JPH06133398A - 音響再生装置 - Google Patents
音響再生装置Info
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- JPH06133398A JPH06133398A JP4281386A JP28138692A JPH06133398A JP H06133398 A JPH06133398 A JP H06133398A JP 4281386 A JP4281386 A JP 4281386A JP 28138692 A JP28138692 A JP 28138692A JP H06133398 A JPH06133398 A JP H06133398A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サラウンドの効果を高く、しかもボ−カルの
レベルが後方へ定位することのない音響再生装置を提供
する。 【構成】 Rチャンネル信号とLチャンネル信号との差
信号を検出する(R−L)信号検出回路と、この差信号
を位相遅延させる第1の位相遅延回路と、Rチャンネル
信号とLチャンネル信号との和信号を検出する(R+
L)信号検出回路と、この和信号のうち中音域信号を検
出するための帯域フィルタ−と、フィルターの出力信号
を位相遅延させる第2の位相遅延回路と、一方のチャン
ネル信号に第1の位相遅延回路の出力信号と帯域フィル
タ−の出力信号とを加算する第1のミキシング回路と、
他方のチャンネル信号から第1の位相遅延回路の出力信
号を減算し、第2の位相遅延回路により位相遅延された
帯域フィルタ−の出力信号を加算する第2のミキシング
回路とを備えた。
レベルが後方へ定位することのない音響再生装置を提供
する。 【構成】 Rチャンネル信号とLチャンネル信号との差
信号を検出する(R−L)信号検出回路と、この差信号
を位相遅延させる第1の位相遅延回路と、Rチャンネル
信号とLチャンネル信号との和信号を検出する(R+
L)信号検出回路と、この和信号のうち中音域信号を検
出するための帯域フィルタ−と、フィルターの出力信号
を位相遅延させる第2の位相遅延回路と、一方のチャン
ネル信号に第1の位相遅延回路の出力信号と帯域フィル
タ−の出力信号とを加算する第1のミキシング回路と、
他方のチャンネル信号から第1の位相遅延回路の出力信
号を減算し、第2の位相遅延回路により位相遅延された
帯域フィルタ−の出力信号を加算する第2のミキシング
回路とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Rチャンネル信号とL
チャンネル信号の差(R−L)信号を位相遅延させて再
びRチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算
させる信号処理を行うサラウンド回路を有する音響再生
装置に関するものである。
チャンネル信号の差(R−L)信号を位相遅延させて再
びRチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算
させる信号処理を行うサラウンド回路を有する音響再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響再生装置は、より豊かな臨場
感を再現するために、サラウンド機能が多く取り入れら
れている。以下図面を参照しながら、上述した従来の音
響再生装置の一例について説明する。
感を再現するために、サラウンド機能が多く取り入れら
れている。以下図面を参照しながら、上述した従来の音
響再生装置の一例について説明する。
【0003】図4は従来の音響再生装置の回路構成を示
すものである。図4において、1はRチャンネル信号入
力端子、2はLチャンネル信号入力端子、3は(R−
L)信号検出回路、4は位相遅延回路、S1はサラウン
ドON/OFFスイッチである。A1及びA2はバッフ
ァ−アンプであり、C1,C2,C3及びC4はカップ
リングコンデンサ−、11はRチャンネル側のミキシン
グ回路、12はLチャンネル側のミキシング回路、10
は基準電圧源であり、上記(R−L)信号検出回路3に
より検出された(R−L)信号は、位相遅延回路4によ
り遅延(Δt)を受け、サラウンドON/OFFスイッ
チS1によりサラウンドON時はミキシング回路11及
び12に供給され、サラウンドOFF時はミキシング回
路11及び12に供給されないように切り換えられる。
