JPH0613461Y2 - 光分布測定装置 - Google Patents
光分布測定装置Info
- Publication number
- JPH0613461Y2 JPH0613461Y2 JP5481489U JP5481489U JPH0613461Y2 JP H0613461 Y2 JPH0613461 Y2 JP H0613461Y2 JP 5481489 U JP5481489 U JP 5481489U JP 5481489 U JP5481489 U JP 5481489U JP H0613461 Y2 JPH0613461 Y2 JP H0613461Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- emitting body
- intensity
- rotation center
- measuring device
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は発光体が放射する光の分布状態を測定する装置
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] 一般的に、発光体の発光面は点と見なすことができず、
ある面積をもったもので、光源からの距離が変わると光
の分布がどのように変化するかは光源を点と見なして求
めた指向特性では分からない。このような課題に対し
て、本出願人は、半透明スクリーンをXYテーブルによ
り移動させるようにして発光体とスクリーンの距離を変
え、発光体の光の平行度を求めて光の分布を測定する装
置を提案した。(特願昭62−194831号)。
ある面積をもったもので、光源からの距離が変わると光
の分布がどのように変化するかは光源を点と見なして求
めた指向特性では分からない。このような課題に対し
て、本出願人は、半透明スクリーンをXYテーブルによ
り移動させるようにして発光体とスクリーンの距離を変
え、発光体の光の平行度を求めて光の分布を測定する装
置を提案した。(特願昭62−194831号)。
[考案が解決しようとする課題] ところが光強度の測定は、半透明スクリーンを通して間
接的に測定されるため、第4図に示すように、例えばレ
ンズLを通して検出器Kで得られるA点の測定強度はス
クリーンS上のA′点の測定強度に相当するが、A′点
の測定強度は発光体1の表面全体からA′点に向かう光
の総和である。したがって、A′点を通過する光の強度
を測定できるのみであって、その光が発光体1のどの部
分からどの方向に放射された光であるかを知ることがで
きず、発光体の特定の場所から特定の方向に放射される
光の強度を測定することは出来なかった。また、スクリ
ーンの性質や表面粗さなどにより分解能の粗さが出た
り、発光体と撮影装置の間隔を連続的に変えるための装
置が大きくなるなどの欠点があった。
接的に測定されるため、第4図に示すように、例えばレ
ンズLを通して検出器Kで得られるA点の測定強度はス
クリーンS上のA′点の測定強度に相当するが、A′点
の測定強度は発光体1の表面全体からA′点に向かう光
の総和である。したがって、A′点を通過する光の強度
を測定できるのみであって、その光が発光体1のどの部
分からどの方向に放射された光であるかを知ることがで
きず、発光体の特定の場所から特定の方向に放射される
光の強度を測定することは出来なかった。また、スクリ
ーンの性質や表面粗さなどにより分解能の粗さが出た
り、発光体と撮影装置の間隔を連続的に変えるための装
置が大きくなるなどの欠点があった。
本考案は、発光体の任意の方向の指向性強度分布を直接
測定するとともに、発光体を任意の方向に向けるように
して、漏れ光などの微弱な光の発生部位をも直接知るこ
とのできる、より小形で精密な光分布測定装置を提供す
ることを目的とする。
測定するとともに、発光体を任意の方向に向けるように
して、漏れ光などの微弱な光の発生部位をも直接知るこ
とのできる、より小形で精密な光分布測定装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、発光体から放射される光をレンズ系と絞り装
置を備えた撮影装置により撮影した撮影像より光の強度
分布を測定する装置において、前記撮影装置のレンズ系
の光軸上で互いに直交する回転中心軸の回りに回動しう
る二つの傾斜面を設け、前記傾斜面のうち一方の傾斜面
に前記直交する回転中心軸の交点付近に発光体を保持す
るようにした保持テーブルを備えた光分布測定装置であ
る。
置を備えた撮影装置により撮影した撮影像より光の強度
分布を測定する装置において、前記撮影装置のレンズ系
の光軸上で互いに直交する回転中心軸の回りに回動しう
る二つの傾斜面を設け、前記傾斜面のうち一方の傾斜面
に前記直交する回転中心軸の交点付近に発光体を保持す
るようにした保持テーブルを備えた光分布測定装置であ
る。
[作用] 撮影装置と発光体との距離を絞りの開口径と発光体の代
表寸法に比べて充分大きくすることにより指向性の分解
能を高めるとともに、発光体の傾斜方向を任意の方向に
