JPH06134437A - 廃棄物の反応処理方法及びその装置 - Google Patents

廃棄物の反応処理方法及びその装置

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JPH06134437A
JPH06134437A JP4284082A JP28408292A JPH06134437A JP H06134437 A JPH06134437 A JP H06134437A JP 4284082 A JP4284082 A JP 4284082A JP 28408292 A JP28408292 A JP 28408292A JP H06134437 A JPH06134437 A JP H06134437A
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JP
Japan
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waste
reaction
heating
reaction tank
tank
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JP4284082A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Azegami
統雄 畔上
Toshio Kadokura
利夫 門倉
Ryuzo Matsumoto
隆三 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PLANDO KENKYUSHO KK
Original Assignee
PLANDO KENKYUSHO KK
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Publication date
Application filed by PLANDO KENKYUSHO KK filed Critical PLANDO KENKYUSHO KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1廃棄物あるいは第2廃棄物に、アルカリ
土類金属酸化物などの添加剤を添加せしめて混合と反応
とを均一に、しかも短時間で行わしめるようにした廃棄
物の反応処理方法及びその装置を提供する。 【構成】 都市ごみなどの廃棄物Gに破砕処理を行った
第1廃棄物G1あるいはこの第1廃棄物G1にアルカリ
土類金属酸化物などからなる添加剤を添加して処理を行
った第2廃棄物G2と、この第1廃棄物G1あるいは第
2廃棄物G2に対する一定の割合の前記添加剤とを複数
に区画された反応槽3の最初の反応槽3Uに投入し、撹
拌しながら加熱反応を行い、次いで、残りの反応槽3
M,3Dに順次供給してさらに撹拌しながら加熱反応を
行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、都市ごみなどの廃棄
物に破砕処理を行った第1廃棄物あるいはこの第1廃棄
物にアルカリ土類金属酸化物などからなる添加剤を添加
して処理を行った第2廃棄物と、前記添加剤とを反応槽
に投入して混合加熱反応を行わしめる廃棄物の反応処理
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、都市ごみなどの廃棄物を廃棄物受
入貯蔵槽に投入した後、第1破砕機、第2破砕機、反応
器を経て乾燥固化器で乾燥化して固形物を製造する際、
前記廃棄物の特性に応じてアルカリ土類金属酸化物の添
加剤を添加して合理的に物理化学的反応処理を行って廃
棄物による固形物を製造することが、すでに本出願人が
出願した特開平4−210284号公報として知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の技術において、都市ごみなどによる廃棄物が破砕機
によって破砕された第1廃棄物あるいはこの第1廃棄物
に一定の割合のアルカリ土類金属酸化物を添加して処理
された第2廃棄物と、前記添加剤を反応器に投入して混
合加熱処理を行なっている。
【0004】しかしながら、従来の反応器は、例えば回
転式6角ミキサ、リボンミキサ、あるいは移動スクリュ
式撹拌機などからなっていて、均一な混合と反応処理が
できないと共に、反応時間が長くかかるという問題があ
った。