基準電圧源10において、R16は抵抗、D1はツエナ
−ダイオ−ド、C11はコンデンサ−であり、電源Vc
cより抵抗R16を介して電流が供給されツエナ−ダイ
オ−ドD1により定電圧化され、更にコンデンサ−C1
1により安定化され基準電圧Vrefを出力する。
すものである。図4において、1はRチャンネル信号入
力端子、2はLチャンネル信号入力端子、3は(R−
L)信号検出回路、4は位相遅延回路、S1はサラウン
ドON/OFFスイッチである。A1及びA2はバッフ
ァ−アンプであり、C1,C2,C3及びC4はカップ
リングコンデンサ−、11はRチャンネル側のミキシン
グ回路、12はLチャンネル側のミキシング回路、10
は基準電圧源であり、上記(R−L)信号検出回路3に
より検出された(R−L)信号は、位相遅延回路4によ
り遅延(Δt)を受け、サラウンドON/OFFスイッ
チS1によりサラウンドON時はミキシング回路11及
び12に供給され、サラウンドOFF時はミキシング回
路11及び12に供給されないように切り換えられる。
基準電圧源10において、R16は抵抗、D1はツエナ
−ダイオ−ド、C11はコンデンサ−であり、電源Vc
cより抵抗R16を介して電流が供給されツエナ−ダイ
オ−ドD1により定電圧化され、更にコンデンサ−C1
1により安定化され基準電圧Vrefを出力する。
【0004】ミキシング回路11において、R23、R
24及びR25は抵抗、A12は、演算増幅器であり、
マイナス入力には(R−L)信号が抵抗R23を介して
供給されRチャンネル信号がR24を介して供給され、
また抵抗R25はマイナス入力と出力間に接続される。
プラス入力は基準電圧Vrefに接続される。本従来例
では抵抗R23、R24及びR25は同一の抵抗値と
し、Rチャンネル信号に対するゲインはR25/R23
=1、(R−L)信号に対するゲインはR25/R24
=1となる。また、ミキシング回路12において、R2
6、R27、R28及びR29は抵抗、A13は、演算
増幅器であり、マイナス入力にはLチャンネル信号が抵
抗R26を介して供給され、抵抗R25はマイナス入力
と出力間に接続され、プラス入力には(R−L)信号が
抵抗R27を介して供給され、さらにプラス入力は抵抗
R29を介して基準電圧Vrefに接続される。本従来
例では抵抗R26、R27、R28及びR29は同一の
抵抗値とし、Lチャンネル信号に対するゲインはR28
/R26=1、(R−L)信号に対するゲインはR29
/(R27+R29)×(R26+R28)/R26=
1となる。
24及びR25は抵抗、A12は、演算増幅器であり、
マイナス入力には(R−L)信号が抵抗R23を介して
供給されRチャンネル信号がR24を介して供給され、
また抵抗R25はマイナス入力と出力間に接続される。
プラス入力は基準電圧Vrefに接続される。本従来例
では抵抗R23、R24及びR25は同一の抵抗値と
し、Rチャンネル信号に対するゲインはR25/R23
=1、(R−L)信号に対するゲインはR25/R24
=1となる。また、ミキシング回路12において、R2
6、R27、R28及びR29は抵抗、A13は、演算
増幅器であり、マイナス入力にはLチャンネル信号が抵
抗R26を介して供給され、抵抗R25はマイナス入力
と出力間に接続され、プラス入力には(R−L)信号が
抵抗R27を介して供給され、さらにプラス入力は抵抗
R29を介して基準電圧Vrefに接続される。本従来
例では抵抗R26、R27、R28及びR29は同一の
抵抗値とし、Lチャンネル信号に対するゲインはR28
/R26=1、(R−L)信号に対するゲインはR29
/(R27+R29)×(R26+R28)/R26=
1となる。
【0005】次に、VR1及びVR2は音量ボリュ−
ム、A8及びA9はパワ−アンプ、C7,C8,C9及
びC10はカップリングコンデンサ−、SP1及びSP
2はスピ−カ−であり、ミキシング回路11の出力は、
カップリングコンデンサ−C3、音量ボリュ−ムVR1
及びカップリングコンデンサ−C26を介してパワ−ア
ンプA15に入力され、更にその出力は、カップリング
コンデンサ−C28を介してスピ−カ−SP1に入力さ
れ、音響再生される。一方、ミキシング回路12の出力
は、カップリングコンデンサ−C4、音量ボリュ−ムV
R2及びカップリングコンデンサ−C27を介してパワ
−アンプA16に入力され、更にその出力は、カップリ
ングコンデンサ−C29を介してスピ−カ−SP2に入
力され音響再生される。