向けるようにすることにより、一定の距離の位置におけ
る発光体の任意方向の光強度を連続して測定できる。
表寸法に比べて充分大きくすることにより指向性の分解
能を高めるとともに、発光体の傾斜方向を任意の方向に
向けるようにすることにより、一定の距離の位置におけ
る発光体の任意方向の光強度を連続して測定できる。
[実施例] 本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例の構成を示す斜視図で、1はL
EDなどの発光素子である発光体、2は発光体1の上方
に設けられた撮影装置で、発光体1に焦点が合うように
したレンズ系と絞り装置を備えている。撮影装置2のレ
ンズ系の光軸z上の一点で互いに直交する回転中心軸x
およびyのうち、回転中心軸xの回りに回動しうる傾斜
テーブル3が設けられ、さらに傾斜テーブル3の上で回
転中心軸yの回りに回動しうる傾斜テーブル4が設けら
れている。傾斜テーブル4の上には発光体1を保持する
保持面5が設けられ、発光面を上方に向けて保持されて
いる。傾斜テーブル3および傾斜テーブル4はそれぞれ
パルスモータ31および41によって駆動され、それぞ
れ回転中心軸xおよびyを中心とした円筒面32および
42に沿って回動されて傾斜されるようにしてある。発
光体1は電源回路6から電力を供給されて赤外光などの
光を放射する。発光体1から放射される光は、第2図に
示すように、赤外光の撮影装置2に設けられたレンズ2
1および絞り22の開口部を通って固体撮像素子(CC
D)上に発光体1の像Fを結ぶ。すなわち、絞り22の
代表径をd、絞り22と発光体1の間の距離をとする
と、発光体1の一点Pから出た光はP′に像Fを結ぶ。
この時P′点の光の強度はP点から角度ωの範囲に放出
された光の総和の強度を表わしている。このとき、指向
性の分解能Δθは、 Δθ=tan−1{(d+D)/} で表わされる。
EDなどの発光素子である発光体、2は発光体1の上方
に設けられた撮影装置で、発光体1に焦点が合うように
したレンズ系と絞り装置を備えている。撮影装置2のレ
ンズ系の光軸z上の一点で互いに直交する回転中心軸x
およびyのうち、回転中心軸xの回りに回動しうる傾斜
テーブル3が設けられ、さらに傾斜テーブル3の上で回
転中心軸yの回りに回動しうる傾斜テーブル4が設けら
れている。傾斜テーブル4の上には発光体1を保持する
保持面5が設けられ、発光面を上方に向けて保持されて
いる。傾斜テーブル3および傾斜テーブル4はそれぞれ
パルスモータ31および41によって駆動され、それぞ
れ回転中心軸xおよびyを中心とした円筒面32および
42に沿って回動されて傾斜されるようにしてある。発
光体1は電源回路6から電力を供給されて赤外光などの
光を放射する。発光体1から放射される光は、第2図に
示すように、赤外光の撮影装置2に設けられたレンズ2
1および絞り22の開口部を通って固体撮像素子(CC
D)上に発光体1の像Fを結ぶ。すなわち、絞り22の
代表径をd、絞り22と発光体1の間の距離をとする
と、発光体1の一点Pから出た光はP′に像Fを結ぶ。
この時P′点の光の強度はP点から角度ωの範囲に放出
された光の総和の強度を表わしている。このとき、指向
性の分解能Δθは、 Δθ=tan−1{(d+D)/} で表わされる。
したがって、距離を、絞り22の代表径dおび視直径
Dに比べて充分大きくすることによって例えばP点から
放出される光のうち、角度ωの範囲に放出された光のみ
を検出でき、指向性分解能を上げることができる。
Dに比べて充分大きくすることによって例えばP点から
放出される光のうち、角度ωの範囲に放出された光のみ
を検出でき、指向性分解能を上げることができる。
像Fの強度はCCDによって光電変換され、画像処理装
置7で数値データに変換されて記録される。同時に、測
定されたデータは画像処理装置7により三次元ワイヤフ
レーム表示や等強度線表示などの処理がなされ、視覚的
に発光体1の指向性の様子がモニタCRTなどの表示装
置71によって示される。
置7で数値データに変換されて記録される。同時に、測
定されたデータは画像処理装置7により三次元ワイヤフ
レーム表示や等強度線表示などの処理がなされ、視覚的
に発光体1の指向性の様子がモニタCRTなどの表示装
置71によって示される。
一つの方向のデータの収集が終ると、予め決められた手
順に従って傾斜テーブル3、4がそれぞれパルスモータ
31、41によって所定角度だけ傾斜され、連続して別
の方向の光の強度分布が測定される。すなわち、傾斜テ
ーブル3、4の傾斜角をそれぞれα、βとすると、発光
体1の傾斜方向は第3図に示すように極座標で表わさ
れ、傾斜角を変えることにより任意の方向に向けて任意
の方向の光を検出することができる。
順に従って傾斜テーブル3、4がそれぞれパルスモータ
31、41によって所定角度だけ傾斜され、連続して別
の方向の光の強度分布が測定される。すなわち、傾斜テ
ーブル3、4の傾斜角をそれぞれα、βとすると、発光
体1の傾斜方向は第3図に示すように極座標で表わさ
れ、傾斜角を変えることにより任意の方向に向けて任意
