JPH06134385A - 表面外観美麗な塗装鋼板の製造方法 - Google Patents

表面外観美麗な塗装鋼板の製造方法

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JPH06134385A
JPH06134385A JP28909592A JP28909592A JPH06134385A JP H06134385 A JPH06134385 A JP H06134385A JP 28909592 A JP28909592 A JP 28909592A JP 28909592 A JP28909592 A JP 28909592A JP H06134385 A JPH06134385 A JP H06134385A
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JP
Japan
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coating
roll
coater
steel sheet
coated steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP28909592A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Koga
重信 古賀
Shigehiko Nomura
成彦 野村
Hiroyuki Shimizu
博之 清水
Masanao Omori
正直 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観要求の厳しい用途に対しても、充分に対
応できる極めて美麗な外観の塗装鋼板を提供すること。 【構成】 2回以上の塗装及び焼付けによる塗装鋼板の
製造方法において、第1回目の塗装は少なくとも片面3
ロールコータないしは、ローラーカーテンコータで行
い、第2回目以降としてローラーカーテンコータで塗装
することを特徴とする塗装鋼板の製造方法。 【効果】 従来の1回目塗装方法である2ロールコータ
に比べ、塗装欠陥が少なく、外観要求の厳しい用途に対
しても、充分に対応できる極めて美麗な外観の塗装鋼板
を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面外観が極めて美麗な
塗装鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より鋼板に塗装する方法としては、
数本のロールを組み合わせたロールコータが用いられて
いる。これらロールコータ塗装鋼板の製造においては、
直接外観特性に係る第2回目以降の塗装方法については
種々の検討がされており、2ロールコータから、より塗
装欠陥の少ない3ロールコータ及び特開昭63−808
77号公報に示されるようなローラーカーテンコータが
開発され、外観特性向上が進められて来た。
【0003】3ロールコータとしては、例えば特公昭6
0−56552号公報や特公昭60−56553号公報
にみられるように、塗料を汲み上げるピックアップロー
ルと塗料を鋼板に塗装するアプリケーターロール(別称
コーティングロール)からなるものにピックアップロー
ル上の塗料をかき取るドクターロールからなるもの(通
称V型3ロールコーター)が使用できる。
【0004】また、特開昭63−4869号公報に示さ
れるように、表面外観の良好な帯状鋼板を製造するため
に、3ロールコータのアプリケーターロールをピックア
ップロールをゴムライニングロールにして、その中間に
当たるトランスファーロールをスチールロールとし、ゴ
ムライニングロールの表面硬さと、ピックアップロール
とトランスファーロール接点進行方向は同方向とし、ま
た、トランスファーロールとアプリケーターロールのロ
ール接点進行方向は同方向として、更にアプリケーター
ロールの周速度をトランスファーロールの周速度よりも
速くするようなロールのライニングの材質や接点推進方
向及び周速度を調整することによって、良好な外観を得
ようとするものがあげられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、上塗り
塗装に於いて外観塗装性を得るための工夫はされている
が、しかし特開昭63−80877号公報に示されるよ
うなローラーカーテンコータでは、第1回目の塗装方法
が従来の2ロールコータで、それによるローピングやハ
ジキ、凹みといった塗装欠陥が多く外観要求の厳しい用
途においては、第2回目塗装後の外観にまで悪影響を与
える問題がある。
【0006】また、特開昭63−4869号公報にあっ
ては、3ロールコータであるが、1回のみの塗装であっ
て、ロールの材質及びロール間の回転方向、回転速度の
みの改良では充分な解決とはならず、やはり外観要求の
厳しい用途には対応できない問題がある。上述のような
問題を解消すべき、発明者らは鋭意研究を重ねた結果、
外観が極めて美麗な塗装鋼板の製造方法を完成したもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、(1)2回以上の塗装及び焼付による塗装鋼板の
製造方法において、第1回目の塗装は少なくとも片面を
3ロールコータで行い、該ロールコータ塗装面の第2回
目以降の塗装をローラーカーテンコータで行うことを特
徴とする表面外観美麗な塗装鋼板の製造方法、(2)2
回以上の塗装及び焼付による塗装鋼板の製造方法におい
て、第1回目の塗装は少なくとも片面をローラーカーテ
ンコータで行い、該ローラーカーテンコータ塗装面の第
2回目以降の塗装をローラーカーテンコータで行うこと
を特徴とする表面外観美麗な塗装鋼板の製造方法、にあ
る。
【0008】以下本発明について詳細に説明する。本発
明による塗装鋼板においては、第1回目塗装方法を従来
の2ロールコータより3ロールコータに変更することに
より、第1回目塗装後のローピングやハジキ、凹みとい
った塗装欠陥を大幅に低減させることを見出し、この第