【0005】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、第1廃棄物あるいは第2廃棄物に、アルカリ土
類金属酸化物などの添加剤を添加せしめて、混合と反応
とを均一に、しかも短時間で行わしめるようにした廃棄
物の反応処理方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、都市ごみなどの廃棄物に破砕処理を行
った第1廃棄物あるいはこの第1廃棄物にアルカリ土類
金属酸化物などからなる添加剤を添加して処理を行った
第2廃棄物と、この第1廃棄物あるいは第2廃棄物に対
する一定の割合の前記添加剤とを複数に区画された反応
槽の最初の反応槽に投入し、撹拌しながら加熱反応を行
い、次いで、残りの反応槽に順次供給してさらに撹拌し
ながら加熱反応を行うことを特徴とする廃棄物の反応処
理方法である。
【0007】前記廃棄物の反応処理方法において、加熱
温度を50〜80℃、加熱時間を15〜45分で反応処
理を行うことが望ましいものである。
【0008】また、この発明は、上下方向へ複数に区画
された反応槽と、各反応槽を区画せしめる区画部に設け
られ、加熱される各加熱プレートと、この各加熱プレー
トの上方に回転可能に設けられた適数の撹拌羽根と、前
記加熱槽の上部に設けられ、都市ごみなどの廃棄物に破
砕処理を行った第1廃棄物あるいはこの第1廃棄物にア
ルカリ土類金属酸化物などからなる添加剤を添加して処
理を行った第2廃棄物とこの第1廃棄物あるいは第2廃
棄物に対する一定の割合の前記添加剤とを投入せしめる
投入口と、前記加熱槽の下部に設けられ混合加熱反応処
理された第3廃棄物を排出せしめる排出口と、前記加熱
プレートに設けられ、混合加熱反応処理された第3廃棄
物を上部の反応槽から下部の反応槽へ供給せしめる開閉
可能なダンパー装置と、を備えて廃棄物の反応処理装置
を構成した。
【0009】前記廃棄物の反応処理装置において、前記
加熱槽に生蒸気又はホットエアを供給するノズルを、前
記加熱プレートに設けてなることが望ましいものであ
る。
【0010】
【作用】この発明の廃棄物の反応処理方法及びその装置
を採用することにより、都市ごみなどの廃棄物に破砕処
理を行った第1廃棄物あるいはこの第1廃棄物にアルカ
リ土類金属酸化物などからなる添加剤を添加して処理を
行った第2廃棄物と、この第1廃棄物あるいは第2廃棄
物に対する一定の割合の前記添加剤とが、反応槽の上部
に設けられた投入口から最初の反応槽に予め設定された
一定量投入される。
【0011】この反応槽において前記第1廃棄物あるい
は第2廃棄物に添加剤が添加されることにより物理化学
的反応処理が行なわれて第3廃棄物となる。この第3廃
棄物は撹拌羽根の回転により混合されると共に、加熱プ
レートを介して例えば50〜80℃に加熱され、さらに
ノズルから生蒸気又はホットエアが供給されて一定の湿
度に保持されて均一な混合と加熱反応処理が行われる。
【0012】この混合と加熱反応処理された第3廃棄物
は、各加熱プレートに設けられダンパー装置を開かせる
ことにより残りの反応槽へ供給され、上述したと同様に
混合と加熱反応処理が行なわれ、反応槽の下部に設けら
れた排出口から排出されて次工程に送られる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図1、図2および図3を参照するに、反応
処理装置1は例えば円筒形状の反応槽3を備えている。
この反応槽3は複数例えば上、中、下段と3区画に分か
れている。すなわち、反応槽3は上段反応槽3U、中段
反応槽3M、下段反応槽3Dで構成されている。上段反
応槽3Uと中段反応槽3Mとの区画部、中段反応槽3M
と下段反応槽3Dとの区画部および下段反応槽3Dの下
部には、それぞれ内部に例えば加熱用蒸気を供給せしめ
て加熱させる中空形状の加熱プレート5が装着されてい
る。
【0015】この各加熱プレート5の一端図1において
上端には供給口7が設けられており、この供給口7には
加熱蒸気ヘッダー9が連結されている。また、各加熱用
プレート5の他端図1において下端にはドレン口11が
設けられており、このドレン口11にはドレンヘッダー
13が連結されている。
【0016】前記反応槽3である上、中、下段反応槽3
U,3M,3Dのほぼ軸心部には上下方向へ延伸した回
転軸15が上下へ突出して設けられている。すなわち、
回転軸15は前記各加熱プレート5のほぼ軸心部を貫通
して設けられている。
