JPH06133535A - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
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- JPH06133535A JPH06133535A JP27316892A JP27316892A JPH06133535A JP H06133535 A JPH06133535 A JP H06133535A JP 27316892 A JP27316892 A JP 27316892A JP 27316892 A JP27316892 A JP 27316892A JP H06133535 A JPH06133535 A JP H06133535A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 力率改善回路を設ける電源装置や高周波化さ
れた電源装置において、サージ電圧の進入を防ぎ、素子
破壊を回避することを目的とする。 【構成】 電源入力部1と、フィルタ回路2と、整流回
路3と、平滑用コンデンサ4とを有し、整流回路3の直
後で、被保護回路の直前に、ガスチューブアレスタ8と
バリスタ9を直列に接続して成る保護部15を整流電圧
出力端子間に設ける構成とする。
れた電源装置において、サージ電圧の進入を防ぎ、素子
破壊を回避することを目的とする。 【構成】 電源入力部1と、フィルタ回路2と、整流回
路3と、平滑用コンデンサ4とを有し、整流回路3の直
後で、被保護回路の直前に、ガスチューブアレスタ8と
バリスタ9を直列に接続して成る保護部15を整流電圧
出力端子間に設ける構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】商用電源を直接整流して用いる電源装置
としては、一般的には例えばコンデンサインプットタイ
プの電源装置が用いられる。そしてこのタイプの電源装
置には平滑用コンデンサが設けられるためこのコンデン
サのフィルタ効果によりサージ電圧が吸収される。この
ような装置に雷サージ試験を行う場合、図7に示すよう
に、最大値Vmax が2〜6kV程度のサージ電圧を、例
えば図8に示す試験回路のAC(交流)ラインにサージ
発生器22から注入して、被試験装置にサージ電圧を印
加して行う。
としては、一般的には例えばコンデンサインプットタイ
プの電源装置が用いられる。そしてこのタイプの電源装
置には平滑用コンデンサが設けられるためこのコンデン
サのフィルタ効果によりサージ電圧が吸収される。この
ような装置に雷サージ試験を行う場合、図7に示すよう
に、最大値Vmax が2〜6kV程度のサージ電圧を、例
えば図8に示す試験回路のAC(交流)ラインにサージ
発生器22から注入して、被試験装置にサージ電圧を印
加して行う。
【0003】図8において、ACライン間にはコンデン
サ41が接続され、またラインの両端即ちコンデンサ4
1の両端にコンデンサ42、43がそれぞれ接続されて
それらの他端は接地される。更にコンデンサ41の両端
は、コイル31、32の一端にそれぞれ接続され、各コ
イルの他端間に被試験装置21の例えば電源装置が接続
されると共に、これと並列に、コンデンサ44とサージ
発生器22とが直列に接続されて試験回路が構成され
る。
サ41が接続され、またラインの両端即ちコンデンサ4
1の両端にコンデンサ42、43がそれぞれ接続されて
それらの他端は接地される。更にコンデンサ41の両端
は、コイル31、32の一端にそれぞれ接続され、各コ
イルの他端間に被試験装置21の例えば電源装置が接続
されると共に、これと並列に、コンデンサ44とサージ
発生器22とが直列に接続されて試験回路が構成され
る。
【0004】図9に一般的なコンデンサインプットタイ
プの電源装置の回路図を示す。AC電源入力部1の一方
の端子にフューズ61が接続され、その他端とAC電源
入力部1の他方の端子との間にバリスタ62が接続され
る。バリスタ62の両端に、フィルタ回路2を介して整
流回路3が接続され、整流電圧間即ち整流回路3の出力
端子間に平滑用コンデンサ4が並列に配され、電力変換
・制御部5に接続される。フィルタ回路2には、フィル
タ63の入力側及び出力側にそれぞれコンデンサ45、
46が並列に接続され、更に出力側の両端子にはコンデ
ンサ47、48が接続されてその他端は接地される。こ
こで上述の平滑用コンデンサ4の容量は、前述の図8に
おいて説明した試験回路におけるコンデンサ44の容量
に比し格段に大とされる。
