JPH06134636A - 薄板材吸着保持装置 - Google Patents

薄板材吸着保持装置

Info

Publication number
JPH06134636A
JPH06134636A JP30960792A JP30960792A JPH06134636A JP H06134636 A JPH06134636 A JP H06134636A JP 30960792 A JP30960792 A JP 30960792A JP 30960792 A JP30960792 A JP 30960792A JP H06134636 A JPH06134636 A JP H06134636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
mounting member
shape
holding
plate material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30960792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
博 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUINKUSU KK
Original Assignee
SUINKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUINKUSU KK filed Critical SUINKUSU KK
Priority to JP30960792A priority Critical patent/JPH06134636A/ja
Publication of JPH06134636A publication Critical patent/JPH06134636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 負圧源に接続される吸着穴が設けられ、薄板
材の載置面をもつ載置部材からなり、上記載置面に柔軟
弾性を有する密着環状材を保持可能な保持部を設けると
共に該保持部に保持された密着環状材を保持部に止着可
能な取付部材を設け、該取付部材に上記吸着穴を設け、
上記載置面及び取付部材の表面を上記薄板材の吸着保持
形状に適合した所定形状に形成てなる。 【効果】 負圧源により吸着穴の吸着作用を生じさせる
と薄板材は載置面及び取付部材の表面に密着保持され、
柔軟弾性を有する密着環状材の端縁は薄板材に密着して
変形し、この際に載置面及び取付部材の表面は薄板材の
吸着保持形状に適合した所定形状に形成されているた
め、所定の形状を保有した状態で吸着保持され、このた
め薄板材を変形可能限度以上に変形させることなく良好
に吸着保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばガリウム、ヒ素材
からなる発光ダイオードの素材等の如く、元々反り又は
湾曲変形していて平坦面に密着させるとチッピングやク
ラックが生じてしまう程の脆性をもつ薄板材を例えば超
音波穴明け加工に際して吸着保持する薄板材吸着保持装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の吸着保持装置として、載置
部材に薄板材を載置可能な平坦な載置面を形成し、この
載置部材の載置面に負圧源に接続される吸着穴を複数個
散在状態に形成し、載置部材の載置面に自動的又は人為
的に薄板材を載置し、この状態で負圧源に接続された複
数個の吸着穴の吸引作用により薄板材を吸着保持するよ
うに構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、載置部材の載置面は平坦面に形成されてい
るため、例えばガリウム、ヒ素材からなる発光ダイオー
ドの素材等の如く、極めて脆い材料からなり、しかも元
々反り又は湾曲変形している薄板材を吸着保持すると、
薄板材を変形可能限度以上に変形させることになって簡
単に割れてしまうことがあり、また割れることなく吸着
ができて例えば超音波加工が完了した後に吸着作用を解
除する際に薄板材の戻り変形時に割れてしまうこともあ
り、それだけ製品の歩留まりの低下が生じてしまうとい
う不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、その要旨は、負
圧源に接続される吸着穴が設けられ、薄板材の載置面を
もつ載置部材からなり、上記載置面に柔軟弾性を有する
密着環状材を保持可能な保持部を設けると共に該保持部
に保持された密着環状材を保持部に止着可能な取付部材
を設け、該取付部材に上記吸着穴を設け、上記載置面及
び取付部材の表面を上記薄板材の吸着保持形状に適合し
た所定形状に形成したことを特徴とする薄板材吸着保持
装置にある。
【0005】
【作用】載置部材の載置面及び載置部材に設けられた保
持部に保持された密着環状材を保持部に止着可能な取付
部材の表面は薄板材の吸着保持形状に応じた形状に形成
され、負圧源により吸着穴の吸着作用を生じさせると薄
板材は載置面及び取付部材の表面に密着保持され、柔軟
弾性を有する密着環状材の端縁は薄板材に密着して変形
し、この際に載置面及び取付部材の表面は薄板材の吸着
保持形状に適合した所定形状に形成されているため、薄
板材は確実かつ良好に吸着保持される。
【0006】
【実施例】図1乃至図5は本発明の実施例を示し、1は
載置部材であって、この場合ブラケット2に供給台3を
取付け、この供給台3に載置部材1を取り付けるように
構成している。
【0007】4は密着環状部材であって、この場合ウレ
タンゴム製の薄肉長円環状に形成され、載置部材1に長
円形凹状の保持部5を形成し、この保持部5の開口部側
を保持斜面5aに形成し、保持斜面5aに連続して載置
部材1の上面である載置面6に凹部5bを形成し、保持
部5に取付部材7をボルト8により嵌着し、保持部5の
保持斜面5aと取付部材7の上縁部に形成した押圧斜面
7aとで密着環状材4の下縁部分を止着可能に設けて構
成している。
【0008】9は吸着穴であって、この場合取付部材7
