JP2949942B2 - 音響再生装置 - Google Patents
音響再生装置Info
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- JP2949942B2 JP2949942B2 JP3206695A JP20669591A JP2949942B2 JP 2949942 B2 JP2949942 B2 JP 2949942B2 JP 3206695 A JP3206695 A JP 3206695A JP 20669591 A JP20669591 A JP 20669591A JP 2949942 B2 JP2949942 B2 JP 2949942B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Rチャンネル信号とL
チャンネル信号の差(R−L)信号を位相遅延させて再
びRチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算
させる信号処理を行うサラウンド回路を有する音響再生
装置に関するものである。
チャンネル信号の差(R−L)信号を位相遅延させて再
びRチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算
させる信号処理を行うサラウンド回路を有する音響再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響再生装置は、より豊かな臨場
感を再現するために、サラウンド機能が多く取り入れら
れている。以下図面を参照しながら、上述した従来の音
響再生装置の一例について説明する。
感を再現するために、サラウンド機能が多く取り入れら
れている。以下図面を参照しながら、上述した従来の音
響再生装置の一例について説明する。
【0003】図4は従来の音響再生装置の回路構成を示
すものである。図4において、7はサラウンド回路ブロ
ックであり、このサラウンド回路ブロック7において、
1はRチャンネル信号入力端子、2はLチャンネル信号
入力端子、3は(R−L)信号検出回路、4及び6は低
域通過フィルタ−、5は位相遅延回路、S1はサラウン
ドON/OFFスイッチである。A1及びA2はバッフ
ァ−アンプであり、C1,C2,C3及びC4はカップ
リングコンデンサ−、A7及びA8はミキシングアンプ
である。上記(R−L)信号検出回路3により検出され
た(R−L)信号は、低域通過フィルタ−4を通過した
後位相遅延回路5により遅延(Δt)を受け、更に低域
通過フィルタ−6を通過し、Rチャンネルにはミキシン
グアンプA7において加算ミキシングされ、R+Δt
(R−L)がカップリングコンデンサ−C3を介して出
力され、LチャンネルにはミキシングアンプA8におい
て減算ミキシングされ、L−Δt(R−L)がカップリ
ングコンデンサ−C4を介して出力される。
すものである。図4において、7はサラウンド回路ブロ
ックであり、このサラウンド回路ブロック7において、
1はRチャンネル信号入力端子、2はLチャンネル信号
入力端子、3は(R−L)信号検出回路、4及び6は低
域通過フィルタ−、5は位相遅延回路、S1はサラウン
ドON/OFFスイッチである。A1及びA2はバッフ
ァ−アンプであり、C1,C2,C3及びC4はカップ
リングコンデンサ−、A7及びA8はミキシングアンプ
である。上記(R−L)信号検出回路3により検出され
た(R−L)信号は、低域通過フィルタ−4を通過した
後位相遅延回路5により遅延(Δt)を受け、更に低域
通過フィルタ−6を通過し、Rチャンネルにはミキシン
グアンプA7において加算ミキシングされ、R+Δt
(R−L)がカップリングコンデンサ−C3を介して出
力され、LチャンネルにはミキシングアンプA8におい
て減算ミキシングされ、L−Δt(R−L)がカップリ
ングコンデンサ−C4を介して出力される。
【0004】次に、VR1及びVR2は音量ボリュ−
ム、A15及びA16はパワ−アンプ、C26,C2
7,C28及びC29はカップリングコンデンサ−、S
P5及びSP6はスピ−カ−であり、サラウンド回路ブ
ロック7のRチャンネル出力は、音量ボリュ−ムVR1
及びカップリングコンデンサ−C26を介してパワ−ア
ンプA15に入力され、更にその出力は、カップリング
コンデンサ−C28を介してスピ−カ−SP5に入力さ
れ、音響再生される。一方、Lチャンネル出力は、音量
ボリュ−ムVR2及びカップリングコンデンサ−C27
を介してパワ−アンプA16に入力され、更にその出力
