JP7262680B1 - リニア搬送システム - Google Patents

リニア搬送システム Download PDF

Info

Publication number
JP7262680B1
JP7262680B1 JP2022543000A JP2022543000A JP7262680B1 JP 7262680 B1 JP7262680 B1 JP 7262680B1 JP 2022543000 A JP2022543000 A JP 2022543000A JP 2022543000 A JP2022543000 A JP 2022543000A JP 7262680 B1 JP7262680 B1 JP 7262680B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mover
magnets
pitch
teeth
stator module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022543000A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023157273A1 (ja
JPWO2023157273A5 (ja
Inventor
雄一朗 中村
拓実 東松
ザイニ アリフ
淳 細野
裕史 若山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP7262680B1 publication Critical patent/JP7262680B1/ja
Publication of JPWO2023157273A1 publication Critical patent/JPWO2023157273A1/ja
Publication of JPWO2023157273A5 publication Critical patent/JPWO2023157273A5/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G54/00Non-mechanical conveyors not otherwise provided for
    • B65G54/02Non-mechanical conveyors not otherwise provided for electrostatic, electric, or magnetic
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

リニア搬送システムが、複数のティース(13)を有した鉄心(12)、および鉄心に巻回されているコイル(11)を有する固定子モジュール(30)と、移動方向に平行な側面に配置された複数の同一の磁石(21)を有するとともにコイルからの電磁力によって推進される可動子(2)と、固定子モジュールが有するコイルのそれぞれに独立した単相交流の電流を供給することで可動子を制御するモータ駆動制御装置と、を備え、可動子に配置されている磁石のピッチである磁石ピッチをLmとし、ティースのピッチであるティースピッチをLtとした場合に、1.3≦Lm/Lt≦1.4を満たす。

Description

本開示は、リニアモータの推力を用いて可動子を移動させるリニア搬送システムに関する。
リニアモータの推力を用いて可動子を移動させるリニア搬送システムの1つに、磁石が取り付けられた複数の可動子のそれぞれが、固定子に配置されたリニアガイドに沿って独立移動する搬送システムがある。
例えば、特許文献1のリニア搬送システムは、固定子のティースに巻回されたコイルに通電して、磁石とコイルとの間の吸引力および反発力によって可動子に推力を発生させ、可動子をリニアガイドに沿って移動させている。
特開2003-70225号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、リニア搬送システムのリニアモータにおける、磁石ピッチおよびティースピッチの組み合わせが開示されておらず、磁石ピッチおよびティースピッチの組み合わせが不適切な場合、コギング推力が増加するか、または推力密度が低下するという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、コギング推力を抑制しつつ推力密度を向上させることができるリニア搬送システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示のリニア搬送システムは、複数のティースを有した鉄心、および鉄心に巻回されているコイルを有する固定子モジュールと、移動方向に平行な側面に配置された複数の同一の磁石を有するとともにコイルからの電磁力によって推進される可動子と、固定子モジュールが有するコイルのそれぞれに独立した単相交流の電流を供給することで可動子を制御するモータ駆動制御装置と、を備え、可動子に配置されている磁石のピッチである磁石ピッチをLmとし、ティースのピッチであるティースピッチをLtとした場合に、1.3≦Lm/Lt≦1.4を満たす。1台分の可動子の移動方向の長さは、固定子モジュールの長さよりも短く、固定子モジュールと対向する1台分の可動子の長さをLuとし、Luの長さに含まれる磁石の個数をNmとし、可動子の移動方向の端部に配置されている磁石のピッチである端部磁石ピッチをLmeとした場合に、Lmeは、Lme>Lu/Nmを満たす。
