JPH0613313Y2 - 合成樹脂製床材 - Google Patents

合成樹脂製床材

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JPH0613313Y2
JPH0613313Y2 JP19635687U JP19635687U JPH0613313Y2 JP H0613313 Y2 JPH0613313 Y2 JP H0613313Y2 JP 19635687 U JP19635687 U JP 19635687U JP 19635687 U JP19635687 U JP 19635687U JP H0613313 Y2 JPH0613313 Y2 JP H0613313Y2
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JP
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synthetic resin
hollow
rib
floor material
wall
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昭八 清水
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Mirai Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は配線ピット部を有する合成樹脂製床材の改良に
関する。
(従来の技術) 従来、配線用床材は、その上に机、椅子及び重量の大き
なOA機器等が載置されたり、人が歩行する関係上、ア
ルミニウム等の金属、パーティクル材の合板、コンクリ
ート等から製作されている。
近年、軽量化を図るため、配線ピット部を有する合成樹
脂製床材が多く提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 然しながら、上述のように配線用床材は、充分な強度を
備えていることが必要であり、プラスチック製の床材で
この強度をもたせるためには、成形品の肉厚を厚くしな
ければならず、そのため重量が大きくなってコストが高
くなるという問題があった。肉厚を薄くして軽量化を図
るには、補強用のリブ等を設けて強度を確保することが
考えられるが、この場合、通信線等を収納するピットが
碁盤目状、放射状等複雑に形成される関係上、成形型が
複雑になり、成形型費が上昇するばかりでなく、成形時
間が長くなるといった問題があった。
そこで、本考案の目的は軽量で充分な強度を備えるとと
もに、成形が容易な合成樹脂製床材を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述した問題点を解決するためになされたもの
であって、 載置部と配線ピット部とを備え、ブロー成形により一体
に形成される合成樹脂製床材であって、 載置部は、中空体で形成され、下方に開口する中空な上
リブが設けられた上壁と、上方に開口する中空な下リブ
が該上リブと交差する方向に設けられた下壁とを有し、 前記両リブが交差する部位において、両リブ基端部が一
体化され、該上壁と下壁との連結部が形成されてなるこ
とを特徴とする合成樹脂製床材である。
(作用) 上記した構成により、合成樹脂製床材は、ブロー成形に
より肉厚が均等に形成される。また、載置部は、中空体
で形成され、上壁には中空な上リブが設けられて剛性が
高く、下壁には上リブと交差する方向に中空な下リブが
設けられて剛性が高くなり、しかも、上壁と下壁が連結
部において一体化されているので、軽量であっても充分
な強度を有する。
(実施例) 以下本考案を具体化した合成樹脂製床材の一実施例を添
付の図面に従って説明する。
第1図は合成樹脂製床材の一実施例を表す一部切欠平面
図、第2図は床材の全体を表す斜視図、第3図は床材の
全体を表す平面図、第4図は同じくその底面図、第5図
は床材の上面に仕上材を載置した状態を表す斜視図、第
6図は床材の正面図、第7図は床材の第1図に示すA−
A線断面図、第8図は床材の第1図におけるB−B線断
面図、第9図及び第10図は別の製造方法にて形成され
た床材を示し、第9図は第1図に示すA−A線に相当す
る位置における断面図、第10図はその全体を表す平面
図である。
第2図及び第3図等に示すように、全体を正四角板状に
形成した合成樹脂製床材(1)は、複数個の載置部(3)と、
断面略U字状をなし碁盤目状に交差して設けられた縦横
各4本の配線ピット部(2)とから構成されている。前記
配線ピット部(2)は複数枚の床材(1)が互いに正しく隣接
するように床面に敷設されると、隣接する床材(1)の配
線ピット部(2)と対応して一直線状となるように連結さ
れるようになっている。そして、この配線ピット部(2)
にはOA機器等の電源コード又は通信線等(図示しな
い)が挿通されることとなる。尚、前記床材(1)の一辺
