JPH06134617A - 鋸盤の鋸刃テンション自動調整装置 - Google Patents

鋸盤の鋸刃テンション自動調整装置

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JPH06134617A
JPH06134617A JP28559792A JP28559792A JPH06134617A JP H06134617 A JPH06134617 A JP H06134617A JP 28559792 A JP28559792 A JP 28559792A JP 28559792 A JP28559792 A JP 28559792A JP H06134617 A JPH06134617 A JP H06134617A
Authority
JP
Japan
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saw blade
tension
tension force
regulating device
sawing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP28559792A
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English (en)
Inventor
Kikuo Moriya
菊雄 守屋
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジングヨ―ク等の歪みに伴うテンション
力が可調整となり、鋸刃のテンション力を変化させても
ホイ―ルの位置が鋸刃に対して最適に調節され、テンシ
ョン力の可変によるハウジングヨ―ク等の歪みによる鍔
鳴り、鋸刃落ちが自動的に調整され、その運転性能が向
上する。 【構成】 鋸刃Bの位置を検出する位置検出センサ41
を設け、前記位置検出センサ41の検出信号により鋸刃
位置を演算処理する演算処理装置43を設け、この演算
処理装置43の指令によりアジャストネジ47を正逆転
することにより前記鋸刃の位置を最適位置に調節する駆
動装置45を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋸盤において鋸刃のテ
ンション力を可変にする際に発生するハウジングヨ―ク
等の歪み量の調整を、その都度調整し得る鋸盤の鋸刃テ
ンション自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋸盤に使用される鋸刃のテンショ
ン力を可変調整する各種の装置が考慮されている。これ
らの装置は、いずれも鋸刃の胴寿命を延長させ、鋸刃の
具備する性能を発揮させるため有力な装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鋸刃のテン
ション力を可変にすると、ホィ―ルを保持するハウジン
グヨ―クの歪みが発生するという問題があった。このた
めに、従来鋸刃テンション装置には、1本〜3本のアジ
ャスト用ネジが設けられ、機械の出荷時に設定されたテ
ンション力に合せた後、このアジャスト用ネジを調節す
るように考慮されていた。
【0004】しかしながら、このテンション力の可変に
伴い、ハウジングヨ―ク等の歪み量が変化するために、
その都度調整をしないと、鍔鳴りが生じたり、鋸刃の脱
落が生じて、鋸盤の自動運転に支障が生じるという問題
があった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、ハウジングヨ―ク等の歪みに伴うテンション力が
可調整となり、その運転性能が向上する鋸盤の鋸刃テン
ション自動調整装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被切断材に鋸刃を接近させて切断加工を
行う鋸盤において、前記鋸刃の位置を検出する位置検出
センサと、前記位置検出センサの検出信号により鋸刃位
置を演算処理する演算処理装置と、この演算処理装置の
指令により前記鋸刃の位置を最適位置に調節する駆動装
置とを備えることを特徴とする鋸盤の鋸刃テンション自
動調整装置である。
【0007】
【作用】本発明の鋸盤の鋸刃テンション自動調整装置を
採用することにより、鋸刃の位置を検出する位置検出セ
ンサを設け、前記位置検出センサの検出信号により鋸刃
位置を演算処理する演算処理装置を設け、この演算処理
装置の指令により前記鋸刃の位置を最適位置に調節する
駆動装置を設けることによって、ハウジングヨ―ク等の
歪みに伴うテンション力が可調整となり、その運転性能
が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
【0009】図5は本発明の鋸刃テンション自動調整装
置が実施された鋸盤の正面図を示す。図において鋸盤と
しての横型帯鋸盤1は、箱状のベ―ス3とカッティング