ム、A8及びA9はパワ−アンプ、C7,C8,C9及
びC10はカップリングコンデンサ−、SP1及びSP
2はスピ−カ−であり、ミキシング回路11の出力は、
カップリングコンデンサ−C3、音量ボリュ−ムVR1
及びカップリングコンデンサ−C26を介してパワ−ア
ンプA15に入力され、更にその出力は、カップリング
コンデンサ−C28を介してスピ−カ−SP1に入力さ
れ、音響再生される。一方、ミキシング回路12の出力
は、カップリングコンデンサ−C4、音量ボリュ−ムV
R2及びカップリングコンデンサ−C27を介してパワ
−アンプA16に入力され、更にその出力は、カップリ
ングコンデンサ−C29を介してスピ−カ−SP2に入
力され音響再生される。
【0006】以上のように構成された音響再生装置につ
いて、以下その動作について説明する。サラウンドON
時には、サラウンドON/OFFスイッチS1は、ON
側に切り換わり、Rチャンネル側のスピ−カ−SP1よ
りR+Δt(R−L)の出力が得られ、Lチャンネル側
のスピ−カ−SP2よりL−Δt(R−L)の出力が得
られる。
いて、以下その動作について説明する。サラウンドON
時には、サラウンドON/OFFスイッチS1は、ON
側に切り換わり、Rチャンネル側のスピ−カ−SP1よ
りR+Δt(R−L)の出力が得られ、Lチャンネル側
のスピ−カ−SP2よりL−Δt(R−L)の出力が得
られる。
【0007】次に、位相遅延回路4の動作について図2
を用いて説明する。図2は演算増幅器を用いた位相遅延
回路を示すものでである。R17〜R22は抵抗であり
同一の抵抗値Rdであり、C12及びC13はコンデン
サ−であり同一の容量値Cdであり、A10及びA11
は演算増幅器である。ここで、位相遅延回路4の位相遅
延量φは、
を用いて説明する。図2は演算増幅器を用いた位相遅延
回路を示すものでである。R17〜R22は抵抗であり
同一の抵抗値Rdであり、C12及びC13はコンデン
サ−であり同一の容量値Cdであり、A10及びA11
は演算増幅器である。ここで、位相遅延回路4の位相遅
延量φは、
【0008】
【数1】
【0009】となり、時間遅延量Δtは、
【0010】
【数2】
【0011】となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の音響再生装置は、Rチャンネル信号とLチャ
ンネル信号の差信号(R−L)信号を位相遅延させ、再
びRチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算
させる信号処理を行うサラウンド回路のRチャンネル側
の出力がR+Δt(R−L)、Lチャンネル側の出力が
L−Δt(R−L)となり、サラウンドの効果を出すた
めに、Δt(R−L)の成分を多くミキシングすると、
RチャンネルとLチャンネルの同相成分の比率が下が
る。特に、ボ−カルを有したソ−スにおいては一般的に
ボ−カルが上記の同相成分である場合が多く、聴感上、
ボ−カルのレベルが下がり後方へ定位するという問題点
を有していた。
うな従来の音響再生装置は、Rチャンネル信号とLチャ
ンネル信号の差信号(R−L)信号を位相遅延させ、再
びRチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算
させる信号処理を行うサラウンド回路のRチャンネル側
の出力がR+Δt(R−L)、Lチャンネル側の出力が
L−Δt(R−L)となり、サラウンドの効果を出すた
めに、Δt(R−L)の成分を多くミキシングすると、
RチャンネルとLチャンネルの同相成分の比率が下が
る。特に、ボ−カルを有したソ−スにおいては一般的に
ボ−カルが上記の同相成分である場合が多く、聴感上、
ボ−カルのレベルが下がり後方へ定位するという問題点
を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、サラ
ウンドの効果を高く、しかもボ−カルのレベルが下がり
後方へ定位することのない音響再生装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
ウンドの効果を高く、しかもボ−カルのレベルが下がり
後方へ定位することのない音響再生装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の音響再生装置は、Rチャンネル信号とLチャ
ンネル信号との差信号を検出する(R−L)信号検出回