の長さは1000mm、配線ピット部(2)の間隔は250mm、開口
幅は40mmである。また、前記床材(1)は配線ピット部(2)
の底部が薄肉となっているため、同部において容易に折
曲することができ、底面の不陸にも対応するようになっ
ている。
載置部(3)は、図7〜図9にも示すように、ブロー成形
により形成され、上壁(4b)と下壁(6b)とから構成される
もので、上壁(4b)と下壁(6b)との間に中空部(3a)が形成
されている。このうち、上壁(4b)には、第3図に示す横
方向に複数本の横溝(4)と複数本の上リブ(4a)が交互に
約20mm間隔で設けられている。これらの上リブ(4a)は、
内面部の下方が中空部(3a)に開口している。
また、下壁(6b)には、上リブ(4a)と直交する方向に複数
本の下リブ(6a)と複数本の縦溝(6)が交互に約30mm間隔
で設けられている。これらの下リブ(6a)は、内面部の上
方が中空部(3a)に開口している。
そして、上壁(4b)と下壁(6b)は、両リブ(4a),(6a)が交
差する部位即ち両溝(4,6)の底部が一体化された連結部
(7)が形成されている。
尚、第3図においてはその右下の載置部(3)にのみ横溝
(4)及び上リブ(4a)を図示したが、実際には全ての載置
部(3)に横溝(4)及び上リブ(4a)が設けられている。ま
た、第4図においてはその右上の裏面部(5)にのみ縦溝
(6)及び下リブ(6a)を図示したが、実際には全ての裏面
部(5)に縦溝(6)及び下リブ(6a)が設けられている。
又、前記配線ピット部(2)に面する載置部(3)の上端縁部
には段部(3b)が設けられている。
前記床材(1)の上面にはゴムシート(20a)上に化学繊維(2
0b)を植設した柔軟な仕上材(20)が直置きされるように
なっている。この仕上材(20)の裏面には第7図及び第8
図に示すように、前記段部(3b)間に架け渡されるように
載置される鋼板(21a)が貼着されている。前記鋼板(21a)
は前記配線ピット部(2)を塞いで床材(1)上面を平坦にす
るとともに、仕上材(20)が床材(1)上でその位置がずれ
るのを防止することができる。尚、第5図に示すように
縦横に形成した配線ピット部(2)の交差部を塞ぐ正四角
板状の鋼板(21b)は、仕上材(20)の裏面には貼着してい
ない。
次に、この床材(1)の製造方法について説明すると、ま
ず床材(1)の載置部(3)に対応する凹部と、各配線ピット
部(2)、横溝(4)及び縦溝(6)等に対応する凸部とを内面
に設けたブロー成形用の型(図示せず)を設ける。そし
て、この型内に合成樹脂製のパリソン(図示せず)を挿
入して型締めする。型内には、各載置部(3)に対応する
位置に空気吹込口が設けられており、型締め時に、空気
吹込口がパリソンに突き刺さり、パリソンの内部が圧縮
空気源に連通するようになる。そこで、空気吹込口から
前記パリソン内に空気を吹き込む。すると、パリソンが
型内に圧接されて、上リブ(4a)及び下リブ(6a)が形成さ
れるとともに横溝(4)及び縦溝(6)の底辺部が一体化さ
れ、ここが連結部(7)となって、上壁(4b)と下壁(6b)が
結合される。そして、圧縮空気が吹き込まれた内部が中
空部(3a)となり、載置部(3)、配線ピット部(2)が一体形
成される。
前記のように構成した床材(1)は、ブロー成形により肉
厚が均等に形成される。また、載置部(3)は、中空部(3
a)を有し、上壁(4b)に上リブ(4a)が設けたので剛性が高
くなり、下壁(6b)に上リブ(4a)と交差する方向に下リブ
(6a)が設けたので剛性が高くなる。しかも、上壁(4b)と
下壁(6b)が連結部(7)において一体化されているので、
床材(1)は内部に中空部(3a)を備えた合成樹脂のブロー
成形による軽量なものでありながら、その載置部(3)に
おける強度は非常に大きなものとなる。即ち、前記床材
(1)においてはその上に机、椅子及び重量の大きなOA
機器等を載置しても破損するようなことはない。
又、この床材(1)においては複数本の配線ピット部(2)が
碁盤目状に正しく交差するように凹設されているため、
OA機器等の電源コードや通信ケーブル等の床下配線を
効率よく行うことができる。
さらに、配線ピット部(2)を塞ぐ鋼板(21a)は仕上材(20)
の裏面に貼着されているため、配線ピット部(2)内に挿
通された前記電源コード等を容易に引き出すことができ
る。
尚、前記実施例においては、各載置部(3)の中空部(3a)
に直接空気を吹き込むようにして床材(1)を形成した
が、以下のようにして実施してもよい。
即ち、第9図及び第10図等に示すように前記各載置部
(3)の中空部(3a)を、その少なくとも一側方に隣接する
少なくとも一以上の中空部(3a)と配線ピット部(2)の底
部に設けた通気部(8)の通気孔(8a)を介して互いに連結
するようにする。さらに、第10図における下部中央の
載置部(3)の正面には、空気吹込口(9)を設ける。そし
て、第10図に矢印で示すように空気を、床材(1)の下
部中央にある載置部(3)の中空部(3a)内から通気孔(8a)
を介して床材(1)の中央部、左右及び上部にある載置部
(3)の中空部(3a)内へと順次吹き込むようにして、床材
(1)に載置部(3)、配線ピット部(2)、横溝(4)及び縦溝
(6)等を一体成形する。
前記のように構成した床材(1)の作用について説明する
と、この床材(1)においては各中空部(3a)が通気孔(8a)
によって連結されているため、ブロー成形による一体成
形によって容易に製造可能である。尚、この床材(1)な
おいては前記通気部(8)を後工程で削り取れば、配線ピ
ット部(2)の底部は薄肉となり、前記実施例と同様に床
材(1)はその薄肉部において容易に屈曲するため、床面
の不陸に対応することができる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、碁
盤目状の配線ピット部(2)に代えて、放射状又は平行の
ピットを床材(1)に設けて実施する等、本考案の趣旨か
ら逸脱しない範囲で適宜変更して実施してもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案に係る合成樹脂製床材にお
いては、載置部と配線ピット部とを備え、ブロー成形に
より一体に形成される合成樹脂製床材であって、 載置部は、中空体で形成され、下方に開口する中空な上
リブが設けられた上壁と、上方に開口する中空な下リブ
が該上リブと交差する方向に設けられた下壁とを有し、 前記両リブが交差する部位において、両リブ基端部が一
体化され、該上壁と下壁との連結部が形成されているの
で、合成樹脂のブロー成形により容易に一体成形できる
とともに、軽量で充分な強度を備えたものとすることが
できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は合成樹脂製床材の一実施例を表す一部切欠平面
図、第2図は床材の全体を表す斜視図、第3図は床材の
全体を表す平面図、第4図は同じくその底面図、第5図
は床材の上面に仕上材を載置した状態を表す斜視図、第
6図は床材の正面図、第7図は床材の第1図に示すA−
A線断面図、第8図は床材の第1図におけるB−B線断
面図、第9図及び第10図は別の製造方法にて形成され
た床材を示し、第9図は第1図に示すA−A線に相当す
る位置における断面図、第10図はその全体を表す平面
図である。 符号の説明 1……合成樹脂製床材、2……配線ピット部、 3……載置部、3a……中空部、4a……上リブ、 4b……上壁、6a……下リブ、6b……下壁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置部と配線ピット部とを備え、ブロー成
    形により一体に形成される合成樹脂製床材であって、 載置部は、中空体で形成され、下方に開口する中空な上
    リブが設けられた上壁と、上方に開口する中空な下リブ
    が該上リブと交差する方向に設けられた下壁とを有し、 前記両リブが交差する部位において、両リブ基端部が一
    体化され、該上壁と下壁との連結部が形成されてなるこ
    とを特徴とする合成樹脂製床材。
  2. 【請求項2】前記上リブ及び下リブは、互いに直交する
    方向に設けられたものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の合成樹脂製床材。
JP19635687U 1987-12-23 1987-12-23 合成樹脂製床材 Expired - Lifetime JPH0613313Y2 (ja)

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JPH0198845U JPH0198845U (ja) 1989-07-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8921205B2 (en) 2002-08-14 2014-12-30 Asm America, Inc. Deposition of amorphous silicon-containing films

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JP2524646B2 (ja) * 1990-04-03 1996-08-14 共同カイテック株式会社 フロアパネル
JP2509354Y2 (ja) * 1990-04-17 1996-09-04 共同カイテック株式会社 フロアパネル
JP2900574B2 (ja) * 1990-10-05 1999-06-02 コクヨ株式会社 床部材
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