プの電源装置の回路図を示す。AC電源入力部1の一方
の端子にフューズ61が接続され、その他端とAC電源
入力部1の他方の端子との間にバリスタ62が接続され
る。バリスタ62の両端に、フィルタ回路2を介して整
流回路3が接続され、整流電圧間即ち整流回路3の出力
端子間に平滑用コンデンサ4が並列に配され、電力変換
・制御部5に接続される。フィルタ回路2には、フィル
タ63の入力側及び出力側にそれぞれコンデンサ45、
46が並列に接続され、更に出力側の両端子にはコンデ
ンサ47、48が接続されてその他端は接地される。こ
こで上述の平滑用コンデンサ4の容量は、前述の図8に
おいて説明した試験回路におけるコンデンサ44の容量
に比し格段に大とされる。
【0005】このような構成において、サージ電圧は電
源入力部1から、バリスタ62により約0.7〜1.0
kVまでクランプされ、更に、容量が比較的大とされた
平滑用のコンデンサ4によって0.5kV程度まで吸収
される。従って、コンデンサ4より後段の回路、即ち電
力変換・制御部5への高電圧印加を回避できる。ここで
平滑用コンデンサ4が設けられない場合は、後段の回路
に0.7〜1.0kV程度のサージ電圧が印加され、回
路が破壊されることとなる。
源入力部1から、バリスタ62により約0.7〜1.0
kVまでクランプされ、更に、容量が比較的大とされた
平滑用のコンデンサ4によって0.5kV程度まで吸収
される。従って、コンデンサ4より後段の回路、即ち電
力変換・制御部5への高電圧印加を回避できる。ここで
平滑用コンデンサ4が設けられない場合は、後段の回路
に0.7〜1.0kV程度のサージ電圧が印加され、回
路が破壊されることとなる。
【0006】一方、このような電源装置において力率改
善回路を設ける場合は、その一例の構成図を図10に示
すように、整流回路3と平滑用コンデンサ4との間にこ
の力率改善回路6を設ける構成とされる。図10におい
て、図9に対応する部分には同一符号を付して重複説明
を省略する。尚、フィルタ回路2は省略して示す。
善回路を設ける場合は、その一例の構成図を図10に示
すように、整流回路3と平滑用コンデンサ4との間にこ
の力率改善回路6を設ける構成とされる。図10におい
て、図9に対応する部分には同一符号を付して重複説明
を省略する。尚、フィルタ回路2は省略して示す。
【0007】この場合力率改善回路6には、整流電圧出
力端子間にコンデンサ64が設けられ、コンデンサ64
の一端にコイル65の一端が接続され、コイル65の他
端はダイオード66及びトランジスタ67のドレインに
接続される。トランジスタ67のソース・基板側は抵抗
68の一端に接続され、その他端が上述のコンデンサ6
4の他端に接続されると共に、この抵抗68とダイオー
ド66との間に平滑用コンデンサ4が接続される。69
はトランジスタ67のゲート側に接続される制御部を示
す。このように、力率改善回路6の後段に平滑コンデン
サ4が設けられることから、力率改善回路6にサージ電
圧が直接進入して回路が破壊されてしまう恐れがある。
従ってサージ電圧対策が望まれている。
力端子間にコンデンサ64が設けられ、コンデンサ64
の一端にコイル65の一端が接続され、コイル65の他
端はダイオード66及びトランジスタ67のドレインに
接続される。トランジスタ67のソース・基板側は抵抗
68の一端に接続され、その他端が上述のコンデンサ6
4の他端に接続されると共に、この抵抗68とダイオー
ド66との間に平滑用コンデンサ4が接続される。69
はトランジスタ67のゲート側に接続される制御部を示
す。このように、力率改善回路6の後段に平滑コンデン
サ4が設けられることから、力率改善回路6にサージ電
圧が直接進入して回路が破壊されてしまう恐れがある。
従ってサージ電圧対策が望まれている。
【0008】また、高周波化された電源装置では、図1
1に示すように、整流回路3の直後に、抵抗23と商用
電流平滑用及び保持時間用の第1のコンデンサ24とが
直列接続されて整流電圧出力端子間に配され、更にこれ
らと並列に、高周波電流平滑用の第2のコンデンサ25
が高周波電力変換・制御部7の直前の整流電圧出力端子
間に接続される。図11において、図9に対応する部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。
1に示すように、整流回路3の直後に、抵抗23と商用
電流平滑用及び保持時間用の第1のコンデンサ24とが
直列接続されて整流電圧出力端子間に配され、更にこれ
らと並列に、高周波電流平滑用の第2のコンデンサ25
が高周波電力変換・制御部7の直前の整流電圧出力端子
