JPH061343U - 型材移載装置 - Google Patents

型材移載装置

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JPH061343U
JPH061343U JP4518792U JP4518792U JPH061343U JP H061343 U JPH061343 U JP H061343U JP 4518792 U JP4518792 U JP 4518792U JP 4518792 U JP4518792 U JP 4518792U JP H061343 U JPH061343 U JP H061343U
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勝昭 鵜殿
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鵜殿設備サービス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音の発生や傷つきが起こらずに、型材の移
載が効率良く行える型材移載装置を提供する。 【構成】 型材2を保持する移載フォーク3と、合紙4
を供給する合紙供給部5と、合紙4を固定するための合
紙チャッキング部6と、型材2を移載フォーク3に供給
する型材供給部7とから構成し、上記合紙チャッキング
部が型材2の載った合紙4を固定した状態でフォーク爪
31が後退し、型材2が合紙4とともにフォーク爪31
先端からなだらかにパレット8上へ順次移動するように
形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はアルミニウムの押出成形等により形成された長尺な型材を整列してパ レット上に移載するための型材移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サッシ等の部品として用いられるアルミニウム等からなる型材は、押出機から 棒状(筒状等)に成形された長尺なものを用途に応じた所定の長さに切断し、次 いで種々の前処理や電解酸化、電解着色等の各種の仕上げ処理を施して製品とさ れるが、各種処理を行うための次工程へ搬送する際や、各種処理が終了して製品 として完成した場合、例えばコンベアー等により供給されてきた型材をパレット の大きさに応じた所定数の1段の複数本に整列して、パレットに移載し該パレッ ト上に段積みする型材移載機が用いられている。
【0003】 従来、本出願人は型材移載機として、搬送コンベアーにより搬送されてくる型 材を、数本(パレットの1段を形成する数)ごとを型材持ち上げリフターによっ て上方に持ち上げ、型材の両端部を移載機本体の型材保持手によって挟持してパ レット上方まで移動させ、型材をパレットの上部に設けられた型材保持用コンベ アーに移して、該コンベアーからパレットへ型材を1本ずつ順次落下させて積み 込んでいく型材移載機を提案している(実開平2−28837号公報)。
【0004】 この装置は、コンベアから供給された型材をパレットに長さ方向の両端部と型 材の下部を保持してパレット上にひとまとめにして移載して段積みすることで、 効率良く型材を段積み可能なものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の型枠移載機は移載の際に効率良く型材の移載が行え るものの、型材をコンベアーからパレットの上に積む際に、型材が1本ずつコン ベアーから下に落下する状態となるために、型材どうしが接触して騒音を発生し たり、型材の表面に傷がつく等の問題があった。
【0006】 本考案は上記従来技術の欠点を改良するためになされたもので、騒音の発生や 傷つきが起こらずに、型材の移載が効率良く行える型材移載装置を提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案型材移載装置は、長尺の型材を整列させてパレットに段積みするための 型材移載装置において、型材を該型材の下側からパレット上部に整列して保持す るための複数連のフォーク爪を有し、パレット上部からパレット上部外方へ水平 方向に移動可能に形成された移載フォークと、該移載フォークのフォーク爪と型 材との間に敷設する合紙を供給するための合紙供給部と、上記フォーク爪の先端 方向に設けられた合紙を固定するための合紙チャッキング部と、型材を移載フォ ーク上に供給するための型材供給部とからなり、上記合紙チャッキング部が型材 の載った合紙を固定した状態でフォーク爪が後退し、型材が合紙とともにフォー ク爪先端からなだらかにパレット上へ順次移動するように形成されていることを 特徴とするものである。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基き詳細に説明する。図面は本考案の一実施例を 示し図1は本考案型材移載装置の1例を側面から見た場合の構成を示す説明図で あり、図2は本考案装置の要部を示す斜視図である。
