JPH0613534Y2 - 電気機器収納箱 - Google Patents

電気機器収納箱

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JPH0613534Y2
JPH0613534Y2 JP1990048453U JP4845390U JPH0613534Y2 JP H0613534 Y2 JPH0613534 Y2 JP H0613534Y2 JP 1990048453 U JP1990048453 U JP 1990048453U JP 4845390 U JP4845390 U JP 4845390U JP H0613534 Y2 JPH0613534 Y2 JP H0613534Y2
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JP
Japan
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bolt
top plate
ring
hanging
storage box
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990048453U
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English (en)
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JPH0410503U (ja
Inventor
忠芳 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Corp
Original Assignee
Nitto Kogyo Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は搬送時にクレーン等による吊り下げ移動を容易
とするために、天板部に吊下げ部を設けた電気機器収納
箱に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種電気機器収納箱は、第4図に示すように箱
本体の天板部(21)に透設した円形のボルト挿通孔(22)に
吊りボルト(23)を挿通し、ばね座金(24)等を介してナッ
ト(25)により締めつけて固定したものであった。
ところが、このような従来のものにあっては、吊りボル
ト(23)の吊り環の向きを吊り下げ時に最も安定した方向
に揃えて締めつけ固定する手数が厄介であるばかりでな
く、ナット(25)の締めつけ時に吊りボルト(23)が共回り
して締めつけ作業が面倒であるという問題もあった。ま
た、吊りボルト(23)と天板部(21)との間隙から、ボルト
挿通孔(22)を介して箱本体の内部に雨水が浸入すること
を防止するため、吊りボルト(23)の頭部(26)の下面全周
を天板部(21)に溶接しなければならず、工数が多くかか
るという問題もあった。
またこのような溶接を略して、吊りボルトの頭部の下面
にゴムパッキンを介在させただけのものは、吊り上げ時
に吊りボルトが傾斜して天板部を損傷したり、強度を低
下させるという問題があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上記した従来の問題を解決して、吊りボルトの
向きを所定の方向に容易に揃えることができ、また雨水
の浸入を防止するための溶接も不要であって組立の工数
を少なくすることができ、しかも吊りボルトの傾斜によ
る強度の低下もない天板部に吊下げ部を設けた電気機器
収納箱を提供するために完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記した従来の問題点を解決するために完成された本考
案は、ボルト軸部の基端に角根部を設けるとともに、上
部に吊り環を設けた頭部の座面の凹溝内に弾性材よりな
るOリングを嵌合してなる吊りボルトを、箱本体の天板
部に透設した角孔に前記角根部を嵌合させて挿通してナ
ットにより固定し、Oリングを凹溝の溝底と天板部の上
面間で圧偏して吊りボルトの座面を天板部の上面に密着
させたことを特徴とするものである。
(実施例) 次に、本考案の実施例を第1図、第2図及び第3図によ
り詳細に説明する。
(1)は箱本体(2)の天板部であり、該天板部(1)の上面4
隅には吊りボルト(3)が取付られている。
第3図に示すように、この吊りボルト(3)はボルト軸部
(4)の基端に角根部(5)を設けるとともに、上部に吊り環
(6)を設けた頭部(7)の座面(8)にリング状の凹溝(9)を設
けて、該凹溝(9)にゴム等の弾性材よりなるOリング(1
0)を嵌合したものである。このOリング(10)は締めつけ
前の状態では、第3図に示すようにその下面を座面(8)
から若干量突出させている。このような吊りボルト(3)
は第2図のように、前記した天板部(1)の4隅に透設し
た4角状の角孔(11)からボルト軸部(4)を挿通したう
え、この角孔(11)に角根部(5)を嵌合し、箱本体(2)の内
部からボルト軸部(4)に平座金(12)、ばね座金(13)を嵌
装したうえナット(14)を螺合して締めつけられている。
この結果、第2図に示すように弾性材よりなるOリング
(10)は凹溝(9)の溝底と天板部(1)の上面間で圧偏され、
Oリング(10)の下面を座面(8)と同一面として該座面(8)
を天板部(1)の上面に密着されている。
(作用) このように構成されたものは、搬送時に箱本体(2)の天
板部(1)に取付た吊りボルト(3)に図示しないクレーンの
フックを掛止して吊り上げられるものであることは、従