路と、その検出された(R−L)信号を位相遅延させる
第1の位相遅延回路と、前記Rチャンネル信号と前記L
チャンネル信号との和信号を検出する(R+L)信号検
出回路と、検出された(R+L)信号のうち中音域信号
を検出して出力する帯域フィルタと、前記帯域フィルタ
で出力された信号を位相遅延させる第2の位相遅延回路
と、前記Rチャンネル信号と前記Lチャンネル信号のう
ちの一方のチャンネル信号に前記第1の位相遅延回路の
出力信号と帯域、フィルタの出力信号とを加算する第1
のミキシング回路と、他方のチャンネル信号から前記第
1の位相遅延回路の出力信号を減算するとともに前記第
2の位相遅延回路により位相遅延された前記帯域フィル
タの出力信号を加算する第2のミキシング回路とを備え
たものである。
に本発明の音響再生装置は、Rチャンネル信号とLチャ
ンネル信号との差信号を検出する(R−L)信号検出回
路と、その検出された(R−L)信号を位相遅延させる
第1の位相遅延回路と、前記Rチャンネル信号と前記L
チャンネル信号との和信号を検出する(R+L)信号検
出回路と、検出された(R+L)信号のうち中音域信号
を検出して出力する帯域フィルタと、前記帯域フィルタ
で出力された信号を位相遅延させる第2の位相遅延回路
と、前記Rチャンネル信号と前記Lチャンネル信号のう
ちの一方のチャンネル信号に前記第1の位相遅延回路の
出力信号と帯域、フィルタの出力信号とを加算する第1
のミキシング回路と、他方のチャンネル信号から前記第
1の位相遅延回路の出力信号を減算するとともに前記第
2の位相遅延回路により位相遅延された前記帯域フィル
タの出力信号を加算する第2のミキシング回路とを備え
たものである。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成によって、(R+L)信
号の中音域信号がRチャンネル及びLチャンネル信号に
ミキシングされ、RチャンネルとLチャンネルの中音域
の同相成分を補正するとともに、Rチャンネルにミキシ
ングされる(R+L)信号の中音域信号とLチャンネル
にミキシングされる(R+L)信号の中音域信号に第2
の位相遅延回路により位相差が発生し、音像が前方に移
動することとなる。
号の中音域信号がRチャンネル及びLチャンネル信号に
ミキシングされ、RチャンネルとLチャンネルの中音域
の同相成分を補正するとともに、Rチャンネルにミキシ
ングされる(R+L)信号の中音域信号とLチャンネル
にミキシングされる(R+L)信号の中音域信号に第2
の位相遅延回路により位相差が発生し、音像が前方に移
動することとなる。
【0016】
【実施例】以下本発明の音響再生装置の実施例につい
て、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
て、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の実施例における音響再生
装置の回路構成図である。図1において、1はRチャン
ネル信号入力端子、2はLチャンネル信号入力端子、3
は(R−L)信号検出回路、4は位相遅延回路、S1は
サラウンドON/OFFスイッチである。A1及びA2
はバッファ−アンプであり、C1,C2,C3及びC4
はカップリングコンデンサ−、10は基準電圧源であ
り、上述した従来例と同様の回路である。5は(R+
L)信号検出回路、6は帯域フィルタ−、7は第2の位
相遅延回路、8はRチャンネル側のミキシング回路、9
はLチャンネル側のミキシング回路である。
装置の回路構成図である。図1において、1はRチャン
ネル信号入力端子、2はLチャンネル信号入力端子、3
は(R−L)信号検出回路、4は位相遅延回路、S1は
サラウンドON/OFFスイッチである。A1及びA2
はバッファ−アンプであり、C1,C2,C3及びC4
はカップリングコンデンサ−、10は基準電圧源であ
り、上述した従来例と同様の回路である。5は(R+
L)信号検出回路、6は帯域フィルタ−、7は第2の位
相遅延回路、8はRチャンネル側のミキシング回路、9
はLチャンネル側のミキシング回路である。
【0018】(R+L)信号検出回路5においてR1
0、R11は抵抗でありRチャンネル側のバッファ−ア
ンプA1の出力より抵抗R10を介し更に、Lチャンネ
ル側のバッファ−アンプA2の出力より抵抗R11を介
してRチャンネル信号とLチャンネル信号との和信号を
検出するものである。次に、帯域フィルタ−6におい