本開示にかかるリニア搬送システムは、コギング推力を抑制しつつ推力密度を向上させることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかるリニア搬送システムの概略構成を示す図 実施の形態1にかかるリニア搬送システムが備えるモータ部の横断面図 実施の形態1にかかるリニア搬送システムのモータ特性を説明するための図 実施の形態2にかかるリニア搬送システムが備える固定子モジュールの横断面図 実施の形態3にかかるリニア搬送システムが備えるモータ部の直線部の横断面図 実施の形態3にかかるリニア搬送システムが備えるモータ部の曲線部の横断面図 実施の形態4にかかるリニア搬送システムが備えるモータ部の直線部の横断面図 実施の形態5にかかるリニア搬送システムが備える第1例のモータ部の横断面図 実施の形態5にかかるリニア搬送システムが備える第2例のモータ部の横断面図 実施の形態6にかかるリニア搬送システムが備える固定子モジュールの横断面図
以下に、本開示の実施の形態にかかるリニア搬送システムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるリニア搬送システムの概略構成を示す図である。図1では、リニア搬送システム100の一例を上面図で示している。以下の説明では、水平面をXY平面とし、Z軸方向を鉛直方向に平行な方向とし、可動子2がXY平面に平行な方向に移動する場合について説明する。
リニア搬送システム100は、1または複数の固定子モジュールと、1または複数の可動子と、搬送路5と、モータ駆動制御装置10とを備えている。図1では、リニア搬送システム100が、3つの固定子モジュール群1A~1Cと、7つの可動子2とを備えている場合を示している。固定子モジュール群1A~1Cは、それぞれ複数の固定子モジュールで構成されている。固定子モジュール群1A,1Bは、直線部の固定子モジュール30および曲線部の固定子モジュール40で構成されており、固定子モジュール群1Cは、直線部の固定子モジュール30で構成されている。
リニア搬送システム100では、固定子モジュール30または固定子モジュール40と、可動子2とで、リニアモータであるモータ部(後述するモータ部50~54)が構成される。
リニア搬送システム100は、モータ部(実施の形態1ではモータ部50)が推力を用いて可動子2を移動させることで、可動子2上のテーブル(図示せず)に配置された搬送対象物(ワークなど)を搬送するシステムである。モータ部50は、産業用機械等が備える架台(図示せず)上に配置される。
固定子モジュール群1A~1Cは、複数のティースに巻回された複数のコイルを備えている。搬送路5は、固定子モジュール群1A~1Cの外周部に配置されている。可動子2は、永久磁石(後述する磁石21)を備えている。
モータ駆動制御装置10は、固定子モジュール群1A~1Cに接続されており、固定子モジュール群1A~1Cに電流を流すことでモータ部50を駆動する装置である。なお、モータ駆動制御装置10と、固定子モジュール群1A,1Bとの接続については図示を省略している。
モータ駆動制御装置10は、可動子2のそれぞれを、固定子モジュール群1A~1Cに配置されたリニアガイド(図示せず)に沿って独立移動させる。具体的には、モータ駆動制御装置10は、固定子モジュール群1A~1Cの各コイルに通電することで、可動子2の磁石とコイルとの間の吸引力および反発力によって可動子2に推力を発生させ、可動子2をリニアガイドに沿って移動させる。これにより、可動子2は、搬送路5上を移動する。
図2は、実施の形態1にかかるリニア搬送システムが備えるモータ部の横断面図である。図2では、図1に示したリニア搬送システム100をXY平面に平行な面で切断した場合の、固定子モジュール群1Aに含まれるモータ部50の一部の断面構成を示している。モータ部50は、固定子モジュール30と、可動子2とを含んで構成されている。
固定子モジュール30は、複数のコイル11と、複数のティース13を有した鉄心12とを備えている。固定子モジュール30では、コイル11が、鉄心12のティース13に巻回されている。固定子モジュール30の鉄心12は、電磁鋼板等の積層鋼板である。
ティース13は、可動子2の移動方向を含む平面(XY平面)内の方向であって、可動子2の移動方向に垂直な方向が軸方向となるように延設されている。図2では、ティース13が、Y軸方向に平行な方向に延設されている場合を示している。コイル11は、ティース13の延設方向を軸としてティース13に巻回されている。すなわち、コイル11は、ティース13の延設方向(Y軸方向)から見た場合に環状となるように、ティース13に巻回されている。可動子2は、コイル11からの電磁力で推進される。リニア搬送システム100では、複数の可動子2が搬送路5上で独立して制御される。
可動子2は、片側の側面に配置された複数の磁石21、もしくは両側の側面に配置された複数の磁石21を備えている。複数の磁石21が配置される側面は、可動子2の側面のうち、可動子2の移動方向(図2ではX軸方向)に平行な側面である。複数の磁石21は、可動子2の移動方向に沿って可動子2の側面に配置されている。すなわち、可動子2の移動方向と、1つの側面に配置されている磁石21の配置方向とは平行である。
なお、図2では、可動子2の片側の側面に3つの磁石21が配置されている場合を示しているが、可動子2の側面に配置される磁石21は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
可動子2が備える複数の磁石21のそれぞれは、同一の磁石である。すなわち、可動子2が備える磁石21は、形状が全て同じであり、磁気特性が全て同じである。換言すると、可動子2は、1種類の磁石21を用いて構成されている。
可動子2において、磁石21が配置される部品は、鉄などの軟磁性材料で構成されている。モータ駆動制御装置10は、可動子2の近傍にある固定子モジュール群1A~1Cの各コイル11に電流を供給する。モータ駆動制御装置10が供給する電流はUVWの三相交流ではなく、各相を独立に制御するための単相交流である。すなわち、モータ駆動制御装置10は、単相制御によって、各コイル11に任意の波形で電流を供給する。このように、モータ駆動制御装置10は、各コイル11のそれぞれに独立した単相交流の電流を供給することで可動子2を制御する。
