JP2859873B2 - 帯鋸盤 - Google Patents
帯鋸盤Info
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- JP2859873B2 JP2859873B2 JP17319798A JP17319798A JP2859873B2 JP 2859873 B2 JP2859873 B2 JP 2859873B2 JP 17319798 A JP17319798 A JP 17319798A JP 17319798 A JP17319798 A JP 17319798A JP 2859873 B2 JP2859873 B2 JP 2859873B2
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- Japan
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- saw blade
- speed
- cutting
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- band saw
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、横型又
は竪型の帯鋸盤に係り、さらに詳細には、ワ―クを切断
加工する帯鋸刃に作用する応力の繰り返し数を低減する
ことのできる帯鋸盤に関する。
は竪型の帯鋸盤に係り、さらに詳細には、ワ―クを切断
加工する帯鋸刃に作用する応力の繰り返し数を低減する
ことのできる帯鋸盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横型帯鋸盤や竪型帯鋸盤などの帯
鋸盤においては、駆動ホイ―ルと従動ホイ―ルに鋸刃が
掛回され、この鋸刃でワ―クに切断加工が行われてい
る。しかも、帯鋸盤で自動運転する場合には、起動して
から設定した長さ、個数の切断完了までは終始同じ鋸速
で鋸刃は回転している。
鋸盤においては、駆動ホイ―ルと従動ホイ―ルに鋸刃が
掛回され、この鋸刃でワ―クに切断加工が行われてい
る。しかも、帯鋸盤で自動運転する場合には、起動して
から設定した長さ、個数の切断完了までは終始同じ鋸速
で鋸刃は回転している。
【0003】また、鋸刃は鋸刃ガイド部にて所定の角度
(最大90度)にひねられていて、鋸刃には単純引張応
力、ホイ―ルによる曲げ応力、ねじりによる引張応力、
せん断応力等の応力が作用している。その応力値をもっ
て鋸刃を回転させる繰り返し回数により鋸刃の寿命が決
定されている。
(最大90度)にひねられていて、鋸刃には単純引張応
力、ホイ―ルによる曲げ応力、ねじりによる引張応力、
せん断応力等の応力が作用している。その応力値をもっ
て鋸刃を回転させる繰り返し回数により鋸刃の寿命が決
定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の帯鋸盤において鋸速を決定する要因としては、ワ―
クの径、材質、および鋸刃の刃数等で決まり、あくまで
切断を目的としたパラメ―タである。そこで、ワ―クを
切断中のみ所定の鋸速で回転させれば良く、切断中以外
は必要がないが、従来では駆動してから切断完了するま
で終始同じ鋸速で鋸刃は回転している。そのため、鋸刃
にかかる繰り返し回数が多く、鋸刃の寿命がそれだけ短
かいという問題があった。
来の帯鋸盤において鋸速を決定する要因としては、ワ―
クの径、材質、および鋸刃の刃数等で決まり、あくまで
切断を目的としたパラメ―タである。そこで、ワ―クを
切断中のみ所定の鋸速で回転させれば良く、切断中以外
は必要がないが、従来では駆動してから切断完了するま
で終始同じ鋸速で鋸刃は回転している。そのため、鋸刃
にかかる繰り返し回数が多く、鋸刃の寿命がそれだけ短
かいという問題があった。
【0005】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、ワ―クに鋸刃で切断加工を行う際、切断加工中の
み所定の鋸速で回転し、切断加工中以外は鋸速を切削時
より低速あるいは停止させることにより、鋸刃にかかる
繰り返し回数を減少させ、鋸刃の寿命の向上を図った帯
