JPH06134374A - 紙等の被加工材の塗工方法とその装置 - Google Patents

紙等の被加工材の塗工方法とその装置

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JPH06134374A
JPH06134374A JP29346692A JP29346692A JPH06134374A JP H06134374 A JPH06134374 A JP H06134374A JP 29346692 A JP29346692 A JP 29346692A JP 29346692 A JP29346692 A JP 29346692A JP H06134374 A JPH06134374 A JP H06134374A
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JP
Japan
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roll
coating
resin
paper
upper roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP29346692A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Houchin
範男 寳珍
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EBAA KOOTO KK
Original Assignee
EBAA KOOTO KK
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紙等の被加工材に対して樹脂を塗着して加工
する被加工材の塗工方法とその装置に関し、被加工物に
対するロール目の発生を防止し、且つロールの交換作業
を従来に比べて容易にする。 【構成】 (1)被加工材を上下から挟持して圧着する
上ロール1と下ロール2とを有し、該上ロール1に隣接
して樹脂塗布用ロール4が設けられた塗工装置におい
て、前記上ロール1と樹脂塗布用ロール4とが金属で構
成されてなるとともに前記下ロール2はゴムで構成さ
れ、且つ該樹脂塗布用ロール4は前記上ロール1に対し
て被加工材の進行方向側に設けられ、しかも該上ロール
1,下ロール2,及び樹脂塗布用ロール4がすべて同方
向に回転しうるよう構成されてなる塗工装置。 (2)上記塗工装置を用いる紙等の被加工材に樹脂を塗
着する塗工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙等の被加工材の塗工方
法とその装置、さらに詳しくは、紙等の被加工材に対し
て樹脂を塗着して加工する塗工方法と、その塗工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙等の被加工材の塗工装
置としては、図2に示すようなものがある。
【0003】すなわち、この塗工装置は、同図に示すよ
うに被加工材を上下から挟持して圧着するゴム製の上ロ
ール1bと鉄製の下ロール2bとを有し、該上ロール1bに隣
接して被加工材の移送方向に対して手前側に鉄製の樹脂
塗布用ロール4bを設けた構成からなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の紙
等の被加工材の塗工装置においては、上ロール1bと下ロ
ール2bとがそれぞれ逆方向に回転し、また上ロール1bと
樹脂塗布用ロール4bとがそれぞれ逆方向に回転している
ため、被加工物にいわゆるロール目が生じるという問題
点があった。
【0005】また、このような装置においては、長期使
用により各ロールの交換が必要とされる場合があるが、
従来の装置では交換作業の最も困難な上ロールに、磨耗
が激しく交換頻度の高いゴム製のものが使用されていた
ため、その交換作業が煩雑となっていた。
【0006】本発明は、上述のような問題点をすべて解
決するためになされたもので、被加工材に対するロール
目の発生を防止し、且つロールの交換作業を従来に比べ
て容易にすることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決せんとして紙等の被加工材の塗工方法とその装
置としてなされたもので、塗工方法としての特徴は、被
加工材を上ロール1と下ロール2とで圧着しつつ移送
し、且つ前記上ロール1と、該上ロール1に隣接する樹
脂塗布用ロール4とによって溶融樹脂を前記被加工材側
に供給して該被加工材に樹脂を塗着して紙等の被加工材
の塗工を行う紙等の被加工材の塗工方法において、前記
上ロール1,下ロール2,及び樹脂塗布用ロール4をす
べて同方向に回転させて塗工することにある。
【0008】また塗工装置としての特徴は、被加工材を
上下から挟持して圧着する上ロール1と下ロール2とを
有し、該上ロール1に隣接して樹脂塗布用ロール4が設
けられた紙等の被加工材の塗工装置において、前記上ロ
ール1と樹脂塗布用ロール4とが金属で構成されてなる
とともに前記下ロール2はゴムで構成され、且つ該樹脂
塗布用ロール4は前記上ロール1に対して被加工材の進
行方向側に設けられ、しかも該上ロール1,下ロール
2,及び樹脂塗布用ロール4がすべて同方向に回転しう
るよう構成されてなることにある。
【0009】
【作用】すなわち、上ロール1,下ロール2とが同方向
に回転するため、被加工材を圧着して移送する上下のロ
ール1,2のうちいずれか一方は被加工材の移送方向に
回転するが、他方は被加工材の移送方向と逆方向に回転
することとなり、従って被加工材に対するロール目の発
生が防止されることとなる。
【0010】一方、被加工材側へ樹脂を移送する上ロー
ル1と樹脂塗布用ロール4も同方向に回転しているた
め、両ロール1,4のうち一方のロールは樹脂の流下方
向と同方向に回転するが、他方のロールは樹脂の流下方
向と逆方向に回転することとなり、従ってこの時点でロ
ール目の発生が緩和されているのである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は一実施例としての紙の塗工装置の概略正面図を示
す。
【0012】図1において、1は鉄製の上ロール、2は
該上ロール1とともに被加工材としての紙3を圧着挟持
して移送するための下ロールで、ゴムで構成されてい
る。
【0013】4は、前記上ロール1とともに、塗着する
樹脂としての紫外線硬化性樹脂を前記被加工材側へ移送
して塗布するための鉄製の樹脂塗布用ロールで、前記上
ロール1に隣接して、被加工材の移送方向側に設けられ
ている。
【0014】そして、上記上ロール1,下ロール2,樹
脂塗布用ロール4は、すべて同方向に回転しうるように
構成されている。
【0015】5は溶融状態の紫外線硬化性樹脂を示し、
上ロール1と樹脂塗布用ロール4間の上部に貯留されて
いる。
【0016】6は塗布過剰の紫外線硬化性樹脂を掻き落
とすためのドクターを示す。
【0017】次に、このような構成からなる紙の塗工装
置を用いた塗工方法の実施例について説明する。
【0018】先ず、上ロール1,下ロール2,樹脂塗布
用ロール4を予めすべて同方向(時計方向)に回転す
る。
【0019】次に、その状態で、被加工材としての紙3
を前記上ロール1と下ロール2との間を移送せしめる
と、その紙3は、上下ロール1,2間で圧着挟持されな
がら図1の矢印イ方向に移送されることなる。
【0020】この場合において、上ロール1,下ロール
2はともに時計方向に回転しているため、下ロール2は
前記紙3の移送方向と同方向(図1の矢印ハ方向)に回
転するが、上ロール1は前記紙3の移送方向と逆方向
(図1の矢印ロ方向)に回転することとなり、その結
果、紙3にロール目が発生することもないのである。
【0021】一方、上ロール1と樹脂塗布用ロール4間
の上部に貯留された紫外線硬化性樹脂5は、両ロール
1,4間を通過して上ロール1上に添着されつつ前記紙
3側へ移送され、紙3に塗着されることとなる。
【0022】この場合において、樹脂塗布用ロール4も
上ロール1と同様に時計方向に回転しているため、その
上ロール1の回転方向は樹脂の流下方向と同方向(図1
の矢印ロ方向)であるが、樹脂塗布用ロール4の回転方
向は樹脂の流下方向と逆方向(図1の矢印ニ方向)とな
り、従ってこの時点でロール目の発生が緩和されている
のである。
【0023】よって、このようにしてロール目の発生が
ほぼ完全に防止されるため、樹脂5の紙3に対する塗着
も均一になされることとなる。
【0024】尚、上記実施例では、塗着用の樹脂として
紫外線硬化性樹脂を使用したが、樹脂の種類は問うもの
ではなく、塗着可能なあらゆる樹脂を使用することが可
能である。
【0025】また、該実施例では、被加工材として紙3
を使用したが、被加工材の種類もこれに限定されるもの
ではなく、その種類は問わない。
【0026】さらに、上記実施例では、上ロール1,下
ロール2,樹脂塗布用ロール4をすべて時計方向に回転
させたが、すべて反時計方向に回転させてもよく、要は
これら3つのローラーがすべて同方向に回転するように
構成されていればよい。
【0027】さらに、上記実施例では、上ロール1と樹
脂塗布用ロール4が鉄で構成されていたが、他の金属で
構成することも可能である。
【0028】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、上ロール,下
ロール,及び樹脂塗布用ロールがすべて同方向に回転し
うるよう構成したものであるため、上ロール,下ロール
の同方向の回転により、いずれか一方は被加工材の移送
方向に回転するが、他方は被加工材の移送方向と逆方向
に回転することとなり、従って、被加工材に対するロー
ル目の発生が防止されることとなる。
【0029】一方、上ロールと樹脂塗布用ロールも同方
向に回転しているため、両ロールのうち一方のロールは
樹脂の流下方向と同方向に回転するが、他方のロールは
樹脂の流下方向と逆方向に回転することとなり、従って
この時点でロール目の発生が緩和されている。
【0030】よって、このような3つのロールの同方向
への回転により、ロール目の発生がほぼ完全に防止さ
れ、樹脂の被加工材に対する塗着を均一になすことがで
きるという効果がある。
【0031】また、上ロールが金属製がある一方、交換
の比較的容易な下ロールが磨耗の激しいゴムで構成され
ているため、ロールの交換作業も従来に比べて容易にな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての紙の塗工装置の概略正面図。
【図2】従来の紙の塗工装置の概略正面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 23/56