【0009】 図1及び図2に示すように、本考案型材移載装置1は、型材2を保持する移載 フォーク3と、合紙4を供給する合紙供給部5と、合紙4を固定するための合紙 チャッキング部6と、型材2を移載フォーク3に供給する型材供給部7とからな る。
【0010】 上記移載フォーク3は、型材2を該型材2の下側からパレット8の上部に整列 して保持するためのフォーク爪31を有し複数のユニットから構成され(図2参 照)、パレット8の上部からパレット8の上部外方向(図1の矢印A方向)へ移 動可能に形成されている。移載フォーク3の駆動は具体的には例えば図2に示す ように、ラックピニオン12によりスライドガイド14に沿うように各ユニット を駆動してふぉーく爪31を移動可能とし、また各移載フォークはラックピニオ ンにより連動するように形成する。
【0011】 移載フォーク3のフォーク爪31の長さは移載しようとする型材の整列段数( 即ち、パレットの大きさ)等に応じて適宜決められる。またフォーク爪の連数等 も適宜である。例えばフォーク爪の幅及び連数は、型材の長さが6200〜30 00mm程度のものを移載する場合には、幅60mm程度のものを適当な間隔で4〜7 連程度設ける。また、移載フォークのフォーク爪の間隔は型材の長さに応じて変 えられるように、型材の長さ方向に任意に移動可能に形成するのが好ましい。
【0012】 合紙供給部5は、型材2と移載フォークとの間に敷設される合紙4を移載フォ ーク3との間に載置するためのものであり、フォーク爪31上の一定位置に合紙 4を確実に供給可能であればよい。例えば図1に示すようにパキュームパッド1 0により合紙溜め11から合紙を1枚ずつ吸引してフォーク爪31の上へ載置す る手段や、また図示しないが、ピンを用いて合紙を突き刺して供給する手段等の 任意の手段を採用できる。尚、合紙供給部5は、フォーク爪31に対して上部方 向に設けると、合紙4の交換や供給が容易になるために好ましい。
【0013】 合紙供給部5からフォーク爪31の上に供給する合紙4は、型材と共にフォー クからパレット上(又は段積みする下層の型材の上)へ落下させる場合に、途中 で破けたりせず、型材2の重さに耐えうるものであり、且つ柔軟性を有し型材の 重さにより変形して、フォーク爪31を引き抜いた際に型材31が該合紙4の表 面をスムーズに滑るような材質を用いる。このような材料として紙、スチレンペ ーパー等が挙げられる。
【0014】 合紙4の大きさは、長さは合紙チャッキング部6で固定できるようにフォーク 爪31の先端から飛び出すような長さであり、幅はフォーク爪31の上に型材2 を載置した際に型材2がフォーク爪31の表面に直接接触しないように、フォー ク爪31と略同じ大きさが好ましい。
【0015】 型材供給部7は移載フォーク3に型材2を供給するためのものであり、例えば 図1に示すように型材移載用台車や、図2に示すようにコンベア装置等により形 成することができる。
【0016】 合紙チャッキング部6は合紙4の端部をつかんで一定の位置に固定保持可能で あればよく、例えば図示したようなチャックで形成することができる。このチャ ッキング部はフォーク爪31に対応した数だけ設けられる。尚、合紙供給部とチ ャッキング部はそれぞれ移載フォークのフォーク爪に対応する位置に同数だけ設 けられ、好ましくはフォーク爪、合紙供給部及びチャック部が一つのユニットと して一体となって移動するように形成すると、フォーク爪の間隔を変更したた場 合ユニット毎一体に移動可能であり好ましい。
【0017】 型材を積み込むパレット8は、かご型に形成され(図2)、該パレット8の部 分には内部を上下して型材の垂直方向の位置を任意に移動できる中抜きリフター 9が設けられている。
【0018】
【作用】
図3は本考案装置の作用を説明するための説明図である。本考案型材移載装置 は図3に示すように、先ず型材を積層しようとするパレットに設けた中抜きリフ ター9等の上か、又は同図(a)に示すように1段目の型材2が積まれた上に、 移載フォーク3が載置される〔同図(b)〕。次いで同図(c)に示すように、 移載フォーク3のフォーク爪31の上の所定の位置に合紙4が合紙供給部のバキ ュームパッド10等により供給される。
【0019】 図3(d)に示すように合紙4の端部を合紙チャッキング部6のチャックが合 紙4の先端部をつまみ合紙4の位置を一定位置に固定する。次に型材2を移載フ ォーク3のフォーク爪31の上に合紙4を介し載置して、移載方向の端部から順 次並べて載置する。
