JPH06133920A - 内視鏡用シースの製造方法 - Google Patents

内視鏡用シースの製造方法

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JPH06133920A
JPH06133920A JP4314059A JP31405992A JPH06133920A JP H06133920 A JPH06133920 A JP H06133920A JP 4314059 A JP4314059 A JP 4314059A JP 31405992 A JP31405992 A JP 31405992A JP H06133920 A JPH06133920 A JP H06133920A
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sheath
endoscope
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mold
manufacturing
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Yukitoshi Kishi
征迅 岸
Tomoyuki Kojima
朋之 小島
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め窓ガラスをホールド部に仮止めしたのち
これを金型にセットして成形することにより、窓ガラス
を取付ける先端部を大量生産するのに好適であって、し
かも窓ガラスの脱落がなく、さらに窓ガラスの開口面積
を最大限確保する。 【構成】 予め窓ガラス4A〜4Cを仮止めしたホール
ド部5を形成しておき、このホールド部5を金型1にセ
ットして樹脂によって先端部分をモールドし、これを別
に形成した円筒部32に一体に接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内視鏡に嵌合・被着
させる内視鏡用シースの製造方法に係り、特にシースの
先端部を大量生産することが可能な内視鏡用シースの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラカール外套管を介して体腔内へ挿入
し、患部の診断や治療等を行う硬性内視鏡が各種開発さ
れ使用されている。この内視鏡は、体腔内の患部等に接
触したり血液等が付着することによって汚染される虞れ
があるため、次の使用に先立って殺菌消毒することが必
要となっており、そのため例えばEOG(エチレン・オ
キサイド・ガス)によるガス滅菌等が行なわれている。
【0003】ところで、このような内視鏡は、細長い長
尺形状であって長手方向に沿って狭い通路を設けた複雑
な内部構造を有しており、殺菌消毒作業には多くの手間
と労力とを要している。そこで、例えば特公平2−54
734号公報に記載のような内視鏡シースが開発されて
いる。即ち、このシースは、円筒キャップ形の支持体と
なる硬性部と、エラストマ材料等で形成しロール状に巻
装された軟性部とからなる構成のものであり、内視鏡の
挿入部先端側に取付けるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のシースは、内視鏡の先端側の挿入部のうち先端部
分の僅かな部分に取付ける構造であり、換言すれば体内
に入り込む挿入部分のうち一部のみをカバーするだけで
あるので、体内に挿入した挿入部のうちシースでカバー
できぬ部分は依然として殺菌消毒する必要がある。
【0005】そこで、この発明に係る発明者等によっ
て、金属材料等を用い有底筒状に形成したシースの開発
が検討されている。ところが、このようなシースにあっ
ては、シースの先端面に窓ガラスを取付ける比較的複雑
な構造が一般的であり、従ってその製造が面倒なため大
量生産には向かないことが予想される。
【0006】また、このようなシースの繰り返し使用の
ため、EOG(エチレン・オキサイド・ガス)やオート
クレーブ等で殺菌消毒する場合、例えば先端部に接着剤
で窓ガラスを取付けてあると、気密洩れや窓ガラスの剥
離脱落の虞れがある。そこで、この発明は、窓ガラスを
取付ける先端部分を大量生産するのに好適であって、し
かも窓ガラスの脱落がなく、さらに窓ガラスの開口面積
を最大限確保した状態で固定することができる内視鏡用
シースの製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、有底
筒状を有し、内視鏡に嵌挿する内視鏡用シースの製造方
法であって、前記内視鏡用シースの先端面に配設すべき
窓ガラスの基底面周縁部を仮止めしたホールド部を雄金
型にセットし、前記ホールド部の表面側及び前記窓ガラ
スの面取りされた外周面側を樹脂でモールド成形してシ
ースの先端部を形成し、予め別に形成した円筒部と接合
させて前記シースを形成するものである。
【0008】
【作用】この発明では予め窓ガラスを仮止めしたホール
ド部を形成しておき、このホールド部を金型にセットし
て樹脂によって先端部分をモールドし、これを別に形成
した円筒部と一体に接合させる。
【0009】また、成形時に窓ガラスの表面に一方の金
型の先端面を密着させることにより、換言すればキャビ
ティが窓ガラスの表面に形成されぬようにすることによ
り、窓ガラスとこれを取付ける周辺部分とに段差のない
同一レベルに成形でき、生体に接触して汚れが付着し易
いシース先端面に凹部が製造されるのを防止できる。さ
らに窓ガラスがその外周面で固定されるので、限られた
領域内において窓ガラスの有効面積を最大限に確保する
こともできる。
【0010】
