状のステー30,31および板状ブラケ
ット32を介して支持されている。ステー30,31は
図3および図4に示すよう前記バッテリボックス支持用
のステー27cと対応する位置に配置され、それぞれメ
インパイプ13から上方へ突出されている。そして、こ
れらのステー30,31の上端部に板状ブラケット32
がそれぞれねじ止めされている。また、板状ブラケット
32は前記ボックス受け27と同様にしてその長手方向
を車幅方向へ向けて取付けられている。
【0028】なお、前記板状ブラケット32の下面に取
付けられた符号33で示す部材はバッテリ25の上面に
当接してバッテリ25をバッテリボックス26内に保持
するためのゴム製押圧部材である。
【0029】34は前記動力ユニット20の電動機20
bの回転を制御するためのコントローラである。このコ
ントローラ34は、バッテリ25から電動機20bへ供
給される電流量を、操向ハンドル2の右側スロットルグ
リップ2aでの回動量に応じて制御するように構成され
ている。スロットルグリップ2aの回動量を電気信号に
変換するにはポテンショメータが使用されている。ポテ
ンショメータを図において符号35で示す。
【0030】ポテンショメータ35は図5〜図9に示す
ように形成され、前記ヘッドパイプ12の前側にブラケ
ット36を介して取付けられている。そして、このポテ
ンショメータ35の回転軸としての回動入力部35aは
ワイヤー駆動機構37を介して操向ハンドル2の右側ス
ロットルグリップ2aに連結されている。
【0031】ワイヤー駆動機構37は、前記ブラケット
36に支軸39を回転自在に立設し、この支軸39に操
作レバー40と連結部材41とを結合させて構成されて
いる。操作レバー40は、スロットルグリップ2aの回
動動作に応じて引っ張られたり緩められたりする操作ワ
イヤー42が係合し、連結部材41は、ポテンショメー
タ35の回動入力部35aに爪片41aを介して係合し
ている。なお、43は前記操作ワイヤー42のアウター
(図示せず)が掛けられるアウターストッパーで、これ
は前記ブラケット36に一体的に形成されている。ま
た、スロットルグリップ2aと操作ワイヤー42との連
結構造は、従来のエンジン駆動式スクータに使用するも
のと同等に構成されているため、ここでは詳細な説明は
省略する。
【0032】すなわち、スロットルグリップ2aを回動
させると、操作レバー40および連結部材41が支軸3
9を中心にして回動し、連結部材41の爪片41aがポ
テンショメータ35の回動入力部35aを回動させるこ
とになる。このため、スロットルグリップ2aでの回動
量に応じた電気信号がポテンショメータ35からコント
ローラ34へ出力されるから、スロットルグリップ2a
を操作することによって、電動機20bの回転数が変化
することになる。
【0033】なお、図8において符号44はフロントフ
ェンダー、45はレッグシールド、46はインナーフェ
ンダーである。フロントフェンダー44とレッグシール
ド45は互いに連結されて車体のヘッドパイプ12部分
を囲むように形成されている。そして、それらによって
囲まれた空間の下側開口部分にインナーフェンダー46
が位置づけられている。
【0034】すなわち、前記ポテンショメータ35はヘ
ッドパイプ12の近傍であって、フロントフェンダー4
4,レッグシールド45およびインナーフェンダー46
等の車体外形を形成するカバーで囲まれた部位に配置さ
れている。
【0035】前記コントローラ34は図9に示すように
下部にヒートシンク47が取付けられ、そのヒートシン
ク47を介して車体フレーム9に固定されている。ヒー
トシンク47は冷却フィン(図示せず)を有し、その前
部が前記後部シート受け18のステー48にねじ止めさ
れている。また、後部は、左右の後部パイプ14の後端
に両後部パイプ14どうしを連結するよう架設されたコ
ントローラ用ブラケット49にねじ止めされている。
【0036】このようにヒートシンク47を車体フレー
ム9の金属部材に接触させて固定することで、コントロ
ーラ34が発する熱をヒートシンク47を介して車体フ
レーム9へ伝導させることができ、コントローラ34を
効率よく冷却することができるようになる。なお、ヒー
トシンク47は車体カバー5によって囲まれているが、
車体カバー5に導風用のルーバー5a,5bを設け、車
体カバー5内が換気され易い構造とされている。コント
ローラ34の冷却効率が高まると、ヒートシンクとして
小型のものを使用できると共に、コントローラ34自体
の耐久性が高くなる。
【0037】さらに、コントローラ34で動力ユニット
20の電動機20bを制御するに当たっては電動機20
bのエンコーダ20eとの同調調整が必要であるが、こ
のコントローラ34では、シート3を開けた状態で収納
ボックス6の調整孔(図示せず)からドライバーを挿入
してその調整を行うことができるように構成されてい
る。
【0038】ここで、この電動スクータ1の電気系の構
成を図11によって説明する。コントローラ34は、上
述した動力ユニット20,ポテンショメータ35以外に
電源スイッチとしてのパワーリレー50が接続されてお
り、このパワーリレー50およびヒューズ51を介して
バッテリ25に接続されている。なお、前記パワーリレ
ー50に接続された符号52で示すものはパワーリレー
50でのON,OFFを切り換えるスタートインジケー