リニア搬送システム100では、隣り合う磁石21間の距離を磁石ピッチLm、隣り合うティース13間の距離をティースピッチLtとした場合、1.3≦Lm/Lt≦1.4を満たしている。
磁石ピッチLmは、隣り合う磁石21のうちの一方の磁石21の移動方向(図2ではX軸方向)の中心位置と、他方の磁石21の移動方向の中心位置との間の距離である。ティースピッチLtは、隣り合うティース13のうちの一方のティース13の、磁石21の移動方向の中心位置と、他方のティース13の、磁石21の移動方向の中心位置との間の距離である。
また、可動子2の1台分と、固定子モジュール群1A~1Cとが対向する長さをユニット長Luと定義する。すなわち、ユニット長Luは、可動子2の移動方向(図2ではX軸方向)の長さである。
リニア搬送システム100では、ユニット長Luに含まれる磁石21の個数(以下、磁石数という)をNm、ティース13の個数(以下、ティース数という)をNtとし、NmとNtの最大公約数をkとした場合、ティース数Ntを最大公約数で除したNt/kが、nを自然数とした場合に3n+1または3n+2を満たしている。例えば、Nm=3、Nt=4の場合、Lm/Lt=4/3、Nt/k=4となり、隣接するコイル11に供給される電流波形の位相差は135°となる。すなわち、可動子2は、3つの磁石21を備える場合、磁石21の1極分が180°であり、ユニット長Luに含まれるティース13が4個であるので、隣接するコイル11に供給される電流波形の位相差は、180°×3/4=135°となる。
図3は、実施の形態1にかかるリニア搬送システムのモータ特性を説明するための図である。図3に示すグラフの横軸がコギング推力であり、縦軸が最大推力である。
図3では、モータ部50のモータサイズが同一で、磁石ピッチLmおよびティースピッチLtを変化させた場合のコギング推力と最大推力との関係を示している。図3では、Lm/Ltの値を種々変化させたモータ部50の各モデルにおけるコギング推力と最大推力との関係がプロットされている。
図3では、Lm/Ltの値が、「1.2」であるモデル、「1.25」であるモデル、「1.3」であるモデル、「4/3」であるモデル、「1.4」であるモデル、および「1.5」であるモデルの、それぞれについてコギング推力と最大推力との関係がプロットされている。なお、モータ部50の最大推力時の電流は、コイル11で発生する銅損が同等となるように各モデルで調整されている。
Lm/Lt=1.3のモデルの場合、最大推力は、モデル間で最大である。また、Lm/Lt=1.3のモデルのコギング推力は、コギング推力が最小のLm/Lt=1.2のモデルのコギング推力と比較して差は僅かである。
Lm/Lt=1.5のモデルの場合、最大推力はモデル間で2番目に大きくなるが、コギング推力はモデル間で最大となる。
Lm/Lt=1.2のモデルの場合、コギング推力はモデル間で最小となるが、最大推力もモデル間で最小となる。
Lm/Lt=1.25のモデルの場合、コギング推力はモデル間で2番目に小さくなるが、最大推力もモデル間で2番目に小さくなる。
Lm/Lt=4/3のモデルの場合、最大推力はLm/Lt=1.5のモデルと同等でありモデル間で2番目に大きくなる。また、Lm/Lt=4/3のモデルのコギング推力は、コギング推力が最小のLm/Lt=1.2のモデルのコギング推力と比較して差は僅かである。
Lm/Lt=1.4のモデルの場合、最大推力はLm/Lt=4/3のモデルの最大推力に近い。また、Lm/Lt=1.4のモデルのコギング推力は、コギング推力が最小のLm/Lt=1.2のモデルのコギング推力と比較して差は僅かである。
また、Lm/Lt=1.3のモデルは、最大推力がモデル間で最大であり、Lm/Lt=4/3のモデルおよびLm/Lt=1.4のモデルの最大推力は、Lm/Lt=1.3のモデルの最大推力と比較して差は僅かである。
このように、Lm/Lt=1.4のモデルのコギング推力は、モデル間で最小のコギング推力に近く、且つモデル間で最大の最大推力に近い。また、Lm/Lt=1.3のモデルのコギング推力は、モデル間で最小のコギング推力に近く、且つモデル間で最大の最大推力である。また、Lm/Lt=4/3のモデルのコギング推力は、モデル間で最小のコギング推力に近く、且つモデル間で最大の最大推力に近い。
すなわち、Lm/Lt=4/3のモデルの場合、Lm/Lt=1.3のモデルの最大推力を維持しつつ、コギング推力の増加を抑えることができる。したがって、実施の形態1のリニア搬送システム100は、1.3≦Lm/Lt≦1.4となるように構成されている。このような構成により、リニア搬送システム100は、鉄心12と磁石21との間の磁気吸引力で発生するコギング推力の低減と、モータ部50の推力密度の向上とを両立することができる。また、1.3≦Lm/Lt≦1.4とすればよいので、モータ部50を大型化する必要がない。
また、リニア搬送システム100の可動子2が備える磁石21の形状および磁気特性は、全て同じである。したがって、リニア搬送システム100の製造コストを低減することが可能となる。
また、モータ駆動制御装置10が、任意の電流波形を生成するので、1.3≦Lm/Lt≦1.4の範囲で任意の磁石数Nmと任意のティース数Ntとの組み合わせを選択することが可能となり、さらにコギング推力の低減とモータ部50の推力密度を向上させることができる。
このように実施の形態1によれば、リニア搬送システム100が、可動子2に配置されている21磁石のピッチである磁石ピッチをLmとし、ティース13のピッチであるティースピッチをLtとした場合に、1.3≦Lm/Lt≦1.4を満たすので、コギング推力を抑制しつつ推力密度を向上させることが可能になる。また、1.3≦Lm/Lt≦1.4とすることでモータ部50の推力密度を向上させることができるので、モータ部50が大型化することを抑制できる。
実施の形態2.