間に接続される。図11において、図9に対応する部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0009】この場合、抵抗23はコンデンサ24に高
周波電流が流れて発熱するのを抑えるために、そのイン
ピーダンスR2がコンデンサ24のインピーダンスZc
24に対し、R2>Zc24の条件を満たすように設けられ
る。従って、このコンデンサ24によってサージ電圧を
吸収することはできず、このような高周波化された電源
装置においてもサージ電圧対策が必要とされている。
周波電流が流れて発熱するのを抑えるために、そのイン
ピーダンスR2がコンデンサ24のインピーダンスZc
24に対し、R2>Zc24の条件を満たすように設けられ
る。従って、このコンデンサ24によってサージ電圧を
吸収することはできず、このような高周波化された電源
装置においてもサージ電圧対策が必要とされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな力率改善回路を設ける場合や高周波化された場合等
のサージ電圧吸収が充分でない各種電源装置において、
サージ電圧の進入を防ぎ、素子破壊を回避することを目
的とする。
うな力率改善回路を設ける場合や高周波化された場合等
のサージ電圧吸収が充分でない各種電源装置において、
サージ電圧の進入を防ぎ、素子破壊を回避することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその構
成図を示すように、電源入力部1と、フィルタ回路2
と、整流回路3と、平滑用コンデンサ4とを有し、整流
回路3の直後で、被保護回路例えば力率改善回路6の直
前に、ガスチューブアレスタ8とバリスタ9を直列に接
続して成る保護部10を整流電圧出力端子間に設ける構
成とする。
成図を示すように、電源入力部1と、フィルタ回路2
と、整流回路3と、平滑用コンデンサ4とを有し、整流
回路3の直後で、被保護回路例えば力率改善回路6の直
前に、ガスチューブアレスタ8とバリスタ9を直列に接
続して成る保護部10を整流電圧出力端子間に設ける構
成とする。
【0012】また本発明は、図2にその構成図を示すよ
うに、電源入力部1と、フィルタ回路2と、整流回路3
と、平滑用コンデンサ4とを有し、整流回路3の直後
で、被保護回路の直前に、ガスチューブアレスタ8と1
0μF以上のコンデンサ10を直列に接続して成る保護
部15を整流電圧出力端子間に設ける構成とする。
うに、電源入力部1と、フィルタ回路2と、整流回路3
と、平滑用コンデンサ4とを有し、整流回路3の直後
で、被保護回路の直前に、ガスチューブアレスタ8と1
0μF以上のコンデンサ10を直列に接続して成る保護
部15を整流電圧出力端子間に設ける構成とする。
【0013】更にまた本発明は、図3にその構成図を示
すように、電源入力部1と、フィルタ回路2と、整流回
路3と、平滑用コンデンサ4とを有し、整流回路3の直
後で、被保護回路の直前に、抵抗11とガスチューブア
レスタ8を直列に接続して成る保護部15を整流電圧出
力端子間に設ける構成とする。
すように、電源入力部1と、フィルタ回路2と、整流回
路3と、平滑用コンデンサ4とを有し、整流回路3の直
後で、被保護回路の直前に、抵抗11とガスチューブア
レスタ8を直列に接続して成る保護部15を整流電圧出
力端子間に設ける構成とする。
【0014】また本発明は、図4にその構成図を示すよ
うに、電源入力部1と、フィルタ回路2と、整流回路3
と、抵抗23と、商用電流平滑用及び保持時間用の第1
のコンデンサ24と、高周波電流平滑用の第2のコンデ
ンサ25とを有し、被保護回路の直前に、第2のコンデ
ンサ25を整流電圧出力端子間に配し、第2のコンデン
サ25の直前に、抵抗23と第1のコンデンサ24を直
列に接続して整流電圧出力端子間に設ける電源装置にお
いて、整流回路3の直後に、ガスチューブアレスタ8と
バリスタ9を直列に接続して整流電圧出力端子間に設け
る構成とする。
うに、電源入力部1と、フィルタ回路2と、整流回路3
と、抵抗23と、商用電流平滑用及び保持時間用の第1
のコンデンサ24と、高周波電流平滑用の第2のコンデ
ンサ25とを有し、被保護回路の直前に、第2のコンデ
ンサ25を整流電圧出力端子間に配し、第2のコンデン
サ25の直前に、抵抗23と第1のコンデンサ24を直
列に接続して整流電圧出力端子間に設ける電源装置にお
いて、整流回路3の直後に、ガスチューブアレスタ8と
バリスタ9を直列に接続して整流電圧出力端子間に設け
る構成とする。