に四個形成され、取付部材7の表面10である上面に二
個の吸着穴9に接続される吸着溝11を二本形成し、ブ
ラケット2に図外の真空ポンプ等の負圧源に接続される
接続口12を形成し、載置部材1に連通路13及び連通
間隙14を形成し、接続口12と吸着穴9とを連通形成
して構成している。
【0009】この場合密着環状部材4に相当する部材を
保持部5の保持斜面5aと取付部材7の押圧斜面7aと
で止着した状態で上記載置面6及び取付部材7の表面1
0を吸着すべき薄板材Wの吸着保持形状に適合した所定
形状、この場合載置部材の中心である取付部材1の中央
部分が高い球面形状に同時加工形成している。
【0010】ここにいう薄板材Wの吸着保持形状とは、
薄板材Wの変形可能限度や加工条件等に応じて定めら
れ、よって薄板材Wの吸着保持形状に適合した所定形状
としては球面形状に限らず、非球面、任意曲面の形状が
選定され、また密着環状部材4の形状や材質、厚さ、柔
らかさもこれら所定形状や加工条件に応じて適宜設計さ
れる。
【0011】この実施例は上記構成であるから、載置部
材1の載置面6に自動的又は人為的に薄板材Wを載置
し、この状態で負圧源の負圧を発生させると、接続口1
2、連通路13、通過間隙14を介して吸着穴9の吸引
作用が営まれ、薄板材Wは載置面6及び取付部材7の表
面10に密着し、この際に柔軟弾性を有する密着環状材
4の上端縁は薄板材Wに密着しつつ凹部5b内に倒伏変
形し、薄板材Wは載置面6及び取付部材7の表面10に
密着保持されることになる。
【0012】この際に上記載置面6及び取付部材7の表
面10は薄板材Wの吸着保持形状に適合した所定形状に
形成されているため、所定の形状を保有した状態で吸着
保持され、このため薄板材Wを変形可能限度以上に変形
させることなく良好に吸着保持でき、薄板材Wを破損す
ることを防止でき、それだけ製品の歩留まりの低下を抑
制することができる。
【0013】また密着環状部材4によって吸着範囲を吸
着することができるとともにその形状によって吸着範囲
を設定でき、従来の如く、複数の散在する吸着穴により
吸着する構造に比べて、薄板材Wに適合した吸着部位を
吸着でき、しかも密着環状部材4の柔軟弾性作用により
吸着開始から吸着完了又は吸着状態から離反までの間に
おける薄板材Wの変形を緩やかなものにでき、薄板材W
の破損を防止することができる。
【0014】尚、本発明は上記実施例に限られるもので
はなく、例えば上記実施例では超音波穴明け加工機に適
用しているが、他の加工等の際やワークハンドリングに
も適用でき、また載置部材の形状や取付部材の構造、吸
着穴の構造、個数等は適宜変更して設計されるものであ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述の如く、負圧源により吸着
穴の吸着作用を生じさせると薄板材は載置面及び取付部
材の表面に密着保持され、柔軟弾性を有する密着環状材
の端縁は薄板材に密着して変形し、この際に載置面及び
取付部材の表面は薄板材の吸着保持形状に適合した所定
形状に形成されているため、所定の形状を保有した状態
で吸着保持され、このため薄板材を変形可能限度以上に
変形させることなく良好に吸着保持でき、薄板材を破損
することを防止でき、それだけ製品の歩留まりの低下を
抑制することができる。
【0016】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体正断面図である。
【図2】図1で示す実施例の平面図である。
【図3】図1で示す実施例の部分切欠断面斜視図であ
る。
【図4】図1で示す実施例の部分縦断面図である。
【図5】図1で示す実施例の部分横断面図である。
【符号の説明】
1 載置部材 4 密着環状部材 5 保持部 6 載置面 7 取付部材 9 吸着穴 10 表面 W 薄板材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧源に接続される吸着穴が設けられ、
    薄板材の載置面をもつ載置部材からなり、上記載置面に
    柔軟弾性を有する密着環状材を保持可能な保持部を設け
    ると共に該保持部に保持された密着環状材を保持部に止
    着可能な取付部材を設け、該取付部材に上記吸着穴を設
    け、上記載置面及び取付部材の表面を上記薄板材の吸着
    保持形状に適合した所定形状に形成したことを特徴とす
    る薄板材吸着保持装置。
JP30960792A 1992-10-25 1992-10-25 薄板材吸着保持装置 Pending JPH06134636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30960792A JPH06134636A (ja) 1992-10-25 1992-10-25 薄板材吸着保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30960792A JPH06134636A (ja) 1992-10-25 1992-10-25 薄板材吸着保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06134636A true JPH06134636A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17995067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30960792A Pending JPH06134636A (ja) 1992-10-25 1992-10-25 薄板材吸着保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06134636A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100877668B1 (ko) * 2008-08-08 2009-01-08 한성희 쏘잉 척 테이블
CN114102216A (zh) * 2021-12-14 2022-03-01 安徽光智科技有限公司 一种光学镜片装夹用连接工装

