JPH0638500A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JPH0638500A
JPH0638500A JP18423592A JP18423592A JPH0638500A JP H0638500 A JPH0638500 A JP H0638500A JP 18423592 A JP18423592 A JP 18423592A JP 18423592 A JP18423592 A JP 18423592A JP H0638500 A JPH0638500 A JP H0638500A
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JP
Japan
Prior art keywords
linear motor
primary side
coil
tooth
thrust
Prior art date
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Pending
Application number
JP18423592A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadaaki Naito
禎章 内藤
Keiichi Korogi
恵一 興梠
Masayuki Kawaguchi
雅行 川口
Takayuki Mizuno
孝行 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Otis Elevator Co
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Otis Elevator Co
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd, Nippon Otis Elevator Co filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP18423592A priority Critical patent/JPH0638500A/ja
Publication of JPH0638500A publication Critical patent/JPH0638500A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアモータに生じる推力リップル(推力が
同期的に変動する現象)を抑制する。 【構成】 円筒状短一次形リニアモータを構成する一次
側5の前端,後端のコイル7より端側に空間を設け、こ
の空間にはコイル7を支持するための非磁性体からなる
スペーサ9aを設けて磁束の通過しない部分を構成し、
スペーサ9aの端側に歯8bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアモータに関し、推
力リップルの発生を抑制したものである。
【0002】
【従来の技術】リニアモータの構造を図5,図6に示
す。図5(a)に示すリニアモータは、固定子としての
二次側2と、可動子としての一次側1と、コイル3とで
構成される。二次側2は磁性導体板2aと非磁性導体板
2bとで構成され、一次側1はスリット4aと歯4bと
を有する薄い櫛状のコア板4を積層して構成される。そ
して、コイル3は一次側1のスリット4a内に収納して
設けられる。
【0003】図5(a)に示すリニアモータは平板状片
側式短一次形リニアモータであるが、二次側2の両側で
一次側1が走行できるようにして平板状両側式短一次形
リニアモータとしたのが図5(b)に示すリニアモータ
である。ここでは二次側2は非磁性導体2bのみから形
成される。二次側2の上下に位置する一次側1及びコイ
ル3は図5(a)のものと同一なので説明を省略する。
【0004】図6(a)に示すのは円筒状短一次形リニ
アモータである。図中、5は一次側、6は二次側、7は
コイルである。一次側5は、図6(b)に示すようにス
リット8aを形成することで歯8bを設けた櫛状のコア
板8を積層してコア群5とし、コア群5を円に沿って放
射状に4つ並べるとともにこれらを結合したものであ
る。二次側6は丸棒状の磁性導体6aの外周面を非磁性
導体6bで被ったものである。コイル7は図6(c)に
示すようになっており、二次側6を囲繞した状態でコア
群5のスリット8aの間に嵌め込まれる。
【0005】上記の3つのリニアモータでは、コイルに
通電すると推力が発生して一次側が矢印の方向へ走行す
る。
【0006】なお、一次側を固定子とし、二次側を可動
子とすることもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リニアモー
タは回転式のモータと異なって一次側の長さが有限であ
るため、二次側に対して一次側が相対的に移動する方向
を基準としたときに一次側に前端と後端が存在し、両端
での磁束密度が不均一あるいは遍在することになって推
力リップル(推力が一定に定まらず周期的に変動する現
象)が生じ易い。
【0008】例えば推力Fで運転した場合の推力リップ
ルの値は図7(d)に示すように推力Fの12.3%で
あり大きな振動を生じて問題になっている。
【0009】そこで本発明は、斯る課題を解決したリニ
アモータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本発明の構成は、薄板にスリットを設けて複数の歯を
形成した櫛状のコア板を積層してなる一次側と、一次側
の夫々のスリット内に設けられたコイルと、当該コイル
との間にエアギャップを介して具えられた二次側とで構
成されるリニアモータにおいて、二次側に対して一次側
が相対的に移動する方向を基準としたときに一次側の前
端及び後端のコイルの端側に空間又は短い歯の少なくと
もいずれか一方を設け、空間又は短い歯の端側に従来と
略同一長さの歯を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】一次側の前端又は後端に空間や短い歯を形成し
ていることから、一次側の前端又は後端に磁束が全く通
過しないか又は通過する量の少ない部分が生じる。これ
によりリニアモータに生じる推力リップルが抑制され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。なお、ここに示す実施例は従来の円筒