つぎに、図4を用いて実施の形態2について説明する。実施の形態2では、ティース13に巻回される各コイル11の巻数および線径をティース13間で同一とする。
図4は、実施の形態2にかかるリニア搬送システムが備える固定子モジュールの横断面図である。図4の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1の固定子モジュール群1Aと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。図4では、図1に示したリニア搬送システム100をXY平面に平行な面で切断した場合の、固定子モジュール30の一部の断面構成を示している。
実施の形態2にかかるリニア搬送システム100では、ティース13に巻回される各コイル11の巻数および線径をティース13間で同一としている。モータ駆動制御装置10は、三相交流ではない任意の電流波形、すなわち単相交流の電流波形を生成して各コイル11に供給することで、Nt/k=3n+1またはNt/k=3n+2の場合に、コイル11の巻数および線径が同じ場合でも任意の推力を出力可能となる。
このように実施の形態2によれば、モータ駆動制御装置10が、任意の電流波形を生成するので、コイル11の巻数および線径が同じ場合でも任意の推力を出力可能である。また、固定子モジュール群1Aのコイル11の巻数および線径を同一にできるので、モータ部50の製造が容易になる。
実施の形態3.
つぎに、図5および図6を用いて実施の形態3について説明する。実施の形態3では、可動子2の端部に配置されている磁石21の磁石ピッチを、可動子2の中央部に配置されている磁石21の磁石ピッチよりも長くしておく。
図5は、実施の形態3にかかるリニア搬送システムが備えるモータ部の直線部の横断面図である。図6は、実施の形態3にかかるリニア搬送システムが備えるモータ部の曲線部の横断面図である。図5および図6の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1のモータ部50と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
図5では、図1に示したリニア搬送システム100をXY平面に平行な面で切断した場合の、固定子モジュール群1Aに含まれるモータ部51の直線部(搬送路5の直線部)の一部の断面構成を示している。図6では、図1に示したリニア搬送システム100をXY平面に平行な面で切断した場合の、固定子モジュール群1Aに含まれるモータ部51の曲線部の一部の断面構成を示している。
図5に示すモータ部51の直線部は、固定子モジュール30と、可動子2とを含んで構成されている。図6に示すモータ部51の曲線部は、固定子モジュール40と、可動子2とを含んで構成されている。なお、図6では、コイル11の図示を省略している。
図5および図6では、可動子2が6つの磁石21を備えている場合を図示している。なお、モータ部51の可動子2は、2~5つの磁石21を備えていてもよいし、7つ以上の磁石21を備えていてもよい。
実施の形態3にかかるモータ部51では、ユニット長Lu、磁石数Nmの場合に、可動子2の移動方向の端部の磁石21を除いた磁石列の磁石21の磁石ピッチである中央磁石ピッチLmcは、Lmc>Lu/Nmを満たす。すなわち、モータ部51では、ユニット長Lu、磁石数Nmの場合に、可動子2の移動方向の中央部に配置されている磁石21の中央磁石ピッチLmcは、Lmc>Lu/Nmを満たす。また、可動子2の移動方向の端部に配置されている磁石21の磁石ピッチである端部磁石ピッチLmeは、Lme>Lu/Nmを満たす。
なお、可動子2の移動方向の中央部と端部との中間に配置されている磁石21の磁石ピッチは、Lmc>Lu/Nmを満たしてもよいし、Lme>Lu/Nmを満たしてもよい。モータ部51では、可動子2の移動方向の両端部に近い磁石21ほど磁石ピッチが大きくなっている。可動子2が備える磁石21の磁石ピッチは、磁石21の配置方向の中心を対称軸として対称になっている。
可動子2が備える磁石21と、固定子モジュール群1Aが備えるティース13との間の最短距離が、磁石21と鉄心12との距離を示す磁気ギャップGPである。磁石21と鉄心12との間の距離を示す磁気ギャップGPは、モータ部51の直線部では一定である。すなわち、可動子2の移動方向が直線となる固定子モジュール群1Aの直線部では、磁気ギャップGPは一定である。一方、モータ部51の曲線部では鉄心12が曲がっているので、磁気ギャップGPは一定ではなく、可動子2の位置によって異なる。すなわち、モータ部51の曲線部では、可動子2の移動方向の中央部に配置されている磁石21と鉄心12との間の磁気ギャップGPは、可動子2の移動方向の端部に配置されている磁石21と鉄心12との間の磁気ギャップGPよりも小さくなる。
モータ部51のように、Lmc>Lu/Nmを満たし、Lme>Lu/Nmを満たすことで、リニア搬送システム100は、直線部で生じるコギング推力と曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。すなわち、可動子2の中央部に配置されている磁石21と端部に配置されている磁石21とを同一種類の磁石(同一の形状および同一の磁気特性)としたまま、リニア搬送システム100は、磁気ギャップGPが一定の直線部で生じるコギング推力と、磁気ギャップGPが一定ではない曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。
このように実施の形態3では、リニア搬送システム100では、可動子2の中央部に配置されている磁石21の中央磁石ピッチLmcが、Lmc>Lu/Nmを満たし、可動子2の端部に配置されている端部磁石ピッチLmeが、Lme>Lu/Nmを満たしている。これにより、リニア搬送システム100は、同一種類の磁石21が配置されている場合であっても、磁気ギャップGPが一定の直線部で生じるコギング推力と、磁気ギャップGPが一定ではない曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。
実施の形態4.