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙(3) 等の被加工材を上ロール(1) と下
    ロール(2) とで圧着しつつ移送し、且つ前記上ロール
    (1) と、該上ロール(1) に隣接する樹脂塗布用ロール
    (4) とによって溶融樹脂を前記被加工材側に供給して該
    被加工材に樹脂を塗着して被加工材の塗工を行う紙等の
    被加工材の塗工方法において、前記上ロール(1) ,下ロ
    ール(2) ,及び樹脂塗布用ロール(4) をすべて同方向に
    回転させて塗工することを特徴とする紙等の被加工材の
    塗工方法。
  2. 【請求項2】 紙(3) 等の被加工材を上下から挟持して
    圧着する上ロール(1)と下ロール(2) とを有し、該上ロ
    ール(1) に隣接して樹脂塗布用ロール(4) が設けられた
    紙等の被加工材の塗工装置において、前記上ロール(1)
    と樹脂塗布用ロール(4) とが金属で構成されてなるとと
    もに前記下ロール(2) はゴムで構成され、且つ該樹脂塗
    布用ロール(4) は前記上ロール(1) に対して被加工材の
    移送方向側に設けられ、しかも該上ロール(1),下ロール
    (2) 及び樹脂塗布用ロール(4) がすべて同方向に回転し
    うるよう構成されてなることを特徴とする紙等の被加工
    材の塗工装置。
JP29346692A 1992-10-30 1992-10-30 紙等の被加工材の塗工方法とその装置 Pending JPH06134374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119349A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Hamamatsu:Kk 枚葉紙塗装方法
WO2014156357A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 トヨタ自動車株式会社 粉体塗工装置、およびそれを用いたリチウムイオン電池用電極の製造方法

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