て、R12〜R15は抵抗、C5、C6はコンデンサ
−、A6は演算増幅器、A7はバッファ−アンプであ
り、(R+L)信号検出回路5により検出された(R+
L)信号は演算増幅器A6のプラス入力に入力され、演
算増幅器A6の+入力は抵抗R12を介して基準電圧V
refに接続され、更に、コンデンサ−C5を介して接
地される。抵抗R12は、演算増幅器A6にバイアスを
与えるとともに、+入力に入力される(R+L)信号の
信号レベルを決定し、コンデンサ−C5は、カットオフ
周波数fcを、
0、R11は抵抗でありRチャンネル側のバッファ−ア
ンプA1の出力より抵抗R10を介し更に、Lチャンネ
ル側のバッファ−アンプA2の出力より抵抗R11を介
してRチャンネル信号とLチャンネル信号との和信号を
検出するものである。次に、帯域フィルタ−6におい
て、R12〜R15は抵抗、C5、C6はコンデンサ
−、A6は演算増幅器、A7はバッファ−アンプであ
り、(R+L)信号検出回路5により検出された(R+
L)信号は演算増幅器A6のプラス入力に入力され、演
算増幅器A6の+入力は抵抗R12を介して基準電圧V
refに接続され、更に、コンデンサ−C5を介して接
地される。抵抗R12は、演算増幅器A6にバイアスを
与えるとともに、+入力に入力される(R+L)信号の
信号レベルを決定し、コンデンサ−C5は、カットオフ
周波数fcを、
【0019】
【数3】
【0020】とする低域通過フィルタ−を構成する。演
算増幅器A6のマイナス入力は抵抗R13を介して演算
増幅器A6の出力に接続され、更に、R14を介して基
準電圧Vrefに接続され、抵抗R13及びR14によ
り、演算増幅器A6のゲインは
算増幅器A6のマイナス入力は抵抗R13を介して演算
増幅器A6の出力に接続され、更に、R14を介して基
準電圧Vrefに接続され、抵抗R13及びR14によ
り、演算増幅器A6のゲインは
【0021】
【数4】
【0022】に設定される。更に、演算増幅器A6の出
力はコンデンサ−C6を介してバッファ−アンプA7の
入力に接続されバッファ−アンプA7の入力は抵抗R1
5を介して基準電圧Vrefに接続され、コンデンサ−
C6及び抵抗R15によりカットオフ周波数fcを
力はコンデンサ−C6を介してバッファ−アンプA7の
入力に接続されバッファ−アンプA7の入力は抵抗R1
5を介して基準電圧Vrefに接続され、コンデンサ−
C6及び抵抗R15によりカットオフ周波数fcを
【0023】
【数5】
【0024】とする高域通過フィルタ−を構成し、低域
通過フィルタ−との組合せにより帯域フィルタ−を構成
する。本実施例では1kHzを中心周波数とした帯域フ
ィルタ−とし、(R+L)信号の中音域信号を検出す
る。
通過フィルタ−との組合せにより帯域フィルタ−を構成
する。本実施例では1kHzを中心周波数とした帯域フ
ィルタ−とし、(R+L)信号の中音域信号を検出す
る。
【0025】第2の位相遅延回路7において、その回路
構成は第1の位相遅延回路4と同一であり、図2に示す
演算増幅器を用いた位相遅延回路であり、その入力は、
帯域フィルタ−6のバッファ−アンプA7の出力に接続
され、(R+L)信号の中音域信号に位相遅延を加え
る。
構成は第1の位相遅延回路4と同一であり、図2に示す
演算増幅器を用いた位相遅延回路であり、その入力は、
帯域フィルタ−6のバッファ−アンプA7の出力に接続
され、(R+L)信号の中音域信号に位相遅延を加え
る。
【0026】S2、S3は、サラウンドON/OFFス
イッチであり、サラウンドON/OFFスイッチS1と
連動しており、サラウンドON/OFFスイッチS2の
ON側可動片は、帯域フィルタ−6のバッファ−アンプ
A7の出力に接続され、OFF側可動片は、基準電圧V
refに接続され、サラウンドON/OFFスイッチS
3のON側可動片は、第2の位相遅延回路7の出力に接
続され、OFF側可動片は、基準電圧Vrefに接続さ
れる。
イッチであり、サラウンドON/OFFスイッチS1と
連動しており、サラウンドON/OFFスイッチS2の
ON側可動片は、帯域フィルタ−6のバッファ−アンプ
A7の出力に接続され、OFF側可動片は、基準電圧V
refに接続され、サラウンドON/OFFスイッチS
3のON側可動片は、第2の位相遅延回路7の出力に接
続され、OFF側可動片は、基準電圧Vrefに接続さ
れる。
【0027】ミキシング回路8において、R1〜R4は
抵抗、A4は、演算増幅器であり、マイナス入力には