つぎに、図7を用いて実施の形態4について説明する。実施の形態4では、磁石数Nmが2つまたは3つの場合に、Lme>Lu/Nmを満たすように磁石ピッチが設定される。
図7は、実施の形態4にかかるリニア搬送システムが備えるモータ部の直線部の横断面図である。図7の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1のモータ部50と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。図7では、図1に示したリニア搬送システム100をXY平面に平行な面で切断した場合の、固定子モジュール群1Aに含まれるモータ部52の一部の断面構成を示している。モータ部52は、固定子モジュール30と、可動子2とを含んで構成されている。
モータ部52の可動子2は、3つの磁石21を備えている。なお、モータ部52の可動子2は、2つの磁石21を備えていてもよい。磁石数Nmが3つ以下の場合、全ての磁石ピッチLmが、Lm=Lmeとなる。この場合において、Lme>Lmcとすることで、モータ部52は、Lme>Lu/Nmを満たす。換言すると、ユニット長Luを磁石数Nmで除した値よりも、端部磁石ピッチLmeを大きくしておくことで、実施の形態4でも実施の形態3と同様にモータ部52は、Lme>Lu/Nmを満たす。
モータ部52の構成により、モータ部51と同様に、リニア搬送システム100は、直線部で生じるコギング推力と曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。すなわち、可動子2の中央部に配置されている磁石21と端部に配置されている磁石21とを同一種類の磁石としたまま、リニア搬送システム100は、磁気ギャップが一定の直線部で生じるコギング推力と、磁気ギャップが一定ではない曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。
このように実施の形態4によれば、実施の形態3と同様に、リニア搬送システム100は、同一種類の磁石21が配置されている場合であっても、磁気ギャップが一定の直線部で生じるコギング推力と、磁気ギャップが一定ではない曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。
実施の形態5.
つぎに、図8および図9を用いて実施の形態5について説明する。実施の形態5では、可動子(後述する可動子2A,2B)の端部に近い磁石21ほど磁気ギャップを小さくしておく。
図8は、実施の形態5にかかるリニア搬送システムが備える第1例のモータ部の横断面図である。図9は、実施の形態5にかかるリニア搬送システムが備える第2例のモータ部の横断面図である。図8および図9の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1のモータ部50と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
図8では、図1に示したリニア搬送システム100をXY平面に平行な面で切断した場合の、固定子モジュール群1Aに含まれるモータ部53の一部の断面構成を示している。図9では、図1に示したリニア搬送システム100をXY平面に平行な面で切断した場合の、固定子モジュール群1Aに含まれるモータ部54の一部の断面構成を示している。
モータ部53は、固定子モジュール30と、可動子2Aとを含んで構成されている。モータ部54は、固定子モジュール30と、可動子2Bとを含んで構成されている。
図8に示すように、実施の形態5の第1例のモータ部53は、可動子2の代わりに可動子2Aを備えている。モータ部53では、可動子2Aの移動方向の中央部が端部よりもY軸方向の厚さが薄くなっている。したがって、モータ部53は、可動子2Aの移動方向が直線となる直線部では、可動子2Aの移動方向の中央部と鉄心12との間の距離が、可動子2Aの移動方向の端部と鉄心12との間の距離よりも広くなっている。また、モータ部53では、可動子2Aに配置されている磁石21のY軸方向の厚さは全て同じである。
したがって、モータ部53の直線部では、可動子2Aの移動方向の両端に磁石21を有する磁石21と鉄心12との間の磁気ギャップGP1が、可動子2Aの端部に配置されている磁石21と鉄心12との間の磁気ギャップGP2よりも大きくなっている。すなわち、モータ部53の直線部では、可動子2Aの中央部に配置されている磁石21と鉄心12との間の磁気ギャップGP1が、可動子2Aの端部に配置されている磁石21と鉄心12との間の磁気ギャップGP2よりも大きくなっている。モータ部53では、磁気ギャップGP1が第1の磁気ギャップであり、磁気ギャップGP2が第2の磁気ギャップである。
図9に示すように、実施の形態5の第2例のモータ部54は、可動子2の代わりに可動子2Bを備えている。モータ部54では、可動子2Bの移動方向の端部から中央部にかけてY軸方向の厚さが連続的に薄くなっている。換言すると、モータ部54は、可動子2Bと鉄心12との間の距離が、可動子2Bの移動方向の端部から中央部にかけて連続的に広くなっている。また、モータ部54では、可動子2Bに配置されている磁石21のY軸方向の厚さは全て同じである。
したがって、モータ部54の直線部では、可動子2Bの中央部に近い磁石21ほど、磁石21と鉄心12との間の磁気ギャップの平均値が大きい。すなわち、モータ部54では、可動子2Bの中央部に配置されている磁石21と鉄心12との間の磁気ギャップGP5の平均値が最も大きくなる。図9では、可動子2Bが3つの磁石21を備えているので、可動子2Bの中央部に1つの磁石21が配置されているが、可動子2Bが偶数個の磁石21を備えている場合、可動子2Bの中央部に2つの磁石21が配置される。この場合、この2つの磁石21の磁気ギャップの平均値が、可動子2Bの中央部における磁気ギャップの平均値となる。
また、モータ部54では、可動子2Bの移動方向の中央部に配置されていない磁石21は、可動子2Bの端部に近い磁石21ほど磁気ギャップが小さい。また、1つの磁石21内でも端部側ほど磁気ギャップの平均値が小さい。