鋸盤を提供することにある。
ため、ワ―クに鋸刃で切断加工を行う際、切断加工中の
み所定の鋸速で回転し、切断加工中以外は鋸速を切削時
より低速あるいは停止させることにより、鋸刃にかかる
繰り返し回数を減少させ、鋸刃の寿命の向上を図った帯
鋸盤を提供することにある。
【0006】更に、この発明の他の目的は繰り返し回数
の減少により機械系の応力値を高めることが可能とな
り、従来と同一条件(鋸刃の寿命と応力値)とすればホ
イ―ルスペ―スを小さくでき、機械装置全体の小型化を
図った帯鋸盤を提供することにある。
の減少により機械系の応力値を高めることが可能とな
り、従来と同一条件(鋸刃の寿命と応力値)とすればホ
イ―ルスペ―スを小さくでき、機械装置全体の小型化を
図った帯鋸盤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、切断すべきに対して接近離反可能
に設けたカッティングヘッドに駆動ホイールおよび従動
ホイールを回転自在に設け、上記駆動、従動の両ホイー
ルに掛回した帯鋸刃の鋸速を検出する鋸速検出器を設け
ると共に、前記ワークに対する前記帯鋸刃の位置を検出
する鋸刃位置検出装置を設け、前記鋸速検出器および鋸
刃位置検出装置の検出に基いて前記帯鋸刃の鋸速を、ス
タート位置から切削開始位置の帯鋸刃の移動時および切
断完了位置から前記スタート位置への帯鋸刃の復帰時
に、零速度又は前記ワークの切断加工時の鋸速以下の低
速に制御する演算処理装置を設けた構成である。
に鑑みて、本発明は、切断すべきに対して接近離反可能
に設けたカッティングヘッドに駆動ホイールおよび従動
ホイールを回転自在に設け、上記駆動、従動の両ホイー
ルに掛回した帯鋸刃の鋸速を検出する鋸速検出器を設け
ると共に、前記ワークに対する前記帯鋸刃の位置を検出
する鋸刃位置検出装置を設け、前記鋸速検出器および鋸
刃位置検出装置の検出に基いて前記帯鋸刃の鋸速を、ス
タート位置から切削開始位置の帯鋸刃の移動時および切
断完了位置から前記スタート位置への帯鋸刃の復帰時
に、零速度又は前記ワークの切断加工時の鋸速以下の低
速に制御する演算処理装置を設けた構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例の形態を
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図5を参照するに、帯鋸盤の1例としての
横型帯鋸盤1は箱状のベ―ス3とカッティングヘッド5
などより構成されていて、カッティングヘッド5は水平
なヒンジピン7を介してベ―ス3に昇降自在に枢支され
ている。
横型帯鋸盤1は箱状のベ―ス3とカッティングヘッド5
などより構成されていて、カッティングヘッド5は水平
なヒンジピン7を介してベ―ス3に昇降自在に枢支され
ている。
【0010】前記ベ―ス3の上部にはワ―クWを載置す
るワ―クテ―ブル9が設けられており、このワ―クテ―
ブル9にはワ―クWを挾持固定自在の固定バイスジョ―
11f と可動バイスジョ―11m とを備えてなるバイス
装置11が設けられている。
るワ―クテ―ブル9が設けられており、このワ―クテ―
ブル9にはワ―クWを挾持固定自在の固定バイスジョ―
11f と可動バイスジョ―11m とを備えてなるバイス
装置11が設けられている。
【0011】前記カッティングヘッド5は両側に離隔し
てハウジング部13,15を備えており、各ハウジング
部13,15は上部コントロ―ルボックス17を備えた
ビ―ム部材19によって連結されている。
てハウジング部13,15を備えており、各ハウジング
部13,15は上部コントロ―ルボックス17を備えた
ビ―ム部材19によって連結されている。
【0012】カッティングヘッド5のハウジング部1
3,15には駆動ホイ―ル21、従動ホイ―ル23がそ
れぞれ軸25,27を介して内装されており、駆動ホイ
―ル21と従動ホイ―ル23にはエンドレス状の帯鋸刃
Bが掛回されている。したがって、駆動ホイ―ル21の
駆動によって帯鋸刃Bはワ―クWを切削すべく走行駆動
されるものである。
3,15には駆動ホイ―ル21、従動ホイ―ル23がそ
れぞれ軸25,27を介して内装されており、駆動ホイ
―ル21と従動ホイ―ル23にはエンドレス状の帯鋸刃