(R−L)信号が抵抗R1を介して供給され、Rチャン
ネル信号がR2を介して供給され、更にマイナス入力
は、R3を介してサラウンドON/OFFスイッチS2
の共通片に接続され、また抵抗R4は演算増幅器A4の
マイナス入力と出力間に接続される。プラス入力は基準
電圧Vrefに接続される。本従来例では抵抗R1〜4
は同一の抵抗値とし、Rチャンネル信号に対するゲイン
はR4/R2=1、(R−L)信号に対するゲインはR
4/R1=1となり、(R+L)信号の中音域信号に対
するゲインはR4/R3=1となる。
抵抗、A4は、演算増幅器であり、マイナス入力には
(R−L)信号が抵抗R1を介して供給され、Rチャン
ネル信号がR2を介して供給され、更にマイナス入力
は、R3を介してサラウンドON/OFFスイッチS2
の共通片に接続され、また抵抗R4は演算増幅器A4の
マイナス入力と出力間に接続される。プラス入力は基準
電圧Vrefに接続される。本従来例では抵抗R1〜4
は同一の抵抗値とし、Rチャンネル信号に対するゲイン
はR4/R2=1、(R−L)信号に対するゲインはR
4/R1=1となり、(R+L)信号の中音域信号に対
するゲインはR4/R3=1となる。
【0028】次に、ミキシング回路9において、R5〜
R9は抵抗、A5は、演算増幅器である。演算増幅器A
5の−入力には抵抗R5を介してLチャンネル信号が供
給され、また、マイナス入力は抵抗R6を介してサラウ
ンドON/OFFスイッチS3の共通片に、更に、抵抗
R4を介して演算増幅器A5の出力に接続される。演算
増幅器A5のプラス入力には抵抗R7を介して(R−
L)信号が供給され、また、プラス入力は抵抗R9を介
して基準電圧Vrefに接続される。本実施例では抵抗
R5〜R8は同一の抵抗値とし、R9は抵抗R5〜R8
の抵抗値の1/2とすることで、Lチャンネル信号に対
するゲインはR8/R5=1、(R+L)信号の中音域
信号に対するゲインはR8/R6=1となる。(R−
L)信号に対するゲインは
R9は抵抗、A5は、演算増幅器である。演算増幅器A
5の−入力には抵抗R5を介してLチャンネル信号が供
給され、また、マイナス入力は抵抗R6を介してサラウ
ンドON/OFFスイッチS3の共通片に、更に、抵抗
R4を介して演算増幅器A5の出力に接続される。演算
増幅器A5のプラス入力には抵抗R7を介して(R−
L)信号が供給され、また、プラス入力は抵抗R9を介
して基準電圧Vrefに接続される。本実施例では抵抗
R5〜R8は同一の抵抗値とし、R9は抵抗R5〜R8
の抵抗値の1/2とすることで、Lチャンネル信号に対
するゲインはR8/R5=1、(R+L)信号の中音域
信号に対するゲインはR8/R6=1となる。(R−
L)信号に対するゲインは
【0029】
【数6】
【0030】となる。次に、VR1及びVR2は音量ボ
リュ−ム、A8及びA9はパワ−アンプ、C7,C8,
C9及びC10はカップリングコンデンサ−、SP1及
びSP2はスピ−カ−であり、ミキシング回路8の出力
は、カップリングコンデンサ−C3、音量ボリュ−ムV
R1及びカップリングコンデンサ−C7を介してパワ−
アンプA8に入力され、更にパワ−アンプA8出力は、
カップリングコンデンサ−C9を介してスピ−カ−SP
1に入力され音響再生される。一方、ミキシング回路9
の出力は、カップリングコンデンサ−C4、音量ボリュ
−ムVR2及びカップリングコンデンサ−C8を介して
パワ−アンプA9に入力され、更にパワ−アンプA9出
力は、カップリングコンデンサ−C10を介してスピ−
カ−SP2に入力され音響再生される。
リュ−ム、A8及びA9はパワ−アンプ、C7,C8,
C9及びC10はカップリングコンデンサ−、SP1及
びSP2はスピ−カ−であり、ミキシング回路8の出力
は、カップリングコンデンサ−C3、音量ボリュ−ムV
R1及びカップリングコンデンサ−C7を介してパワ−
アンプA8に入力され、更にパワ−アンプA8出力は、
カップリングコンデンサ−C9を介してスピ−カ−SP
1に入力され音響再生される。一方、ミキシング回路9
の出力は、カップリングコンデンサ−C4、音量ボリュ
−ムVR2及びカップリングコンデンサ−C8を介して
パワ−アンプA9に入力され、更にパワ−アンプA9出
力は、カップリングコンデンサ−C10を介してスピ−
カ−SP2に入力され音響再生される。
【0031】以上のように構成された音響再生装置につ
いて、以下その動作について説明する。サラウンドON
時には、サラウンドON/OFFスイッチS1〜S3