タである。
【0039】53はバッテリ25を充電するための充電
器で、この充電器53の入力部には電源コンセント側ケ
ーブルを接続するための接触子53aがリード線53b
を介して設けられており、図9に示すように車体フレー
ム9の連結部材15に支持固定されている。前記接触子
53aは細長い板状に形成され、図12および図13に
示すように、収納ボックス6のシート枢支部に一体成型
された充電口としてのコネクタ部6aに圧入固定されて
いる。
【0040】このコネクタ部6aは上方に開口する箱状
に形成され、シート3の枢支ピン3aと収納ボックス6
の内壁面6bとの間に配設されている。そして、このコ
ネクタ部6aの底部に、接続方向が上下方向となるよう
に左右2本の接触子53aが貫通し固定されている。な
お、収納ボックス6は合成樹脂によって形成されている
関係から、接触子53aどうしが短絡することなく接触
子53aをコネクタ部6aに直接支持させることができ
る。また、コネクタ部6aの開口縁部には、電源コンセ
ント側ケーブル53cを通すための切欠き6cが形成さ
れている。この電源コンセント側ケーブル53cの先端
部に設けられた符号53dで示すものは、接触子53a
が差し込まれるプラグである。
【0041】なお、図12および図13において符号3
bで示すものはシート3と前記枢支ピン3aとを連結す
るための連結部材である。この連結部材3bは、シート
3の底板3cを部分的に下方へ延在させてなる連結部3
dに固着されており、左右両側部が枢支ピン3aに回動
自在に連結されている。なお、枢支ピン3aは収納ボッ
クス6のシート枢支部に設けられた左右一対の前方突出
板6dに抜け止めされた状態で支持されている。すなわ
ち、左右の前方突出板6dと、この前方突出板6dの前
部に位置する枢支ピン3aとの間に前記コネクタ部6a
が配設されている。6eは収納ボックス6のシート枢支
部に形成された切欠きで、この切欠き6eも前記コネク
タ部6aの切欠き6cと同様に電源コンセント側ケーブ
ル53cを通す構造になっている。また、図13におい
て符号6fは収納ボックス6の上部開口縁とシート3の
間に介在されるシール部材で、このシール部材6fはシ
ート3の下部に固着されており、収納ボックス6の上部
開口縁の全周にわたって設けられている。
【0042】そして、前記接触子53aに電源コンセン
ト側ケーブル53cを接続するには、シート3を図13
中二点鎖線Aで示すように開いてコネクタ部6aを露出
させて行う。充電中はシート3を閉じておくことができ
る。その際には、電源コンセント側ケーブル53cを切
欠き6c,6eを通してコネクタ部6aからシート3の
裏側へ導出させ、シート3と車体カバー5との間で下方
へ導いて車体外部へ導出する。なお、ケーブル53cの
接続先(電源)は家庭用電源とされる。また、このケー
ブル53cは充電しないときには収納ボックス6内に収
納され、充電時にそこから取出して上述したように接続
する。
【0043】また、この電動スクータ1では動力ユニッ
ト20の作動電圧とヘッドランプ,フラッシャーランプ
等の電気部品の作動電圧が異なる関係から、それらの電
気部品とバッテリ25との間にDC−DCコンバータ5
4が介装されている。なお、DC−DCコンバータ54
とバッテリ25との間にはメインスイッチ55と、ヒュ
ーズ56とが介装され、DC−DCコンバータ54と前
記電気部品との間にはヒューズ57が介装されている。
58はヘッドランプ、59はディマースイッチ、60は
テール/ストップランプ、61はストップスイッチ、6
2はホーン、63はホーンスイッチ、64はフラッシャ
ーランプ、65はフラッシャーリレー、66はオーディ
オパイロット、67はスピードメータランプである。
【0044】前記パワーリレー50,DC−DCコンバ
ータ54およびヒューズ51,57等の電装品は図9お
よび図10に示すように左右の後部パイプ14の間とな
る部分に集中させて配置されている。左右の後部パイプ
14の後輪22側には泥除け板68が取付けられてお
り、この泥除け板68上に前記電装品が固定されてい
る。この泥除け板68は左右の後部パイプ14どうしの
間に架け渡されるように形成され、前部が車体フレーム
9の連結部材15にねじ止めされ、後部がクロスメンバ
16にねじ止めされている。前記電装品のメンテナンス
を行うには、収納ボックス6を車体から取外して電装品
を露出させ、収納ボックス6が配置されていた開口部か
ら手を差し入れて行う。
【0045】この泥除け板68には、動力ユニット20
にコントローラ34を接続するための接続ケーブル69
を通すための開口部70が長手方向略中央部に形成され
ている。この開口部70は図10に示すように左右2箇
所に形成されている。
【0046】上述したように構成された電動スクータ1
では、メインスイッチ55を操作してスタートインジケ
ータ52をON状態としてスロットルグリップ2aを回
動させると、スロットルグリップ2aの回動量に相当す
る電流が動力ユニット20の電動機20bに通電され
る。電動機20bの出力軸が回転すると、その回転力が
Vベルト式自動変速機20cを介して後輪22に伝えら
れて走行するようになる。
【0047】バッテリ25の充電作業は、シート3を開
いて収納ボックス6のコネクタ部6aを露出させ、そこ
に位置する接触子53aに電源コンセント側ケーブル5