Bが掛回されている。したがって、駆動ホイ―ル21の
駆動によって帯鋸刃Bはワ―クWを切削すべく走行駆動
されるものである。
【0013】前記ビ―ム部材19に固定された案内部材
29には固定ガイド部材31、可動ガイド部材33が装
着されており、この固定ガイド部材31と可動ガイド部
材33とにより、帯鋸刃Bがワ―クWを切削する切削領
域において、帯鋸刃Bの歯先部が垂直下方を向くように
帯鋸刃Bが案内支持されている。また、前記固定ガイド
部材31は案内部材29に固定的に取付けられており、
可動ガイド部材33はワ―クWの大きさに対応すべく位
置調節自在に取付けられている。
29には固定ガイド部材31、可動ガイド部材33が装
着されており、この固定ガイド部材31と可動ガイド部
材33とにより、帯鋸刃Bがワ―クWを切削する切削領
域において、帯鋸刃Bの歯先部が垂直下方を向くように
帯鋸刃Bが案内支持されている。また、前記固定ガイド
部材31は案内部材29に固定的に取付けられており、
可動ガイド部材33はワ―クWの大きさに対応すべく位
置調節自在に取付けられている。
【0014】前記カッティングヘッド5はピストンロッ
ド35を備えた昇降用シリンダ37によってヒンジピン
7を中心として昇降回動するように構成されており、こ
の昇降用シリンダ37の作用によってワ―クWに対する
帯鋸刃Bの切り込みや上昇離反(接近離反)を制御し得
るものである。
ド35を備えた昇降用シリンダ37によってヒンジピン
7を中心として昇降回動するように構成されており、こ
の昇降用シリンダ37の作用によってワ―クWに対する
帯鋸刃Bの切り込みや上昇離反(接近離反)を制御し得
るものである。
【0015】前記駆動ホイ―ル21と従動ホイ―ル23
にはエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されており、駆動ホ
イ―ル21の軸25には図1に示されているように、駆
動モ―タ39が連動連結されており、この駆動モ―タ3
9には駆動モ―タ39の動力を検出する動力計などの動
力検出器41が連結されている。
にはエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されており、駆動ホ
イ―ル21の軸25には図1に示されているように、駆
動モ―タ39が連動連結されており、この駆動モ―タ3
9には駆動モ―タ39の動力を検出する動力計などの動
力検出器41が連結されている。
【0016】また、従動ホイ―ル23の軸27には帯鋸
刃Bの回転数(鋸速)を検出する近接スイッチなどの鋸
速検出器43が設けられている。
刃Bの回転数(鋸速)を検出する近接スイッチなどの鋸
速検出器43が設けられている。
【0017】上記構成により、駆動モ―タ39を駆動さ
せると、軸25を介して駆動ホイ―ル21が回転される
から、駆動ホイ―ル21と従動ホイ―ル23に掛回され
た帯鋸刃Bが走行駆動される。この帯鋸刃Bが走行駆動
しているときの駆動モ―タ39の動力は動力検出器41
で検出されると共に、帯鋸刃Bの鋸速は鋸速検出器43
で検出されることになる。
せると、軸25を介して駆動ホイ―ル21が回転される
から、駆動ホイ―ル21と従動ホイ―ル23に掛回され
た帯鋸刃Bが走行駆動される。この帯鋸刃Bが走行駆動
しているときの駆動モ―タ39の動力は動力検出器41
で検出されると共に、帯鋸刃Bの鋸速は鋸速検出器43
で検出されることになる。
【0018】前記昇降用シリンダ37の作用によってカ
ッティングヘッド5は、ヒンジピン7を中心として昇降
回動されるから、帯鋸刃Bの昇降位置はヒンジピン7の
回転角を例えばエンコ―ダなどで検出することができ、
すでに公知であるから詳細な説明を省略する。また、帯
鋸刃Bがワ―クWに近接した位置を検知するには、図示
を省略したが例えば、横型帯鋸盤1の回動部材であるビ
―ム部材19に固定された案内部材29より揺動自在な
レバ―を垂設し、そのレバ―にリミットスイッチ等を当
接させてワ―クWに当接した位置を検知する。または、
光電スイッチ等で検出する手段を備え、それ等の位置を
検出したり、あるいはヒンジピン7の回転角によりワ―
クWの当接位置を検出する鋸刃位置検出装置45が演算