【0017】前記各加熱プレート5は、図4に示されて
いるように、上、下部加熱プレート5U,5Dとで構成
されていると共に、上部加熱プレート5Uと下部加熱プ
レート5Dとの間の軸心部にはシール部材17が介在さ
れている。
【0018】前記下段反応槽3Dの下部に設けられた加
熱プレート5より下方へ突出した回転軸15には図5に
示されているように、ブッシュ19を介して軸受けケー
シング21が設けられており、この軸受ケーシング21
は例えばボルトなどで前記加熱プレート5の下部加熱プ
レート5Dに取付けられている。前記回転軸15の下端
にはスラストベアリング23が設けられていると共に、
ベアリング保持部材25を介してカバー27が設けられ
ている。
【0019】このカバー27は前記軸受ケーシング21
にボルトなどで取付けられている。カバー27のほぼ中
央部には下方より調整ボルト29が設けられており、こ
の調整ボルト29を調整することにより、回転軸15の
上下方向のガタが調整されるものである。
【0020】なお、上段反応槽3Uのほぼ中央部に貫通
して上方へ突出した回転軸15の取付けは、カップリン
グを介して減速機37に連結されている。
【0021】前記各加熱プレート5の上方にはわずか離
れて複数の撹拌羽根31が適宜な間隔で設けられてい
る。この各撹拌羽根31は図4、図5に示されているよ
うに、回転軸15に装着されたボス33に一体化されて
いる。
【0022】前記上段反応槽3Uの上部には、図2に示
されているように支持フレーム35が設けられており、
この支持フレーム35のほぼ中央部より上方へ前記回転
軸15が突出され、支持フレーム35に設けられた減速
機37に連動連結されている。前記支持フレーム35上
の図2において右側にはモータ39が設けられており、
このモータ39は前記減速機37に連結されている。
【0023】上記構成により、モータ39を駆動せしめ
ると、減速機37を介して回転軸15が回転される。こ
の回転軸15の回転により、ボス33を介して各撹拌羽
根31が回転されることになる。
【0024】また、加熱蒸気ヘッダー9より蒸気が各供
給口7に供給されると、上部加熱プレート5Uと下部加
熱プレート5Dとの間に送られて加熱プレート5が加熱
される。しかもドレンはドレン口11よりドレンヘッダ
ー13へ排出されることになる。
【0025】前記上段反応槽3Uの図1において下側に
は都市ごみなどの廃棄物に破砕処理を行った第1廃棄物
G1あるいはこの第1廃棄物G1にアルカリ土類金属酸
化物などからなる添加剤を添加して処理を行った第2廃
棄物G2と、この第1廃棄物G1あるいは第2廃棄物G
2に対する一定の割合の前記添加剤とを投入せしめる投
入口41が設けられている。
【0026】この投入口41には図2に示されているよ
うに、第1廃棄物G1あるいは第2廃棄物G2を投入す
るスクリュフィーダ43が設けられており、このスクリ
ュフィーダ43には廃棄物用貯留タンク45が連結され
ている。前記スクリュフィーダ43の途中には例えばC
aOなどのアルカリ土類金属酸化物などからなる添加剤
を投入せしめる供給パイプ47が設けられており、この
供給パイプ47には添加剤が収納されている図示省略の
添加剤用タンクが連結されている。
【0027】前記反応槽3における下段反応槽3Dの下
部には、図2に示されているように、混合加熱反応処理
された第3廃棄物G3が排出される排出口49が設けら
れている。この排出口49の下方には次工程の図示省略
した回転型加圧成形機が設けられている。
【0028】また、前記反応槽3における上、中、下段
反応槽3U,3M,3Dには各反応槽内の温湿度を検出
する温湿度計51が図2に示されているように設けられ
ている。さらに、上段反応槽3Uの上部および中段反応
槽3Mの側面には、図1、図2に示されているように、
それぞれ内部を点検するための点検口53が設けられて
いる。上段反応槽3Uの上部には、図1に示されている
ように、第1廃棄物G1あるいは第2廃棄物G2と、添
加剤との反応によって発生したアンモニアガスなどを外
部へ排出せしめるガス抜き口55が設けられている。
【0029】前記各加熱プレート5は各反応槽3へ生蒸
気を噴射せしめる生蒸気ノズル57が設けられている。
この生蒸気ノズル57はより詳細には、図6、図7に示
されているように、上、下部加熱プレート5U,5Dが
反応槽3に取付けられた一側壁には生蒸気入口59が設
けられており、図1、図2に示されている生蒸気ヘッダ
ー61に連結されている。前記上部加熱プレート5Uと