ヘッド5等とから構成され、カッテイングヘッド5は水
平なヒンジピン7を介して、ベ―ス3に昇降自在に軸支
されている。
【0010】ベ―ス3の上部にはワ―クWを載置するワ
―クテ―ブル9が設けられ、このワ―クテ―ブル9には
ワ―クWを挟持固定自在な固定バイスジョ―11f と可
動バイスジョ―11m とを備えてなるバイス装置11が
設けられている。
【0011】また、カッティングヘッド5は、両側に隔
離してハウジング部13,15を備えており、各ハウジ
ング部13,15は上部コントロ―ルボックス17を備
えたハウジングヨ―ク19によって連結されている。
【0012】カッティングヘッド5のハウジング部1
3,15には駆動ホイ―ル21、従動ホイ―ル23がそ
れぞれ軸25,27を介して内装されており、駆動ホイ
―ル21と従動ホイ―ル23とには、エンドレス状の帯
鋸刃Bが掛回されている。従って、駆動ホイ―ル21の
駆動によって、帯鋸刃Bはワ―クWを切削するべく走行
駆動されるものである。
【0013】ハウジングヨ―ク19に固定された案内部
材29には固定ガイド部材31、可動ガイド部材33が
装着されている。この固定ガイド部材31および可動ガ
イド部材33により、帯鋸刃Bがワ―クWを切削する切
削領域において、帯鋸刃Bの歯先部が垂直下方を向くよ
うに帯鋸刃Bを案内支持している。
【0014】また、固定ガイド部材31は、案内部材2
9に固定的に取付けられており、可動ガイド部材33は
ワ―クWの大きさに対応するべく位置調節自在に取付け
られている。
【0015】カッテイングヘッド5は、ピストンロッド
35を備えた昇降用シリンダ37によってヒンジピン7
を中心として昇降回動するように構成されており、この
昇降用シリンダ37の作用によってワ―クWに対する帯
鋸刃Bの切り込みや上昇離反を制御し得るものである。
【0016】駆動ホイ―ル21と従動ホイ―ル23に
は、エンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されており、駆動ホ
イ―ル21の軸25には図示されていない駆動モ―タが
連結されて、この駆動モ―タの動力を検出する動力検出
器(図示省略)が連結されている。さらに、従動ホイ―
ル23の軸27には、帯鋸刃Bのテンションを調節する
テンション付与装置(図示省略)が装着されている。
【0017】図1は本発明の一実施例の概略構成図を示
す。図において鋸刃テンション自動調整装置39は、鋸
刃Bの位置を検出する位置検出センサ41と、位置検出
センサ41の検出信号を演算処理する演算処理装置43
と、演算処理装置43によりアジヤストネジ47を正・
逆転させる駆動装置であるギヤ―ドモ―タ45とから構
成されている。
【0018】位置検出センサ41は、スライドベース5
1に固着されて回転しない軸27を介して、支持部材4
9に装着され、帯鋸刃Bの背(歯の反対側)との距離を
検出する。また、アジャストネジ47はスライドベース
51に取付けられ、ハウジングヨ―ク19との間隙xを
調整自在とする。このスライドベース51は、従動ホイ
ール23にテンションを付与されるために、スライド自
在に設けられている。
【0019】なお、ギヤ―ドモ―タ45は、図2に示す
ようにアジャストネジ47を正・逆転させる際に、その
減速比を1/200,1/500 等とする非常に大きな減速機を連
結して、アジャストネジ47をゆっくり回転させて微量
調整を可能とする。
【0020】ところで、帯鋸刃Bのテンション力を増加
させるとハウジングヨ―ク19等が歪み、鍔鳴りを生じ
易く、反対にテンション力を減少させると鋸刃Bが鍔か
ら離れ易くなる傾向がある。
【0021】仮に、テンション力を減少させると、ハウ
ジングヨーク19の歪か小さくなり、従って−θ1 だけ
戻り、帯鋸刃Bが従動ホイ―ル23の鍔部23aから下
がってくる。この場合には、従動ホイ―ル23とハウジ
ングヨ―ク19との間隔δを小さくするように、ギヤド
モ―タ45を逆転させて間隙xを大きくすればよい。
【0022】また、反対に帯鋸刃Bが上り過ぎて従動ホ
イ―ル23の鍔部23aに当っている場合には、従動ホ
イ―ル23とハウジングヨ―ク19との間隔δを大きく
するように、ギヤドモ―タ45を正転させて間隙xを小
さくするものとする。
【0023】図3は位置検出センサの最適位置と出力電
圧との関係図、図4は本鋸刃テンション自動調整装置の
動作フロ―チャ―トを示す。図3に示すように位置検出
センサ41の最適距離部分(斜線部分)に対して出力電
圧Va+v ,Va,Va-v とするとき、図4に示すようにス
テップ1(S1)で出力電圧VがV<Va-v であるとき、ス
テップ2(S2)でギヤ―ドモ―タ45を逆転して間隙δを
小さくするように間隙xを大きくする。ステップ3(S3)
で出力電圧VがVa-v <V<Va+v であるとき、ステッ
プ4(S4)で、ギヤ―ドモ―タ45は停止する。
【0024】ステップ5(S5)で出力電圧VがVa+v <V