【0015】更にまた本発明は、図5にその構成図を示
すように、図4に示す例と同様の電源装置において、整
流回路3の直後に、ガスチューブアレスタ8と10μF
以上のコンデンサ24を直列に接続して整流電圧出力端
子間に設ける構成とする。
すように、図4に示す例と同様の電源装置において、整
流回路3の直後に、ガスチューブアレスタ8と10μF
以上のコンデンサ24を直列に接続して整流電圧出力端
子間に設ける構成とする。
【0016】また本発明は、図6にその構成図を示すよ
うに、図4に示す例と同様の電源装置において、整流回
路3の直後に、抵抗11とガスチューブアレスタ8を直
列に接続して整流電圧出力端子間に設ける構成とする。
うに、図4に示す例と同様の電源装置において、整流回
路3の直後に、抵抗11とガスチューブアレスタ8を直
列に接続して整流電圧出力端子間に設ける構成とする。
【0017】
【作用】ガスチューブアレスタを個別に雷サージ保護素
子として用いる場合、サージ電圧が入るとクランプする
が、以後ずっとショートしたままとなってしまうため、
常時電圧が印加される部分に用いることはできない。ま
たバリスタはサージ電流と共に端子電圧が増加し、回路
のサージ電圧耐量を越えてしまうという不都合がある。
子として用いる場合、サージ電圧が入るとクランプする
が、以後ずっとショートしたままとなってしまうため、
常時電圧が印加される部分に用いることはできない。ま
たバリスタはサージ電流と共に端子電圧が増加し、回路
のサージ電圧耐量を越えてしまうという不都合がある。
【0018】しかしながらこれらを直列に接続すること
によって、ガスチューブアレスタがショート状態となっ
てもバリスタ電圧があるのでガスチューブアレスタはオ
ープンできる。そしてガスチューブアレスタがオープン
できる電圧までバリスタ電圧を下げられるので、サージ
電圧のクランプは充分なレベルとなる。従って、力率改
善回路を設けたり、高周波化のために平滑用コンデンサ
の容量を比較的小とした電源装置においても、これらを
直列に接続した保護部を設けることによって、サージ電
圧の進入を回避して、素子破壊を回避することができ
る。
によって、ガスチューブアレスタがショート状態となっ
てもバリスタ電圧があるのでガスチューブアレスタはオ
ープンできる。そしてガスチューブアレスタがオープン
できる電圧までバリスタ電圧を下げられるので、サージ
電圧のクランプは充分なレベルとなる。従って、力率改
善回路を設けたり、高周波化のために平滑用コンデンサ
の容量を比較的小とした電源装置においても、これらを
直列に接続した保護部を設けることによって、サージ電
圧の進入を回避して、素子破壊を回避することができ
る。
【0019】そしてガスチューブアレスタ及びバリスタ
の定数を組み合わせることによりクランプ電圧を自由に
選択することができ、精度の要求される場合にも適用す
ることができる。
の定数を組み合わせることによりクランプ電圧を自由に
選択することができ、精度の要求される場合にも適用す
ることができる。
【0020】また同様に、バリスタの代わりに、充分に
容量の大きい即ち10μF程度以上のコンデンサかまた
は抵抗をガスチューブアレスタと直列に接続して保護部
を構成することにより、ショートすることなくサージ電
圧の進入を回避することができる。
容量の大きい即ち10μF程度以上のコンデンサかまた
は抵抗をガスチューブアレスタと直列に接続して保護部
を構成することにより、ショートすることなくサージ電
圧の進入を回避することができる。
【0021】そしてこのような保護部を設ける場合、周
辺の回路動作に影響がないため、回路のどの部分に設け
ることができ、最も効果的な挿入箇所を選択することが
できる。
辺の回路動作に影響がないため、回路のどの部分に設け
ることができ、最も効果的な挿入箇所を選択することが
できる。
【0022】
【実施例】以下本発明の各実施例を図1〜図6を参照し
て詳細に説明する。先ず、図1〜図3においては、力率
改善回路を設ける場合を示す。
て詳細に説明する。先ず、図1〜図3においては、力率
改善回路を設ける場合を示す。
【0023】図1において、図9及び図10に対応する
部分には同一符号を付して示す。この例においても一般
的なコンデンサインプットタイプの電源装置を示し、A
C電源入力部1の一方の端子にフューズ61が接続さ
れ、その他端とAC電源入力部1の他方の端子との間に
バリスタ62が接続される。バリスタ62の両端に、フ
ィルタ回路2を介して整流回路3が接続され、この回路
3の出力端子間即ち整流電圧出力端子間に力率改善回路