下部加熱プレート5Dとの間には、生蒸気供給用パイプ
63が挿入されており、このパイプ63の一端63Aは
前記生蒸気入口59に連通されていると共に、パイプ6
3の他端63Bは封止されている。しかも、このパイプ
63の他端63B側寄りには上下方向へ貫通した穴65
が形成されている。上部加熱プレート5Uの底面と生蒸
気供給パイプ63との間には隙間67が形成されてい
る。この隙間67と前記穴65とは連通されている。さ
らに、上部加熱プレート5Uには円形状の溝69が形成
されて、この溝69は前記隙間67に連通されている。
前記生蒸気供給パイプ63は複数のボルト71で前記上
部加熱プレート5Uに取付けられている。
【0030】上記構成により、生蒸気ヘッダー61から
生蒸気が生蒸気ノズル57の生蒸気入口59に送られる
と、生蒸気供給パイプ63内を経て、穴65、隙間67
を通り、溝69から各反応槽3内へ送られることにな
る。なお、必要によっては生蒸気の代りにホットエアを
供給して湿度を少なくすることもできる。したがって、
第1廃棄物G1又は第2廃棄物G2の性状によって生蒸
気とホットエアとを使い分けすることができる。
【0031】混合加熱反応処理された第3廃棄物G3を
上段反応槽3Uから中段反応槽3Mへ、また、中段反応
槽3Mから下段反応槽3Dへ、さらに下段反応槽3Dか
ら排出口49を経て次工程の回転型加圧成形機へ送る為
のダンパー装置73が各反応槽3(図3には下段反応槽
3Dのみに)に設けられている。より詳細には、図8、
図9に示されているように、各反応槽3に取付けられた
上部加熱プレート5Uと下部加熱プレート5Dとの間に
はU字形状のシール部材75が介在されていると共に、
シール部材75内の上部加熱プレート5Uには穴77が
形成されている。
【0032】この穴77が形成されている部分の反応槽
3の一周壁には弧状の支持プレート79が取付けられて
いる。この支持プレート79には図8において左右方向
へ延伸した円筒部材81がOリング83を介して揺動自
在に設けられている。円筒部材81にはシャフト85が
一体的に設けられている。このシャフト85は複数のベ
アリング87を介して前記支持プレート79に設けられ
た軸受ケーシング88に回転自在に支承されている。前
記円筒部材81には前記穴77を開閉せしめるダンパー
89が設けられている。
【0033】前記反応槽3の図8において左側には、支
持フレーム91の一端が取付けられている。この支持フ
レーム91上には軸受ブロック93でエアシリンダ95
が取付けられている。このエアシリンダ95に装着され
たピストンロッド97の先端には支持ブロック99を介
して揺動アーム101の一端が取付けられていると共
に、揺動アーム99の他端は前記シャフト85の一端に
円筒ブロック103を介して取付けられている。
【0034】上記構成により、第1廃棄物G1あるいは
第2廃棄物G2は廃棄物用貯留タンク45からスクリュ
フィーダ43を経て投入口41から上段反応槽3Uへ投
入される。また添加剤は供給パイプ47より一定の割合
で供給される。次いでエアシリンダ95を作動せしめる
と、ピストンロッド97が図9において右方向へ移動す
ることにより、支持ブロック99も移動することで、揺
動アーム101がシャフト85を支点として図9におい
て反時計方向に回動される。この揺動アーム101の回
動に伴なって、ダンパー87も同様に反時計方向へ回動
して閉じた状態から開くことになるので、混合加熱反応
処理された第3廃棄物G3は上段反応槽3Uから中段反
応槽3Mへ、中段反応槽3Mから下段反応槽3Dへ、下
段反応槽3Dから排出口49を経て次工程の成形機へ送
られることになる。
【0035】なお、各反応槽3に設けられたダンパー装
置73は同じ位置にあるのでなく、位相をずらした位置
にあるのが望ましいものである。
【0036】前記上、中、下段反応槽3U,3M,3D
には第3廃棄物G3が各反応槽3に供給されている量の
レベルを検出するレベル装置105が設けられている。
より詳細には、図10、図11に示されているように、
反応槽3の一側壁には支持フレーム107が取付けられ
ている。この支持フレーム107には軸受ケーシング1
09が取付けられていると共に、この軸受ケーシング1
09内には複数のベアリング111を介して図10にお
いて左右方向へ延伸したシャフト113が回動可能に支
承されている。
【0037】このシャフト113の一端図10において
右端にはフラッパー115が装着されていると共に、シ