は、カップリングコンデンサ−C29を介してスピ−カ
−SP6に入力され音響再生される。
ム、A15及びA16はパワ−アンプ、C26,C2
7,C28及びC29はカップリングコンデンサ−、S
P5及びSP6はスピ−カ−であり、サラウンド回路ブ
ロック7のRチャンネル出力は、音量ボリュ−ムVR1
及びカップリングコンデンサ−C26を介してパワ−ア
ンプA15に入力され、更にその出力は、カップリング
コンデンサ−C28を介してスピ−カ−SP5に入力さ
れ、音響再生される。一方、Lチャンネル出力は、音量
ボリュ−ムVR2及びカップリングコンデンサ−C27
を介してパワ−アンプA16に入力され、更にその出力
は、カップリングコンデンサ−C29を介してスピ−カ
−SP6に入力され音響再生される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の音響再生装置は、Rチャンネル信号とLチャ
ンネル信号の差信号(R−L)信号を位相遅延させ、再
びRチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算
させる信号処理を行うサラウンド回路のRチャンネル側
の出力がR+Δt(R−L)、Lチャンネル側の出力が
L−Δt(R−L)となり、サラウンドの効果を出すた
めに、Δt(R−L)の成分を多くミキシングすると、
RチャンネルとLチャンネルの同相成分の比率が下が
る。特に、ボ−カルを有したソ−スにおいては一般的に
ボ−カルが上記の同相成分である場合が多く、聴感上、
ボ−カルのレベルが下がり後方へ定位するという問題点
を有していた。
うな従来の音響再生装置は、Rチャンネル信号とLチャ
ンネル信号の差信号(R−L)信号を位相遅延させ、再
びRチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算
させる信号処理を行うサラウンド回路のRチャンネル側
の出力がR+Δt(R−L)、Lチャンネル側の出力が
L−Δt(R−L)となり、サラウンドの効果を出すた
めに、Δt(R−L)の成分を多くミキシングすると、
RチャンネルとLチャンネルの同相成分の比率が下が
る。特に、ボ−カルを有したソ−スにおいては一般的に
ボ−カルが上記の同相成分である場合が多く、聴感上、
ボ−カルのレベルが下がり後方へ定位するという問題点
を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、サラ
ウンドの効果を高く、しかもボ−カルのレベルが下がり
後方へ定位することのない音響再生装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
ウンドの効果を高く、しかもボ−カルのレベルが下がり
後方へ定位することのない音響再生装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の音響再生装置は、Rチャンネル信号とLチャ
ンネル信号との差(R−L)信号を位相遅延させて再び
Rチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算さ
せる信号処理を行うサラウンド回路と、そのサラウンド
効果をON/OFFする第一のスイッチと、(R+L)
信号を検出する検出回路と、その検出された(R+L)
信号の内中音域を通過させる帯域フィルタ−と、この帯
域フィルタ−通過後の(R+L)信号を再びRチャンネ
ル及びLチャンネルの信号にそれぞれミキシングするミ
キシング回路と、前記第一のスイッチをサラウンド効果
ONに切り換えた場合にそのミキシング処理がONとな
るように連動させた第二のスイッチとを備えたものであ
る。
に本発明の音響再生装置は、Rチャンネル信号とLチャ
ンネル信号との差(R−L)信号を位相遅延させて再び
Rチャンネル信号及びLチャンネル信号に加算,減算さ
せる信号処理を行うサラウンド回路と、そのサラウンド
効果をON/OFFする第一のスイッチと、(R+L)
信号を検出する検出回路と、その検出された(R+L)
信号の内中音域を通過させる帯域フィルタ−と、この帯
域フィルタ−通過後の(R+L)信号を再びRチャンネ
ル及びLチャンネルの信号にそれぞれミキシングするミ
キシング回路と、前記第一のスイッチをサラウンド効果
ONに切り換えた場合にそのミキシング処理がONとな
るように連動させた第二のスイッチとを備えたものであ
る。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、(R+L)信
