JPH0613385U - 円筒形リニアモータ - Google Patents

円筒形リニアモータ

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Publication number
JPH0613385U
JPH0613385U JP4855692U JP4855692U JPH0613385U JP H0613385 U JPH0613385 U JP H0613385U JP 4855692 U JP4855692 U JP 4855692U JP 4855692 U JP4855692 U JP 4855692U JP H0613385 U JPH0613385 U JP H0613385U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
cylindrical portion
peripheral surface
secondary side
insulating cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP4855692U
Other languages
English (en)
Inventor
正夫 岩佐
雅行 川口
恵一 興梠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Nippon Otis Elevator Co
Original Assignee
Meidensha Corp
Nippon Otis Elevator Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Nippon Otis Elevator Co filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP4855692U priority Critical patent/JPH0613385U/ja
Publication of JPH0613385U publication Critical patent/JPH0613385U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルを被ってコア群のスリット内に収容さ
れる一対の絶縁カバーの内側の円筒部がコイルの発生す
る熱で成形前の状態に戻って二次側の外周面に接触する
のを防止する。 【構成】 コイルの内周面及び外周面を被う円筒部14
a,15a,14c,15cとフランジ部14b,15
bとからなる一対の絶縁カバー片14,15において、
円筒部14aの長さをコイルの内周面と二次側の外周面
との距離よりも小さく設定し、円筒部15aの長さをコ
イルの幅と略同一に設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は円筒形リニアモータに関し、一次巻線を保護するために用いる絶縁カ バーを改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
リニアモータはかご形電動機を平面に展開した構成になっており、その構造を 図3に示す。リニアモータは一次側1と二次側2とに大きく別れ、一次側に対し て二次側が長い長二次形の構造となっている。そして、二次側が固定子、一次側 が走行子となり、これらの間にはエアギャップが形成される。
【0003】 一次側1は、図3(a),(b)に示すように磁性体からなる薄板状のコア板 4を積層したコア群5を円に沿って等間隔に例えば4つ並べて放射状にするとと もにリング状の一対のフランジ6で挟み、複数の通しボルトとナットとで結合し たものである。そして、フランジ6内には回転自在に車輪12が設けられる。コ ア板4は、長さ方向に沿って複数のスリット8を設けることで歯13を有する櫛 状に形成される。そして、スリット8内には二次側2を囲繞するコイル9が収容 される。
【0004】 ここで、コイル9は図5に示す一対の絶縁カバー片14,15に被われた状態 でスリット8内に収容される。図3(b)に示すように隣合うコア群5とコイル 9との間に挿入したくさび16によってコイル9の位置決めが行われる。一対の 絶縁カバー片14,15は、作業工数の短縮のために円筒部14a,14cとフ ランジ部14bとを一体化し、また円筒部15a,15cとフランジ部15bと を一体化してなる2分割の一体成形品であり、くさび16を挿入する際にくさび 16がコイル9の内周側にひっかからないように円筒部14aが円筒部15aを 覆った状態に設定される。そして、コイル9を挟んだ状態で一対の絶縁カバー片 14,15は図4(a)に示すようにしてスリット8内に収容され、一次側1に 対するコイル9の対地絶縁を確実にしかつ組立時にコイル9に傷がつくのを防止 する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、絶縁紙を熱成形して絶縁カバー片を構成するため、リニアモータを 長時間運転するとコイルが発生する熱により成形された絶縁紙が図4(b)に示 すように成形前の元の状態に戻る。このため、絶縁カバー片14,15の円筒部 14a,15aのうちくさび16が挿通されていない部分が図4(b)に示すよ うに二次側2の外周面に接触してしまう。
【0006】 そこで本考案は、斯る課題を解決した円筒形リニアモータを提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯る目的を達成するための本考案の構成は、二次側を囲繞した状態で一次側に 取り付けられるコイルの内周面及び外周面を被う円筒部と夫々の円筒部の一端側 に円筒部と一体に形成されるフランジ部とからなる絶縁カバー片を一対設け、両 側からコイルを挟むようにして絶縁カバー片のうちの一方の内側の円筒部を他方 の内側の円筒部の内側へ挿入し、一方の内側の円筒部の長さをコイルの内周面と 二次側の外周面との距離より短く設定し、他方の内側の円筒部の長さをコイルの 幅と略同一の大きさに設定したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