【0020】 図3(e)に示すように所定本数の型材2をフォーク爪31の上に合紙4を介 して積層したならば、合紙チャッキング部6のチャックが合紙4を固定した状態 でフォーク爪31を後退させて型材の下から引き抜き、パレット上部からパレッ ト上部の外方に移動させると、同図(f)に示すように型材2の重みにより合紙 がたわみ、型材が合紙4とともにフォーク爪31の先端からパレット上に積まれ た型材2の上になだらかに順次移動して移載される。
【0021】 上記の如く本考案装置では、型材2が移動する際、積層しようとする型材と下 層の型材との間には合紙4があるために、型材がなだらかに移動するので、従来 の移載装置のように型材をコンベア等から落下させて移動する場合のように、型 材どうしが強くぶつかって傷がついたり、騒音が発生する等の虞れがない。 フーク爪31と下の型材(又は中抜きリフターの表面)との間隔は、下の型材 がフォーク爪31と接触して傷がつく(又は中抜きリフターと接触する)のを防 止するために、5〜10mm程度の間隔を設ける。
【0022】 図3(g)に示すように移載フォークが完全に後退して、フォーク爪31上の 全ての型材2が下層の型材の上に載置したならば、チャッキング部6のチャック を解除して合紙4をチャッキング部6から離し、中抜きリフター9を下に下げて 積み込んだ型材の高さを一定にし次の型材の積み込みに備える。
【0023】 同様にして、図3(b)〜(g)の操作を所望の積み込み段数だけ順次繰り返 し、同図(h)に示すようにパレット8の内に型材を効率的にきれいに段積みす ることができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の型材移載装置は、上記の構成を採用して型材が合 紙とともにフォーク爪先端からなだらかにパレット上に順次移動するように形成 したことにより、型材が下層の型材の上に落下するのを避けることができるので 、型材の表面に傷がついたり、型材どうしがぶつかって発生する騒音を防止して 、効率良くスムーズに型材をパレットへ移載することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案型材移載装置の1例を側面から見た場合
の構成を示す説明図である。
【図2】本考案型材移載装置の1例の要部を示す斜視図
である。
【図3】本考案型材移載装置の作用を説明するための説
明図である。
【符号の説明】
1 型材移載装置 2 型材 3 移載フォーク 4 合紙 5 合紙供給部 6 チャッキング部 7 型材供給部 8 パレット 9 中抜きリフター 31 フォーク爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の型材を整列させてパレットに段積み
    するための型材移載装置において、型材を該型材の下側
    からパレット上部に整列して保持するための複数連のフ
    ォーク爪を有し、パレット上部からパレット上部外方へ
    水平方向に移動可能に形成された移載フォークと、該移
    載フォークのフォーク爪と型材との間に敷設する合紙を
    供給するための合紙供給部と、上記フォーク爪の先端方
    向に設けられた合紙を固定するための合紙チャッキング
    部と、型材を移載フォーク上に供給するための型材供給
    部とからなり、上記合紙チャッキング部が型材の載った
    合紙を固定した状態でフォーク爪が後退し、型材が合紙
    とともにフォーク爪先端からなだらかにパレット上へ順
    次移動するように形成されていることを特徴とする型材
    移載装置。
JP4518792U 1992-06-05 1992-06-05 型材移載装置 Expired - Fee Related JPH0745468Y2 (ja)

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JPH0745468Y2 JPH0745468Y2 (ja) 1995-10-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007007729B3 (de) * 2007-02-16 2008-10-23 WINKLER+DüNNEBIER AG Verfahren und Vorrichtung zur Kennzeichnung von Paletten sowie Palettierzelle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102007007729B3 (de) * 2007-02-16 2008-10-23 WINKLER+DüNNEBIER AG Verfahren und Vorrichtung zur Kennzeichnung von Paletten sowie Palettierzelle

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