3cのプラグ53dを接続することによって行なわれ
る。そして、充電中にシート3を閉じてロック装置8で
施錠することによって、充電口を第3者が操作すること
が不可能になる。このため、充電中に収納ボックス6内
に雨水や埃が侵入することがなく、しかも、荷物を収納
したままとすることができる。
【0048】さらに、バッテリ25を着脱するには、足
乗せ板29および板状ブラケット32を取外した状態で
行う。すなわち、バッテリを装着する場合には、足乗せ
板29および板状ブラケット32を取外してバッテリボ
ックス26の上部開口を露出させ、先ず、バッテリ25
を上方からバッテリ収納部26aの前側部分に挿入す
る。そして、このバッテリボックス26の前側部分に挿
入されたバッテリ25をバッテリボックス26内でスラ
イドさせて後方へ移動させ、バッテリ収納部26aの後
側部分に配置させる。その後、前側部分に別のバッテリ
25を挿入する。バッテリ25を取り出す場合には上述
した動作とは逆の動作によって行う。
【0049】したがって、本発明に係る電動スクータ1
では、足乗せ部4の下方に設けられたボックス受け27
の上部にバッテリ25を支承させると共に、ボックス受
け27の下部にサイドスタンド28を設けたため、バッ
テリ25が車体前後方向略中央の比較的低い部分に位置
づけられ、かつボックス受け27がサイドスタンド支持
部材を兼ねるようになってバッテリ25の近傍にサイド
スタンド28が位置づけられる。
【0050】このため、サイドスタンド28で重量物支
持部材(ボックス受け27)を直接支承するようになる
ため、サイドスタンド28を使用して駐車しても車体が
不安定になるようなことはない。しかも、ボックス受け
27の上方および側方はバッテリ搭載空間として利用で
きるから、サイドスタンド28を設けるに当たりバッテ
リ25の搭載空間を可及的広くとることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電動ス
クータは、ヘッドパイプから足乗せ板の下方に延びるメ
インパイプの下方に、このメインパイプに支持された枠
体からなるバッテリ支持ブラケットを設け、このバッテ
リ支持ブラケットの上部にバッテリを支承させると共
に、このバッテリ支持ブラケットの下部にサイドスタン
ドを設けたため、バッテリが車体前後方向略中央の比較
的低い部分に位置づけられ、このバッテリの近傍にサイ
ドスタンドが位置づけられる。
【0052】したがって、サイドスタンドが重量物支持
部材を直接支承するようになるため、サイドスタンドを
使用しても安定した状態で駐車することができる。しか
も、バッテリ支持ブラケットの上方および側方はバッテ
リ搭載空間として利用できるから、サイドスタンドを設
けたとしてもバッテリ搭載空間を可及的広くとることが
できる。
【0053】また、バッテリ支持ブラケットがバッテリ
を支持する機能と、サイドスタンドを支持する機能とを
果たすため、サイドスタンドを設けるに当たり部品点数
が増えるのを可及的少なく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動スクータの側面図である。
【図2】本発明に係る電動スクータの車体フレームを示
す平面図である。
【図3】本発明に係る電動スクータの車体フレームおよ
びバッテリボックスの斜視図である。
【図4】図1におけるバッテリボックス支持部のIV−IV
線断面図である。
【図5】ポテンショメータ取付け部分を拡大して示す側
面図である。
【図6】ポテンショメータ取付け部分の平面図である。
【図7】ポテンショメータ取付け部分の正面図である。
【図8】本発明に係る電動スクータのヘッドパイプ部分
を拡大して示す側断面図である。
【図9】泥除け板部分を拡大して示す側断面図である。
【図10】泥除け板部分の平面図である。
【図11】本発明に係る電動スクータの電気系の構成を
示すブロック図である。
【図12】収納ボックスのシート枢支部分を拡大して示
す平面図である。
【図13】図12におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 電動スクータ 9 車体フレーム 12 ヘッドパイプ 13 メインパイプ 20 動力ユニット 22 後輪 25 バッテリ 26 バッテリボックス 27 ボックス受け 28 サイドスタンド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプからメインパイプを足乗せ
    板の下方を通してシート下方へ延設すると共に、このメ
    インパイプの後端部に後上がりに延びる左右一対の後部
    パイプを連結して車体フレームを形成し、この車体フレ
    ームにおけるシート下方となる部分に、電動機と、この
    電動機から後方へ延びる後輪駆動用動力伝達装置と、後
    輪とを備えた動力ユニットを上下揺動自在に取付け、前
    記電動機に給電するバッテリを、前記メインパイプの下
    方に位置しかつメインパイプに支持された枠体からなる
    バッテリ支持ブラケットの上部に支承させ、このバッテ
    リ支持ブラケットの下部にサイドスタンドを設けたこと
    を特徴とする電動スクータ。
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