1回目塗装後の外観状況が第2回目以降の塗装後外観に
も影響し、第2回目以降の塗装方法の改善のみでは向上
し得なかった塗装外観を向上、安定化させることを可能
にした。
【0009】以下本発明について図面に従って具体的に
説明する。図1は本発明を具現化する塗装鋼板製造設備
の概念図の一例である。鋼板1を前処理装置2におい
て、脱脂洗浄やクロメート塗布等の各種前処理を施した
亜鉛めっき鋼板を表面1回目塗装装置3により3ロール
コータにて表面の下塗り塗装を行い引き続き裏面1回目
塗装装置4にて裏面を下塗り塗装し、1回目焼付装置5
にて焼付け、その後表面2回目塗装装置6により、ロー
ラーカーテンコータにて表面の上塗り塗装を行い、引き
続き裏面2回目塗装装置7により裏面の上塗り塗装を行
った後、2回目焼付塗装8により焼付けを行って2層塗
装を行うものである。2回目塗装をさらに繰り返して、
3層以上の塗装を行ってもよい。
【0010】図2も本発明を具現化する塗装鋼板製造設
備の概念図の一例である。鋼板1を前処理装置2におい
て、脱脂洗浄やクロメート塗布等の各種前処理を施した
亜鉛めっき鋼板を表面1回目塗装装置3′によりローラ
ーカーテンコータにて表面の下塗り塗装を行い引き続き
裏面1回目塗装装置4にて裏面を下塗り塗装し、1回目
焼付装置5にて焼付け、その後表面2回目塗装装置6に
より、ローラーカーテンコータにて表面の上塗り塗装を
行い、引き続き必要に応じ、裏面2回目塗装装置7によ
り裏面の上塗り塗装を行った後、2回目焼付装置8によ
り焼付けを行って2層塗装を行うものである。2回目塗
装をさらに繰り返して、3層以上の塗装を行ってもよ
い。尚、1回目と2回目以降の塗装は、同時に行う必要
はなく、ローラーカーテンコータ及び焼付装置を複数回
繰り返し使用してもよい。
【0011】図3はローラーカーテンコータの例を示す
概略図である。ローラーカーテンコータについては図3
に示すように、予め粘度調整した塗料溜15の塗料を塗
装ロール9と金属製のドクターロール10との間のロー
ル間隙に供給し塗装ロール9の塗装ロール回転方向11
及びドクターロール10の回転方向13なる回転によっ
て、吐出させ、塗装ロール9に接触させたブレード12
でかき取る。かき取られた塗料はブレード12に沿って
流下して塗料カーテン14を形成しブレード12下方を
通過する被塗装物である鋼板1に塗布され、塗膜16を
形成する。ドクターロール10は塗装ロール9に対して
進退可能であり、ドクターロール10を変位させて両ロ
ール間のロール間隙を調整できるようになっている。ロ
ール間隙、通板速度、塗装ロール9及びドクターロール
10の周速を調整して所定の塗装膜厚を得る。
【0012】
【実施例】板厚0.4〜0.45mm、板幅600mmの電
気亜鉛めっき鋼板に、第1回目にポリエステル樹脂系の
下塗塗装を7μm塗装し、第2回目にローラーカーテン
コータを使用してポリエステル樹脂系の上塗塗装を膜厚
20μm狙いで塗装した。その結果を従来法との関係か
ら表1に示す。表1によれば、従来法である第1回目塗
装が2ロールコータによる方法においてはローピング、
ハジキ、凹みという塗装欠陥が多く現れるのに対して、
本発明例は塗装欠陥の抑制効果が明確に現れている。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、従来の1回目塗装方
法としての2ロールコータに比べ、塗装欠陥の少ない本
発明装置である3ロールコータもしくは、ローラーカー
テンコータによって、外観要求の厳しい用途に対して
も、充分に対応できる極めて美麗な外観の塗装鋼板を得
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗装鋼板設備の概念図(1回目塗
装 3ロールコータ)。
【図2】本発明に係る塗装鋼板設備の概念図(1回目塗
装 ローラーカーテンコータ)。
【図3】ローラーカーテンコータの例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 鋼板 2 前処理装置 3 表面1回目塗装装置(3ロールコータ) 3′ 表面1回目塗装装置(ローラーカーテンコータ) 4 裏面1回目塗装装置 5 1回目焼付装置 6 表面2回目塗装装置(ローラーカーテンコータ) 7 裏面2回目塗装装置 8 2回目焼付装置 9 塗装ロール 10 ドクターロール 11 塗装ロール回転方向 12 ブレード 13 ドクターロールの回転方向 14 塗料カーテン 15 塗料溜 16 塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 正直 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2回以上の塗装及び焼付による塗装鋼板
    の製造方法において、第1回目の塗装は少なくとも片面
    を3ロールコータで行い、該3ロールコータ塗装面の第
    2回目以降の塗装をローラーカーテンコータで行うこと
    を特徴とする表面外観美麗な塗装鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 2回以上の塗装及び焼付による塗装鋼板
    の製造方法において、第1回目の塗装は少なくとも片面
    をローラーカーテンコータで行い、該ローラーカーテン
    コータ塗装面の第2回目以降の塗装をローラーカーテン
    コータで行うことを特徴とする表面外観美麗な塗装鋼板
    の製造方法。
JP28909592A 1992-10-27 1992-10-27 表面外観美麗な塗装鋼板の製造方法 Pending JPH06134385A (ja)

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JPH06134385A true JPH06134385A (ja) 1994-05-17

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010619