JPH0613479U - 舟釣り用釣竿支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 舟釣りにおいて、釣糸先端の仕掛けが舟の動
揺に関係なく常に海底の一定位置に安定するようにした
釣竿支持具を得ること。 【構成】 舟ベリに固定する固定具に、釣竿の係止杆を
摺動自在に貫通固定した凹形揺動片を前後に揺動可能に
枢支したこと。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、舟釣りに際して釣竿を舟ベリに支持させる支持具に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

舟が波によつて上下動したり、左右に傾斜したりすると釣竿の先が上下動し、 釣糸先端の仕掛けも動き、安定しない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、舟釣りに際し海中に投じた釣糸先端の仕掛けが常に一定の位 置に安定する釣竿支持具を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は次のとおりである。 舟ベリに固定する固定具と、釣竿を引掛け支承する係止杆を摺動自在に貫通固 定した凹形揺動片とから構成され、凹形揺動片の左右両片を固定具に起立形成し た左右支え片の上位にピンにより挿着して凹形揺動片を前後揺動可能に枢支した 舟釣り用釣竿支持具。

【０００５】

【作用】

使用に際し、釣竿Ｐを係止杆に固定した後、係止杆を前後に摺動させて支承し た釣竿が水平になるように調節する。しかして舟体が波によつて上昇し、又は図 ２ａに示すように舟体が左側に傾斜した場合は図４に示すように釣竿Ｐの先端は 下方に傾斜し、舟体が波間に降下し、又は図２ｂに示すように舟体が右側に傾斜 した場合は図５に示すように釣竿の先端は上方に傾斜する。従って仕掛けＨは常 に海底の一定位置に安定する。

【０００６】

【実施例】

図１において符号１は舟ベリ２０に取付ける固定具で、挟圧具２を備えた螺杆 ３をねじ込み、上方の左右に支え片４及び５を起立させてある。６は凹形揺動片 で左右の起立片７、８に小孔９を図では３箇所開設し、支え片４、５の上端にね じ込んだ螺杆（ピン）１１の先を小孔９に挿入して凹形揺動片６を前後揺動可能 に支持し、凹形揺動片６の下片１０の中心部に釣竿Ｐの係止杆１２を摺動自在に 貫通し、止ねじ１３により固定する。１４は係止杆１２の引掛鈎、１５は受金具 である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、釣糸先端の仕掛けは舟の動揺に関係なく、常に一定の位置に 安定するので、釣り果は著しく増進する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る舟釣り用釣竿支持具の斜視図

【図２】使用状態を示す説明図

【図３】側面図（舟が平行状態時）

【図４】舟が図２のａの状態時の側面図

【図５】舟が図２のｂの状態時の側面図

【符号の説明】

１ 固定具 ２ 挟圧具 ４、５ 支え片 ５ 支え片 ６ 凹形揺動片 ７、８ 左右起立片 ９ 小孔 １０ 下片 １１ ピン １２ 係止杆

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 舟ベリに固定する固定具と、釣竿を引掛
   け支承する係止杆を摺動自在に貫通固定した凹形揺動片
   とから構成され、凹形揺動片の左右両片を固定具に起立
   形成した左右支え片の上位にピンにより挿着して凹形揺
   動片を前後揺動可能に枢支した舟釣り用釣竿支持具。