【実施例】以下この発明の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの発明に係る内視鏡用
シースの製造方法に用いる金型を示すものであり、この
金型は、雄金型1及び雌金型2から構成されており、射
出成形によって硬性シース部3(図4参照)の先端部3
1(図3参照)を製造するようになっている。なお、図
1においてαで示す部分がパーティングライン、βがキ
ャビティを示す。
【0011】雄金型1は、内視鏡(図略)に嵌挿させた
ときの観察用の窓となる窓ガラス4A,4B,4Cを仮
止めしたホールド部5を予め製造しておき、先端面の雌
金型2と接合時にキャビティβとなる領域内にセットし
てインサート成形するようになっている。なお、この雄
金型1にはヒータ(図略)で加熱されて射出プランジャ
(図略)で送り出される成形材料が通過するゲート1A
が形成されている。なお、この雄金型1には、ホールド
部5が成形部6から外れないようにするため適宜の抜け
止め部形成用の溝又は凹部等が形成されている。
【0012】ホールド部5は、この実施例では薄手のも
のをプレス加工して積層した状態でスポート溶接された
2枚の金属板5A,5Bから構成されており、これらの
接合によって形成される段部に各窓ガラス4A,4B,
4Cを接着剤等で接着させて仮止めを行うようになって
いる。なお、これらの窓ガラス4A,4B,4Cには表
面側の外周面端縁部分を斜めにカットした面取り部41
A,41B,41Cが施されており、この部分迄樹脂が
入り込むことにより、金属板5Aとの間で各窓ガラス4
A,4B,4Cを挟持し脱落するのを確実に防止するよ
うになっている。
【0013】雌金型2は、使用時に図4に示す硬性シー
ス部3の先端面31Aに汚物等が付着するのを有効に防
止する都合上、換言すれば図1に示すように、先端面3
1Aと各窓ガラス4A〜4Cの先端面との間に段差等が
生じないようにするため、雄金型1との接合時に凹部内
壁面2Aが各窓ガラス4A,4B,4Cの表面に隙間な
く密着するようになっている。即ち、この雌金型2は、
雄金型1と接合させたとき、凹部内壁内2Aが各窓ガラ
ス4A,4B,4Cの表面(図1では左端面)と同一レ
ベルになるように構成されており、これによって窓ガラ
ス4A〜4Cの外周面側に設けた面取り部41A〜41
Cよりも先端の窓ガラス4A〜4C表面に樹脂が入り込
まぬように形成されている。
【0014】次に、先に説明した金型1,2を用いてこ
の発明に係る内視鏡用シース装置の製造方法について説
明する。図1に示す状態にホールド部5を雄金型1にセ
ットしたのち、図2に示すようにゲート1Aからキャビ
ティβ内に樹脂を流し込み、冷却・固化させる。これに
よって、図3に示すようなホールド部5と一体となった
成形部6(以下これを先端部31とよぶ)が形成され
る。
【0015】次に、雌金型2を雄金型1から取外すよう
に後退させ、雄金型1にセットされていたホールド部5
及びこれと一体の成形部6からなる先端部31を取外
す。その後図3に示すように予め金属等で別に形成され
ていた硬性シース部3の円筒部32の先端に、この先端
部31の開口端をシームレス溶接等により気密状態とな
るように接合・一体化させる。このようにして、図4に
示す内視鏡用シース装置の硬性シース部3が容易に、か
つ迅速に製造できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
る内視鏡用シースの製造方法によれば、予め窓ガラスを
仮止めしたホールド部を形成しておき、このホールド部
を金型にセットして樹脂によって先端部分をモールド
し、これを別に形成した円筒部に一体に接合させること
により、簡単にシースが製造できる。
【0017】また、一方の金型にセットしたホールド部
に仮止めされている窓ガラスの表面にレベルを合せて他
方の金型の先端面を密着させることにより、生体に接触
して汚れが付着し易いシース先端面例えば窓ガラス表面
の取付部分等に、段差が形成されたり凹部が形成される
のを防止できるので、使用後の清掃が容易であり、さら
に窓ガラスが表面ではなくその外周面で固定されるの
で、限られた領域内において窓ガラスの有効面積を最大
限に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に使用する金型を示す断面図。
【図2】図1におけるI−I矢視断面図。
【図3】シース装置の製造方法を示す断面図。
【図4】この発明に係る製造方法によって製造されたシ
ースの硬性シース部を示す破断図。
【符号の説明】
1 雄金型 2 雌金型 3 硬性シース部 4A,4B,4C 窓ガラス 5 ホールド部 31 先端部 32 円筒部 41A,41B,41C 面取り部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状を有し、内視鏡に嵌挿する内視
    鏡用シースの製造方法であって、 前記内視鏡用シースの先端面に配設すべき窓ガラスの基
    底面周縁部を仮止めしたホールド部を雄金型にセット
    し、 前記ホールド部の表面側及び前記窓ガラスの面取りされ
    た外周面側を樹脂でモールド成形してシースの先端部を
    形成し、 予め別に形成した円筒部と接合させて前記シースを形成
    することを特徴とする内視鏡用シースの製造方法。
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JP2006223763A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡

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