一方の絶縁カバー片の内側の円筒部がコイルの内周面と二次側の外周面との距 離より小さいため、リニアモータの長時間運転によりコイルの熱が絶縁カバー片 へ伝わり円筒部が熱によって成形前に近い状態に戻っても、この円筒部が二次側 の外周面に接触することはない。また、他方の絶縁カバー片の内側の円筒部の先 端は他方の円筒部の基端によって拘束されており、他方の絶縁カバー片が二次側 の外周面に接触することもない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例 は従来の円筒形リニアモータの一部を改良したものなので、従来と同一部分には 同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0010】 本考案による円筒形リニアモータの巻線用絶縁カバーの構成を、図1(a), (b)に示す。図のように一対の絶縁カバー片14,15のうちの内径寸法が大 きい方の内側の円筒部15aの長さL1がコイル9の幅と略同一の大きさに設定 される。一方、内径寸法が小さい方の円筒部14aの長さL2はコイル9の内周 面と二次側2の外周面との距離よりも短く設定される。L1の大きさにしたのは 、円筒部15aの先端が円筒部14aの基端に引っ掛かって成形が戻らないよう にしたものであり、L2の大きさにしたのは、成形がある程度戻っても円筒部1 4aの先端が二次側2の外周面に接触しないようにしたものである。
【0011】 コイル9をスリット8内に取り付けるには、円筒部14aが円筒部15aの内 側に入り込んだ状態にしてコイル9をフランジ部14b,15bで挟む。このあ と、図1(b)に示すように絶縁カバー片14,15と共にコイル9をスリット 8へ挿入する。
【0012】 次に、斯る円筒形リニアモータの作用を説明する。リニアモータを長時間運転 するとコイル9が発熱してその熱が絶縁カバーに伝達し、絶縁カバー自体が熱成 形される前の形状に復元しようとする。図2に示すように円筒部14aはある程 度形状が復元するが、その長さが短いので二次側2に先端が接触することはない 。一方、円筒部15aは円筒部14aがある程度復元してしまった場合において もその先端が円筒部14aの基端によって拘束されるため復元することはない。 このため、従来のようにくさび16のない位置で円筒部14a,15aが復元し て二次側2の外周面に接触するようなことはない。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明からわかるように、本考案による円筒形リニアモータによれば、一 対の絶縁カバー片の一方の内側の円筒部の長さをコイルの内周面と二次側の外周 面との距離より短く設定し、他方の内側の円筒部の長さをコイルの幅と略同一の 大きさに設定したので、コイルの熱によって絶縁カバー片における一方の内側の 円筒部が成形前の状態にある程度復元しても二次側の外周面に接触するようなこ とはなく、他方の内側の円筒部は一方の内側の円筒部の基端に拘束されることに なり復元することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による絶縁カバーに係り、図1(a)は
成形後の状態を示す構成図、図1(b)は組付状態を示
す構成図。
【図2】本考案によるリニアモータの作用説明図。
【図3】図3(a)はリニアモータの構成図、図3
(b)は図3(a)のA−A矢視図。
【図4】図3(a)のB部に係り、図4(a)はくさび
の通る部分の拡大図、図4(b)はくさびの通らない部
分拡大図。
【図5】従来のリニアモータの絶縁カバーに係り、図5
(a)は成形後の状態を示す構成図、図5(b)は組付
状態を示す構成図。
【符号の説明】
9…コイル 14,15…絶縁カバー片 14a,14c,15a,15c…円筒部 14b,15b…フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 興梠 恵一 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次側を囲繞した状態で一次側に取り付
    けられるコイルの内周面及び外周面を被う円筒部と夫々
    の円筒部の一端側に円筒部と一体に形成されるフランジ
    部とからなる絶縁カバー片を一対設け、両側からコイル
    を挟むようにして絶縁カバー片のうちの一方の内側の円
    筒部を他方の内側の円筒部の内側へ挿入し、一方の内側
    の円筒部の長さをコイルの内周面と二次側の外周面との
    距離より短く設定し、他方の内側の円筒部の長さをコイ
    ルの幅と略同一の大きさに設定したことを特徴とする円
    筒形リニアモータ。
JP4855692U 1992-07-13 1992-07-13 円筒形リニアモータ Pending JPH0613385U (ja)

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JP4855692U JPH0613385U (ja) 1992-07-13 1992-07-13 円筒形リニアモータ

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JPH0613385U true JPH0613385U (ja) 1994-02-18

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