号を検出する検出回路により検出した(R+L)信号の
中音域を帯域フィルターで通過させ、再びRチャンネル
とLチャンネルの信号に中音域のRチャンネルとLチャ
ンネルの同相成分を補正することとなり、これによりサ
ラウンド効果を出すために相対的に低下した同相成分が
補正される。
号を検出する検出回路により検出した(R+L)信号の
中音域を帯域フィルターで通過させ、再びRチャンネル
とLチャンネルの信号に中音域のRチャンネルとLチャ
ンネルの同相成分を補正することとなり、これによりサ
ラウンド効果を出すために相対的に低下した同相成分が
補正される。
【0009】
【実施例】以下本発明の音響再生装置の実施例につい
て、図1〜図2を参照しながら詳細に説明する。
て、図1〜図2を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1において、7はサラウンド回路ブロッ
クであり、上述した従来例と同様の回路である。VR1
及びVR2は音量ボリュ−ム、C5〜C17及びC21
はカップリングコンデンサ−、A9及びA10はバッフ
ァ−アンプ、F1及びF3は低音域通過フィルタ−、F
2及びF4は中高音域通過フィルタ−、A11〜A14
はパワ−アンプ、SP1及びSP4は中高音域用スピ−
カ−、SP2及びSP3は低音域用スピ−カ−、R22
〜R33は抵抗、Q1及びQ2はトランジスタ−、C1
9〜C20はコンデンサ−、S2はサラウンドON/O
FF用スイッチであり、サラウンドON/OFF用スイ
ッチS1と連動している。
クであり、上述した従来例と同様の回路である。VR1
及びVR2は音量ボリュ−ム、C5〜C17及びC21
はカップリングコンデンサ−、A9及びA10はバッフ
ァ−アンプ、F1及びF3は低音域通過フィルタ−、F
2及びF4は中高音域通過フィルタ−、A11〜A14
はパワ−アンプ、SP1及びSP4は中高音域用スピ−
カ−、SP2及びSP3は低音域用スピ−カ−、R22
〜R33は抵抗、Q1及びQ2はトランジスタ−、C1
9〜C20はコンデンサ−、S2はサラウンドON/O
FF用スイッチであり、サラウンドON/OFF用スイ
ッチS1と連動している。
【0011】上記サラウンド回路ブロック7のRチャン
ネル出力は、音量ボリュ−ムVR1に接続されて音量設
定され、更に、音量ボリュ−ムVR1の可動片はカップ
リングコンデンサ−C5を介してバッファ−アンプA9
に接続される。バッファ−アンプA9の出力は、中高音
域通過フィルタ−F1及び低音域通過フィルタ−F2に
接続され、中高音域通過フィルタ−F1の出力はカップ
リングコンデンサ−C8、パワ−アンプA11及びカッ
プリングコンデンサ−C14を介して中高音域用スピ−
カ−SP1に接続され、Rチャンネル信号の中高音域を
音響再生する。また、低音域通過フィルタ−F2の出力
は、カップリングコンデンサ−C9、抵抗R24、カッ
プリングコンデンサ−C10、パワ−アンプA12及び
カップリングコンデンサ−C15を介して、低音域用ス
ピ−カ−SP2に接続され、Rチャンネル信号の低音域
を音響再生する。
ネル出力は、音量ボリュ−ムVR1に接続されて音量設
定され、更に、音量ボリュ−ムVR1の可動片はカップ
リングコンデンサ−C5を介してバッファ−アンプA9
に接続される。バッファ−アンプA9の出力は、中高音
域通過フィルタ−F1及び低音域通過フィルタ−F2に
接続され、中高音域通過フィルタ−F1の出力はカップ
リングコンデンサ−C8、パワ−アンプA11及びカッ
プリングコンデンサ−C14を介して中高音域用スピ−
カ−SP1に接続され、Rチャンネル信号の中高音域を
音響再生する。また、低音域通過フィルタ−F2の出力
は、カップリングコンデンサ−C9、抵抗R24、カッ
プリングコンデンサ−C10、パワ−アンプA12及び
カップリングコンデンサ−C15を介して、低音域用ス
ピ−カ−SP2に接続され、Rチャンネル信号の低音域
を音響再生する。
【0012】サラウンド回路ブロック7のLチャンネル
出力も同様に、音量ボリュ−ムVR2に接続されて音量
設定され、更に、音量ボリュ−ムVR2の可動片はカッ
プリングコンデンサ−C6を介してバッファ−アンプA
10に接続され、そのバッファ−アンプA10の出力
は、中高音域通過フィルタ−F4及び低音域通過フィル
タ−F3に接続され、中高音域通過フィルタ−F4の出
力はカップリングコンデンサ−C13、パワ−アンプA
14及びカップリングコンデンサ−C17を介して中高