は、ON側に切り換わり、第一の位相遅延回路4の遅延
量をΔt1 、第二の位相遅延回路7の遅延量をΔt2 と
すると、Rチャンネル側のスピ−カ−SP1から
いて、以下その動作について説明する。サラウンドON
時には、サラウンドON/OFFスイッチS1〜S3
は、ON側に切り換わり、第一の位相遅延回路4の遅延
量をΔt1 、第二の位相遅延回路7の遅延量をΔt2 と
すると、Rチャンネル側のスピ−カ−SP1から
【0032】
【数7】
【0033】の出力が得られ、Lチャンネル側のスピ−
カ−SP2から
カ−SP2から
【0034】
【数8】
【0035】の出力が得られ、サラウンド状態となり、
サラウンドOFF時には、サラウンドON/OFFスイ
ッチS1〜S3は、OFF側に切り換わり、共通片が設
置されRチャンネル側のスピ−カ−SP1からRが出力
され、Lチャンネル側のスピ−カ−SP2からLが出力
され通常のステレオ状態となる。
サラウンドOFF時には、サラウンドON/OFFスイ
ッチS1〜S3は、OFF側に切り換わり、共通片が設
置されRチャンネル側のスピ−カ−SP1からRが出力
され、Lチャンネル側のスピ−カ−SP2からLが出力
され通常のステレオ状態となる。
【0036】図3は、サラウンドON時、Rチャンネル
信号入力端子1及びLチャンネル信号入力端子2に同一
の信号を入力したの場合の各スピ−カからの音響出力特
性図であり、AはRチャンネル信号及びLチャンネル信
号レベルであり、Bは帯域フィルタ−6により中音域が
検出された(R+L)信号レベルである。
信号入力端子1及びLチャンネル信号入力端子2に同一
の信号を入力したの場合の各スピ−カからの音響出力特
性図であり、AはRチャンネル信号及びLチャンネル信
号レベルであり、Bは帯域フィルタ−6により中音域が
検出された(R+L)信号レベルである。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、Rチャンネル信
号とLチンネル信号との差信号を検出する(R−L)信
号検出回路と、その検出された(R−L)信号を位相遅
延させる第1の位相遅延回路と、前記Rチャンネル信号
と前記Lチャンネル信号との和信号を検出する(R+
L)信号検出回路と、検出された(R+L)信号のうち
中音域信号を検出して出力する帯域フィルタと、前記帯
域フィルタで出力された信号を位相遅延させる第2の位
相遅延回路と、前記R)チャンネル信号と前記Lチャン
ネル信号のうちの一方のチャンネル信号に前記第1の位
相遅延回路の出力信号と帯域、フィルタの出力信号とを
加算する第1のミキシング回路と、他方のチャンネル信
号から前記第1の位相遅延回路の出力信号を減算すると
ともに前記第2の位相遅延回路により位相遅延された前
記帯域フィルタの出力信号を加算する第2のミキシング
回路とを備えたのでサラウンドの効果が高く、しかもボ
ーカル(中音域)が下がって後方へ定位してしまうこと
のない音響再生装置を提供することができる。
号とLチンネル信号との差信号を検出する(R−L)信
号検出回路と、その検出された(R−L)信号を位相遅
延させる第1の位相遅延回路と、前記Rチャンネル信号
と前記Lチャンネル信号との和信号を検出する(R+
L)信号検出回路と、検出された(R+L)信号のうち
中音域信号を検出して出力する帯域フィルタと、前記帯
域フィルタで出力された信号を位相遅延させる第2の位
相遅延回路と、前記R)チャンネル信号と前記Lチャン
ネル信号のうちの一方のチャンネル信号に前記第1の位
相遅延回路の出力信号と帯域、フィルタの出力信号とを
加算する第1のミキシング回路と、他方のチャンネル信
号から前記第1の位相遅延回路の出力信号を減算すると
ともに前記第2の位相遅延回路により位相遅延された前
記帯域フィルタの出力信号を加算する第2のミキシング
回路とを備えたのでサラウンドの効果が高く、しかもボ
ーカル(中音域)が下がって後方へ定位してしまうこと
のない音響再生装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施例における音響再生装置の回路構
成図
成図
【図2】演算増幅器を用いた位相遅延回路図
【図3】サラウンドONの場合の各スピ−カからの音響
出力特性図
出力特性図
【図4】従来例における音響再生装置の回路構成図