6と平滑用コンデンサ4が並列に配され、電力変換・制
御部5に接続される。フィルタ回路2は例えば前述の図
9の例と同様に構成し、また力率改善回路6は、例えば
前述の図10において説明した例と同様に構成し、重複
説明を省略する。
部分には同一符号を付して示す。この例においても一般
的なコンデンサインプットタイプの電源装置を示し、A
C電源入力部1の一方の端子にフューズ61が接続さ
れ、その他端とAC電源入力部1の他方の端子との間に
バリスタ62が接続される。バリスタ62の両端に、フ
ィルタ回路2を介して整流回路3が接続され、この回路
3の出力端子間即ち整流電圧出力端子間に力率改善回路
6と平滑用コンデンサ4が並列に配され、電力変換・制
御部5に接続される。フィルタ回路2は例えば前述の図
9の例と同様に構成し、また力率改善回路6は、例えば
前述の図10において説明した例と同様に構成し、重複
説明を省略する。
【0024】このような構成において、整流回路3の直
後で、被保護回路即ちこの場合力率改善回路6の直前
に、ガスチューブアレスタ8とバリスタ9とが直列に接
続されて成る保護部15を整流電圧出力端子間に設ける
構成とする。これにより、力率改善回路6にサージ電圧
が進入しないようにして、素子の破壊を確実に回避する
ことができる。
後で、被保護回路即ちこの場合力率改善回路6の直前
に、ガスチューブアレスタ8とバリスタ9とが直列に接
続されて成る保護部15を整流電圧出力端子間に設ける
構成とする。これにより、力率改善回路6にサージ電圧
が進入しないようにして、素子の破壊を確実に回避する
ことができる。
【0025】また図2に示す例においては、上述の図1
において説明した例と同様に、通常のコンデンサインプ
ットタイプの電源装置に力率改善回路6を設けた場合
で、整流回路3の直後で、力率改善回路6の直前に、ガ
スチューブアレスタ6と容量が10μF以上とされたコ
ンデンサ10を直列に接続して成る保護部15を設ける
構成とする。図2において、図1に対応する部分には同
一符号を付して重複説明を省略する。
において説明した例と同様に、通常のコンデンサインプ
ットタイプの電源装置に力率改善回路6を設けた場合
で、整流回路3の直後で、力率改善回路6の直前に、ガ
スチューブアレスタ6と容量が10μF以上とされたコ
ンデンサ10を直列に接続して成る保護部15を設ける
構成とする。図2において、図1に対応する部分には同
一符号を付して重複説明を省略する。
【0026】更にまた図3に示す例においては、同様
に、整流回路3の直後で、力率改善回路6の直前に、1
Ω程度のサージ電流に強い抵抗11とガスチューブアレ
スタ8とを直列に接続して成る保護部15を設ける構成
とする。図3において、図1に対応する部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
に、整流回路3の直後で、力率改善回路6の直前に、1
Ω程度のサージ電流に強い抵抗11とガスチューブアレ
スタ8とを直列に接続して成る保護部15を設ける構成
とする。図3において、図1に対応する部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0027】このように、バリスタの代わりにコンデン
サ10又は抵抗11を挿入することによって、確実にサ
ージ電流の進入を阻止して、素子破壊を防ぐことができ
る。
サ10又は抵抗11を挿入することによって、確実にサ
ージ電流の進入を阻止して、素子破壊を防ぐことができ
る。
【0028】尚、力率改善回路の構成としては前述の例
に限定されることなく、その他例えば降圧型、昇降圧
型、絶縁型等種々の回路構成のものに適用することがで
きることはいうまでもなく、また被保護回路としても力
率改善回路に限ることなくその他種々の回路に適用し得
ることはもちろんである。
に限定されることなく、その他例えば降圧型、昇降圧
型、絶縁型等種々の回路構成のものに適用することがで
きることはいうまでもなく、また被保護回路としても力
率改善回路に限ることなくその他種々の回路に適用し得
ることはもちろんである。
【0029】次に、高周波化された電源装置に本発明を
適用した各例を図4〜図6を参照して詳細に説明する。
図4に示すように、整流回路3の直後に、抵抗23と商
用電流平滑用及び保持時間用の第1のコンデンサ24と
が直列接続されて整流電圧出力端子間に配され、更にこ
れらと並列に、高周波電流平滑用の第2のコンデンサ2
5が高周波電力変換・制御部7の直前の整流電圧出力端
子間に接続される。この高周波電流平滑用の第2のコン