処理装置47に接続されている。
ッティングヘッド5は、ヒンジピン7を中心として昇降
回動されるから、帯鋸刃Bの昇降位置はヒンジピン7の
回転角を例えばエンコ―ダなどで検出することができ、
すでに公知であるから詳細な説明を省略する。また、帯
鋸刃Bがワ―クWに近接した位置を検知するには、図示
を省略したが例えば、横型帯鋸盤1の回動部材であるビ
―ム部材19に固定された案内部材29より揺動自在な
レバ―を垂設し、そのレバ―にリミットスイッチ等を当
接させてワ―クWに当接した位置を検知する。または、
光電スイッチ等で検出する手段を備え、それ等の位置を
検出したり、あるいはヒンジピン7の回転角によりワ―
クWの当接位置を検出する鋸刃位置検出装置45が演算
処理装置47に接続されている。
【0019】更に、前記動力検出装置41および鋸速検
出器43も演算処理装置47に接続されている。
出器43も演算処理装置47に接続されている。
【0020】上記構成において、例えば、第2図に示す
ごとく、自動切断時に帯鋸刃Bが切断終了位置S2 をす
ぎ、最下降位置(切断完了位置)S3 に到達すると、こ
の最下降位置S3 より帯鋸刃Bは上昇する。最下降位置
S3 より帯鋸刃Bの待機位置である上昇限のスタ―ト位
置S0 まで、演算処理装置47にて制御され帯鋸刃Bの
鋸速を切削時より遅い速度、例えば零速度(停止)ある
いは最低速にして回転させる。
ごとく、自動切断時に帯鋸刃Bが切断終了位置S2 をす
ぎ、最下降位置(切断完了位置)S3 に到達すると、こ
の最下降位置S3 より帯鋸刃Bは上昇する。最下降位置
S3 より帯鋸刃Bの待機位置である上昇限のスタ―ト位
置S0 まで、演算処理装置47にて制御され帯鋸刃Bの
鋸速を切削時より遅い速度、例えば零速度(停止)ある
いは最低速にして回転させる。
【0021】スタ―ト位置S0 よりワ―クWを切削する
ため帯鋸刃Bを加工する際、スタ―ト位置S0 よりワ―
クWに帯鋸刃Bが当接した位置、すなわち、切削開始位
置S1 を検出し、鋸刃位置検出装置45より演算処理装
置47を介して動力検出器41にて駆動モ―タ39の回
転を制御し、この間の鋸速を停止(零速度)するか、あ
るいは、切削時より遅い最低速にして帯鋸刃Bを下降さ
せる。
ため帯鋸刃Bを加工する際、スタ―ト位置S0 よりワ―
クWに帯鋸刃Bが当接した位置、すなわち、切削開始位
置S1 を検出し、鋸刃位置検出装置45より演算処理装
置47を介して動力検出器41にて駆動モ―タ39の回
転を制御し、この間の鋸速を停止(零速度)するか、あ
るいは、切削時より遅い最低速にして帯鋸刃Bを下降さ
せる。
【0022】ついで、切削開始位置S1 から切削が開始
され、切削終了位置S2 を経て切削が完了する最下降位
置S3 まで、ワ―クWの材質、形状、径(幅)に合った
所定の鋸速で帯鋸刃Bは回転され切断作業が行われる。
最下降位置S3 に到達すると帯鋸刃Bは上昇に切換り、
上述した自動運転サイクルを繰り返す。
され、切削終了位置S2 を経て切削が完了する最下降位
置S3 まで、ワ―クWの材質、形状、径(幅)に合った
所定の鋸速で帯鋸刃Bは回転され切断作業が行われる。
最下降位置S3 に到達すると帯鋸刃Bは上昇に切換り、
上述した自動運転サイクルを繰り返す。
【0023】上述したごとく、ワ―クWの切削中以外は
鋸速を切削時より遅い速度、例えば最低速あるいは停止
させることにより、図3に示すグラフで理解されるよう
に、帯鋸刃Bに付加される繰り返し回数N1 はN2 に減
少し帯鋸刃Bの寿命を向上させる。また、帯鋸刃Bの繰
り返し回数が減少することにより、図3に示すごとく、
機械系内の鋸刃応力値(引張り、曲げ、捩り、せん断
等)はσ1 よりσ2 に高めることができ、その分を付加
でき図4に示すごとくホイ―ルスパンLはL3のごとく
小さくすることができる。ホイ―ルスパンがL3に短縮
できるということは、機械装置全体を小型化できるとい
う効果が生まれる。
鋸速を切削時より遅い速度、例えば最低速あるいは停止
させることにより、図3に示すグラフで理解されるよう
に、帯鋸刃Bに付加される繰り返し回数N1 はN2 に減
少し帯鋸刃Bの寿命を向上させる。また、帯鋸刃Bの繰
り返し回数が減少することにより、図3に示すごとく、