状短一次形リニアモータの一部を改良したものなので、
従来と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異
なる部分のみを説明する。
【0013】(a)実施例1 本発明によるリニアモータの実施例1の構成を、図1
(a),(b)に示す。図1(a)は、二次側6に対し
て一次側5が相対的に移動する方向を基準としたときに
一次側5の前端及び後端のコイル7の端側に空間を設
け、空間にコイル7を支持するための非磁性体からなる
スペーサ9aを設けるとともにスペーサ9aの端側に歯
8bをひとつだけ設けたものである。これは図4に示す
従来のリニアモータにおける一次側5の両端から2番目
の歯8bを除去し、除去した歯8bの部分と両端のスリ
ット8aの部分とを空間としたものである。空間を設け
たのは、磁束の通過しない部分を形成するためである。
【0014】斯かるリニアモータを用いたときの推力リ
ップルの大きさを図7(a)に示す。推力をFとしたと
きの推力リップルの値は推力Fに対する7.5%であ
り、従来の推力リップルに比べて39%減少した。
【0015】図1(b)はスペーサ9aの端側に歯8b
を3枚設けてスリット8aを2つ形成したものである。
歯8bの数が多い点とコイル7のないスリット8aが設
けられた点とを除いて他の構成は図1(a)と同一なの
で、その他の説明を省略する。
【0016】斯かるリニアモータを用いたときの推力リ
ップルの大きさを図7(b)に示す。推力リップルの値
は推力Fに対する6.6%であり、従来のリニアモータ
の推力リップルに比べて46%減少した。
【0017】(b)実施例2 実施例2は、図2(a)に示すように一次側5の前端及
び後端のコイル7の端側に短い歯8cを設け、歯8cの
端側に空間9bを形成し、空間9bの端側に歯8bをひ
とつ設けたものである。短い歯8cは磁束の通過する部
分を少なくするためであり、空間9bは磁束の通過しな
い部分を設けるためである。
【0018】図2(b)に示すリニアモータは図2
(a)に示す一次側5における空間9bの端側に3つの
歯8bと2つのスリット8aとを設けたものであり、そ
の他の部分の構成は図2(a)と同一である。
【0019】図2(b)に示すリニアモータを用いたと
きの推力リップルの大きさを図7(c)に示す。推力リ
ップルの値は推力Fに対する2.8%であり、従来のリ
ニアモータの推力リップルに比べて77%も減少した。
図2(a)に示すリニアモータにおいては推力リップル
は実測されていないが、図2(b)に示すリニアモータ
と構成が近似することから、これと同程度の推力リップ
ルの低減があるものと思われる。
【0020】(c)実施例3 実施例3のうち、図3(a)に示すリニアモータは一次
側5のうちの両端側のコイル7の端側に幅が広くて短い
歯8cを形成し、歯8cの端側に一本の歯8bを歯8c
と一体に形成したものである。短い歯8cの端側に空間
9bを形成しない点と歯8cの幅が大きい点とが実施例
2のその1と異なる。
【0021】図3(b)に示すリニアモータは図3
(a)に示すリニアモータに加えて、一次側5の前後に
歯8bを2本とスリット8aを2本形成したものであ
る。その他の構成は図3(a)と同一なので説明を省略
する。
【0022】図3(a),(b)に示すリニアモータに
ついても推力リップルが実測されていないが、図2
(b)に示すリニアモータと構成が近似しているためこ
れと同程度の推力リップルの低減があると思われる。
【0023】なお、実施例1〜3では円筒状短一次形リ
ニアモータに本発明を適用したものを示したが、平板状
短一次形リニアモータに適用することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よるリニアモータによれば一次側の前端又は後端のコイ
ルの端側に空間又は短い歯の少なくともいずれか一方を
設けたので、一次側の前端又は後端に磁束が全く通過し
ないか又は通過する量の少ない部分が生じる。このた
め、一次側に生じる推力リップルを低減させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリニアモータの実施例1に係り、
図1(a)はその1を示す断面図、図1(b)はその2
を示す断面図。
【図2】本発明によるリニアモータの実施例2に係り、
図2(a)はその1を示す断面図、図2(b)はその2
を示す断面図。
【図3】本発明によるリニアモータの実施例3に係り、
図3(a)はその1を示す断面図、図3(b)はその2
を示す断面図。
【図4】従来のリニアモータの断面図。
【図5】従来の平板状短一次形リニアモータに係り、図
5(a)は片側式のリニアモータの斜視図、図5(b)
は両側式のリニアモータの斜視図。
【図6】従来の円筒状短一次形リニアモータに係り、図
6(a)は外観斜視図、図6(b)はコア群の斜視図、
図6(c)はコイルの斜視図。
【図7】図7(a)(b)(c)は本発明によるリニア
モータにおける推力リップルの実測値を示すグラフ、図
7(d)は従来のリニアモータにおける推力リップルの
実測値を示すグラフ。
【符号の説明】
5…一次側 6…二次側 7…コイル 8a…スリット 8b…歯 8c…短い歯 9a…スペーサ 9b…空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 雅行 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 水野 孝行 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板にスリットを設けて複数の歯を形成
    した櫛状のコア板を積層してなる一次側と、一次側の夫
    々のスリット内に設けられたコイルと、当該コイルとの
    間にエアギャップを介して具えられた二次側とで構成さ
    れるリニアモータにおいて、 二次側に対して一次側が相対的に移動する方向を基準と
    したときに一次側の前端及び後端のコイルの端側に空間
    又は短い歯の少なくともいずれか一方を設け、空間又は
    短い歯の端側に従来と略同一長さの歯を設けたことを特
    徴とするリニアモータ。
JP18423592A 1992-07-13 1992-07-13 リニアモータ Pending JPH0638500A (ja)

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