来のこの種電気機器収納箱と同様である。
しかし本考案においては、吊りボルト(3)の頭部(7)の座
面(8)い設けたリング状の凹溝(9)内に弾性材よりなるO
リング(10)を嵌合させてあるので、吊りボルト(3)の座
面(8)と天板部(1)の上面との間はOリング(10)により完
全に密封され、従来のように溶接を行わなくても雨水が
浸入する虞れは全くないものである。しかも、Oリング
(10)の下面を座面(8)と同一面として座面(8)を天板部
(1)の上面に密着させてあるので、吊り下げ時に吊りボ
ルト(3)に斜め方向から力が加わっても、吊りボルト(3)
が天板部(1)に対して傾くことが無く、強度上も優れて
いるうえ安全である。また、吊りボルト(3)はボルト軸
部(4)の基端に設けた角根部(5)を天板部(1)に透設した
角孔(11)に嵌合させたものであるので、吊りボルト(3)
の取付時に単にその角根部(5)を角孔(11)に合致するだ
けで吊り環(6)の方向を所定方向に的確容易に揃えるこ
とができる。しかもナット(14)の締めつけ時には吊りボ
ルト(3)の角根部(5)が天板部(1)に透設した角孔(11)に
嵌合することにより回動を阻止されているので共回りを
することがなく、容易に締めつけできるものである。
(考案の効果) 本考案は以上の説明によって明らかなように、吊りボル
トの座面に設けたリング状の凹溝に弾性材よりなるOリ
ングを嵌合することにより雨水の浸入を確実に防止でき
るとともに、Oリングを凹溝の溝底と天板部の上面間で
圧偏し、吊りボルトの座面を天板部の上面に当接したの
で、吊り下げ時に吊りボルトが傾斜することもなく、強
度上も優れているうえ安全である。また、ボルト軸部の
基端に設けた角根部を天板部の角孔に嵌合させているの
で取付も容易に行える利点もある。
よって本考案は従来のこの種電気機器収納箱の問題点を
一掃したものとして、その実用的価値は極めて大なもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図、第2図
はその要部の一部切欠側面図、第3図は本考案において
使用する吊りボルトを示す一部切欠側面図、第4図は従
来例の要部を示す一部切欠側面図である。 (1):天板部、(2):箱本体、(3)……吊りボルト、(4)…
…ボルト軸部、(5)……角根部、(6)……吊り環、(7)…
…頭部、(8)……座面、(9)……凹溝、(10)……Oリン
グ、(11)……角孔、(14)……ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルト軸部(4)の基端に角根部(5)を設ける
    とともに、上部に吊り環(6)を設けた頭部(7)の座面(8)
    の凹溝(9)内に弾性材よりなるOリング(10)を嵌合して
    なる吊りボルト(3)を、箱本体(2)の天板部(1)に透設し
    た角孔(11)に前記角根部(5)を嵌合させて挿通してナッ
    ト(14)により固定し、Oリング(10)を凹溝(9)の溝底と
    天板部(1)の上面間で圧偏して吊りボルト(3)の座面(8)
    を天板部(1)の上面に密着させたことを特徴とする電気
    機器収納箱。
JP1990048453U 1990-05-09 1990-05-09 電気機器収納箱 Expired - Lifetime JPH0613534Y2 (ja)

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JP1990048453U JPH0613534Y2 (ja) 1990-05-09 1990-05-09 電気機器収納箱

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JP1990048453U JPH0613534Y2 (ja) 1990-05-09 1990-05-09 電気機器収納箱

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Publication Number Publication Date
JPH0410503U JPH0410503U (ja) 1992-01-29
JPH0613534Y2 true JPH0613534Y2 (ja) 1994-04-06

Family

ID=31565275

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JP1990048453U Expired - Lifetime JPH0613534Y2 (ja) 1990-05-09 1990-05-09 電気機器収納箱

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4395032B2 (ja) * 2004-09-06 2010-01-06 株式会社日立エレクトリックシステムズ 屋外用受配電盤

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58158476U (ja) * 1982-04-15 1983-10-22 株式会社安川電機 電機品収納ボツクス
JPS6034703U (ja) * 1983-08-18 1985-03-09 株式会社東芝 制御盤の吊下装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0410503U (ja) 1992-01-29

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