機械系内の鋸刃応力値(引張り、曲げ、捩り、せん断
等)はσ1 よりσ2 に高めることができ、その分を付加
でき図4に示すごとくホイ―ルスパンLはL3のごとく
小さくすることができる。ホイ―ルスパンがL3に短縮
できるということは、機械装置全体を小型化できるとい
う効果が生まれる。
【0024】特に、切削するワ―クWが鋸速の設定とし
て高速を必要とするもの、例えば、アルミ、マイルドス
チ―ル等にあっては有効である。また、難削材の切断時
は鋸速は低速であるが、帯鋸刃のひねり90度の機械で
は、鋸刃の胴部にかなりの応力が作用するため、繰り返
し回数が減少するということは鋸刃の疲労には効果を発
揮する。
て高速を必要とするもの、例えば、アルミ、マイルドス
チ―ル等にあっては有効である。また、難削材の切断時
は鋸速は低速であるが、帯鋸刃のひねり90度の機械で
は、鋸刃の胴部にかなりの応力が作用するため、繰り返
し回数が減少するということは鋸刃の疲労には効果を発
揮する。
【0025】なお、この発明は前述した実施例に限定さ
れることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の
態様で実施し得るものである。例えば、本実施例では横
型帯鋸盤1について説明したが、竪型帯鋸盤などの切断
機であっても対応可能である。
れることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の
態様で実施し得るものである。例えば、本実施例では横
型帯鋸盤1について説明したが、竪型帯鋸盤などの切断
機であっても対応可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、切断すべき(W)に対し
て接近離反可能に設けたカッティングヘッド(5)に駆
動ホイール(21)および従動ホイール(23)を回転
自在に設け、上記駆動、従動の両ホイール(21,2
3)に掛回した帯鋸刃(B)の鋸速を検出する鋸速検出
器(43)を設けると共に、前記ワーク(W)に対する
前記帯鋸刃(B)の位置を検出する鋸刃位置検出装置
(45)を設け、前記鋸速検出器(43)および鋸刃位
置検出装置(45)の検出に基いて前記帯鋸刃(B)の
鋸速を、スタート位置(S0 )から切削開始位置
(S1 )の帯鋸刃(B)の移動時および切断完了位置
(S3 )から前記スタート位置(S0 )への帯鋸刃
(B)の復帰時に、零速度又は前記ワーク(W)の切断
加工時の鋸速以下の低速に制御する演算処理装置(4
7)を設けた構成であるから、帯鋸刃の回転による繰り
返し回数を低減でき、帯鋸刃の寿命向上を図ることがで
きる。また、繰り返し回数の低減により機械系内の鋸刃
応力値にその分を付加でき、機械系内のホイ―ルスパン
を小さくして機械装置自体の小型化を図ることができ
る。
るように、要するに本発明は、切断すべき(W)に対し
て接近離反可能に設けたカッティングヘッド(5)に駆
動ホイール(21)および従動ホイール(23)を回転
自在に設け、上記駆動、従動の両ホイール(21,2
3)に掛回した帯鋸刃(B)の鋸速を検出する鋸速検出
器(43)を設けると共に、前記ワーク(W)に対する
前記帯鋸刃(B)の位置を検出する鋸刃位置検出装置
(45)を設け、前記鋸速検出器(43)および鋸刃位
置検出装置(45)の検出に基いて前記帯鋸刃(B)の
鋸速を、スタート位置(S0 )から切削開始位置
(S1 )の帯鋸刃(B)の移動時および切断完了位置
(S3 )から前記スタート位置(S0 )への帯鋸刃
(B)の復帰時に、零速度又は前記ワーク(W)の切断
加工時の鋸速以下の低速に制御する演算処理装置(4
7)を設けた構成であるから、帯鋸刃の回転による繰り
返し回数を低減でき、帯鋸刃の寿命向上を図ることがで
きる。また、繰り返し回数の低減により機械系内の鋸刃
応力値にその分を付加でき、機械系内のホイ―ルスパン
を小さくして機械装置自体の小型化を図ることができ
る。
【図1】この発明を実施する一実施例の横型帯鋸盤で帯
鋸刃の鋸速を制御せしめる構成ブロック図である。
鋸刃の鋸速を制御せしめる構成ブロック図である。
【図2】ワ―クに帯鋸刃で切断加工する際の帯鋸刃の位
置状態を示した説明図である。
置状態を示した説明図である。