デンサ25のインピーダンスZc25は、高周波電流が抵
抗23及びコンデンサ24に流れないように、抵抗23
のインピーダンスR2に対し、R2>Zc25と選定され
る。また図4において、図1に対応する部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
適用した各例を図4〜図6を参照して詳細に説明する。
図4に示すように、整流回路3の直後に、抵抗23と商
用電流平滑用及び保持時間用の第1のコンデンサ24と
が直列接続されて整流電圧出力端子間に配され、更にこ
れらと並列に、高周波電流平滑用の第2のコンデンサ2
5が高周波電力変換・制御部7の直前の整流電圧出力端
子間に接続される。この高周波電流平滑用の第2のコン
デンサ25のインピーダンスZc25は、高周波電流が抵
抗23及びコンデンサ24に流れないように、抵抗23
のインピーダンスR2に対し、R2>Zc25と選定され
る。また図4において、図1に対応する部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0030】そして本発明においては、整流回路3のの
直後にガスチューブアレスタ8とバリスタ9とが直列に
接続されて成る保護部15を整流電圧出力端子間に設け
る構成とする。これにより、後段の回路部にサージ電圧
が進入しないようにして、素子の破壊を確実に回避する
ことができる。
直後にガスチューブアレスタ8とバリスタ9とが直列に
接続されて成る保護部15を整流電圧出力端子間に設け
る構成とする。これにより、後段の回路部にサージ電圧
が進入しないようにして、素子の破壊を確実に回避する
ことができる。
【0031】また図5に示す例においては、上述の図4
において説明した例においてガスチューブアレスタ8と
バリスタ9とを直列接続して設ける代わりに、整流回路
3の直後に、ガスチューブアレスタ6を抵抗24と並列
に接続し、このガスチューブアレスタ6と容量が10μ
F以上とされたコンデンサ24とが整流電圧出力端子間
に直列に接続された保護部15を設ける構成とする。こ
の場合コンデンサとして前述の商用電流平滑用及び保持
時間用の第1のコンデンサ24が用いられた例を示す。
図5において、図4に対応する部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
において説明した例においてガスチューブアレスタ8と
バリスタ9とを直列接続して設ける代わりに、整流回路
3の直後に、ガスチューブアレスタ6を抵抗24と並列
に接続し、このガスチューブアレスタ6と容量が10μ
F以上とされたコンデンサ24とが整流電圧出力端子間
に直列に接続された保護部15を設ける構成とする。こ
の場合コンデンサとして前述の商用電流平滑用及び保持
時間用の第1のコンデンサ24が用いられた例を示す。
図5において、図4に対応する部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0032】更にまた図6に示す例においては、整流回
路3の直後に、1Ω程度のサージ電流に強い抵抗11と
ガスチューブアレスタ8とを直列に接続して成る保護部
15を設ける構成とする。図6において、図4に対応す
る部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
路3の直後に、1Ω程度のサージ電流に強い抵抗11と
ガスチューブアレスタ8とを直列に接続して成る保護部
15を設ける構成とする。図6において、図4に対応す
る部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0033】このように、バリスタの代わりにコンデン
サ24又は抵抗11を挿入することによって、確実にこ
の保護部15より後段の回路部へのサージ電流の進入を
阻止して、素子破壊を防ぐことができる。特に図5に示
す例においては、上述したように10μF程度以上のコ
ンデンサとして商用電流平滑用及び保持時間用の第1の
コンデンサ24を併用することができることから、その
構成を簡略化することができる。
サ24又は抵抗11を挿入することによって、確実にこ
の保護部15より後段の回路部へのサージ電流の進入を
阻止して、素子破壊を防ぐことができる。特に図5に示
す例においては、上述したように10μF程度以上のコ
ンデンサとして商用電流平滑用及び保持時間用の第1の
コンデンサ24を併用することができることから、その
構成を簡略化することができる。
【0034】尚、本発明は上述の各実施例に限定される
ことなく、各種変形変更が可能であることはいうまでも