ャフト113の他端図10において左端にスプリング1
17が介在されていて、フラッパー115を例えば図1
1において右側へ常時付勢されているものである。
【0038】前記軸受ケーシング109の図10におい
て左側上部にはL字形状のブラケット119が取付けら
れており、このブラケット119の左側下部にはポテン
ションメーター121が設けられている。このポテンシ
ョンメーター121と前記シャフト113とはカプップ
リング123により連結されている。
【0039】上記構成により、前記反応槽3内に供給さ
れている第3廃棄物G3が前記撹拌羽根31の回転によ
り押圧されて例えば図11において右方向から左方向へ
移動すると、第3廃棄物G3の重さによってフラッパー
115が実線の位置から2点鎖線の位置へ回動される。
このフラッパー115の回動に伴なってポテンションメ
ーター121で第3廃棄物G3の重さすなわちレベルが
検出されることになる。
【0040】上記構成による都市ごみなどの廃棄物の反
応処理の全体的な動作を説明すれば、まず廃棄物用貯留
タンク45に収納されている都市ごみなどの廃棄物に破
砕処理を行った第1廃棄物G1あるいはこの第1廃棄物
G1にアルカリ土類金属酸化物などからなる添加剤を添
加して処理を行った第2廃棄物G2を、スクリュフィー
ダ43でもって投入口41から上段反応槽3Uへ投入す
る。この第1廃棄物G1あるいは第2廃棄物G2の供給
と同時に、供給パイプ47から前記添加剤を、第1廃棄
物G1あるいは第2廃棄物G2に対して一定の割合で供
給し、投入口41から上段反応槽3Uへ投入する。
【0041】すでに、上、中、下段反応槽3U,3M,
3Dにおいては、加熱蒸気ヘッダー9より供給口7から
加熱蒸気が加熱プレート5へ送られ、加熱プレート5が
一定の温度例えば60〜100℃好ましくは60〜80
℃に加熱されているので、各上、中、下段反応槽3U,
3M,3D内の温度も上記温度となっている。また、生
蒸気ヘッダー61より生蒸気又は必要によってホットエ
アが生蒸気入口59に送られ、さらに生蒸気ノズル57
を経て各上、中、下段反応槽3U,3M,3Dに送られ
て一定の湿度に保持される。さらに、モータ39の駆動
により回転軸15が回転されて、撹拌羽根31が一定の
回転数で回転されている。
【0042】したがって、上段反応槽3Uに投入された
第1廃棄物G1あるいは第2廃棄物G2と、添加剤とが
撹拌されながら加熱反応処理が行われる。すなわち、廃
棄物G1あるいは第2廃棄物G2と、添加剤とで物理化
学的反応が促進されて、分解されて発生したアンモニア
などのガスはガス抜き口55から外部へ排出される。上
段反応槽3Uで反応処理された第3廃棄物G3はダンパ
ー装置73のダンパー89が開いて、中段反応槽3Mに
落下し、この中段反応槽3Mにおいても、上述と同様に
撹拌されながら加熱反応処理が行なわれる。さらに、一
定時間経過後にはダンパー89が開いて下段反応槽3D
に落下し、この下段反応槽3Dにおいても同様に撹拌さ
れながら加熱反応処理が行われて、ダンパー89が開い
て排出口49より次工程の成形機に送られる。この反応
槽3における加熱反応処理時間は例えば10〜60分好
ましくは15〜45分で行われる。第1廃棄物G1又は
第2廃棄物G3の性状によってこの加熱反応処理時間は
上記の時間の範囲内で設定されるのである。
【0043】この成形機に送られる第3廃棄物G3とし
ては、添加剤が廃棄物に対して均一に反応されると共
に、均一に混合されて成形し易い廃棄物を得ることがで
きる。延いては物理化学的な性状、形状(粒状)が均一
で、天然の燃料に近い燃料を得ることができる。
【0044】廃棄物中にはプラスチックが例えば10%
程度含まれているが、反応槽3内は60〜100℃に加
熱されているから、柔かくなって成形性を高めることが
できる。各反応槽3にはレベル装置105が設けられて
いるので、各反応槽3内の量を調整することができる。
【0045】反応槽3は複数段階形式をとっているの
で、反応並びに混合を均一に行わせることができ、従来
では一時間以上の反応処理を行っているのに、10〜6
0分好ましくは15〜45分の反応時間で済む。また、
従来の反応槽は大型でバッチ方式で反応処理を行ってい
るが、本実施例では複数段階形式で連続的に反応処理を
行うことができ、しかも装置をコンパクト化にすること
ができる。