【図3】帯鋸刃に加わる繰り返し回数と応力値の比較説
明図である。
明図である。
【図4】帯鋸盤におけるホイ―ルスパンの比較説明図で
ある。
ある。
【図5】この発明を実施する一実施例の横型帯鋸盤の正
面図である。
面図である。
1 横型帯鋸盤 39 駆動モ―タ 41 動力検出器 43 鋸速検出器 45 鋸刃検出装置 47 演算処理装置
Claims (1)
- 【請求項1】 切断すべき(W)に対して接近離反可能
に設けたカッティングヘッド(5)に駆動ホイール(2
1)および従動ホイール(23)を回転自在に設け、上
記駆動、従動の両ホイール(21,23)に掛回した帯
鋸刃(B)の鋸速を検出する鋸速検出器(43)を設け
ると共に、前記ワーク(W)に対する前記帯鋸刃(B)
の位置を検出する鋸刃位置検出装置(45)を設け、前
記鋸速検出器(43)および鋸刃位置検出装置(45)
の検出に基いて前記帯鋸刃(B)の鋸速を、スタート位
置(S0 )から切削開始位置(S1 )の帯鋸刃(B)の
移動時および切断完了位置(S3 )から前記スタート位
置(S0 )への帯鋸刃(B)の復帰時に、零速度又は前
記ワーク(W)の切断加工時の鋸速以下の低速に制御す
る演算処理装置(47)を設けたことを特徴とする帯鋸
盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17319798A JP2859873B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 帯鋸盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17319798A JP2859873B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 帯鋸盤 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10593589A Division JP2831692B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 鋸刃による切断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309624A JPH10309624A (ja) | 1998-11-24 |
JP2859873B2 true JP2859873B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=15955910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17319798A Expired - Fee Related JP2859873B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 帯鋸盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859873B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI268823B (en) | 2003-03-04 | 2006-12-21 | Amada Co Ltd | Sawing machine, cutting processing method, and method for reducing noise |
JP5016496B2 (ja) * | 2004-12-17 | 2012-09-05 | ミルウォーキー・エレクトリック・トゥール・コーポレーション | 動力工具用スマートアクセサリー |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP17319798A patent/JP2859873B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10309624A (ja) | 1998-11-24 |
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