ない。
ことなく、各種変形変更が可能であることはいうまでも
ない。
【0035】
【発明の効果】上述したように、本発明によればガスチ
ューブアレスタ及びバリスタを直列に接続した保護部を
設けることによって、力率改善回路を設けたり、高周波
化のために平滑用コンデンサの容量を比較的小とした電
源装置においても、サージ電圧の進入を回避して、素子
破壊を回避することができる。
ューブアレスタ及びバリスタを直列に接続した保護部を
設けることによって、力率改善回路を設けたり、高周波
化のために平滑用コンデンサの容量を比較的小とした電
源装置においても、サージ電圧の進入を回避して、素子
破壊を回避することができる。
【0036】またガスチューブアレスタ及びバリスタの
定数を組み合わせることによりクランプ電圧を自由に選
択することができ、精度の要求される場合にも適用する
ことができる。
定数を組み合わせることによりクランプ電圧を自由に選
択することができ、精度の要求される場合にも適用する
ことができる。
【0037】また更に、バリスタの代わりに、充分に容
量の大きい即ち10μF程度以上のコンデンサか、また
は1Ω程度の抵抗をガスチューブアレスタと直列に接続
して保護部を構成することにより、同様にサージ電圧の
進入を回避することができる。
量の大きい即ち10μF程度以上のコンデンサか、また
は1Ω程度の抵抗をガスチューブアレスタと直列に接続
して保護部を構成することにより、同様にサージ電圧の
進入を回避することができる。
【0038】そしてこのような保護部は、周辺の回路動
作に影響がないため、回路のどの部分に設けることがで
き、最も効果的な挿入箇所を選択することができる。
作に影響がないため、回路のどの部分に設けることがで
き、最も効果的な挿入箇所を選択することができる。
【図1】電源装置の一例の構成図である。
【図2】電源装置の他の例の構成図である。
【図3】電源装置の他の例の構成図である。
【図4】電源装置の他の例の構成図である。
【図5】電源装置の他の例の構成図である。
【図6】電源装置の他の例の構成図である。
【図7】サージ電圧を示す図である。
【図8】試験回路図である。
【図9】従来の電源装置の一例の構成図である。
【図10】従来の電源装置の他の例の構成図である。
【図11】従来の電源装置の他の例の構成図である。
1 電源入力部 2 フィルタ回路 3 整流回路 5 電力変換・制御部 6 力率改善回路 7 高周波電力変換・制御部 8 ガスチューブアレスタ 9 バリスタ 11 抵抗 15 保護回路
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも電源入力部と、フィルタ回路
と、整流回路と、平滑用コンデンサとを有し、 上記整流回路の直後で、被保護回路の直前に、ガスチュ
ーブアレスタとバリスタが直列に接続されて成る保護部
が整流電圧出力端子間に設けられて成ることを特徴とす
る電源装置。 - 【請求項2】 少なくとも電源入力部と、フィルタ回路
と、整流回路と、平滑用コンデンサとを有し、 上記整流回路の直後で、被保護回路の直前に、ガスチュ
ーブアレスタと10μF以上のコンデンサが直列に接続
されて成る保護部が整流電圧出力端子間に設けられて成
ることを特徴とする電源装置。 - 【請求項3】 少なくとも電源入力部と、フィルタ回路
と、整流回路と、平滑用コンデンサとを有し、 上記整流回路の直後で、被保護回路の直前に、抵抗とガ
スチューブアレスタが直列に接続されて成る保護部が整
流電圧出力端子間に設けられて成ることを特徴とする電
源装置。 - 【請求項4】 少なくとも電源入力部と、フィルタ回路
と、整流回路と、抵抗と、商用電流平滑用及び保持時間
用の第1のコンデンサと、高周波電流平滑用の第2のコ
ンデンサとを有し、 被保護回路の直前に、上記第2のコンデンサが整流電圧
出力端子間に配され、 上記第2のコンデンサの直前に、上記抵抗と上記第1の
コンデンサが直列に接続されて整流電圧出力端子間に設
けられ、 上記整流回路の直後に、ガスチューブアレスタとバリス
タが直列に接続されて成る保護部が整流電圧出力端子間
に設けられて成ることを特徴とする電源装置。 - 【請求項5】 少なくとも電源入力部と、フィルタ回路
と、整流回路と、抵抗と、商用電流平滑用及び保持時間
用の第1のコンデンサと、高周波電流平滑用の第2のコ
ンデンサとを有し、 被保護回路の直前に、上記第2のコンデンサが整流電圧
出力端子間に配され、 上記第2のコンデンサの直前に、上記抵抗と上記第1の
コンデンサが直列に接続されて整流電圧出力端子間に設