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100877668B1 (ko) * 2008-08-08 2009-01-08 한성희 쏘잉 척 테이블
CN114102216A (zh) * 2021-12-14 2022-03-01 安徽光智科技有限公司 一种光学镜片装夹用连接工装
CN114102216B (zh) * 2021-12-14 2023-10-03 安徽光智科技有限公司 一种光学镜片装夹用连接工装

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI466222B (zh) Fixed fixture and workpiece processing methods
CN101529577A (zh) 固定夹具及芯片的拾取方法以及拾取装置
JP2009238881A (ja) 電子部品の剥離方法及び剥離装置
JPH08250574A (ja) 半導体ダイピックアップ用真空コレット
USH1373H (en) Wafer handling apparatus and method
JP4797027B2 (ja) 基板体の貼着装置及び基板体の取り扱い方法
KR101133963B1 (ko) 픽업 방법 및 픽업 장치
JPH06134636A (ja) 薄板材吸着保持装置
JPH06252255A (ja) チップトレイ
JP3484936B2 (ja) チップ状部品の取扱方法および装置
JP2003234396A (ja) チップのピックアップ装置、その製造方法、及び半導体製造装置
JPH02130103A (ja) ダイシング用治具
JP2530013B2 (ja) 半導体装置の製造方法
CN112077830B (zh) 机器人手臂
KR102057807B1 (ko) 픽 앤 플레이스 장치의 마그네틱 콜렛
JP6907384B1 (ja) ピックアップ装置
JPH0376139A (ja) 半導体素子突上げ方法
KR101199298B1 (ko) 칩 박리 방법, 반도체 장치의 제조 방법, 및 칩 박리 장치
JPH08306711A (ja) チップ剥離装置及びチップ剥離方法
US20040173322A1 (en) Apparatus for removing an adhesive film on a chip
JPS5848914A (ja) ウエハピンセツト
JPH05144939A (ja) 半導体保持装置及びダイシング方法
JPH06224299A (ja) 半導体ウェーハの分割方法及び分割システム
KR920000571Y1 (ko) 비접촉식 웨이퍼 마운트 척
KR20010093521A (ko) 반도체 칩 픽업 장치 및 방법