であるとき、ステップ6(S6)でギヤ―ドモ―タ45を正
転して間隙δを大きくするように間隙xを小さくするも
のとする。
【0025】このように調節することにより、帯鋸刃B
のテンション力を変化させてもホイ―ル23の位置が帯
鋸刃Bに対して最適に調節され、テンション力の可変に
よるハウジングヨ―ク19等の歪みによる鍔鳴り、鋸刃
落ちが自動的に調整されるものである。
【0026】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他
の態様においても実施することが可能であって、例えば
ホイ―ル23の調整方法として最も簡単なアジャストネ
ジ式で説明するも、これに限るものではなく、カム、テ
―パ―、シリンダで直接行う等の種々な方法が考慮され
るものである。
【0027】また、位置検出センサ41を用いずに、予
め鋸刃テンション力による調整量を記憶させて自動調節
させることも可能である。
【0028】
【発明の効果】上述の説明ですでに明らかなように、本
発明の鋸盤の鋸刃テンション自動調整装置は、鋸刃の位
置を検出する位置検出センサを設け、前記位置検出セン
サの検出信号により鋸刃位置を演算処理する演算処理装
置を設け、この演算処理装置の指令により前記鋸刃の位
置を最適位置に調節する駆動装置を設けることによっ
て、従来技術の問題点が有効に解決され、ハウジングヨ
―ク等の歪みに伴うテンション力が可調整となり、鋸刃
のテンション力を変化させてもホイ―ルの位置が鋸刃に
対して最適に調節され、テンション力の可変によるハウ
ジングヨ―ク等の歪みによる鍔鳴り、鋸刃落ちが自動的
に調整され、その運転性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】アジャストネジの概要図である。
【図3】位置検出センサの最適位置と出力電圧との関係
図である。
【図4】本鋸刃テンション自動調整装置の動作フロ―チ
ャ―トである。
【図5】本発明の鋸刃テンション自動調整装置が実施さ
れた鋸盤の正面図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤 19 ハウジングヨ―ク 21 駆動ホイ―ル 23 従動ホイ―ル 39 鋸刃テンション自動調節装置 41 位置検出センサ 43 演算処理装置 45 ギヤ―ドモ―タ 47 アジャストネジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材に鋸刃を接近させて切断加工を
    行う鋸盤において、前記鋸刃の位置を検出する位置検出
    センサと、前記位置検出センサの検出信号により鋸刃位
    置を演算処理する演算処理装置と、この演算処理装置の
    指令により前記鋸刃の位置を最適位置に調節する駆動装
    置とを備えることを特徴とする鋸盤の鋸刃テンション自
    動調整装置。
JP28559792A 1992-10-23 1992-10-23 鋸盤の鋸刃テンション自動調整装置 Pending JPH06134617A (ja)

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JPH06134617A true JPH06134617A (ja) 1994-05-17

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ID=17693607

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2077120A2 (en) 1994-10-07 2009-07-08 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Rheumatoid arthritis remedy containing il-6 antagonist as active ingredient

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2077120A2 (en) 1994-10-07 2009-07-08 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Rheumatoid arthritis remedy containing il-6 antagonist as active ingredient
EP2107070A1 (en) 1994-10-07 2009-10-07 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Rheumatoid arthritis remedy containing IL-6 antagonist as active ingredient

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