図9では、可動子2Bの端部に配置されている磁石21において、可動子2Bの右端部側の磁気ギャップGP4が、可動子2Bの中央側(左端部側)の磁気ギャップGP3よりも小さくなっている状態を示している。可動子2Bの端部に配置されている磁石21の磁気ギャップの平均値は、磁気ギャップGP3,GP4などから算出される。
なお、可動子2Bの側面のうち磁石21が配置される面は、曲面であってもよいし、複数の平面が繋げられた面であってもよいし、曲面と平面とが組み合わされた面であってもよい。
このように、モータ部54では、可動子2Bの端部の磁石21と鉄心12の磁気ギャップとが一定ではなく連続的に変化し、端部に近いほど磁気ギャップが小さくなっている。したがって、モータ部54では、端部の磁石21の磁気ギャップの平均値は、中央部の磁石21の磁気ギャップより小さい。モータ部54では、磁気ギャップGP5が第1の磁気ギャップであり、磁気ギャップGP3,GP4などから算出される磁気ギャップが第2の磁気ギャップである。
モータ部53,54の構成により、モータ部51,52と同様に、リニア搬送システム100は、直線部で生じるコギング推力と曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。すなわち、可動子2Aまたは可動子2Bの中央部に配置されている磁石21と端部に配置されている磁石21とを同一種類の磁石としたまま、リニア搬送システム100は、磁気ギャップが一定の直線部で生じるコギング推力と、磁気ギャップが一定ではない曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。
このように実施の形態5によれば、実施の形態2~4と同様に、リニア搬送システム100は、同一種類の磁石21が配置されている場合であっても、磁気ギャップが一定の直線部で生じるコギング推力と、磁気ギャップが一定ではない曲線部で生じるコギング推力の両方を抑制できる。
実施の形態6.
つぎに、図10を用いて実施の形態6について説明する。実施の形態6では、固定子モジュール間の鉄心12の間に空隙部が設けられている。
図10は、実施の形態6にかかるリニア搬送システムが備える固定子モジュールの横断面図である。図10の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1のモータ部50と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。図10では、図1に示したリニア搬送システム100をXY平面に平行な面で切断した場合の、固定子モジュール群1Aの一部の断面構成を示している。
固定子モジュール群1Aは、固定子モジュール31と、固定子モジュール32とを含んでいる。固定子モジュール31と固定子モジュール32とは、隣接している。実施の形態6にかかるリニア搬送システム100では、固定子モジュール31と固定子モジュール32との間の鉄心12間に空隙部15が設けられている。
固定子モジュール31のティース13のうち、可動子2の移動方向(ここではX軸方向)の端部に配置されているティース13が、端ティース13Xである。固定子モジュール31のティース13のうち、端ティース13X以外が中央ティース13Yである。固定子モジュール31では、端ティース13Xの形状と中央ティース13Yの形状とは、同じである。これにより、端ティース13Xとコイル11との絶縁に使用されるインシュレータの形状と、中央ティース13Yとコイル11との絶縁に使用されるインシュレータの形状とを同じにできる。
固定子モジュール31のティース13間のピッチのうち、可動子2の移動方向(ここではX軸方向)の端部に配置されているティース13間のピッチ(空隙部15が設けられている側のティース13間のピッチ)が、端ティースピッチLteである。また、固定子モジュール31のティース13間のピッチのうち、可動子2の移動方向の両端にティース13を有するティース13のティース13間のピッチが中央ティースピッチLtcである。すなわち、固定子モジュール31のティース13間のピッチのうち、可動子2の移動方向の中央部に配置されているティース13間のピッチが中央ティースピッチLtcである。固定子モジュール31では、LtcLteを満たすようにティース13が配置されている。同様に、固定子モジュール群1Aでは、固定子モジュール群1Aに含まれる全ての固定子モジュール(固定子モジュール32など)がLtcLteを満たすようにティース13が配置されている。
なお、空隙部15が設けられていない側の端部に配置されているティース13間のピッチは、中央ティースピッチLtcと同じである。例えば、図1に示した固定子モジュール群1Cでは、プラスX軸方向の最端部のティース13およびマイナスX軸方向の最端部のティース13は、空隙部15が設けられていない側の端部に配置されているティース13である。この空隙部15が設けられていない側の端部に配置されているティース13と、このティース13に隣接しているティース13間のピッチは、中央ティースピッチLtcと同じである。
端ティース13Xにも中央ティース13Yと同様にコイル11が巻回されており、端ティース13Xのコイル11と中央ティース13Yのコイル11の巻数とは同じである。
リニア搬送システム100は、固定子モジュール31と、固定子モジュール32との間に空隙部15が設けられているので、固定子モジュール群1Aの組立性が向上する。実施の形態6のように、固定子モジュール31と、固定子モジュール32との間に空隙部15があると、空隙部15の影響で生じる磁気的なアンバランスに起因するコギング推力が上昇するが、実施の形態6では、LtcLteを満たすようにティース13が配置されているので、空隙部15が原因のコギング推力を低減することができる。
このように実施の形態6によれば、リニア搬送システム100では、固定子モジュール31,32間の鉄心12の間に空隙部15が設けられているので、固定子モジュール群1Aを容易に組立てることができる。また、リニア搬送システム100では、LtcLteを満たすようにティース13が配置されているので、空隙部15が原因のコギング推力を低減することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1A~1C 固定子モジュール群、2,2A,2B 可動子、5 搬送路、10 モータ駆動制御装置、11 コイル、12 鉄心、13 ティース、13X 端ティース、13Y 中央ティース、15 空隙部、21 磁石、30~32,40 固定子モジュール、50~54 モータ部、100 リニア搬送システム。