音域用スピ−カ−SP4に接続され、Lチャンネル信号
の中高音域を音響再生し、低音域通過フィルタ−F3の
出力は、カップリングコンデンサ−C11、抵抗R2
6、カップリングコンデンサ−C12、パワ−アンプA
13、及びカップリングコンデンサ−C16を介して、
低音域用スピ−カ−SP3に接続され、Lチャンネル信
号の低音域を音響再生する。
出力も同様に、音量ボリュ−ムVR2に接続されて音量
設定され、更に、音量ボリュ−ムVR2の可動片はカッ
プリングコンデンサ−C6を介してバッファ−アンプA
10に接続され、そのバッファ−アンプA10の出力
は、中高音域通過フィルタ−F4及び低音域通過フィル
タ−F3に接続され、中高音域通過フィルタ−F4の出
力はカップリングコンデンサ−C13、パワ−アンプA
14及びカップリングコンデンサ−C17を介して中高
音域用スピ−カ−SP4に接続され、Lチャンネル信号
の中高音域を音響再生し、低音域通過フィルタ−F3の
出力は、カップリングコンデンサ−C11、抵抗R2
6、カップリングコンデンサ−C12、パワ−アンプA
13、及びカップリングコンデンサ−C16を介して、
低音域用スピ−カ−SP3に接続され、Lチャンネル信
号の低音域を音響再生する。
【0013】また、バッファ−アンプA9の出力より抵
抗R22を介して、更に、バッファ−アンプA10の出
力より抵抗R23を介して、カップリングコンデンサ−
C7の一方の端子に接続され、カップリングコンデンサ
−C7の他方の端子は、トランジスタ−Q1のエミッタ
−に接続される。ここで、抵抗R22とR23は、(R
+L)信号を検出する検出回路としての働きをしてい
る。更に、トランジスタ−Q1は、ベ−ス接地のアンプ
を構成しており、R30はエミッタ−抵抗でありトラン
ジスタ−Q1のエミッタ−とア−ス間に接続され、R2
9はベ−ス抵抗であり、トランジスタ−Q1のベ−スと
コレクタ−間に接続され、C18はベ−ス接地用コンデ
ンサ−であり、トランジスタ−Q1のベ−スとア−ス間
に接続される。
抗R22を介して、更に、バッファ−アンプA10の出
力より抵抗R23を介して、カップリングコンデンサ−
C7の一方の端子に接続され、カップリングコンデンサ
−C7の他方の端子は、トランジスタ−Q1のエミッタ
−に接続される。ここで、抵抗R22とR23は、(R
+L)信号を検出する検出回路としての働きをしてい
る。更に、トランジスタ−Q1は、ベ−ス接地のアンプ
を構成しており、R30はエミッタ−抵抗でありトラン
ジスタ−Q1のエミッタ−とア−ス間に接続され、R2
9はベ−ス抵抗であり、トランジスタ−Q1のベ−スと
コレクタ−間に接続され、C18はベ−ス接地用コンデ
ンサ−であり、トランジスタ−Q1のベ−スとア−ス間
に接続される。
【0014】また、抵抗R28とコンデンサ−C19は
並列接続されトランジスタ−Q1のコレクタ−負荷とな
り接続点の一方はトランジスタ−Q1のコレクタ−に接
続され、他方は電源に接続される。更に、トランジスタ
−Q1のコレクタ−は、コンデンサ−C20及びコンデ
ンサ−C21を介してトランジスタ−Q2のベ−スに接
続される。トランジスタ−Q2はエミッタ−ホロワ−を
構成しており、R31はバイアス抵抗でありトランジス
タ−Q2のベ−スとコレクタ−間に接続され、R33は
エミッタ−抵抗でありトランジスタ−Q2のエミッタ−
とア−ス間に接続され、トランジスタ−Q2のコレクタ
−は電源に接続される。コンデンサ−C20とコンデン
サ−C21の接続点は、抵抗R32を介して接地される
と共に、サラウンドON/OFFスイッチS2のOFF
側端子に接続される。また、サラウンドON/OFFス
イッチS2のON側端子は開放であり、共通端子は接地
される。ここで、抵抗R28とコンデンサ−C19から
なる低音域通過フィルタ−と抵抗R32とコンデンサ−
C20からなる高音域通過フィルタ−の組合わせからな
る中音域を通過させる帯域フィルタ−F5を構成する。
並列接続されトランジスタ−Q1のコレクタ−負荷とな
り接続点の一方はトランジスタ−Q1のコレクタ−に接
続され、他方は電源に接続される。更に、トランジスタ
−Q1のコレクタ−は、コンデンサ−C20及びコンデ
ンサ−C21を介してトランジスタ−Q2のベ−スに接
続される。トランジスタ−Q2はエミッタ−ホロワ−を
構成しており、R31はバイアス抵抗でありトランジス
タ−Q2のベ−スとコレクタ−間に接続され、R33は
エミッタ−抵抗でありトランジスタ−Q2のエミッタ−
とア−ス間に接続され、トランジスタ−Q2のコレクタ