1 Rチャンネル信号入力端子 2 Lチャンネル信号入力端子 3 (R−L)信号検出回路 4 第1の位相遅延回路 5 (R+L)信号検出回路 6 帯域フィルター 7 第2の位相遅延回路 8 Rチャンネル側のミキシング回路 9 Lチャンネル側のミキシング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04S 7/00 E 8421−5H
Claims (1)
- 【請求項1】 Rチャンネル信号とLチャンネル信号と
の差信号を検出する(R−L)信号検出回路と、その検
出された(R−L)信号を位相遅延させる第1の位相遅
延回路と、前記Rチャンネル信号と前記Lチャンネル信
号との和信号を検出する(R+L)信号検出回路と、検
出された(R+L)信号のうち中音域信号を検出して出
力する帯域フィルタと、前記帯域フィルタで出力された
信号を位相遅延させる第2の位相遅延回路と、前記Rチ
ャンネル信号と前記Lチャンネル信号のうちの一方のチ
ャンネル信号に前記第1の位相遅延回路の出力信号と帯
域フィルタの出力信号とを加算する第1のミキシング回
路と、他方のチャンネル信号から前記第1の位相遅延回
路の出力信号を減算するとともに前記第2の位相遅延回
路により位相遅延された前記帯域フィルタの出力信号を
加算する第2のミキシング回路とを備えたことを特徴と
する音響再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28138692A JP3303360B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 音響再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28138692A JP3303360B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 音響再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133398A true JPH06133398A (ja) | 1994-05-13 |
JP3303360B2 JP3303360B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=17638420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28138692A Expired - Fee Related JP3303360B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 音響再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3303360B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001349782A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-21 | Yokogawa Electric Corp | フーリエ分光器 |
JP2013093772A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Yamaha Corp | 信号処理装置 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28138692A patent/JP3303360B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001349782A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-21 | Yokogawa Electric Corp | フーリエ分光器 |
JP4581183B2 (ja) * | 2000-06-06 | 2010-11-17 | 横河電機株式会社 | フーリエ分光器 |
JP2013093772A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Yamaha Corp | 信号処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3303360B2 (ja) | 2002-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |