JPH06133426A - 既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法 - Google Patents

既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法

Info

Publication number
JPH06133426A
JPH06133426A JP29914392A JP29914392A JPH06133426A JP H06133426 A JPH06133426 A JP H06133426A JP 29914392 A JP29914392 A JP 29914392A JP 29914392 A JP29914392 A JP 29914392A JP H06133426 A JPH06133426 A JP H06133426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
empty pipe
parachute
small
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29914392A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Sato
高宏 佐藤
Tomoji Sato
東史 佐藤
Takemitsu Hanami
武光 花見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP29914392A priority Critical patent/JPH06133426A/ja
Publication of JPH06133426A publication Critical patent/JPH06133426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部にケーブル等が既に据付けられている管
路の空隙に対し、新たな小径のケーブル等を布設するた
めの新規の工法を提供するものである。 【構成】 ケーブルが既に据付けられている管路の空隙
に、新たな小径ケーブルを布設するための工法であっ
て、空気の抵抗を受けて引込み牽引力を生じさせるため
のパラシュートを、軽量な空パイプの先端に取付け、当
該パラシュートを管路の空隙に位置させると共に、圧縮
空気を介して当該パラシュートを前進させ、これによ
り、空パイプを当該管路内に布設し、然る後、所要の小
径ケーブルを当該空パイプ内に挿入布設することを特徴
とする既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部にケーブル等が既
に据付けられている管路の空隙に対し、小径のケーブル
等を布設するための工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内部にケーブル等が既に据付けられてい
る管路において、その管路の空隙に対し、更に小径のケ
ーブル等を布設する場合、従来においては下記のような
工法が採られている。
【0003】まず、管路の空隙にFRPロッドを押し込
んでゆきこれを通管させる。 次に、当該FRPロッド
の終端部に牽引ロープ等を繋ぎ込むと共に、管路に通線
し、然る後、布設目的とするケーブルの先端部に接続す
る。 これを適宜巻取り装置または人力に依り、ケーブ
ルの先端が管路から出るまで巻き取るような布設工法を
採っていた。
【0004】上記以外の従来工法としては、既に管路内
に布設されているケーブルを、一旦、抜取ると共に、こ
れをドラムに巻き取り、次に、予め管路内に通線してい
たロープに対し、上記抜取ったケーブルと新たな布設対
象ケーブルとを一緒に接続し、これに依り当該ケーブル
を同時に布設するような工法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したFRPロッド
を用いて通線する工法にあっては、管路の中にあるケー
ブルの下に当該FRPロッドがもぐり込んで、これの前
進が不能化すると言うような事態を生じてしまうことが
あり、従って、押し込み長さが100mm程度と短くせざ
るを得なかった。 更に、このような押し込み工法にあ
っては、既に布設されているケーブルを傷付け易いと言
う問題と、管路が曲がっていた場合は通線が困難化する
という問題が生じることとなった。
【0006】また、上記したケーブルを一旦抜取る工法
にあっては、既に布設したケーブルを引き抜き、更にこ
れをドラムに巻き取らなければならないため、その作業
には多大な労力と時間を要する事を余儀なくされた。
【0007】本発明は上記したような従来に於ける問題
を解決するための新規な布設工法を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、極めて軽い空
パイプの先端に、特定の形状のパラシュートを取付け、
これを管路内の空隙に入れると共に、これを圧縮空気等
を介して管路内に送り込み、当該パラシュートが奏する
引込み牽引力に基づき空パイプを布設し、然る後、当該
空パイプ内に所要の小径ケーブルを布設するようにした
ものである。これに依り、管路内に200m以上の長さ
の新たな小径ケーブルを布設することが可能化されると
言うように、既設ケーブル管路への小径ケーブルの布設
工法を大幅に向上させたものである。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図1及び図2を参照
して詳細に説明する。先ず、空気抵抗を受けて引込み牽
引力を生じさせるためのナイロン製パラシュート1を、
ポリエチレン等製の空パイプ2の先端に、ケーブルグリ
ップを介して取り付ける。
【0010】次に、上記パラシュート1を、ケーブル3
が既に据付けられている管路4の空隙の入口に位置させ
る。 然る後、圧縮空気を当該管路4の空隙に送りこむ
ことに依り、パラシュート1を前進させ、当該パラシュ
ート1が奏する引込み牽引力に基づき、空パイプ2を管
路4内に送り込む。
【0011】この時、圧縮空気に依るパラシュート1か
らの引込み牽引力より小さくかつ空パイプ2が撓まない
程度に、管路4の入口において当該空パイプ2にバック
テンションを加えながら、管路4内に布設する。
【0012】上記のように布設した空パイプ2の中に、
光ファイバーケーブル等の小径ケーブル5を適宜の押込
み法に基づき挿入しこれの布設が完了する。 尚、小径
ケーブル5の当該布設であるが、上記した押し込み法以
外には、牽引用ロープを通して行うロープ引込み法、圧
縮空気等に依る気送法、または、これらの組合せに等が
挙げられる。
【0013】ところで、上記実施例において、使用した
ナイロン製パラシュート1は図5に示すような形態を備
えたものであり、同図において、1aはパラシュートのひ
も、1bは引き止めリングを示す。
【0014】また、上記実施例において、空パイプ2と
しては、外径22mmφ,内径20mmφのポリエチレン製
パイプ(62kg/cm2)のものを使用した。 なお、当該
空パイプ2は図6に示すように、管壁に無数の透孔2aを
穿設して軽量化を図ることができる。
【0015】また、上記実施例において、管路4は、内
径130mmφ、管路長さ200mののものを用いた。
そして、当該管路4内には、CVT38mm2(φ44)の
ケーブル3が既設されているものを用いた。
【0016】更に、上記実施例において、管路4の空隙
に送りこむ圧縮空気であるが、これは7.5kg/cm2×1
5KWの空気圧縮機を用い、圧力6kg/cm2 の圧縮空気を
送りこんだ。 そして、空パイプ2は約40分をかけて
管路4内に布設された。
【0017】また、上記実施例において、布設した小径
ケーブル5としては、外径16mmφのSM48心のノン
メタリック光ファイバーケーブルを用い、これを約15
Kgの押込み法に基づき布設した。
【0018】尚、管路4内に空パイプ2を布設するため
に、先端に取付けたパラシュート1の形状は、当該管路
4の空隙の断面形状に合致した膨出形状のものを用い
(図1参照)、その中央部は送り込まれてくる圧縮空気
流を受けて、空パイプ2の牽引力となる力を生じさせ、
その周辺部は間隙の周囲物体の表面から送り込まれてく
る圧縮空気流をシールする形態と成る。 すなわち、図
3に示すように管路4内に二本のケーブルが既に据え付
けられている場合、パラシュート1として図4に示すよ
うな形状のものを用いる。 換言すれば、パラシュート
の形状は管路の空隙の形状に合致させたものとするわけ
である。
【0018】ところで、本発明の他の実施例としては、
空パイプ2をその先端に取り付けたパラシュート1の空
気抵抗に基づき、管路4内に引き込ませる際、その後方
からホーリングマシン等に依る押込み力(バックテンシ
ョン)を補助的に用いるようにすることが挙げられる。
【0019】更に、空パイプ2の肉厚を薄くし、その中
にHeガス、または空気等を封入し、耐側圧力を高めるよ
うに成したものを用いるようにしても良い。
【0020】また、図7に示すように、空パイプの内面
積に占める小径ケーブルの面積(占積率)と摩擦係数の
関係は、占積率が80%を超えると摩擦係数が急激にあ
がることが、実験の結果確認された。 従って、空パイ
プ2内に対する小径ケーブル5の布設は、空パイプの内
径の80%以下の占積率の小径ケーブルとすることが重
要である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、予めケーブルが据え付けられ
た管路の空隙に、空パイプを布設することにより、新た
に布設する小径ケーブルに対する専用管路が確保され、
従って、その後の小径ケーブルの布設及び将来の取換え
等の作業が極めて簡便かつ迅速に行うことができる。
また、空パイプは小径ケーブルに比して著しく軽量であ
るため、これの布設は、小径ケーブルを直接布設する場
合に比して著しく容易である。 従って、布設可能長さ
を従来に比して著しく延長すことができる。
【0022】更に、空パイプの布設は、基本的には圧縮
空気の力で行うため、入口と出口に少人数の作業員を配
すれば良く、従って、布設作業は従来に比して著しく簡
易化される。 更に、従来のようにFRPロッドを押し
込む工法に於いては、既述したように管路に曲がりがあ
ると押し込みずらくなるが、本発明にあっては圧縮空気
の力で軽量な空パイプを布設する方式であるため、管路
に多少の曲がりがあっても影響を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工法中、空パイプの布設行程を表
した説明用斜視図である。
【図2】本発明に係る工法中、布設された空パイプに対
する小径ケーブルの布設行程を表した説明用斜視図であ
る。
【図3】管路の他の実施例を示す断面図である。
【図4】図3に示す管路に対応させたパラシュートの形
状を示す説明用斜視図である。
【図5】本発明に用いるパラシュートの一例を示す側面
図である。
【図6】本発明に用いる空パイプの一例を示す側面図で
ある。
【図7】空パイプの内面積に占める小径ケーブルの面積
(占積率)と摩擦係数の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 パラシュート 1a パラシュートのひも 1b 引き止めリング 2 空パイプ 2a 透孔 3 既設のケーブル 4 管路 5 小径ケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルが既に据付けられている管路の
    空隙に、新たな小径ケーブルを布設するための工法であ
    って、空気の抵抗を受けて引込み牽引力を生じさせるた
    めのパラシュートを、軽量な空パイプの先端に取付け、
    当該パラシュートを管路の空隙に位置させると共に、圧
    縮空気を介して当該パラシュートを前進させ、これによ
    り、空パイプを当該管路内に布設し、然る後、所要の小
    径ケーブルを当該空パイプ内に挿入布設することを特徴
    とする既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法。
  2. 【請求項2】 パラシュートに依る引込み牽引力より小
    さな力のバックテンションを空パイプに加えながら、当
    該空パイプを管路内に布設するようにした請求項1に記
    載の既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法。
  3. 【請求項3】 空パイプの内径の80%以下の占積率の
    小径ケーブルを、当該空パイプ内に、押込み法、ロープ
    に依る引込み法、圧縮空気等に依る気送法、又はこれら
    の組合せに基づき布設することを特徴とする請求項1に
    記載の既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法。
JP29914392A 1992-10-13 1992-10-13 既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法 Pending JPH06133426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29914392A JPH06133426A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29914392A JPH06133426A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06133426A true JPH06133426A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17868684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29914392A Pending JPH06133426A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06133426A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4027497A1 (de) * 1989-08-31 1991-03-07 Mitsubishi Electric Corp Handhabungsautomat
US5249131A (en) * 1989-10-23 1993-09-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling the loading of workpieces onto a pallet

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4027497A1 (de) * 1989-08-31 1991-03-07 Mitsubishi Electric Corp Handhabungsautomat
DE4027497C2 (de) * 1989-08-31 1999-05-27 Mitsubishi Electric Corp Handhabungsautomat
US5249131A (en) * 1989-10-23 1993-09-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling the loading of workpieces onto a pallet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4411409A (en) Tube pulling and lubricating system
JP2567757B2 (ja) 管内への配線・配管材の布設方法、これの布設装置及びこれに使用される配線・配管用の管
JPH02217803A (ja) 光ファイバケーブルおよび光ファイバの挿通方法
JPH03504770A (ja) 伝送線の布設
JPH0222921B2 (ja)
US3091433A (en) Vacuum-actuated apparatus and method for drawing lines through a pipe or conduit
US2676389A (en) Method of applying metal sheaths to electric cables
JPH06133426A (ja) 既設ケーブル管路への小径ケーブル布設工法
US2689039A (en) Manufacture of electric cables
JPH0352508A (ja) ケーブルの後布設方法
JPH0740967Y2 (ja) エア吹き流しによる管路内布設用光ファイバケーブル
JPH04336506A (ja) 空気圧送引込み用光ケーブル
JPH0740968Y2 (ja) 吹き流しによる管路内布設用光フアイバケーブル
JP3138523B2 (ja) 通信線の布設・回収方法
JPH09145973A (ja) 光線路用パイプケーブル架設構造体
JPH03218211A (ja) ケーブルの管路内布設方法
JPH01292302A (ja) 光ファイバの布設方法
JPH0946840A (ja) 弾性ローラによるケーブル等の管路内通線及び撤去工法
JP2871758B2 (ja) 線状体の布設方法
JPH01188810A (ja) 細径パイプ内への光ケーブル導通方法
JPH03203512A (ja) ケーブルの布設方法
JP2522479B2 (ja) 配管工法
JPH09135510A (ja) ケーブル吊り下げ用螺旋状支持具の施工方法とその引 き紐通し具
JPH10341509A (ja) ボールローラによるケーブル等の管路内延線又は撤去工法
JPH04194805A (ja) 光ファイバケーブル通線方法