−は電源に接続される。コンデンサ−C20とコンデン
サ−C21の接続点は、抵抗R32を介して接地される
と共に、サラウンドON/OFFスイッチS2のOFF
側端子に接続される。また、サラウンドON/OFFス
イッチS2のON側端子は開放であり、共通端子は接地
される。ここで、抵抗R28とコンデンサ−C19から
なる低音域通過フィルタ−と抵抗R32とコンデンサ−
C20からなる高音域通過フィルタ−の組合わせからな
る中音域を通過させる帯域フィルタ−F5を構成する。
【0015】更にトランジスタ−Q2のコレクタ−は、
抵抗R25を介して抵抗R24とカップリングコンデン
サ−C10の接続点に接続されると共に、抵抗R27を
介して抵抗R26とカップリングコンデンサ−C12の
接続点に接続される。ここで、抵抗R25とR27は、
上記帯域フィルターF5を通過後の信号を再びRチャン
ネル及びLチャンネルの信号にそれぞれミキシングする
ミキシング回路を構成する。
抵抗R25を介して抵抗R24とカップリングコンデン
サ−C10の接続点に接続されると共に、抵抗R27を
介して抵抗R26とカップリングコンデンサ−C12の
接続点に接続される。ここで、抵抗R25とR27は、
上記帯域フィルターF5を通過後の信号を再びRチャン
ネル及びLチャンネルの信号にそれぞれミキシングする
ミキシング回路を構成する。
【0016】以上のように構成された音響再生装置につ
いて、以下その動作について説明する。サラウンド回路
ブロック7の動作は従来例と同様である。バッファ−ア
ンプA9のRチャンネル信号とバッファ−アンプA10
のLチャンネル信号を、抵抗R22及び抵抗R23によ
り(R+L)信号を検出し、トランジスタ−Q1により
電圧増幅を行う。更に、帯域フィルタ−F5を通し、エ
ミッタ−フォロワ−Q2をバッファ−として、Rチャン
ネル側には抵抗R25を介してミキシングし、Lチャン
ネル側には抵抗R27を介してミキシングする。また、
サラウンドON/OFFスイッチS2の動作はOFFの
場合に信号ラインが接地され、(R+L)信号は出力さ
れなくなる。
いて、以下その動作について説明する。サラウンド回路
ブロック7の動作は従来例と同様である。バッファ−ア
ンプA9のRチャンネル信号とバッファ−アンプA10
のLチャンネル信号を、抵抗R22及び抵抗R23によ
り(R+L)信号を検出し、トランジスタ−Q1により
電圧増幅を行う。更に、帯域フィルタ−F5を通し、エ
ミッタ−フォロワ−Q2をバッファ−として、Rチャン
ネル側には抵抗R25を介してミキシングし、Lチャン
ネル側には抵抗R27を介してミキシングする。また、
サラウンドON/OFFスイッチS2の動作はOFFの
場合に信号ラインが接地され、(R+L)信号は出力さ
れなくなる。
【0017】図2は、サラウンドONの場合の各スピ−
カからの音響再生出力特性を示したものであり、Aは低
音域フィルタ−F2或いはF3を介して低音域用スピ−
カSP2或いはSP3より音響再生される信号レベル、
Bは中高音域フィルタ−F1或いはF4を介して中高音
域用スピ−カSP1或いはSP4より音響再生される信
号レベル、Cは低音域用スピ−カSP2或いはSP3よ
り音響再生される(R+L)信号レベルである。
カからの音響再生出力特性を示したものであり、Aは低
音域フィルタ−F2或いはF3を介して低音域用スピ−
カSP2或いはSP3より音響再生される信号レベル、
Bは中高音域フィルタ−F1或いはF4を介して中高音
域用スピ−カSP1或いはSP4より音響再生される信
号レベル、Cは低音域用スピ−カSP2或いはSP3よ
り音響再生される(R+L)信号レベルである。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、Rチャンネル信
号とLチャンネル信号の差信号(R−L)信号を位相遅
延させて、再びRチャンネル及びLチャンネル信号に加
算、減算させる信号処理を行うサラウンド回路と、その
サラウンド効果をON/OFFする第一のスイッチと、
(R+L)信号を検出する検出回路と、その検出された
(R+L)信号の内中音域を通過させる帯域フィルタ−
と、この帯域フィルタ−通過後の(R+L)信号を再び
Rチャンネル及びLチャンネルの信号にそれぞれミキシ
ングするミキシング回路と、前記第一のスイッチをサラ
ウンド効果ONに切り換えた場合にそのミキシング処理
がONとなるように連動させた第二のスイッチとを備
え、サラウンド効果ONにおいて位相遅延された(R−
L)信号をミキシングすることにより相対的に低下する