の方向の光を検出することができる。
全てのデータの収集が終ると、画像処理装置7によりデ
ータ処理が行なわれ、前記特願昭62−194831号
で示した方法により、光軸上の光強度度分布図などを算
出し、発光体の指向性の評価が行なわれる。
ータ処理が行なわれ、前記特願昭62−194831号
で示した方法により、光軸上の光強度度分布図などを算
出し、発光体の指向性の評価が行なわれる。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、スクリーンを使用せ
ず、直接任意の方向の光の強度分布測定を行なうため、
スクリーン上の散乱ムラなどの影響を受けず、発光体の
細部まで鮮明な任意方向の光強度分布を求めることがで
きる。したがって、この詳細な分析データを発光体やレ
ンズ系の評価や、外乱光の発見や原因究明に役立てるこ
とができ、また光学系のシミュレーションに用いれば、
さらに現実に近い結果を得ることができ、光学系の設計
の精度を向上させる効果がある。
ず、直接任意の方向の光の強度分布測定を行なうため、
スクリーン上の散乱ムラなどの影響を受けず、発光体の
細部まで鮮明な任意方向の光強度分布を求めることがで
きる。したがって、この詳細な分析データを発光体やレ
ンズ系の評価や、外乱光の発見や原因究明に役立てるこ
とができ、また光学系のシミュレーションに用いれば、
さらに現実に近い結果を得ることができ、光学系の設計
の精度を向上させる効果がある。
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図、第3図
は説明図、第4図は従来例の説明図である。 1……発光体、2……撮影装置、21……レンズ、22
……絞り、3、4……傾斜テーブル、5……保持面、7
……画像処理装置
は説明図、第4図は従来例の説明図である。 1……発光体、2……撮影装置、21……レンズ、22
……絞り、3、4……傾斜テーブル、5……保持面、7
……画像処理装置
Claims (1)
- 【請求項1】発光体から放射される光をレンズ系と絞り
装置を備えた撮影装置により撮影した撮影像より光の強
度分布を測定する装置において、前記撮影装置のレンズ
系の光軸上で互いに直交する回転中心軸の回りに回動し
うる二つの傾斜面を設け、前記傾斜面のうち一方の傾斜
面に前記直交する回転中心軸の交点付近に発光体を保持
するようにした保持テーブルを備えたことを特徴とする
光分布測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5481489U JPH0613461Y2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 光分布測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5481489U JPH0613461Y2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 光分布測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02146333U JPH02146333U (ja) | 1990-12-12 |
JPH0613461Y2 true JPH0613461Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31577210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5481489U Expired - Lifetime JPH0613461Y2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 光分布測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613461Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013140556A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | パイオニア株式会社 | 半導体発光素子用の発光量推定装置及び発光量推定方法 |
-
1989
- 1989-05-12 JP JP5481489U patent/JPH0613461Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013140556A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | パイオニア株式会社 | 半導体発光素子用の発光量推定装置及び発光量推定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02146333U (ja) | 1990-12-12 |
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