Claims (7)

  1. 複数のティースを有した鉄心、および前記鉄心に巻回されているコイルを有する固定子モジュールと、
    移動方向に平行な側面に配置された複数の同一の磁石を有するとともに前記コイルからの電磁力によって推進される可動子と、
    前記固定子モジュールが有する前記コイルのそれぞれに独立した単相交流の電流を供給することで前記可動子を制御するモータ駆動制御装置と、
    を備え、
    前記可動子に配置されている前記磁石のピッチである磁石ピッチをLmとし、前記ティースのピッチであるティースピッチをLtとした場合に、1.3≦Lm/Lt≦1.4を満たし、
    1台分の前記可動子の移動方向の長さは、前記固定子モジュールの長さよりも短く、
    前記固定子モジュールと対向する1台分の前記可動子の長さをLuとし、前記Luの長さに含まれる前記磁石の個数をNmとし、前記可動子の移動方向の端部に配置されている前記磁石のピッチである端部磁石ピッチをLmeとした場合に、前記Lmeは、Lme>Lu/Nmを満たす、
    ことを特徴とするリニア搬送システム。
  2. 1台分の前記可動子と、前記固定子モジュールとが対向する範囲に含まれる前記磁石の個数をNmとし、前記ティースの個数をNtとし、前記Nmと前記Ntとの最大公約数をkとし、nを自然数とした場合に、Nt/k=3n+1またはNt/k=3n+2を満たす、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリニア搬送システム。
  3. 前記ティースのそれぞれは、前記コイルの巻数および線径が同一である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリニア搬送システム。
  4. 前記可動子の移動方向の端部の磁石を除いた磁石列の前記磁石のピッチである中央磁石ピッチをLmcとした場合に、前記Lmcは、Lmc>Lu/Nmを満たし、且つ前記可動子の移動方向の両端部に近い磁石ほど磁石ピッチが大きく、且つ前記可動子が備える磁石の磁石ピッチは、前記磁石の配置方向の中心を対称軸として対称になっている、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載のリニア搬送システム。
  5. 前記可動子の移動方向が直線となる前記固定子モジュールの直線部では、前記可動子の移動方向の両端に磁石を有する前記磁石と前記ティースとの間の距離である第1の磁気ギャップの平均値が、前記可動子の移動方向の端部における前記磁石と前記ティースとの間の距離である第2の磁気ギャップの平均値よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載のリニア搬送システム。
  6. 前記固定子モジュール間の前記鉄心間には空隙部が設けられており、前記可動子の移動方向の両端にティースを有する前記ティースの前記ティース間のピッチである中央ティースピッチをLtcとし、前記可動子の移動方向の端部に配置されている前記ティース間のピッチである端ティースピッチをLteとした場合に、LtcLteを満たす、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1つに記載のリニア搬送システム。
  7. 前記空隙部を挟んで対向する、前記移動方向の端部に配置されている一方のティースと、前記移動方向の端部に配置されている他方のティースとの間のピッチをLtaとした場合に、Lta>Ltcを満たす、
    ことを特徴とする請求項6に記載のリニア搬送システム。
JP2022543000A 2022-02-21 2022-02-21 リニア搬送システム Active JP7262680B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/006845 WO2023157273A1 (ja) 2022-02-21 2022-02-21 リニア搬送システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP7262680B1 true JP7262680B1 (ja) 2023-04-21
JPWO2023157273A1 JPWO2023157273A1 (ja) 2023-08-24
JPWO2023157273A5 JPWO2023157273A5 (ja) 2024-01-23

Family

ID=86052889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022543000A Active JP7262680B1 (ja) 2022-02-21 2022-02-21 リニア搬送システム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7262680B1 (ja)
DE (1) DE112022005286T5 (ja)
WO (1) WO2023157273A1 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030195B2 (ja) * 1978-11-15 1985-07-15 松下電器産業株式会社 直進電機
JPH0638500A (ja) * 1992-07-13 1994-02-10 Nippon Otis Elevator Co リニアモータ
JPH10511837A (ja) * 1994-11-16 1998-11-10 ワーヴル,ニコラ 永久磁石を使用した同期モータ
JP2001258235A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Hitachi Metals Ltd リニアアクチュエータ
US20030048011A1 (en) * 2001-08-21 2003-03-13 Alexander Kashkarov Magneto-electric machine of linear type