【0046】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0047】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れているとおりの構成であるから、破砕された廃棄物に
添加剤を添加せしめて複数段階の連続した混合加熱反応
処理を行うことによって、均一に混ざった成形し易い破
砕選別精成品を短時間で得ることができる。延いては天
然燃料に近い廃棄物による固形の燃料を得ることにな
る。
【0048】また、上下方向へ複数段階からなる反応槽
となっており、段階的に連続して供給して物理化学的反
応処理が行われるような構造となっていて、反応装置自
体をコンパクト化にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における廃棄物の反応処理装置の一実
施例を示す平面図である。
【図2】図1における正面図である。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った断面図であ
る。
【図4】図3におけるIV矢視部の拡大図である。
【図5】図3におけるV矢視部の拡大図である。
【図6】図3におけるVI矢視部の拡大図である。
【図7】図6におけるVII 矢視部の拡大図である。
【図8】図1におけるVIII矢視部の拡大図である。
【図9】図8におけるIX矢視図である。
【図10】図3におけるX矢視図の拡大図である。
【図11】図10におけるXI矢視図である。
【符号の説明】
1 反応処理装置 3 反応槽 3U,3M,3D 上、中、下段反応槽 5 加熱プレート 5U,5D 上、下部加熱プレート 7 供給口 15 回転軸 31 撹拌羽根 41 投入口 57 生蒸気ノズル 59 生蒸気入口 73 ダンパー装置 89 ダンパー 105 レベル装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市ごみなどの廃棄物に破砕処理を行っ
    た第1廃棄物あるいはこの第1廃棄物にアルカリ土類金
    属酸化物などからなる添加剤を添加して処理を行った第
    2廃棄物と、この第1廃棄物あるいは第2廃棄物に対す
    る一定の割合の前記添加剤とを複数に区画された反応槽
    の最初の反応槽に投入し、撹拌しながら加熱反応を行
    い、次いで、残りの反応槽に順次供給してさらに撥拌し
    ながら加熱反応を行うことを特徴とする廃棄物の反応処
    理方法。
  2. 【請求項2】 加熱温度を50〜80℃、加熱時間を1
    5〜45分で反応処理を行うことを特徴とする請求項1
    記載の廃棄物の反応処理方法。
  3. 【請求項3】 上下方向へ複数に区画された反応槽と、
    各反応槽を区画せしめる区画部に設けられ、加熱される
    各加熱プレートと、この各加熱プレートの上方に回転可
    能に設けられた適数の撹拌羽根と、前記加熱槽の上部に
    設けられ、都市ごみなどの廃棄物に破砕処理を行った第
    1廃棄物あるいはこの第1廃棄物にアルカリ土類金属酸
    化物などからなる添加剤を添加して処理を行った第2廃
    棄物とこの第1廃棄物あるいは第2廃棄物に対する一定
    の割合の前記添加剤とを投入せしめる投入口と、前記加
    熱槽の下部に設けられ混合加熱反応処理された第3廃棄
    物を排出せしめる排出口と、前記加熱プレートに設けら
    れ、混合加熱反応処理された第3廃棄物を上部の反応槽
    から下部の反応槽へ供給せしめる開閉可能なダンパー装
    置と、を備えてなることを特徴とする廃棄物の反応処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱槽に生蒸気又はホットエアを供
    給するノズルを、前記加熱プレートに設けてなることを
    特徴とする請求項3記載の廃棄物の反応処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112009000593T5 (de) 2008-03-17 2011-02-10 Park & Opc Co., Ltd. Elektrostatischer Bildentwicklungstoner
WO2011019180A2 (ko) 2009-08-11 2011-02-17 주식회사 파캔오피씨 정전하상 현상용 토너

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