RチャンネルとLチャンネルの同相成分を(R+L)信
号を検出し再びRチャンネル及びLチャンネルの信号に
それぞれミキシングすることにより相対的に低下するR
チャンネルとLチャンネルの同相成分を(R+L)信号
を検出し再びRチャンネル及びLチャンネルの信号にそ
れぞれミキシング設けることにより、サラウンドの効果
を高くしかも、ボ−カルのレベルが下がり後方へ定位す
ることのない音響再生をすることができる。
号とLチャンネル信号の差信号(R−L)信号を位相遅
延させて、再びRチャンネル及びLチャンネル信号に加
算、減算させる信号処理を行うサラウンド回路と、その
サラウンド効果をON/OFFする第一のスイッチと、
(R+L)信号を検出する検出回路と、その検出された
(R+L)信号の内中音域を通過させる帯域フィルタ−
と、この帯域フィルタ−通過後の(R+L)信号を再び
Rチャンネル及びLチャンネルの信号にそれぞれミキシ
ングするミキシング回路と、前記第一のスイッチをサラ
ウンド効果ONに切り換えた場合にそのミキシング処理
がONとなるように連動させた第二のスイッチとを備
え、サラウンド効果ONにおいて位相遅延された(R−
L)信号をミキシングすることにより相対的に低下する
RチャンネルとLチャンネルの同相成分を(R+L)信
号を検出し再びRチャンネル及びLチャンネルの信号に
それぞれミキシングすることにより相対的に低下するR
チャンネルとLチャンネルの同相成分を(R+L)信号
を検出し再びRチャンネル及びLチャンネルの信号にそ
れぞれミキシング設けることにより、サラウンドの効果
を高くしかも、ボ−カルのレベルが下がり後方へ定位す
ることのない音響再生をすることができる。
【図1】本発明の実施例における音響再生装置の回路構
成図である。
成図である。
【図2】サラウンドONの場合の各スピ−カからの音響
再生出力特性図である。
再生出力特性図である。
【図3】従来例における音響再生装置の回路構成図であ
る。
る。
1 Rチャンネル信号入力端子 2 Lチャンネル信号入力端子 3 (R−L)信号検出回路 5 位相遅延回路 7 サラウンド回路 F5 帯域フィルター R22,R23 (R+L)信号検出回路を構成する抵
抗 R25,R27 ミキシング回路を構成する抵抗
抗 R25,R27 ミキシング回路を構成する抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 Rチャンネル信号とLチャンネル信号と
の差(R−L)信号を位相遅延させて再びRチャンネル
信号及びLチャンネル信号に加算、減算させる信号処理
を行うサラウンド回路と、そのサラウンド効果をON/
OFFする第一のスイッチと、(R+L)信号を検出す
る検出回路と、その検出された(R+L)信号の内中音
域を通過させる帯域フィルターと、この帯域フィルター
通過後の(R+L)信号を再びRチャンネル及びLチャ
ンネルの信号にそれぞれミキシングするミキシング回路
と、前記第一のスイッチをサラウンド効果ONに切り換
えた場合にそのミキシング処理がONとなるように連動
させた第二のスイッチとを備え、サラウンド効果ONに
おいて位相遅延された(R−L)信号をミキシングする
ことにより相対的に低下するRチャンネルとLチャンネ
ルの同相成分を(R+L)信号を検出し再びRチャンネ
ル及びLチャンネルの信号にそれぞれミキシングするこ
とにより補正したことを特徴とする音響再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3206695A JP2949942B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 音響再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3206695A JP2949942B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 音響再生装置 |
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1991
- 1991-08-19 JP JP3206695A patent/JP2949942B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0549100A (ja) | 1993-02-26 |
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