JP2007089260A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Hitachi Ltd リニア同期モータ
JP2008125345A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Alois Jenny 高い出力密度を有するとともにディテント力が小さい鉄心リニアモータ
JP2012039680A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Toshiba Mach Co Ltd リニアモータ及びリニアモータ装置
WO2017010552A1 (ja) * 2015-07-14 2017-01-19 株式会社新川 リニアモータ用界磁部及びリニアモータ
US20180062535A1 (en) * 2016-08-24 2018-03-01 Beckhoff Automation Gmbh Stator device for a linear motor, linear drive system, and method for operating a stator device

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030195B2 (ja) * 1978-11-15 1985-07-15 松下電器産業株式会社 直進電機
JPH0638500A (ja) * 1992-07-13 1994-02-10 Nippon Otis Elevator Co リニアモータ
JPH10511837A (ja) * 1994-11-16 1998-11-10 ワーヴル,ニコラ 永久磁石を使用した同期モータ
JP2001258235A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Hitachi Metals Ltd リニアアクチュエータ
US20030048011A1 (en) * 2001-08-21 2003-03-13 Alexander Kashkarov Magneto-electric machine of linear type
JP2007089260A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Hitachi Ltd リニア同期モータ
JP2008125345A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Alois Jenny 高い出力密度を有するとともにディテント力が小さい鉄心リニアモータ
JP2012039680A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Toshiba Mach Co Ltd リニアモータ及びリニアモータ装置
WO2017010552A1 (ja) * 2015-07-14 2017-01-19 株式会社新川 リニアモータ用界磁部及びリニアモータ
US20180062535A1 (en) * 2016-08-24 2018-03-01 Beckhoff Automation Gmbh Stator device for a linear motor, linear drive system, and method for operating a stator device

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023157273A1 (ja) 2023-08-24
JPWO2023157273A1 (ja) 2023-08-24
DE112022005286T5 (de) 2024-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6584619B2 (ja) リニアモータ
US8274182B2 (en) Linear motor including extended tooth tips
KR102178178B1 (ko) 리니어 모터
US8674561B2 (en) Multi-head linear motor with cores
JP5574173B2 (ja) 永久磁石形同期リニアモータおよびそれを用いたテーブル送り装置
JP2011223697A (ja) リニアモータ
JPH11262236A (ja) リニアモータ
JP2009219199A (ja) リニアモータ
US11784550B2 (en) Permanent field magnet, manufacturing method, and linear motor
JP7262680B1 (ja) リニア搬送システム
JP5678025B2 (ja) 推力発生機構
US20190036437A1 (en) Synchronous linear motor
JP2018050430A (ja) リニアモータ
CN113098227B (zh) 圆筒型动子结构优化方法及横向磁通直线开关磁阻电机
WO2020261809A1 (ja) 直動電動機
WO2020253847A1 (zh) 一种电机及包括该电机的设备
WO2023145014A1 (ja) リニアモータ
JP3824060B2 (ja) リニアモータ
WO2010053444A1 (en) Dual coil linear motor with compensated cogging and attraction force
JP2003134791A (ja) 永久磁石形同期リニアモータ
JP2015130754A (ja) リニアモータ及びリニアモータの製造方法
WO2024100907A1 (ja) リニアモータ
JP7204058B1 (ja) モジュール型リニアモータ
JP6841733B2 (ja) リニアモータ
KR20130008725A (ko) 전동기

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220713

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7262680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150