けられ、 上記整流回路の直後に、ガスチューブアレスタと10μ
F以上のコンデンサが直列に接続されて成る保護部が整
流電圧出力端子間に設けられて成ることを特徴とする電
源装置。 - 【請求項6】 少なくとも電源入力部と、フィルタ回路
と、整流回路と、抵抗と、商用電流平滑用及び保持時間
用の第1のコンデンサと、高周波電流平滑用の第2のコ
ンデンサとを有し、 被保護回路の直前に、上記第2のコンデンサが整流電圧
出力端子間に配され、 上記第2のコンデンサの直前に、上記抵抗と上記第1の
コンデンサが直列に接続されて整流電圧出力端子間に設
けられ、 上記整流回路の直後に、抵抗とガスチューブアレスタが
直列に接続されて成る保護部が整流電圧出力端子間に設
けられて成ることを特徴とする電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27316892A JPH06133535A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27316892A JPH06133535A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133535A true JPH06133535A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17524051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27316892A Pending JPH06133535A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133535A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100534058B1 (ko) * | 2003-07-15 | 2005-12-07 | 주식회사 두원 | 정보통신기기의 전원 커넥터 |
JP2009037754A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Nec Microwave Inc | 電源装置及び高周波回路システム |
KR100887062B1 (ko) * | 2007-05-03 | 2009-03-04 | 삼성전기주식회사 | 서지 보호 회로를 구비한 전원장치 |
US7777194B2 (en) | 2007-03-14 | 2010-08-17 | Hitachi High-Technologies Corporation | Charged particle beam apparatus |
CN110518562A (zh) * | 2019-08-26 | 2019-11-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种浪涌保护装置、电磁加热设备及其浪涌保护方法 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP27316892A patent/JPH06133535A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100534058B1 (ko) * | 2003-07-15 | 2005-12-07 | 주식회사 두원 | 정보통신기기의 전원 커넥터 |
US7777194B2 (en) | 2007-03-14 | 2010-08-17 | Hitachi High-Technologies Corporation | Charged particle beam apparatus |
KR100887062B1 (ko) * | 2007-05-03 | 2009-03-04 | 삼성전기주식회사 | 서지 보호 회로를 구비한 전원장치 |
JP2009037754A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Nec Microwave Inc | 電源装置及び高周波回路システム |
CN110518562A (zh) * | 2019-08-26 | 2019-11-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种浪涌保护装置、电磁加热设备及其浪涌保护方法 |
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